【徹底解説】テーブルヤシを巨大化させないためにはどうすればいいの?

【徹底解説】テーブルヤシを巨大化させないためにはどうすればいいの?
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目次

テーブルヤシは名前の通りテーブルに飾れるほどに小ぶりで、100円ショップでも販売されている人気の観葉植物です。 耐陰性があり高温多湿にも丈夫であるため、初心者でも簡単に育てられることで有名ですが、実はテーブルには置けないほどに大きくなりすぎてしまうことがあります。 巨大化が進んでしまうと、テーブルに置けないどころかお部屋の面積まで埋まってしまいます。お部屋が狭くなるのは避けたいので、出来れば可愛いサイズで長く育てたいのが理想ですよね。 そこで本記事では
  • テーブルヤシの巨大化による悪影響
  • テーブルヤシを巨大化させないコツ
  • 巨大化したテーブルヤシの対処法(株分けと選定)
  • テーブルヤシの巨大化を未然に防ぐ方法
についてご紹介いたします。 この記事を読むことで、テーブルヤシの巨大化を防ぎ、小さな可愛いサイズのまま室内で元気に育てることが出来ます。 一度大きくなってしまったら元には戻らないので、もう既に少し大きく育ってしまった方も適切な対応をしてこれ以上の巨大化を防ぎましょう。あなたの大切なテーブルヤシを小さく元気に育てるために、ぜひ最後までご覧ください。

観葉植物テーブルヤシの巨大化はよくない

植物が茎を伸ばし葉を増やして成長することは元気な証拠ではあるのですが、小さなサイズのままインテリアとしても育てることを楽しみたいですよね。 ここからは巨大化することによる私たちの生活への悪影響について説明します。

大きくなりすぎると悪影響が出てくる可能性がある

私たちの生活への悪影響は以下の2つが挙げられます。

飾る場所がなくなる

植木鉢で育てると、3〜5年で50㎝ほどまで成長すると言われています。机や棚などに小物のインテリアとして飾りたくて買ったのに、大きくなりすぎて飾れる大きさではなくなってしまう場合もあります。

小さい時のかわいらしさがなくなる

お店で販売されているテーブルヤシは手のひらに乗せれるほどに小さく可愛いです。それが失われては元気に育っていても本末転倒ですね。

巨大化するテーブルヤシをどうしたらいいのかを解説!

直射日光の中、決められた頻度で水やりをすると、テーブルヤシはどんどん大きく育ってしまいます。小さいままで育てたい私たちにとっては嬉しくありませんよね。そこでここからは、テーブルヤシを巨大化させないコツを大きく4つに分けてご紹介いたします。

テーブルヤシを巨大化させないコツ

ここで紹介する4つの方法は、いずれも簡単で実践しやすいものとなっています。どの方法も実践してテーブルヤシを巨大化させずに長く可愛がりましょう。

同じ大きさの鉢に植え替える

観葉植物は、2年ほど同じ植木鉢で育ててしまうと根詰まりや根腐れといった症状が起きやすくなります。 そのため、定期的に植え替えを行う必要があります。その植え替えを行う植木鉢を、元々使っていた植木鉢と同じ大きさにしましょう。これにより、その植木鉢の体積でしか根が成長しないので株全体も伸長しません。つまり、小さいまま長生きさせることが出来ます。元々使っていたものを今後も使い続ければ良いだけなので簡単ですね!また、植え替えの際には注意点が2つあります。

植え替えの時期は成期に行う

テーブルヤシの成長期は5〜6月となっています。植え替えは植物に少なからずダメージを与えてしまうので、新しい土に早く根を張らせるためにも成長期に植え替えましょう。

根を切り戻すと鉢を同じ大きさに保てる

植え替えを行う際に全ての根を新しい植木鉢に移してしまうと、新しい植木鉢なのに中の隙間がない状態になってしまいます。それでは根腐れなどの症状の原因になりますので、根を剪定しましょう。これにより同じ大きさの鉢でも容量に余裕が持てます。

植え替えと一緒に株分けもする

根を切り戻すのと同じように、株も切断して個体を増やしてしまいましょう。切ってしまうことで死んでしまうのでは…と怖くなる方もいると思いますが、全く心配要りません。

そもそも株分けってなに

株分けとは、大きく育った株を根や茎から切断して個体を増やす作業のことを指します。植物を増やす方法は、必ずしも種からというわけではないのですね!

株分けをした後は日陰において管理する

植え替えが終わったら水をあげた後に日陰で育ててあげましょう。約2〜3週間日陰で管理することをオススメします。

水やりや肥料を少なめに与える

水やりは土が乾いたのが確認できたら水を与えるのが基本の育て方です。この方法で大きく育てることができますが、テーブルヤシは小さいまま育てたいので水と肥料の量を少なくしましょう。

成長を緩やかにさせることができる

これにより成長を緩やかにし、一気に大きく育つことはありません。小さいサイズを長く保つことができます。

いきなり減らすと元気がなくなって枯れることもある

水と肥料の量を極端に減らしてしまい、土が乾いた状態が続くと枯れてしまうかもしれません。我が子のように大事に育てたのに枯れてしまっては悲しいですよね。量を減らす場合は3分の1だけ減らしたり、頻度を抑えたりしましょう。

ハイドロカルチャーで育ててみる

ハイドロカルチャーとは、ハイドロボールという透明のビーズの形をした人工の土を指します。見た目が可愛いので人気があり、小さな観葉植物を育てる際によく用います。

水やりや肥料の管理が簡単

ハイドロボールには栄養が含まれていないことから、水やりと肥料を与えることは欠かせません。しかしハイドロボールは透明なので、容器も透明にすることで中の水の量を見ることが出来ます。つまり、水と肥料を与えるタイミングが土よりわかりやすいのです。もし中の見えない陽気で育てる場合は、水位計を用いて水の量を確かめると正確ですね。

根腐れを起こしやすいので要注意

ハイドロカルチャーで観葉植物を育てる時の懸念点は根腐れになります。 透明であることで水を枯らさずに済むメリットがありますが、常に水に浸けている状態でもあるので蒸れてしまう可能性があります。 湿度が高い部屋には置かずに、水の量も4分の1ほどの水位を保てるようにすると、水が多すぎることによる根腐れは回避できます。

巨大化したテーブルヤシの対処法【株分け】

テーブルヤシを巨大化させないコツでも紹介しましたが、株分けは巨大化してしまった後の対処法としても有効です。

大きくなったテーブルヤシは株分けしよう

あまりにも巨大化してしまったテーブルヤシは、生育環境も悪いですし根腐れのリスクも高いです。また、本来小さなサイズで育てたくて買ったテーブルヤシですので、元のサイズに戻しましょう。

株分けのタイミングや時期

株分けは生育した植物に対して行なった方が失敗するリスクを減らすことが出来ます。また、どの時期にでも行っていいわけではありません。もちろん冬は成長期ではありませんので枯れてしまうでしょう。ではいつがベストなのでしょうか。

こういうときに株分けをしよう

生育した植物だと判断することは難しいので、ここでは見極めるタイミングを確認しておきましょう。
  • 新芽が生えてこなくなった
  • 植木鉢の底から根が飛び出ている
  • 水を与えても葉が枯れていく

株分けは5月~9月の暖かいシーズンに行う!

株分けは植物が生育期になる春から夏にかけて行うと良いでしょう。この時期であれば、株分けによるダメージに耐えてまた元気になります。

株分けでテーブルヤシを増やす手順

次に株分けでテーブルヤシを増やす手順を一から説明します。最後までご覧ください。

株分けをする観葉植物を鉢から取り出す

まず、鉢の周りを掘って株分けさせたい植物を取り出します。根元の茎を指で持ちながら鉢をひっくり返すと楽ですよ。根を傷めすぎないように丁寧に扱いましょう。

株を分けてあげる

根に付いている土を指で優しく払い落としましょう。その時に伸びすぎていたり傷んでいたりする根は切ってしまいましょう。 残った根は、広げて手や園芸用のハサミで必要な数に切っていきましょう。

新しい鉢に植え替える

まず初めに半分くらい土を入れます。そこに植物をのせて高さを調節しながら土を根に被せることで植え替えは完了となります。

水はたっぷり与えて、日陰に保管する

株分け後は2~3週間ほどは日陰で管理しましょう。直射日光の方が良いと思いがちですが逆なのですね。

巨大化したテーブルヤシの対処法【剪定】

前述した株分けの方法も巨大化したテーブルヤシの対処法として有効ですが、剪定のほうが手っ取り早く植物を小さくできる方法になります。ぜひ最後までご覧ください。

剪定は意外と簡単

剪定では葉を切りすぎないようにすることが特に重要です。全ての葉を切り落としてしまうと、光合成が出来なくなり成長を止めてしまいます。 その点だけ注意すれば、あとは自分の好みの形に剪定してOKです。

葉の内側から出てくる新芽には注意が必要

葉を剪定する際に新芽まで切断しないように注意しましょう。新芽は植物の成長に欠かせない大事な葉です。

【未然に防ぐ】同じ大きさの鉢に植え替えると大きくならない

巨大化させないコツでも紹介しましたが、同じ大きさの鉢に植え替えることによって、その植木鉢の体積でしか根が成長しないので株全体も伸長しません。

植え替えの時期は成期に行う

テーブルヤシの成長期は5〜6月となっています。植え替えは植物に少なからずダメージを与えてしまうので、新しい土に早く根を張らせるためにも成長期に植え替えましょう。

植え替えるときに根を切り戻すと同じ大きさに保てる

植え替えを行う際に全ての根を新しい植木鉢に移してしまうと、新しい植木鉢なのに中の隙間がない状態になってしまいます。 それでは根腐れなどの症状の原因になりますので、根を剪定しましょう。これにより同じ大きさの鉢でも容量に余裕が持てます。

植え替えに必要なもの

  • 観葉植物用培養土
  • 鉢底ネット・底石
  • 同じ大きさの鉢
  • ショベル
 

植え替えの手順

  1. 植え替えに必要なものを用意する。
  2. 元の鉢からテーブルヤシをすくって、根についている古い土を優しく落とす。
  3. 新しい鉢の穴にネットを置いて底石を入れる。その上から培養土を入れる。
  4. 培養土の上にテーブルヤシの株を置き、培養土の量で高さを調整する。
  5. 根を培養土で埋めたらたっぷりと水を与える。

【必見】テーブルヤシをハイドロカルチャーに植え替える

次はハイドロカルチャーに植え替える方法になります。前述しましたが、ハイドロカルチャーは可愛くオシャレに育てることができますので、インテリアとして楽しみましょう。

ハイドロカルチャーで育てるメリット

メリットは2つあります。どちらも土で育てる方法では得られない恩恵ですので、大きなメリットとなります。

虫がわきにくい

土を使わないことで、土では発生しやすいコバエが湧きにくいです。室内で虫が湧くなんて想像したくもありませんので、今すぐにでもハイドロカルチャーへと植え替えたくなります。

室内を清潔に保てる

虫が湧かないことで室内を清潔に保つことが出来ます。清潔な環境で植物を育てることを楽しみたいですね。

ハイドロカルチャーへの植え替え

ここではテーブルヤシをハイドロカルチャーに植え替える方法を順にご紹介いたします。各項目とも重要になりますので最後までご覧ください。

適期は4月~9月ごろ

テーブルヤシをハイドロカルチャーに植え替えるのに適している時期は、春から秋にかける暖かい期間になります。生育期であるので、植え替えても株への負担は小さく済みます。

ハイドロカルチャーの植え替えに必要なもの

  • ハイドロカルチャー用の土
  • ガラス容器
  • 根腐れ防止剤

ハイドロカルチャーの植え替えの手順

  1. 根腐れ防止剤を入れる
  2. ハイドロカルチャー用の土を1/4ほど入れる
  3. 鉢からテーブルヤシを取り出し、土を落とす
  4. ある程度の土を落としたら容器にテーブルヤシを配置する
  5. 隙間にハイドロカルチャー用の土を入れて根を完全に埋める

テーブルヤシを巨大化させないためにはどうすればいいの?のまとめ

今回はテーブルヤシを巨大化させない方法を詳しく解説しました。 この記事では
  • テーブルヤシの巨大化による悪影響
  • テーブルヤシを巨大化させないコツ
  • 巨大化したテーブルヤシの対処法(株分けと剪定)
  • テーブルヤシの巨大化を未然に防ぐ方法
についてご紹介いたしました。 本記事の内容を不足なく実践することで、テーブルヤシの巨大化を防ぎ、小さな可愛いサイズのまま室内で元気に育てることが出来ます。 ご自身のテーブルヤシの現状を把握した上で、巨大化させないための適切な処置を行なってくださいね。また、株分や剪定も行い、小さなテーブルヤシを育てることを楽しみましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。