スズランの花言葉|色別の花言葉や由来、怖い意味を徹底解説!

スズランの花言葉|色別の花言葉や由来、怖い意味を徹底解説!
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

コロンとした花と、空に向かってスッと伸びる葉のバランスが美しいスズラン。清潔感と優しい雰囲気をもつスズランは、春の到来を告げる花として大変人気のある植物です。世界でも気持ちを伝える贈りものとしてよく使われていますよ。そんな素敵なスズランの花言葉にはどのような言葉があるのか、あなたは詳しくご存知でしょうか? 今回は
  • スズランの基本的な情報
  • スズランの素晴らしい花言葉
  • スズランの花言葉・英語編フランス語編
  • スズランの花言葉に悪い意味はある?
  • スズランを贈るのにふさわしいシーンは?
をご紹介します。 スズランを贈ろうと考えているならば、花言葉の意味をしっかり調べてからをおすすめします。もし悪い意味の花言葉があるのを知らずに花を贈ってしまったら、大変失礼な行動となってしまいますよ。この記事ではスズランの花言葉について正しい知識と、贈るのにふさわしいシーンを詳しくご紹介します。実際にスズランを贈った方のエピソードもたくさん公開していますよ。ぜひ参考にしてくださね。

スズラン(すずらん・鈴蘭)ってどんな植物なの?

すがすがしい緑の葉の合間に、白い花が揺れるように咲くスズラン。清らかでピュアなイメージもあるスズランですが、原産地や名前の由来などをあなたはご存知でしょうか?スズランの花言葉をご紹介する前に、スズランがどのような植物なのかを詳しく解説します。スズランに関する歴史的な神話などもあり、とても興味深いですよ。

日本と中国が原産地であるキジカクシ科の植物

鈴蘭は日本と中国が原産地のキジカクシ科の植物です。キジカクシ科という言葉はあまり聞きなじみのない方もいるかもしれませんが、オリヅルランやヒヤシンスも同じキジカクシ科の植物ですよ。鈴蘭は葉の方が背が高く、葉に隠れるようにひっそりと花が咲く姿が特徴的です。日本国内では本州中部より北部、特に北海道などに自生しています。北海道のような冷涼な気候を好み高温多湿に弱いためあまり丈夫ではなく、日本原産の鈴蘭はほとんど流通していません。現在日本で1番多く栽培されよく見かけるスズランは、ヨーロッパが原産のドイツスズランドイツスズランは日本のスズランよりもサイズが大きく、丈夫な性質を持っていますよ。

花が鈴のように見えることが名前の由来

スズラン(鈴蘭)の名前の由来は、その花の姿が鈴のように見えることからです。お寺などの釣鐘にも似ていますが、お祭りで使うヒモが付いた鈴の方に似ているのが語源のようですね。葉の形がラン科の植物にも似ており、香りもランに似たいい香りがあるため名前に「蘭」が入っていますが、両者はまったく別の種類の植物ですよ。

花色は白色やピンク・赤などがある

スズランの花の色は白色・ピンク・赤色などがあります。スズランの開花時期は4月~6月ですが、冷涼な気候を好み高温多湿に弱いため、見ごろは夏前の5月ごろ。花が咲いたあとはかわいらしい赤い実がつきます。白い花とは全く違った風情になり、スズランの姿で季節の移り変わりも楽しめますね。1つ注意したいのが「スズランは強い毒性をもっている」ということ。特に根や花に多く含まれているので、食卓やキッチンには飾らない方がいいかもしれません。取り扱いにはくれぐれも注意してくださいね。

名前が似ているアオスズラン(青鈴蘭)は別の植物

「あれ?青スズランと呼ばれている鈴蘭はなかった?」と思った方は、植物にとてもお詳しい方ですね。別名「アオスズラン」と呼ばれている花は、正式名称「エゾスズラン」のことです。エゾスズランはラン科の植物であり、キジカクシ科のスズランとは違う種類の植物なのですね。スッと伸びた茎と下向きに咲く花が並ぶ様子は、確かにスズランと似ています。花の色は、青と言うよりかは茎と同じ緑色に近い色合い。名前にエゾとついていますが、北海道から九州まで幅広い地域に自生していますよ。

スズランに関する神話が語り継がれている

スズランには多くの神話が語り継がれていますが、その中でも特に有名なのがイギリスのサセックス地方に伝わるお話しです。
イギリスのセント・レオナードは森の守護神で、森の中で修業を重ねていました。そこにドラゴンが現れ、セント・レオナードに戦いを挑んできます。セント・レオナードは大変強い守護神でしたが、そのドラゴンを倒すために3日3晩かかったそうです。なんとかドラゴンには勝利しましたが、セント・レオナードも瀕死の重傷を負い、力尽きてしまいます。すると彼の血がかかった地面からは美しいスズランが咲き始めました。スズランは森の精霊たちが彼の勇敢さをたたえ、魂をなぐさめるために咲かせた聖なる花と言われています。
このお話は今でも現地の方に語り継がれていますよ。このような壮絶な伝説があったと知ると、悲しくも美しいスズランの魅力をより感じられますね。

スズランにはどんな種類の花言葉があるの?

それではスズランにはどのような種類の花言葉があるのかご紹介します。スズランの贈ろうと考えている方、家に飾ろうと考えている方は、正しい花言葉を知りたいですよね。すこし怖い意味のある花言葉もありますから、そのような花は避けたいもの。スズランの花言葉について正しい知識を増やしていきましょう。

そもそも花言葉とは?

花言葉とはその植物の生育過程や、花のイメージから付けられた言葉です。元々は17世紀ごろのトルコで「言葉や文字に頼らずに気持ちを伝えたい」という想いから始まった習慣のこと。贈る花に自分の気持ちを託したのですね。言葉に出して伝えるには照れくさいときや、本当の気持ちを伝えるには少し勇気が必要なときでも、花言葉を添えたフラワーギフトならスマートに気持ちを伝えることができますね。

スズランには結婚式に合う幸せな花言葉をもつ

スズランには結婚式にもぴったりな幸せを感じさせる花言葉があります。代表的な花言葉を集めてみました。
  • 再び幸せが訪れる
  • 純粋・純潔
  • 意識しない美しさ
  • 希望
  • 謙虚
どれも美しい花嫁さんにもふさわしい、清らかなイメージの花言葉ですね。1つずつ詳しく見ていきましょう。

【再び幸せが訪れる】

スズランの花言葉の1つ目は「再び幸せが訪れる」です。ヨーロッパなどの寒い国々では、長く厳しい冬が終わって春が来たことを喜ぶ風習がありますよ。暖かな春の訪れとともに可憐に咲き始めるスズランの美しさを、幸せが再来したとして楽しんだのですね。

【純粋・純潔】

スズランの花言葉の2つ目は「純粋・純潔」です。純白のスズランにぴったりの花言葉とも言えますね。ヨーロッパでは「聖母マリアの涙」と呼ばれ、聖母マリアを象徴する花として親しまれてきました。緑色の葉ともよく映え、より一層清らかな印象を与えるスズランは、純潔を守る花嫁と重なるイメージがありますね。

【意識しない美しさ】

スズランの花言葉の3つ目は「意識しない美しさ」です。過度な装飾はなく、いたってシンプルな花の形状ながらあふれ出すスズランの美しさ。その清潔な美しさは昔から多くの人々に愛されてきました。結婚式の会場や花嫁さんのブーケの花材としても使われることも多いスズランですが、思わず納得の素敵な花言葉ですね。

【希望】

スズランの花言葉の4つ目は「希望」です。細い茎にそって順番に美しい花が並ぶスズランの姿は、幸福な未来への希望が続いているようにも見えますね。また前述の通り、ヨーロッパなどの北国では春の訪れとともにスズランが開花します。新しい季節への希望を感じさせる存在、という意味も込められていそうですね。

【謙虚】

スズランの花言葉の5つ目は「謙虚」です。これはスズランの花が大きな葉に隠れてひっそりと可憐に咲いている様子から付けられたと言われています。日本のスズランは和名では「君影草」と呼ばれており、男性(=葉)に隠れているような奥ゆかしい女性の姿を連想させますね。それ以外にもけばけばしい花姿ではなく慎ましい印象を感じるため「謙虚」という花言葉がついたのかもしれませんね。

色別にも花言葉がある

スズランにはピンクや白色の花がありますが、それぞれの色によって花言葉も異なりますよ。花の色が変わると全体の雰囲気も変わってきますね。花言葉に合わせて、贈り物のシーンを選ぶとより心のこもった素敵なギフトになりそうです。それでは色別の花言葉を詳しく見ていきましょう。

ピンク=【かわいらしい】【愛らしい】

ピンクのスズランの花言葉は「かわいらしい」「愛らしい」です。愛する人からピンクのスズランをもらったら、その可愛らしい姿と花言葉でとても幸せな気持ちになれそうですね。あでやかなピンクというよりは、乙女がほほを染めたように可憐な薄桃色のピンクスズラン。ドイツスズランの1種で、想いを伝える花としてぴったりですね。

白い色=【純愛】【幸福】【約束】

白いスズランの花言葉は「純愛」「幸福」「約束」です。楚々とした美しい花と、素敵な花言葉をもつスズラン。恋人や大切な人へ贈るのにぴったりの花ですね。穏やかな幸せを誓い合う結婚式などにもふさわしい花と言えるでしょう。実際にイギリス王室の花嫁は白いウェディングブーケを持つのが伝統となっていますが、ダイアナ妃とキャサリン妃のブーケにもそれぞれスズランが使われていました。イギリスでも幸せを象徴する花として古くから認識されていることが分かるエピソードですね。

スズランには海外でも花言葉がついている

スズランには海外でもそれぞれの国によって異なる花言葉がついています。その国の文化や風習によって、花言葉に微妙な違いが生まれることもあるからですね。ここでは英語とフランス語でのスズランの花言葉についてご紹介します。

英語での花言葉

スズランの英語での花言葉は、有名な言葉2つが挙げられます。
  • return of happiness(再び幸せが訪れる)
  • motherhood(母性)
日本のスズランの花言葉に似ている要素がありますね。1つずつ詳しくご紹介します。

【return of happiness(再び幸せが訪れる)】

return of happiness(再び幸せが訪れる)は、日本のスズランの花言葉と同じく、希望や幸福感を感じさせる花言葉です。スズランはとても香りが良く、バラやジャスミンと並んで世界の三大フローラルとも呼ばれていますよ。香水の原料にもなっているほどの魅力的な香りで、プレゼントにもぴったりですね。

【motherhood(母性)】

motherhood(母性)は、キリスト教に関連した花言葉だと考えられます。前述の通りスズランは「聖母マリアの涙」と呼ばれていることもあり、清らかなマリア像とスズランを重ねてイメージしたものではないでしょうか。緑色の葉と純白の花のコントラストは清潔感を感じさせ、まさに「母性」という花言葉がぴったりです。

フランス語での花言葉

スズランのフランス語での花言葉は、有名な言葉3つが挙げられます。
  • bonheur rettouvé(幸せな再会)
  • joie(喜び)
  • e la joie(愛する喜び)
どれも幸福や愛の喜びにあふれた素敵な花言葉です。親しい人への愛情を大切に生きるフランスならではと言えますね。1つずつ詳しく見ていきましょう。

【bonheur rettouvé(幸せな再会)】

スズランはフランス語でMuguet(ミュゲ)と言います。毎年5月1日はフランスを中心に、日ごろからお世話になっている人にスズランを渡して感謝を伝える「スズランの日」と呼ばれていますよ。相手は異性や恋人関係にある人に限らず、家族や友人まで広く贈りあうのだそう。スズランを受け取った人には幸せが訪れると言われていますよ。bonheur rettouvé(幸せな再会)はそのような温かな心のやり取りをイメージして作られた花言葉なのかもしれませんね。

【joie(喜び)】

5月1日にスズランを贈り合うようになったのは、1561年ごろからとされています。当時まだ子どもだったフランス国王シャルル9世が、スズランの花束をもらったのがはじまり。スズランの花束には「受け取った人に幸運が訪れる」という意味があると知り、大変喜んで感動したのだそうです。その喜びを宮廷の女性たちとも共有したいと、5月1日にスズランを贈るようになりました。その習慣が宮廷内だけでなく一般市民の間にも少しずつ広がっていき、スズランを贈り合う習慣が現在でも続いているのですね。スズランの美しさと素晴らしい香りをギフトにし喜びを分かち合う、素敵な習慣であり、ハッピーな花言葉でもありますね。

【e la joie(愛する喜び)】

e la joie(愛する喜び)は、愛の国とも呼ばれるフランスならではの花言葉ですね。シャルル9世のエピソードといい、スズランはまさに愛情や喜び、幸福感にあふれた花であると言えるでしょう。誰かから愛される喜びでなく「愛する相手がそこに存在してくれている。」「いつもそばにいてくれてありがとう。」というメッセージとしても考えることができます。フランスのスズランの日にならい、感謝を伝えたい人へ花言葉とともにスズランの花束を贈るのも素敵ですよ。

スズランの花言葉に怖い意味はある?花言葉の由来を知ろう

スズランの花言葉はよいイメージの言葉ばかりでしたが、怖い意味のある花言葉は隠されているのでしょうか。花言葉には人間のドロドロとした感情など、すこし怖い印象のある言葉もありますね。実際に黄色いバラには「友情」などの明るい花言葉もありますが、裏の花言葉として「嫉妬」と暗い印象を与えてしまう意味も。スズランには隠された怖い花言葉があるのかどうか、由来とともに確かめてみましょう。

怖い意味合いはない

スズランの花言葉には、怖い意味合いのある言葉はありません。いいイメージの花言葉の裏をとるような言葉もありませんので、安心してくださいね。悪い意味や怖い意味のある花は、贈り物としては使いにくいもの。ましてや後からその悪い意味に気付いたなんてことがあったら大変です。スズランにはいい意味の花言葉しかありませんので、ギフトはもちろん結婚式などにも安心して使うことができます。

開花時期から春の訪れを感じることが由来

スズランの花言葉は、開花時期が春の訪れを感じさせる時期と重なっていることから由来しています。ヨーロッパなどの北国では冬が長く、人々は春の訪れを今か今かと待ちわびる習慣がありました。雪が解け、春がやってきたころにスズランが上品に咲いている様子を見て、ヨーロッパの人々は胸躍るような気持ちになったのでしょう。新しい季節への希望をスズランの姿と重ねたのですね。

ピンク色の花で女性らしさがイメージされることから

ピンク色のスズランの花言葉は「かわいらしい」「愛らしい」でしたね。これは可憐でかわいらしく咲く様子から、女性らしさをイメージしたことが由来になっているのかもしれません。控えめな薄桃色の色合いとシンプルな姿は、純粋さや飾らない美しさを表しているようです。素敵な花言葉とあわせて贈れば、大切な人に気持ちがしっかりと伝わる花だと言えるでしょう。

キリスト教では聖母マリアの花とされている

そんなスズランは、キリスト教では聖母マリアの花とされています。先ほども申し上げた通り、スズランは「聖母マリアの涙」とも呼ばれていますよ。これは十字架にはりつけにされたイエス・キリストを見た聖母マリアが涙を落とし、その涙がスズランになったという言い伝えから由来しています。上品でシンプルな立ち姿も、穏やかな聖母マリアのイメージと重なるのかもしれませんね。

5月1日・5月2日・5月28日の誕生花

スズランは5月1日・5月2日・5月28日の誕生花でもあります。誕生花とは生まれた日にちなんで、365日全ての日に特定の花を割り当てたものです。その日を象徴する花をプレゼントすれば、相手はきっと喜んでくれるでしょうね。その花のもつイメージや意味合いなどを考えると、より深い意味のこもった贈り物にできるでしょう。5月1日・5月2日・5月28日が誕生日の方へ、ぜひスズランの贈り物を考えてみてはいかがでしょうか。

いつ贈るべき?スズランの花言葉にあった贈り物のシーン

スズランの花言葉には怖い意味合いはない、ということが分かりました。穏やかな幸福を願う素敵な花言葉ばかりで安心しましたね。縁起やマナーなどが重視されるブライダル業界でもスズランはよく使われているほどです。普段から気持ちを伝えるお花として使っても、全く問題ないと言えますよね。ここからはスズランの花言葉にあわせた贈り物のシーンをご提案します。

家族や友人など大切な人への贈り物に

スズランは家族や友人など、自分にとって大切な人への贈るのもおすすめです。スズランの花言葉は「再び幸せが訪れる」や「純粋」「希望」など、輝かしい未来を願う言葉ばかりだからです。たとえば家族や友人が、入学、新社会人、結婚など人生の節目を迎えたとき。もしくはご両親の退職祝いや誕生日などに贈るのもおすすめですよ。

思いを寄せる女性への贈り物に

白いスズランの花言葉は「純愛」「幸福」「約束」。ピンク色のスズランの花言葉は「かわいらしい」「愛らしい」です。思いを寄せる女性への贈り物としてぴったりの花言葉だと思いませんか。スズランは1年の中でも限られた期間しか出回らない貴重なお花。未来まで一緒にいたいと思わせるような可憐な女性に、フレッシュな想いを手渡してください。

誕生花と同じ誕生日の人の祝いに

スズランは5月1日・5月2日・5月28日の誕生花とされています。この日が誕生日の方に、スズランを贈るのもおすすめですね。特に星座や誕生石など、自分の誕生日にまつわる特別なエピソードが好きな方にぴったりだと言えるでしょう。そのようなことにあまり関心がない方でも、スズランの「再び幸せが訪れる」という素敵な花言葉を知れば、心から喜んでくれると思いますよ。

フランスでは毎年5月1日にお世話になっている人に贈る

フランスでは毎年5月1日が「スズランの日」とされ、日ごろお世話になっている人にスズランを贈る風習があるそうです。恋人やパートナーだけの行事ではなく「誰にでも感謝を伝えあう日」というところが素敵なイベントですよね。スズランを受け取った人には幸福が訪れるとも言われており、お互いに心温まるやりとりができそうです。普段の感謝はもちろん、春が訪れた喜びや未来への希望をも語り合う、そんな素敵な1日になりそうですね。

花言葉の意味を込めたスズランの贈り物の体験談

ここからは花言葉の意味を込めたスズランの贈り物の体験エピソードをご紹介します。実際にスズランを大切な人へ贈った方のお話ですので、参考になるかと思いますよ。
スズランには根や花に強い毒性があるため、贈り物をするときは相手にひとこと添えると安心です。小さなお子さんやペットがいる家では、手の届かない場所に飾るなどの配慮をしてもらうようにしましょう。

昔からの友人の結婚式に

こちらは昔からの友人の結婚式にスズランを贈った方のエピソードです。
イギリス王室の結婚式には白い花、特にスズランがよく使われていると知り、昔からの友人が結婚するときのお祝いとして贈りました。友人はイギリスに留学した経験もあったため「スズランを受け取る人に幸せが訪れる」という意味合いも知っていました。大変喜んでくれたので、記憶に残る素敵な贈り物ができたと思います。
花は記憶に残る贈り物ですね。そのときの香りや気持ちなどが鮮明に思い出されることも。友人関係のお2人にとっても忘れられない思い出となったでしょう。
学生時代の友人が結婚するのにあたり、ウェディングブーケをどうするか悩んでいました。ちょうど季節だったこともあってすずらんを購入し、お祝いとしてプレゼント。すずらんのもつ花言葉のよさや、フランスにある「すずらんの日」のことを一緒に話すと、とても気に入ってくれたようです。実際に彼女の結婚式のブーケにはすずらんを取り入れてくれましたよ。今でも結婚式を思い出す花としてはもちろん、感謝の気持ちを伝えるためにもご主人と贈り合っているそうです。
結婚式の思い出としてだけでなく、感謝の気持ちを伝えるために今でもスズランを贈り合っているのは素敵な習慣ですね。いつまでも結婚当初の気持ちを忘れない、心の通い合ったご夫婦のエピソードです。

彼女との記念日に

つづいては彼女との記念日にスズランを贈った方のエピソードです。
僕は自分の気持ちを言葉に表すのが苦手。いつも彼女に「言葉にして言ってくれなきゃ分からないよ。」と言われていました。理解はしていてもなかなか実行できなかったのですが、スズランの花言葉を知り、これだ!と思ったのです。白いスズランの「純愛」という花言葉に自分の気持ちを込めて記念日にプレゼント。慣れないことなので勇気が必要でしたが、彼女が泣いて喜んでくれたので贈ってよかったと思いました。
花の贈り物のいいところは、花言葉に自分の気持ちを込めて贈れること。普段は照れてしまって言えない言葉も、そのままストレートに伝えることができますよ。
花屋に勤めている姉に、ピンクのスズランの花言葉をたまたま聞いたのがきっかけです。長く付き合っていた彼女に、出会ったころと同じように今でも彼女を「かわいらしい」と思っている気持ちを伝えたくて記念日に贈りました。自分で伝えるのも気恥ずかしかったので花言葉については何も伝えず渡しました。最初は彼女も理解していなかったようですが、何気なく調べたようで、知った後はとても喜んでいましたよ。結婚した今でも、記念日にはピンク色のスズランを贈るのが習慣になっています。
花の贈り物は、何度もらってもそのたびに新鮮な喜びを感じられるものですね。毎年ピンク色のスズランを贈るご夫婦、とっても仲良しでなんともうらやましいエピソードです。

両親の誕生日プレゼントに

最後にご両親の誕生日プレゼントにスズランを贈ったエピソードです。
両親の影響を受けて花が好きだった私は、スズランにいい意味の花言葉があることは知っていました。雑誌でフランスの「スズランの日」の習慣を知り、ガーデニング好きの父の誕生日にスズランを贈ろうと思いつきました。実家を出て一人暮らしをしているので、両親に頻繁に会うことも少なくなってきているこの頃。先日父の誕生日にあわせて帰省したときに、日ごろの感謝を込めてスズランを渡したところとても喜んでくれましたよ。身近な家族だからこそ感謝を伝えたいですし、渡してよかったなと感じました。
離れて暮らしていても、家族の幸せを願う気持ちは変わりません。1人暮らしの娘さんからスズランの贈り物をもらったお父さん、さぞ嬉しかったでしょうね。
母の誕生日が5月2日でした。毎年プレゼントは贈っていましたが、正直ネタ切れ感がいなめなくなってきて…。今年も母の誕生日が近づいてきてどうしようと迷い始めたときに、スズランの花言葉について知る機会がありました。ちょうど母の誕生日も近いし、フランスの習慣なんてちょっとおしゃれですよね。スズランの花言葉を伝えながら母にプレゼントしたら、とっても嬉しそうで去年より喜んでくれましたよ。
フランスの周辺では「スズランの日」の習慣はポピュラーですが、日本ではまだ知る人ぞ知るイベントといった印象です。気持ちのこもったおしゃれな習慣に、お母さんも喜んでくれたことでしょうね。

【まとめ】スズランの花言葉とは?花言葉に合った贈り物のシーンや体験談

上品な雰囲気で人気のあるスズランの花言葉の意味と、贈り物としてふさわしいシーンについてご紹介してきました。 本記事のポイントは
  • 日本と中国に自生している鈴蘭と、ヨーロッパ原産のドイツスズランがあり、主に流通しているのはドイツスズランである。
  • 鈴のような花と、蘭のような芳香が「スズラン」の名前の由来。
  • スズランは「再び幸せが訪れる・純粋・純潔・意識しない美しさ・希望・謙虚」などの明るいイメージの花言葉をもっている。
  • 色別の花言葉もあり、白色は「純愛・幸福」など、ピンク色のスズランは「かわいらしい・愛らしい」という意味がある。
  • 英語やフランス語でも幸福を象徴するような花言葉がつけられている。
  • キリスト教では聖母マリアの花とされ、5月1日・5月2日・5月28日の誕生花でもある。
  • スズランは大切な人へ愛や感謝を伝える贈り物としてふさわしい花である。
ということでした。 スズランの花言葉には、結婚式や花嫁さんにぴったりの素敵な意味がありましたね。大切な人へ日ごろの感謝を伝える「スズランの日」も、日本でもさらに広がると心温まる日になりそうだと感じました。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。