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モンステラに水滴付いてるけど大丈夫?原因やケア方法のコツを徹底解説

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切れ込みの入った大きな葉っぱがおしゃれなモンステラ。初心者でも育てやすくて人気の観葉植物ですよね。そんなモンステラですが、大きな葉っぱに水滴がついていることがあります。それだけではなく葉っぱから水滴が垂れて鉢の周りの床が濡れてしまった、という経験のある方も多いのではないでしょうか。実は、モンステラの葉っぱに水滴がつくことには理由があります

この記事では、

  • モンステラとはどんな観葉植物なのか
  • 葉っぱに水滴がつくことは、良いことなのか悪いことなのか
  • モンステラの葉に水滴がつく原因
  • 葉っぱから出る水滴への対策
  • モンステラに適した水やりの方法
  • 「水の不足」と「水の与えすぎ」を見分ける方法
  • モンステラを元気に育てるための方法

について詳しく丁寧に解説します。

この記事を参考に、モンステラの葉っぱに水滴がつく理由を理解して、モンステラを健康に、元気に育てましょう。葉に水滴がつく理由だけではなく、葉っぱから出る水滴への対策からモンステラを元気に育てるための方法まで広く解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次
  1. そもそもモンステラってどんな観葉植物なの?
    1. 熱帯アメリカが原産地のツル性の植物
    2. 葉に切れ込みがあったり、穴が開いたり葉の形が特徴的
    3. モンステラの花言葉
    4. モンステラの風水
  2. モンステラの葉の表面から水滴が出ることは間違ってるの?間違ってないの?
    1. 葉に水滴がつくことは自然なこと
    2. 水やりが隅々まで行き届いていて健康な証拠
    3. 若くフレッシュなモンステラの葉によく見られる
  3. モンステラの葉から水滴が出る原因
    1. 根から吸収した水分を葉から蒸散する活動が活発になって起こる
    2. モンステラの大きな葉は水分を排出できる仕組みになっている
  4. モンステラの水滴は何か対策したほうがいいの?
    1. 見つけたらこまめにふき取る
    2. 葉っぱからこぼれた水で床にシミができることも
    3. 茎や葉の汁でかぶれることもあるので注意
  5. モンステラをすくすく育てる水やりの方法
    1. 基本的な水やり
    2. 季節ごとの水やり
  6. 乾燥している?水のあげすぎ?見分けるサイン
    1. 水が足りないときのサイン3つ
    2. 水をあげすぎのサイン3つ
  7. 水やり以外で気を付けるモンステラの育て方
    1. 温度調節
    2. 日当たりや置き場所
    3. 肥料の与え方
    4. 最適な時期の植え替え
  8. モンステラの水滴に関してよくある質問
    1. Q,モンステラの葉の表面から水滴が出ないのですが、水やりが足りてないということでしょうか?
    2. Q,モンステラの新芽が出ません。水やりの仕方が悪いのでしょうか?
  9. モンステラに水滴付いてるけど大丈夫?原因やケア方法のコツを徹底解説のまとめ

そもそもモンステラってどんな観葉植物なの?

まずは、モンステラという観葉植物について解説します。人気のモンステラとはどんな観葉植物なのでしょうか。はじめにモンステラの特徴について解説します。

熱帯アメリカが原産地のツル性の植物

モンステラの原産地は、高温多湿な熱帯アメリカです。つる性の植物で原産地では、周囲の樹木に絡みつきながら成長します。

葉に切れ込みがあったり、穴が開いたり葉の形が特徴的

ツヤのある巨大な葉に、深い切れ込みが入ったり細長い穴が空いたりする特徴があります。大きな葉っぱは存在感がありますが、深い切れ込みや穴がアクセントとなっておしゃれな印象を与える観葉植物です。

モンステラの花言葉

ここでは、モンステラの花言葉について解説します。モンステラには、明るい未来を感じさせる花言葉があります。

嬉しい便り

モンステラの花言葉のひとつは、嬉しい便りです。ハワイでは、モンステラの葉が「希望の光を導く」と言われています。木漏れ日のように、葉っぱの切れ込みや穴から太陽の日差しが漏れる光景はとても美しくて神秘的ですから、モンステラの葉から差し込む光に「希望の光」を感じるのは頷けますね。

壮大な計画

モンステラのもうひとつの花言葉は、壮大な計画です。葉っぱがとても大きくて立派なモンステラにふさわしい花言葉ですね。

モンステラの風水

ここでは、室内にモンステラを飾ることによる風水効果について解説します。モンステラの風水効果で運気をあげてみてはいかがでしょうか。

リビングに置くと家庭運が上がる!

室内に置く観葉植物には陽の気をもつ植物と陰の気をもつ植物に分かれますが、モンステラは陰の気をもつ植物です。陽の気をもつリビングに置くと陰と陽のバランスが整って、家族運が上がるとされています。

キッチンに置くと金運・健康運が上がる!

陽の気をもつキッチンにモンステラを置くと陰と陽のバランスが整って、金運や健康運が上がるとされています。

モンステラの葉の表面から水滴が出ることは間違ってるの?間違ってないの?

ここでは、そもそもモンステラの葉の表面から水滴が出ることは悪いことなのか、について解説します。ほかの観葉植物ではあまり葉っぱから水滴がでることはありませんから、モンステラの様子がおかしくなっているのでしょうか。

葉に水滴がつくことは自然なこと

葉から水滴が出るとモンステラの様子がおかしいと心配になってしまうかもしれません。しかし、モンステラの葉っぱに水滴がつくのは自然なことです。自然現象ですから悪いことではなく、心配する必要もありません。

水やりが隅々まで行き届いていて健康な証拠

実は、モンステラは余っている水分を葉っぱから排出しています。しっかりと根から水分を吸収した上で、余分な水分を葉っぱから排出していることになりますから、水やりが隅々まで行き届いていて健康な証拠と言えます。

若くフレッシュなモンステラの葉によく見られる

この葉から水滴が出るという現象ですが、すべての葉っぱから水滴が出るわけではありません。古くて大きな葉っぱからはあまり水滴が出ません。若くてフレッシュなモンステラの葉によく見られる現象です。また、湿度が高い時期に、時間帯としては早朝に見られることが多い現象です。

モンステラの葉から水滴が出る原因

ここでは、モンステラの葉から水滴が出る原因について解説します。どうして、他の観葉植物の葉っぱからは水滴が出ないのに、モンステラの葉っぱからは水滴が出るのでしょうか。

根から吸収した水分を葉から蒸散する活動が活発になって起こる

葉から水滴が出るという現象はどんな植物でも見られるわけではありません。特定の植物において、根から吸収した水分を葉から蒸散する活動が活発になったときに見られる現象です。

サトイモ科の植物にはよく見られる

葉先から水が排出されるという現象は、サトイモ科の植物によく見られます。観葉植物のモンステラもサトイモ科ですから、葉に水滴が出るのは自然なことです。

モンステラの成長期には起こりやすい

葉先から水を排出するのは、根から吸収した水分を葉から蒸散してもなお水が余っているからです。したがって、根から吸収した水分を葉から蒸散する活動が活発になるモンステラの成長期に起こりやすいです。

モンステラの大きな葉は水分を排出できる仕組みになっている

根から吸収した水は、茎を通って葉っぱの隅々まで行きわたります。そして、葉まで運ばれた水は、葉にある小さな穴から水蒸気となって外に出ていきます。モンステラの葉には特別な仕組みがあり、葉から水蒸気を放出してもなお余っている水を葉先から排出しているのです。

なお、湿度が高いときには葉から蒸散することが難しくなりますから、葉から水滴が出やすくなります。逆に、風通しがよいときには葉からよく蒸散できますから、葉から水滴は出にくくなります。

モンステラの水滴は何か対策したほうがいいの?

ここでは、モンステラの水滴への対策について解説します。葉から水が出ることは悪いことではないとしても、水滴そのものへの対策は必要なのでしょうか。

見つけたらこまめにふき取る

モンステラの葉から出た水滴は、葉先から垂れて鉢の周りの床を濡らしてしまうことがあります。葉っぱの水滴を見つけたらこまめにふき取るようにしましょう。また、モンステラの鉢の周りには濡れては困るものは置かないよう注意が必要です。

葉っぱからこぼれた水で床にシミができることも

葉っぱからこぼれた水で床が濡れている場合には、早めにふき取りましょう。植物の体内を通って排出された水ですから、水とはいえ不純物が含まれており床にシミができることもあります。

茎や葉の汁でかぶれることもあるので注意

サトイモ科の植物の茎や葉の汁は、かぶれることがあります。モンステラの葉から出た水滴をふき取ったときには、よく手を洗うようにすると安心です。

モンステラをすくすく育てる水やりの方法

ここでは、モンステラをすくすく育てるための水やりの方法について解説します。葉から水滴が出るくらい健康に育てるためには、どのように水やりすればいいのでしょうか。

基本的な水やり

モンステラへの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えることが基本となります。一回の水やりは、鉢底の穴から水が出るまでたっぷりと水を与えます。水やりには、植物の根に水を供給するという目的のほかにも、根が呼吸をしやすいように土の中の空気を入れ替えるという役割があります。

たっぷりと水を与えることで土の中の空気がよく入れ替わりますから、水の量も意識して水やりをおこないます。なお、霧吹きを行うことにより葉の乾燥を防いで病害虫の予防にもなりますから、こまめに霧吹きを行うようにしましょう。

季節ごとの水やり

植物には盛んに成長する時期とほとんど成長をとめる時期があります。モンステラが成長する時期とほとんど成長しない時期を意識して、季節ごとに水やりを変えましょう。モンステラは春から秋にかけて元気に成長し、寒い冬にはほとんど成長しません。

夏の水やり

モンステラは夏場にぐんぐんと成長しますから、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えます。日中の高温で鉢の中が蒸れてしまうため、昼ごろの水やりは避けて早朝に水やりを行います。

春と秋の水やり

春と秋もモンステラが元気に成長する時期ですから、基本どおり土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげます。

冬の水やり

モンステラは寒さに弱く冬はほとんど成長しませんから、水やりの回数を減らします。根腐れを防ぐためにも土がしっかりと乾いてから水やりをします。また、寒さに弱いモンステラには与える水の温度にも注意する必要があります。冬に蛇口から出る水は冷たすぎるため、常温に戻してから水やりをしましょう。

乾燥している?水のあげすぎ?見分けるサイン

ここでは、水の過不足を見分けるサインについて解説します。水が足りないとき、水をあげすぎたとき、モンステラはどんなサインを発するのでしょうか。

水が足りないときのサイン3つ

モンステラが水が足りないときに出すサインは3つあります。

①下の方の葉が黄色く変色する

下の方の葉から黄色く変色したら、水分が足りずに枯れはじめているときのサインです。放っておくと、ほかの葉にも変色が広がっていきます。

②葉を触った時にハリを感じない

葉っぱがみずみずしさを失って触ってみてもハリを感じなかったら、葉っぱに水分が不足しているときのサインです。次第に硬くなり、放置すると枯れてしまう可能性もあります。

③葉が垂れさがって元気がない

モンステラの大きな葉がふだんより垂れ下がってぐったりとしていたら、葉っぱに水分が不足しているときのサインです。

水をあげすぎのサイン3つ

モンステラが水をあげすぎたときに出すサインは3つあります。

①時間をあけても土がなかなか乾かない

水やりをした後に土がなかなか乾燥しないときは、水をあげすぎのサインです。モンテスラが根から水分を取り入れることができなくなっている状態になっています。そのまま放っておくと、根腐れを起こしてしまう可能性もあります。

②葉が黄色や黒色に変色する

モンステラの葉っぱが黄色や黒色に変色しているときは、水をあげすぎのサインです。特に、黒色に変色しているときには土の中がジメジメと湿っている環境によって根腐れを起こしている可能性があります。

③土から腐ったようなにおいがする

土から腐ったようなにおいがするときは、根腐れのサインです。根腐れは、土の中が常に湿った状態になっているときに発生しますから、水をあげすぎていることが原因です。

水やり以外で気を付けるモンステラの育て方

ここでは、水やり以外で気をつけておきたい育て方について解説します。いきいきと元気にモンステラを育てるためには、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。

温度調節

モンステラの原産地と日本では生育環境が異なるため、適切に温度調節することが大切です。季節ごとに温度調節にコツがありますので、詳しく見てみましょう。

モンステラは暑さには強いが寒さには弱い

モンステラは熱帯アメリカが原産地で高温多湿な環境で生息していますから、暑さに強い観葉植物です。しかし、冬の寒さには弱いため、適切な温度調節が必要となります。

5℃以下にならない場所で管理する

モンステラは、気温が5℃以下の寒さに耐えることができません。日本で栽培する場合には、暖かい室内で管理することが基本です。室内でも冬の窓近くは冷え込みますから、窓から離して暖かい場所で管理しましょう。

日当たりや置き場所

モンステラに合った生育環境を整えるためには、日当たりや風通しはとても重要です。モンステラが元気に育つ場所を選んで置きましょう。

直射日光を避ける場所に置く

モンステラは耐陰性がありますが、日光を好む植物です。元気に育てるためには、日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、直射日光が当たると葉焼けしてしまうかもしれません。特に、夏の時期は直射日光が当たる場所は避けましょう。

カーテン越しの光が当たる程度がおすすめ

モンステラにとってちょうど良い日当たりは、カーテン越しの光が当たる程度です。直射日光を避けることができる、カーテン越しの窓辺に置くことがおすすめです。

肥料の与え方

モンステラはあまり肥料を必要としない植物ですが、適切なタイミングに肥料を与えることによって元気にぐんぐん育ちます。

生育期である5月~9月の時期に与える

モンステラの生育期は春から秋にかけての時期です。生育期である5〜9月に肥料を与えることによって、成長が早くなります。また、肥料の成分により大きな葉の色がより鮮やかになります。

あまり大きくしたくない場合は肥料を与えなくてもよい

肥料を与えることにより、モンステラはよく成長します。あまり大きく育てたくない場合には、肥料を控えましょう。肥料を与えなくても成長します。

最適な時期の植え替え

モンステラを長く楽しむためには、定期的に植え替えを行うことが大切です。

2年から3年に1回は植え替えをする

モンステラは成長が早いため、少なくとも2年から3年に1回はひとまわり大きな植木鉢に植え替えをしましょう。土は長く使うことにより水はけが悪くなるなどの悪影響が出ます。また、定期的に替え替えをおこなうことにより、根詰まりの発生を予防することができます。

冬の植え替えは避け、5月~7月ごろに行う

モンステラの生育期は春から秋にかけての時期ですから、生育期の初期にあたる5月〜7月が植え替えに最適な時期となります。なお、冬の時期はモンステラの休眠期にあたりますから替え替えは避けましょう。

モンステラの水滴に関してよくある質問

ここでは、モンステラの水滴や水やりに関してよくある質問にお答えします。気になる疑問点について詳しく知っておきましょう。

Q,モンステラの葉の表面から水滴が出ないのですが、水やりが足りてないということでしょうか?

A,土の表面が乾いていなければ大丈夫です。

土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをしていれば大丈夫です。根腐れの原因になるため、水の与えすぎには注意しましょう。また、モンステラをよく観察し、この記事で解説した「水が足りないときのサイン」が出ていないか確認することをおすすめします。

Q,モンステラの新芽が出ません。水やりの仕方が悪いのでしょうか?

A,水不足によりモンステラが弱っている可能性があります。

新芽が出る季節になってもモンステラの新芽が出ないのは、モンステラが弱っているためです。日光や水が不足している可能性がありますから、直射日光の当たらない日当たりの良い場所に置いて、土が乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。

モンステラに水滴付いてるけど大丈夫?原因やケア方法のコツを徹底解説のまとめ

ここまで、モンステラの葉っぱに水滴がつく原因から、葉っぱから出る水滴への対策、モンステラを元気に育てるための方法まで詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか。

この記事のポイントは、

  • モンステラはサトイモ科の植物であり、余った水を葉先から排出する性質がある
  • 葉っぱに水滴がつくことは、水やりが隅々まで行きわたっていて健康な証拠。悪いことではないから心配する必要はない
  • 葉っぱから出る水滴は見つけたら拭き取るとよい
  • モンステラへの水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えることが基本
  • モンステラを観察することにより「水の不足」と「水の与えすぎ」がわかる
  • ちょっとしたコツを知っていれば、モンステラを元気に育てることができる

でした。

モンステラの様子がおかしいと心配されていた方も、葉っぱに水滴がつくことは健康な証拠とわかって安心したのではないでしょうか。今回の記事では、水の不足や水の与えすぎのときにモンステラが発するサインにについても解説しました。植物の異常に早く気づくことができればそれだけ早く対処することができますから、ぜひ日頃から観葉植物を近くて眺めて楽しんでくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。