ソテツの花言葉とは?由来や花の特徴、昔からの言い伝えを徹底解説!

ソテツの花言葉とは?由来や花の特徴、昔からの言い伝えを徹底解説!
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目次

個性的な見た目からインテリアとして人気が高いソテツ。インテリア好きの方への贈り物としても喜ばれる植物です。そんなソテツにも花言葉があるのを知っているでしょうか。 そこで、本記事では、
  • ソテツの特徴
  • ソテツの花言葉とその由来
  • ソテツの花の特徴
  • ソテツの風水効果
  • ソテツの基本の育て方
について詳しく解説します。花言葉を知れば、もっとソテツが好きになること間違いありません。これからソテツを育てる方やソテツをプレゼントしようとしている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

ソテツはどんな観葉植物なの?

ヤシの木に見た目が似ているソテツ。ソテツはどんな観葉植物なのでしょうか。ここでは、ソテツの特徴について解説します。

日本や東南アジアを原産地とするソテツ科の観葉植物

ソテツは日本や東南アジアに自生するソテツ科ソテツ属の常緑低木です。日本の中では、九州南部や沖縄が原産地となります。自生のソテツは5m程まで大きくなるんだとか。耐暑性が高く、乾燥にも強いのが特徴です。関西以西の比較的暖かい地域であれば、地植えで育てられます。

太い幹と切れ込みの入った大きな葉が特徴的

ソテツは太く成長する幹と切れ込みが入った大きな葉が特徴的な植物です。ソテツの学名Cycas revolutaのCycasは「ヤシに似た植物」、revolutaは「葉や花びらが背面に反り返っている」を意味しています。学名からもソテツの特徴がよく分かりますね。

ジュラ紀から生息しているとされ「生きた化石」とも言われる

ジュラ紀から生息していたソテツは「生きた化石」とも呼ばれる植物です。ジュラ紀から現代まで長く生き延びている理由はソテツの根の特性にあると考えられています。ソテツの根にはシアノバクテリアが住んでおり、このシアノバクテリアには空気中の窒素を固定する力があります。固定された窒素がソテツの肥料となるため、他の植物では生きられないやせ地などでも生き続けられたのです。はるか昔のジュラ紀から生息する植物を現代でも見られるのはなんだか神秘的ですよね。

和名は「蘇鉄」であり「蘇轍」ではない

ソテツは和名で「蘇轍」ではなく「蘇鉄」と表記されます。木が弱ったときに株元に釘を打ち込んだり、根に鉄くずを与えたりすると再び元気になるという言い伝えが「蘇鉄」の由来です。「蘇轍」ではないことを覚えておきましょう。

ソテツキリンという似た木の種類もある

蘇鉄に似た木に「ソテツキリン(蘇鉄麒麟)」という種類があります。名前から似た木に思われますが、ソテツとソテツキリンは同じ仲間ではありません。前述の通り、ソテツはソテツ科ソテツ属の植物です。一方、ソテツキリンはトウダイグサ科ユーフォルビア属と分類されます。縦に伸びる姿がキリンの首に見えることが名前の由来となっているソテツキリンは、見た目こそソテツに似ていますがソテツほど大きく育ちません。ソテツキリンはパイナップルのような樹形が特徴の植物です。

ソテツの花言葉にはどんな言葉があるの?

たくましい印象のソテツにはどんな花言葉があるのでしょか。ソテツの花言葉やその由来について確認してみましょう。

そもそも、花言葉とは?

花言葉は簡単にいうと、「その植物の姿から付けられる言葉」のことを言います。例えば、ハート型の葉っぱをしている植物は愛や恋に関する花言葉があったり、鋭く尖った葉っぱを持つ植物は向上心ややる気などに関する花言葉がつけられることがあります。またその花言葉は、特に贈り物をする際に参考にされることが多いです。

ソテツの花言葉は【雄々しい】のみである

ソテツの花言葉は「雄々しい」です。植物によっては複数花言葉を持つ品種もありますが、ソテツにつけられた花言葉は「雄々しい」の1つのみです。

枝分かれしないどっしりした極太の幹に由来している

「雄々しい」の由来は、どっしりとしたソテツの幹にあります。ソテツの幹は太く、ほとんど枝分かれしません。1本幹の勇ましい姿から「雄々しい」という花言葉が生まれました。

シンボルツリーにおすすめである

励まされるような花言葉がついているソテツは、シンボルツリーとして飾るのがおすすめです。ソテツは成長が緩やかで、1年にわずか2~4㎝ほどしか伸びません。よって、大きな株も鉢植えで手間なく育てられます。

ソテツは2月14日・3月14日・11月3日の誕生花である

ソテツは2月14日3月14日11月3日の誕生花です。これらの日にちが誕生日の方に、インテリアとしてソテツをプレゼントすればきっと喜んでもらえるでしょう。

どんな花を咲かすの?ソテツの花について知ろう

「雄々しい」の花言葉を持つソテツの花はとても個性的な見た目をしています。ここでは、ソテツの花の特徴を見てみましょう。

開花時期は6〜8月の夏の時期

ソテツの開花時期は6月~8月ごろです。夏の暖かい時期に花が咲きます。

開花するのは10年に1回と言われており珍しい

ソテツの開花はなんと10年に1回。その珍しさから、ソテツの花は縁起物とされ、「幸運を運ぶ」ともいわれます。珍しい花であるだけに、開花を目にしたときの喜びは大きいでしょう。

ソテツは雄雌異株であるため別々の花を咲かす

ソテツは雄雌異株の植物です。つまり、株によって雄と雌が分かれています。雄株と雌株ではそれぞれ異なる花が咲きます。

雄花=黄金色のトウモロコシのような見た目

雄花は黄金色で太いトウモロコシのような見た目をしています。一般的な草花とは異なる独特な形に魅力を感じます。

雌花=中に赤い実があるドーム状の羽の塊のような見た目

雌花はドーム状の羽の塊のような形をしており、中には赤い実があります。赤い実には毒があるため、そのまま口にしてしまわないよう注意してくださいね。雌花も雄花同様、一見花に見えないほど個性的な見た目をしています。

ソテツの実はお守りとされることもある

ソテツの実はあらゆる地域でお守りとされています。たとえば、奄美大島では、島民の命をつないできた「救済の実」として、ソテツの実にお地蔵さんを描いたお守りキーホルダー「たね地蔵」が販売されています。他にも、京都府の御香宮神社の「ソテツ守り」や、宮崎県のソテツの実に鈴を入れたキーホルダーのお土産「南男猿(なんおさる)」など、各地域でソテツの実はお守りにされています。

ソテツの花は縁起物?ソテツの風水効果

たくましい印象の花言葉を持つソテツには風水的効果もあります。ここでは、ソテツがもたらす風水効果について詳しく見てみましょう。

葉を上向きに生やすことから陽の気がある

風水では、上向きに伸びる葉には陽の気があるといわれています。葉が上向きにつくソテツの陽の気が運気を上昇させてくれるでしょう

開花が珍しいことから、金運アップの効果が

開花が珍しいことや、黄金色をしていることから金運アップの効果もあるといわれています。ソテツの花はまさに縁起物ですね。金運を上昇させたい方は、ぜひ部屋の中にソテツを置いてみましょう。

細く尖った葉は、邪気を払い幸運を引き寄せる

細く尖った葉には、邪気払いの風水的効果があります。ソテツは尖った葉をたくさんつけるため、悪い気を払い、幸運を引き寄せてくれますよ

風水的におすすめの置き場所

ソテツの風水効果をより発揮させるためには、置き場所に工夫してみましょう。

玄関前=悪い気を家に入れないように

玄関にソテツを置くと、悪い気が入ってくるのを防げます。玄関はあらゆる気が出入りする場所です。良い気だけでなく悪い気も入ってきてしまうため、邪気払いのあるソテツを置けば、悪い気の侵入を抑えられます。背が高い株を置くとより効果が高まりますよ。

トイレ=気のバランスを整え、健康運・金運アップ

トイレにソテツを置けば、気のバランスを整えられます。トイレは「不浄の場所」と呼ばれる陰の気が溜まる場所です。そこに陽の気を持つソテツを置けば、気のバランスが整い、主に健康運金運の上昇が期待できます。スペースが限られているトイレには、小さい種類のソテツがおすすめです。

作業部屋=やる気を高め、集中力アップ

ソテツは作業部屋とも相性が良く、ソテツの鋭い葉が持つ強い気がやる気を高めてくれます。やる気がアップすることで仕事や学業の成功がもたらされ、仕事が上手くいくことによって金運も上昇しますよ。また、ソテツの陽の気には、集中力アップの効果があります。ソテツが目に入るようデスクの上に置くのがおすすめです。

ソテツの基本的な育て方

せっかくソテツを育てるなら、花言葉の「雄々しい」の通り、勇ましい株に育てたいですよね。ソテツを元気に育てるための基本の育て方を覚えておきましょう。

水やり

ソテツの水やりは地植えの場合と、鉢植えの場合で異なります。

地植え=水やりの必要はほとんどない

地植えのソテツにはほとんど水やりがいりません。ソテツは乾燥に強い植物なので、自然の雨の水で十分です。

鉢植え=生育期は土が乾いてから水やりを

鉢植えの場合、生育期には土が乾いてから水やりをします。このとき大切なのは水やりの前に土を完全に乾かすことです。乾燥に強いソテツは水分が多いと腐ってしまいます。冬の休眠期には水やりを控えましょう。土が乾いてから数日間隔を空けて水やりしてください。

肥料やりは基本的に必要ない

ソテツを育てる上で肥料は基本的に必要ありません。ただし、鉢植えの場合は、生育期に緩効性化成肥料を根元に少量与えてあげても良いでしょう。

成長がゆっくりなため、植え替えは3〜4年周期でいい

成長が緩やかなソテツの植え替えは3~4年周期で行います。1年に1度を周期とする他の観葉植物に比べると頻度は少ないですが、根詰まり防止のために植え替えは重要です。水持ちや水はけの悪さを感じたら根詰まりしている可能性があるため、周期に関係なく植え替えをしましょう。また、植え替えは5月~9月の生育期に行ってください。

不定芽がこぶし大まで育ったら株分けで増やせる

ソテツには「不定芽」と呼ばれる株が幹から伸びます。不定芽はいわゆる子株のようなものなので、切り離して別の土に植えれば新たな株として育てられます。不定芽は幹の根元に生えるため、株を引き抜く植え替えのタイミングで株分けを行うと良いでしょう。

ソテツを庭に植えてはいけない?昔からの言い伝え

実はソテツには庭に植えてはいけないとされるいくつかの言い伝えがあります。ここではソテツに関する説を紹介します。

庭に植えてはいけないと言われる理由には複数の説がある

ソテツを岩に植えてはいけないといわれるのには、複数の説があります。ここでは、2つの説を見てみましょう。

鉄を与えるとよく育つことから「金食い樹」と呼ばれるから

1つ目は、ソテツが「金食い樹」と呼ばれ、ネガティブなイメージが生まれたという説です。ソテツは株元や土中に鉄くずを与えると良く育つといわれています。鉄を栄養に成長することから「金食い樹」と名付けられました。財を失うネガティブなイメージから庭に植えてはいけないといわれています

ソテツを粗鉄と書き誤った解釈をしたことから

2つ目は、ソテツを「粗鉄」と書いたことで誤った解釈が生まれたという説です。粗鉄から「粗末」や「金を失う(鉄)」という誤った解釈が生まれ、縁起の悪さから庭に植えてはいけないといわれるようになりました

江戸時代には権力財力の象徴とされていた

江戸時代の武家では、ソテツを植えることが権力や財力の象徴とされていました。そのため、古くから名が知られている家では今でもソテツが植えられていることがあります。

あまり気にせず大事に育てることがいい

良くない印象の説はありますが、それらはあくまで迷信です。あまり気にしすぎず、ソテツを大事に育ててあげてください。そして、ソテツの成長を楽しみましょう。

【まとめ】ソテツの花言葉とは?由来や花の特徴、昔からの言い伝えを徹底解説!

ソテツの花言葉や風水効果などについて解説してきました。本記事の内容を改めて以下にまとめています。
  • ソテツは日本や東南アジアを原産地とする常緑低木
  • 太い幹と切れ込みの入った葉が特徴的なソテツはジュラ紀から生息していた
  • ソテツの花言葉は「雄々しい」
  • ソテツの花言葉は幹の勇ましい姿が由来
  • ポジティブな花言葉を持つソテツはシンボルツリーにおすすめ
  • ソテツは雄雌異株で、雄株と雌株で異なる花が咲く
花言葉を知ると、より植物への愛着が湧きますよね。また、ソテツの見た目や「雄々しい」という花言葉は、見る人を元気にしてくれます。本記事を読んで少しでもソテツに興味が湧いた方は、花言葉の通り、勇ましいソテツを育ててみたり、花言葉に思いを込めてソテツを贈ってみたりしてみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。