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パキラの土にカビが生えた時ってどうするの?カビが生える原因と対処法

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皆さんは、パキラを育てたことがありますか?パキラを育てていると、土にカビが生えてきて驚いたという経験をしたことのある方も多いと思います。

湿気が多い時期は、気を付けていても観葉植物にカビが生えやすく、さらに見た目も悪くなってしまうため、一刻も早く除去したくなりますよね。

そこで、この記事では、

  • パキラの土にカビが生えることがあるのか
  • パキラの土にカビが生える原因
  • パキラの土にカビが生えた時の対処法
  • パキラの土にカビを生えさせないためのポイント

などについてご紹介していきたいと思います。この記事を読み進めながら、パキラの土にカビを生やさない方法や、万が一の場合の対処法などについて、理解を深めてくださいね。

目次
  1. パキラの土にカビって生えるんですか?
    1. 結論:パキラの土にカビは生えます!
    2. カビが生えるとパキラが枯れてしまうこともある
    3. カビが生えない育て方やもしもの対処法を紹介!
  2. パキラの土にカビが生えてしまう原因
    1. 原因①:風通しが悪く、湿気がたまる
    2. 原因②:日当たりが悪いところに置いている
    3. 原因③:肥料を与えすぎている
    4. 原因④:鉢の中の土が湿ったまま
    5. 原因⑤:観葉植物を飾るウッドチップにカビが生えている
  3. パキラの土にカビが生えた時の対処法
    1. アルコールやお酢をかけて、日に当てる
    2. 表面の土とカビを取り除く
    3. パキラを別の土に植え替える
  4. パキラの土にカビを生えさせない日頃のケア
    1. 風通しと日当たりがいいところに置く
    2. 水やりは土が乾いてからたっぷり与える
    3. 受け皿に水をためないようにする
    4. 通気性のいい鉢を使う
    5. 土は水はけのいいものを使う
  5. 【応用編】定期的な土の入れ替えはカビ防止に効果的
    1. 同じ土を使い続けると土の水はけ機能が低下する
    2. 同じ土を使い続けると土の質が悪くなる
  6. ハイドロカルチャーならカビを気にせず楽に手入れできる
    1. ハイドロカルチャーのメリット
    2. 土を使わないハイドロカルチャーでもカビは生える可能性がある
    3. ハイドロカルチャーのパキラにカビが生える原因と対処法
  7. パキラの土にカビが生えたときに関する質問
    1. Q. パキラの土にキノコが生えていました。これってパキラにとってはダメなんでしょうか?
    2. Q. 肥料にカビが生えていました。肥料ごと交換するべきなんでしょうか?
    3. Q. パキラに生えるカビはそのままにしておいても問題ないですか?
  8. パキラの土にカビが生えた!カビが生える原因と対処法を徹底解説のまとめ

パキラの土にカビって生えるんですか?

パキラの土にカビが生える理由には、どのようなものがあるのでしょう?もしパキラの土にカビが生えてしまうと、どんなことになってしまうのかも併せて見ていきましょう。

結論:パキラの土にカビは生えます!

パキラの土にカビが生えることは、よくある現象で、フワフワした感じの綿状の白カビは、観葉植物にとって、とても良いカビです。パキラに悪影響を与えるカビではなく、酵母菌による働きで生じたカビなので、無害なうえに、土を作る菌と同じような良い働きをしてくれます。

カビが生えるとパキラが枯れてしまうこともある

パキラの土にカビが発生すると、パキラまでカビに侵食されてしまい、そのまま放置していると、パキラの根が完全に根腐れを起こし、枯れてしまうことも多々あります。

もし、編み込みした幹のうちの1本が根腐れを起こした場合、他の幹に広がっていかないように、根腐れした幹を剪定し、取り除く必要があります。

カビが生えない育て方やもしもの対処法を紹介!

では、どのようにパキラの土を管理したり、パキラを育てたりすれば、カビが生えないのでしょうか?また、カビが生えてしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょう?順に見ていきたいと思います。

パキラの土にカビが生えてしまう原因

パキラの土にカビが生えてしまう原因には、以下のことが考えられます。それでは各項目ごとに詳しくご紹介します。

原因①:風通しが悪く、湿気がたまる

普段から風通しが悪く、湿気がたまりやすい環境でパキラを育てている場合、パキラの土の表面にカビが生えやすくなります。特に、湿気が多い梅雨の時期は、カビがさらに発生しやすくなり、アッという間に広範囲にカビが広がってしまう可能性が高くなります。

湿度が70%以上の環境になると、カビが生えやすくなるため、必ず風通しの良いところでパキラを育てるようにしてくださいね。

原因②:日当たりが悪いところに置いている

パキラは、風通しの良い半日陰の環境を好みます。もし、日光が当たらない暗い部屋で、さらに風通しも良くない場所にパキラを置いている場合、日が差し込む場所よりカビが発生する確率がアップします。

カビは、日光が大の苦手なため、日差しが入る部屋で育てている場合は、カビと無縁であることが多いですが、電気をつけた状態での明るい部屋の場合は、紫外線が放出されているのではなく、カビが発生する環境であるため、注意が必要です。

原因③:肥料を与えすぎている

パキラに与える肥料は、有機質タイプのものがありますが、植物性や動物性の原料から作られる有機質タイプの肥料は、高温多湿の場所では、カビが生えやすく、土の表面のみならず、鉢底の穴からもカビの胞子が出てくることもあります。

たくさん肥料を与えることで、更にカビが生えやすい環境を作りだしてしまっているということもあり得るので、注意が必要です。

原因④:鉢の中の土が湿ったまま

パキラの土が常に湿ったままの状態で、気温が上昇すると、菌の繁殖とともに、カビが発生しやすい環境が自ずと整います。特に、細かくサラサラしている粒子状の土は、一度水に濡れてしまうと、泥のようになり、より乾きにくく、カビが好む環境が整うことになります。

原因⑤:観葉植物を飾るウッドチップにカビが生えている

ウッドチップは乾燥しているため、湿気を吸収しやすく、さらに室内の気温が高くなる場合は、白い斑点状のカビが発生しやすくなります。カビなどの菌は、ウッドチップを好んで住み着き、大きく成長して繁殖するため、少量のカビを発見した時に、対処を施すことが大切です。

パキラの土にカビが生えた時の対処法

パキラの土にカビが発生してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょう?順に紹介していきます。

アルコールやお酢をかけて、日に当てる

パキラの土の表面にカビが生えてしまった場合、アルコールやお酢をスプレーし、その後ベランダや庭などの風通しの良い場所で、日光浴をさせるようにしてください。

アルコールは、一般的に市販されている消毒用アルコールを使い、必ず屋外で、カビの胞子を吸い込んだり手に付着させたりしないために、ゴム手袋やマスクをしっかり着用する方法で取り掛かるように心がけてください。

カビの胞子は、人体にもアレルギーを起こすなどの多大な影響を及ぼすこともあるため、十分注意をしながら作業をするようにしてください。

ただし、室内で育てているパキラを突然、直射日光に当ててしまうと慣れない環境でパキラがビックリし、葉焼けを起こしてしまうこともあるため、半日陰になる場所を選ぶようにしてください。

表面の土とカビを取り除く

パキラの土の表面にカビが発生したら、広がってしまわない間に対処してしまうことが大切です。カビが土に大量発生してしまった場合は、土の表面だけを取り除き、新しい土を追加するようにしてください。

パキラを別の土に植え替える

パキラの鉢の底穴からもカビが生えている場合は、すべての土にカビが広がってしまっているため、パキラの土をすべて新しいものに取り換える必要があります。

カビが生えてしまった土は、ゴミ袋に入れて廃棄するか、新聞紙の上に土を薄く広げ、天日干しをすることで再利用することも可能ですが、あまりにもひどいカビの場合は、廃棄することをオススメします。

パキラの土にカビを生えさせない日頃のケア

パキラの土にカビを生えさせないようにするためには、日ごろからどのようなケアを心掛けると良いのでしょう?

風通しと日当たりがいいところに置く

カビは、乾燥した場所が苦手なため、日当たりと風通しが良く、湿気がたまらない所を選んで育ることが大切です。また、紫外線には殺菌効果があるため、カビを死滅させることできます。定期的に通気性が良く、程よい日光が当たる所に置くことで、まだ目に見えない状態のうちに、カビの胞子をやっつけてしまうことができます。

水やりは土が乾いてからたっぷり与える

パキラの水やりは、土に触れてみて乾燥したと思った後、数日経過してから水やりを行うことをオススメします。パキラの土の表面が乾燥しているように見えても、土の内部は実はまだ湿っていることが多々あるため、しっかり乾燥させることで、カビの発生を防ぐことが出来ます。

また、しっかり乾燥させておき、その後水をたっぷり与えることで、パキラも水をたっぷり吸い込むことが出来るので、一石二鳥です。

受け皿に水をためないようにする

パキラの鉢の受け皿に水が溜まっていると、土が乾燥する暇がないため、カビが発生しやすくなります。鉢の底穴からカビが発生すると、土の中を侵食し、鉢の中がカビだらけになって、パキラを腐食させ、枯れさせてしまうことにつながるため、注意が必要です。

もし受け皿を使う場合は、水が溜まっていないかを定期的にチェックし、水が溜まっている場合は、除去するようにしてください。

通気性のいい鉢を使う

通気性の良い鉢を使うことで、鉢の中に溜まった湿気を外に逃がすことが出来るばかりではなく、水分も溜まることが無いため、カビの発生を予防することが可能です。

鉢は、素材により通気性の良し悪しが決まります。素焼きの鉢は、通気性が高く、不必要な水分を蒸発させてくれるため、カビが発生しにくいため、おすすめです。

土は水はけのいいものを使う

パキラなどの観葉植物を育てる時の土は、有機質の土の表面に、無機質の素材を敷き詰めカバーをしつつ、水はけのよいものを使うことをオススメします。土の水はけを良くするためには、バーミキュライトを土に2割ほど混ぜ込み、そこにパキラを植えるようにすると完璧です。

無機質で水はけも良い土には、赤玉土や鹿沼土、バーミキュライト、パーライト、川砂などがあります。これらを使うことで、キノコやコバエの発生を防ぐことができるばかりではなく、カビの発生をも抑えることが可能です。

【応用編】定期的な土の入れ替えはカビ防止に効果的

パキラの土を定期的に交換することで、カビの予防につながります。では、どうして同じ土を使い続けると、カビが発生する要因になってしまうのでしょう?

同じ土を使い続けると土の水はけ機能が低下する

同じ土を長い間使い続けると、水はけの力が弱まってしまうため、土と水はけのバランスが保てなくなり、悪循環が起こってしまいます。

順調な水はけを確保するためにも、定期的な土の入れ替えをすることをオススメします。

同じ土を使い続けると土の質が悪くなる

同じ土を使い続けることで、土の質が悪化し、パキラが栄養分を吸収できなくなります。また、一度カビが大量に発生してしまった土に、アルコールと紫外線で消毒を行っても、なかなかカビを完全に全滅させることは不可能なため、新しい土に全部交換してしまうようにしてください。

ハイドロカルチャーならカビを気にせず楽に手入れできる

パキラをハイドロカルチャーで育てた場合、カビを発生させずに済むのでしょうか?ここからは、ハイドロカルチャーでパキラを育てる場合についてご紹介していきます。

ハイドロカルチャーのメリット

パキラをハイドロカルチャーで育てるメリットには、どのような点が挙げられるのでしょう?

土を使わないので、清潔的である

パキラを育てたいけれど、虫や土の臭いは苦手という方に向いているのが、ハイドロカルチャーです。土を使わないため、コバエなどの虫が寄り付きにくく、とても清潔に管理することが可能です。

土を使わないので、独特の臭いも少ない

先ほども軽くご紹介しましたが、土を使わないため、基本的に無臭です。そのため、コバエなどの虫が寄ってこないため、部屋の中でも清潔に管理でき、インテリアとしても、とても人気があります。

水の管理が簡単

ハイドロカルチャーで育てる場合、一般的に透明なガラスの鉢で育てるため、水の量が一目瞭然に分かります。そのため、水の分量を知ることが簡単にでき、管理がとても簡単です。パキラはハイドロカルチャーに向いた観葉植物として、とても人気が高いです。

土を使わないハイドロカルチャーでもカビは生える可能性がある

ハイドロカルチャーで育ててるからと言って、完全にカビが生えないとは限りません。ハイドロボールに白っぽいフワフワしたものが生えている場合は、カビが発生してしまった可能性が高いため、見つけた場合は、即取り出し、洗ったうえ、しっかり乾燥させるようにしてください。

ハイドロカルチャーのパキラにカビが生える原因と対処法

ハイドロカルチャーで育てているパキラにカビが生えた場合、どのように対処すればよいのでしょう?

原因は水の与えすぎ

ハイドロカルチャーのハイドロボールにカビが生える現象は、水が多すぎることを意味します。そのため、水やりの頻度を減らし、必ずハイドロボールがしっかり乾燥する時間を設けることで、カビの発生を防ぐことが出来ます。

水やりの分量と風通しを気にかける

水やりの頻度や分量を調整し、風通しを良くすることを心掛けることで、ハイドロカルチャーでカビを発生させずに、パキラを育てられます。

パキラの土にカビが生えたときに関する質問

ここからは、パキラの土に発生するカビについて、よくある質問にお答えしていきます。

Q. パキラの土にキノコが生えていました。これってパキラにとってはダメなんでしょうか?

A,パキラにとって、基本的には良いサインですが、場合によっては悪い状態になってしまうこともあるため、注意が必要です。

パキラの土の表面に生えるキノコは、パキラにとって良い環境を示しているサインでもあります。キノコが生えるということは、パキラの根と糸状菌と呼ばれる菌が共生し、パキラ自身が根から栄養を補える環境が整っていることを意味するため、パキラに害を与えているというわけではありません。ところが、場合によってはキノコがパキラ自身をダメにしてしまう恐れもあるため、必ずこまめに状態を観察することが大切です。

Q. 肥料にカビが生えていました。肥料ごと交換するべきなんでしょうか?

A,肥料からカビが発生した場合は、肥料ごと交換することをオススメします。

カビは、有機性の肥料から発生する場合が多くあります。これは、高い温度と高い湿度という環境が合わさることで、フワフワした綿状のカビの胞子が発生します。基本的には酵母菌と同じ働きをするため無害ですが、パキラ自身が弱っている場合は、良い菌も有害になってしまう恐れがあります。そのため、パキラの様子を毎日、しっかり観察することをおすすめします。

Q. パキラに生えるカビはそのままにしておいても問題ないですか?

A,基本的には、パキラに生えるカビが白色の場合は、少量ならば土をかき混ぜ、攪拌してしまうという方法がオススメです。

ただし、色が白色でない場合や、白カビを長く放置してしまった場合は、別の病気を発生させてしまう恐れもあるため、表面を削り、削った分を新しい土に入れ替えるようにしてください。対処せずにそのまま放置することで、土の中がカビだらけになってしまったら、パキラ自身も弱ってしまう恐れがあるため、症状が酷くならないうちに対処するようにしてください。

パキラの土にカビが生えた!カビが生える原因と対処法を徹底解説のまとめ

この記事では、パキラの土にカビが生えた場合の原因や対処法について、主に解説してきましたが、いかがでしたか?

  • パキラの土にカビが生えたら、パキラが枯れる恐れもある
  • パキラの土にカビが生える要因は5ポイントある
  • パキラの土にカビが生えた時は、アルコールやお酢で消毒し、日光を当てることで防ぐことが可能である
  • パキラの土にカビを生やさないための日ごろのケアのポイントは、5つである
  • パキラの土を定期的に入れ替えることで、カビの発生を防止することが出来る
  • パキラをハイドロカルチャーで育てた場合、土で育てる場合よりカビの発生を抑えることが可能である
  • ハイドロカルチャーで育てた場合でも、カビが生えることもある

ということが、この記事を読んで理解いただけたと思います。これらのポイントを押さえ、パキラの土に生えるカビの対策を行うことで、パキラを枯らすことなく、元気に育てることが出来ると思います。ぜひ、パキラの長寿を目指して、良い環境で育ててくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。