カキツバタの花言葉とは?由来や贈り物の体験談を徹底紹介!

カキツバタの花言葉とは?由来や贈り物の体験談を徹底紹介!
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目次

春が終わり夏直前の時期になると水辺に花を咲かせるカキツバタは、万葉集の歌にも登場するほど古くから親しまれてきた植物。鮮やかな青紫の花が美しいカキツバタには複数の花言葉があり、どれも人を勇気づける前向きなものばかりです。 そこで今回は
  • カキツバタの花言葉
  • アヤメ種(アイリス)の花言葉
  • カキツバタの花言葉の由来
  • カキツバタに似ているアヤメやハナショウブとの違い
  • カキツバタにぴったりな贈り物のシーン
について詳しく解説します。 カキツバタと似ている品種との見分け方やプレゼントにおすすめのシーンを知っておくと、贈り物選びの参考にもなるでしょう。カキツバタの花言葉の意味を含めた贈り物の体験談もご紹介しているため最後までチェックして、ギフトのイメージを膨らませてくださいね。

カキツバタってどんな植物なの?

気品ある青紫色の花びらが特徴のカキツバタ。カキツバタは湿地を好み水中で育つ植物です。歴史も古く平安時代には「カキツバタ」を頭文字にした歌も作られています。他にも万葉集の歌にも度々登場する植物で、古くから人気のあったカキツバタ。江戸時代から品種改良されており、種類も多く存在する品種で似ている種類も多くあるのも特徴です。

東アジアが原産地であるアヤメ科の植物

カキツバタは日本を含む東アジアが原産のアヤメ科の植物です。カキツバタは鮮やかな青紫色の花を咲かせるのが特徴で、古くから観賞用として人気があり親しまれていました。気品ある見た目の一方で耐暑性や耐陰性もあるため、環境さえ整えば初心者でも育てやすい植物です。カキツバタは古くから衣類の色付けにも使用されていたことから「書き付け花」という呼び名が由来となって名づけられたとされています。 日本でも自生しているカキツバタは愛知県の「小堤西池」や京都の「大田の沢」、鳥取県の「唐川湿原」が、三大名所として人気のスポットとして有名です。

夏前の時期に紫色や白い花を咲かせる

カキツバタは水辺で育つ植物で5~6月の夏前の時期に紫色や白の花色で開花します。水辺から60cm前後の高さに咲くカキツバタの花は、凛とした姿で気品あふれる植物です。カキツバタを含むアヤメ科には約50種類もの品種があり、古くは江戸時代から品種改良されてきました。そのため同じような見た目の植物がいくつかあるのも特徴です。

漢字表記では「杜若」「燕子花」の2種類ある

カキツバタの漢字表記には「杜若」と「燕子花」の2種類があります。「杜若」は中国語が由来となっており幸せを運ぶとされるツバメの姿と、花をつけたカキツバタの姿を重ね合わせて付けられました。ただし中国では杜若と書いてもカキツバタとは読まず「ヤブミョウガ」と読みます。「燕子花」もカキツバタがツバメに似ている姿が由来で、漢字表記を当て字にして付けられました

アヤメ種であるアヤメやハナショウブと似ている

カキツバタは品種の多いアヤメ科の植物であるため、同じ仲間でもある「アヤメ」や「ハナショウブ(花菖蒲)」ともよく似ています。カキツバタは幅広く柔らかな葉を持ち、水辺で育つ植物。花びらには中央に向かって白い縦模様があるのも特徴です。一方でアヤメは乾燥した場所を好み陸地で育ち、葉は細長く硬いのが特徴。ハナショウブは湿地と乾燥どちらでも育つ一方で、カキツバタほど暑さや耐陰性はありません。一見すると見分けがつきませんが、葉の付き方や育つ環境を知っておくと違いがわかりやすくなるでしょう。

カキツバタにはどんな種類の花言葉があるの?

カキツバタには主に4つの花言葉があり、幸せに関するものや植物の姿から連想されるものがあります。花言葉を知っておくと贈り物をするときにも気持ちを込めやすくなるため、選ぶのも楽しくなりますよ。

カキツバタにはハッピーなイメージの花言葉が多い

カキツバタの花言葉には「幸運は必ず訪れる」「幸せはあなたのもの」「高貴」「思幕」の4つがあります。どれも前向きでハッピーなイメージの花言葉のため、大切な人やお世話にあなっている人の幸せな未来を願うときにもおすすめです。

【幸運は必ず訪れる】

カキツバタの花言葉「幸運は必ず訪れる」は古来から花の姿が、ツバメの飛ぶ姿と重なることから付けられました。ツバメは現代でも縁起がよい鳥とされているため、同じくカキツバタも明るい未来になるようサポートしてくれるはずです。悩みを抱えている人や新しいことに挑戦する相手にも贈りたくなる植物ですね。

【幸せはあなたのもの】

「幸せはあなたのもの」という花言葉は花をつけたカキツバタがツバメのように見えることが由来となっています。片思いの相手や恋人はもちろん、大切な人へのちょっとしたプレゼントにも最適です。

【高貴】

カキツバタの「高貴」という花言葉は、花の色が由来となっています。高貴な深みのある青や紫の花をつける姿がまさに気品あるイメージです。いつもお世話になっている先輩や尊敬する人にも贈りたくなりますね。

【思幕】

「思幕」という花言葉は水辺に咲くカキツバタの花の姿が、恋人を想う女性をイメージすることから付けられています。健気な姿にも見えるカキツバタは恋人への気持ちを伝えたいときや、恋愛を成就させたいときにもぴったりな植物です。

アヤメ種(アイリス)にも花言葉がある

アイリスはカキツバタを含むアヤメ種全般を指す総称です。アイリス(Iris)はギリシャ語で「虹」という意味。種類が豊富でさまざまな色の花を咲かせることから付けられた名前です。アイリスにも主に3つの花言葉があるため、知っておくと種類が豊富なアヤメ種をプレゼントするときにも役立ちますよ。

【メッセージ】

アイリスの花言葉「メッセージ」はギリシャ神話が由来となっています。虹の女神イリスが神々の支社であったことから「よいメッセージを届ける」を意味するとして付けられました。カキツバタだけでなくアヤメ種は幸運を呼ぶ植物として愛されてきたのがよくわかりますね。

【希望】

アイリスの花言葉「希望」はアヤメ種の植物が、険しい山にも美しい花を咲かせる強さから付けられました。堂々と咲く花の姿が自信に満ち溢れ、明るい希望を与えるアイリスにぴったりの花言葉です。

【信頼】

アイリスの花言葉「信頼」はギリシャ神話が由来となっています。ギリシャ語で虹を意味するアイリス(Iris)。由来になっている虹の女神イリスはかつて神々の王ゼウスの妻に仕えていました。しかしイリスは神々の王ゼウスに言い寄られてしまいます。そこでイリスはゼウスの妻に、虹の女神に変えてほしいと願い出て神の使者として生まれ変わったとされています。誘惑にも動じず自分の仕事を全うする誠実な心を持つイリスの姿と重ね合わせて「信頼」という花言葉が付けられました。恋人だけでなく支えたい相手や信頼できる仲間に贈るのも素敵ですね。

怖い意味がある?カキツバタの花言葉の由来を知ろう

ここまでご紹介したカキツバタの花言葉はどれもポジティブなものばかりです。しかし植物には明るい花言葉を持つ一方で、怖い意味にとられる場合もあります。カキツバタの花言葉の由来を知っておくと、失敗なく素敵な贈り物ができるでしょう。

怖い意味合いはない

結論からお伝えするとカキツバタには怖い意味合いの花言葉はありません。カキツバタの花言葉はどれも縁起のよいものばかりで、人を幸せな気持ちにさせてくれます。ただしアヤメ種である「キショウブ(黄菖蒲)」という品種には「復讐」という花言葉があるため、種類によっては注意が必要です。キショウブは名前のとおり黄色い花を咲かせるため、見分けもつきやすい植物。贈り物をするときには避けた方がよいため、覚えておくと安心です。

【高貴】紫は高貴な人が身につける色だった

カキツバタの「高貴」という花言葉は、紫色の花の姿が由来となっています。紫色は古くから高貴なイメージがあり、実際に身分の高い人が身につける衣服の色でもよく使用されていました。そのため同じような紫色の花を咲かせるカキツバタは高貴な印象が強く、花言葉にもなっています。

【思幕】には2つの説がある

カキツバタの花言葉「思幕」の由来には2つの説があります。一つは水辺に佇むカキツバタの姿から連想されるものです。もう一つは平安時代の歌が由来となっている説で、どちらも恋人を想う気持ちを表しています。

水辺に佇むカキツバタの姿から

カキツバタの花言葉「思慕」は水辺に伸びる花の姿が、想いを寄せる相手を慕う女性をイメージすることから付けられています。一途に相手を想う気持ちがカキツバタの花を咲かせる姿からイメージされるほど、古くから美しい植物として親しまれていたようですね。

在原業平の詠んだ恋の歌にちなんで

もう一つの説は平安時代の歌人である在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ歌にちなんで「思幕」という花言葉が付けられたとされているものです。在原業平が都に残した妻を想う気持ちを綴った歌の頭文字を合わせると「カキツバタ」となることが由来となったと言われています。どちらにしても愛する相手を想う気持ちを表している内容ですね。

【幸運は必ず訪れる】花の姿がツバメに似ているため

カキツバタの花言葉「幸運は必ず訪れる」は古来から花の姿がツバメが飛ぶ姿と重なることから付けられました。古くからツバメは幸運を呼ぶ鳥として知られおり、水面に伸びるカキツバタの姿が似ていることから前向きな花言葉がつけられています。現代でもツバメが巣をつくると縁起がよいとされているため、カキツバタも同じく人を幸せにしてくれるでしょう。贈り物だけでなく前向きな気持ちになりたいときにもおすすめの植物です。

4月17日・4月29日・5月13日などの誕生花

カキツバタは4月17日・4月29日・5月13日などの誕生花となっています。春の暖かくなる時期に幸せを運んでくれるカキツバタは誕生日だけでなく、4~5月の記念日にもおすすめです。他のアヤメ種も5月、6月の誕生花となっているため、開花時期に生まれた人へのお祝いに喜ばれる植物ですね。

似ているアヤメ(菖蒲)やハナショウブとの違いは?

カキツバタはアヤメ種のアヤメやハナショウブともよく似ており、見分けがつきにくいのも特徴です。見分け方にはポイントがあり、葉の形や育つ環境にも違いがあります。

葉の特徴が違う

カキツバタと似ているハナショウブなどを見分けるには、葉の形に注目しましょう。それぞれ特徴があるため、よく見ると違いに気づけるようになります。

カキツバタ=葉脈が目立たず、葉の幅が広い

カキツバタの特徴は葉脈が目立たず、葉の幅が広いところです。葉の幅は2~3cm程度あります。また花びらは付け根から白い筋が見えるのも特徴です

アヤメ=葉脈が目立たず、細長い

アヤメの特徴は葉脈が目立たず、細長い葉をしているところ。花の付け根には網目状の模様があり、カキツバタやハナショウブと比べてひと回り小さいのも特徴です

ハナショウブ=他の二種に比べ、葉脈がはっきりしている

ハナショウブは他の二種に比べて葉脈がはっきりしていて、細い葉を持つのも特徴です。花は付け根が黄色く全体的に青紫色と白のグラデーションになっているため、立体的な美しさがあります

群生地が若干異なる

もう一つの多きな違いは群生地が異なる点です。自然に咲いているときは育っている環境も見ておくと、違いがわかりやすくなるでしょう。

カキツバタ=完全に湿地

カキツバタは完全に湿地を好む植物です。そのため水辺で育ち、時期になると花を咲かせます。ただし水辺といっても深い場所ではなく浅いところで育つため、自分で育てる場合は沈まないように注意が必要です。

ハナショウブ=湿地と乾燥地のどちらも

ハナショウブは湿地と乾燥地のどちらでも育つ植物です。ただしカキツバタほど耐暑性や耐陰性が強いわけではありません。そのため湿地、乾燥地どちらにしても明るい場所でよく育ちます。

アヤメ=乾燥地

アヤメは高原などの乾燥地でよく育つ植物です。そのためカキツバタとは正反対の環境で育ちます。そのため陸地に咲いているアヤメ種で花が小さいものは、アヤメで間違いないでしょう。

カキツバタの花言葉にあった贈り物のシーン

ハッピーな花言葉を持つカキツバタは、幸せを望む人や高貴な方への贈り物にも最適です。シーンに合わせたプレゼントのポイントをご紹介します。

幸せを望む人に贈る

カキツバタは幸せを運ぶツバメの姿に似ていることから「幸運は必ず訪れる」などのポジティブな花言葉があります。そのため新しいことを始める人や悩みを抱える相手にも贈りたい植物です。幸せはだれもが望むことでもあるため、相手を選ばず贈れる植物ともいえるでしょう。

上品な高貴な方の贈り物に

カキツバタの気品ある青紫色の花は高貴な印象で、古くから観賞用として親しまれてきました。そのため上品で高貴な方の贈り物にも喜ばれるでしょう。いつもお世話になっている先輩や尊敬する人にも贈りたい植物です。

誕生日と誕生花が同じ人にプレゼントとして

カキツバタは4月17日・4月29日・5月13日などの誕生花となっているため、同じ誕生日の人へのプレゼントにもおすすめです。誕生花としてお花をプレゼントするとより特別感が増して、思い出深い1日にできますよ。

カキツバタの水を好む育て方ができるか考慮する

カキツバタをプレゼントするおすすめのシーンをご紹介しましたが、贈り物をするときには相手が植物を育てられる環境かも配慮しておきましょう。せっかくカキツバタを贈っても湿地の環境で育てられないとすぐに枯れてしまいます。あらかじめプレゼントする相手がカキツバタを育てられる環境かも確認しておくと、贈ったあとも植物を永く楽しんでもらえるでしょう。

花言葉の意味を込めたカキツバタの贈り物の体験談

カキツバタの花言葉の意味を込めた贈り物の体験談をご紹介します。

鉢では邪魔になるかと思い、他の切り花と合わせて花束を

鉢でプレゼントするのも素敵な一方で飾るスペースが狭かったり、植物を育てるのが苦手なときには花束として贈るのもおすすめです。花色がはっきりしているカキツバタは他の切り花と組み合わせるとアクセントにもなるため、おしゃれに仕上がります。開花の季節的にも母の日のプレゼントにも最適です。ただし、カキツバタはお花屋さんにない場合もあるため、花束にしたいときは早めにお願いしておいた方が安心です
義母に母の日のプレゼントとして、黄色や白のお花と一緒に花束にしてもらいました。ラッピングはカキツバタの濃い青紫に合うように、シルバーで落ち着いた雰囲気にしてもらい素敵な贈り物ができて満足です。
おばあちゃんの米寿のお祝いにカキツバタの花束をプレゼントしました。次の日には玄関の生け花としてディスプレイされていたのが嬉しかったです。長めの花束にしておいて正解でした。

友人の誕生日プレゼントの添え花に

5月生まれの友人への誕生日プレゼントの添え花にもカキツバタはおすすめ。添え花で贈ればより気持ちを込められるため、思い出深い誕生日になるでしょう。カキツバタが開花する季節に生まれた友人のこれからの幸せを願うのにぴったりな植物です。
プレゼントのボディークリームなどのスキンケア用品をバスケットにラッピングしてもらい、カキツバタを添えました。添え花をつけるだけでささやかなプレゼントも華やかな印象になって、友人もとても喜んでくれたのが嬉しかったです。
友人の家で食事をするときに差し入れのお酒に、カキツバタを添えて持っていきました。カキツバタを軽くラッピングしてお酒の瓶にリボンでくくりつけるとおしゃれな差し入れに仕上がり、友人は写真を撮って記念に残してくれています。

高貴な女性の先輩へのプレゼントに

カキツバタには「高貴」という花言葉があるため、品のある方やいつも優しく声をかけてくれる先輩へのプレゼントとしても喜ばれるでしょう。
自宅でハーブを育てている先輩。いつもハーブティーをご馳走してもらっていたため、お礼にカキツバタのポットをプレゼントしました。自宅のビオトープとして育ててくださったようで、丁寧にケアされていて嬉しかったです。無事翌年には花が咲いたと写真付きで教えてくださいました。
職場の先輩の退職祝いにカキツバタの苔玉をプレゼントしました。コンパクトなカキツバタの苔玉だったため、ベランダに飾って毎日成長を楽しんでいるそうです。

【まとめ】カキツバタの花言葉とは?由来や贈り物の体験談を徹底紹介!

今回はカキツバタの花言葉について解説しました。 今回のポイントは
  • カキツバタの花言葉は「幸運は必ず訪れる」「幸せはあなたのもの」「高貴」「思幕」の4つ
  • アヤメ種全般の花言葉は「メッセージ」「希望」「信頼」があり、ギリシャ神話からきているものがほとんど
  • カキツバタの花言葉は水辺に伸びる花の姿が幸運を呼ぶツバメに似ていることや花色、平安時代の歌が由来となっている
  • カキツバタは湿地で育ちアヤメは乾燥地を好み、ハナショウブはどちらでも育つなど環境や花びらの模様が見分け方のポイント
  • カキツバタは幸せを願う人や高貴な方、4~5月が誕生日の相手の贈り物にぴったりな植物
でした。 カキツバタを贈り物にするときは贈ったあとのことも考えておく必要があります。プレゼントを贈ったあとも負担なくカキツバタを楽しめるように、思いやりも込めておくとより喜ばれるでしょう。 東京寿園ではカキツバタ以外の植物の記事もたくさん掲載しております。植物にお困りの際はぜひご活用ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。