コーヒーの木の肥料の与え方を紹介!タイミングからよくあるトラブルまで

コーヒーの木の肥料の与え方を紹介!タイミングからよくあるトラブルまで
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熱帯を思わせる鮮やかな緑色の葉と、美しい葉脈の波が魅力的なコーヒーの木。植物を元気に育てるためには、肥料が必須だと思われていますが、コーヒーの木にはどのくらいの肥料が必要なのでしょうか。知らずに肥料を与えすぎてしまったり、与える時期を間違えたりすると肥料焼けを起こして枯れてしまうこともあるのです。 コーヒーの木に適切に肥料を与えれば、白く可憐な花もつきやすくなりコーヒー豆も収穫できるくらい大きく成長するはずです。そのため、与える肥料の種類やタイミングについて、詳しく知りたいと考える方は多いのではないでしょうか。そこで、この記事では以下のポイントについて詳しくご紹介していきます。
  • コーヒーの木の栽培には肥料が必要なのか?
  • コーヒーの木に与える肥料の選び方
  • コーヒーの木に肥料を与えるベストタイミングは?
  • ハイドロカルチャー栽培での肥料について
  • コーヒーの木の肥料に関するトラブル
  • コーヒーの木を植え替える時のおすすめの鉢をご紹介
この記事を読めば、コーヒーの木に肥料を与える時のタイミングや種類を始め、100均で肥料を購入する時のポイント、肥料を与える時によくあるトラブルまでひと通りの情報を知ることができます。 これからコーヒーの木を購入しようと考えている方も、育てているコーヒーの木に肥料を与えてさらに元気に育ってほしいと考えている方もぜひ最後までご覧ください。

コーヒーの木の栽培には肥料が必要であるか?

そもそも、コーヒーの木には肥料が必要なのでしょうか。実は、コーヒーの木は非常に強く肥料を与えなくても元気に成長してくれます。しかし、葉を美しく輝かせるため、花や実のつきを良くするためには肥料を与えることが欠かせないのです。

コーヒーの木の成長には、窒素・リン酸・カリの3大要素が必要である

基本的に、市販されている肥料の成分には窒素・リン酸・カリの3大要素がそれぞれのバランスで配合されています。コーヒーの木の成長には、その3大要素のいずれもが重要です。葉をたくさん茂らせるためには窒素成分が必要ですし、リン酸成分は花付き実付きを良くしてくれます。また、カリ成分は根にとってとても重要な栄養素と言えるでしょう。

3大要素以外にもカルシウムや鉄などが不足すると生育速度が落ちる

ご紹介した3大要素以外にも、カルシウムや鉄などの成分が不足すると生育速度が落ちてしまいます。自然の環境では、根が大きく張り巡ることができるのでほとんど不足することがありません。しかし、室内で栽培することが多い観葉植物はどうしても土の量が限られてしまうのでカルシウムや鉄が不足してしまうのです。

肥料の与え方により、花や実のなり方が変わるほど重要である

コーヒーの木も花や実をつける品種が流通していることが多いので、どのような種類の肥料を与えるかによってその付き方が大きく変わってきます。葉を元気にしたいのならば窒素成分が多めの肥料を、花や実をたくさんつけたいならばリン酸が多めの肥料を与えると良いでしょう。

コーヒーの木の育て方に適当な肥料を選ぶ

この項目では、コーヒーの木を育てるにあたってどのような肥料が適当なのかをご紹介していきます。植物によって不足したり、必要となる肥料成分が変わってきますので肥料の特徴を把握してから選ぶと良いでしょう。

観葉植物の肥料には形状や効果などさまざまな種類がある

観葉植物の肥料には形状や効果などさまざまな種類があります。簡単にご紹介すると、固形肥料か液体肥料を選ぶ必要があり、また、有機質肥料か無機質肥料化を選ぶ必要もあるのです。それぞれのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

長時間効果が持続する固形肥料

粒や大きめのかたまりで販売されている固形肥料は、長時間効果が持続するのが特徴です。ゆっくりと効果が表れるので、植物に負担をかけることがなくまた頻繁なお世話の手間が省けるのがメリットと言えるでしょう。

速効性が特徴である液体肥料

液体肥料は速効性があるのが最大のメリットです。すぐに土に吸収されていくので、小さい子供やペットがいるご家庭では誤飲を防ぐこともできます。固形肥料と比べるとすぐに効果が表れるので、急いで肥料成分を補給したい方には特におすすめです。

自然由来で、土壌改良効果も期待できる有機質肥料

有機質肥料は自然が由来の成分で構成されているので、鉢の中の土にも良い影響を与えてくれます。自然に優しい油粕や鶏糞・牛糞などの成分から作られています。有機質肥料は比較的、匂いが気になるものがあることと、効果が表れるまで時間がかかるので購入する時は確認しておきましょう。有機質肥料は土壌の微生物にゆっくりと分解されることで効果が表れます。

化学的に合成された、匂いが発生しない化成肥料

化成肥料は化学的に成分が配合されているので、3大要素のバランスも良く匂いが発生しないのがメリットです。化学肥料は与えすぎると肥料やけを起こしやすいので、購入した製品の表示をよく確認してから施しましょう。

肥料ではないが、観葉植物に活力を与える活力剤

活力剤は肥料のように法律で定められた容量の3大成分が含まれていないのが特徴です。肥料と比べると効果は低いですが、その分、弱った植物に与えることができたり休眠期にも与えることができたりするのがメリットと言えるでしょう。活力剤でも3大要素が含まれているものもあるので、成分量には注意しましょう。

コーヒーの木には、緩効性である固形肥料が最もおすすめ

肥料の種類が色々あることがわかったところで、コーヒーの木に一番向いている肥料は何かご紹介します。コーヒーの木にはゆっくりと効果が表れる緩効性の固形肥料がおすすめです。コーヒーの木はたくさんの肥料成分を必要としないので、与えすぎには注意が必要です。固形肥料の中でも匂いがあっても土壌改良ができる有機質のものか、バランスよく成分が配合されている無機質のものか選ぶようにしましょう。

ハイポネックスなどの速効性肥料も10日に1回程度で使用できる

葉が変色していたり、ずっと肥料を与えていなかったときなどは速効性のあるハイポネックスなどの液体肥料を与えると良いでしょう。記載の容量に薄めて使うものもあるので、注意が必要です。即効性肥料を与える時は、10日に1回の頻度で使用するのが目安になります。

いつコーヒーの木に肥料を与えたらいいのか?

肥料の形状や種類がわかったところで、いつコーヒーの木に肥料を与えたほうが良いのかを説明します。肥料を与えるのに適切ではない時期に与えてしまうと、十分に吸収されず肥料分が過剰になって肥料やけを起こしてしまうので注意しましょう。

基本的に4〜10月の生育期である時期に肥料を与える

コーヒーの木の肥料は基本的に4~10月の生育期に与えるのがベストタイミングです。ただし、夏場の暑さが強すぎるときは植物自体に負担がかかっていますので肥料をなるべく与えないようにしましょう。

植え替えのタイミングで、緩効性肥料を土に混ぜ込む

植え替えのタイミングで緩効性肥料を土に混ぜ込むのが最も効率的で、おすすめの方法です。混ぜ込まれた緩効性肥料は用土の中でゆっくりと効果が表れるので、植え替えのタイミングで与えた時は、1か月程度は追肥の必要としません。

混ぜ込まない場合は、置き肥や液肥を与える

植え替えは数年に一度しか行わないことが多いので、元肥として混ぜ込まない時は置き肥や液肥を与えましょう。鉢の土の上に設置して使う置き肥は、ゆっくりと効果が表れるので持続性が期待できます。液肥は水やりとともにコーヒーの木に与えましょう。販売されている液肥の中には、薄めて使うものもあるので肥料の記載をしっかり確認しておきます。

植え替えをしたタイミングでは活力剤を与えるとよい

植え替えをしたタイミングでは、コーヒーの木に負担がかかっていますのですぐに置き肥や液体肥料を与えない方が良いでしょう。植え替えをした後の、1か月後くらいを目安にして肥料を与えます。肥料を与えていない間は、代用品として栄養成分が少なめの活力剤を与えるとよいでしょう。

コーヒーの木の育て方で人気のあるハイドロカルチャーでの肥料の与え方

コーヒーの木は丈夫で乾燥にも強いので、ハイドロカルチャーでの栽培も人気が出てきています。ハイドロカルチャーで育てている場合、どのように肥料を与えるべきかご紹介していきましょう。

根が吸水しやすように水溶性である液体肥料がおすすめ

ハイドロカルチャーで栽培している時は、根に肥料がスムーズに吸水されるように水溶性の液体肥料がおすすめです。ハイドロカルチャー専用の液体肥料なども販売されていますので、与えたい栄養分が強いものを選ぶようにしましょう。水に溶かして使うハイドロカルチャー用の液体肥料も販売されています。

肥料は4〜10月の間の生育期に与える

ハイドロカルチャーも通常の土栽培と同じように、肥料は4月~10月の生育期に与えましょう。冬場はハイドロカルチャーも肥料分をほとんど必要としませんので、与えすぎないように注意しましょう。生育期に与える肥料の頻度や量は、購入した液体肥料に記載されていますので確認してから与えます。

2〜4週間おきに使用することで成長を促せる

ハイドロカルチャーで肥料を与えて最も効率よく効果を発揮できるのが、2~4週間おきです。コーヒーの木は肥料やけしやすいので、あまり頻度を高くしないように注意しましょう。2~4週間おきに与えればコーヒーの木の成長を促し、よりたくさんの葉をつけてくれるはずです。

ただし、休眠期の冬の肥料を上げすぎには注意

休眠期である冬場はほとんど肥料を必要としません。液体肥料といえども、与えすぎると根から十分に吸収できずに残ってしまい根腐れを引き起こしてしまいますので注意しましょう。ハイドロカルチャーは特に根腐れに注意するべき栽培方法なので、冬場の肥料の与え方には工夫が必要です。コーヒーの木は冬場の肥料は与えなくても問題なく育ってくれるでしょう。

100均でも購入できるコーヒーの木を肥料で大きく!

最近の100均では、園芸グッズだけではなく観葉植物自体も取り扱っているところが増えています。100円で購入した植物はちゃんと大きくなるのか気になる人は多いのではないでしょうか。この項目では、100均で購入したコーヒーの木を大きくするためのポイントについてご紹介します。

お手軽にコーヒーの木を育て始めることができる

100均でコーヒーの木を購入するメリットは、お手軽に育て始めるということが大きいのではないでしょうか。100円~300円で購入できるので、試しに色々な観葉植物を育ててみたい方にも向いています。100均で購入したコーヒーの木でも、肥料を与えて適切に管理すれば大きく育てることが可能なのです。

ネットや観葉植物屋で購入できるものに比べて小さいため、肥料の量を少なめから調整する

100均の観葉植物は植物自体のサイズも鉢の大きさも小さめなので、肥料を与える時は少なめから始めるようにしましょう。鉢が小さいため、肥料分が残りやすく簡単に肥料やけを起こしてしまうので注意が必要です。また、冬場には肥料を与えないように注意しましょう。

基本的な育て方で数年かけて大きく育てられる

100均で購入した観葉植物でも、基本的な育て方で大きくすることが可能です。小さいものから始めることが多いので数年はかかりますがその都度、大きめの鉢に植え替えていけば根もしっかりと伸び大きく成長してくれるはずです。コーヒーの木はジャスミンに似た芳香がある白い花を咲かせるので、大きく育てて花や実をつけさせてあげてください。 コーヒーの木の基本的な育て方は、水やりはしっかりと乾いてから与えることと冷え込む時期は暖かい場所で管理することです。カーテン越しの光が当たるような窓辺で風通しを良くして育ててあげましょう。

ハイドロカルチャーにチャレンジしてみるのもあり

100均ではハイドロカルチャーのグッズも豊富に販売されていますので、コーヒーの木をハイドロカルチャーで育ててみるのもありだと思います。100均で購入したグッズならば、軽い気持ちで始めることができるはずです。100均にも根腐れ防止剤が販売されていますので、ハイドロカルチャーで育てる時は必ず鉢底に入れるようにしましょう。

コーヒーの木で多い肥料に関するトラブル

コーヒーの木に肥料を与える上でよく耳にするトラブルについてご紹介します。ここでご紹介しているのは、最も起こりやすいトラブルなのでひと通り目を通してから栽培を始めるのがおすすめです。

肥料の与えすぎによる肥料焼け

肥料の与えすぎによる肥料やけは最も起こりやすいトラブルです。基本的に、コーヒーの木はたくさんの肥料分を必要としないので与えすぎると、根がしっかりと吸収できずに肥料分が土に残って成長を阻害してしまうのです。葉のふちが変色してきたり、チリチリと縮れてきたりするときは肥料やけの症状の可能性があります。 夏場の暑い時期には、肥料やけが起こりやすくなりますので固形肥料を与えている時は回収してしまっても良いでしょう。液体肥料も頻度を下げると改善される可能性があります。

特に冬は肥料の与えすぎで根腐れを引き起こす

冬場は植物の生育が緩慢になる休眠期に当たりますので、肥料を生育期と同じようなタイミングで与えると根腐れを引き起こしてしまう危険性があります。特に冬場は肥料を与えすぎないように注意しましょう。コーヒーの木は冬場の肥料を与えなくても、枯れない観葉植物でもあります。

弱っているコーヒーの木への肥料は、さらに根を傷つけることも

コーヒーの木が弱ってしまって気になる時は、つい元気になってほしくて肥料を与えてしまいがちです。ですが、それは大きな間違いなのです。弱っているコーヒーの木に肥料を与えると、根に負担がかかってさらに傷ついてしまう可能性もあります。コーヒーの木が弱っている時は、温度や日当たり、水やりの方法などを見直してみましょう。

肥料同士を混ぜると危険な化学反応が起こる可能性があるので混ぜない

強い栄養成分を与えたくて肥料を混ぜたらどうか、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが肥料同士を混ぜ合わせることをしてはいけません。肥料は適切な栄養量になるように配合されていますので、混ぜ合わせると化学反応を起こして危険な気体が発生してしまうこともあります。植物にとってだけではなく、人体にも危険な可能性がありますので注意しましょう。

コーヒーの木の植え替えの際におすすめな鉢

コーヒーの木は1年~2年に一度は植え替えをすることがおすすめです。根がしっかりと伸びていれば少し大きめの鉢に交換する必要がありますので、ここではおすすめの鉢についてご紹介していきます。

鉢のサイズは1〜2号大きな鉢に植え替える

まず、根詰まりにならないようにするために鉢のサイズは1~2号ほど大きめの鉢に交換しましょう。基本的には鉢を大きくして、コーヒーの木の成長がスムーズになるようにしてあげるのがおすすめですが、どうしても大きくしたくないという時は同じサイズの鉢でコーヒーの木の根をカットしてから植え替えるのが良いでしょう。

いきなりサイズを大きくしすぎると、生育の衰えの原因になる

植え替えの際には大きめの鉢が良いとご紹介しましたが、サイズを大きくしすぎると逆に生育が衰えてしまう原因になることもあります。鉢が大きいため、水分がたくさん吸収されてしまいコーヒーの木の根が吸水しきれない分が残ってしまう可能性があるのです。残った水によって鉢の中が過湿状態になり、弱ってしまうので注意しましょう。

背の高いコーヒーの木には、背の高い鉢がおすすめ

上にしっかりと伸びたすっきりとしたシルエットのコーヒーの木には、背の高い鉢がおすすめです。鉢とコーヒーの木の樹高の高さのバランスがとても良くなるので、見栄えもするはずです。背の高い鉢は倒れやすいのである程度の重さが必要になってきます。

材質は、テラコッタや陶器が人気である

前述したように、背の高い鉢は倒れやすくなってしまうので重さのあるテラコッタや陶器でできたものが人気です。コーヒーの木の鮮やかな緑色の葉と、テラコッタの茶色の材質や陶器鉢のつやっとした材質はお互いの良さを引き立ててくれるはずです。

通常の用土だけで埋めるのは、根腐れの原因に

テラコッタか陶器の材質で、背の高い鉢をおすすめしたところで中に入れる用土についてご紹介します。通常の観葉植物の用土を鉢いっぱいに入れてしまうと、保水力が高まり過ぎてしまい根腐れの原因になってしまいます。排水性を良くするために、鉢底石などを入れる工夫をしておきましょう。

軽石やパーライトでかさ増しすることで対策できる

鉢の底には鉢底石を入れることがおすすめですが、軽石やパーライトでかさ増しをすることで根腐れの対策になります。軽石やパーライトは軽いので、そこそこの重さのあるテラコッタ鉢や陶器鉢がそれ以上重くなることはありません。排水性も良くなりますので、用土の下には必ず入れるようにしましょう。

【まとめ】コーヒーの木の肥料の与え方を紹介!タイミングからよくあるトラブルまで

コーヒーの木には適切な肥料を与えることで、葉がよく茂るようになり花や実のつきも良くなるはずです。肥料の与え方のポイントを整理すると、春から秋にかけての生育期に固形肥料か液体肥料を与えることと気温が上がる夏場や休眠期の冬には肥料を与えないというメリハリをつけた管理が重要になってきます。 この記事のポイントは、
  • コーヒーの木の栽培には生育期に肥料が必要
  • コーヒーの木に与える肥料は、緩効性の固形肥料か液体肥料を与える
  • コーヒーの木に肥料を与えるベストタイミングは春から夏にかけての生育期
  • ハイドロカルチャー栽培での肥料は水溶性の液体肥料がおすすめ
  • 100均で販売されているコーヒーの木などの観葉植物も数年かけて大きくできる
  • コーヒーの木のトラブルとして多いのが、根腐れや肥料やけ
  • コーヒーの木を植え替える時のおすすめの鉢はテラコッタか陶器が材質の背の高い鉢
以上になります。 最近では100均でも、多種多様な観葉植物を購入することができます。特にダイソーは観葉植物の品ぞろえも良く、お気に入りの観葉植物を見つけやすいのではないでしょうか。定期的に植え替えをして大きく育てれば、100均の植物でも花をつけてくれるはずです。 コーヒーの木は肥料を控えめにして、乾燥気味に育てるのが適切な管理方法です。たくさんの肥料の中から最も使い勝手の良いものを選んで、適切な時期に与えるようにしましょう。最後まで読んでいただいてありがとうございました。