観葉植物

モンステラが倒れる原因ってあるの?倒れないようにする対策を徹底解説

観葉植物として、大人気なモンステラ。独特な葉の形の虜になり、育成を始めた人も多いのではないでしょうか?寒さには弱いですが、耐陰性をあり観葉植物初心者でも、育てやすい植物です。しかし、ある時から「少し傾いている?」と感じたことはないでしょうか?「元気がないのかな?」と気になる人も、多いと思います。
そこで今回は、モンステラが倒れる・傾く原因と対処方法について解説します。
この記事を最後まで読めば

  • モンステラが倒れる原因
  • モンステラを倒れないようにする方法
  • モンステラが倒れることに関するよくある質問に対しての回答

が分かりますよ。倒れたモンステラを放置しておくと、最悪茎が折れてしまう可能性があります。この記事を読んで、モンステラを傷つけないように、育成しましょう。

目次
  1. モンステラが倒れるってどういうこと?
    1. モンステラは成長が早い観葉植物
    2. こまめに手入れしてあげないと倒れてしまう
    3. モンステラを倒さずに育てる方法を紹介
  2. モンステラが倒れる理由
    1. モンステラが半つる性の植物で上に伸びてくれないから
    2. 逆にもっと横に広がっていく植物だから
    3. 日光を探して伸びていく性質があるから
    4. 背の高いものを探して伸びていく習性があるから
  3. 【対処法①】モンステラが倒れないように切り戻しを行う
    1. モンステラの剪定に適した時期やタイミング
    2. モンステラの剪定の手順
    3. モンステラを剪定した後のケア方法
  4. 【対処法②】モンステラが倒れないように支柱を立てる
    1. モンステラに支柱を立てることのメリット
    2. モンステラに支柱を立てるのに適した時期
    3. モンステラに支柱を立てる手順
  5. 支柱の種類を上手に選んでうまく飾る!
    1. ヘゴ棒(ヘゴ支柱)
    2. ココスティック
    3. プラヘゴ
    4. 流木、木材
    5. リング支柱
    6. 棒状支柱
  6. モンステラの支柱を自分で作ってみる
    1. 100均の材料で簡単に作れる
    2. 自分で支柱を作るのに必要な材料
    3. 自分で支柱を作る手順
  7. 【応用テク】モンステラをまっすぐにするには植え替えにも工夫が必要です
    1. 根を張るモンステラには深い鉢を用意する
    2. 排水性に優れている土を使うこと
    3. 失敗しないモンステラの植え替え手順
  8. モンステラが倒れることに関する質問
    1. Q. モンステラが横に広がって倒れると聞きましたが、横に広がることは結局悪いことなんですか?
    2. Q. モンステラに支柱って絶対必要なんですか?
    3. Q. モンステラの支柱ってどのくらいまで深く挿したらいいんですか?根を傷つけそうで怖いです。
  9. モンステラが倒れる原因ってあるの?倒れないようにする対策を徹底解説のまとめ

モンステラが倒れるってどういうこと?

モンステラが倒れるというのは、どういことでしょうか?
ここでは

  • モンステラの成長について
  • モンステラのお手入れの必要性
  • モンステラを倒さず育てる方法の紹介

を解説します。
モンステラの成長についても解説するので、モンステラを始めてし育成する人でも、上手に育てられるようになりますよ。順番に見ていきます。

モンステラは成長が早い観葉植物

モンステラは、観葉植物の中では、成長が速い植物です。なぜなら、植え替えの頻度が1~2年に1回必要だからです。植え替えが必要ということは、現在の鉢が小さいことを意味ます。1~2年で大きく成長するのは、モンステラの特徴の1つです。

こまめに手入れしてあげないと倒れてしまう

モンステラは、こまめな手入れをしないと、倒れてしまいます。先ほどモンステラは、成長が早いと、説明しました。詳しくは後述しますが、モンステラは、横に伸びていく性質があります。そのため、バランスを崩し鉢ごと倒れてしまうなどの、トラブルが起きる可能性があります。

モンステラを倒さずに育てる方法を紹介

モンステラを倒さずに育てるには、どのような方法が、あるのでしょうか?
ここでは、モンステラを倒さず育てる方法を、紹介します。
モンステラを倒さず育てる方法は、以下通りです。

  • モンステラを剪定する
  • 支柱を立てる
  • 植え替えを工夫する

などの方法があります。詳しくは、各項目ごとに解説するのでぜひ、読んでみてください。

モンステラが倒れる理由

ここでは、モンステラが倒れる理由を、解説します。
モンステラが倒れる理由は

  • モンステラが上に伸びない
  • 横に広がる植物である
  • 日光を求めて伸びる
  • 高いものを探し伸びる

などの、性質があるからです。モンステラの性質を、知ることができれば、より上手にモンステラを育てられますよ。
順番に見ていきましょう。

モンステラが半つる性の植物で上に伸びてくれないから

モンステラは半つる性の植物です。原産地である熱帯アメリカでは、樹木などに巻き付いて成長します。そのため、巻きつけられるもの探して、気根を伸ばします。つるを伸ばす植物は、上には伸びません。その結果バランスを崩して、モンステラが倒れてしまいます。
モンステラを育てる場合は、半つる性の植物であることを、覚えておきましょう。

逆にもっと横に広がっていく植物だから

モンステラは、横に広がっていく植物なので、転倒の原因になります。
先ほど解説しましたが、モンステラは半つる性の植物で、樹木などに巻き付いて成長します。気根は巻き付くものを探して、横に伸びていきます。元々上に伸びる植物ではなく、横に伸びる植物なのです。
そのため、モンステラを上手に育てるには、横に伸びる対策が必須と言えるでしょう。

日光を探して伸びていく性質があるから

モンテスラは、日光を探して伸びていく、性質もあります。
植物にとって、日光は重要な要素でモンステラも、例外ではありません。モンステラなどの半つる性の植物は、日光不足になると、日光を探して伸びていきます。1度モンステラの置き場所を、確認してみると良いでしょう。

背の高いものを探して伸びていく習性があるから

モンステラは、背の高いものを探して伸びていく、習性もあります。なぜなら、モンステラは、最大で2m程の大きさに、成長するからです。つる性の植物は、巻き付くものがなければ、立つことができません。仮に1mの支に、巻き付いたとします。1mまでなら、モンステラは、支に巻き付いて成長可能です。しかし、1mを超えてくるとそれ以上巻き付くことができず、新しい支えを探し始めます。
その結果、横に伸びていきバランスを崩して、倒れてしまいます。
モンステラを育成する場合は、高いものに巻き付く習性があると、覚えておきましょう。

【対処法①】モンステラが倒れないように切り戻しを行う

ここでは、対処方法の1つとして、切り戻しを行う方法を解説します。
ここで解説するのは、以下の通りです。

  • モンテスラの剪定時期やタイミング
  • モンテスラの剪定手順
  • モンテスラを剪定した後の管理方法

上記の3つを紹介します。モンステラが、倒れないようにするために、剪定は有効な手段です。しかし、剪定は植物にとっても負担が掛かります。間違った方法で、剪定をおこなうと最悪、枯れてしまう場合もあります。剪定をする場合はぜひ、この時期を参考にして剪定をおこなってみてください。

モンステラの剪定に適した時期やタイミング

モンテスラの選定は、生長期である、5月~9月におこなうのがベストです。先ほど解説しましたが、モンテスラは生長が早いです。そのため、生長期に大きく剪定をおこなっても、新しい芽が、すぐに生えてきます。剪定をおこなう時期は、5月~9月がおすすめです。

剪定のタイミングは

  • 葉の数が増えすぎた場合
  • 日光が当たらない箇所が出てきた場合
  • 株が蒸れてしまう場合

などの場合に、おこなうのが良いでしょう。

剪定時期は、特に重要な項目なのでぜひ、押さえてください。

モンステラの剪定の手順

モンステラの剪定手順を解説する前に、必要な物と注意点を、先に解説します。
まず必要なものは

  • 剪定ハサミ(清潔な物)
  • ゴム手袋(軍手よりゴム手袋が良い
  • ゴミ袋
  • 癒合材(あるとモンステラに優しい)

上記の物を用意してください。ポイントは、清潔なハサミとゴム手袋です。清潔なハサミを使用することで、切り口からの雑菌の侵入を防ぎ、モンステラが病気になる可能性を減らせます。
ゴム手袋を用意する理由ですが、モンステラはサトイモ科に属しており樹液には、シュウ酸カルシウムという毒をもっています。ゴム手袋は樹液の付着を防ぐために必要です。
決して強い毒ではありませんが、皮膚が弱い人は痒みなどの、症状が出る可能性がある。
小さなお子さんやペットを飼育している場合は、注意して剪定をおこないましょう。
万が一樹液が付着した場合は、水でよく洗えば問題ありません。過剰に心配する必要はありませんよ。

ここからは、モンステラの剪定手順を解説をします。モンステラの剪定が初めての方でも、分かりやすく解説するので、安心してください。
モンステラの剪定手順は以下の通りです。

  1. 古い葉っぱや邪魔な葉っぱを見つける
  2. 葉の付け根から剪定する
  3. 茎を剪定し高さを揃える

以上がモンステラの剪定手順になります。ポイントは、茎を剪定です
モンテスラは、葉柄と茎の違いが分かりづらいですが、生長点を確認することで判別できます。生長点があるのが「茎」です。
モンテスラの生長点は、 白く盛り上がっているので、さわって確かめるのも有効です。
茎を剪定する場合は、生長点のすぐ上を剪定しましょう。

また、剪定が終わって出た葉などのごみは、すぐにゴミ袋に入れてください。床に樹液が、付着しないようにするためです。

葉柄と茎の判断がやや難しいものの、それ以外は簡単に剪定できるのでぜひ、チャレンジしてみてください。

モンステラを剪定した後のケア方法

モンステテラを剪定した後の、ケア方法を解説します。選定は、モンステスラを育成するためにも必要ですが、モンテスラにダメージを与えます。
そのため、剪定後はダメージを回復させるために、以下の方法で管理しましょう。

  • 風通しのいい日陰で管理する
  • 表面が乾いたらたっぷりの水替え
  • 肥料は与えなくて大丈夫

上記の項目を意識して、剪定後のモンステラを育成します。
順番に見ていきましょう。

風通しのいい日陰で管理する

風通しのいい日陰で、管理をおこないましょう。
剪定後はダメージを受けており、いつも通りの場所に置くと、モンステラに負担がかかってしまいます。そのため、1~2週間の間は風通しのいい日陰で、モンステラを休ませてあげてください。

水やりは表面が乾いてからたっぷり与える

水やりは、表面が乾いてから、たっぷり与えましょう。
水やりに関しては、通常の管理方法と同じで大丈夫です。
見た目で土が乾いているか判断が難しい場合は、さわってみたり、串を土に挿すなどで確かめられます。
基本的に水やりは、通常通りおこなって問題ありません。

肥料は特に与えなくてOK

剪定後は肥料を与えなくても、大丈夫です。
ダメージを早く回復させたいのは分かりますが、肥料を与えればすぐに、回復するわけではありません。
人間で例えると、体調を回復させるために、ステーキを食べさせるようなものです。

剪定後は肥料を与えず、ゆっくり回復させましょう。

【対処法②】モンステラが倒れないように支柱を立てる

対策方法の2つめは、倒れなように、支柱を立てるです。
ここで解説するのは、以下の3つです。

  • 支柱を立てるメリット
  • 支柱を立てる時期
  • 支柱を立てる手順

上記の3項目を解説します。モンステラが横向きに垂れるのは、支えを探している状態だからです。そのため、支柱を立てることにより、支えを探しているモンステラを安定させられます。支柱を立てるのは、外観を保つにも有効な方法なのでぜひ、参考にしてください。
順番に見ていきましょう。

モンステラに支柱を立てることのメリット

モンステラに支柱を立てるメリットは、垂れ防止以外にもあるのを、ご存じでしょうか?
ここでは、垂れ防止以外のメリットである

  • 外観の良さ
  • 病害虫予防

について解説します。
病害虫予防などの嬉しい効果もあるので、モンテスラを育成するならぜひ、当記事を参考にして支柱を立ててみてください。
順番に解説します。

見た目がすっきりしてスペースが確保できる

支柱を立てることで、見た目がすっきりし、スペースを確保できます。
モンテスラは、支柱を立てないと、横に伸びていきます。そのためスペースを、多く取ります。また、横に伸びるとだらしなく見えたり、無造作感が出る。
そこで支柱を立てることにより、横に伸びたモンテスラを上に伸ばすことで、無造作感をなくしスペースの削減にもなります。
外観を気にする場合でも、支柱を立てるのは有効な方法と、言えるでしょう。

日当たりや通気性が良くなり病害虫予防ができる

支柱を立てることで、日当たりや通気性を改善でき、病害虫の予防につながります。
日当たりが通気性が悪いと、病害虫が発生しやすく、観葉植物にも良い状態とは言えません。特にモンテスラのように、成長が早い観葉植物は、日当たりや通気性が悪くなりがち。そこで、支柱を立てることで、日当たりや通気性の改善が可能です。
病害虫発生を防ぐこともできるのでも、支柱を立てるメリットの1つです。

モンステラに支柱を立てるのに適した時期

モンステラに支柱を立てる時期は、生長期である、5月~9月が最適です。モンステラは丈夫な観葉植物ですが、無理やり茎などを動かすと、やや折れやすい性質があります。
仮にモンステラにダメージがあった場合、生長期ならダメージの回復も早いです。支柱を立てる時期は5月~6月がおすすです。

モンステラに支柱を立てる手順

モンステラに支柱を立てる前に、必要なものを準備しましょう。
必要なものは以下の通りです。

  • 支柱
  • 固定する紐

いるものは少なく、簡単に準備できるものだと思います。

必要なものが準備できたら、支柱を立てる手順を見ていきましょう。
以下が、支柱を立てる手順になります。

  1. 伸びている方向に支柱を立てる(しっかり支えられる位置を選ぶ)
  2. 1番新しく出ている葉柄を見つける
  3. 新しく出ている葉柄を避けて葉柄と葉柄の間を支柱と拘束する

上記が支柱を立てる手順です。特に難しいポイントはありませんが、難しいのは、新しい葉柄を探すことだと思います。一番新しい葉柄は、上に伸びていています。
見分けるのはやや難しいですがぜひ、支柱を立ててモンテスラを、育ててみてください。

支柱の種類を上手に選んでうまく飾る!

実は支柱にも種類があるのを、ご存じでしょうか?
せっかく、支柱を使ってモンテスラを支えるなら、支柱の外観にも拘りたいですよね?
ここでは、支柱の種類について解説します。
ここで紹介する支柱は

  • ヘゴ棒(ヘゴ支柱)
  • ココスティック
  • プラヘゴ
  • 流木、木材
  • リング支柱
  • 棒状支柱

上記の6種類の支柱を、紹介します。ぜひ、自分好みの支柱を選んで、モンテスラを支えてください。
順番に見ていきましょう。

ヘゴ棒(ヘゴ支柱)

1つ目に紹介するのは、ヘゴ支柱です。
ヘゴ支柱は、ヘゴという木性シダを、乾燥させ作成した支柱です。表面にデコボコしており、気根が絡みやすくモンステラの支柱に、最適と言えるでしょう。
また、通気性高く余分な水分を吸収する効果があると言われています。

ココスティック

2つ目に紹介するのは、ココスティックです。ココスティックは、ココナッツの繊維から作られており、通気性も優れています。繊維から作られているので、気根に絡みやすいのも嬉しいポイントです。
ココスティックもモンステラに、おすすめの支柱です。

プラヘゴ

3つめに紹介するのは、プラヘゴです。プラヘゴは、ヘゴ棒をプラスチックで、再現した支柱です。プラスチックでできているので、大きさを調整するのが、簡単なのも特徴の1つです。入手も比較的容易で安価なため、簡単に用意できます。
通気性も問題ないため、モンステラの支柱として使用可能です。

流木、木材

4つ目に紹介するの、流木や木材です。流木や木材は、通気性や気根も絡みやすさあり、支柱として利用可能です。流木などを使う場合のメリットはいくつもありますが、例を挙げると

  • インテリア性が高い
  • 自分で採取できる
  • 全く同じものは1つもない

などのメリットがあります。流木や木材は、全く同じものは、1つもありません。これは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
流木や木材を使った支柱も、インテリア性が高くおすすめです。

リング支柱

5つ目に紹介するの、リング支柱です。100均などでも、販売されているので見たことがある人も、多いのではないでしょうか?リング支柱の最大のメリットは、入手方法が簡単な所です。100均やホームセンターで簡単に入手が可能で、応急処置にも使えます。
デメリットは、外観があまりよくない以外ないので、安心してください。
インテリア性を気にしないなら、リング支柱も選択肢に入ります。

棒状支柱

最後に紹介するのは、棒状支柱です。先ほど紹介したリング支柱と同じで、100均でに購入でき、値段や入手性に優れています。棒状支柱を使う場合は、支柱と茎柄を結ぶ必要があるので、注意してください。
棒状支柱は目立ちにくいので、支柱の存在が気になる人に、おすすめです。

モンステラの支柱を自分で作ってみる

支柱は、自分で作れることを、ご存じですか?自分で作った支柱で、モンテスラを支えることができれば、より愛着がわきますよ。ここでは、自分で支柱を作ってみたい人の為に、100均で支柱を作る方法を紹介します。手作りで支柱を作りたい人はぜひ、最後まで読んでみてください。

100均の材料で簡単に作れる

100均でも棒状支柱や、リング支柱は購入できます。しかし、そのまま使うのは、すこし味気ないですよね?そこで、100均の素材を使い少し豪華な支柱を、作成してみませんか?
作り方は、とても簡単なのでぜひ、チャレンジしてみてください。

自分で支柱を作るのに必要な材料

100均の素材で支柱を作る材料には、以下の材料が必要です。

  • 水苔
  • ハサミ
  • 結束バンドなどの結ぶもの
  • 網目が粗いネット(粗すぎないもの)
  • 棒状支柱や割りばしなどの芯となる棒状の物

上記の物を用意してください。作る支柱のサイズにもよりますが、水苔は多めに購入した方が、材料不足にならずにすみます。
次の項目で、支柱を作る手順を、見ていきましょう。

自分で支柱を作る手順

自分で支柱を作る手順は、以下の通りです。

  1. 作る支柱の高さを決める
  2. 網目が荒いネットを筒状にし直径15cm~20cm幅になるように切る(長さは作る支柱の高さにする)
  3. ネットに水で戻した水苔を敷
  4. 中心に支柱の芯となる棒状の物を置く
  5. 芯を包むようにネットで巻く
  6. ネットが開かないように結束バンドなどで縛る

以上の工程で完成です。難しいポイントはありませんが、1つ注意したいのが、使うネットは網目が粗すぎないものを使ってください。なぜなら、あまりにも網目が粗いと水苔が、上手く巻けない可能性あるからです。
そこだけ注意すれば、誰にでも簡単に支柱を作成できるのでぜひ、チャレンジしてみてください。

【応用テク】モンステラをまっすぐにするには植え替えにも工夫が必要です

ここまでは、モンステラを倒れないようにするために

  • 剪定
  • 支柱

での対応方法を、解説しました。しかし、モンステラは生長が早く、植え替え頻度も高いです。間違った方法で植え替えを行うと、モンテスラがまっすぐになりにくいことを、ご存じでしょうか?ここでは、モンテスラを真っ直ぐにする植え替え方法を解説します。
モンテスラを植え替えるときはぜひ、参考にしてください。

根を張るモンステラには深い鉢を用意する

モンテスラを植え替えする場合は、深い鉢を用意してください。モンステラは根を張るので深いが必要ですが、理由はもう1つあります。それは、先ほど紹介した、支柱を立てるからです。浅い鉢では、支柱がモンステラを支えれない場合があるからです。
植え替え用の鉢は、深いものを用意してください

排水性に優れている土を使うこと

モンテスラに使う土は、排水性に優れている土を、使いましょう。
初心者の方は、「排水性の高い土?」と思うかもしれません。分からない場合は、観葉植物用の土に小粒の赤玉土を、3割ほど混ぜて使用すれば大丈夫です。
モンテスラで使用する土は、排水性が高い土がベストです。

失敗しないモンステラの植え替え手順

失敗しないモンステラの植え替え手順は、以下の通りです。

  1. 新しく用意した鉢に鉢底石を底が見えくなるまで入れる
  2. 排水性に優れている土を、全体の1/3程度入れる
  3. モンステラを鉢から取り出す(傷つけないように
  4. 古い土を落とす
  5. 黒くなった根っこをハサミでカットする
  6. 支柱の場所を決める
  7. 茎がまっすぐになるようにモンステラと支柱を植え込む
  8. 水をたっぷり与える
  9. 古い葉を切る

以上が、モンステラの植え替え手順になります。ポイントは

  • 傷つけずモンステラを鉢から取り出す
  • 茎が真っ直ぐになるように植え込む

です。モンテスラが大きく成長している場合は、なかなか鉢から取り出せない場合があります。取り出せない場合は、鉢を傾けて側面に衝撃を与え、徐々に取り出してください。強引に取り出すと、根にダメージを与えてしまうので、注意してください。

2つ目のポイントである「茎が真っ直ぐなるように植え込む」ですが、植え込むと違和感を感じると思いますが、問題ありません。なぜなら、「それだけモンテスラが曲がっていた」だからです。植え替えて真っ直ぐにしたので、違和感を感じただけなので、問題ありませんよ。

特に難しい作業は、ありませんので、植え替えの際はぜひ、参考にしてください。

モンステラが倒れることに関する質問

ここでは、モンステラが倒れることに関する質問に関しての、回答を用意しました。
今回用意して回答は

  • 横に広がるのは悪いこと?
  • 支柱は絶対に必要?</li>
  • 支柱はどれぐらいの深さに挿せばいい?

に対する回答を、用意しました。
気になる質問があったらぜひ、参考にしてください。
順番に見ていきましょう。

Q. モンステラが横に広がって倒れると聞きましたが、横に広がることは結局悪いことなんですか?

A,悪いことではなく、むしろ元気な証です。

最初の方で解説しましたが、モンステラは半つる性の植物なので、巻き付くものを探して横に広がります。つまり、横に広がるのは「正常」なことなので、気にしなくても大丈夫です。

Q. モンステラに支柱って絶対必要なんですか?

A,必ず必要と言えます。

基本的につる性の植物は、支えがなくては自身を支えられません。自身を支えられなくなると、葉の重みなどで、茎が折れてしまう場合もあります。モンステラには支柱が必須と言えるでしょう。

Q. モンステラの支柱ってどのくらいまで深く挿したらいいんですか?根を傷つけそうで怖いです。

A,先端が尖った支柱を使うことで、根を傷つける可能性を減らせます。

先端が尖っているほうが、根を押しつぶす可能性が減るのでお勧めです。支柱を挿す深さはモンステラの大きさで異なりますが、基本的にモンステラを支えらる程度大丈夫です。

モンステラが倒れる原因ってあるの?倒れないようにする対策を徹底解説のまとめ

ここまで、モンステラの転倒防止について、解説していきました。
今回の記事のポイントは

  • モンステラが垂れるのは、つる性の植物だから
  • 倒れないようにするには、剪定か支柱が必要
  • 支柱は自分でも作れる
  • 植え替えでも転倒を防止できる
  • 横に広がるのは元気な証

です。モンステラを初めて育成する方は、モンステラが突然倒れてしまい、慌てるかもしれません。しかし、モンステラの性質上正常なことで、元気な証とも言えます。当記事を読んだ読者なら、転倒を防止する知識が身についています。その知識を生かして、モンステラを支え、元気に育ててみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

記事執筆者長岡 孝樹」

この記事の執筆者長岡 孝樹
NFDフラワーデザイナー

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。