ガジュマルを大きくしたくない!コンパクトに育てる方法を徹底解説

ガジュマルを大きくしたくない!コンパクトに育てる方法を徹底解説
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どっしりとした幹と青々とした葉がお部屋のインテリアとしても人気のガジュマル。ガジュマルは原産地ではとても大きく育ち、建物や他の植物を圧倒することでも有名です。ですが、現代の住宅やオフィスでガジュマルを育てている場合、大きくしたくないと考える方も多いのではないでしょうか。 そんな時に役立つ、ガジュマルを大きくしたくない方法をご存知でしょうか。専門的な技術や知識がない初心者でも、ガジュマルを大きくさせない方法はいくつかあります。そこでこの記事では、
  • ガジュマルはどこまで大きくなるのか
  • ガジュマルを大きくしたくない方法3選
  • 大きくせずに元気に気根を伸ばす方法
  • ガジュマルを大きくしたくない時によくある質問
以上のポイントについて詳しくご紹介していきます。 ガジュマルを生き生きと健康に成長させた上で、大きくしたくない方法を初心者の方にもわかりやすく説明していきます。ガジュマルを大きくしたくない方はぜひ、この記事を最後までご覧ください。

ガジュマルってどこまで大きくなるの?

ガジュマルはどこまで大きくなるのかご存知の方はいらっしゃるでしょうか?ガジュマルは熱帯地方の原産で、日本でも環境が合えば20mほどの大きさに成長する植物なのです。インドネシアやカンボジアでは、かなりの巨木に成長したガジュマルを見ることができます。

1年で数メートルほど成長するものもあります

ガジュマルは成長速度もとても早く、1年で数メートルほど成長するものもあります。ガジュマルが適した生育環境であれば、日本でもかなりの大きさまで成長しますので大きくさせすぎない管理は重要になってきます。

成長速度が早いことで有名な観葉植物

ガジュマルは成長速度が速いことで有名な観葉植物です。ガジュマルの原産国では、樹齢が数百年に及ぶ巨木を見ることが出来ます。ですが現在の住宅環境では、そこまで大きく育ってしまうと困ることが多いのではないでしょうか。特に室内で育てている方は、盆栽のようなコンパクトな樹形がおすすめです。

大きくせずコンパクトに育てる方法やケアのコツを徹底解説

そこで、この記事ではガジュマルを大きくせずにコンパクトに育てる方法を詳しく解説していきます。ガジュマルに負担のかからない範囲で、元気にかつコンパクトに育てることができますので、大きくしたくないと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

ガジュマルを大きくしたくないならこの3つの方法

ガジュマルを大きくしたくない場合の対策として以下の三つをおすすめします。剪定はガジュマルの栽培で定期的に行う作業なので取り入れやすいでしょう。また、数年に一度の植え替えの際に、鉢を同じサイズにしたりハイドロカルチャーに植え替えたりすることで大きくなりすぎることを防ぐことができます。

①ガジュマルの枝葉を剪定してコンパクトに保つ

ガジュマルを大きくしたくない一つ目のポイントは、定期的に枝葉を剪定してコンパクトに保つことです。ガジュマルの通常の管理としても、剪定は重要な作業なので元気に葉っぱを茂らせてあげるためにも毎年、行うようにしましょう。剪定で樹形を整えることで、日光がまんべんなく当たり風通しが良くなるメリットもあります。

②同じ大きさの鉢に植え替えるようにする

植え替えの際に同じサイズの鉢に植え替えるのも、大きくしたくない時の方法のひとつです。鉢を大きくしないことで根が伸びすぎるのを防ぐことができ、同時に生長もゆっくりにさせる効果があります。根詰まりを起こさないように、傷んだ根や変色した根を中心にカットしてから植え替えを行いましょう。

③ガジュマルをハイドロカルチャーで育てる

ガジュマルをハイドロカルチャーで育てることも大きくしたくない方法のひとつです。多くの植物はハイドロカルチャーで栽培を行うと成長がゆっくりになる特徴があります。数年に一度の植え替えの際に、ハイドロカルチャーに入れ替えてみるのもおすすめです。ハイドロカルチャー栽培は大きくさせないと同時に、おしゃれな見た目でよりインテリア性が高まるはずです。

ガジュマルを剪定して大きくさせない方法

ますは、ガジュマルを剪定して大きくさせない方法をご紹介します。ガジュマルは成長スピードが速く、どんどんと葉を伸ばして生長していきますので定期的に剪定の作業が必要になってきます。しかし、間違った方法で剪定を行うと弱ってしまう可能性もありますので気になるポイントをチェックしてから作業を行いましょう。

ガジュマルの剪定は5月~9月に行うようにする

ガジュマルの剪定時期は5月~9月です。春から秋は、ガジュマルの成長が最も盛んな時期ですので、剪定を行ってストレスがかかったとしてもすぐに回復してくれるでしょう。また、ガジュマルを元気に育てる基本的な栽培方法として1年~2年に一回は剪定を行うことをおすすめします。冬場は休眠期なので、剪定は行わないように心がけましょう。

ガジュマルの失敗しない剪定方法

では、具体的にどのように剪定していけば良いのかを解説します。ガジュマルは成長が早い植物なので、少し切りすぎなくらいカットしても回復してくれるはずです。失敗しない一番のポイントは、前述した剪定の適期を守ることと傷口から病気にならないように癒合剤を用いたり新品の剪定ばさみを使うことでしょう。

ガジュマルの剪定に必要な道具

ガジュマルの剪定に必要な道具は以下の通りです。新品の剪定ばさみがない場合は、刃の部分を加熱殺菌して使うようにしましょう。
  • 剪定ばさみかのこぎり(ガジュマルの枝の太さによって適切なもの)
  • 癒合剤(トップジンMペーストなど)
  • 園芸用の手袋(かぶれやすい方)

ガジュマルの剪定手順

ガジュマルは大きく剪定する切り戻しを行っても元気に回復してくれる観葉植物です。せっかく伸びた枝をカットしてしまうのは気が引けますが、よりしっかりと成長させるためにも定期的に剪定を行いましょう。剪定の手順を簡単に解説します。
  1. 全体の樹形をイメージして、はみ出している枝や大きく伸びた枝をカットする。
  2. 重なり合った枝や弱っている枝は根元から間引き剪定を行う。
  3. ガジュマルの株元から直接伸びてきている枝をカットする。
  4. 太い枝を切った箇所には癒合剤を塗る。
  5. 剪定の後の1週間程度は直射日光が当たらない明るい場所で乾燥気味に管理する。
 

同じサイズの鉢に植え替えて大きくさせない方法

ガジュマルは生育力が旺盛なので、数年に一度、植え替えをする必要があります。根が伸びすぎて植木鉢の中で詰まってしまうと、根詰まりを起こして枯れてしまう危険性もあるのです。ガジュマルを大きくしたくない時は、同じサイズの鉢に植え替えつつある程度の根をカットすることをおすすめします。伸びすぎた根や傷んで変色した根を中心にカットしてから、植え替えるようにしましょう。

ガジュマルの植え替えも5月~9月に行うようにする

ガジュマルの植え替えも剪定と同じように、5月~9月の生育期に行うようしましょう。植え替えによって根が傷んでしまったとしても生育期であれば回復力が高くストレスがかかりすぎません。冬場は休眠期になるので、植え替えは行わないようにしましょう。

ガジュマルの失敗しない植え替え方法

この項目ではガジュマルの失敗しない植え替え方法についてご紹介します。ガジュマルは生育力が強く丈夫な観葉植物ですが、間違った方法で植え替えを行うと弱ってしまう可能性がありますので注意が必要です。

ガジュマルの植え替えに必要なもの

ガジュマルの植え替えに必要なものは以下の通りです。はさみは根をカットする時に用いますので、病気を防ぐためにできれば新品のものか消毒してから使用するようにしましょう。
  • 新しい用土(観葉植物の土がおすすめ)
  • 鉢底の石とネット
  • スコップ
  • 割りばし
  • 新聞紙
  • はさみ

ガジュマルの植え替え手順

ガジュマルの植え替え手順をご紹介します。ひとつひとつの作業は難しくありませんので、初心者の方でも安心してチャレンジしてみてください。植え替えた後、しばらくは肥料を控えるようにしましょう。
  • 新聞紙の上で古い鉢からガジュマルを取り出して、根から土を落とす。
  • ネットに入れた鉢底石を鉢の底に敷く。
  • 半分か3分の1程度までスコップで新しい用土を鉢に入れる。
  • ガジュマルの根を傷んだ部分、伸びすぎた太い部分を中心にはさみでカットする。
  • ガジュマルを鉢の中心にセットする。
  • 周りに土を入れていく(割りばしで軽くつきながら)
  • 鉢底から水が流れるくらいまでたっぷりと与える。
  • 直射日光が当たらない場所で管理し、土の表面が乾いたら水を与える。
植え替えの際に伸びすぎた根を多くカットした場合は、同じように剪定で葉を減らすことをおすすめします。葉を減らさずに根をカットしてしまうと、蒸散作用が過剰になって弱ってしまう可能性があるからです。

ガジュマルをハイドロカルチャーで育てて大きくさせない方法

最後は、ハイドロカルチャーで育てて大きくさせない方法です。ガジュマルは成長が旺盛で、丈夫なのが人気の観葉植物なのでハイドロカルチャーに植え替えても弱ってしまうことはありません。成長が緩やかになるメリットもありますので、ガジュマルを大きくしたくない場合はハイドロカルチャーを取り入れてみましょう。

そもそも土栽培とハイドロカルチャー栽培で違うこと

そもそも普通の土栽培とハイドロカルチャー栽培はどのように異なるのでしょうか。そのメリットやデメリットとともに、違いも簡単にご説明します。

ハイドロカルチャー栽培は土栽培よりも衛生的

ハイドロカルチャーは焼成された石から作られるハイドロボールやゼオライトを土の代わりに用います。そのため、有機質の用土と比べると非常に衛生的で虫がわかず匂いも少ないのが大きなメリットです。

ハイドロカルチャー栽培で育てると成長を緩やかにすることができる

ハイドロカルチャーは無数の穴をもつ無機質な素材から生成されています。そのため、一般的な土栽培と比べるとどの植物も成長がゆっくりになる特徴があります。成長を緩やかにすることができる特徴をデメリットだと考える場合もありますが、大きく成長させずに現状の姿を楽しみたい時は大きなメリットになります。

ガジュマルのハイドロカルチャーへの植え替え方法

この項目ではガジュマルのハイドロカルチャーへの植え替え方法について解説します。初心者でも比較的に取り入れやすい方法なので、ぜひチャレンジしてみてください。

ガジュマルを植木鉢から取り出して土を落とす

まず、ガジュマルを植木鉢から取り出して土を落とします。なるべく根に土がついていないのが理想的ですが、根が傷むほど強く土を払うのはやめましょう。軽く水をかけて洗い流すように土を落とします。

容器に根腐れ防止剤、ハイドロボールの順に入れる

穴の空いていない容器の底に根腐れ防止剤を入れます。次にハイドロボールを半分くらい入れましょう。隙間が空き過ぎないように割りばしなので軽くついていくと、しっかりとハイドロボールが入ります。ハイドロカルチャーは根腐れを起こしやすいので、根腐れ防止剤は必ず入れてあげるようにしましょう。

ガジュマルを中央において、ハイドロボールを敷き詰める

半分くらい入れたハイドロボールの中心にガジュマルを設置します。倒れないようにガジュマルを押さえながら、周りにハイドロボールを敷き詰めていきましょう。この段階でも、割りばしをつかってハイドロボールに隙間がないように工夫するのがおすすめです。

水を入れる

最後に水を入れましょう。水やりのし過ぎで根腐れを起こしてしまう可能性があるので、水は5分の1程度で大丈夫です。その後の水やりでも、容器の水が完全になくなってから2日ほど経ってから与えるように気を付けましょう。

ハイドロカルチャーの育て方で気を付けるポイント

ハイドロカルチャーの育て方で特に気を付けるべきポイントをご紹介します。ハイドロカルチャーに植え替えた後の管理は、ガジュマルの成長に大きく影響を及ぼしますので注意しましょう。

徐々に日光に当てるようにする

ハイドロカルチャーに植え替えた後は、直射日光で弱ってしまいがちなので徐々に日光を当てるようにしましょう。室内の明るい窓辺でカーテン越しの光が当たるような場所が適しています。1か月ほどで元の環境に戻しても大丈夫でしょう。また、ガジュマルは耐寒性が低いので秋以降の冷え込む時期は、窓辺から暖かい場所に移動してあげます。

水の交換を定期的に行う

ハイドロカルチャーは水が溜まっている状態なので、定期的に水の交換を行うようにしましょう。古い水が残っていると植物にも悪影響を与えてしまいます。基本的に乾かし気味に管理するのがおすすめです。

大きくしたくないけど気根を生やして立派に出来る!

ガジュマルの最もおもしろい特徴は、その絡まり合った太い幹にあるのではないでしょうか。ひとつひとつ形の違う幹や根はガジュマルの最大の魅力です。気根はそんな幹から伸びる根のことを指します。大きくしたくないけれど、気根を生やしてどっしりとした幹に育てることができるのもガジュマル栽培の魅力でしょう。

【気根】って何ですか?

気根はガジュマルの幹から伸びるひょろひょろとした根です。最初は細くても次第に太くなり、ガジュマルの体を支え、空気中の水分を取り込む役割を果たします。ガジュマルの原産国では、この気根が垂れ下がるようにいくつも伸び幻想的な風景を生み出している場所もあります。気根が伸びているガジュマルは、適切な環境にあり元気に育っている証拠なのです。

ガジュマルは太い根や気根ゆえに人気がある観葉植物

ガジュマルの最大の特徴は、太い根と気根にあります。どのように幹や根を育て、気根で特徴を出すかがガジュマル愛好家のこだわりポイントとなっているのです。ガジュマルを購入したら、ぜひ気根を伸ばして個性的な形に育ててみてください。

ガジュマルの気根を土まで伸ばせば太くなる

ガジュマルの気根は、土まで到達すると太くどっしりとしたものに成長していきます。東南アジアなどでは、この気根が太く育ちまるで移動するように見えるため「歩く木」とも呼ばれることがあるのです。

ガジュマルの気根をより多く生み出す方法

そんな特徴的なガジュマルの気根ですが、より多く生み出すポイントがあります。それはガジュマルの原産地域と同じような環境で管理することです。空気中の湿度を高くして、温度も暖かくすると気根が多く出る可能性があります。基本的には温度が25℃、湿度が80パーセントを目安にすると良いでしょう。

ガジュマルを大きくしたくないときによくある質問

最後に、ガジュマルを大きくしたくないときによくある質問についてお答えします。

Q. ガジュマルを大きくしたくないので日陰で育てるのはありですか?なしですか?

A,なしです。 ガジュマルは耐陰性がある観葉植物なので、半日かげや明るい日かげで育てることはできます。しかし日照不足になると、大きくならないわけではなく逆に葉っぱの色が悪くなり弱ってしまう可能性が出てきます。そのため、大きくしたくない場合は剪定や植え替えなどを工夫したほうが効果的です。  

Q. ガジュマルを剪定しようと思いますが、どこで切るのがいいのですか?

A,枝の半分~3分の2程度を切りましょう。 ガジュマルを剪定する場合は、全体の3分の1から3分の2程度のサイズになる箇所でカットします。ガジュマルは生育力が旺盛な観葉植物なので、少し切りすぎかなと感じる程度に剪定しても問題ありません。重なり合った枝や傷んだ枝、根元から垂直に伸びている枝などを剪定するときは、幹のつけ根の部分からカットしましょう。  

Q. ガジュマルを剪定した後に白い液体が出てきました。これって何なのですか?触っても大丈夫ですか?

A,ゴム成分の樹液ですので、アレルギーがある方は触らないでください。 ガジュマルは剪定した切り口から樹液のような白い液体が出てくるのが特徴です。この液体はゴム製品の原材料であるラテックスを含む樹液で、皮膚が弱い方はかぶれる可能性があるのでなるべく園芸用の手袋をつけて剪定作業をするようにしましょう。また、剪定した切り口には癒合剤を塗布することをおすすめします。

ガジュマルを大きくしたくない!コンパクトに育てる方法を徹底解説のまとめ

いかがだったでしょうか。 個性的なシルエットが人気のガジュマルを大きくしたくない時の方法についてご紹介しました。ガジュマルはそもそも生育力が旺盛で肥料なしでも大きく育つ観葉植物なので、大きくしたくない時には剪定などの作業を行う必要があります。ご紹介した方法は、どれも初心者にとって難しい作業ではないのでぜひ取り入れてみてください。 この記事のポイントは、以下の通りになります。
  • ガジュマルは日本でも20mほどの大きさまで成長することがある
  • 春から秋にかけて剪定を行うことで成長を抑える方法となる
  • 同じサイズに植木鉢に植え替えることで大きくなりすぎるのを防ぐ
  • ハイドロカルチャー栽培でガジュマルを育てると成長がゆっくりになる
  • 湿度と温度に工夫をすれば、特徴的な気根を多く増やすことができる
  ガジュマルを大きくしたくない時の方法で特に大切なのは、植え替えや剪定を行ったあとの管理法です。直射日光に当てないような環境で、乾き気味の育て方をすればガジュマルは生育力が旺盛なので剪定や植え替えの後も元気に葉を伸ばしてくれるでしょう。大きくしたくない方はコンパクトに育てながらも、その魅力を存分に発揮したガジュマル栽培をぜひ楽しんでみてください。 最後まで読んでいただいてありがとうございました。