ダイソーのハイドロカルチャーで育つの?種類やおすすめ商品を紹介

ダイソーのハイドロカルチャーで育つの?種類やおすすめ商品を紹介
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目次

観葉植物の育成方法として人気を集めているのが「ハイドロカルチャー」です。ハイドロカルチャーは見た目がかわいらしいため、お部屋をおしゃれに演出してくれます。 しかし、中にはハイドロカルチャーの始め方を知らない方や、ハイドロカルチャーに必要なものをどこで揃えたら良いのかわからない方もいるでしょう。実は、ハイドロカルチャーに必要なものはすべて100均であるダイソーで揃います。 本記事では、
  • ハイドロカルチャーについて
  • ハイドロカルチャーに使えるダイソー商品
  • ハイドロカルチャーへの植え替え方法
  • ハイドロカルチャーに適した容器
  • ハイドロカルチャーで育てられる観葉植物
について詳しく解説します。ハイドロカルチャーに挑戦してみたいけど、始め方がわからない方は本記事を参考にして、ダイソーの商品でハイドロカルチャーを始めてみましょう。

まずは、ハイドロカルチャーについて知っておこう!

まずはハイドロカルチャーがどんな栽培方法なのかチェックしておきましょう。

ハイドロカルチャーは水耕栽培の1種

ハイドロカルチャーは水を意味する「ハイドロと、栽培を意味する「カルチャーが組み合わさった植物の栽培名で、水耕栽培に分類されます。つまり、土を使用しない栽培方法です。 一般的な水耕栽培は植物を肥料を含んだ水に差して育てますが、ハイドロカルチャーでは水と人口の土を使用して植物を育成します

ハイドロカルチャーの種類

ハイドロカルチャーにはいくつか種類があります。

ハイドロボール

ハイドロボールは最もポピュラーなハイドロカルチャーの植え込み材で、粘土を高温で焼き、発泡させた石(発砲煉石(はっぽうれんせき))のことを指します。 1つひとつに無数の細かい穴が開いるのがハイドロボールの特徴です。ハイドロボールは細かい穴に取り込んだ空気を植物へと供給してます。ただし、ハイドロボールには植物が排出する老廃物を分解する力はないことを覚えておきましょう。

ゼオライト

ゼオライトは鉱物の一種で、ハイドロボール同様、表面にたくさんの細かい穴があります。 ゼオライトには土壌改善や水質保持の力があり、ハイドロカルチャーでは根腐れ防止剤として使われることが多いです。しかし、保肥性が高いこともあり、ゼオライトは植え込み材としても使用できます。

ジェルポリマー(ハイドロゼリー)

ジェルポリマーもしくはハイドロゼリーとは、「高吸水性樹脂」と呼ばれるジェル状のボールのことを指します。 ジェルポリマーは約95%が水分でできているため、水を使用するハイドロカルチャーにぴったりの植え込み材です。中には、栄養分を含むジェルポリマーもあるため、手間なく安心して植物を育てられます。見た目がビー玉のようにかわいらしいため、インテリアとして置いても映えますよ。

ハイドロカルチャーのメリット

土植えでなく、ハイドロカルチャーで観葉植物を育てることにはどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、4つのメリットをご紹介します。

匂いや虫がほぼないので清潔に保つことができる

ハイドロカルチャーのメリットの1つは、匂いや虫が発生しづらいことです。 一般的な土植えで観葉植物を育てる場合、土に含まれる堆肥が匂いや虫を発生させる原因になります。しかし、ハイドロカルチャーは無機質な植え込み材を使用するため、匂いや虫が発生することはほとんどありません。キッチンやダイニングなど、清潔に保ちたい生活スペースにも安心して飾れますよ。

お世話がとても簡単なので初心者でも安心

お世話が非常に簡単なのも、ハイドロカルチャーで観葉植物を育てるメリットです。 ハイドロカルチャーでは水やりが最も大切になります。そのため、水やりの量やタイミングに気をつけることが必要です。しかし、ハイドロカルチャーの水やりは毎日ではありません。水やりさえ適切にできれば、簡単に観葉植物を育てられるのです。 水やり自体の難易度は高くないため、初心者の方でも安心して育てられますよ。

植え替えがめちゃくちゃ簡単

ハイドロカルチャーのメリット3つ目は、植え替えが簡単なことです。 ハイドロカルチャーでは土植え同様、定期的な植え替えが必要になります。しかし、土を使っていないハイドロカルチャーの場合は、植え替えの際に汚れることがありません。また、植え込み材は土に比べて圧倒的に軽いため、労力を要しないのです。 観葉植物を健康的に育てるために植え替えは必須ですが、ハイドロカルチャーなら手間なく簡単に行えます。

全てダイソーのような100均で販売されているので低価格でスタートできる

ハイドロカルチャーは専用の用具を揃えるのが大変そうと考える方は多いのではないでしょうか。実は、ハイドロカルチャーは100均で販売されている園芸グッズで簡単に始められます。低価格で必要なものがすべて揃うため、初めてハイドロカルチャーに挑戦する方はダイソーなどの100均を利用してみましょう。

ダイソーのハイドロボールの種類

ダイソーでは小粒タイプとと中粒タイプ2種類のハイドロボールが販売されています。いずれも1.2ℓの大容量で110円(税込)で販売されており、最高のコストパフォーマンスです。

小粒タイプのハイドロボール

小粒タイプは小さな容器でハイドロカルチャーをやりたい方根が細めの観葉植物を育てたい方におすすめです。粒が小さい分、ハイドロボール間のすき間も少なくなるため、根が細い観葉植物をしっかり固定してくれます。

中粒タイプのハイドロボール

中粒タイプのハイドロボールはオールマイティに使えます。根が太い観葉植物からやや細い観葉植物まで、比較的どんなものでもしっかり固定できるためです。使用する容器が小さい場合を除き、迷ったときは中粒タイプを購入すると良いでしょう

ダイソーのゼオライトの種類

ダイソーではゼオライトも手に入ります。ダイソーで扱われているのは、大粒タイプの一般的なゼオライトと色付きゼオライトの2種類です。

大粒のゼオライト

根腐れ防止ゼオライト」という商品名で販売されているゼオライトです。1袋500gも入っているので、ゼオライトでハイドロカルチャーを始めたい方はぜひ手に取ってみてください。ただし、粒のサイズは大粒なので、自分が使いたい容器や育てたい観葉植物に合っているのか、よく検討してみてくださいね。

色付きのゼオライトもある

ダイソーには色付きのゼオライトも販売されています。ピンク色や水色などの淡い色合いが特徴的で、透明の容器に入れれば見た目も華やかです。1色使いも良いですが、異なる色のゼオライトを層になるように順番に容器に入れるのもおすすめですよ。よりおしゃれにハイドロカルチャーを楽しみたい方は、ダイソーの色付きゼオライトを購入してみてください。

【注意!】ダイソーのジェルポリマーは販売されていない

残念ながら、現在ダイソーではジェルポリマーを扱っていません。ジェルポリマーを使用してハイドロカルチャーを始めようと考えている方は注意してください。

ダイソーはジェルポリマーを販売していない

以前までは、カラフルなジェルポリマーがダイソーで販売されていました。しかし、現在ははすべてのジェルポリマーが販売終了となっています。ダイソーではジェルポリマーは手に入らないので気をつけてくださいね。

安く購入したいならセリアなど他店舗へ

ジェルポリマーでハイドロカルチャーを始めたい方は、セリアなど他の100均店舗で購入するのがおすすめです。セリアでは「PLANT BEADS」という名で販売されています。1袋に青や緑など涼しげな色合いのジェルポリマーが混ぜて入れられているのが特徴です。 ダイソーと同じ100均を利用すれば、価格が安く抑えられるため、ジェルポリマーの使用を希望する場合はセリアなど他店舗を利用しましょう。

ダイソーのハイドロカルチャーで観葉植物を育てるには植え替えが必要

ダイソーの園芸用品でハイドロカルチャーを始める場合は、別で購入した観葉植物を植え替える必要があります。ここでは、植え替えに必要なものや植え替えの手順、植え替えの際の注意点について確認してみましょう。

植え替えに必要なもの

植え替えに必要なものは、主に以下の3つです。

自分好みのハイドロカルチャー

前述でご紹介したハイドロボール・ゼオライト・ジェルポリマーの中から、自分の好みのハイドロカルチャーを用意しましょう。ナチュラルな雰囲気にしたければハイドロボール、かわいらしい印象に仕上げたければカラーゼオライトやジェルポリマーを使用すると良いでしょう。

根腐れ防止剤

ハイドロカルチャーには根腐れ防止剤が必要不可欠です。植え込み材として紹介したゼオライトは根腐れ防止剤としても使えますよ。

お気に入りの観葉植物

ハイドロカルチャーで育てたい観葉植物を準備しましょう。鉢の安定性を保つため、小さめの観葉植物を選ぶことをおすすめします。

ハイドロカルチャーに植え替える手順

ハイドロカルチャーに植え替える手順は、以下の通りです。
  1. 容器に根腐れ防止剤を入れる。鉢底が見えなくなる程度でOK。
  2. 好みのハイドロカルチャーを容器の3分の1程度入れる。
  3. 根のついた観葉植物を中心に配置し、ハイドロカルチャーの高さを調整する。
  4. 観葉植物を固定するために、植物の周りにハイドロカルチャーを足す。その際、根のすき間にも行きわたるように入れる。
  5. 観葉植物が植えられたら、水を容器の5分の1~4分の1まで入れる。

ハイドロカルチャーの植え替えでの注意点

ハイドロカルチャーに植え替える際には、以下の2つの注しましょう。

根っこについた土をしっかりと洗い流すこと

土植えの観葉植物をハイドロカルチャーに植え替える場合は、植物の根についた土をしっかり洗い流してください。根に土が残っていると、水が濁る原因になります。バケツなどに水を張り、優しくすすいで土を落としましょう。

土で育った観葉植物なので環境変化で枯れるかもしれない

観葉植物の環境変化に気を配りましょう。土植えとハイドロカルチャーでは育つ環境が全く異なるため、植え替えることで植物に負担をかけます。植え替え直後は植物が傷みやすく、最悪の場合枯れてしまうことも。観葉植物を枯らさないためには、植物の生長期に植え替えを行うようにしてください。生長期であれば、植物へのダメージを抑えられますよ。

ハイドロカルチャーで観葉植物を育てるには【容器】も大切

ハイドロカルチャーには適切な容器選びも欠かせません。ハイドロカルチャー向きの容器の条件をご紹介します。

基本、植物を植えれそうな容器であればOK!

ハイドロカルチャーでは少量の水を容器に貯めた状態で観葉植物を育てるため、鉢底穴が必要ありません。よって、植物が植えられそうな容器であれば、基本的にどんなものでも使用できます。ガラス製容器や陶器、深さのある食器など、容器選びが楽しめるのもハイドロカルチャーの魅力です。もちろんダイソー商品を活用するのもOKですよ。

条件①:透明な容器がおすすめ

基本的にどんな容器でも対応可能ですが、中でもおすすめなのが透明な容器です。透明な容器であれば、中の水分量がチェックしやすいため、水やりのタイミングで失敗することがありません。特にハイドロカルチャー初心者の方は、透明な容器を選ぶと良いでしょう。

条件②:底が深めの容器が良い

容器はなるべく底が深いものを選ぶと良いです。容器に深さが必要な理由は、観葉植物をしっかり固定するためです。容器が浅すぎると植物の安定性が損なわれ、植物が倒れてしまう可能性があります。育てたい観葉植物の大きさも考慮し、深めの容器を選びましょう。

【豆知識】全ての観葉植物がハイドロカルチャーで育てれるわけではない

管理が簡単で、インテリアとしてもおしゃれなハイドロカルチャーですが、ハイドロカルチャーには向いている植物と向いていない植物があります。どんな観葉植物がハイドロカルチャーに適しているのか、確認してみましょう。

ハイドロカルチャーで育てることができる観葉植物

ここでは、ハイドロカルチャーで育てられる観葉植物を6種類ご紹介します。ダイソーで購入できるものもあるため、ダイソーを訪れた際はぜひ見てみてくださいね。

パキラ

パキラは耐陰性に優れた観葉植物で、半日陰で管理しなければならないハイドロカルチャーにぴったりです。パキラといえば大きめなものを想像する方もいると思いますが、小型サイズも販売されているので、ハイドロカルチャーに植え替えられますよ。ダイソーなどの100均でも購入可能です。

ガジュマル

ガジュマルといえば丈夫な観葉植物として有名ですよね。観葉植物の中でも特に人気が高い種類です。多少の環境変化にも耐えらえるため、ハイドロカルチャー向きだと言えます。ただし、ガジュマルは日光が大好きな観葉植物なので、ハイドロカルチャーに植え替えても適度に日に当ててあげましょう

小さめのモンステラ

サイズが大きいモンステラは、一見ハイドロカルチャー向きではないように思えます。しかし、小さめの株を選び、生長とともに大きい容器に植え替えるなど工夫をすれば、ハイドロカルチャーでも十分に育てられますよ。耐暑性・耐寒性が高いのも、ハイドロカルチャーに適した特性です。

サンスベリア

サンスベリアは耐陰性・耐寒性に優れた、ハイドロカルチャー向きの観葉植物です。初心者でも育てやすい丈夫さがあるため、ハイドロカルチャーでも安心して育てられます。サンスベリアは品種によってサイズがかなり異なるので、小さめの品種を選びましょう。サンスベリアもダイゾーなどで購入できますよ。

ポトス

ポトスは水差しでも十分に育つほど水との相性が良いため、ハイドロカルチャーでもしっかり育てられます。ポトスはつるを伸ばす植物なので、ハイドロカルチャーにして天井から吊るすのもおすすめです。耐陰性は高いですが、適度に日光浴をさせてあげると良く生長しますよ。

テーブルヤシ

テーブルヤシは耐陰性の高さと生長の緩やかさが特徴の観葉植物で、ハイドロカルチャーとの相性は抜群です。また、株がコンパクトな点もハイドロカルチャー向きと言えます。テーブルヤシは見た目がかわいらしいため、カラーゼオライトなどを使用するとよりおしゃれ度が増しますよ。

観葉植物を大きくしたのならハイドロカルチャーでは限界がある

ハイドロカルチャーでの育成では、観葉植物の生長に限界があることを覚えておきましょう。ハイドロカルチャーでは土植えに比べて、植物の生長が緩やかになります。また、ハイドロカルチャーは土植えよりも植物を支える力が弱いため、大きい観葉植物や大きく育てたい観葉植物には不向きです。自分がどんな風に観葉植物を育てたいかを考えたうえで、栽培方法を選択しましょう。

Q&A

ここでは、ハイドロカルチャーに関する悩みや疑問にお答えします。

Q,ハイドロカルチャー専用の液体肥料もあると思います。液体肥料は効果ありますか?

A,効果はあります。 ハイドロカルチャーで観葉植物を育てる場合、液体肥料は欠かせません。なぜなら水や植え込み材には必要な栄養素が含まれていないからです。ただし、施肥の時期には気をつけましょう。ハイドロカルチャーの植物に液体肥料を与えるのは植物の生長期で、頻度は2週間~1ヶ月に1度ほどです。植物に良いからといって、むやみに肥料を与えては逆効果になってしまうので注意してくださいね。

Q,ハイドロカルチャーで育てると根腐れしやすいと聞いたのですが、本当ですか?

A,本当です。 ハイドロカルチャーの観葉植物の根腐れの原因は、水の与えすぎと植物から排出される老廃物です。水が乾き切る前に次の水やりをしてしまうと、水分が多すぎて根腐れを起こすことがあります。また、ハイドロボールなどには植物から出る老廃物を分解する力はなく、老廃物が蓄積することで根腐れが起きてしまうのです。観葉植物をよく観察して水やりのタイミングを見極めることと、根腐れ防止剤を入れることに気をつけて根腐れを防ぎましょう。

Q,ハイドロカルチャーで育てるデメリットはありますか?

A,デメリットはあります。 虫や匂いが発生しにくかったり、手入れが楽だったりと、ハイドロカルチャーにはメリットがたくさんありますが、もちろんデメリットも存在します。デメリットの1つは、前項にもある通り、根腐れのしやすさです。しかし、管理さえしっかりすれば根腐れは防げるので、対処法を身につけておきましょう。 また、観葉植物が大きく育てられないのも、ハイドロカルチャーのデメリットです。土植えよりも植物の生長が緩やかになるため、どんどん大きく育っていく過程を楽しみたい場合には、ハイドロカルチャーは向いていません。

ダイソーのハイドロカルチャーで育つの?種類やおすすめ商品を紹介のまとめ

ダイソー商品で始めるハイドロカルチャーについて解説してきました。本記事の内容を以下にまとめています。
  • ハイドロカルチャーは水と人口の土を利用した栽培方法で、水耕栽培の1種。
  • ハイドロカルチャーには、主に「ハイドロボール」「ゼオライト」「ジェルポリマー(ハイドロゼリー)」の3種類がある。
  • ハイドロカルチャーのメリットは、「匂いや虫が発生しにくいこと」「育てるのが簡単なこと」「植え替えが楽なこと」の3つ。
  • ハイドロカルチャーはダイソーなどの100均商品で手軽に始められる。
  • ハイドロカルチャーの容器は基本的に何でもOKだが、透明で底が深いものがおすすめ。
  • ハイドロカルチャーには向いている植物と向いていない植物がある。
お部屋をおしゃれに見せてくれるハイドロカルチャー。ハイドロカルチャーで必要な植え込み材や容器などは、すべてダイソーで揃います。準備が大変そうで挑戦できていなかった方は、ぜひ本記事を参考に、ダイソー商品でハイドロカルチャーを始めてみてくださいね。そして、ハイドロカルチャーで手軽に生活の中にグリーンを取り入れてましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。