100均のパキラの植え替え方法!その後のケアまで徹底解説

100均のパキラの植え替え方法!その後のケアまで徹底解説
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目次

金運を招くパキラはインテリアのアクセントにもおしゃれで、人気の観葉植物。 手軽に始めようとダイソーなどの100均でかわいいパキラを買ったけど、小さくてちゃんと育つのか心配になりますよね。 そこで今回は
  • 100均で買ったパキラを育てるコツ
  • 100均で買ったパキラの植え替えのタイミング
  • 失敗しない植え替え方法
  • 植え替えたパキラの育て方
  • ハイドロカルチャーへの植え替え方法
を詳しく解説します。 この記事を読んでいただければ、安く手に入れたパキラも立派に成長することができますよ。記事の後半では100均パキラのよくある質問コーナーもありますので、トラブル予防の参考にしていただければ嬉しいです。

100均で買ったパキラって育つ?

100均でパキラを買ったけど、見た目も小さくて軽いとちゃんと育つのか心配になりますよね。

結論:きちんと育ちます

100均のパキラはきちんとお手入れすれば、長く育てることができます。100均でパキラを購入した場合、数日はそのままでも問題ありません。しかし枯らさずに大きく育てたい場合は、植え替えが必要になります。植え替え後はパキラに適した環境で育てることも、大きくするために大切なポイントです。

大きくするにはコツがある

100均で買った小さいパキラも大きくすることができます。パキラを大きくするにはいくつかのコツがあり、そのうちの一つが先ほど紹介した「植え替え」です。パキラは元々成長スピードが速い植物のため、定期的な植え替えも必要になります。他にも適度な日光浴や置く場所、水やり方法など育て方にもいくつかのコツが必要。一つずつわかりやすく解説していきます。

100均に売っているパキラの植え替えが必要な理由

ダイソーなどの100均に売っているパキラは、必ず植え替えをしましょう。植え替えをしないとパキラが育つことができずに枯れてしまいます。

成長する根のための場所の確保

パキラは成長スピードが速い植物のため、定期的な植え替えが必要。100均で買ったパキラも同様に、植え替えを行わないと小さい鉢の中で根が成長できずに枯れてしまいます。また100均で買った状態のままにしておくと土が古くなり固まって水はけが悪くなるため、湿度が高い状態が続き根腐れを起こす原因にも。そのため、100均で買ったパキラは植え替えをして、成長しやすい環境の土にしてあげることが大切です

土壌環境を改善して栄養分を補給

100均で買った観葉植物の土は、保水性の高い土に植えられていることがほとんどです。保水性の高い土に植えて販売すると水やりも少なく済むため、お店側は枯らさずに販売できます。しかし100均でパキラを買ったあとそのままにしていると、湿度が高い過湿状態が続き根腐れを起こすのです。 パキラは水はけのよい土に植え替えることで、根が育ちやすくなり枯らさずに育てることができるでしょう。また新しい土に植え替えることで土壌環境が改善され、パキラに適した栄養が補給できます

100均にあるパキラの植え替えのタイミング

100均のパキラを枯らさないために植え替えをします。パキラの植え替えはいつでもできるわけではありません。タイミングを知っておくことで、パキラへのダメージを減らし大きく育てることができます。

植え替えるのは5月~9月の成長期に行う

パキラを植え替える時期は気温が暖かい5~9月にしましょう。5~9月の時期はパキラの「成長期」で育つスピードも速いため、植え替えをして土壌環境をよくします。反対に気温が下がる寒い冬に植え替えをしてしまうと、根が寒さで傷んでしまい枯れてしまうため必ず植え替えの時期は守りましょう

晴れた日の午前中に行ってパキラへの負担軽減!

暖かい時期でも根へのダメージはあるため、晴れた日の午前中に植え替えましょう。5~9月の午前中であれば気温や湿度が安定しているため、パキラへの負担も少なく済みます

パキラの剪定と植え替えは同時には行わない

剪定も植え替え同様、パキラへの負担になります。そのためパキラへの負担になる剪定は、植え替えと同時に行わないようにしましょう。植え替え時期の成長期でも同時にすると弱って枯れてしまう可能性があるため、時期をずらすなどの注意が必要です。 パキラを剪定する場合は、梅雨時期にしましょう。梅雨時期は気温の変化が少なく、パキラへのダメージも少なく済みます。

失敗しない100均にあるパキラの植え替え【準備編】

パキラの植え替えは難しそうに見えて、やってみると簡単です。植え替えに必要なものは次のとおりです。
  • 植え替えるための大きな鉢
  • 用土
  • 軽石
  • 土入れ
  • 木づち
  • 鉢底ネット
  • 割りばし等の長い棒
一つずつ紹介していきます。

植え替えるための大きな鉢

パキラを植え替える場合は、一回り大きい鉢を用意しましょう。一回り大きいサイズにすることで、通気がよくなり根詰まり予防にもなるため大きく育てることができます。

用土

植え替える用土は水はけがよいものにしましょう。パキラに適した用土は「赤土玉7:腐葉土3」の割合です。初心者や用土をつくるのが面倒な場合は、園芸店やホームセンターで販売されている「観葉植物用の土」を使用すると手間が省けて便利です

軽石

軽石は植え替える新しい鉢底に置き、水はけを良くする役割をしてくれる「鉢底石」とも呼ばれるもの。軽石の他にも黒曜石などがあり排水性に優れており、通気性を保ってくれます

土入れ

土入れとは新しい鉢に土を入れるときに使用する、スコップのような役割をする道具です。筒状になっており、先端はスコップのような形状になっています。大きさはいくつかあり鉢のサイズに合わせて使用すると、土をスムーズに入れることが可能。 スコップと異なる点は、土が滑るか滑らないか。スコップで土を入れることも可能な一方で、土入れを使用すると滑りがよくスムーズに鉢に入れることができます。土をこぼして片付けが大変になるストレスを少しでも減らしたい場合は、園芸店で土入れを買っておくことをおすすめします

木づち(パキラを出しやすくするため)

100均のパキラは保水性が高い土を使用しているため、鉢の中で土が固まっている可能性もあります。その場合は鉢からなかなか取り出せないことも。鉢からパキラが抜けない場合は、木づちで外側を数回叩くと空気が入り取り出しやすくなります

鉢底ネット

植え替えを行う際に鉢底ネットは必ず使用しましょう。鉢底ネットを鉢の底に敷くことで水はけをよくし、水やりで土が流れ出るのを防いでくれます。また害虫などの侵入を防ぐ効果もあるため、お部屋でパキラを育てる場合にも必ず鉢底ネットは使用しましょう。

割りばし等の長い棒

割りばしなどの長い棒は、新しい土の表面を平らにするときに使用します。また植え替えを行うときには、土と根にすき間が無いようにしなくてはいけません。そのため割りばしで土の根のすき間を埋め、しっかり土に根付くようにします

失敗しない100均にあるパキラの植え替え【実践編】

100均で買ったパキラでも失敗なく植え替える方法を解説します。

①パキラを鉢から引き抜く

100均で買ったパキラを鉢から引き抜きます。植え替える場合は土が乾いた状態だと引き抜きやすいです。100均パキラの場合は土が固まっていて抜けない可能性もあるため、そのときは木づちで鉢の外側を軽く数回叩いてから引き抜くといいでしょう

②根から土を落として、ほぐす

引き抜いたパキラの根についた土を、やさしくほぐしながら落とします。このとき根が黒くなっている場合は、切り落としておきましょう。黒い根は腐っているため、そのまま植え替えると育ちが悪くなってしまいます。

③鉢底ネットを敷いた鉢に、パキラを移す

新しい鉢の底に鉢底ネットと軽石を入れ、パキラを移します。このとき鉢の1/3程度土を入れるとパキラを安定して植え替えることができるでしょう

④用土を入れて棒でならす

新しい鉢にパキラをを移したら、用土を鉢の上部2~3㎝程度残して入れましょう。このとき割りばしを使って根と土が馴染むようにならしていきます。

⑤鉢を軽く叩いて、土をならす

ある程度根に土がついたら鉢を軽く叩き、土全体をならしていきます。あまり強く叩きすぎると、鉢が割れたり土がこぼれる可能性があるため注意しましょう

⑥鉢を軽く叩いて、土を鉢全体に行きわたらせる

土が鉢全体にまんべんなく行き渡るように、鉢を軽く叩きます。土の表面も平らになるようにしておきましょう。鉢全体に土が行き渡ることで、土からの栄養が根に行き届きます

100均にあるパキラを植え替えた後の基本的な育て方

100均で買ったパキラを植え替えたあとの育て方を紹介します。適切な育て方をしておくことで、枯れることなく大きく育てることができるでしょう。

置く場所を選び方のポイントは2つ

パキラは気温や日光の影響を受けやすいため、置き場所にも注意が必要です。

暖かい場所

パキラは高温多湿の地域が原産地の植物です。そのためパキラは暖かく明るい場所を好みます。気温が5℃以下になると弱って枯れてしまうため、できるだけ10℃以上の暖かい場所に起きましょう。とくに寒い冬は窓辺に置いたままにしておくと、寒さで弱ってしまうため夜間などの気温が低い時間帯は窓から離しておくと安心です。 植え替え後のパキラの置き場所は、明るい日陰の暖かい場所が適しています。植え替え後はとくに直射日光が当たると葉焼けだけでなくパキラへの負担が大きいため、レースカーテン越しに置くなどの工夫が必要です

風通しが良い場所

パキラは必ず風通しの良い場所に起きましょう。風が通らない部屋の隅などに置いてしまうと、通気性が悪く土の中が過湿状態になり害虫や根腐れの原因になります。そのためパキラの置き場所は、風通しの良い明るい場所に起きましょう。 ただしエアコンの風が直接当たる場所に置いてしまうと、葉が乾燥してパキラが弱ってしまうため注意が必要です。

水やりは季節ごとに違うので注意する

パキラには「成長期」と「休眠期」があり、時期によって水やり方法が異なります。水やりのタイミングを間違えると最悪の場合、枯れてしまうため注意しましょう。

夏の成長期は土が乾いてからたっぷり与える

パキラは暖かい夏が成長期です。そのため夏場の水やりは土が乾いたら、すぐにたっぷり水を与えましょう。水を与える際は鉢底からたっぷり流れ出るまで水やりをします。梅雨時期は土が過湿状態になりやすいため、受け皿に水を溜めたままにしないよう気をつけましょう。受け皿に水を溜めたままにしておくと、害虫が寄ってきたり根腐れの原因になるため注意しましょう。

冬の休眠期はあえて乾燥させるくらいで十分

10月を過ぎ気温が低くなってきたらパキラは「休眠期」に入るため、徐々に水やりの頻度を減らしていきます。休眠期に入るとパキラの成長が止まり、栄養を必要としなくなります。気温が低くなってきたら土が乾燥して2~3日後に水やりをしましょう。水やりの都度、受け皿の水は捨てるようにしておくと根腐れの心配もなく安心です。 気温が一気に下がる12月以降は、さらに乾燥気味に水やりをしましょう。ただし冬場はパキラの葉が乾燥してしまうため、葉水は毎日しておくと安心です。葉水をする場合はハダニ予防のためにも、葉裏までしっかり吹きかておきましょう。

肥料は植え替え直後は控える

植え替え直後に肥料を与える必要はありません。植え替え直後のパキラの根は弱っている状態。そのため植え替え直後に肥料を与えてしまうと、根が上手く水分を吸収できず「肥料焼け」を起こしてしまいます。肥料焼けを起こしてしまうと根に負担がかかり、枯れてしまうことも。パキラの植え替え後は2週間ほど時間をあけて、肥料を与えるようにしましょう

【魅力的】100均にあるパキラをハイドロカルチャーへ植え替える

100均で買ったパキラを土に植え替える以外にも、ハイドロカルチャーで育てる方法もあります。

ハイドロカルチャーに植え替えるメリット

ハイドロカルチャーとは土の代わりに、ハイドロボールやゼリーボールなどの人工の土を使って植物を育てる方法のこと。ハイドロカルチャーは室内でパキラを育てる人に向いている育て方です。

土を使わないので清潔

ハイドロカルチャーは土を使わずに人工的に作られたハイドロボールなどを使用して育てるため、室内でも害虫つきにくく清潔な状態を保てます。ハイドロカルチャーでは水やりもわかりやすく簡単なため、初心者でも清潔に育てられるでしょう。

嫌な臭いがしない

ハイドロカルチャーは人工の土やゼリーを使用するため、土の嫌な臭いがしません。土栽培だと水やりをすると泥臭さを感じることも。ハイドロカルチャーは人工の土でできているため、臭いもほとんどしないためペットや子どもがいる家庭でも安心です。またハイドロカルチャー栽培ではお手入れをきちんとすることで清潔な状態を保てるため、キッチンにも置くことができます。

ハイドロカルチャーへ植え替える方法

100均で買ったパキラをハイドロカルチャーへ植え替える方法を紹介します。

植え替えに必要なもの

ハイドロカルチャーに必要なものは次のとおりです。
  • 100均のパキラ
  • 穴の開いていない一回り大きい容器
  • ハイドロボール
  • 根腐れ防止剤
  • 水耕栽培用の液体肥料
ハイドロカルチャーで育てる場合は、穴の開いていない容器を用意します。容器内の水分状態がわかるように、透明の容器にしておくと安心です。ハイドロカルチャーでは根腐れ防止剤は必須アイテム。根腐れ防止剤を使用することで、老廃物を吸着し根腐れ予防もしてくれます。 またハイドロボールは人工の石であるため、土のように栄養を吸収することができません。そのためハイドロカルチャーで育てる場合は、液体肥料を使用しましょう。液体肥料は通常水で希釈して使用します。園芸店やホームセンターではそのまま使える水耕栽培用の液体肥料もあるため、初心者でも簡単に使用できます。

植え替え手順

ハイドロカルチャーへの植え替え手順は次のとおりです。
  1. 穴の開いていない容器の底に根腐れ防止剤を敷き詰める
  2. ハイドロボールは水洗いして容器の1/3まで入れる
  3. 100均のパキラを容器の中央に入れる
  4. ハイドロボールを追加して入れ、容器の上部2㎝程度残す
  5. パキラが安定するようにハイドロボールを敷き詰める
  6. 水と液体肥料を容器の1/5まで入れる
パキラを入れるときは、容器の側面に根が当たらないように注意しましょう。ハイドロボールへ植え替え後は、直射日光が当たらない明るい日陰に起きましょう。夏場など室内の気温が上がり日光に当てすぎると、カビやコケが生える原因になるため注意が必要です。 ハイドロボールは洗って繰り返し使用することができます。鉢底の水がなくなって2~3日したら容器の1/5程度の水を与えましょう。ハイドロカルチャー植え替え後は根が定着していないため、肥料は2週間後にあげます。その後は1週間に1回の頻度で肥料を与えて、11月を過ぎたら肥料は控えめにしましょう。寒い冬場は肥料は必要ありません。

100均にあるパキラの植え替えによくある質問

100均にあるパキラの植え替えによくある質問にお答えします。

Q. 大きめの鉢に植えたらパキラの元気がないです。しっかり水も与えています。

A,鉢のサイズが合っておらず、根腐れを起こしている可能性があります。 100均のパキラを植え替えるときは、ひと回り大きいサイズの鉢を選びましょう。パキラに対して鉢が大きすぎると、水分量が多くなり吸収しきれない状態になってしまいます。そのため鉢の中に水が溜まった状態が続き、根腐れを起こす原因に。 植物にとって水はけが悪い土は害虫を寄せ付けたり根を枯らすため、土の中が完全に乾くのを待ちましょう。風通しのよい明るい日陰に置き、一時的に扇風機などで弱めの風を当ててもいいです。それでも改善しない場合は、パキラに適したサイズの鉢に植え替える必要があります。

Q. 100均パキラを抜いてみるとほんの少ししか根が出てませんでした。もう少し成長させてから植え替えるべきですか?

A,そのまま植え替えて問題ありません。 パキラの挿し木は根が少ないのが特徴です。少ししか根が生えていないということは、挿し木のパキラになります。見た目は心配になりますが、きちんと育つため心配不要です。植え替え後は液体肥料を1週間に一度与えましょう。冬場は液体肥料は必要ありません。

Q. 100均パキラを植え替えた後に葉が密集してきました。剪定してもいいですか?

A,植え替え後であれば、葉を剪定しても問題ありません。 パキラの葉が密集してくると見た目だけでなく通気性が悪くなり、害虫が寄ってくる原因にも。パキラの葉を剪定することで通気をよくするだけでなく、日光浴もできて成長を促すこともできます。ただしパキラを剪定する場合は、5~6月の梅雨時期が適しています。寒い冬場に剪定をすると弱って回復できずに枯れてしまうため、時期は守りましょう。

100均のパキラの植え替え方法!その後のケアまで徹底解説

今回は100均で買ったパキラの植え替え方法を解説しました。 今回のポイントは
  • 100均で買ったパキラは植え替えで大きく育つ
  • パキラを植え替えるタイミングは5~9月の晴れている午前中
  • 剪定と植え替えは同時にしてはいけない
  • 植え替えるときは土と根にすき間がないようにする
  • 植え替え後のパキラは暖かい明るい日陰に置く
  • 夏は土が乾いたらたっぷり水を与え、冬は乾燥気味に水やりをする
  • 植え替え後2週間は肥料を与えない
  • 100均パキラはハイドロカルチャーに植え替えることもできる
でした。 100均で気軽に買える人気のパキラも、適した環境に整えてあげることで大きく育てることができます。紹介したコツを実践しておくと、小さかったパキラが大きくなっていく成長の変化を楽しむことができるでしょう。 東京寿園ではパキラの植え替え以外のお悩みや、他の植物の記事もたくさんあります。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。