テーブルヤシは種から育てることはできる?育て方やコツまで徹底解説

テーブルヤシは種から育てることはできる?育て方やコツまで徹底解説
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目次

奇麗な深緑色の葉が特徴なテーブルヤシ。観葉植物としての人気も高く、100均などでも販売されています。多くのテーブルヤシは苗で販売されていますが「テーブルヤシって種はないのかな?」っと思ったことはありませんか?そこで今回は、テーブルヤシの種について解説します。 本記事を最後まで読めば
  • テーブルヤシの基本情報
  • テーブルヤシの種について
  • テーブルヤシの雄・雌について
  • テーブルヤシの上手な管理方法
  • テールヤシの種についてよくある質問への回答
が分かりますよ。テーブルヤシの種についてだけでなく、基本情報も解説しているので、よりテーブルヤシを上手に生育することができますよ。

テーブルヤシってどんな観葉植物なのか

ここでは、テーブルヤシについて解説します。 ここで紹介するのは
  • テールブヤシの基本情報
  • テーブルヤシの種類
  • テーブルヤシの花言葉
  • テーブルヤシの風水効果
を紹介します。 テーブルヤシの育て方を知っている人は、多いと思いますが、詳しい生態を知っている人は少ないのではないでしょうか?ぜひ、この記事でテーブルヤシについての知識を深めてください。

テーブルヤシの基礎知識

原産地 中南米
背丈/大きさ 1~2m程度
耐暑性 強い
耐寒性 やや弱い程度
耐陰性 並程度
上記が、テーブルヤシ基本情報です。原産地が中南米と大まかですが、メキシコや南アメリカが有名です。テーブルヤシは、中南米に生息していますが、1000m以上の標高に生息しています。そのため、寒さに弱すぎることはなく、初心者でも育てやすい観葉植物と言えるでしょう。

テーブルヤシの種類

テーブルヤシには、種類があるのをご存じでしょうか?ここでは、テーブルヤシの種類について解説します。 テーブルヤシは、以下の4種類が存在します。
  • コリニア・エレガンス(テーブルヤシ)
  • チャマエドレア・テネラ(ヒメテーブルヤシ)
  • チャマエドレア・セフリジー
  • メキシコケンチャ
一般的に多く出回っている品種は、コリニア・エレガンスという品種。 チャマエドレア・テネラという品種は、ヒメテーブルヤシと呼ばれていて、生長しても1.5m程度程のテーブルヤシです。 チャマエドレア・セフリジーは、3m程度に生長し、細いのが特徴です。 メキシコケンチャは、耐陰性が高く1.5m程に生長するのが特徴。 テーブルヤシは、4種類あると覚えておくと良いでしょう。

テーブルヤシの花言葉は【あなたを見守る】

テーブルヤシの花言葉は【あなたを見守る】です。温かさをと優しさを感じる花言葉なので、誕生日や出産祝いなどのプレゼントとして、テーブルヤシを贈るのもおすすめです。

テーブルヤシの風水効果

ここでは、テーブルヤシの風水効果を解説します。普段風水を意識せずテーブルヤシを置いている場合は、風水を意識することで、仕事運や健康運を、改善できるかも知れませんよ。

仕事運を高める

テーブルヤシは、仕事運を高める風水効果があると、言われています。テーブルヤシは、高く上に生長することから向上心を上げ、鋭くとがった葉は競争心を上げる効果もあります。 仕事運の効果を高めるのなら、仕事をする場所からすぐに見える場所に、置くのがおすすめです。

健康運を高める

テーブルヤシは、健康運が上がると言われています。テーブルヤシは、生長すると濃い緑色の葉が多く茂ります。濃い緑色は、健康運を高め効果があり、多く茂った葉がより健康運を高めてくれます。

厄除け効果も期待できる

テーブルヤシは、厄除けの効果も期待できます。テーブルヤシ尖った葉が、厄除けの効果を持ちます。悪い気を整える効果もあるので、玄関などに置くのもおすすめです。

テーブルヤシは種から栽培できるの?

テーブルヤシは、種から栽培できるのでしょうか?植物を株からではなく「種から育てたい」という人も多いと思います。しかし、テーブルヤシの多くは、株で売られている場合がほとんどです。種からテーブルヤシを育てたい人はぜひ、最後まで読んでみてください。

流通しているテーブルヤシは実生株がほとんど

流通しているテーブルヤシの多くは、実生株がほとんど。実生株とは、種から育てた苗木です。そのため、種からテーブルヤシを育てることは可能です。

しかし種からも育てることが出来る!

先ほど触れたとおり、多くのテーブルヤシは実生株です。そのため、種を入手できれば、種からテーブルヤシを育てられます。しかし、テーブルヤシの種は、取り扱っていないお店も多いです。そこで、次の項目ではテーブルヤシの種の入手方法を解説します。

テーブルヤシの種の入手方法

ここでは、テーブルヤシの種の入手方法を解説します。テーブルヤシの種は、ホームセンターなどでは入手が難しいです。テーブルヤシの種を入手したい場合はぜひ、参考にしてください。

種を店舗やインターネットで購入する

テーブルヤシの種は、通販や店舗で購入できます。ホームセンターなどでは、入手できない場合もあるので、園芸店などの専門店で探すといいでしょう。近くの店舗で販売していない場合は、通販を利用し短時間でテーブルヤシの種が購入できます。

雄株と雌株を受粉させて種を採取する

雄株と雌株を受粉させ、種を採取する方法もあります。詳しくは後述しますが、受粉させ種を採取する場合は、多くの手間がかかります。時間もかかるため「すぐに種からテーブルヤシを育てたい」という人には向いていません。

テーブルヤシの種を採取するための条件

ここでは、テーブルヤシの種を採取するための、条件を解説します。テーブルヤシが種をつける条件は、以下の4つです。
  • 果実が実った後に種ができる
  • 雄株と雌株が必要
  • 5年以上育てたテーブルヤシが必要
  • テーブルヤシが健康であること
上記の条件が必要です。テーブルヤシに限らず植物の種を採取するためには、多くの条件を見たなさければなりません。1つでも条件を満たさないと、種をつけないことも多いです。 テーブルヤシの種を採取したい場合は、重要なポイントなのでぜひ、最後まで読んでみてください。

種は花が咲いて果実が実った最後に出来ることを知っておく

一部の例外を除いて、多くの植物は、花が咲き果実が実った最後に種ができます。テーブルヤシも同じで、果実が実った最後に種ができます。そのため、途中で花や果実を取ってしまった場合は、種ができないので注意してください。

雄株と雌株を同時に育てる必要がある

テーブルヤシから種を採る場合は、雄株と雌株を育てる必要があります。テーブルヤシは雌雄別種で、株によって雄株と雌株に分けられます。そのため、雄株と雌株の両方を揃えないと種をつけることはありません。

5年以上テーブルヤシを栽培する必要がある

成長サイズで多少変わりますが、実をつけるのに5年以上かかります。「桃栗三年柿八年」ということわざがあるとおり、植えてからすぐに果実をつけるわけではありません。成長サイズにもよりますが、小さなテーブルヤシを育てて種を採る場合は、5年以上栽培する必要があるので、注意してください。

テーブルヤシを健康に育てる必要がある

テーブルヤシが健康でなくては、種をつけません。県な場合のみ種をつけます。仮にテーブルヤシに病害虫が発生していた場合は、病害虫に耐えるだけで精一杯で、種をつける体力がありません。ただ育てるのではなく、植え替えなどを適切におこない、健康にテーブルヤシを育てましょう。

テーブルヤシの上手な育て方

テーブルヤシを上手に育てるには、どうすればよいでしょうか?ここでは、テーブルヤシの上手な育て方について、解説します。テーブルヤシを上手に育てるポイントは、以下の4つがポイントになります。
  • 日当たりと風通しが良い場所
  • 季節ごとの水やり
  • 土を意識する
  • 肥料の与え方
上記が、テーブルヤシを上手に育てるポイントになります。 既に、育て方を知っている人も多いと思いますが、一度復習してみてください。 順番に解説します。

【日当たり】【風通し】がいい所に置く

テーブルヤシを上手に育てるには【日当たり】と【風通し】が良い場所に置きましょう。しかし、室内と屋外では環境が違うため、同じような場所に置くことは難しいです。ぜひ、当記事を参考にして、テーブルヤシを置く場所を、決めてみてください。

室内での置き場所

テーブルヤシを室内で栽培する場合は、風通しと日当たりのいい窓辺に置くのが最適です。夏場など日差しが強い場合は、レースカーテン越しに柔らかい日光を当てるようにしてください。また、エアコンの風もテーブルヤシが枯れる原因になるので、注意が必要です。

屋外での置き場所

屋外でテーブルヤシを育てる場合は、風通しと日当たり以外にも、注意する点があります。それは「直射日光」です。テーブルヤシは直射日光に当たり過ぎると、葉焼けを起こします。そのため、テーブルヤシを屋外に置く場合は、午前中だけ日が当たる場所がベストです。難しい場合は、簾などで、遮光してあげると良いでしょう。

季節ごとに水やり方法を変える

テーブルヤシは、季節ごとに水やりの方法を変えましょう。普段通りお世話をしているのに、なぜかテーブルヤシが枯れてしまう、という経験はありませんか?それは、水やりの方法が間違っている可能性があります。ここでは、季節ごとの水やりの方法を紹介するのでぜひ、参考にしてください。

春~夏の水やり方法

春~夏は、テーブルヤシの生長期です。特に夏場は、大きく生長する時期です。この時期は、鉢底から水が出るぐらい水を与えましょう。ただし、春は気温の上下が激しいので、慎重に水を与えてください。

秋~冬の水やり方法

秋~冬は、テーブルヤシの休眠期間です。そのため、水を与えるのは、2週間に1度程度にし乾燥気味管理します。この時期に多くの水を与えると、根腐れの原因になるので注意してください。水を与えるタイミングは、土の表面が完全に乾燥したら水を与えてください。また、葉っぱ表面の乾燥を防ぐため、葉水を定期的におこないましょう。病害虫の予防にもなります。

土は水はけがいいものを選ぼう

テーブルヤシで使う土は、水はけのよいものを選びましょう。水はけが悪い土を使ってしまうと、根腐れの原因になり、最悪枯れてしまうので注意してください。自分で土を作る場合は、赤玉土などを混ぜると良いでしょう。

肥料はテーブルヤシの成長期に与える

肥料は、テーブルヤシの成長期に与えてください。休眠期に肥料を与えるのは、絶対にやめてください。休眠期は栄養を必要としていないため、この時期に肥料を与えると、肥料焼けを起こして、枯れてしまうからです。生育を促す肥料は、夏場に与えましょう。

【応用編】成長したテーブルヤシから種を採取する

ここでは応用編として、成長したテーブルヤシから、種を採取する方法を紹介します。この段階まで来ている人は、テーブルヤシを、健康に育生できている証です。そこから1歩踏み込んで、1からテーブルヤシを育生してみませんか?自分で採取し種から育てたテーブルヤシは、とても愛着がわきますよ。種の採取から始めたい人はぜひ、読んでみてください。

きちんと受粉した果実が種になります

前提として、きちんと受粉した果実が種になります。屋外では、虫たちが受粉させてくれますが、室内では人工授粉させる必要があります。受粉が上手くいかないと、果実ができないので、何度か人工授粉させてあげると良いでしょう。

テーブルヤシの種の採取方法

テーブルヤシから種を採りだす手順は、以下の通りです。
  1. 落ちた果実を拾う
  2. 果肉をそぎ落としながら種を採りだす
これだけです。ポイントは「落ちた果実」です。落ちた果実は、熟しており種もできているものが多いです。木から果実をもいでも、熟していたいため、未熟な種が出てくるので注意してください。

土への種まきの方法

テーブルヤシを種まきする場合は、袋蒔きがおすすめです。 袋蒔きは、ジプロックなどの袋の中で発芽させる方法です。やり方は簡単で
  1. 無菌の用土に水を与え湿らす(赤玉土などで大丈夫です)
  2. ジプロックなどのチャック付きの袋に土を入れる
  3. テーブルヤシの種を入れる
  4. 種が軽く隠れる程度土を被せる
  5. 25度~30度程度の場所で発芽するまで管理する
上記の方法で、簡単に管理できます。ある程度成長したら、植え替えをおこないましょう。テーブルヤシを種まきするならぜひ、袋蒔きで種まきしてみてください。

種を採取するのに必要な雄株・雌株の見分け方

ここでは、テーブルヤシの雄株と雌株の見分け方について、解説します。テーブルヤシの種を採取るには、必ず雄株と雌株が必要です。しかし、雄株と雌株の見極めはかなり困難です。ここでは、分かりやすく雄株と雌株の違いを解説するのでぜひ、参考してください。

種を採取するには雄株と雌株が必ず必要

何度か触れていますが、テーブルヤシの種を採取するには、雄株と雌株が必ず必要です。なぜなら、動物で例えるとオスとメスに当てはまるからです。例外を除き、動植物はオスとメスがいなければ、種が増えることはありません。そのため、テーブルヤシの種を採取する場合は、雄株と雌株が必要になります。

みためそっくりな雄株と雌株の見分け方

ここでは、テーブルヤシの雄株と雌株の見分け方を紹介します。テーブルヤシの見分け方は非常に難しく、ぱっと見では見分けることは、不可能です。小さな違いを、見落とさないようにしてください。写真などで、よく比べるといいでしょう。

雄株の特徴

雄株の特徴は、花にあります。よく見るとわかるのですが、雄花の場合は、中央と周りが盛り上がっています。とても小さな違いなので、よく観察してください。

雌株の特徴

雌株の特徴も花にあります。逆に言うと、葉っぱなどに違いはありません。雌株の花は、中央部分が凹んでいます。花自体が小さいので、見分けにくいですが、拡大写真を撮るなどして確認するといいでしょう。

種から育てるテーブルヤシによくある質問

ここでは、種から育てるテーブルヤシに、よくある質問への回答を紹介します。ここで紹介する質問への回答は
  • 種からテーブルヤシも花は咲く?
  • テーブルヤシの果実が取れる時期は?
  • 1回咲いたら次はいつ花が咲く?
上記の3点を解説します。特に、果実が採れる時期や花が咲く時期は、気になる人も多いと思います。気になる人ぜひ、読んでみてください。 順番に解説します。

Q. パキラは実生株から育てたら花が咲きますが、テーブルヤシの花も種で育てたら咲くんですか?

A,種から育てたテーブルヤシは花が咲きます。流通しているテーブルヤシは実生株がほとんどなので、長く育生していると花を見られますよ。ただし、小さなテーブルヤシは5年ほどかかる場合もあるので、注意が必要です。

Q. テーブルヤシの花から果実が取れると聞きましたが、時期はいつごろなんでしょうか?

A,テーブルヤシの開花時期は3月~5月です。そのため、果実が採れる時期は3月~6月程度でしょう。また、受粉が確実におこなわれないと果実になりませんので、注意が必要です。

Q. テーブルヤシの花は1度咲いたら、次はいつ咲くんですか?

A,1回花が咲いたら、毎年花を咲かせます。ただし、テーブルヤシが健康である場合に限るので、テーブルヤシの管理は適切におこないましょう。きれいなお花なのでぜひ、見てみてください。

テーブルヤシは種から育てることはできる?育て方やコツまで徹底解説のまとめ

本記事では、テーブルヤシの種について解説しました。 本記事のポイントは
  • テーブルヤシは4種類ある
  • テーブルヤシは種から育てられる
  • テーブルヤシの種まきは袋蒔きがおすすめ
  • 雄株と雌株の見分け方は花しかない
です。テーブルヤシは観葉植物の中でも、耐寒性は低くなく初心者でも、育てやすい人気のある植物です。入手難易度は高いですが、種から育てられるのも魅力的です。テーブルヤシの種を入手できたらぜひ、当記事を参考にして、テーブルヤシを育ててみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。