お葬式で胡蝶蘭を贈るときどうすればいいの?選び方からマナーまで徹底解説

お葬式で胡蝶蘭を贈るときどうすればいいの?選び方からマナーまで徹底解説
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目次

大切な方のお葬式に胡蝶蘭を贈りたいけれど、どのように選べばいいのか悩んだことはありませんか?また、胡蝶蘭を法要の際に贈る意味をご存じですか?お祝い事の際に贈るイメージの強い胡蝶蘭ですが、実はお葬式にもよく利用されています。 厳かな雰囲気の中、特にマナーやしきたりには気をつけたいですよね。何より、大切な故人とそのご家族に不快な思いはさせられません。 そこで今回は、
  • お葬式に胡蝶蘭を贈る理由
  • お葬式で胡蝶蘭を贈る際のマナー
  • お葬式に胡蝶蘭を贈る際の値段や相場
  • お葬式の際に贈る胡蝶蘭はどのようなものが良いのか
  • 多くの方が抱く疑問
について詳しく解説していきます。この記事を読めば、お葬式に胡蝶蘭を贈る際に気をつけるべきポイントが分かりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

胡蝶蘭がお葬式のお花に選ばれる理由

胡蝶蘭はお葬式の場において、お悔やみの意を伝えるのにとてもふさわしい花です。お供えに選ばれる理由は、その気品ある見た目以外にも様々な理由があります。

胡蝶蘭の花言葉・意味がとても良い

胡蝶蘭の花言葉の意味は、「純粋な愛」です。 故人とのお別れの際、いろいろな思い出がよみがえると思います。それらすべてを包み込み、純粋な愛をもって故人を偲びたいですね。

四十九日までは「白あがり」という白一色のお花である必要があるから

四十九日までは白だけのお花を贈る、「白あがり」というマナーがあります。ご遺族の方に寄り添い、清らかな白いお花が基本です。胡蝶蘭はもちろん、菊の花、その他の花も白で統一されています。49日以降は、徐々に淡い色合いや明るい色の花も贈れるようになります。

トゲのないお花である必要があるから

胡蝶蘭にはトゲがありません。一般的にトゲがあるお花は、お葬式をはじめ仏壇等にも使用してはいけないといわれています。理由はトゲが殺生を連想させるため、故人が痛いため、とされています。近年ではトゲを取って故人の好きな花を贈ることもあるようですが、一般的なマナーとして、トゲがない花を選んだ方が良いでしょう。

メンテナンスをあまりしなくても1ヶ月〜3ヶ月長持ちするから

胡蝶蘭は比較的丈夫で、1ヶ月から3ヶ月程度も持ちます。暑さに強く、寒さに弱い傾向があるのでお部屋の暖かい縁側等でしたらまだまだ長持ちするかと思います。メンテナンスも簡単で、水やりは1週間から10日に1度で大丈夫です。

香りも花粉も少ないから

贈答用の胡蝶蘭には香りがほとんどありません。また、花粉は花の中心の奥に隠れているため、花に触れても花粉がついてしまう心配もありません。お葬式では、色々な方が参列されると思いますが、花の匂いがきついと体調不良になってしまったり、花粉が多いと花粉症の方は大変ですよね。また、花粉が服に付着してしまうこともあります。胡蝶蘭は、そのような心配はいらないためとてもおすすめです。

ご葬儀に胡蝶蘭を贈るときのマナー

一番注意したいのは、マナー違反です。故人にも、ご遺族の方にも失礼の無いようにしましょう。選ぶべき胡蝶蘭の種類、タイミング、ラッピング等、よく把握しておきたいですね。

贈るタイミングに合わせてふさわしい胡蝶蘭を贈ること

お葬式に胡蝶蘭を贈る際には、贈るタイミングと選ぶ胡蝶蘭がとても重要です。49日までは白色の胡蝶蘭である必要があり、49日以降は徐々に明るい色のお花も贈れますので、タイミングを見ながら胡蝶蘭を選びましょう。また、後述の枕花や供花といった使われ方でもサイズ等が違ってきますので、よく読んでみてくださいね。

ラッピングの色に注意すること!

ラッピングには、一般的にはを選びます。清楚で品があり、まだ明るい気持ちになれないご遺族や参列者の心にも寄り添います。派手な色や飾りは控え落ち着いた色を選ぶようにしてください。紫のほか白やグレーなども選ばれることがあるようです。リボンは1つが良いでしょう。不明なことがあれば、手配の際にお店に質問しておくと良いですよ。

立て札の書き方を理解しておくこと

胡蝶蘭に立札を添付する際に、きちんと書き方を理解しましょう。 立て札の一番上に「」と書き、その下に自分の名前を書きましょう。間違って故人の方の名前を書かないように注意してください。派手に装飾したりせず、品良くシンプルにします。すべて黒い墨文字で、連名の場合は全員の名前を書いてください。大人数であれば○○一同とすることもできます。

宗教を確認すること

お葬式では、宗教によってマナーが異なることがあるため、よく確認しておくことが必要です。選ぶお花の種類や贈り方などを確認しておきましょう。

仏式

仏式(仏教式)のお葬式は、日本においてその9割を占めるといわれるほど一般的です。様々な様式の花を贈れることに加え、和花、洋花ともに使用することができます。その中でも特に胡蝶蘭は高級感があるため人気です。和花、洋花とも派手な色は使用しないように気を付けてくださいね。仏式では、供花として贈る場合はお花を奇数本にする必要があります。また、香典においても、偶数である2や4の額は避けます。割り切れる数は、「縁が切れる」と解釈され、縁起が悪いためです。胡蝶蘭の場合は、3本立てや5本立てにしましょう。

キリスト教式

お葬式でのマナーについて、特に注意したいのがキリスト教の場合です。 まず、使用する花はすべて生花にします。造花や花輪等は用いませんので注意してくださいね。そして、キリスト教では供花を贈る文化はなく、供花を用意するのは遺族であるという考え方があります。そのため、もし供花を贈る際はまず司祭や牧師に問い合わせましょう。そして、教会に直接送ることが決まった場合は名札を付けず籠花やスタンド花の形で届けます。 またキリスト教ではご遺族の心を癒したり、励ましたりする目的で、お花をご遺族の自宅へ贈るのが一般的とされています。贈られたお花は供花として使用されることもあるため、運びやすい篭花で、コンパクトなものが良いとされています。この際も、名札は付けずに贈りましょう。
よく贈られるのは白いユリです。マリア様を象徴する花であるためキリスト教のお葬式には多く使われるようです。そのほか、胡蝶蘭も使用することができ、色は基本的に白を選びます。篭花や花束を贈る場合は、明るい色も良しとされているので黄色やピンクのお花を取り入れるのも一般的です。

神式

「榊」のイメージが強い神式は基本的には仏式とあまり変わらず、お花も贈ることができますが、厳格な形式をとるために供花を辞退したいと言われることもあります。そのため必ず確認を取ってからお花の準備をしましょう。確認が取れたら、籠花やフラワースタンドという形でお花を贈ります。また、仏式との細かな違いは神式は白を重んじているため、贈る花は白を基調とした菊が多く、色花は黄色等、控えめな色を選ぶことです。胡蝶蘭は使用されない場合もあるので、よく確認しておくことが必要です。

枕花・供花・献花どれなのかを理解する

故人とのお別れの際にはたくさんのお花が使われていますが、その用途や目的により枕花、供花、献花とそれぞれ分かれています。

枕花

お亡くなりになったことを知ってから、すぐに自宅へ贈られるお花です。故人の枕元などにおくため、小さなサイズにしましょう。色は白のみですので注意してください。贈れるのは親族や非常に親しい方のみです。

供花

通夜、葬儀の際に祭壇の横にスタンド花や花束の形で贈られるお花で、弔花ともいいます。会場に飾られるため統一感が必要になります。必ず葬儀社に確認を取ってから贈りましょう。親族を始め、葬儀に参列ができない方からや、故人の会社関係、喪主の会社関係等から贈られますが一般的に贈りたいという方は誰でも贈れます。花の色は白と淡い色を選びます。

献花

キリスト教式の葬式の際、祭壇に捧げる花です。お別れの意を込めて、参加者がそれぞれ1本ずつ献花台に供えます。教会がバラ、カーネーション等を準備します。すべて白色の生花となっています。

お悔やみの時の適切な値段は?お葬式に胡蝶蘭を贈るときの相場

お葬式のお花の相場は個人、会社ともに約15,000~30,000円程度といわれています。あまり高くなりすぎると、ご遺族の方が返礼の際に気を遣ってしまう可能性があるので気をつけましょう。以下を参考にしてください。
  1. 友人や知人の場合 10,000~15,000円
  2. 家族や親戚の場合 15,000~30,000円
  3. 一般的な取引先の場合 10,000~20,000円
  4. 重要な取引先の場合 15,000~30,000円

ご葬儀にふさわしい胡蝶蘭の種類

上記でも触れましたが、49日までは白の胡蝶蘭を選びます。大輪の胡蝶蘭にすれば、お葬式の際に見栄えもよいです。濃い色の胡蝶蘭は、華やかではありますが場にそぐわなかったり、遺族の気持ちに寄り添っているのか疑問をもたれることもあるので、避けましょう。

白大輪胡蝶蘭3本立ち30輪程度(つぼみ数含む)

白大輪3本立ち30輪程度の胡蝶蘭です。ご葬儀の際、真っ白な大輪の胡蝶蘭が故人、ご遺族、そして参列者の方々にも優しく寄り添います。また、命日にもご遺族に喜ばれる事と思います。最もスタンダードなタイプで、慶弔問わず幅広いシーンで利用されるため、人気のある商品です。法要では、供花として贈られることが多く、供えられたあとも長くお花を楽しむことができるためおすすめです。
商品名 白大輪胡蝶蘭3本立ち30輪程度(つぼみ数含む)
値段 20,900円~
輪数 30輪程度(つぼみ数含む)
特徴 一般的なお祝いやビジネスシーン、法要など幅広いシーンで贈られています。弊社商品の中で、特に人気のある商品です。

白大輪胡蝶蘭3本立ち42輪程度(つぼみ数含む)

白大輪3本立ち42輪程度の胡蝶蘭です。高さがあるため、いっそう豪華で華やかさがあります。法要では、供花として利用され事が多く、美しく凜と立つ胡蝶蘭に、故人、ご遺族、参列者の方々の心にきっと響くものがあるはずです。お祝いのシーンやビジネスにも、豪華なビジュアルですので贈られた方もとても喜ばれることと思います。長く、迫力のあるお花を楽しむことができます。
商品名 白大輪胡蝶蘭3本立ち42輪程度(つぼみ数含む)
値段 31,900円~
輪数 42輪程度(つぼみ数含む)
特徴 開店祝いやビジネスシーンはもちろん、法要の場でも通常の胡蝶蘭を凌ぐ圧倒的な花数をつけ、とてもボリュームのある商品です。その存在感は多くの方の目を惹きます。

白大輪胡蝶蘭5本立ち70輪程度(つぼみ数含む)

白大輪5本立ち70輪程度の胡蝶蘭です。法要の際は、供花としてよく利用されます。大迫力の70輪ですので、余すところなく花が咲き誇ります。その存在感と高級感からこちらの商品が贈られた会場は一気に華やかになるでしょう。告別式において、故人、ご遺族の方々に対し、感謝の意や慰めの意を十分に伝えてくれるでしょう。その他、ビジネスシーンや、お祝い事でも多く利用されており、大変人気の商品です。
商品名 白大輪胡蝶蘭5本立ち70輪程度(つぼみ数含む)
値段 53,900円~
輪数 70輪程度(つぼみ数含む)
特徴 5本立ちの胡蝶蘭の中で1番人気の胡蝶蘭です。告別式、お店の開店祝い、会社の周年祝い、当選祝いなど、特別な方への贈り物に最適です。

ピンク大輪胡蝶蘭3本立ち30輪程度(つぼみ数含む)

大輪胡蝶蘭3本立ち30輪程度のピンクの胡蝶蘭です。エレガントでいて、かわいらしいピンクの色が人々を明るい気持ちにさせてくれます。法要には白い胡蝶蘭が人気で、ピンクの胡蝶蘭はお祝いのシーンや、プレゼントとしての利用が多い印象がありますが、ピンクの胡蝶蘭の花言葉をご存じですか?実は、「あなたを愛する」という意味があります。マナー上、贈れるのは49日以降になりますが、天国から見守ってくれている故人に愛を込めて、深い悲しみの中にいるご遺族に励ましの意を込めて、こちらの商品を贈ってみてはいかがでしょうか。
商品名 ピンク大輪胡蝶蘭3本立ち30輪程度(つぼみ数含む)
値段 20,900円~
輪数 30輪程度(つぼみ数含む)
特徴
女性に大人気のピンク胡蝶蘭です。お祝いのシーンはもちろん、49日以降に、遺族への励ましの意を込め贈るのも素敵です。ピンクで3本の胡蝶蘭は珍しいため、おすすめです。

ミディ白胡蝶蘭

大輪の胡蝶蘭より、コンパクトで控えめな胡蝶蘭です。お花の大きさは3~6cmですので、とてもかわいらしい印象です。法要のシーンでは、小さめの花がよく使用される枕花に適しています。ミディではありますが、立札も忘れずに添えてくださいね。また、そのコンパクトさから飾る場所を選ばないため、プレゼントにもよく利用されます。サイズ感から、贈られた方も気軽に胡蝶蘭を楽しむことができます。小さい胡蝶蘭ゆえに、独特の品を醸しだし、一人暮らしの方のお部屋やマンション暮らしの方にもとても喜ばれますよ。
商品名 ミディ白胡蝶蘭
値段
輪数
特徴

お葬式で胡蝶蘭を贈る方が思うQ&A

お葬式で胡蝶蘭を贈る方に多く聞かれる疑問について記載していきます。

Q,お葬式に根っこがついている胡蝶蘭は悪いイメージありますか?

A.根っこがついている鉢植えは、お見舞いや退院祝いに送るのはタブーとされています。理由は、根っこが根付くことから寝付く、つまり病気が長引くことを連想させてしまうからです。しかし、お葬式に関しては、胡蝶蘭は鉢に入っていても問題はありません。むしろ、「純粋な愛」という花言葉にあるよう、故人に対し愛を込めて贈ったことが伝わるのではないでしょうか

Q,ピンクや黄色などの色付きの胡蝶蘭をお供えするのはダメですか?

A.四十九日までは白だけのお花をお供えする、「白あがり」というマナーがあるため、白色を選ぶのが良いでしょう。49日以降に、ご遺族の方が少しでも明るい気持ちになれるよう、徐々に明るい色のお花を贈れるようなります。命日にも、淡いピンクや黄色の胡蝶蘭も喜ばれるでしょう。

Q,供花はいつ頃贈ればいいのですか?

A.供花は会場を整える関係上、お通夜の開式3~5時間前までに、またはお通夜が行われる日の午前中までに届くように配送してもらいましょう。あまりに早く配送してしまうと、「亡くなることを予想していた」と受け止められることもあるため、訃報が届いてから手配の準備をしましょう。

お葬式で胡蝶蘭を贈るときどうすれば?選び方からマナーまで徹底解説のまとめ

お葬式に胡蝶蘭を贈る際、胡蝶蘭の選び方と気をつけるべきポイントについてまとめると、以下のようになりました。
  • 49日までは白の胡蝶蘭を選び、それ以降は色つきの胡蝶蘭を贈れるようになる。
  • 胡蝶蘭は奇数本立てにし、贈るタイミングで大きさや色を選ぶ。
  • 宗教や家庭により様々なスタイルのお葬式があるため、斎場との連絡をとる。
  • 胡蝶蘭を贈るタイミングは通夜の日の午前中が望ましいが、あまりに早く贈らない。
一番大切なのは、お悔やみの気持ちと、故人と遺族に寄り添った形で贈ることです。自分本位にならず、胡蝶蘭を発注するお店を始め、斎場関係者と密に連絡を取り合いましょう。 この記事を読んでくださった方々と、胡蝶蘭が贈られる全ての方々に、「純粋な愛」が届きますように。最後までお読みいただきありがとうございました。