テーブルヤシにハダニがいたらどうしたらいい?対処法やコツを徹底解説

テーブルヤシにハダニがいたらどうしたらいい?対処法やコツを徹底解説
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目次

テーブルヤシを育てている際、葉っぱの裏に小さな白いものや黒いものが付着していた経験はありませんか。また、最近葉っぱの色が白っぽくなっていると感じたことはあるでしょうか。もしかすると、それはハダニという害虫の仕業かもしれません。 そもそも、ハダニとはどのような害虫なのでしょうか。それらを発見した場合は一体どのように対処したらよいのでしょうか。 そこでこの記事では
  • テーブルヤシの葉っぱがまだら模様になる原因は?
  • テーブルヤシにハダニがついた時の症状とは?
  • ハダニが発生した時の対処法は?
  • ハダニが発生する原因と予防法は?
  • おすすめの殺虫剤4選
について解説していきます。 この記事を読んでいただければ、育てているテーブルヤシをハダニから守ることができます。すでに発生している場合は、最小限の被害で食い止めることができるでしょう。最後には、おすすめの殺虫剤もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

まだら模様のテーブルヤシの葉は何が原因ですか?

あなたが育てているテーブルヤシの葉っぱは、まだら模様になったことはあるでしょうか。葉っぱの色が悪いまたは、まだら模様になってしまたときは何が原因なのでしょうか。

ハダニによる被害の可能性があります

ハダニは、体長約0.3~0.8mmの小さな虫です。葉っぱの裏に寄生し植物の汁を吸う害虫です。葉っぱが白っぽくなったり、色あせたようになったら、テーブルヤシの葉裏にハダニが潜んでいる可能性があります。

ハダニは植物の汁を吸う害虫

先ほどハダニは、植物の汁を吸う害虫とお伝えしましたが、ハダニが植物の汁を吸う時、葉緑素も一緒に吸ってしまうため、葉っぱの表面は白っぽくまだら模様になってしまいます。

ハダニの駆除方法やテーブルヤシにハダニを寄せ付けない方法を徹底解説

それでは、ハダニを寄せ付けない予防方法と発生してしまった時の駆除方法について学んでいきましょう。

ハダニによっておこるテーブルヤシの症状

ハダニはとても小さく、日頃からよく観察していないと見つけるのが難しそうですね。それでは、テーブルヤシにハダニが発生してしまったら、いったいどんな症状が出てくるのでしょうか。

テーブルヤシの葉に斑模様が出来る

先ほどもご説明しましたが、ハダニが植物の汁を吸う際、葉緑素も一緒に吸うことから、部分的に白っぽく色が抜けて、葉っぱに斑模様ができます。この斑点は、色が抜けているので元に戻ることはありません。 また、似たような症状として、うどんこ病という植物の病気があります。こちらも葉の表面に白いカビが斑点のように広がりますが、葉を擦ってみるとこの白カビが取れるので、ハダニによる斑点か病気によるものか判断できるでしょう。

テーブルヤシの株が弱って枯れる可能性もある

ハダニによる被害の進行はゆっくりであると言われますが、ハダニによる吸汁被害が進むと、テーブルヤシの生長を妨げ枯れる原因となってしまうこともあります。特に、ハダニの発生初期は体長も小さく見つけづらいので、ハダニを見つけたら素早く対処する必要があります

テーブルヤシについたハダニの対処法

ここからは、テーブルヤシにハダニが発生してしまった時の対処法をご紹介します。

葉水を行う

ハダニは乾燥した場所に発生しますので、葉水を行ってください。葉水とは、霧吹きで葉の表面や裏側、茎や枝に水を与えることです。ハダニは、葉っぱ裏にいますので、葉裏を重点的に行いましょう。頻度としては、基本的に毎日朝1回行うとベストですが、乾燥が気になる季節は夕方にも葉水を行うと良いでしょう。 また、テーブルヤシの生長期である4月~10月頃は、希釈した液体肥料を、水の代わりに与えると、葉っぱから肥料を吸収し、株が元気に生長するのでおすすめです。

牛乳や木酢液を散布する

牛乳を約2倍に薄めたものをハダニに直接スプレーする方法や、木酢液を薄めてスプレーする方法も有効です。 牛乳スプレーは牛乳が乾くことでハダニの気門を塞ぎハダニを窒息させることができます。乾いた牛乳をそのまますると臭いやカビの原因となりますので、翌日は、しっかりと水で洗い流してください。また、木酢液は得たい作用によって、希釈倍率が変わりますので、使用方法を守って希釈してください。

殺虫剤を散布する

ハダニの被害が拡大してしまった時は、殺虫剤に頼るのが良いでしょう。ハダニは薬剤耐性がつきやすいため、複数の殺虫剤をローテーションで散布する必要があります。また、薬剤が肌に付着しないように、ゴム手袋やゴーグルなどをしてください。

水に鉢ごと浸す

ハダニは水にとても弱い害虫です。そのため、テーブルヤシの株全体を20分ほど水に浸してください。水の中で優しく葉っぱをなで洗いするのもおすすめです。

葉や茎を切り落とす

ハダニの被害を受けた葉っぱや茎は、元に戻ることはありません。また、ハダニの被害により弱っているため、他の病気にもかかりやすくなっています。こういった葉っぱや茎を切り落とすことで、栄養も行き届き、風通しが良くなります。

そもそもテーブルヤシにハダニが発生する原因

それでは、どのような条件がハダニの発生する原因になるのでしょうか。しっかりと原因を学んで、ハダニの発生を防いでいきましょう。

気温が高く乾燥している

ハダニは20℃~30℃くらいの高温で乾燥している場所を好みます。そのため、梅雨明けから初秋にかけての季節は、ハダニが発生しやすい環境になりますので特に注意が必要です。

風通しが悪いところで育てている

観葉植物にとって、風通しの良いところで育てることはとても大切なポイントです。ハダニ以外の害虫を防いだり、水やり後の水はけが良い状態を保つことで病気も防ぐことができます。

風に乗ってハダニが運ばれてくる

ハダニはとても小さい害虫のため、風に乗って運ばれてきます。完全に防ぐことは難しいですが、外出した際などは、衣類やカバンに付着していることがありますので、軽く払ってから室内に入ることをおすすめします。

日頃から出来るテーブルヤシのハダニ予防術

ここからは、日頃からできるハダニ予防方法を4つご紹介します。

葉の表と裏に葉水をこまめに行う

1つ目はなんといっても葉水です。ハダニは水に弱く、小さい虫ですから、葉っぱのどこに潜んでいるか目視ではわかりづらいです。葉水を行う際は、葉っぱの表、裏をしっかり濡らすように意識して行いましょう。葉水は、毎日行っても問題ありません。

葉のホコリをふき取る

2つ目は葉のホコリをふき取るです。ホコリが溜まる場所というのは乾燥している場所で、ハダニが好む場所でもあります。毎日でなくても構いませんが、できれば週に1回程度は、葉っぱについているホコリをふき取ってあげましょう。ハダニの予防はもちろんですが、葉っぱに適度に日が当たりますのでテーブルヤシの生育にも良いでしょう。

風通しのいいところでテーブルヤシを管理する

3つ目は風通しの良い場所で育てるです。ハダニの発生する原因のところでもご説明しましたが、風通しのいいところでテーブルヤシを管理することで、高温になるのを防ぐことができます。 一方で、風通しが良い場所と聞くと窓辺を思い浮かべる方も多いでしょう。しかしながら、直射日光が当たる窓辺は注意が必要です。直射日光によってテーブルヤシの葉っぱが白く葉焼けすることがあります。テーブルヤシは耐陰性がある観葉植物ですので、明るい室内でも元気に育ちます。風通しが確保できない場合はサーキュレーターを使用するのもおすすめです。

防虫剤を散布して、ハダニを寄せ付けない

4つ目は、防虫剤を散布するです。土に混ぜるタイプやスプレータイプなど様々な形状の防虫剤があり、初心者でも簡単に害虫対策を行うことができます。防虫剤はあくまで予防のため、発生してしまった時は、前述した葉水や殺虫剤、鉢を水に浸すなどで対処してください。

【必見】葉水はハダニ以外にも効果がある

対処法や予防法をご紹介してきましたが、葉水は、ハダニの予防としても、ハダニが発生した際の対処法としても有効なことがお判りいただけたと思います。実は葉水には、ハダニ以外にも効果がありますので、解説していきます。

ハダニ以外の病害虫の発生を防ぐことが出来る

葉水は、ハダニはもちろんカイガラムシやアブラムシ、うどんこ病やすす病などの病害虫の発生も防ぐこともできます。これらの害虫は水に弱いため、葉水を日常的に行っていくことで観葉植物に繁殖しづらくなります。その結果、害虫が原因の病気の予防にもつながります。

葉に付いたホコリを落としてくれる

葉水は、害虫予防としてはもちろん、葉っぱについているホコリを洗い流してくれます。葉水によって葉っぱの湿度が保たれ、ほこりも溜まりにくいため、テーブルヤシの生育にも良い効果が期待できます。

葉や幹が乾燥するのを防いでくれる

ハダニは高温で乾燥している場所に発生するとお伝えしましたが、葉水をすることによって植物付近の気温が下がり、また葉や幹の乾燥も防ぐことができます。また乾燥が原因でテーブルヤシが枯れるということも防ぐことができます。「乾燥しているな」と感じたときは、季節問わず葉水を行いましょう

テーブルヤシについたハダニ駆除のおすすめ殺虫剤4選

ハダニ駆除の際、おすすめの殺虫剤を4つご紹介します。ぜひ殺虫剤選びの参考にしてみてください。

住友化学園芸 殺虫剤 MY PLANTS 虫からやさしく守るミスト250ml

葉や枝、茎に発生した虫を退治するスプレータイプの殺虫剤です。速効作用(フェンプロパトリン)と浸透移行性成分(クロチアニジン)が、カイガラムシやアブラムシを素早く退治してくれます。シンプルでスタイリッシュなボトルデザインが、お部屋のインテリアにも相性抜群です。
商品名 MY PLANTS 虫からやさしく守るミスト 250ml
価格 800円
有効成分 フェンプロパトリン、クロチアニジン
対象の害虫 カイガラムシ、アブラムシ
特徴 作用の異なる2つの殺虫成分を配合。葉や枝、茎に発生する虫を退治するスプレー殺虫剤。

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000ml

幅広い植物に使える殺虫殺菌剤スプレーです。逆さ散布が可能で、葉裏についた害虫にもスプレーしやすい商品です。速効成分の他、持続成分も配合されており、アブラムシに対しては1か月ほど効果が持続します。また、病原菌の侵入を防ぐため、うどんこ病・黒星病・灰色かび病の対策としても有効です。
商品名 ベニカXファインスプレー 1000ml
価格 973円
有効成分 クロチアニジン、フェンプロパトリン、メパニピリム
対象の害虫 アブラムシ、ハダニ、ハスモンヨトウ、ケムシ、ハバチ
特徴 アブラムシに1ヵ月効果があるスプレータイプの殺虫殺菌剤

住友化学園芸 殺虫剤 オルトランDX粒剤 200g

粒状の殺虫剤です。浸透移行性の殺虫成分(アセフェート、クロチアニジン)が2種類配合されており、こちらを土に混ぜ込むだけで、根から殺虫成分が葉や茎に行き渡ります。葉っぱにつく害虫や、土の中に潜む害虫の防除を同時に行うことができ初心者にも使いやすい殺虫剤です。こちらも観葉植物をはじめ花や野菜など幅広い植物に使用することができます。
商品名 オルトランDX粒剤 200g
価格 953円
有効成分 アセフェート、クロチアニジン
対象の害虫 アブラムシ、カイガラムシ、アオムシ、コナジラミ
特徴 土に混ぜ込む粒剤タイプの殺虫剤

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 GFモストップジンRスプレー 900ml

草花や観葉植物につくアブラムシやハダニを退治するスプレータイプの殺虫殺菌剤です。中身は白っぽい懸濁液体で、まくだけで効果が持続する、浸透移行性の成分を配合しています。また、うどんこ病や黒星病などにも効果的で、植物の害虫と病気を同時に防除することができます。
商品名 GFモストップジンRスプレー 900ml
価格 1,109円
有効成分 アセタミプリド、フェンプロパトリン、チオファネートメチル
対象の害虫 アブラムシ、ハダニ
特徴 草花や野菜の害虫と病気を同時に防除するスプレータイプの殺虫殺菌剤

テーブルヤシのハダニに関してよくある質問

ここからは、ハダニ駆除に関するよくあるQ&Aについてご紹介します。

Q. 室内で発生したハダニはどの対処法がおすすめですか?

A,窓を閉めたり、葉水をすると良いでしょう。 ハダニは、体長約0.3~0.8mmほどで、簡単に風に乗って飛んできます。対処法としては、風が強い日は窓を閉めておくと良いでしょう。また、体長が小さいため、霧吹きなどの水でおぼれてしまいますので、葉水を行うことも有効です。

Q. ハダニは人体に影響がありますか?

A,ありません。 ハダニはクモの仲間で、生涯、葉の上で過ごし、植物を吸汁する生き物です。人体への影響はありません。

Q. ハダニは家にあるクエン酸か何かを混ぜて葉水を行うといいと聞きましたが本当ですか?

A,害虫一般にクエン酸水が効果があるようです。 クエン酸粉末を使用する場合は、約2000倍に希釈してからは水を行ってください。クエン酸の他には、木酢液、コーヒー、牛乳などを薄めてスプレーする方法もあります。

テーブルヤシにハダニがいたらどうしたらいい?対処法やコツを徹底解説のまとめ

いかがでしたか。テーブルヤシの害虫である、ハダニの駆除について解説してきました。 この記事のポイントは
  • テーブルヤシの葉がまだら模様になった場合ハダニが原因の可能性がある
  • ハダニが発生した場合、葉水の他に、牛乳や木酢液などを薄めてスプレーしたり、鉢ごと水につける方法が効果的である
  • ハダニは、高温で乾燥する場所を好み、風に乗って植物に付着することもある
  • ハダニを日頃から予防するには、葉水を行ったり、防虫剤を使用する
  • 葉水はハダニの予防、駆除どちらにも効果的である
ということでしたね。 これらを押さえれば、日頃からハダニの発生を防ぎつつ、テーブルヤシを元気に育てることができますね。もし発生してしまってもこの記事を読み返すことで、慌てずにこれらの対処法を実践することができるでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。