寒さに強い観葉植物10選!置き場所ごとの選び方やケア方法を解説

寒さに強い観葉植物10選!置き場所ごとの選び方やケア方法を解説
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目次

暖かい季節は元気だった観葉植物が、冬になったら急に弱ってしまったという経験はありませんか。それはその植物が寒さに弱い種類だからかもしれません。北海道でも育てられる「寒い時期でも観葉植物を楽しみたい!」という人は、寒い冬に強い性質のものを選ぶのがおすすめです。 そこで今回は、
  • 寒さに強い植物
  • 寒さに強い植物の購入方法
  • 寒さに強い植物のケア方法
  • 寒さに強い植物を冬越しさせる方法
について解説します。 初心者でも育てやすいような、耐寒性があって人気のある観葉植物をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

寒さに強い観葉植物ってあるんですか?

寒さに強い観葉植物ってあるんですか?
観葉植物は実に様々な性質をもっていますが、共通して言えるのが日光と暖かいところが好きであることです。熱帯の環境で育ったものが多く、暖かく日差しのある場所は植物にとっても嬉しいに違いありませんが、それに伴い寒くなると弱ってしまう植物もあります。では反対に、寒さに強い観葉植物は存在するのでしょうか。

結論:耐寒性が高い種類の観葉植物があります

耐寒性が高い観葉植物はあります。しかし、耐寒性が強いかどうかは、観葉植物の原産地や自生している場所の気候が大きく影響します。例えば、砂漠地帯では日中の気温は50℃を超えるような暑さになりますが、夜間になると氷点下の寒さになることも珍しくありません。そのような場所で自生している植物は、おのずと耐寒性が強くなるのです。

寒さに強いといっても冬越しにはコツがある

観葉植物を室内で冬越しさせるには、いくつかコツがあります。適切に行うことで寒さに強い品種でなくても冬を乗り越えられるでしょう。日々観察やケアを疎かにしないことが、冬越しできるかの運命を握っていますので、本記事の以下で説明する内容を参考にしてください。

寒さに強い観葉植物のケア方法やコツを徹底解説

基本的に観葉植物は熱帯・亜熱帯地方、南アメリカ、メキシコなど、気温が高い地域が原産のものが多いです。そのため、暖かい地域で育っている観葉植物にとって日本の冬は苦手な季節です。しかし、寒さに強い観葉植物であれば冬越しさせることが可能です。ここでは寒さに強い観葉植物のケア方法とそのコツをご紹介します。

【基礎】耐寒性は観葉植物によって違いがある

【基礎】耐寒性は観葉植物によって違いがある
観葉植物は、原産地や自生している環境がそれぞれ異なるため、備えている性質にも違いがあります。乾燥に強いものもあれば、お水を好むものもあるように耐寒性も品種によって異なります。植物の性質を把握し、寒さに強い植物を選べば冬越しが容易になるでしょう。ここでは、具体的な寒さに強い品種を紹介しますので、ぜひそのまま読み進めてください。

【屋外向け】寒さに強い育てやすい観葉植物のおすすめ

【屋外向け】寒さに強い育てやすい観葉植物のおすすめ
ここからは、寒さに強い・冬に強い観葉植物の種類を紹介します。本記事では屋外用と屋内用で分別させていただきました。まずは、零下近くの寒さまで耐えられる、玄関にほったらかしでも大丈夫な屋外向けの観葉植物をランキングでピックアップしました。ベランダにグリーンを置きたいという人もぜひ参考にしてみてください。

シマトネリコ

シマトネリコは、一年を通して艶やかな葉っぱを付ける観葉植物です。サイズのバリエーションも豊富なので、デスクやリビングに置きたいと考えている方などさまざまなニーズを満たしてくれます。暑さ寒さに強く、冬は氷点下の-3℃まで耐えられるので寒さには十分対応が可能になります。日陰でも生長ができるので、軒下などでも問題なく寒さが原因で枯れることはないでしょう。
原産地 台湾、中国、インド、フィリピン、沖縄
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
背丈/大きさ 10m以上にもなる可能性あり

ユーカリグニー

ユーカリグニーは、シルバーがかった葉っぱをもつ美しい観葉植物です。寒さへの耐性が優れているので、屋外の管理にも適しており、ほったらかしでも育つことが出来ます。暑さ寒さに強く、特に、冬は氷点下の-15℃まで耐えられるのが強みです。関東甲信越であれば特別な心配をせずに生育ができるので、安心して見守れますよね。北海道の寒い地域では対策が必要になるので注意しましょう。 また、ユーカリ属は全般的に湿った環境が苦手です。成長期の春夏だからといって乾いてからすぐにお水をあげると、根腐れを起こす可能性もあります。なるべく乾かし気味で育てるようにしましょう。
原産地 オーストラリア
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 やや弱い
背丈/大きさ 20〜30mになるため剪定必要

オリーブの木

オリーブは「平和の象徴」とも呼ばれる幸せを運んでくれる観葉植物です。風水では邪気を払う効果があるとされており、開店祝いや新築祝いなどの贈り物に適しています。 お世話もしやすく、屋外で管理する場合は特別な注意はいりません。ただし、湿気が続く状態が苦手なのでお水のあげすぎには気をつけるとよいでしょう。土の中が完全に乾いてからお水やりをすると、オリーブも喜んでくれます。育てやすく、風水的にもおすすめの植物です。
原産地 北アフリカ、中近東、地中海地方
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
背丈/大きさ 最大10mほど、剪定必要

コルジリネ・レッドスター

コルジリネ・レッドスターは、モダンな雰囲気があるインテリア性の高い観葉植物です。どこに置いても絵になるので、おしゃれが好きな方にも適しています。耐寒性に優れていて、関東甲信越であれば地植えで育てるのもおすすめです。品の良いカラーリーフが、存在感を放つでしょう。屋外の日陰でも生長しますが、日当たりのよいところで管理をすると、丈夫な株になります。
原産地 ニュージーランド
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 強い
背丈/大きさ およそ3〜6mほど

ユッカ・エレファンティペス

ユッカ・エレファンティペスは、たくましい幹と鋭い葉が印象的な観葉植物です。その姿から別名「青年の木」と呼ばれています。寒さには強く、霜や雪が発生しない地域であればベランダや玄関で管理が可能です。 ユッカ・エレファンティペスはまた、力強く明日に向かって生長していくさまから、仕事運や金運が高まるとされており、お祝いごとなどの贈り物にも適しています。初心者でも育てやすい品種で、お水やりは1〜2週間に1回で構いません。日当たりが確保できれば健康に生長します。
原産地 中央アメリカ
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 やや強い
背丈/大きさ 3〜5mほど

【室内向け】寒さに強い育てやすい観葉植物のおすすめ

【室内向け】寒さに強い育てやすい観葉植物のおすすめ
これから紹介する品種は耐寒性がありつつも、寒さにそこまで強くないものも含まれています。ただし、一般的な品種より耐寒性が強いものをランキングでピックアップしました。屋内であれば冬越しができる種類となっています。最後までご覧ください。

ドラセナ・ソングオブインディア

ドラセナ・ソングオブインディアは、葉っぱに黄色のラインが入った個性的な観葉植物です。まっすぐ伸びた幹が印象的で、インテリアグリーンにも適しています。屋内で鑑賞する際は、日当たりのよい置き場所で管理をしましょう。体内に温度を溜めることで、夜の気温差に対応できます。 花言葉は「幸福」といった縁起のよい言葉が与えられています。日頃からお世話になっている方へプレゼントしてもよいですし、自分へのご褒美としてお迎えしてもよいかもしれません。
原産地 マダガスカル、インド、東南アジア
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
背丈/大きさ 最大5m

ドラセナ・デレメンシス・コンパクタ

ドラセナ・デレメンシス・コンパクタは、光沢感のある葉っぱと柄の入った幹のコントラストが美しい観葉植物です。まっすぐに伸びていくさまから良い気を運ぶとされています。 ドラセナ属はどれも温かい環境を好むのですが、コツさえ押さえてしまえば冬場の管理も容易です。具体的には、冷気が漂う窓際からなるべく距離を置いて管理しましょう。エアコンなどで空調を調整する方は、直接風を当てないでください。 また、秋冬は乾燥するので暖房を入れる場合は毎日葉水を行うといいです。葉の汚れをきれいにできますし、害虫対策にもなります。
原産地 熱帯アフリカ
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
背丈/大きさ 最大5m

チランジア・キセログラフィカ

キセログラフィカは「エアプランツの王様」と呼ばれている大型種です。生長スピードは緩やかですが、大きくなると直径30〜50cmほどまで育ちます。迫力があるものを探している方におすすめです。キセログラフィカは耐寒性に優れているわけではないですが、屋内であれば冬越しできます。窓際など、気温が低くなる場所での管理は避けてください。
原産地 中南米
耐寒性 弱い
耐暑性 弱い
耐陰性 やや弱い
背丈/大きさ 最大30cm、直径60cm

ウスネオイデス

ウスネオイデスは、トリコーム(葉の表面に生えている毛のようなもの)がシルバーのタイプは「銀葉種」とも呼ばれ、日光から身を守り水分を絡めとる役割があるそうです。そのため、乾燥に強いとされています。 気温は最低5℃以上必要ですが、屋内の平均気温は約10℃であるため、冬越しも問題ありません。ウスネオイデスは、下に生長していくので吊るしの飾り方がおすすめです。長く伸びた美しい葉をたっぷりと鑑賞できます。
原産地 中南米
耐寒性 弱い
耐暑性 弱い
耐陰性 強い
背丈/大きさ 30〜50cm

ガジュマル

ガジュマルは、たくましい幹をしているユニークな観葉植物。耐寒性に優れているわけではないですが、夏終わりから気温の低い場所に慣れさせておくと簡単に冬越しできます。 もし、冬に購入された方は室内の暖かい場所で管理してください。窓際を避ければ大丈夫です。定番ではあるものの幹それぞれが独特な形をしているので、お気に入りのインテリアとして飾るのもいいのではないでしょうか。
原産地 沖縄、東南アジア
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
背丈/大きさ 最大10m、室内2m

寒さに強い観葉植物はどこで買えるのか?

寒さに強い観葉植物はどこで買えるのか?
寒さに強い観葉植物は、園芸店やホームセンターなど、身近な場所でも気軽に購入することができます。まずはどのような場所で購入できるかをチェックしていきましょう。

楽天市場

楽天経済圏で生活している方にとってはおすすめの購入先になります。購入することで楽天ポイントが貯まりますし、お買い物マラソンの時にはいつもの何倍ものポイントが貯まります。また、植物の種類も実店舗より多いので寒さに強い品種を一度に見れます。わざわざ店舗に行かなくても済むので労力がかかりません。

Amazon

Amazonプライム会員の方におすすめの購入先になります。メリットはなんといっても翌日配達です。インターネット通販サイトでのデメリットは、すぐに商品が手に入らないことですが、Amazonでは翌日に届くため店舗に買いに行くこととのタイムラグがありません。出店しているお店の質にばらつきはありますので見極めは必要になります。

ヤフーオークション

最も安く植物を購入できる方法だと言えるでしょう。また、市場には出回らない珍しい植物も出品されています。しかし、実際に状態を確かめることができないため、ネットで見た画像と実物に差が生じることもあります。 色合いなどもディスプレイを通して見るのと、自然光のもとで見るのとでは感じ方も異なるかもしれません。そのため、購入する際は現状の写真を送ってもらうのが得策です。アフターケアや返品対応ができるのかなども、確認するのをおすすめします。

ダイソーなどの100均

小さな観葉植物を購入したい場合はダイソーなどの100均ショップで手軽に手に入ります。多肉植物やサボテンに加えモンステラやガジュマルなどいろいろな種類のものが置いてあります。 実際にダイソーを見てみるとサイズは小さいものの育てていけば大きくなる植物ばかりなので、まずは100均で手軽にインテリアグリーンを取り入れたい方におすすめです。

園芸店直販の通販サイト

一番のメリットは家にいながらにして数多くの観葉植物を比較しながら検討できる点です。インターネット上であればパソコンやスマホでいくらでも探し回れます。また、通販サイトならではの珍しい観葉植物も購入できるため、ちょっと変わった1点ものを探している方にはおすすめです。

【初心者必見】寒さに強い観葉植物を冬越しさせる水やり

【初心者必見】寒さに強い観葉植物を冬越しさせる水やり
一般的に、植物の生育が遅くなる冬は、寒さに強い観葉植物でも水やりの頻度を減らします。しかし、厳密には種類によって頻度は異なりますが、どの種類だとしても冬越しできる方法をご紹介します。

基本的に土の様子を見ながら行う

一週間に一度など決められた頻度で行うのは夏の時期が適しています。冬は日当たりや気温によって土の渇き具合が異なる為、常に湿った状態になりがちです。土の表面が湿り続けていると根腐れの恐れがありますので注意しましょう。

冬はいつも以上に土を乾燥させることが重要

土が湿り続けていると根腐れの恐れがあるため、土を乾燥させることを心がけましょう。土の中に少し指を入れていて土の中まで乾いていることを確認すると良いです。乾燥させるには、日当たりと風通しが良い場所に植物を置くことが大切です。

水やりのやりすぎは根腐れなどを起こすことになる

必要以上に水やりをしてしまうと、土が常に湿った状態が続き、植物の根が腐ってしまいます。腐った根は土から水分を吸収することができなくなり、葉に水分を供給できなくなってしまいます。その場合、植物が枯れてしまいますので注意しましょう。

【初心者必見】寒さに強い観葉植物を冬越しさせる置き場所

【初心者必見】寒さに強い観葉植物を冬越しさせる置き場所
寒さに強い性質がある観葉植物を選ぶだけでも、冬への対策はバッチリなのですが、冬越しさせるコツを押さえておくとさらに安心できます。以下をご覧ください。

置き場所は【日当たり】【温度】【風当り】がいいところに!

昼間の時間帯に日光をきちんと当てておけば、熱量を体内に保てるので耐寒性が上がります。特に、冬は夏と比べると約5時間ほど日照時間が短いそうです。 日の当たる時間が短ければ光合成をする時間も短くなるので、栄養を補給する時間も減ってしまいます。確実に冬越しをするためには、少ない時間だとしても日光浴がとても大事ということです。また、温度と風当たりでも生育スピードが変わります。温度が低すぎると最悪枯れてしまいますし、風当たりがないと根腐れの危険もあります。

10℃を下回らないように対策する

いくら冬の寒さに強い植物といえど、温度が10℃を下回らない方が生育には良いでしょう。耐寒性が弱い植物は最悪枯れてしまいますし、寒暖差が起きることで、暑すぎる室温が植物の乾燥につながり、寒すぎると元気をなくします。気温差が緩やかな場所に置いておくことで、植物を冬の厳しさから守ることができます。

屋外にある観葉植物を室内に移動させる

すべての観葉植物が屋外で冬越しできるとは限りません。冬が苦手とされている品種は、外に慣れさせたとしても枯れる可能性はあります。きちんと性質を調べて、難しいものは無理に外で冬越しさせないのが無難です。その場合は、朝晩が寒くなる10月初旬〜中旬、気温が15℃を切る前には室内に取り込みましょう。

ヒーターや暖房の風が直接当たると観葉植物が乾燥する

暖房器具を使用すれば室内の温度を保てるので、植物が冷気から受けるダメージを最小限にできます。窓際から離しておけば、ほぼ影響は受けないでしょう。ただし、室内で暖房を使う際は乾燥に注意です。水分の蒸発が進むので、普段よりも植物がパサつくかもしれません。葉に潤いが足りなさそうであれば、葉水をおこなうなど状況にあわせて対応してください。

寒暖差が激しいと冬越しできなくなる可能性が高まる

耐寒性が弱い植物は最悪枯れてしまいますし、寒暖差が激しいと暑すぎる室温の場合は植物が乾燥してしまいますし、寒すぎると元気をなくします。気温差が緩やかな場所や、できれば室内に移動させることで、植物を冬の厳しさから守ることができます。

寒さに強い観葉植物によくあるトラブル

寒さに強い観葉植物によくあるトラブル
ここでは観葉植物が冬の間に起きがちなトラブルをご紹介します。もし今回紹介したような症状が見られたら、観葉植物の中で何か異変が起きていると考えて良いでしょう。寒いことによる気温の低下や水のあげすぎによる土の湿りすぎには注意しましょう。

葉が落ちるのは観葉植物から出ているSOSサイン

朝晩の温度差が大きい場所に観葉植物を長期間置いておくと、葉が落ち始めることがあります。これは、植物が枯れ始めるサインなので要注意です。他にも葉が落ちるSOSのサインを出す要因がありますのでご紹介します。

葉が落ちるのは【根腐れ】の可能性が考えられる

葉が落ちるのは根腐れの可能性が考えられます。冬は日当たりや気温によって土の渇き具合が異なる為、常に湿った状態になりがちです。土が湿り続けていると根腐れの恐れがありますので注意しましょう。

葉が落ちる=葉が乾燥している可能性もある

室内で暖房を使うことで乾燥し、葉が乾燥してしまう恐れがあります。水分の蒸発が進むので、普段よりも植物がパサつくかもしれません。葉に潤いが足りなさそうであれば、葉水をおこなうことや土の状態を確認して適宜水を与えるなど状況にあわせて対応することが求められます。

ひょろひょろと観葉植物が徒長する場合もある

冬は日照時間が短く、日当たりが悪くなりがちなことに加え、水をやりすぎてしまう危険性があります。そのような状態が続くと、植物がひょろっとした茎が細く、葉の間隔が長く間延びしたような形になってしまいます。これを徒長と言います。 徒長は正常に育っている部分に比べ枯れやすくなってしまうため、徒長が起こっている場合には、日光にしっかりとあてる、水やりの頻度を見直すことが大切です。

寒さに強い観葉植物を復活させる方法はあるの?

寒さに強い観葉植物を復活させる方法はあるの?
枯れた観葉植物の状態によっては復活できるかもしれません。復活させるためには、観葉植物の枯れた葉を取り除いたり、日当たりのよい場所へ移動させたりする方法があります。また、挿し木や葉挿しにより観葉植物本体とは別に育てるやり方や、根の状態によっては鉢を変えるのもおすすめです。

葉だけ元気がない or 枯れている場合は復活の可能性がある

葉だけ元気がない場合は水不足により葉が乾燥しているかもしれません。バケツ鉢カバーに水をため、鉢ごと浸して、葉や茎に元気が戻るまで置いておきます。枯れて変色した葉が元に戻ることはありませんが、垂れた葉がハリを取り戻して、新芽が出てくる兆しがあれば復活の可能性があります。通常の管理に戻して、様子を見ながら傷んだ葉を取り除いてください。

根が腐って茎や幹まで枯れているときは復活は困難になる

根腐れで葉が変色するなど弱った観葉植物は、根の腐った部分を取り除き、水はけの良い新しい土に植え替えを行うことがベストです。しかし、根が腐って茎や幹まで枯れてしまっていると再生不可能でしょう。幹や茎、葉が生きていれば挿し木などで再生できる種類もあります。

これをすると寒さに強くても弱ってしまう!

これをすると寒さに強くても弱ってしまう!
次に、寒さに強くてもやることで弱ってしまう行動についてご紹介します。時期を見計って行わないと最悪の場合、枯れてしまう可能性がありますので注意しましょう。

冬の植え替えや剪定は観葉植物にとって負担が大きい

植え替えは春までは待つほうが無難です。新しい観葉植物をお迎えした時、プラスチックの鉢ではなく気に入った鉢に植え替えたい。このままではちょっと部屋で浮いてしまいそう。とは言え、冬は植え替えに適した季節ではないんです。植え替えは生長期の少し前に行うことで、生長期に入る時に新しい土で良いスタートを切ることができます。

元気がないからといって肥料をたくさん与える

肥料や栄養剤を与えるタイミングは、春夏が一番いいです。観葉植物の生長期であるため、上手く体内に吸収してくれます。しかし、元気がない時や秋冬の時期だと休眠期なので肥料や栄養剤を与えても吸い上げてくれません。気温が低く冷えていると、植物の活性が落ちるため水の吸い上げが少なくなるからです。そのため、冬場は肥料などを与えないのが無難です。

【春本番!】冬越しが終わって春までの観葉植物のケアのコツ

【春本番!】冬越しが終わって春までの観葉植物のケアのコツ
ここまで冬越し対策の方法や、寒さに強い観葉植物の種類を解説してきました。解説した方法で無事冬を越せた方は、次に春までの観葉植物のケアを学びましょう。特に初めて冬越しする方は是非参考にして夏場に元気に育つようになると良いですね。

日光は日陰から徐々に慣らしていく

冬から春になると日光が強くなります。今まで冬にあまり日光を当てていなかった方は、急に春の日光を当てると葉焼けを起こしてしまいます。そのため、日陰から徐々に慣らしていくことをおすすめします。

GW頃の日光は当てすぎると葉焼けを起こします

特にGW頃になると日光がかなり強くなり夏場のような暑さを誇る日もあります。このような日が続く夏などは直射日光には当てすぎない場所に置いてください。また、時には日陰に移すことも必要ですので場合に応じて置き場を考えましょう。

寒さに強い観葉植物10選!置き場所ごとの選び方やケア方法を解説のまとめ

今回は冬の寒さに強い観葉植物や、冬越しをするためのコツについて解説しました。特に覚えておきたいポイントは、
  • 耐寒性は植物によって差がある
  • 水やりは土が乾いているのを確認して行う
  • 冬に葉が落ちてしまっても復活できる場合がある
  • 置き場所は日当たり・温度・風当たりの良い場所に置く
になります。 初心者でも育てやすいような、寒さに強い人気のある観葉植物を育てることで、元気に冬越しできます。是非お気に入りの観葉植物を見つけてください。最後までご覧いただきありがとうございました。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。