土なしでパキラが育つ?土を使わない育て方のコツや注意点

土なしでパキラが育つ?土を使わない育て方のコツや注意点
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目次

今や素敵なインテリアには欠かせないアイテムの観葉植物。特にパキラは初心者から上級者の方まで幅広く人気がある植物です。 そんなパキラを育てようと思った際、土で栽培するのが一般的だと思いますよね。しかし、実はパキラは土なしでも育てることができると言うことをご存知でしょうか? この記事では、
  • 土なしでパキラは育つのか
  • 水耕栽培について
  • 水耕栽培パキラの育て方のコツや注意点
  • 水耕栽培によくある質問にお答え
以上のような流れで詳しく解説していきます! あまり知られていない水耕栽培についての基礎知識や、「これからハイドロカルチャーを試してみたかった!」といった人には最適な記事になっておりますので是非最後までご覧ください。

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土なしでパキラを育てるってどういうこと?

「土がなくてもパキラが育つなんて本当なの?」と思われていると思いますが、結論から言うと、土がなくてもパキラは育ちます。ここから詳しくお話ししていきますね。

そもそも観葉植物って土がなくても育つの?

植物が育つために必須なもの、それは水、酸素、空気です。この3つが揃えば、実は観葉植物は土でなくても育つのです!

土なしでパキラを育てる水耕栽培という方法がある

ではその栽培方法についてですが、一般的な用土を使用した土栽培とは異なり、水耕栽培というものが今回のメインキーワードです!

土栽培よりも手入れが簡単です!

水耕栽培というのは、実は土栽培よりも手入れが非常に楽なのです! この後も詳しくお話ししますが、水耕栽培は用土を使わずに観葉植物を育てるため、非常に衛生的で、見た目もインテリアとの相性もよく、お手入れが簡単です。

手入れが楽な水耕栽培での育て方やコツを紹介

ここからは手入れが楽で人気な水耕栽培での育て方やコツを一挙にご紹介したいと思います。詳しく知ることができれば、あなたもきっと水耕栽培に挑戦してみたくなりますよ。

パキラの水耕栽培の種類

実は水耕栽培にはいくつかの種類がありますが、今回は代表的な2つの方法をご紹介します。

水耕栽培の種類①:ハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーとは、ハイドロボールやハイドロコーンといった植え込み材を利用した水耕栽培です。植え込み材と呼ばれる保水性や通気性に優れた多孔質の堅焼き粘を使用することで、土植えに似た環境で観葉植物を育てることができます。 また、植え込み材は有機質ではないためコバエなどの害虫の発生を防ぐことができます。

ハイドロカルチャーのメリット

ハイドロカルチャーのメリットは多くあり、特に土と比べて手入れのしやすさや清潔感、インテリア性など多くのメリットがあります。 また土で育てていると、どのくらい水分が残っているのか確認しにくいですよね。しかし、ハイドロボールやゼオライトなどは透明の器に植えることができるので、ハイドロカルチャーは水の管理がしやすく、水位でどのくらい水をあげたのか、一目瞭然です

ハイドロカルチャーのデメリット

しかしハイドロカルチャーにはデメリットも存在します。ハイドロカルチャーは、土で育てる場合に比べると、植物が大きくなりにくいというデメリットがあります。 そのため、手間がかからず、観葉植物をそこまで大きくしようと思われない方には非常におすすめの栽培方法です。

水耕栽培の種類②:水挿し

水挿しは、剪定した植物の枝を、コップなどに生ける水耕栽培です。剪定された観葉植物の枝は、花瓶などに漬けておくと切り口や節から根が出ます。そのため、水に漬けておくと根が伸び枝葉も伸び始めるため、その過程を見ることも1つの楽しみなのが水挿しです。

水挿しのメリット

水挿しのメリットは、枝を切って水に浸けておくだけでOKなので非常に手軽であることです。それに加えて、7日から14日程度で発根することです。

水挿しのデメリット

水挿しのデメリットは、発根後植え替える時に、安定して土に定着せず枯れてしまうということが時よりあります。なぜなら、水中で発根した根と土の中の根とは質が異なるからです。 どんな生物も、いきなりに環境変化に上手く対応できない場合もあります。水中で発根させることは比較的容易ですが、植え替え時には入念なケアが必要なため、「それも1つの楽しみだ!」と割り切れる方にはおすすめです。

パキラのハイドロカルチャーでの育て方

まずは、パキラのハイドロカルチャーでの育て方についてお話ししていきます。

ハイドロカルチャーに必要なもの

  1. ハイドロカルチャー(ハイドロボールやゼオライトなど)
  2. 鉢(透明なものだと水位がよくわかり便利です!)
  3. 根腐れ防止剤
  4. ピンセット(細かい箇所のため)

ハイドロカルチャーで育てる方法

  1. 容易した鉢に根腐れ防止剤を敷き詰めます。
  2. 水洗いしたハイドロボールを容器の3分の1程入れ、次に植物をやさしく入れます。
  3. 細かい箇所はピンセットを使いながら残りのハイドロボールを敷き詰めていきます。
  4. 完成です。以降、は水のあげ過ぎによる根腐れを防止するために少しずつ水をあげ、こまめな管理となるべく日当たりの良い場所に置いてあげましょう。

パキラの水挿しでの育て方

次は、前もって剪定されたパキラを水差しにて育てる方法をご紹介します。パキラの水差しは簡単に増やすことができるため、是非挑戦してみると面白いでしょう。

水挿しに必要なもの

  1. ガラスの容器(穴が空いていなければOKです!)
  2. 清潔なハサミ
  3. 水耕栽培用の肥料

水挿しで育てる方法

  1. まずは容器に水を入れましょう。目安は、容器の半分から半分以下程度が良いでしょう
  2. 葉が浸かってしまう場合は葉を取り除き、適度な日当たりのある場所で管理しましょう
  3. 水換えは夏は毎日、冬は2~3日に一度行うようにしましょう。また、肥料は水換えをするたびに与えましょう。
  4. パキラは熱帯が原産であるため、冬は室内に取り込み、パキラに適した環境でしっかりと管理を行いましょう。

水耕栽培パキラの育て方のコツや注意点

次に、水耕栽培にてパキラを育てる際のコツや注意点についてお話ししていきます。

適度な日光浴が必要

土での栽培同様に、パキラには適度な日光が必要になってきます。 パキラは耐陰性があり、ある程度日光の入る室内の日陰であっても育ちますが、成長面や害虫が湧きやすくなってしまうため、適度に日光浴をさせることが望ましいです。

風通しの良い場所に置く

また、成長には欠かせない「風」にも気を配りましょう。風通しが良くない場所に長く放置すると土が乾燥しづらいため、コバエなどといった害虫が湧きやすくなってしまいます。これは衛生的に良くないため、パキラの成長を妨げてしまうため必ず風通しの良い場所におきましょう。

土を使わない分、水の管理には気を付ける

土を使わない分水耕栽培にはいくつか気をつけるポイントがございます。管理を怠ると枯れや根腐れの原因になってしまうこともあるため、ここからは注意点を一緒に確認していきましょう。

夏場の水の交換の頻度は毎日行う

夏場は気温と湿度が上昇し、バクテリアなどの微生物が発生しやすくなります。そのため、毎日水換えを行うことで、観葉植物を清潔に保つことができます。

冬場の水の交換は3日に1回程度で大丈夫

反対に、冬場の水やりは3日に1回程度で大丈夫です。夏場と比べ、バクテリアなどの微生物の活動も落ち着くため、容器の汚れや滑りを取りつつ管理してください。

ハイドロカルチャーでは水位計を用いると水の管理が簡単

ハイドロカルチャーは、透明なガラスなどで栽培すると見た目もインテリアと合います。容器が透明であれば水の管理も誰でもしやすいですが、水位計があるとより簡単になります。水位計には、赤い針(ゲージ)がついており、この赤い針が、水の溜まっている高さ分だけ、上がり下がりして、水の分量をお知らせします。

液体肥料の分量がポイントになる

水耕栽培時も土栽培同様、液体肥料や栄養剤を与えると成長しやすいです。

水道水だけではなかなかうまく育たない

もちろん水だけでも育ちますが、しっかりと成長させるという点においては肥料を与えた方が良いでしょう。その点液体肥料は水道水では補えない栄養分を補ってくれます。

液体肥料は水換えと一緒に行う

液体肥料を与えるタイミングは水換えと同じタイミングにしましょう。 液体肥にはバクテリアなどの微生物が含まれているため、夏場は特にバクテリア増殖の注意とこまめな管理を心がけましょう。

多すぎても逆にパキラを枯らしてしまう原因になる

液体肥料はそのままだと濃度が高いため薄めて与えましょう。濃度の高いまま液体肥料を与えてしまうと、根腐れを起こしてしまう可能性があるため、必ず分量や濃度を薄めて与えるようにしましょう。

根腐れ防止剤をうまく使おう!

水耕栽培においても、土栽培同様に根腐れ防止剤をうまく活用してパキラの根腐れを防止しましょう。ハイドロカルチャーにおいては、鉢に水捌け穴がないため、植物の溜まった老廃物などが沈澱してしまいます。そのため、老廃物を吸収しやすくするためにも、根腐れ防止剤を使用して、パキラを上手に育てましょう。

土を使わない水耕栽培への植え替え時期や注意点

土を使わない水耕栽培への植え替え時期や注意点についてここからお話ししていきます。植え替え時期に気を配ることは、パキラの寿命にも伸ばすことにも関係していきますよ。

時期は5月~7月が最適

植え替え時期に最も適している時期は、5月~7月の温暖な時期です。その期間はパキラが1年間で最も成長する時期であるため、パキラも非常に健康の良い時です。 鉢を変えたい、鉢を大きなものにしたい時などでも、できるだけパキラの生命力が強い5月~7月にかけての時期に植え替えるようにしましょう。

冬の植え替えはNG!パキラにストレスを与える!

反対に、冬に植え替えをするのはかなりパキラにとって危険なことなのでNGです。土栽培同様、水耕栽培でも冬場はパキラの生命力が弱っています。そのため、寒くなってきたらなるべく温度が下がりすぎない場所にパキラを置き、植え替えは暖かくなるまで待ちましょう。

パキラの水耕栽培によくあるトラブルとその対処法

パキラの水耕栽培をしていると起こる、よくあるトラブルについてその対処法も併せてお話ししていきます。

異臭がして水が腐っていればカビの可能性がある

パキラから異臭がすれば、まずは水換えをおこなってください。同時にパキラの根元も洗い、容器の滑りも落としてください。

カビが生えた時の対処法

カビが生えていることを確認した場合も、異臭がする時と同様洗い流して清潔を保ってください。

なんかネバネバしている=バクテリアが繁殖している可能性がある

明らかに白いカビが生えていたり、ヌメヌメとしている場合はバクテリアが繁殖している可能性が高いです。その際は水換えを行い、容器もしっかりと洗って清潔にしましょう。

バクテリアが繁殖した時の対処法

バクテリアが増殖してしまった場合は、漂白剤を極少量加えた水を水換え時に使用することで増殖を防ぐことができます。

土を使わないパキラに関してよくある質問

土を使わないパキラの水耕栽培に関してよくある質問に対してお答えしていきます。疑問点やわからないことがある方には是非最後まで見ていただきたいです!

Q. 水挿しでパキラの根に白いブツブツがあるんですが、これって病気ですか?

A,カルスと呼ばれる植物細胞の塊である可能性があります カルスとは、葉や根等様々な細胞になることができる未分化の細胞のことをいいます。このカルスはパキラの病気などではなく、植物にとっては極自然に発生する自然ななもので、心配する必要はありません。 問題は、異臭がする、ぬめぬめする、白い綿毛のようなものが浮いているといった異常がない限りそのまま管理を続けても問題ないでしょう。

Q. なかなかパキラの根が出ません。どのくらいで根が出てきますか?

A,2週間~3週間が目安となります 季節や環境、個体差により成長の速度は変化することは当然です。しかし、およそ2週間~3週間で根が出ることが多いようです。 いつまでも発根しない場合でも、枝葉が枯れていないかぎり管理を続けていると突然発根することもあります。気長に管理を続けても良いでしょう。

Q. 冬場に与える水の温度は暖かくしたものがいいですか?

A,お湯は避けましょう たしかに、あまりに冷たすぎる水はパキラの負担となってしまいます。よって、冬場は室温で数時間~一晩放置した水を使用すると良いでしょう。お湯は根を傷めてしまうことがあるためおすすめしません。

土なしでパキラが育つ?土を使わない育て方のコツや注意点のまとめ

パキラが土なしで育つのか、土を使わない育て方やコツについてまとめてみました。最も一般的な土栽培とは全く育て方が違いますが、ハイドロカルチャーで育ててみたい人には最適な記事だったと思います。 この記事のポイントは、
  • パキラは土を使わなくても育つ。
  • 水耕栽培は土を使わない栽培方法。
  • 水耕栽培での育て方はコツや注意点を押さえれば全然難しくない。
  • 水換えの管理を徹底することが根腐れの防止になる。
です。 土栽培と違ってインテリアにも馴染みやすいと考える方も多い人気の水耕栽培は、今回の記事をしっかりと読んで頂ければ誰にでも簡単に挑戦できることがお分かりいただけたと思います。是非試してみてくださいね。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園ではパキラ以外にも様々な観葉植物についての記事を掲載しています。是非ほかの記事も参考にしてみてくださいね。