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【すくすく育つ】テーブルヤシの水やりと基本的な育て方

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涼しげな見た目が、人気の観葉蝕部である、テーブルヤシ。インテリアとしても映えるので、栽培している人は、多いのではないでしょうか?しかし、テーブルヤシの育成が「上手くいかない…」という人も多いのでは、ないでしょうか?その原因は、水やりにあるかも知れません。
そこで今回は、テーブルヤシの水やりについて、解説します。
この記事を読めば

  • テーブルヤシの基本情報
  • テーブルヤシの水やりの方法
  • テーブルヤシの管理方法
  • テーブルヤシの変わった育て方
  • テーブルヤシの水やりについての質問の回答

が分かります。
水やりは、観葉植物の基本ではありますが、難しいポイントでもあります。この記事を読んでぜひ、テーブルヤシの水やりをマスターしてください。

目次
  1. 水やりの前にテーブルヤシについて知っておくと上手な育て方ができる
    1. テーブルヤシってどんな植物なのか
    2. 初心者にも手入れしやすい観葉植物
    3. テーブルヤシの【水やり】について解説していきます!
  2. テーブルヤシの水やりで与える量
    1. 夏場は鉢の底から漏れるくらいに与える
    2. 冬場は土を乾かすくらいに与える
  3. テーブルヤシの水やりをするタイミング
    1. 夏場は時間に注意! 必ず早朝か夕方にする!
    2. 冬場は暖かい日を選ぶとテーブルヤシへの負担が減る
  4. 【番外編】テーブルヤシの葉水は一石三鳥
    1. 葉水ってなんですか?
    2. 葉水を行うメリット
  5. テーブルヤシの水やりの注意点
    1. 注意点①:夏場の昼頃の水やりは悪影響の可能性がある
    2. 注意点②:冬場は葉が下を向いたサインを見逃さない
    3. 注意点③:冬場の水は常温にするとテーブルヤシの負担軽減
  6. テーブルヤシの上手な育て方は他にもいろいろある
    1. テーブルヤシには適度な日光を!
    2. 温度が低いとテーブルヤシが育たない原因になる
    3. 肥料を与えると大きく育ってくれる
    4. 植え替えのサインは根詰まりを起こす前!
  7. 【様子がおかしい】テーブルヤシが枯れる原因
    1. 原因①:テーブルヤシは冬の寒さが苦手
    2. 原因②:病害虫による被害
    3. 原因③:冬の室内でエアコンの風を受けて乾燥する
    4. 原因④:直射日光を受けて枯れる
  8. テーブルヤシをハイドロカルチャーで育成する
    1. ハイドロカルチャーってなんですか?
    2. ハイドロカルチャーに植え替えてみよう
    3. 植え替えた後のお手入れ方法
  9. テーブルヤシが育ってきたら苔玉を作ってみよう
    1. 【苔玉】って聞いたことありますか?
    2. 苔玉の作り方
    3. 苔玉は湿度管理が重要
  10. テーブルヤシの水やりに関する質問
    1. Q. 葉先が変色してきて枯れ気味です。対処法はありますか?
    2. Q. テーブルヤシは株分けで増やせますか?、そもそもの寿命ってどれくらいですか?
    3. Q. テーブルヤシを100均で購入しましたが、すぐに植え替えたほうがいいですか?
  11. 【すくすく育つ】テーブルヤシの水やりと基本的な育て方のまとめ

水やりの前にテーブルヤシについて知っておくと上手な育て方ができる

水やりの方法を学ぶ前に、テーブルヤシについて知っておくと、上手な育て方ができますよ。なぜなら、テーブルヤシについて知れれば、テールブヤシの好きな環境を知ることが、できるからです。

例えば、植物園などでは寒さに弱い植物は、ハウスなどで管理していますよね?それと同じことがテーブルヤシにも言えます。

これから、テーブルヤシについて解説するのでぜひ、テーブルヤシについて学んでみてください。

テーブルヤシってどんな植物なのか

ここでは、テーブルヤシのの基本的な情報を、解説します。
以下が、テーブルヤシの基本情報になります。

原産地 中南米
草丈/樹高 ~5m程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 並程度

が基本的な情報になります。
注目したいポイントは、「耐寒性」です。「耐寒性」は弱く、日本の寒さには注意が必要であることが、分かります。
サイズは5m程と高いですが、生長が早いわけではないので、サイズを気にしすぎる必要はありません。
耐暑性や耐陰性もあり、寒さに注意すれば、育てやすい観葉植物と言えるでしょう。

初心者にも手入れしやすい観葉植物

テーブルヤシは、初心者でも手入れがしやすい植物です。
特に難しい手入れもなく、基本的なお手入れをすれば、テーブルヤシを管理できますよ。
ただし、剪定には注意が必要です。なぜなら、テーブルヤシは一度切った場所からは、新しく芽を出しません。テーブルヤシの剪定は、古い葉を切るか、株分けして通気を確保しましょう。

テーブルヤシの【水やり】について解説していきます!

テーブルヤシの基本的な情報を、解説しましたので、次からは【水やり】について解説していきます。
水やりは観葉植物では、基本的な手入れですが、奥が深いのも事実です。
ぜひ、最後まで読んでテーブルヤシの【水やり】について、学んでください。

テーブルヤシの水やりで与える量

ここでは、テーブルヤシに与える水の量について、解説します。
実は、テーブルヤシの水やりは

  • 生長期
  • 休眠期

の2つの時期で、与える水の量が変わります。
与える量を間違えてしまうと、根腐れやテーブルヤシが枯れる原因になるので、注意が必要になります。
それでは順番に見ていきましょう。

夏場は鉢の底から漏れるくらいに与える

夏場は、鉢の底から漏れるくらい与えましょう。
夏場は、テーブルヤシの生長期なので、たっぷりの水を与えてあげましょう。
多くの水を与えてあげることで、すくすくとテーブルヤシが、育ちますよ。

冬場は土を乾かすくらいに与える

冬場は、土を乾かすくらいに与えましょう。
テーブルヤシは冬場は「休眠期」になります。この時期に多くの水を与えてしまうと、根腐れの原因になり、最悪テーブルヤシが、枯れてしまいます。水を与えなさすぎると、不安になると思いますが、2週間で1度の水やりでも十分なので安心してください。表面が乾燥していても、すぐに水を与える必要は、ありません。

また、詳しくは後述しますが、霧吹きで葉水はしてあげましょう。
冬場の水やりは表面が乾燥するぐらいで、大丈夫です。

テーブルヤシの水やりをするタイミング

先ほどは、水を与える量について、解説しました。ここでは、水を与えるタイミングについて、解説します。「与えるタイミングなんていつでもいいのでは?」と思う人もいると思いますが、実は重要なポイントになります。
ポイントは

  • 生長期
  • 休眠期

で与えるタイミングが違うところです。
順番に解説します。

夏場は時間に注意! 必ず早朝か夕方にする!

夏場の水やりは、必ず早朝か夕方におこないましょう。
テーブルヤシの生長期である、夏場ですが、この時期の水やりは危険があるからです。
具体的には、昼間の気温が高い時間帯に水を与えると、水が煮えて根にダメージを与えてしまうからです。根にダメージを与えてしまうと、最悪枯れてしまいます。比較的涼しい時間帯である、早朝もしくは夕方が、水やりによい時間帯です。

冬場は暖かい日を選ぶとテーブルヤシへの負担が減る

冬場は、暖かい日に水を与えると、テーブルヤシの負担が減ります。
冬場のテーブルヤシは、休眠期中です。この時期の水やりはテーブルヤシにとって負担になることもあります。
そこで、少しでも暖かい日に水を与えることで、テーブルヤシへの負担を軽減できます。
冬場に、水を与える場合はぜひ、暖かい日に水を与えましょう。

【番外編】テーブルヤシの葉水は一石三鳥

ここでは、テーブルヤシの葉水について、解説します。
観葉植物初心者の人でも分かりやすく解説せるのでぜひ、葉水について学んでみてください。

ここで解説する項目は以下の通りです。

  • 葉水とは
  • 葉水のメリット3選

順番に見ていきましょう。

葉水ってなんですか?

ここでは、葉水とはなにかについて、解説します。
観葉植物界隈では当たり前のことですが、初心者にもわかりやすく解説するので、安心してください。
葉水とは、文字通り「葉っぱに水を与える」ことを言います。ジョウロで与えるのではなく、霧吹きで葉に水を吹きかけます。

難しく考えず「葉っぱに霧吹きすること」と思えば大丈夫です。

葉水を行うメリット

ここでは、葉水のメリットについて解説します。
葉っぱに霧吹きするメリットは以下の3つです。

  • 乾燥を防ぐ
  • 病気の予防になる
  • 色つやがよくなり

上記のメリットがあります。
病気の予防など、重要な効果もあるのでぜひ、葉水を覚えてテーブルヤシを健康に育ててください。

テーブルヤシの乾燥を防ぐことができる

葉水をすることで、テーブルヤシの乾燥を、防げます。
特に、冬場の葉水は非常に有効です。
冬の間は空気も乾燥しており、休眠期に入っているので、水を多く与えられません。
そこでは、葉水をすることで、葉っぱから水を吸収してもらいましょう。

乾燥は観葉植物にもよくないので、こまめに葉水を行いましょう。

病害虫の発生予防になる

葉水は、病害虫の発生防止もなります。
先ほど解説した乾燥防止にもつながるのですが、乾燥していると病害虫が、発生しやすくなります。
例えば

  • ハダニ
  • アブラムシ

などの、発生の原因にもなります。
そこで葉水をおこなうことで、ハダニやアブラムシの発生の防止にもつながります。
病害虫発生防止のためにも、葉水はまめにおこないましょう。

テーブルヤシの色つやがよくなる

葉水をすることで、テーブルヤシの色つやが、よくなります。
テーブルヤシの育成には、関係ないように思えますが、育てる植物は綺麗に飾りたいですよね?そこでテーブルヤシに、葉水をすることで、テーブルヤシの色つやをよくしましょう。

病害虫発生の予防にもなるので、葉水はやり得です。

テーブルヤシの水やりの注意点

ここでは、テーブルヤシの水やりの注意点を解説します。
先ほど紹介した、テーブルヤシに水を与えるタイミングとも関係するので、確認してみてください。

水やりで注意する点は

  1. 夏場の昼頃の水やりは危険
  2. 冬場は葉が下を向いたら注意
  3. 冬場の水温を調整しよう

の3つになります。水やりの注意点を把握すれば、テーブルヤシを元気に育てられますよ。
順番に解説します。

注意点①:夏場の昼頃の水やりは悪影響の可能性がある

先ほど、テーブルヤシに水を与えるタイミングでも説明しましたが、昼間の水やりは危険です。
なぜなら、与えた水が高温により、お湯になってしまうからです。
夏場の気温上は、想像以上で、あっという間に水がお湯になってしまいます。
お湯では、テーブルヤシの根にダメージを与えてしまうので、注意が必要です。

夏場に水を与える場合は、早朝や夕方の比較的涼しい時間帯に、与えましょう。

注意点②:冬場は葉が下を向いたサインを見逃さない

冬場に葉が下を向いたら、水を与えるサインです。
冬場は水を与える量に、注意が必要ですが、葉が下を向いていたら水を与えてあげましょう。

葉が下を向いたまま放置してしまうと、枯れてしまうので必ず水を与えてください。
ただし、与えすぎは厳禁です。

注意点③:冬場の水は常温にするとテーブルヤシの負担軽減

水温を常温するにすることで、テーブルヤシの負担を、軽減できます。
冬場の水道水は、とても冷たいですよね。この冷たい状態で水を与えると、テーブルヤシへの負担もあります。そこで、水を常温にしてあげることで、テーブルヤシへの負担を軽減できます。

細かな気遣いが、テーブルヤシを、元気に育てるコツにもなります。
ぜひ、冬場には常温にした水を、与えてください。

テーブルヤシの上手な育て方は他にもいろいろある

今回はテーブルヤシの水やりについて、詳しく解説していますが、他にも上手に育てるポイントはいくつもあります。

ここでは、水以外のポイントである

  • 日光
  • 温度管理

について解説します。
水やりも重要ですが、他にも重要なポイントはいくつもあります。
ぜひ、これから紹介するポイントも活かしてください。

テーブルヤシには適度な日光を!

テーブルヤシを、上手に育てるには、適度な日光が必要です。
ここでは、日光に焦点をあてて、解説します。

日光の当て方は、以下のように、分けられます。

  • 夏場
  • 冬場

特に冬場は、テーブルヤシにとっても重要な季節なのでぜひ、確認してください。
順番に解説していきます。

夏場(5月~9月)は直射日光に気を付ける

夏場は、直射日光に注意して置きましょう。
「植物なのに直射日光がだめなの?」と思われる方も多いと思いますが、強い直射日光は避けた方がいいです。
なぜなら、葉焼けを起こす可能性があるからです。
夏場でテーブルヤシを置く場所は

  • 室内:レースカーテン越しなどの柔らかい日光が当たる場所
  • 屋外:長時間直射日光が当たらない明るい日陰

に置きましょう。
せっかくのテーブルヤシが、葉焼けしないように、置く場所にも注意が必要です。

冬場(10月~4月)は日光のある窓辺でも、気温が低く悪影響になることがある

冬場の窓辺でも注意が必要です。
皆さんも経験があると思いますが、冬の窓辺は冷えている場合が、あります。
テーブルヤシの詳細でも解説したように、テーブルヤシは耐寒性が高くないです。いいと思って窓辺に置いたテーブルヤシが、冬の寒さにやられてしまう可能性が、あります。冬に置く場所は

  • 室内:夕方ぐらいから室内の中ほどに移動する
  • 屋外:可能なら室内入れる

などの場所がおすすめです。

テーブルヤシにとって日本の冬はつらいので、なるべく暖かい場所に置いてあげましょう。

温度が低いとテーブルヤシが育たない原因になる

温度が低いとテーブルヤシが、育たない原因になります。
先ほども説明しましたが、テーブルヤシは耐寒性が低い観葉植物です。また、気温が低くなると休眠期に入り、生長が止まります。

そのため、冬場は加温管理を行わなと、成長が止まります。
冬場にテーブルヤシが成長しなくても、問題はないので、安心してください。

肥料を与えると大きく育ってくれる

肥料を与えることで、大きくテーブルヤシが、育ちます。
肥料を与えるタイミングも

上記の2パターンあります。
与える肥料も変わってくるのでぜひ、参考にしてください。
順番に解説します。

夏場は苗の近くに固形肥料を置くといい

夏場は、苗の近くに固定肥料置くのが、おすすめです。夏場は生長期なので、固定肥料を置くことで、大きく育ちます。固定肥料は、苗の近くに置き2ヶ月に1度ぐらいのペースで、与えましょう。
この時期に肥料を与えるのは、非常におすすめです。

冬場に元気がない時は活力剤で栄養補助をしてあげる

冬場の元気がない時は、活力剤を与えましょう。
テーブルヤシは冬場は、休眠期なので通常は、肥料を与えません。しかし、元気がない場合は、活力剤を与えましょう。活力剤を冬に与えることで、冬を乗り切り、元気な姿で生長期を迎えましょう。

植え替えのサインは根詰まりを起こす前!

植え替えは、根詰まりが起きる前に、おこないましょう。
テーブルヤシは成長が穏やかなので、1年で何度も植え替えすることは、ありません。
植え替えをする時期は

  • 購入した時
  • 生長期序盤の5月~6月

がおすすめです。ここからは、植え替えに必要な道具や手順を、見ていきましょう。
順番に解説します。

植え替えに必要なもの

テーブルヤシの植え替えに、必要なものは、以下の通りです。

  • 入れ替え用の容器(大きすぎないもの)
  • 新しい土
  • 鉢底石
  • ハサミ

上記のものが必要になります。入手が難しいものはないので、大丈夫だと思います。また、ハサミは清潔なもの選ぶと、なお良いでしょう。不衛生なハサミでは、観葉植物が病気になる可能性もあるので、注意してください。
次に植え替え手順を、具体的に解説します。

植え替えの手順

テーブルヤシの、具体的な植え替え手順は、以下の通りです。

  1. 根にダメージを与えないように鉢から引き抜く
  2. 根についている土を揉み解して落とす
  3. 根が黒ずんでいる場合はハサミで切る
  4. 植え替え先の鉢に鉢底石と土を入れる
  5. テーブルヤシを植え替える
  6. たっぷりの水を与える

上記が、具体的な植え替え手順に、なります。黒ずんでいる根は腐っているの、見つけたら切り取って、ください。植え替えは少なからずダメージを与えるので、肥料は2週間後ぐらいから、与え始めましょう

【様子がおかしい】テーブルヤシが枯れる原因

ここでは、テーブルヤシが枯れてしまう原因について、解説します。
水の量も適切に行っているのに、なぜか枯れてしまう場合が、あるかも知れません。そんな時は、ここで原因を突き止めて対策してみてください。

テーブルヤシが枯れる原因は、以下の4つがあります。

  1. 寒さにやられる
  2. 病害虫被害
  3. エアコンの風
  4. 直射日光

上記の4つが、枯れる原因になります。
エアコンの風など些細なことでも、テーブルヤシにはダメージもつながることがあるので、注意が必要です。
順番に解説します。

原因①:テーブルヤシは冬の寒さが苦手

何度か説明していますが、テーブルヤシは、冬の寒さが苦手です。
日光に当てようと、窓辺に置いていると、冬の寒さにやれてしまいます。対策としては、夕方になったら部屋の中ほどに移動させると良いでしょう。忘れがちになることもあるので、注意してください。

原因②:病害虫による被害

テーブルヤシが枯れる原因の1つに、病害虫の存在があります。
病害虫は、植物がかかる病気や発生する害虫のことです。病害虫の予防には、日ごろのお手入れや、観察が重要になります。ここでは、よく聞く病害虫として

  • ハダニ
  • カイガラムシ

を紹介します。観葉植物では、よく聞く病害虫なので、病害虫について知ることにより、予防や対策をしましょう。もし見かけたら、必ず駆除をしてください。

よく聞く病害虫は【ハダニ】【カイガラムシ】

今回は、【ハダニ】と【カイガラムシ】について解説します。

各病害虫の特徴は以下の通りです。

  • ハダニ:肉眼で確認が難しい、水に弱い、葉の裏に生息
  • カイガラムシ:1mm~10mmほど、様々な姿している、埃っぽい場所を好む

などの特徴があります。ハダニは水に弱く、カイガラムシは埃っぽい場所を好むので、対策としては、葉水は有効と言えるでしょう。

カイガラムシは、目視でも確認できるので、見つけたらすぐに駆除してください。

こまめに観察することが大切

病害虫は、予防をしていてもどうしても、かかってしまう場合があります。そのため、日ごろから観察することが、重要になります。
「なんか黒い点がついてる?」など小さなことでも、気づくことが重要です。日頃から観察し、病害虫の大繁殖を、防ぐことが重要です

原因③:冬の室内でエアコンの風を受けて乾燥する

冬の室内で、エアコンの風を受けてることで、枯れてしまう場合があります。温度を気にするのは良いことですが、エアコンの風は、植物にとってあまり良いものでは、ありません。エアコンの風は乾燥しているので、その風が直接テーブルヤシにあたると、乾燥し弱ってしまいます。

エアコンの風が直接当たるような場所を避け、葉水をおこない、乾燥を防ぎましょう。

原因④:直射日光を受けて枯れる

直射日光が原因で、枯れてしまう場合も、あります。
植物に日光は、良いと思われがちですが、強烈な直射日光はダメージを与えてしまいます。また、室内で育った、テーブルヤシを行きなり外に出すのも危険です。
室内の場合は、レースカーテン越しの柔らかい日光が当たる場所に、置きましょう。屋外では、明るい日陰が、おすすめの置き場所です。

テーブルヤシをハイドロカルチャーで育成する

ここでは、テーブルヤシをハイドロカルチャーで育成する方法を、紹介します。観葉植物が初心者の人は「ハイドロカルチャー?」と思うかもしれませんが、分かりやすく解説するのでぜひ、チャレンジしてみてください。
以下が、ここで紹介する項目に、なります。

  • ハイドロカルチャーとは
  • ハイドロカルチャーに必要な物
  • ハイドロカルチャーに植え替え後のお手入れ

順番に解説します。

ハイドロカルチャーってなんですか?

ハイドロカルチャーは、普通の土で育てるのではなく、人工的な土を使った栽培方法です。人工的な土を使っているので、衛生的で室内での植物育成に、お勧めの方法です。次の項目で実際に必要なものや、手順を解説していきます。

ハイドロカルチャーに植え替えてみよう

ここでは、ハイドロカルチャーの植え替え手順を、説明します。難しそうに感じるかもしれませんが、難しいポイントはありませんので、安心してください。

ハイドロカルチャーにするために必要なもの

ハイドロカルチャーで、必要なものは、以下のものです。

  • 穴の開いていない容器
  • 人工的な土(ハイドロボールなど)
  • 栄養剤
  • 根腐れ防止剤

上記のものを用意してください。
入手が難しいものはありませんが、人工的な土は、さまざまな種類があります。どれを選んでいいか難しい場合は、ハイドロカルチャー用の土を購入すれば大丈夫です。容器は、穴が開いていなければ、大丈夫です。しかし、ハイドロカルチャーが初めての場合は、水量を目視で確認できる、透明な容器がおすすめです。

ハイドロカルチャーにする手順

ここでは、具体的なハイドロカルチャーへの、植え替え手順を解説します。

手順は以下の通りです。

  1. 容器に根腐れ防止剤を敷
  2. 人口の土(ハイドロボールなど)を容器の1/3ほど入れる
  3. テーブルヤシを痛めにように容器から取り出す
  4. テーブルヤシについている根を優しく、きれいに洗い流す
  5. テーブルヤシを容器に入れ植え付ける
  6. ハイドロボールなどで、ぐらつかないように固定する
  7. 水を1/5~1/4程度入れる(液体肥料は水に溶かす)

上記が具体的な植え替え手順です。ポイントは、土をしっかり落とすことです。ハイドロカルチャーで使う土は、無菌です。しかし、土がついていると、そこから雑菌が繁殖してしまい、植物にダメージを与えてしまいます。
土はきれいに取り除いてから、植えつけましょう。

植え替えた後のお手入れ方法

ここでは、植え替え後のお手入れについて、解説します。植え替え後は、少なからずダメージが残ります。このまま普通のお世話をすると、体調を崩す可能性があるからです。
折角のハイドロカルチャーを、失敗にしないためにもぜひ、確認してみてください。

1週間は日光に当てないようにする

ハイドロカルチャーに植え替え後は、1週間は日光に当てないように、しましょう。日光に当てるのは、良いことです。しかし、植え替え後はダメージを癒すためも、日陰で休ませてあげましょう。

徐々に日陰からいつも通りの世話に慣れされる

植え替え後1週間過ぎたら、徐々にいつも通りの、お世話切り替えていきます。ポイントなのは、「徐々に」というところです。いきなり世話の方法を変えると、ダメージを与えることになるので、注意してください。

テーブルヤシが育ってきたら苔玉を作ってみよう

テーブルヤシが育ってきたら、苔玉にチャレンジしてみるもの良いでしょう。ここでは、以下のことを、解説します。

  • 苔玉とは
  • 苔玉の作り方
  • 苔玉の管理方法

「苔玉?」と思う人も多いと思いますが、分かりやすく解説するのでぜひ、チャレンジしてみてください。
順番に解説します。

【苔玉】って聞いたことありますか?

苔玉とは、粘土質の土であるケト土を球状にし植え付け、ハイ苔で包んだものを指します。

ケト土は水生の苔などが、長い時間をかけて粘土状になったの土のことを、言います。また、ハイ苔は日本に生息している苔です。

苔玉は、難しいと言われています。しかし、植えつける植物によっては、管理が簡単になる方法でもあります。見た目も丸くてかわいいのでぜひ、チャレンジしてみてください。

苔玉の作り方

ここでは、苔玉の作り方について、解説します。
初心者の人でも、分かりやすく解説するので、興味がわいたらチャレンジしてみましょう。

苔玉作りに用意するもの

苔玉に必要なものは以下の通りです。

  • 植えつける植物
  • ケト土
  • 腐葉土(新しく土を作る場合に必要)
  • 赤玉土
  • バーミキュライト
  • 水苔(可能ならハイ苔)
  • 苔を固定する紐

が必要になります。
固定する紐ですが、特に決まりはありません。しかし、あまり派手色を使うと、景観を損なう可能性があります。少しだけ覚えておくと、いいかもしれません。

苔玉作りの手順

具体的な苔玉の作り方を解説します。
手順は以下の通りです。

  1. ケト土と赤玉土を7:3の割合で混ぜ水を加える
  2. 耳たぶぐらいの硬さになるまで、こねながら水を加え調整する
  3. 硬さが整ったら、お茶碗状になるように形を整える
  4. 形を整えたケト土にテーブルヤシと土を入れる
  5. ケト土で包むように丸く整えます
  6. 苔を上から張り付ける
  7. 苔を紐で固定する

上記が、苔玉の作り方の手順になります。難しい要素はありませが、苔を紐で固定するのは、難しいかもしれません。しかし、固定する結び方は、決まった方法はありません。景観を損なわないように、固定さえできれば大丈夫です。

苔玉は湿度管理が重要

苔玉の管理は、湿度が重要です。
苔玉で使っているケト土は、一度乾いてしまうと、なかなか水を吸収しません。頻繁に霧吹きなどで水分を与え、乾燥を防ぎましょう。
乾燥するとせっかくの植物が、枯れてしまうので、注意してください。

テーブルヤシの水やりに関する質問

ここでは、テーブルヤシの水やり関する質問についての、回答を紹介します。ここでの回答は

  • 葉先が変色してきた時の対処法
  • テーブルヤシの寿命
  • 100均で購入後植え替えすべき?

についての回答を用意しました。
順番に解説します。

Q. 葉先が変色してきて枯れ気味です。対処法はありますか?

A,葉先の変色は、乾燥や低温が原因です。枯れてしまったは葉先は残念ながら戻りませんので、変色した部分をハサミで、切り取りましょう。また、置き場や葉水を見直してください。

Q. テーブルヤシは株分けで増やせますか?、そもそもの寿命ってどれくらいですか?

A,テーブルヤシは株分けで増やすことが可能です。株分けで増やす時期は、休眠期は避け生長期におこないましょう。テーブルヤシの寿命は、長いもので10年以上も生きることが、可能です。ただし、個体差があります。すべてのテーブルヤシが、10年生きるとは限りません。

Q. テーブルヤシを100均で購入しましたが、すぐに植え替えたほうがいいですか?

A,なるべく早めに、植え替えを行いましょう。100均では容器も小さく、根詰まりを起こしている可能性もあるので、植え替えをおすすめします。

【すくすく育つ】テーブルヤシの水やりと基本的な育て方のまとめ

今回は、テーブルヤシの水やりについて、解説しました。
今回の記事のポイントは

  • 生長期と休眠期で水を与えること量が違う
  • 夏場の水やりは、早朝か夕方
  • 冬の寒さに注意
  • 葉水はメリットがたくさん
  • ハイドロカルチャーについて
  • 苔玉について

を紹介しました。

テーブルヤシは、寒さに注意が必要ですが、耐陰性もあり育てやすい観葉植物です。普通の土で育てるのもいいですが、ハイドロカルチャーのように、清潔に育てる方法。苔玉のように、かわいらしく和を感じさせる栽培方法も、あります。ぜひ、自分に合う方法でテーブルヤシを育ててみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。