観葉植物

パキラの剪定時期はいつがいいの?方法や基本的なケアまで徹底解説

パキラは、育て方が比較的簡単なため初心者にも人気があり、観葉植物デビューの1鉢に選ばれる方も多いですよね。育てやすい一方で、どんどんパキラが成長してしまって、そろそろ剪定してみたいなと思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

また、パキラに限らず、観葉植物を育てていく中で欠かせないのが、剪定などのお手入れですよね。初めて剪定を行う方にとっては、どのように行えばよいの?時期や最適な方法があるの?など、わからないことだらけではないでしょうか。

そこでこの記事では

  • なぜ剪定が必要なの?
  • パキラの剪定に適した時期やタイミングは?
  • パキラの剪定方法、コツや手順は?
  • 剪定時の注意点

について解説していきます。

この記事を読んでいただければ、剪定の手順や気を付けるポイントがわかるので、初心者でも簡単にパキラを剪定することができます。また、パキラの茎や幹の最適な切り方をマスターすることで、観葉植物のメンテナンスのプロに頼まなくても、より長く元気なパキラを楽しむことができますので、ぜひ最後までお読みください。

目次
  1. 大きく成長したパキラは剪定しよう!
    1. 成長速度が早いで有名な観葉植物パキラ
    2. 正しい剪定の時期やアフターケアまで徹底伝授します
  2. パキラにはどうして剪定が必要なのか
    1. 成長して全体的なバランスが崩れている
    2. 枝葉が密集して奥まで光が届かないので間引きが必要
    3. 間延びしている枝葉はパキラを転倒させる可能性も!
  3. パキラの剪定する時期やタイミングを紹介
    1. パキラの剪定時期は夏の【成長期】に行うこと!
    2. パキラの剪定のタイミングは大きく2つ!
  4. 秋や冬などの寒い時期の剪定はおすすめしません!
    1. 大きさや置いている場所が関係している!
    2. 寒い季節は温度をチェックするように!
  5. パキラの切り戻しと丸坊主の方法と手順
    1. 切り方のポイントは【成長点】
    2. パキラの切り戻しの方法
    3. パキラを丸坊主にする方法
  6. パキラの切り戻しや丸坊主をする上での注意点
    1. 剪定や丸坊主には清潔なハサミを使うこと
    2. 丸坊主では綺麗に幹を切らないと雑菌で腐ることもある
    3. 同じパキラを何度も丸坊主にするのは控える
  7. パキラ剪定後の手入れや育て方の基本
    1. 置き場所を決める際のポイントは【日当たり】【風通し】
    2. 水やりは土が乾燥してから鉢底から漏れるまで与える
    3. 肥料は剪定直後には与えないで!
  8. パキラの剪定時期に関するよくある質問
    1. Q. パキラの植え替えを同じ時期にしようと思いますが、同時にやって大丈夫ですか?
    2. Q. 剪定から期間をあけて肥料を与えようと思いますが、固形肥料と液体肥料のどちらがいいですか?
    3. Q. 枯れた葉があるので剪定で取り除こうと思いますが、どのように切ったらいいですか?
  9. パキラの剪定時期はいつがいいの?方法やコツ、基本的なケアまで徹底解説のまとめ

大きく成長したパキラは剪定しよう!

パキラは、生命力が高く、すくすく育つので初心者にも育てやすいと人気な観葉植物の1つとお伝えしましたね。一方で、成長が早いため、パキラを育てるうえで剪定は必要不可欠になってきます。また、剪定した枝は、挿し木で株を増やすことができますので、剪定で切り落とした枝も無駄になりません。

成長速度が早いで有名な観葉植物パキラ

先ほども成長が早いとご説明しましたが、1年に70cmも伸びたという例もあるほど、生命力が高く成長速度が早い観葉植物です。パキラは剪定をしてもすぐ脇芽が出てきますので、万が一、切りすぎたと思ってもパキラの成長速度であれば、すぐ新芽が出てくるので剪定はそれほど難しくありません。

正しい剪定の時期やアフターケアまで徹底伝授します

剪定は、初心者の方にとって、失敗してしまわないかとハサミを入れるのに勇気がいりますよね。仮にプロに剪定をお願いすると一鉢あたり約1,000円程度プラス出張料などがかかります。また、剪定してほしい時期にスケジュールが空いているとは限りませんよね。適切な時期を逃すとパキラの成長を妨げ、元気がなくなる可能性もありますので、できれば自分でも剪定ができる方が望ましいと思います。ここからは、正しい剪定の時期や手順、アフターケアを詳しく解説しますので、この記事を参考に剪定初心者の方も、ぜひ剪定に挑戦してみましょう。

パキラにはどうして剪定が必要なのか

そもそも、なぜ剪定が必要なのでしょうか。パキラを剪定をする目的をご説明します。

成長して全体的なバランスが崩れている

一番の目的は、パキラの樹形を整え見栄えを良くすることでしょう。パキラは上に向かってどんどん成長する観葉植物です。剪定しないままでは、背が高くなりすぎてしまいます。また、根本に近い古い葉っぱは落ちてきてしまうため、成長した上のほうだけ葉っぱが茂り、樹形がアンバランスになってしまいます

枝葉が密集して奥まで光が届かないので間引きが必要

さらに剪定は、葉っぱにまんべんなく光が当たるように間引きをすることができます。葉っぱが密集し、光が届かなくなった葉っぱは、落ちてしまったり、風通しも悪くなります。日光不足や湿気によって、害虫被害病気になってしまうこともありますので注意しましょう。

間延びしている枝葉はパキラを転倒させる可能性も!

さらに、長期間剪定を怠ってしまった場合、伸びすぎたパキラの先に葉っぱが茂ってしまいますよね。全体のバランスが崩れ、重みによって折れたり、転倒する可能性もありますので剪定は定期的に行っていきましょう。

パキラの剪定する時期やタイミングを紹介

剪定の必要性についてお判りいただけましたか?ここからは、パキラを剪定する時期やタイミングについてご説明していきます。

パキラの剪定時期は夏の【成長期】に行うこと!

パキラの剪定は夏の成長期に行うことが鉄則です。成長期に剪定を行うことで樹形も早く整います。また切りすぎた場合も成長期であればすぐに成長してくれるので失敗が少なくなります。

パキラの【成長期】って何ですか?

成長期とは、文字通り植物が活発に成長する時期です。パキラをはじめほとんどの観葉植物は、気温が20度前後の5月から9月頃が成長期と言われます。この時期は、剪定はもちろん植え替えや挿し木、肥料を与えるのにも適したタイミングといわれます。

パキラの剪定は成長期 or 成長期の前にしましょう

パキラの剪定は、前述しましたように、成長期と言われる5月下旬から9月下旬頃に行うのがおすすめです。できれば、5月~6月頃に剪定しておくと、夏の成長期ピークに枝葉が伸びて樹形が整いやすくなります。ぜひ夏前に剪定を行ってみてください。

ちなみに、葉っぱを数枚カット程度の剪定であれば、冬に行っても問題ありません。

パキラの剪定のタイミングは大きく2つ!

それでは、パキラを剪定するタイミングはいつなのでしょうか。剪定するべきタイミングは2つあります。

パキラが大きくなりすぎてしまったとき

すでにお伝えした通り、パキラは成長期になると勢いよく枝葉が成長します。大きくなってきた、伸びすぎたかなと感じたら、全体的なバランスも崩れていると思いますので剪定するタイミングです。

パキラが間延びして茎や葉が細くなっているとき

日光不足などが原因で、パキラが間延びしまうことがあります。茎が細く伸びて葉っぱと葉っぱの間が空いて不格好になった状態です。こういった状態がみられるときは、間延びしてしまった部分を剪定すると良いでしょう。

秋や冬などの寒い時期の剪定はおすすめしません!

基本的に、パキラは寒さに弱い観葉植物で、5℃以下になると枯れてしまいます。秋冬に剪定すると、芽や葉っぱが出るのに時間がかかり、葉っぱの少ない状態が長く続いてしまいます。

また、葉っぱが無くなると光合成ができなくなり、パキラがダメージを受けてしまうことになるため、秋冬に剪定するのはおすすめしません。

大きさや置いている場所が関係している!

先ほど、パキラの剪定を秋冬にするのはおすすめしないとお伝えしましたが、厳密には、パキラの大きさや置き場所によっても変わってきます

あなたの育てているパキラが、以下の2パターンに当てはまるようであれば、多少剪定時期がずれても問題ない可能性がありますので、参考にしてみてください。

  • 室内で育てている、机におけるような小型サイズであれば秋冬も剪定可能
  • 室内で床置きしている大きめのパキラは秋の初め頃まで剪定可能

ただし、絶対に枯れないというわけではありませんので、軽く剪定する、害虫の影響で枯れた枝葉のみにするなど、必要な場合だけにしましょう。

寒い季節は温度をチェックするように!

パキラが成長するためには25℃くらいが適温と言われまが、気温が下がる秋冬でも10℃以上に保てる部屋で管理できると良いでしょう。前述しましたようにパキラは5℃以下になると枯れてしまいますので、室温をチェックしたり、室温が下がってしまう場合は暖かい部屋に移動させるなどの対処が必要となります。

パキラの切り戻しと丸坊主の方法と手順

剪定には、切り戻し丸坊主という2種類の方法があります。切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を切って、樹形を整えることを言います。また、丸坊主は文字通り、パキラの葉っぱや枝をすべて切り落とし仕立て直すことです。

ここからは、実際に剪定するための手順を徹底解説します。

切り方のポイントは【成長点】

剪定をする上で押さえておきたいのが成長点です。

そもそも成長点とは何なのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

まず成長点って知ってますか?

植物には成長点と呼ばれるものが存在します。成長点とは、細胞分裂を繰り返して新芽が芽吹く重要な部分で、幹や茎の表面にある、ぷくっと膨らんだところをさします。

成長点の【上側】を切ると、新芽が出てきやすい

切り戻し剪定する時は、成長点の2cmほど上側を切ることを意識しましょう。新芽が出てきやすいので、早く樹形が整いやすくなります。

成長点の【下側】で切ると、要らない枝葉をカットできる

また、不要な枝葉を間引きしたい時は、成長点を残さないように成長点の下側をカットすると、同じ箇所から伸びてきにくくなります。

パキラの切り戻しの方法

それでは、切り戻しの方法についてご説明します。

切り戻しに必要なもの

  • 剪定ばさみ:清潔で切れ味の良いもの
  • 園芸用手袋
  • 癒合剤(ゆごうざい):剪定した枝の切り口に塗る薬です

切り戻しの手順

  1. 長く伸びすぎている枝を、お好みの高さに切る
  2. 枯れている枝や葉っぱは根元から間引きする
  3. 勢いよく伸びて込み合っている枝があれば切る
  4. 全体的なバランスを見ながらこれから茂らせたい部分を切り戻しする
  5. 太い枝の切り口に癒合剤を塗る

パキラを丸坊主にする方法

続いて、パキラを丸坊主にする方法をご説明します。

丸坊主に必要なもの

パキラを丸坊主にするために必要なのは、切れ味の良い清潔な剪定ばさみのみです。

丸坊主にする手順

丸坊主にするのに、特別な手順や切り方に決まりはありません。丸坊主にする際、成長点を残すと、樹形が整うまでの時間が多少早い傾向にあります。しかし、生命力の強いパキラですから、成長点を切り落としてしまったとしても、残っている幹から新たな成長点が形成され新芽が芽吹きます。あまり心配せず、どこから切っても問題ないので思い切ってすべて切り落としてみましょう。

パキラの切り戻しや丸坊主をする上での注意点

切り戻しや丸坊主にする上で気を付けていただきたい点が3つありますのでしっかりと押さえておきましょう。

剪定や丸坊主には清潔なハサミを使うこと

清潔なハサミが必要とお伝えしましたが、清潔でないハサミを使用すると、ハサミを介して枝や幹の切り口から病原菌やカビが発生するおそれがあり、せっかくのパキラを枯らしてしまうことになりかねません。

長い間使っていなかった剪定ハサミなどは、煮沸消毒アルコールスプレーを使って清潔にしてから使用するようにしましょう。

丸坊主では綺麗に幹を切らないと雑菌で腐ることもある

前述しました、清潔なハサミである事に加えて、切れ味の良いハサミであることも重要なポイントです。

スパッときれいに切らないと、幹や茎の繊維を傷つけてしまいます。そこから雑菌が繁殖し腐ってしまうことがありますので、丸坊主にする際は、特に注意してほしい点です。

同じパキラを何度も丸坊主にするのは控える

何度も丸坊主にすることは、パキラの株に負担がかかってしまいます。そのため、丸坊主にするのは、樹形が崩れすぎてどうしようもない時や、古く痛んでしまった葉っぱばかりのパキラを若い葉っぱにリフレッシュさせたい時のみにとどめておきましょう。

パキラ剪定後の手入れや育て方の基本

剪定後は、どのように管理したらよいのでしょうか。ここからは、剪定直後の置き場所や水やり、肥料の与え方について解説していきます。

置き場所を決める際のポイントは【日当たり】【風通し】

パキラを剪定したら終わりではありません。剪定後のパキラの置き場所が重要となりますので、以下2点を押さえて、剪定後もしっかりとお手入れしましょう。

日当たりが十分にあるか

パキラは日光を好む植物です。日光に当てることでパキラの成長を促進し、剪定後もすくすくと枝葉が成長してくれます。丸坊主にした場合も日当たりのいい場所に置くことでしっかり新芽が出てきます。しかしながら、直射日光が当たる場所は、葉焼けの原因となりますので避けるようにしましょう。

風通しが良い場所か

剪定後は、風通しの良い場所に置くこともポイントです。害虫が発生するのを防いだり、カットした枝の断面が乾きやすくなります。

水やりは土が乾燥してから鉢底から漏れるまで与える

水やりは剪定後も通常の育て方通り、土がしっかり乾燥してから鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと与えます。受皿に流れた水は、都度捨てましょう。

肥料は剪定直後には与えないで!

剪定直後は、パキラの生育が安定するまで2~3週間は肥料を与えるのは控えましょう。生育が安定すると新芽が生えてきますので、しばらく様子を見てください。

パキラの剪定時期に関するよくある質問

ここからは、剪定時期に関するよくある質問を紹介します。

Q. パキラの植え替えを同じ時期にしようと思いますが、同時にやって大丈夫ですか?

A,剪定と植え替えを同時にするのはおすすめしません。

剪定も植え替えも、同じ成長期に行うのがおすすめのタイミングです。しかしながら、切り戻しや丸坊主のような剪定は強剪定ともいい、株に負担がかかります。また、植え替えも株に負担をかける原因になります。無理に同時に行うと、パキラが弱り、枯れてしまう可能性があります。

Q. 剪定から期間をあけて肥料を与えようと思いますが、固形肥料と液体肥料のどちらがいいですか?

A,どちらでも問題ありません。

土の上に置くタイプの固形の緩効性化成肥料を与えるか、水やりに代えて、薄めた液体肥料月1回程度与えてみましょう。しかしながら、鉢中の水が多くなると根腐れなどで枯れることもありますので、後者の液体肥料を与える場合は、土の乾き具合に注意するようにしましょう。

Q. 枯れた葉があるので剪定で取り除こうと思いますが、どのように切ったらいいですか?

A,葉っぱをひと回り小さくするように切ると見栄えが良いです。

葉っぱ全体が枯れている場合は、葉の付け根からカットします。葉先だけが枯れている場合は、葉先だけをまっすぐ切ると悪目立ちしてしまうので、葉っぱをひと回り小さくするようにカットすると見栄えがよくおすすめです。

パキラの剪定時期はいつがいいの?方法やコツ、基本的なケアまで徹底解説のまとめ

いかがでしたか。パキラの最適な剪定時期と手順について解説してきました。

この記事のポイントは

  • パキラは成長速度が早いため剪定が不可欠である
  • パキラは成長期にあたる5月から9月頃に剪定を行うと良い
  • 剪定は成長点を意識して切ると良い

ということでしたね。

これらを押さえれば、パキラの樹形を美しく保ちながらすくすくと育つパキラを楽しむことができますね。剪定をする際は、何度もこの記事を読み返し、手順やコツを確認しながら挑戦してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

記事執筆者長岡 孝樹」

この記事の執筆者長岡 孝樹
NFDフラワーデザイナー

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。