モンステラの植え替え時の鉢の大きさは?選び方やポイントを徹底解説

モンステラの植え替え時の鉢の大きさは?選び方やポイントを徹底解説
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目次

エキゾチックでおしゃれな雰囲気をもつモンステラ。園芸店でもよく見かけますし、ファンの多い大人気の観葉植物ですね。そろそろモンステラを植え替えするタイミングなのかもしれないけれど、どれくらいの鉢の大きさがいいのか、あなたは迷っていませんか?育て方のポイントや植え替えの時期などもあわせて知りたいですよね。間違った鉢の選び方や植え替えをしてしまうと、あなたの大切なモンステラが枯れてしまうことも。 本記事では
  • 【重要】植え替え時の鉢のサイズと選ぶポイント
  • モンステラに合う鉢の種類6選!メリット・デメリットも
  • モンステラを元気にする植え替え方法とその後のケア方法
  • より健やかに育てるための用土の解説
をご紹介します。 モンステラの植え替え時によくある「根のカット」や「気根」についての質問も集めてみました。この記事を読めばモンステラにぴったりの鉢の大きさが選べ、植え替えをスムーズに行うこともできます。植え替えは植物の生長を促しますので、あなたのモンステラも元気いっぱいに育てることができますよ。

植え替え時の鉢の大きさって重要ですか?

モンステラを育てていると、植え替えが必要になってくるときがありますね。その際の鉢の大きさとは、どれくらい重要なのでしょうか。実はぴったりの鉢の大きさにしなければ、モンステラが枯れる原因にもなってしまうのです。その理由を詳しく見ていきましょう。

結論:ものすごく重要です

結論から申し上げますと、モンステラを植え替えする際の鉢の大きさは、大変重要なポイントです。なぜならモンステラは比較的成長が早い植物だからです。なぜ成長が早い植物は植え替えのときの鉢の大きさが大切になってくるのでしょうか。

モンステラは比較的早く育つ観葉植物

モンステラは熱帯アメリカを原産とする観葉植物で、暖かい場所を好みます。ユニークな深い切れ込みがある葉が特徴的で、小さな鉢から大きな鉢までいろいろなサイズが楽しめますね。常緑性に分類され、暖かな気候でよく成長します。日本でも春~夏は生育期にあたり、比較的早く育つ観葉植物であるとされていますよ。つまり成長が早いと植木鉢の中も根でいっぱいになるのが早いと言うことですね。

モンステラの植え替えに合わせて鉢の交換も必要

そんな成長の早いモンステラは、植え替えに合わせて鉢の交換も必要になってきます。これからどんどんモンステラを成長させたい場合は、1周り大きな鉢に交換していくことが必須です。鉢の中が根でいっぱいになってしまう前に、植え替えしてあげるのが理想のタイミングですね。

鉢が小さいとモンステラが枯れる原因になる

もし鉢を小さいものにしたまま長く放置したりすると、モンステラが枯れる原因にもなってしまいます。それは小さな鉢の中でモンステラの根がぐるぐると巻いてしまい、根詰まりを起こしてしまうからです。モンステラにはさまざまなサイズがありますし、成長の度合いも違うため、あなたのモンステラに合ったサイズの鉢を選んであげるのが大切ですよ。

【必見】モンステラを植え替える鉢の大きさの選び方

それではモンステラを植え替えるときの鉢の大きさの選び方を見ていきましょう。鉢の大きさの選び方は、今後モンステラをどのように育てていきたいか、どこに置きたいかによって変わってきますよ。
  • もっと大きく成長させたいとき
  • キッチンなどに置きたいとき
  • 玄関やリビングに置きたいとき
  • 現状の大きさをキープしたいとき
人それぞれモンステラを置きたい場所、希望のサイズ感がありますね。あなたにぴったりの大きさの鉢を選べるよう、1つずつ詳しく見ていきましょう。

大きくしたいなら一回り大きい鉢を選ぶことが鉄則

モンステラを今後もっと大きくしたいならば、1回り大きい鉢を選ぶことが鉄則です。ここで「1回り大きな鉢」とは、現在使用している鉢より1号または2号大きい鉢のことを指しますよ。植物の根は、鉢の中の空いているスペースに向かって伸びていき、鉢の内壁にあたるとまたUターンして成長していきます。1回り大きな鉢を選ぶことで、根がさらに伸びていけるスペースを確保できますよ。根が大きく育てば、吸収できる水分や養分も増えますので、モンステラも大きく育っていけるでしょう。

キッチンなどに置くなら5~6号サイズがおすすめ

キッチンなどに置きたい場合は、5~6号サイズの鉢がおすすめです。装飾のついたものや深型タイプは別ですが、だいたい以下の通りの大きさとなりますよ。
鉢のサイズ 高さと直径
5号 共に15㎝程度
6号 共に18㎝程度
あまりに大きい観葉植物があると、キッチンの作業スペースを圧迫してしまいますね。家事をしながら緑を眺められるちょうどいいサイズは、5~6号サイズと言えるでしょう。

玄関やリビングに置くなら8~10号がおすすめ

玄関やリビングに置きたい場合は、8~10号サイズがおすすめです。こちらも装飾や深型タイプを除いて、以下の通りの大きさになります。
鉢のサイズ 高さと直径
8号 共に24㎝程度
9号 共に27㎝程度
10号 共に30㎝程度
これらの鉢に見合うサイズのモンステラでしたら、玄関やリビングで堂々とした存在感をアピールできそうですね。家の中のシンボルツリーとして、家族の生活を見守ってくれそうです。

現状キープなら根を整えて同じ大きさの鉢に植え替え!

現状の大きさを保ちたいのならば、根をカットして整理し、同じサイズの鉢に植えてあげましょう。植え替えする際に、古く変色した根にプラスして、根の全体の1/3程度をカットします。この作業をしたときは、根との水分量のバランスを取るため、葉っぱも数枚ほど切り落とすようにしましょう。葉っぱを切り落とすときは茎の根元から切りますが、このとき透明な液が出てくることがありますよ。 この液体にはシュウ酸カルシウムが含まれています。人によってはかぶれることもあるので、直接触らないようにしましょう。ゴム手袋をして行うのがおすすめです。

【鉄則】その他のモンステラの鉢を選ぶポイント

モンステラの鉢を選ぶ時のポイントを2つご紹介します。モンステラの性質や好む環境を再現してあげると今後の健やかな生長が望めます。またお世話が楽しくなるよう好みの鉢を選ぶのも大切なことですね。詳しくご紹介します。

ポイント①:水はけがいい鉢を選ぶ

モンステラの鉢を選ぶポイント1つ目は、水はけがいい鉢を選ぶことです。モンステラの原産地は熱帯で、生育環境としては高温多湿を好む傾向があります。しかし原産地のような地植えとは違って、私たちが育てている環境は鉢植えがほとんど。鉢植えの観葉植物は、多湿が長く続くと病害虫を誘引してしまうこともありますよ。湿度は水やりなどで調整するとし、鉢は水はけがいい素材を選ぶようにしましょう。

ポイント②:部屋のインテリアに合う鉢を選ぶ

モンステラの鉢を選ぶポイント2つ目は、部屋のインテリアに合う鉢を選ぶことです。せっかくお気に入りのモンステラを育てているのなら、植え替えするときに部屋のインテリアに合う鉢を選んでみましょう。切り込みの入った大きな葉と濃い緑色がおしゃれなモンステラ。部屋のインテリアに合わせた鉢に植え替えたら、もっとおしゃれになって愛着がわき、大切にしてあげられますね。

モンステラに合う鉢ってどんなのがある?

ここまでモンステラの鉢の大きさや選ぶポイントについて見てきました。つづいてモンステラに合う鉢の「素材」をご紹介しますよ。1言で鉢と言ってもさまざまな素材がありますし、迷ってしまいますよね。それぞれの鉢のメリット・デメリットをあわせて解説しますよ。

素焼き鉢(テラコッタ鉢)

素焼き鉢(テラコッタ鉢)は粘土素材でできています。目に見えない小さな穴がたくさん空いているので、通気性・吸水性・排水性に優れ、根腐れしにくいのが大きな特徴ですよ。素朴な印象があるので、ナチュラルガーデンにおすすめです。 ちなみにテラコッタ鉢とは、素焼き鉢の中でも赤色が強いイタリア産の鉢を呼んでいます。好きな雰囲気に近づく鉢を選ぶといいですね。

メリット

素焼き鉢のメリットは前述の通り、通気性・吸水性・排水性に優れているので、土が早く乾きやすいこと。そのため根腐れしにくいのが嬉しいですね。鉢の側面から気化熱で熱を逃すこともできるので、土の温度の上昇を多少抑えることができます

デメリット

素焼き鉢のデメリットは、プラスチックの鉢などと比べると重い点と、落としたりぶつけるだけで簡単に割れてしまうことがある強度が弱い点です。長く使うとひびが入ったり、割れてしまうこともあります。また通気性がよすぎて土が乾燥しやすいので、湿気をこのむ観葉植物には水分不足を招いてしまうことも考えられますよ。またコケが生えてみためがわるくなってしまうこともあります。

陶器鉢

陶器鉢は素焼きの鉢に釉薬をかけたあと焼き上げています。色付けがされているのでデザイン性が高く、温かみのある手触りが特徴ですね。表面は釉薬のおかげでツヤがあり、硬く丈夫に焼しめられています。

メリット

陶器の鉢のメリットはデザイン性が高く、色や装飾が大変豊富であることです。適度な通気性と排水性は確保されていますよ。また表面がつるつるとした感触のものが多いので汚れにくく、汚れてもすぐに落とせるのも嬉しいポイントです。

デメリット

陶器の鉢のデメリットは、重量が重いことです。大型の観葉植物などを植えると動かすことが困難になるため、動かさない場所で使用するのがおすすめです。またデザイン性の高さや工程数が多いことから、価格がやや高めな商品もありますよ。全体に塗装がされていると通気性と排水性が落ち、真夏の時期には熱を蓄えやすいものもあるので注意が必要です。

モスポット

モスポットは素焼き鉢の1種。型の代わりに麻の袋を使って成形し、自然に乾燥してから野焼きして作られています。素焼きの中でも大変ラフな作り方をされており、作成途中につけられた傷や欠け、麻袋の織り目の跡などもそのままで、非常に自然な表情を持つ鉢と言えるでしょう。何年も使い込んだようなさびれた雰囲気を持つので、置くだけでインテリアのおしゃれ感がグッとアップしますよ。

メリット

形の不揃いさや焦げ、色合いなども同じものが1つとしてないオリジナリティあふれる存在感が魅力です。素朴ながらも温かみを感じるアンティークな風合いが、インテリアに自然に溶け込みますね。素焼きの1種ですので、通気性がよいのもメリットの1つ。土が乾きやすいので、根腐れを防止することが可能ですよ。

デメリット

モスポットのデメリットはやや壊れやすいこと。荒い作り方をしていますし、ものによっては最初から欠けがある鉢もあります。水やりをした直後に鉢の端をつかんで持ち上げただけで割れてしまう可能性もあるので、慎重に扱いたいですね。

木製鉢

木製鉢はその名の通り、木でできた鉢です。どんな観葉植物とも似合い、ナチュラルで温かな雰囲気を感じさせます。また木製鉢は熱を伝えにくい特徴があるので、土の温度が上昇することを抑えてくれますよ。

メリット

木製なので様々な形に加工でき、デザイン性に富んでいます。完成イメージがあるのなら自分でDIYできることも魅力ですね。植物ともよくなじみ、よりナチュラルな雰囲気を出すことができます。通気性と排水性がよく、余分な水分は木製鉢が吸収してくれるので、根腐れしにくいとも言えますね。

デメリット

自然素材でできており、土の余分な水分を吸収してくれる性質をもつので、長期間使うことはできません。使用しているうちに、腐ったり変形してしまうからですね。素焼き鉢と同じく、コケが生えてきてしまうこともあります。特に雨ざらしの屋外に置きっぱなしにすると腐食がどんどん進みますので注意してくださいね。

プラスチック鉢

プラスチック鉢は価格が安く、色やデザイン、サイズも豊富なのが特徴です。100均でもたくさんの種類が販売されていますね。軽くて劣化しにくいので、室内用はもちろん、屋外で使用するのもおすすめです。

メリット

価格が安く、手に入りやすいのがメリットの1つです。また落としたり、ぶつけたりしても壊れにくく、非常に軽いので持ち運びも簡単ですね。軽さをいかしてハンギンググリーンに使用するのにぴったり。こまめに植物の植え替えをする方や、よく置き場所を移動する方におすすめです。排水性が悪いのを逆手にとって、湿った環境を好む植物に使用するのもいいですね。

デメリット

プラスチック鉢のデメリットは、通気性と排水性が悪いことです。素焼きの鉢と比べて、プラスチック製の鉢は熱をため込みやすい特徴がありますよ。冬場はほんの少しの日当たりで鉢全体を温めることができます。しかし夏は熱がこもりすぎになり、根が弱ってしまいますので注意したいですね。そして重量が軽いため、屋外で強風にあおられた際には倒れやすいかもしれません。

ブリキ鉢

ブリキ鉢はおしゃれでラフな空気感を演出できるのが特徴です。100均でもブリキ製の鉢カバーが販売されていますし、デザインも大変豊富ですね。コンクリートや多肉植物とも相性がよく、インテリアの1部として飾るとまるでおしゃれなお店のような雰囲気になります。

メリット

ブリキ鉢のメリットは、家にある缶などを使用すれば無料でも作れ、もしくは100均などで安価に入手できる点ですね。DIYをすれば自分なりの工夫もでき、世界で1つだけの鉢を作ることができます。また軽くて持ち運びしやすいので、ハンギンググリーンにも使えるのが嬉しいところ。水濡れに強く耐久性があるので、屋内はもちろん屋外でも使えるのが心強いですね。

デメリット

ブリキ鉢のデメリットは、通気性と排水性が悪いことです。水分の調整ができないので、直接植物を植え込むと根腐れしてしまう可能性も。長い期間の使用や、水はけのいい環境を好む植物を栽培することには不向きかもしれません。また素材の性質上、気温の影響を受けやすいので、極端な気温は植物に負担がかかってしまいます。自宅にある缶などを再利用する場合は、底穴がないので自分で開ける手間が必要となりますね。

【ケア】選んだ鉢への植え替え方法

さまざまな種類の鉢をご紹介したところで、つぎは具体的な植え替え方法を解説していきます。準備するものもお知らせしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

モンステラの植え替えに必要なもの

モンステラの植え替えに必要なものは以下の通りです。
  • 一回り大きい鉢
  • 新しい土
  • シャベルまたはスコップ
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 清潔なはさみ
  • 割りばし
  • レジャーシートや新聞紙
  • 手を汚したくない方は園芸用手袋
  • モンステラが自立しない場合は支柱
必要なものを事前に準備しておくことで、植え替え中に慌てることもありません。スムーズに植え替えを進めるためにも必要なものは揃えておくといいですね。

モンステラの植え替え方法

モンステラの植え替えは成長期にあたる4月~8月に行うのがおすすめ。植え替えは成長を促進する大切な作業ではありますが、モンステラにダメージを与えてしまうことも事実です。したがって失敗を避けるためにも、株の活力がある成長期に植え替えするようにしましょう。冬場の植え替えはモンステラの休眠期と重なり、ダメージが大きく枯れてしまう可能性もあるので避けた方がベターです。それでは実際の植え替え手順をご紹介します。

鉢からモンステラを抜き取る

作業をしやすくするため、植え替え予定日の数日前から水やりをやめ、土を乾かしておきます。レジャーシートや新聞紙を敷いた上で、古い鉢からモンステラを優しく抜き取っていきますよ。根がパンパンで抜けない時は、鉢を横に倒して割りばしで表面の土をほぐしてあげると抜けやすいです。 モンステラの根に付いている土を軽く落として1/3ほどほぐしましょう。黒く変色したり、他の根より長すぎる根があったりしたら、清潔なはさみでカットして整理しておきます。 モンステラのバランスが悪く自立しない場合は、支柱と茎を数か所結んで、固定してから抜き取るようにしましょう。
この段階で根の量とバランスをとるために株元からカットした茎は、株分けに使うこともできますよ。1つのモンステラから増やしていけるので、株分けするとお得な気分になれますね。

新しい鉢に土を入れておく

新しい鉢に鉢底ネットを入れ、鉢の底が見えなくなる程度の鉢底石を敷き詰めます。さらに新しい用土を鉢の1/3ほど、鉢底石が全部隠れる程度の量を入れて準備しておきましょう

モンステラを植え替えて、土で埋める

バランスを見ながらモンステラを新しい鉢にすえ置きます。しっかりとモンステラが自立するように、さらに土を追加していきますよ。支柱と一緒に植える場合は、支柱が排水用の穴をふさがないよう、支柱の位置に注意しましょう。 植木鉢のフチから数センチの高さまで土を入れていきます。このとき割りばしで優しくつつきながら土を追加していくと、すき間なく土を入れられます。 最後に鉢底から透明の水が出てくるまで、たっぷりと水やりをしましょう。

モンステラを植え替えた後のケア方法

実際の植え替え方法の後は、植え替え後のケア方法についてです。植え替えはモンステラの生長を促す作業ですが、根にダメージを与える行為でもあります。植え替え後の管理をしっかりと行うことで、成功率もグッとアップしますよ。詳しく見ていきましょう。

日当たりと風通しがいい場所に置く

植え替え後のモンステラは、日当たりと風通しのいい場所に置くようにします。植え替え後すぐに日向に置くと、葉焼けすることが考えられるので注意してくださいね。1~2週間すると根も落ち着いて安定しますが、ここでいきなり場所を変えるのは要注意。急な環境変化はモンステラに影響が出るので、日当たりのいい場所やもともと置いていた場所へは徐々に戻してあげてくださいね。

水やりは土が乾いてからたっぷり与える

植え替え後のモンステラには、土が乾いたのを確認してから水やりをします。水やりをするときは鉢底から透明の水が流れてくるまでたっぷりと。水分と共に新鮮な空気を根に届けられるので、根が健康に育ちますよ。

植え替え直後に肥料は与えない

植え替え直後のモンステラには肥料は必要ありません。市販の「観葉植物用の土」には肥料がもともと含まれていることが多いからです。むしろこのタイミングで肥料を与えると、肥料を薄めようと根から水分を出し、かえって水分不足になる「肥料焼け」を起こして枯れてしまうことも。 本来であれば5~9月は肥料を与える時期です。しかし植え替え直後のモンステラには、1~2ヶ月経ってから与えるようにするのがおすすめです。

【応用】植え替えの土にもこだわってみよう

ここからは応用編として、植え替えの土について解説していきます。植え替えの土にこだわると、モンステラの生長の反応をより細やかにキャッチできるようになるかもしれませんよ。

植え替えするときの土も重要です!

植え替えするときの土はとても大切です。古い鉢で使っていた土は捨て、必ず新しい土と入れかえるようにしましょう。なぜなら古い土には、もうほとんど養分が残っていないからです。実は土の中の養分は植物が吸い上げたり、水やりを行うたびに土から流れ出たりしているのです。 また長く使うことで泥状になって通気性が悪くなり、病原菌や害虫が潜む可能性もありますよ。養分たっぷりの新しい土で育ててあげれば、モンステラのさらなる成長が促せますね。

初めての人は観葉植物用の土でも大丈夫

植え替えするのが初めての人は、市販の「観葉植物用の土」を使用するので大丈夫ですよ。さまざまな種類の植物にあうよう、養分がバランスよく配合された土ですので、安心して使うことができます。

慣れてきたら自分で土を配合してみる

観葉植物の扱いにも慣れてきたならば、自分で土を配合してみるのもいいですよ。自分でブレンドするときは「赤玉土(小粒)6:パーライト3:バーミキュライト1」の割合がおすすめです。土1ℓあたり20〜30gの化成肥料を元肥として混ぜ込んで使うと、植え替え直後の生長を助けてくれますよ。排水性をもっと高めたい場合は、「赤玉土(小粒)6:腐葉土2:パーライト2」の割合でもいいですね。腐葉土のニオイが気になる場合は、ピートモスに変更してもOKです。 自分で配合した土でモンステラが元気よく育ってくれれば、配合がうまくいった証です。愛着もより増して、育てる喜びが倍増するかもしれませんね。

モンステラの植え替え時の鉢でよくある質問

モンステラの植え替え時の鉢について、よくある質問を集めてみました。植え替えの際に根をカットする判断や、自立しない場合、気根の処理方法などです。モンステラの植え替えをお考えのあなたは、ぜひ参考にしてくださいね。

Q. 根が鉢に引っかかるので切ろうと思うのですがどこを切ればいいですか?

A,黒く変色している根、手で簡単にちぎれる根を切ります 黒く変色している根や、手で引っ張っただけで簡単にちぎれる根は剪定していきます。健康な根はよく見ると白くみずみずしい見た目ですが、腐った根はそうではありません。不要な根を残しておくと通気性や水はけが悪くなり、株全体の元気がなくなってしまいますよ。もちろん根幹部分の切りすぎはNGですが、先端の細い根をきちんと整理するのは大切です。

Q. 新しい植木鉢に植え替えたらモンステラが倒れてしまいました。解決策はありますか?

A,支柱をして支えるのがおすすめ まず植え替え時に倒れないバランスで植えるのが1つのポイントです。植え替え後に倒れるようになった場合は、支柱をして支えてあげるのがおすすめ。園芸用の支柱と園芸用ワイヤーで優しく固定してあげましょう。成長すると気根が出てきて、自立できるようになる場合もありますよ。自立できるようになったら、ワイヤーと支柱を外してあげましょう。 ちなみに支柱にはプラスチック製や、シダ植物「ヘゴ」を使って作られたヘゴ支柱、ココナッツファイバーを使って作られたココナッツ支柱などがあります。モンステラが絡みやすいのはヘゴ支柱ですよ。

Q. 鉢植えしようと思いますが、モンステラの気根が気になります。どうしたらいいですか?

A,気根は切ってもOK そもそも気根とは自生している巨大なモンステラが、地中の根以外からも栄養を吸収するために伸ばすものです。室内で育てる観葉植物サイズのモンステラでしたら、気根は剪定しても問題ありませんよ。「切るのはなんだか気が引けるな…」という方は、気根が短いうちにヘゴ支柱を使って誘引してみてください。成長とともに自然に土に向かって伸びていき、根に変身しますよ。モンステラの不思議な生態ですので、ぜひ試してみてくださいね。

モンステラの植え替え時の鉢の大きさは?選び方やポイントを徹底解説のまとめ

今回はモンステラの植え替え時の鉢の大きさや、選び方についてご紹介してきました。 本記事のポイントは
  • モンステラは成長が早く、鉢の中で根詰まりを起こしやすいので鉢の大きさが大切
  • 大きく成長させたいときは1回り大きな鉢に植え替える
  • キッチンなどは5~6号サイズ、リビングや玄関は8~10号サイズの鉢がおすすめ
  • 大きさをキープしたい時は根を整えて同じサイズの鉢に植え替える
  • モンステラに合う鉢は素焼き・陶器・モスポット・木製などたくさんの種類があるが通気性がいいものがおすすめ
でした。 モンステラはおしゃれな見た目と育てやすさから、育てている方が多い人気の観葉植物ですね。成長が早いため数年に1回は植え替えが必要だということもご紹介しました。モンステラに合った鉢の大きさを選ぶと元気に育ちますし、管理のしやすさにもつながっていきます。本記事が、モンステラにぴったりの鉢の大きさを知りたいあなたのお役に立てればと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。