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【これで安心】テーブルヤシと猫を共存させるための方法を徹底解説!

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テーブルヤシは、南国を思わせる涼やかな姿やその管理のしやすさから室内インテリアとしても人気の観葉植物です。しかし、家でペットとしてを飼っているという場合には、テーブルヤシが猫ちゃんにとって本当に安全なものか気になりますよね。
観葉植物の中には猫に有毒なものもありますので、大切な愛猫のためにもそういった植物は避けたいところです。

そこでこちらの記事では、

  • テーブルヤシは猫に有毒な観葉植物なのか?
  • 猫がテーブルヤシを食べたらどうなるのか
  • 猫にとって危険な可能性がある観葉植物
  • 猫と観葉植物のトラブル予防方法

について、解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

目次
  1. テーブルヤシは猫に有毒な観葉植物なのか?
    1. 結論:危険性は低いです
    2. ねこにも優しいテーブルヤシのお世話の方法を伝授
  2. 猫がテーブルヤシを食べてしまったときに出る可能性のある症状
    1. 症状①:嘔吐
    2. 症状②:下痢
    3. 症状③:よだれ
  3. もし猫がテーブルヤシを食べたときの対処法
    1. まずは焦らずに【いつ】【何を】食べたのかを把握すること
    2. 市販の薬を服用するのはやめましょう
  4. 猫が食べると危険な可能性がある観葉植物一覧
    1. ユリ科の植物
    2. サトイモ科の植物
    3. ドラセナ(幸福の木)
    4. 多肉植物
  5. 未然に猫と観葉植物のトラブルを防ぐことが大切
    1. 猫が触れることが出来ない場所にテーブルヤシを置く
    2. 観葉植物カバーを設置する
    3. 木酢液を使って猫を観葉植物に近づけさせない
  6. 【まずは】猫ってどんな動物なのかの特徴を知ることも重要!
    1. 体内に溜まった毛玉と出すために観葉植物を食べる
    2. 猫は幹や枝で【爪とぎ】がしたい!
    3. 観葉植物の葉や枝などの【揺れる】ものが気になる
    4. 背の高いものに上がりたがる習性がある
  7. テーブルヤシと猫によくある質問にお答えします
    1. Q. テーブルヤシを食べても無害という記事を目にしますが、実際のところ危険度ゼロなんですか?
    2. Q. テーブルヤシは他の動物に影響はないですか?猫と犬を飼っています!
    3. Q. テーブルヤシを食べましたが、無症状なのでそのままにしたいと思いますが、病院に連れて行くべきですか?
  8. 【これで安心】テーブルヤシと猫を共存させるための方法を徹底解説!のまとめ

テーブルヤシは猫に有毒な観葉植物なのか?

猫に中毒症状を引き起こす植物は、実に700種類以上もあるといわれています。そんな中でもテーブルヤシは猫にとって安全な植物なのか、みていきましょう。

結論:危険性は低いです

一般的な南国にあるヤシ科の植物には毒性のあるものが多いといわれていますが、「テーブルヤシ」には毒性はないとされています。そのため、猫を飼っている方でも安心して部屋の中に飾ることができます。

ねこにも優しいテーブルヤシのお世話の方法を伝授

テーブルヤシは耐陰性のある植物なので、日陰でもよく育ちます。逆に直射日光は苦手なため注意が必要です。適度な日当たりと風通しのいい場所に置きましょう。
水やりは、夏場の成長期であれば2、3日に1度、冬の場合は1週間に1度ほどで、表面の土が乾いてから十分に与えます。暑い場所でなくとも育ちますが、寒いのは苦手なため、冬の間はなるべく室内で適度に日光が当たるような暖かい場所において管理しましょう。

猫がテーブルヤシを食べてしまったときに出る可能性のある症状

テーブルヤシは無毒であるため、もし猫ちゃんが食べてしまっても中毒症状が出ることは無いといわれていますが、少なからず個体差もあるため以下の症状か出た際には適切な対応が必要になります。

症状①:嘔吐

ソテツなどの毒性の強い植物の摂取では、肝機能障害などにより、数分以内に嘔吐を起こす場合があります。前触れなく突然嘔吐した場合や嘔吐を繰り返したりする場合にはすぐに病院へ連れていきましょう。

症状②:下痢

テーブルヤシは毒性がなくても、大量に食べてしまった場合や消化されずに消化菅内を進んでいった場合には、猫が下痢を起こすこともあります。中毒症状かどうかは判断が難かしいので、下痢が続く様子なら病院に相談してみましょう。

症状③:よだれ

過剰なよだれも中毒症状に挙げられます。特に農薬や殺虫剤に含まれる有機リン剤などの化学物質には副交感神経毒があり、誤って猫が服用してしまった場合には過剰なよだれなどの神経症状が出ます。

このほかにも、力なくぐったりしている、名前を呼んでも全く反応がないなど、普段の様子と異なる症状が出ている場合にはすぐ病院へ連絡して対応を相談しましょう

もし猫がテーブルヤシを食べたときの対処法

もし、猫に中毒症状が見られる場合にはすぐさま近くの動物病院へ連絡し、指示を受けましょう。放っておくと死に至る程の中毒症状が出ていても、動物病院で適切な処置を行うことにより助けられる命もあります。

まずは焦らずに【いつ】【何を】食べたのかを把握すること

テーブルヤシで中毒症状を起こすことはまずありませんが、もし猫ちゃんに中毒症状が現れた際には、症状が出る前に、「いつ」「何を」食べたのか把握する必要があります。自分では大丈夫だと思っていたものが中毒の原因になっている場合がありますので、猫ちゃんが口にしたと思われるものはすべて把握しておきましょう。市販のものならパッケージの成分表示の部分をもって病院へ見せるのがおすすめです。

市販の薬を服用するのはやめましょう

愛猫が中毒症状を起こしてしまった場合、何かできることは無いかと市販の薬や以前処方された薬などを使用したくなるかもしれませんが、焦った飼い主の独自の判断がかえって猫ちゃんの状態を悪化させてしまう場合があります。特に嘔吐や下痢などの症状が出ている場合には、毒物を体外に排出する目的もあるため、薬で止めてしまうのは危険です。自分で解決しようとせずにすぐに病院へ連れていきましょう。

猫が食べると危険な可能性がある観葉植物一覧

では具体的に、猫が食べると危険といわれている観葉植物についてみていきましょう。

ユリ科の植物

ユリ科の植物は、猫にとっては猛毒となる植物です。その毒性の原因はわかっていませんが、水溶性の物質が原因といわれています。そのため、水差しにユリを活けている場合は、その水にも注意が必要です。摂取すると急性腎障害を引き起こし、死に至る場合があります。花、花弁、花粉、葉、茎などどの部位でも少量摂取しただけで危険です。よく見かけるユリ科の植物としては、カサブランカ、テッポウユリ、チューリップ、ローズリリー、ヒヤシンス等が挙げられます。絶対に猫のそばに置かないようにしましょう。

サトイモ科の植物

サトイモ科の植物の葉や根茎にはシュウ酸カルシウムが結晶状態で多く含まれているため、猫が食べると結晶が刺さって口の中や体内で炎症や痛みを引き起こし、嘔吐することがあります
よく育てられているサトイモ科の植物としては、ポトス、カラジューム、ディフェンバキア、モンステラなどが有名です。観葉植物としても人気のものが多いですが、猫がいる室内には置かないようにしましょう。

ドラセナ(幸福の木)

ドラセナは、幸福の木とも呼ばれる人気の観葉植物です。剣のような長く鋭い形の葉っぱも特徴的ですが、その葉にはサポニンという毒性があり、猫が口にすると嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺などを引き起こすことがあり、最悪死に至る場合もあります。

多肉植物

アロエをはじめとした多肉植物も有害な部類に含まれます。アロエの皮や葉にバーバロインという成分が含まれ、口にしてしまうと下痢や腎炎を引き起こす可能性があります
また、多肉植物にはサボテンのようにトゲがある植物も多いため、口にするだけでなく触れたりするだけでも、猫ちゃんの手足や口の中、顔などを傷付けてしまうことがあります。

未然に猫と観葉植物のトラブルを防ぐことが大切

猫に害がない植物でも、じゃれて鉢を倒してしまうなど別の視点からも危険はあります。逆に育てたテーブルヤシがボロボロになることも避けたいですよね。ここではそんな猫ちゃんと観葉植物のトラブルの回避方法について紹介します。

猫が触れることが出来ない場所にテーブルヤシを置く

猫に無害とされている植物でも、鉢を倒してしまったり、登り始めたりしてしまうと危険があります。観葉植物を猫が暮らす部屋に置く場合、必ず猫の安全を確保できる場所に置きましょう。具体的には、天井から吊り下げてみたり、高い場所に置くなど物理的に触ることができない場所に置いたり、猫の入らない部屋があればそこに置くことをおすすめします。家具の配置によっては高いところにも上れてしまいますので注意が必要です。

観葉植物カバーを設置する

観葉植物の土を掘り返されたり、鉢を倒されることに悩んでいる場合には、プランターカバーを付けてみましょう。鉢より大きく、ある程度の重さがあるプランターカバーをつけることで、観葉植物の鉢の安定性が増して倒れにくくなります
また、土の上に被せる大きめなウッドチップなども、猫による土の掘り返しの予防になります。

木酢液を使って猫を観葉植物に近づけさせない

猫は、木酢液特有の酸っぱい匂いが苦手です。そのため木酢液を植物に吹きかけることで、猫が植物に近づかなくなります。木酢液は植物自体の病気の予防にもなりますし、猫にも害はありません。必ず説明書を読んで適正な濃度に希釈して使用しましょう。

【まずは】猫ってどんな動物なのかの特徴を知ることも重要!

猫と緑のある生活を送るうえで、できることなら、猫にも植物にも安全な状態であってほしいものです。猫の特性や習性を知れば、トラブルが起きる前に対策することができます。

体内に溜まった毛玉と出すために観葉植物を食べる

猫は、体を清潔にするため毛繕いをし、その毛玉を出すために草を食べる習性があるので、観葉植物を食べてしまうことがあります。テーブルヤシは大きな猫草とも呼ばれていますが、せっかく育てた葉っぱを食べられたら悲しいですね。
食べられてもいいように、猫ちゃんにあった猫草を用意してあげましょう。

猫は幹や枝で【爪とぎ】がしたい!

爪とぎは猫にとって本能的な行動で、猫が生きていくうえで非常に重要な意味合いを持っているため、やめさせることは難しいです。爪とぎ器を用意したり、別の場所で爪とぎをするように仕向けましょう。猫の入らない部屋などを作ってその部屋に配置するのも一つの対策です。

観葉植物の葉や枝などの【揺れる】ものが気になる

猫用おもちゃでよくあるように、猫には動くものを追いかける習性があります。部屋に置いてある観葉植物が風に揺れれば、つい気になってしまいます。特にテーブルヤシは猫じゃらしのように葉っぱの揺れが大きいものですので、猫も興味を持ちやすいです。猫の視界に入りにくい場所や手の届かない場所に置きましょう。

背の高いものに上がりたがる習性がある

猫は本能的に高い場所を好みます。キャットタワーやキャットウォークなどがペット用品として人気なのはそのためです。そのため高い棚に置いてある観葉植物などにも興味をもっていたずらしてしまいやすいです。周囲の家具の配置も含めて、猫の届かないような場所に植物を配置するなど工夫が必要です。

テーブルヤシと猫によくある質問にお答えします

最後に、テーブルヤシと猫についてよくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。

Q. テーブルヤシを食べても無害という記事を目にしますが、実際のところ危険度ゼロなんですか?

A,全くのゼロとは言い切れません。

テーブルヤシは毒性はなく無害ではありますが、大量に食べてしまった場合には下痢を起こす可能性もあったりと、猫自身の個体差も大きいです。心配しすぎる必要はありませんが、もともと猫の食用ではない植物ですし、テーブルヤシ自体の見た目も損なわれてしまうので、基本的には猫ちゃんがテーブルヤシを食べたりしないよう工夫することをおすすめします。

Q. テーブルヤシは他の動物に影響はないですか?猫と犬を飼っています!

A,犬にとっても無害です。

テーブルヤシ自体に毒性がないため、他の動物にも影響はありません。安心して育てていただければと思いますが、大量に食べてしまったりうまく消化できなかったりで、下痢になったりする場合もあるので、何か症状が出た場合には早めに受診されることをお勧めします。

Q. テーブルヤシを食べましたが、無症状なのでそのままにしたいと思いますが、病院に連れて行くべきですか?

A,無症状であれば様子を見て大丈夫です。

基本的にテーブルヤシは猫が食べてしまっても害はありません。食べ過ぎでお腹を下したり、力なくぐったりしている、名前を呼んでも全く反応がないなど、普段の様子と異なるといった症状もなにもなければ心配しなくても大丈夫です。ただ、テーブルヤシは本来猫が食べるための植物ではないため、どうしても心配であればかかりつけの獣医さんに電話で相談してもいいと思います。

【これで安心】テーブルヤシと猫を共存させるための方法を徹底解説!のまとめ

いかがでしたか。今回は、猫とテーブルヤシの関係について、

  • テーブルヤシは猫にとって有毒ではない
  • 猫に嘔吐、下痢、よだれといった症状が出た場合はすぐに病院へ
  • 猫にとってユリ科、サトイモ科、多肉植物など危険性の高い植物は多い
  • 観葉植物は、猫に触れられない場所で管理するのがベスト

ということがわかりました。猫ちゃんにとって有害な植物はたくさんありますが、テーブルヤシのように無毒なものであれば安心して育てられます。こちらの記事を考に、猫ちゃんとテーブルヤシのトラブル防止対策をしっかりして、みんなで仲良く一緒に暮らせるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。