涼しげな見た目が、人気の観葉蝕部である、テーブルヤシ。インテリアとしても映えるので、栽培している人は、多いのではないでしょうか?しかし、テーブルヤシの育成が「上手くいかない…」という人も多いのでは、ないでしょうか?その原因は、水やりにあるかも知れません。
そこで今回は、テーブルヤシの水やりについて、解説します。
この記事を読めば
- テーブルヤシの基本情報
- テーブルヤシの水やりの方法
- テーブルヤシの管理方法
- テーブルヤシの変わった育て方
- テーブルヤシの水やりについての質問の回答
が分かります。
水やりは、観葉植物の基本ではありますが、難しいポイントでもあります。この記事を読んでぜひ、テーブルヤシの水やりをマスターしてください。
水やりの前にテーブルヤシについて知っておくと上手な育て方ができる

水やりの方法を学ぶ前に、テーブルヤシについて知っておくと、上手な育て方ができますよ。なぜなら、テーブルヤシについて知れれば、テールブヤシの好きな環境を知ることが、できるからです。
例えば、植物園などでは寒さに弱い植物は、ハウスなどで管理していますよね?それと同じことがテーブルヤシにも言えます。
これから、テーブルヤシについて解説するのでぜひ、テーブルヤシについて学んでみてください。
テーブルヤシってどんな植物なのか
ここでは、テーブルヤシのの基本的な情報を、解説します。
以下が、テーブルヤシの基本情報になります。
原産地 | 中南米 |
---|---|
草丈/樹高 | ~5m程度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 並程度 |
が基本的な情報になります。
注目したいポイントは、「耐寒性」です。「耐寒性」は弱く、日本の寒さには注意が必要であることが、分かります。
サイズは5m程と高いですが、生長が早いわけではないので、サイズを気にしすぎる必要はありません。
耐暑性や耐陰性もあり、寒さに注意すれば、育てやすい観葉植物と言えるでしょう。
初心者にも手入れしやすい観葉植物
テーブルヤシは、初心者でも手入れがしやすい植物です。
特に難しい手入れもなく、基本的なお手入れをすれば、テーブルヤシを管理できますよ。
ただし、剪定には注意が必要です。なぜなら、テーブルヤシは一度切った場所からは、新しく芽を出しません。テーブルヤシの剪定は、古い葉を切るか、株分けして通気を確保しましょう。
テーブルヤシの【水やり】について解説していきます!
テーブルヤシの基本的な情報を、解説しましたので、次からは【水やり】について解説していきます。
水やりは観葉植物では、基本的な手入れですが、奥が深いのも事実です。
ぜひ、最後まで読んでテーブルヤシの【水やり】について、学んでください。
テーブルヤシの水やりで与える量

ここでは、テーブルヤシに与える水の量について、解説します。
実は、テーブルヤシの水やりは
- 生長期
- 休眠期
の2つの時期で、与える水の量が変わります。
与える量を間違えてしまうと、根腐れやテーブルヤシが枯れる原因になるので、注意が必要になります。
それでは順番に見ていきましょう。
夏場は鉢の底から漏れるくらいに与える
夏場は、鉢の底から漏れるくらい与えましょう。
夏場は、テーブルヤシの「生長期」なので、たっぷりの水を与えてあげましょう。
多くの水を与えてあげることで、すくすくとテーブルヤシが、育ちますよ。
冬場は土を乾かすくらいに与える
冬場は、土を乾かすくらいに与えましょう。
テーブルヤシは冬場は「休眠期」になります。この時期に多くの水を与えてしまうと、根腐れの原因になり、最悪テーブルヤシが、枯れてしまいます。水を与えなさすぎると、不安になると思いますが、2週間で1度の水やりでも十分なので安心してください。表面が乾燥していても、すぐに水を与える必要は、ありません。
また、詳しくは後述しますが、霧吹きで葉水はしてあげましょう。
冬場の水やりは表面が乾燥するぐらいで、大丈夫です。
テーブルヤシの水やりをするタイミング

先ほどは、水を与える量について、解説しました。ここでは、水を与えるタイミングについて、解説します。「与えるタイミングなんていつでもいいのでは?」と思う人もいると思いますが、実は重要なポイントになります。
ポイントは
- 生長期
- 休眠期
で与えるタイミングが違うところです。
順番に解説します。
夏場は時間に注意! 必ず早朝か夕方にする!
夏場の水やりは、必ず早朝か夕方におこないましょう。
テーブルヤシの生長期である、夏場ですが、この時期の水やりは危険があるからです。
具体的には、昼間の気温が高い時間帯に水を与えると、水が煮えて根にダメージを与えてしまうからです。根にダメージを与えてしまうと、最悪枯れてしまいます。比較的涼しい時間帯である、早朝もしくは夕方が、水やりによい時間帯です。
冬場は暖かい日を選ぶとテーブルヤシへの負担が減る
冬場は、暖かい日に水を与えると、テーブルヤシの負担が減ります。
冬場のテーブルヤシは、休眠期中です。この時期の水やりはテーブルヤシにとって負担になることもあります。
そこで、少しでも暖かい日に水を与えることで、テーブルヤシへの負担を軽減できます。
冬場に、水を与える場合はぜひ、暖かい日に水を与えましょう。
【番外編】テーブルヤシの葉水は一石三鳥

ここでは、テーブルヤシの葉水について、解説します。
観葉植物初心者の人でも分かりやすく解説せるのでぜひ、葉水について学んでみてください。
ここで解説する項目は以下の通りです。
- 葉水とは
- 葉水のメリット3選
順番に見ていきましょう。
葉水ってなんですか?
ここでは、葉水とはなにかについて、解説します。
観葉植物界隈では当たり前のことですが、初心者にもわかりやすく解説するので、安心してください。
葉水とは、文字通り「葉っぱに水を与える」ことを言います。ジョウロで与えるのではなく、霧吹きで葉に水を吹きかけます。
難しく考えず「葉っぱに霧吹きすること」と思えば大丈夫です。
葉水を行うメリット
ここでは、葉水のメリットについて解説します。
葉っぱに霧吹きするメリットは以下の3つです。
- 乾燥を防ぐ
- 病気の予防になる
- 色つやがよくなり
上記のメリットがあります。
病気の予防など、重要な効果もあるのでぜひ、葉水を覚えてテーブルヤシを健康に育ててください。
テーブルヤシの乾燥を防ぐことができる
葉水をすることで、テーブルヤシの乾燥を、防げます。
特に、冬場の葉水は非常に有効です。
冬の間は空気も乾燥しており、休眠期に入っているので、水を多く与えられません。
そこでは、葉水をすることで、葉っぱから水を吸収してもらいましょう。
乾燥は観葉植物にもよくないので、こまめに葉水を行いましょう。
病害虫の発生予防になる
葉水は、病害虫の発生防止もなります。
先ほど解説した乾燥防止にもつながるのですが、乾燥していると病害虫が、発生しやすくなります。
例えば
- ハダニ
- アブラムシ
などの、発生の原因にもなります。
そこで葉水をおこなうことで、ハダニやアブラムシの発生の防止にもつながります。
病害虫発生防止のためにも、葉水はまめにおこないましょう。
テーブルヤシの色つやがよくなる
葉水をすることで、テーブルヤシの色つやが、よくなります。
テーブルヤシの育成には、関係ないように思えますが、育てる植物は綺麗に飾りたいですよね?そこでテーブルヤシに、葉水をすることで、テーブルヤシの色つやをよくしましょう。
病害虫発生の予防にもなるので、葉水はやり得です。
テーブルヤシの水やりの注意点

ここでは、テーブルヤシの水やりの注意点を解説します。
先ほど紹介した、テーブルヤシに水を与えるタイミングとも関係するので、確認してみてください。
水やりで注意する点は
- 夏場の昼頃の水やりは危険
- 冬場は葉が下を向いたら注意
- 冬場の水温を調整しよう
の3つになります。水やりの注意点を把握すれば、テーブルヤシを元気に育てられますよ。
順番に解説します。
注意点①:夏場の昼頃の水やりは悪影響の可能性がある
先ほど、テーブルヤシに水を与えるタイミングでも説明しましたが、昼間の水やりは危険です。
なぜなら、与えた水が高温により、お湯になってしまうからです。
夏場の気温上は、想像以上で、あっという間に水がお湯になってしまいます。
お湯では、テーブルヤシの根にダメージを与えてしまうので、注意が必要です。
夏場に水を与える場合は、早朝や夕方の比較的涼しい時間帯に、与えましょう。
注意点②:冬場は葉が下を向いたサインを見逃さない
冬場に葉が下を向いたら、水を与えるサインです。
冬場は水を与える量に、注意が必要ですが、葉が下を向いていたら水を与えてあげましょう。
葉が下を向いたまま放置してしまうと、枯れてしまうので必ず水を与えてください。
ただし、与えすぎは厳禁です。
注意点③:冬場の水は常温にするとテーブルヤシの負担軽減
水温を常温するにすることで、テーブルヤシの負担を、軽減できます。
冬場の水道水は、とても冷たいですよね。この冷たい状態で水を与えると、テーブルヤシへの負担もあります。そこで、水を常温にしてあげることで、テーブルヤシへの負担を軽減できます。
細かな気遣いが、テーブルヤシを、元気に育てるコツにもなります。
ぜひ、冬場には常温にした水を、与えてください。
テーブルヤシの上手な育て方は他にもいろいろある
今回はテーブルヤシの水やりについて、詳しく解説していますが、他にも上手に育てるポイントはいくつもあります。
ここでは、水以外のポイントである
- 日光
- 温度管理
について解説します。
水やりも重要ですが、他にも重要なポイントはいくつもあります。
ぜひ、これから紹介するポイントも活かしてください。
テーブルヤシには適度な日光を!
テーブルヤシを、上手に育てるには、適度な日光が必要です。
ここでは、日光に焦点をあてて、解説します。
日光の当て方は、以下のように、分けられます。
- 夏場
- 冬場
特に冬場は、テーブルヤシにとっても重要な季節なのでぜひ、確認してください。
順番に解説していきます。
夏場(5月~9月)は直射日光に気を付ける
夏場は、直射日光に注意して置きましょう。
「植物なのに直射日光がだめなの?」と思われる方も多いと思いますが、強い直射日光は避けた方がいいです。
なぜなら、葉焼けを起こす可能性があるからです。
夏場でテーブルヤシを置く場所は
- 室内:レースカーテン越しなどの柔らかい日光が当たる場所
- 屋外:長時間直射日光が当たらない明るい日陰
に置きましょう。
せっかくのテーブルヤシが、葉焼けしないように、置く場所にも注意が必要です。
冬場(10月~4月)は日光のある窓辺でも、気温が低く悪影響になることがある
冬場の窓辺でも注意が必要です。
皆さんも経験があると思いますが、冬の窓辺は冷えている場合が、あります。
テーブルヤシの詳細でも解説したように、テーブルヤシは耐寒性が高くないです。いいと思って窓辺に置いたテーブルヤシが、冬の寒さにやられてしまう可能性が、あります。冬に置く場所は
- 室内:夕方ぐらいから室内の中ほどに移動する
- 屋外:可能なら室内入れる
などの場所がおすすめです。
テーブルヤシにとって日本の冬はつらいので、なるべく暖かい場所に置いてあげましょう。
温度が低いとテーブルヤシが育たない原因になる
温度が低いとテーブルヤシが、育たない原因になります。
先ほども説明しましたが、テーブルヤシは耐寒性が低い観葉植物です。また、気温が低くなると休眠期に入り、生長が止まります。
そのため、冬場は加温管理を行わなと、成長が止まります。
冬場にテーブルヤシが成長しなくても、問題はないので、安心してください。
肥料を与えると大きく育ってくれる
肥料を与えることで、大きくテーブルヤシが、育ちます。
肥料を与えるタイミングも
- 夏
- 冬
上記の2パターンあります。
与える肥料も変わってくるのでぜひ、参考にしてください。
順番に解説します。
夏場は苗の近くに固形肥料を置くといい
夏場は、苗の近くに固定肥料置くのが、おすすめです。夏場は生長期なので、固定肥料を置くことで、大きく育ちます。固定肥料は、苗の近くに置き2ヶ月に1度ぐらいのペースで、与えましょう。
この時期に肥料を与えるのは、非常におすすめです。
冬場に元気がない時は活力剤で栄養補助をしてあげる
冬場の元気がない時は、活力剤を与えましょう。
テーブルヤシは冬場は、休眠期なので通常は、肥料を与えません。しかし、元気がない場合は、活力剤を与えましょう。活力剤を冬に与えることで、冬を乗り切り、元気な姿で生長期を迎えましょう。
植え替えのサインは根詰まりを起こす前!
植え替えは、根詰まりが起きる前に、おこないましょう。
テーブルヤシは成長が穏やかなので、1年で何度も植え替えすることは、ありません。
植え替えをする時期は
- 購入した時
- 生長期序盤の5月~6月
がおすすめです。ここからは、植え替えに必要な道具や手順を、見ていきましょう。
順番に解説します。
植え替えに必要なもの
テーブルヤシの植え替えに、必要なものは、以下の通りです。
- 入れ替え用の容器(大きすぎないもの)
- 新しい土
- 鉢底石
- ハサミ
上記のものが必要になります。入手が難しいものはないので、大丈夫だと思います。また、ハサミは清潔なもの選ぶと、なお良いでしょう。不衛生なハサミでは、観葉植物が病気になる可能性もあるので、注意してください。
次に植え替え手順を、具体的に解説します。
植え替えの手順
テーブルヤシの、具体的な植え替え手順は、以下の通りです。
- 根にダメージを与えないように鉢から引き抜く
- 根についている土を揉み解して落とす
- 根が黒ずんでいる場合はハサミで切る
- 植え替え先の鉢に鉢底石と土を入れる
- テーブルヤシを植え替える
- たっぷりの水を与える
上記が、具体的な植え替え手順に、なります。黒ずんでいる根は腐っているの、見つけたら切り取って、ください。植え替えは少なからずダメージを与えるので、肥料は2週間後ぐらいから、与え始めましょう
【様子がおかしい】テーブルヤシが枯れる原因

ここでは、テーブルヤシが枯れてしまう原因について、解説します。
水の量も適切に行っているのに、なぜか枯れてしまう場合が、あるかも知れません。そんな時は、ここで原因を突き止めて対策してみてください。
テーブルヤシが枯れる原因は、以下の4つがあります。
- 寒さにやられる
- 病害虫被害
- エアコンの風
- 直射日光
上記の4つが、枯れる原因になります。
エアコンの風など些細なことでも、テーブルヤシにはダメージもつながることがあるので、注意が必要です。
順番に解説します。
原因①:テーブルヤシは冬の寒さが苦手
何度か説明していますが、テーブルヤシは、冬の寒さが苦手です。
日光に当てようと、窓辺に置いていると、冬の寒さにやれてしまいます。対策としては、夕方になったら部屋の中ほどに移動させると良いでしょう。忘れがちになることもあるので、注意してください。
原因②:病害虫による被害
テーブルヤシが枯れる原因の1つに、病害虫の存在があります。
病害虫は、植物がかかる病気や発生する害虫のことです。病害虫の予防には、日ごろのお手入れや、観察が重要になります。ここでは、よく聞く病害虫として
- ハダニ
- カイガラムシ
を紹介します。観葉植物では、よく聞く病害虫なので、病害虫について知ることにより、予防や対策をしましょう。もし見かけたら、必ず駆除をしてください。
よく聞く病害虫は【ハダニ】【カイガラムシ】
今回は、【ハダニ】と【カイガラムシ】について解説します。
各病害虫の特徴は以下の通りです。
- ハダニ:肉眼で確認が難しい、水に弱い、葉の裏に生息
- カイガラムシ:1mm~10mmほど、様々な姿している、埃っぽい場所を好む
などの特徴があります。ハダニは水に弱く、カイガラムシは埃っぽい場所を好むので、対策としては、葉水は有効と言えるでしょう。
カイガラムシは、目視でも確認できるので、見つけたらすぐに駆除してください。
こまめに観察することが大切
病害虫は、予防をしていてもどうしても、かかってしまう場合があります。そのため、日ごろから観察することが、重要になります。
「なんか黒い点がついてる?」など小さなことでも、気づくことが重要です。日頃から観察し、病害虫の大繁殖を、防ぐことが重要です
原因③:冬の室内でエアコンの風を受けて乾燥する
冬の室内で、エアコンの風を受けてることで、枯れてしまう場合があります。温度を気にするのは良いことですが、エアコンの風は、植物にとってあまり良いものでは、ありません。エアコンの風は乾燥しているので、その風が直接テーブルヤシにあたると、乾燥し弱ってしまいます。
エアコンの風が直接当たるような場所を避け、葉水をおこない、乾燥を防ぎましょう。
原因④:直射日光を受けて枯れる
直射日光が原因で、枯れてしまう場合も、あります。
植物に日光は、良いと思われがちですが、強烈な直射日光はダメージを与えてしまいます。また、室内で育った、テーブルヤシを行きなり外に出すのも危険です。
室内の場合は、レースカーテン越しの柔らかい日光が当たる場所に、置きましょう。屋外では、明るい日陰が、おすすめの置き場所です。
テーブルヤシをハイドロカルチャーで育成する

ここでは、テーブルヤシをハイドロカルチャーで育成する方法を、紹介します。観葉植物が初心者の人は「ハイドロカルチャー?」と思うかもしれませんが、分かりやすく解説するのでぜひ、チャレンジしてみてください。
以下が、ここで紹介する項目に、なります。
- ハイドロカルチャーとは
- ハイドロカルチャーに必要な物
- ハイドロカルチャーに植え替え後のお手入れ
順番に解説します。
ハイドロカルチャーってなんですか?
ハイドロカルチャーは、普通の土で育てるのではなく、人工的な土を使った栽培方法です。人工的な土を使っているので、衛生的で室内での植物育成に、お勧めの方法です。次の項目で実際に必要なものや、手順を解説していきます。
ハイドロカルチャーに植え替えてみよう
ここでは、ハイドロカルチャーの植え替え手順を、説明します。難しそうに感じるかもしれませんが、難しいポイントはありませんので、安心してください。
ハイドロカルチャーにするために必要なもの
ハイドロカルチャーで、必要なものは、以下のものです。
- 穴の開いていない容器
- 人工的な土(ハイドロボールなど)
- 栄養剤
- 根腐れ防止剤
上記のものを用意してください。
入手が難しいものはありませんが、人工的な土は、さまざまな種類があります。どれを選んでいいか難しい場合は、ハイドロカルチャー用の土を購入すれば大丈夫です。容器は、穴が開いていなければ、大丈夫です。しかし、ハイドロカルチャーが初めての場合は、水量を目視で確認できる、透明な容器がおすすめです。
ハイドロカルチャーにする手順
ここでは、具体的なハイドロカルチャーへの、植え替え手順を解説します。
手順は以下の通りです。
- 容器に根腐れ防止剤を敷く
- 人口の土(ハイドロボールなど)を容器の1/3ほど入れる
- テーブルヤシを痛めにように容器から取り出す
- テーブルヤシについている根を優しく、きれいに洗い流す
- テーブルヤシを容器に入れ植え付ける
- ハイドロボールなどで、ぐらつかないように固定する
- 水を1/5~1/4程度入れる(液体肥料は水に溶かす)
上記が具体的な植え替え手順です。ポイントは、土をしっかり落とすことです。ハイドロカルチャーで使う土は、無菌です。しかし、土がついていると、そこから雑菌が繁殖してしまい、植物にダメージを与えてしまいます。
土はきれいに取り除いてから、植えつけましょう。
植え替えた後のお手入れ方法
ここでは、植え替え後のお手入れについて、解説します。植え替え後は、少なからずダメージが残ります。このまま普通のお世話をすると、体調を崩す可能性があるからです。
折角のハイドロカルチャーを、失敗にしないためにもぜひ、確認してみてください。
1週間は日光に当てないようにする
ハイドロカルチャーに植え替え後は、1週間は日光に当てないように、しましょう。日光に当てるのは、良いことです。しかし、植え替え後はダメージを癒すためも、日陰で休ませてあげましょう。
徐々に日陰からいつも通りの世話に慣れされる
植え替え後1週間過ぎたら、徐々にいつも通りの、お世話切り替えていきます。ポイントなのは、「徐々に」というところです。いきなり世話の方法を変えると、ダメージを与えることになるので、注意してください。
テーブルヤシが育ってきたら苔玉を作ってみよう

テーブルヤシが育ってきたら、苔玉にチャレンジしてみるもの良いでしょう。ここでは、以下のことを、解説します。
- 苔玉とは
- 苔玉の作り方
- 苔玉の管理方法
「苔玉?」と思う人も多いと思いますが、分かりやすく解説するのでぜひ、チャレンジしてみてください。
順番に解説します。
【苔玉】って聞いたことありますか?
苔玉とは、粘土質の土であるケト土を球状にし植え付け、ハイ苔で包んだものを指します。
ケト土は水生の苔などが、長い時間をかけて粘土状になったの土のことを、言います。また、ハイ苔は日本に生息している苔です。
苔玉は、難しいと言われています。しかし、植えつける植物によっては、管理が簡単になる方法でもあります。見た目も丸くてかわいいのでぜひ、チャレンジしてみてください。
苔玉の作り方
ここでは、苔玉の作り方について、解説します。
初心者の人でも、分かりやすく解説するので、興味がわいたらチャレンジしてみましょう。
苔玉作りに用意するもの
苔玉に必要なものは以下の通りです。
- 植えつける植物
- ケト土
- 腐葉土(新しく土を作る場合に必要)
- 赤玉土
- バーミキュライト
- 水苔(可能ならハイ苔)
- 苔を固定する紐
が必要になります。
固定する紐ですが、特に決まりはありません。しかし、あまり派手色を使うと、景観を損なう可能性があります。少しだけ覚えておくと、いいかもしれません。
苔玉作りの手順
具体的な苔玉の作り方を解説します。
手順は以下の通りです。
- ケト土と赤玉土を7:3の割合で混ぜ水を加える
- 耳たぶぐらいの硬さになるまで、こねながら水を加え調整する
- 硬さが整ったら、お茶碗状になるように形を整える
- 形を整えたケト土にテーブルヤシと土を入れる
- ケト土で包むように丸く整えます
- 苔を上から張り付ける
- 苔を紐で固定する
上記が、苔玉の作り方の手順になります。難しい要素はありませが、苔を紐で固定するのは、難しいかもしれません。しかし、固定する結び方は、決まった方法はありません。景観を損なわないように、固定さえできれば大丈夫です。
苔玉は湿度管理が重要
苔玉の管理は、湿度が重要です。
苔玉で使っているケト土は、一度乾いてしまうと、なかなか水を吸収しません。頻繁に霧吹きなどで水分を与え、乾燥を防ぎましょう。
乾燥するとせっかくの植物が、枯れてしまうので、注意してください。
テーブルヤシの水やりに関する質問

ここでは、テーブルヤシの水やり関する質問についての、回答を紹介します。ここでの回答は
- 葉先が変色してきた時の対処法
- テーブルヤシの寿命
- 100均で購入後植え替えすべき?
についての回答を用意しました。
順番に解説します。
Q. 葉先が変色してきて枯れ気味です。対処法はありますか?
A,葉先の変色は、乾燥や低温が原因です。枯れてしまったは葉先は残念ながら戻りませんので、変色した部分をハサミで、切り取りましょう。また、置き場や葉水を見直してください。
Q. テーブルヤシは株分けで増やせますか?、そもそもの寿命ってどれくらいですか?
A,テーブルヤシは株分けで増やすことが可能です。株分けで増やす時期は、休眠期は避け生長期におこないましょう。テーブルヤシの寿命は、長いもので10年以上も生きることが、可能です。ただし、個体差があります。すべてのテーブルヤシが、10年生きるとは限りません。
Q. テーブルヤシを100均で購入しましたが、すぐに植え替えたほうがいいですか?
A,なるべく早めに、植え替えを行いましょう。100均では容器も小さく、根詰まりを起こしている可能性もあるので、植え替えをおすすめします。
【すくすく育つ】テーブルヤシの水やりと基本的な育て方のまとめ
今回は、テーブルヤシの水やりについて、解説しました。
今回の記事のポイントは
- 生長期と休眠期で水を与えること量が違う
- 夏場の水やりは、早朝か夕方
- 冬の寒さに注意
- 葉水はメリットがたくさん
- ハイドロカルチャーについて
- 苔玉について
を紹介しました。
テーブルヤシは、寒さに注意が必要ですが、耐陰性もあり育てやすい観葉植物です。普通の土で育てるのもいいですが、ハイドロカルチャーのように、清潔に育てる方法。苔玉のように、かわいらしく和を感じさせる栽培方法も、あります。ぜひ、自分に合う方法でテーブルヤシを育ててみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

この記事の執筆者長岡 孝樹
NFDフラワーデザイナー
社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。