【ぐんぐん成長】パキラの成長速度は早い!元気に育つための育て方を徹底解説

【ぐんぐん成長】パキラの成長速度は早い!元気に育つための育て方を徹底解説
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目次

パキラは観葉植物の中でもとりわけ人気が高い植物です。その理由として大変育てやすく、初心者の方でも簡単に育てることができる点が挙げられます。 具体的には病気や害虫も少なく、挿し木などで簡単に増やすことができるといった特徴を持ちます。 しかし、パキラを育ててみなければ分からないことも多いですよね。特に、どれくらい大きくなるのかを知らずに購入してしまうと成長後に困ってしまうことがあります。 今回は、
  • パキラの特徴。
  • 上手に育てる方法。
  • 成長速度が遅く、元気がなくなってしまう理由。
を解説していきます。 この記事を最後まで読むことでパキラの成長の様子や上手な育て方を知ることができるでしょう。是非最後までご覧ください。

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パキラってどんな観葉植物なの?

園芸店やお花屋さんでよく見かけるパキラについて、詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか。はじめにパキラがどのような性質の観葉植物なのかを解説していきます。

パキラは成長スピードが早い観葉植物

パキラの特徴として挙げられるのが、非常に生育旺盛であることです。成長速度がかなり早く、適切に管理されたパキラは1年で70cmも伸びることもあるとされています。また、剪定などで枝を切ったり、幹を切っても新しい芽がや葉っぱがどんどん伸びてくるため安心して剪定を行うことができます。

手入れが簡単で初心者にも育てやすい

パキラは多少であれば暗い室内でも育てることができたり、水やりの回数も少なくてよいためお手入れが簡単な植物です。今まで観葉植物を育てたことがないという初心者の方が初めて育てる観葉植物としてパキラは適しているといえるでしょう。

パキラの成長速度を上げる基本的な育て方

パキラを育てるのであれば、できる限り元気に育てたいですよね。上手に管理を行えば成長速度が上がる上、葉の色も鮮やかになって見た目も良くなります。すくすくと大きくなるパキラは育てがいも感じられますよ。

①置く場所:【暖かい】【風通しが良い】場所

パキラを育てるにあたって適した場所選びはとても大切です。植物は人間や動物とは異なり適した環境に自分で動くことができません。よって、成長速度を上げるためには適した環境にパキラを飾ることがとても重要になります。徒長を防ぐためにも日当たりのいい場所で管理しましょう。 今回は室内と屋外の2つのパターンでそれぞれパキラに適した置き場所を紹介します。

室内

室内でパキラを育てる場合、レースカーテン越しの柔らかな日光が入り、風通しの良い暖かい部屋が適切です。観葉植物の中でも日陰に対する耐性は強いものの、成長速度を速めるためには元気に育つ、日当たりのいいお部屋が望ましいです。 また、温暖な場所を好むため冬は室内の中でも暖房器具を使用する場所に飾ると安全です。

屋外

屋外でパキラを育てる時には直射日光を避けた場所に飾りましょう。特に日差しが強い夏は葉が茶色くなってしまう葉焼けが起きることがあります。軒下などの日陰に移動する、遮光をするといった対策によって葉焼けを予防しましょう。 一度焼けてしまった葉はもう元には戻らないため取り除くようにしてください。明るい日陰に移して適切な管理を行えば、生育旺盛であるためすぐに新しい葉が伸びてきますよ。

②水やり:時期ごとに違うので要チェック!

パキラのお手入れの中でも特に大切な水やりの方法を確認しましょう。単純に毎日水を与えていると、枯れてしまうことがあるためポイントを理解することが重要です。

夏場の【生長期】:表面が乾いてから鉢床が濡れるくらいまで

夏はパキラの生長期です。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。この時目安となる水の量は鉢底から水が流れ出して鉢床が濡れる量です。適切な水やりは成長速度に大きく関係しますよ。

冬場の【休眠期】:あえて乾かすくらい控えめに与える

冬はパキラの休眠期です。あまり頻繁に水をあたえても吸収することができず、かえって弱ってしまいます。そのため、冬は土の表面が乾いてから2~3日後に水を与えましょう。量は夏と同じく鉢底から水が流れるまでたっぷり与えましょう。 加えて、水を与えた後に鉢底皿に水が溜まっている場合は水を必ず捨てるようにしましょう。そのままにしていると根が窒息してしまい根腐れの原因になるため注意しましょう。

③肥料や活力剤:【何を】【いつ】与えるかで違う

肥料や活力剤を使うことでパキラの成長速度を上げ、いきいきと育てることができます。しかし、正しく使用しなければパキラが弱る原因にもなってしまうため正しい使い方を紹介します。

与える時期:4月~10月

パキラにとって肥料を与えるのにふさわしい時期は4月~10月の成長期です。成長期に肥料を与えることでその栄養分を使ってパキラは元気に育ちます。しかし、成長期ではない冬に肥料を与えてしまうと肥料焼けを起こしてしまいます。この肥料焼けは肥料によって根が傷んでしまうことを指し、パキラが弱る原因にもなります。適切な時期以外に肥料を与えたとき以外にも、高濃度の肥料を与えると同じように肥料焼けを起こすため注意が必要です。

固形肥料と液体肥料でタイミングが違う

植物の肥料には固形肥料と液体肥料の2種類があります。この2つはそれぞれ使うタイミングが異なります。それぞれ例外はあるものの、一般的には2つの使い方で使用します。 固形肥料は、長くゆっくりと効果が表れる特徴を持ちます。そのため、新しい土に植え替えるときなどに混ぜ込んで植え替えた後の成長を促進するために使います。 液体肥料は、短期間ですぐに効果が表れる特徴を持ちます。成長期に液体肥料を溶かした水を与えることでパキラの成長をサポートするために使います。 どちらも正しい分量で、適切な時期に与えることで成長速度を上げることができますよ。

④土:水はけがいいものを準備しよう

パキラはジメジメとした環境よりも乾燥を好む植物です。そのため、水はけのよい土を準備すると元気に成長します。土はパキラの成長速度にも大きくかかわるため確認しておきましょう。

初心者は、市販の【観葉植物用の土】でOK

初心者の場合は、ホームセンターや園芸店などで販売されている観葉植物の土を使うことをおすすめします。この観葉植物の土は、パキラをはじめとする様々な観葉植物に幅広く使用することができる土で、面倒な配合も不要です。 水はけも良く、中には肥料がすでに配合されているものも販売されているため安心して育てることができます。

慣れたら、自分で土を配合してみてもいいかも!

もしもパキラを育てていて自信がついてきた場合には自分で土を配合しても良いでしょう。置き場所の性質によって水はけのよさを細かく変えることができるため、よりパキラの成長速度を上げることに繋がります。例えば、あまり風通しが良くない場所で育てている場合「水はけをよくするために赤玉土を多めに配合する」といったことができます。

⑤植え替え:1~2年に1回は植え替えをする

1~2年に1度は植え替えを行うようにしましょう。自然の植物とは異なり鉢で育てられているパキラは限られたスペースでしか根を伸ばすことができません。根が鉢でぎゅうぎゅうになってしまうと、成長速度が落ちるだけでなく、根腐れによって枯れてしまうこともあります。 長くパキラを育てていて植え替えを行っていない場合や、鉢とパキラの大きさのバランスが崩れている時には積極的に植え替えを行いましょう。 行うとき時期はパキラの成長期がベストです。地域によって多少の前後があるものの5月、6月、7月のあたたかい時期がよいでしょう

成長速度が遅いパキラに考えらえる原因

パキラの成長速度が極端に遅い場合には何か問題を抱えているケースが多いです。適切な管理をしていると思っていても実際には間違っていたということが考えられるため、原因を一つ一つ確認していきましょう。

原因①:鉢がパキラの大きさにあってない

パキラに対して鉢の大きさが合っていないと、パキラの成長速度が落ちることがあります。大きなパキラに対してあまりにも小さすぎる鉢の場合は根が十分に水や空気を吸収することができない根づまりが起きている可能性が高いです。対処法としては、成長期に植え替えを行うことが挙げられます。 また、小さいパキラに対してあまりにも大きな鉢で育てている時にも成長速度が落ちることがあります。これは土が過湿状態になってしまい、パキラが好む環境ではなくなっていることが原因です。植え替えるときにはいきなり大きな鉢に植えるのではなく、一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

原因②:肥料の与えすぎ

肥料を与えすぎると肥料焼けと呼ばれる症状が現れます。成長期ではない冬の間に肥料を与える、高濃度の液体肥料を与える、多量の固形肥料を土に混ぜ込むなどが原因となります。肥料を与える時期を見極め、濃度や量を確認することが対処法です。成長速度をあげようと肥料を沢山与えても、残念ながら逆効果になってしまいます。 パキラは肥料がなくて枯れることはありません。特に植え替えたばかりの時には肥料が土にも含まれているため液体肥料を与えなくても良いでしょう。

原因③:水のやりすぎによる根腐れ

水を与えすぎることで土がずっと湿っている状態が続くと、根腐れが起きてしまいます。特に初心者の方は水やりのタイミングや頻度を分からないまま水を与えすぎる傾向があります。 水やりは、土が乾燥してからたっぷりと与えることがポイントです。幹がぶよぶよしている、グラグラする、土から異臭がする場合には根腐れが原因である可能性が高いです。植え替えや、挿し木による株の更新を行いましょう。

原因④:温度が適切ではない

パキラは熱帯が原産の植物で、暑さには強い一方寒さには弱い性質を持ちます。そのため、日本の冬は苦手であたたかい場所を好みます。暖房器具を使用することが少ない廊下や玄関のパキラの成長速度が遅い場合は温度が適切でない可能性があります。人間が多くの時間を過ごすリビングやダイニングはパキラにとっても過ごしやすい気温であることが多いためおすすめの置き場所です。

パキラは成長速度が速いので剪定が不可欠

適切に管理されたパキラの成長速度は非常に早く、あっという間に大きくなります。そのため、剪定しないままでいるとすぐに枝や葉が密集してぼさぼさになってしまいます。ばっさりと切ってしまってもすぐに枝が伸びるため怖がらずに行いましょう。ポイントを掴むことで簡単に行えますよ。

伸びすぎパキラを剪定や切り戻しで間引く=見た目にも生育にもいい

枝や葉っぱを間引くことでまんべんなく葉に光が当たったり、病気や害虫の早期発見につながります。よって、剪定はパキラの生育にも良いと言えるでしょう。また、枝分かれが良く起きて葉の更新に繋がります。

パキラの剪定は【成長点】で切ること

パキラが大きくなりすぎて、もうこれ以上大きくなるのを防ぎたい時には成長点で切ることがポイントです。成長点からパキラは枝や葉っぱを伸ばしていくため、そこをカットすることで大きさを抑えることができます。枝分かれしている場合には根元の部分からばっさり切ることで大きくなるのを防ぐことができます。 また、成長点よりも数cm上で切ることで樹形を整えることもできます。成長後の枝の方向を想像しながら剪定することがポイントです。

成長したパキラの剪定や切り戻しの方法

成長したパキラの剪定や切り戻しの方法を解説します。最終的にどのような樹形にするのかを想像しながら行うことがポイントです。時期は5月、6月あたりの成長期に行いましょう
  1. どのような樹形にするのかを考えます。写真などでイメージを掴むと良いでしょう。
  2. 背丈を抑えるために上方向に伸びすぎた枝や徒長した枝を切り落とします。
  3. 枯れている枝や葉を根元から切り落とします。
  4. 勢いよく外側へ伸びる枝や内側に向かって伸びる枝を、求める樹形によって切っていきます。
  5. 混み合っている枝や交差している枝の間引くために根元から切ります。
  6. 最後に切り口に癒合材を塗ります。

早く成長させるおすすめの肥料

パキラの成長速度を上げるためにおすすめしたい肥料を紹介します。どれもパキラの肥料として適しているため使い方や効果によって選ぶと良いでしょう。

ハイポネックスジャパン 肥料 プロミック 観葉植物用

こちらの商品は鉢の根元に置くだけで使用することができる肥料です。植物が育つために必須となる窒素リン酸カリウムの中でも葉の成長を促進する窒素を多く含みます。においも少なく玄関先や部屋でも安心して使うことができる上、効果は約2ヶ月安定して持続します。使うときには土に少し埋め込むようにすると、より肥料分が溶けだして効果が表れるでしょう。
商品名 ハイポネックスジャパン 肥料 プロミック 観葉植物用
価格 150g:526円
特徴 無料配送。観葉植物用の固形肥料。

ハイポネックス ハイグレード観葉植物

こちらの肥料は効果が短期間ですぐに表れる液体肥料タイプの商品です。窒素リン酸カリウムの割合は7:4:4と窒素がおおめの配合となっているため観葉植物に適した液体肥料と言えるでしょう。こちらは水で薄めて、2週間に一回程度水やりの時に与えるだけで使うことができます。液体肥料であるため持続力はあまりないものの効果がすぐに表れるため、成長期に与えると良いでしょう。
商品名 ハイポネックス ハイグレード観葉植物
価格 180ml:3,150円 450ml:6,980円
特徴 無料配送。観葉植物用の液体肥料。

住友化学園芸 肥料 マイガーデン植物全般用

パキラを植え替えるときに土に混ぜ込む元肥としても使用できるほか、成長期に追肥として与えることもできます。特に土を自分で配合している場合は肥料分を混ぜ込む必要があるためこちらの商品のような固形肥料を混ぜ込むと良いでしょう。水はけをよくする、保水力を高める腐食酸がブレンドされており、植物が肥料分を効率よく吸収することができるように作られている肥料です。
商品名 住友化学園芸 肥料 マイガーデン植物全般用
価格 350g:504円 1kg:865円 1.6kg:1,100円
特徴 無料配送。元肥や追肥に使用可能。

住友化学園芸 肥料 そのまま使える花工場 観葉植物用

こちらの商品は水に薄めることなく使用することができる商品です。日々のお手入れの中で液体肥料の分量を量って水に溶かすという手間がなくなり、気軽に肥料を与えることができます。即効性のある液体肥料で、パキラ以外にもポトスやベンジャミン、ドラセナといったさまざまな観葉植物にも幅広く使用できます。ノズルがついているため簡単に使用することができます。
商品名 住友化学園芸 肥料 そのまま使える花工場 観葉植物用
価格 700ml:316円
特徴 無料配送。薄めずに利用可能。

Q&A

パキラの成長速度についての質問に答えていきます。不安なことや疑問点を解決する手助けになるかもしれません。ぜひ確認してくださいね。

Q. パキラは成長速度が速いですが、剪定してからどのくらいで枝から新芽が出ますか?

環境や状態によって変化しますが2週間~4週間で新芽が出ます。 剪定後や切り戻しの時期やその後の管理によって多少の変化はありますが多くの場合は2週間~4週間で新しい芽が伸びます。あまりにも成長が遅い場合は管理の方法を見直してみましょう。

Q. 実生パキラを種から育てるときに、肥料を上げたほうが早く育ちますか?

肥料によって幹をより太くすることができます。 実生のパキラは肥料を与えることで幹の部分を太く、背を高くすることができます。しかし、実生の場合大人のパキラよりも小さいことがあるため肥料焼けを起こしやすいと言えるでしょう。そのため普段よりも薄い液体肥料や、少ない固形肥料を与えると良いでしょう。

Q. 肥料と活力剤ってありますが、併用すると成長が早くなりますか?

成長の促進には肥料が効果的です。 植物の成長に使われる成分を含むものが肥料、植物の状態を整えるものが活力剤とされています。どちらも植物にとって必要である成分が含まれていることに変わりはありませんが、成長速度に関係があるのは肥料となります。

【ぐんぐん成長】パキラの成長速度は早い!元気に育つための育て方を徹底解説のまとめ

今回は、パキラを元気に育てる育て方を解説しました。育てやすいパキラも、実は奥が深いことが分かりましたね。 この記事のポイントは、
  • パキラは適切な管理によって成長速度が早くなる。
  • 剪定や植え替えといったお手入れが必要。
  • 肥料はいくつかに使い分ける。
です。 成長速度が早いため、伸びすぎた枝を切るなどといった管理も必要となりますが大変育てやすい植物です。ぜひ栽培に挑戦してみてくださいね。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。パキラ以外にもさまざまな観葉植物についての記事を東京寿園では掲載しています。ぜひ読んでみてくださいね。