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パキラの冬の育て方!日常の手入れからもしもの対処法を解説

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皆さんは観葉植物を育てた経験があるでしょうか?中でもパキラは難しい管理が必要なく、濃い鮮やかな緑がキレイであるためグリーンインテリアとしても非常に人気の植物です。

基本的な観葉植物は冬などの寒い時期に入ると休眠期という、成長しない時期に入ります。

そんな中、誤った環境や育て方を行ってしまうとパキラであっても枯れてしまう恐れがあります。そこで今回は

  • 冬におけるパキラの水やり
  • 冬におけるパキラの配置場所
  • 冬におけるパキラの肥料
  • パキラを冬で枯らせない為の注意点
  • パキラに葉水をする大切さ

パキラは生命力が強く生育しやすい為、インテリアとしても人気が多い植物です。ですが冬を越す際に育て方を誤ってしまいパキラを枯らしてしまう人も少なくありません。

本記事ではパキラに冬を越させるために抑えておかなければならない知識や育て方をご紹介しますので是非最後までご覧になってください。

目次
  1. パキラは冬が苦手な観葉植物
    1. 春から秋はぐんぐん成長する観葉植物
    2. パキラの越冬は難しい
  2. パキラの冬の育て方【水やり】
    1. 水やりのタイミング・量
    2. 注意点やコツ
  3. パキラの冬の育て方【置き場所】
    1. 暖かくて明るい場所に置くようにする
    2. 部屋の温度は20℃~30℃に保つ
    3. 注意点やコツ
  4. パキラの冬の育て方【乾燥対策】
    1. パキラを含めた観葉植物は乾燥が大嫌い
    2. 葉水を行って乾燥対策を万全にする
    3. 注意点やコツ
  5. パキラの冬の育て方【肥料】
    1. 冬のパキラには肥料は必要ない
    2. 冬に肥料が要らない理由
  6. パキラが冬に枯れる原因は主に4つ
    1. 冬の寒さで葉が落ちたり、新芽が丸くなる
    2. 冬場の過剰な水やりで起こる根腐れ
    3. 冬場の乾燥で葉の色つやがなくなる
    4. 害虫による被害を受ける
  7. 【おかしいぞ】冬のパキラのトラブルの対処法
    1. 葉が萎れるときは水やりをする
    2. パキラが落葉したら暖かい場所に移す
    3. 水や土から異臭がしたり葉に元気がないときは根腐れを疑う
  8. 【テクニック】葉水は冬のパキラに効果絶大
    1. 葉水を行うメリット
    2. 葉水は茎や幹にもしてあげるのがポイント
  9. Q&A
    1. Q. 冬のパキラは水やりが重要ですが、簡単に確認する方法はありますか?
    2. Q. 冬になってからパキラの落葉が何回かあります。これって枯れ始めているサインですか?
    3. Q. 冬なのか、パキラの葉が萎れて下を向いています。これは何が原因でしょうか?
  10. 【パキラの越冬】パキラの冬の育て方!日常の手入れからもしもの対処法を解説のまとめ

パキラは冬が苦手な観葉植物

パキラに限らず観葉植物全体的な話になりますが、基本的に観葉植物の成長期は5~9月あたりの暖かい時期であることが多いです。成長期以外の期間は環境に注意しなくては枯れる恐れがあります。それはパキラにおいても例外ではなくどういった点で気を付けなければならないのか紹介していきます。

春から秋はぐんぐん成長する観葉植物

パキラは春から秋の暖かい季節が成長期となります。パキラ自身、生命力が強い為、正しい育て方をすることでどんどん伸びていきます。であるため、初心者にもオススメされやすく、育て方も複雑でない植物です。

一方、冬などの寒い時期は休眠期に入ってしまいその間は成長もストップしてしまいますので育て方にも注意しなくてはいけません。それは次の見出しから解説していきます。

パキラの越冬は難しい

先ほども述べた通り、パキラは暖かい時期が1番育ちやすいです。反対に寒い時期、5~10℃以下になると休眠期に入ってしまいます。適正温度を保つことができなければ、枯れたり、萎れてしまったり、根腐れを起こしてしまうなど様々な弊害に繋がってしまいます。パキラに冬越しをさせる際には注意点や育て方を十分理解しておくようにしましょう。

関連記事:パキラの育て方|枯らさないお手入れ方法や栽培方法のコツを紹介

パキラの冬の育て方【水やり】

まず始めに紹介する育て方はパキラの水やりについての説明になります。パキラの水やりは通常の暖かい時期であれば、そんなに難しく考えず乾いたら水やりする感じで問題ありません。ですが冬になってくると水のあげすぎは厳禁です。暖かい時期と同じ育て方で水やりを行っていると根腐れを起こしてしまうため水やりの方法やコツを紹介します。

水やりのタイミング・量

まずは水やり頻度についてです。水やりのタイミングとしては暖かい時期と同様に土が完全に乾いてからで問題ありません。水の量も鉢の底から滴りおちるくらいあげてしまっても大丈夫です。

ですが、夏と違い冬は土の乾くペースが遅いため夏と同じ頻度で水やりをしてしまうと鉢内の湿気が高くなってしまい根腐れを起こしてしまうのです。冬になっても夏と同じタイミングで水やりをしないように注意しましょう。また土の水分は問題なくても空気がとても乾燥していた場合は葉っぱに悪いので葉水、つまり水を葉っぱに霧吹きなどでかけてあげましょう。

注意点やコツ

こちらでは水やりについての注意点やコツをご紹介していきます。先ほど述べた水やりでも問題ありませんが、根腐れを防ぐための水やりの注意点やコツも一緒にご紹介しますので是非参考にしてください。

土は乾燥気味に与える

パキラはもともと南米の乾いた所が原産であるため、乾燥には強い植物です。加えて冬であれば休眠期であるため、水をそこまで必要としていません。ですので水をたっぷり与えるのではなく、乾燥気味という程度まで水やりを行うことで確実に根腐れを防ぐことが出来ます。

土が乾いても数日は与えない

もう1つは土が完璧に乾いたあと数日置いてから水やりをする方法です。パキラは先にも述べた通り乾燥に強い植物です。更に冬はあまり水を要しません。数日水やりをしなくても問題ないため、根腐れ防止になります。

パキラの冬の育て方【置き場所】

次に紹介する育て方は冬での置き場所についてです。冬は部屋に置くのは当然ですが、置き場所に注意しなければ枯れることとなってしまいます。配置場所についての注意点を解説していきますので、是非ご覧になってください。

暖かくて明るい場所に置くようにする

前提としてパキラは南米の植物であるため、温かくて日の当たる所を好みます。であるため、冬越しさせるためには少しでも室内であることはもちろん、パキラの好む環境に置いてあげる事が大切となってきます。

例を挙げるのであれば窓付近がおすすめですが、窓付近は外と接しているだけあって気温が低くなりがちです。5~10℃以下はパキラにとって厳しい環境ですので、日当たりは大切ですがその場所の温度には気を付けながら配置場所を決めましょう。また窓越しの直射日光は問題ありませんが、直接直射日光を浴びてしまうとパキラは葉焼けを起こしてしまうため注意してください。

部屋の温度は20℃~30℃に保つ

先にも述べた通り、パキラは暖かい所を好みます。適正温度は20~30℃で基本的に暖かいところに生息しているため、冬はパキラにとって厳しい環境になります。パキラを配置している部屋の温度は十分気を付けるようにしましょう。

注意点やコツ

こちらでは、配置場所についての注意点やコツもご一緒に紹介しておきます。

窓際では室内と屋外の寒暖差に注意する

冬の室内でパキラの日当たりを考えて窓際に配置するのは良いことです。ですが先ほども少し説明した通り、窓際は寒い外と接している為、実際の室温よりも寒い場所である恐れがあります。窓際に配置しようと考える場合は日中だけにしたり、窓際の温度を計測しておくなど、何かしらの寒さ対策をしておきましょう。

床暖房で根腐れを起こすので、床には直接置かない

床に配置する際に床暖房のある床の上に置いてしまうと、水やりをした際に土が温まることで蒸れてしまい、その結果根腐れを起こしてしまうことも十分あり得ます。床に置くとしても床暖房の備わっていない場所に置くようにしましょう。

パキラの冬の育て方【乾燥対策】

次に紹介する育て方は乾燥対策についてです。植物にとって乾燥対策は重要となってきます。是非ご覧になってください。

パキラを含めた観葉植物は乾燥が大嫌い

基本的に観葉植物全般に言える事ですが、乾燥は良くありません。乾燥に強い植物ありますが、強いだけであって乾燥は植物にとって悪影響しか生みません。パキラの場合、乾燥しすぎると落葉するので葉が落ちたら水不足のサインです。

葉水を行って乾燥対策を万全にする

水やりを丁寧に行っても、冬場は外の空気が乾燥しています。であるため土は水分を含んでいても茎や葉は乾燥した空気にさらされてよくありません。そこで茎や葉っぱなどに霧吹きを行う、葉水』を実施することで葉の表面や茎や幹の表面の乾燥を防ぐことができます。

注意点やコツ

こちらでは先ほど述べた葉水についての解説を深掘りしていきます。参考にしていってください。

葉水は葉の表と裏の両方に行う

葉水は茎と葉っぱに対して行いますが、葉っぱに関しては裏も含めて満遍なくちゃんと水をかけてあげましょう。

葉水は毎日あげても大丈夫です

葉水に関しては毎日行っても問題ありません。土に関しては根腐れの原因となってしまうため、水のあげすぎ厳禁です。ですが茎や葉っぱに関しては乾燥対策になりますし、根腐れを起こす心配もありませんので毎日行っても悪いことはありません。

パキラの冬の育て方【肥料】

次にご紹介させていただく育て方は冬における肥料についてです。植物を生育する上で肥料は大切な物となってきますが、休眠期になる冬はどうすればいいのか?詳しく紹介していきます。

冬のパキラには肥料は必要ない

結論から申し上げますと、冬ではパキラに肥料は必要ありません。肥料が必要ない理由を以下にまとめましたので是非ご覧になってください。

冬に肥料が要らない理由

基本的に植物全般は冬に肥料は必要ありません。成長期は暖かい時期であるため、成長期でない時期に肥料を与えても持て余してしまうためです。細かい理由をいかにまとめましたので参考にしてください。

休眠期に入るから

まず1つ目に挙げられる理由としては植物は冬に休眠期に入るためです。休眠期とは植物が生長を止めて水をあまり吸わなくなる状態です。植物はそれぞれ成長に適した成長期というものを持っておりそれ以外の時は基本的に休眠期です。先ほども述べた通り休眠期は生長を止めている為、肥料が必要ないのです。

栄養分を吸収する力が弱くなるから

先ほど述べた部分と少し重なりますが、生長を止めた結果として水も栄養もあまり必要とせず現状を維持するだけの状態になります。であるため生長に必要とされる肥料は冬においては必要としません。

パキラが冬に枯れる原因は主に4つ

ここでは冬にパキラが枯れる原因を大きく分けて4つご紹介していこうと思います。パキラに冬越しさせるために重要な注意事項となり必見の内容となりますので是非ご覧になってください。

冬の寒さで葉が落ちたり、新芽が丸くなる

まず1つ目に挙げられるのが寒さにやられてしまうケースです。パキラは暖かいところを好み、寒さには弱いため寒い場所に置いてしまうと落葉してしまいます。また乾燥によって新芽が丸くなるケースもありますので、定期的な葉水を欠かさないようにしましょう。

冬場の過剰な水やりで起こる根腐れ

冬場においてはパキラに限らず植物全般は休眠期に入り、水を少ししか必要としません。夏と同じ要領で水やりをしてしまうと、水のあげすぎによって鉢内の水を吸収しきれず湿度が上がってしまった結果、根腐れを起こしてしまいます。冬に水を挙げる場合には十分乾いたのを確認し、乾燥気味に与えると鉢内に湿気が溜まりにくくできるでしょう。

冬場の乾燥で葉の色つやがなくなる

冬場の寒さや乾燥によって葉っぱに色つやがなくなることもあります。葉や茎を健康に保つためにも葉水を欠かさないようにするようにしましょう。

害虫による被害を受ける

次に紹介させていただくのは害虫についてです。当然パキラにも害虫は付きますので具体的な被害と対策をご紹介します。

ハダニによる被害

まずはハダニについて。ハダニとは白い1mmほどの大きさの虫で葉の裏側に寄生します。ハダニは温度が高く乾燥が続くと発生してしまいます。ハダニは定期的に葉水を行うことで防止することができます。

カイガラムシによる被害

続いてカイガラムシ。見た目は名前の通り白い貝殻のようなもので覆われています。この虫は葉っぱの栄養を吸ってしまったり、病気の原因になってしまうため良くありません。こちらの虫も葉水やブラシなどで落とすことが出来ます。

【おかしいぞ】冬のパキラのトラブルの対処法

パキラの育て方を誤っていると様々なトラブルが発生します。ここではどういった育て方をすると起こるのか、理由とその対処法について紹介していきます。

葉が萎れるときは水やりをする

葉が萎れた時は水不足の可能性が高いです。パキラが萎れるのは水が足りていないサインであるため、土の乾燥具合を確認して乾燥しきっていればそれは間違いなく水不足です。鉢下からあふれるくらい水をあげましょう。

パキラが落葉したら暖かい場所に移す

寒さに弱いパキラは寒すぎる環境に置きすぎると葉がおちてしまいます。一般的には5~10℃以下はNGなので葉っぱが落ちたらパキラが寒さに困ってるサインです。すぐに20~30℃の場所に置いてあげましょう。

水や土から異臭がしたり葉に元気がないときは根腐れを疑う

根腐れは土の中の根っこで起こる現象なので、根腐れを早期発見するためには、根腐れの特徴や前兆を把握しておかなければなりません。ここでは根腐れを早期発見するための症状について紹介していきます。

根腐れ初期

根腐れの初期では見た目は元気そうですが、鉢から変な匂いを発します。この段階であれば植え替えや植え替えと同時に腐った根を切り落とせば回復できます。

根腐れ中期

次にあげられる症状は葉の色が落ちる事です。根腐れを起こしていると酸素と水が吸えず葉っぱに栄養を送れなくなるためです。ただちに植え替えや腐った根を切り落としましょう。

根腐れ末期

最後に末期となるのが茎が柔らかくなってしまうことです。こうなってしまえば手に負えません。こうならないようにするためには水のやりすぎや、鉢下の水を定期的に捨てる事です。

【テクニック】葉水は冬のパキラに効果絶大

葉水は様々な効果をもたらします。特に冬のパキラにおいては乾燥対策になるので様々なメリットが生まれます。

葉水を行うメリット

ここでは具体的なメリットを紹介していきます。

乾燥対策になる

まず1つ目は乾燥対策です。土に水やりやしているため根っこには水分が行き渡りますが、茎や葉っぱには水分が行かずに乾燥してしまうことがあります。毎日葉水を行うことで葉や茎の乾燥を防ぐ効果があります。

病害虫予防になる

害虫対策の際にも述べましたが、葉水を行うことで害虫を防止することにもつながります。

葉水は茎や幹にもしてあげるのがポイント

葉水は葉っぱだけでなく茎や幹にもしてあげましょう。茎や幹からも水分を吸収できるため、茎や幹が元気がなくならないように葉っぱ以外にも葉水をしてあげましょう。

Q&A

ここではよくある質問について紹介していきます。

Q. 冬のパキラは水やりが重要ですが、簡単に確認する方法はありますか?

A,あります。簡単に確認する方法としては鉢植えを持ち上げて軽いか重いかで判断する方法や、鉢底から見える土が乾いているかなどの方法が挙げられます。

Q. 冬になってからパキラの落葉が何回かあります。これって枯れ始めているサインですか?

A,パキラの葉が落ち始めた場合は、それは寒すぎのサインです。パキラは20~30℃が適温なので適温環境に移してあげましょう。

Q. 冬なのか、パキラの葉が萎れて下を向いています。これは何が原因でしょうか?

A,パキラが萎れている場合、それは水不足のサインです。土が完全に乾いていれば明白ですのですぐに水やりをしましょう。

【パキラの越冬】パキラの冬の育て方!日常の手入れからもしもの対処法を解説のまとめ

ここまでパキラの冬の育て方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?初心者に育てやすいとされているパキラでも冬を越すのはとても大変です。何も知らなければ簡単に枯らしてしまうこともありえます。ここまでの点をまとめると

  • 冬のパキラの水やりは少な目でいい
  • 冬のパキラの置き場所は20~30℃の場所に置く
  • 冬のパキラは休眠期なので肥料はいらない
  • 冬のパキラは葉や茎が乾燥しないように葉水を定期的に行う

パキラの育て方には特に難しいことはないとされていますが、冬での育て方となると話は変わってきます。環境で育て方は変わってくるため、知っておいて損はないでしょう。特にパキラは冬に弱いため、冬での育て方には十分注意が必要です。パキラの育成・購入を検討している方は本記事の育て方を実践してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。