観葉植物にゴキブリが出た!対処法と寄せ付けないケア方法を徹底解説

観葉植物にゴキブリが出た!対処法と寄せ付けないケア方法を徹底解説
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目次

観葉植物を育てるうえで多くの人が害虫に悩まされています。特に、ゴキブリは多くの人が苦手や嫌いと感じていると思います。せっかくの観葉植物ですから、ゴキブリ等の害虫から守ってあげたいですよね。

この記事では
  • ゴキブリへの対処
  • ゴキブリが出る原因
  • ゴキブリ出現の予防策
  • ゴキブリが苦手な植物
  • ゴキブリ以外の害虫
について紹介していきます。 この記事を読めば、観葉植物を育てている人も、これから育てようと思っている人もゴキブリ等の害虫対策を知ることができます。ぜひ最後までご覧ください。

観葉植物の周辺にゴキブリってでるんですか?

ゴキブリといえば、室内に出る害虫というイメージがあると思いますが観葉植物の周辺にも出現するのでしょうか。

しばしば出てしまう厄介者です

植木鉢は動かす機会も少なく、産み付けられた卵も防虫剤に強いためゴキブリの出やすい状況が作られてしまいます。ゴキブリが出現しても観葉植物そのものへの影響は少ないです。しかし、放置しておけばゴキブリの大量発生につながる可能性もあります。具体的にどのような条件で観葉植物のある部屋に出現してしまうのでしょうか? 以下で解説していきたいと思います。

観葉植物の生育環境はゴキブリも大好き

ゴキブリが好む環境は
  • 温度が高くじめじめした場所
  • 狭くて暗い場所
といった特徴があります。観葉植物には高温で育ちやすいものが多く、水やりで湿気も高くなります。また、鉢の影は暗くなるため、観葉植物の育成環境はゴキブリが生息しやすい条件を満たしています。

観葉植物にゴキブリを近づけない方法を徹底解説

このようにゴキブリは植物を育てるうえで現れやすい害虫といえます。 それでは、観葉植物の周りにゴキブリを近づけないためにどのような対策を行えばよいのでしょうか。

観葉植物にゴキブリが出た時の対処法

ゴキブリが出てしまった。そんな時はどうすればよいのでしょうか。 以下に対処法を紹介します。

殺虫剤で駆除をする

代表的な対処法は殺虫剤での駆除です。スプレー式の殺虫剤には殺虫成分を含むタイプ凍らせる成分を含むタイプの2種類あります。殺虫成分を含むタイプにはゴキブリの口や皮膚から入って神経を麻痺させる作用があり、高い殺虫能力が期待できます。一方、凍らせる成分を含むタイプは殺虫能力は前者に劣りますが動きを止めることは可能で、何より安全性が高いです。 どちらのタイプでも、発見したゴキブリに即座に対処できるというメリットと飛ばれたり素早い動きをされると対処が難しくなってしまうというデメリットがあります。

ブラックキャップなどの毒餌(ベイト)を置く

スプレー式の殺虫剤と並んで代表的な対処法が、ブラックキャップに代表される毒餌タイプの製品の設置です。これらは置くだけで駆除が可能で、食べたら死ぬ餌でゴキブリをおびき寄せます。中でも、フィプロニル系という成分が含まれているものは即効性が高いが耐性ができやすいです。ブラックキャップなどの毒餌は小さく、狭い場所に設置しやすいですが定期的に交換する必要があります。

ゴキブリが苦手な観葉植物を育ててみる

上記と異なった対処法として、ゴキブリの嫌う観葉植物を育てる方法があります。 代表的な植物として、ミントやハーブ、ハッカ類、レモングラス、アロマティカス等が挙げられます。これらの効果については後ほど紹介します。

どうして観葉植物の周りにゴキブリが出るのか?

そもそも、なぜ観葉植物の周りにはゴキブリが出てしまうのでしょうか。詳しく紹介していきます。

ゴキブリが生活するのに十分な温度

ほとんどの観葉植物の育成に適した気温は15度から25度で、ゴキブリは25度前後で最も活発になり生殖活動も盛んになるといわれています。このように観葉植物とゴキブリの好む温度が一致していることが原因の一つです。

ゴキブリが好む湿度になっている

観葉植物の多くは熱帯のものであるため育成環境が多湿になりやすく、植木鉢の皿にたまった水等の原因によっても周辺の湿度は高くなります。ゴキブリは湿度75%から100%で活発になり、高温多湿な観葉植物周辺は絶好な環境になっています。

部屋の中では観葉植物などの有機物が揃っている

油かす、骨粉などの有機肥料や観葉植物を育てる土にはその成長を促進するために有機物が含まれています。ゴキブリは雑食性でほとんどの有機物を食べるため、餌が豊富な観葉植物周辺に発生します。

ゴキブリが来ないようにする予防策ってあるの?

ゴキブリが来ないようにしたい! そのための予防策を紹介していきます。

室内では観葉植物をこまめに移動する

ゴキブリは高温多湿な観葉植物周辺に生息しているため、移動させることによってゴキブリの発生を予防することができます。しかし、頻繁な移動による環境の変化は観葉植物を弱める原因にもなるので注意が必要です。

受け皿に溜まった水は定期的に捨てる

受け皿にたまった水を放置しているとゴキブリが好む多湿な環境を作ってしまうだけでなく、卵を産み付ける場所にもなるので定期的に水を捨てる必要があります。また、水の放置は根腐れやカビの発生などの問題にも繋がるためやめましょう。

プランタースタンドなどを使って隙間を作る

プランタースタンドやガーデンラックを使用することで鉢を地面から浮かせることができるためゴキブリが好む狭くて暗い場所を減らすことが可能で、予防策として効果的といえます。また、これらの道具によって観葉植物の見栄えをよくする効果も期待できます。

植木鉢そのものの数を減らす

ゴキブリは観葉植物周辺の環境を好むので、根本的な解決策として室内の植木鉢の数を減らすことがあげられます。数を減らすのが難しいという場合は、さきほど紹介したプランタースタンドなどを使うことで対策できます。

ゴキブリにとって嫌いな観葉植物を育ててみる

さきほど、ゴキブリへの対処法で紹介したゴキブリの嫌う観葉植物について詳しく説明していきたいと思います。

ミントやハーブ・ハッカ類の観葉植物

ミントやハーブ・ハッカ類の観葉植物にはメントールという成分が含まれていて清涼感のある香りが人気です。ゴキブリはメントールを嫌うのでミント等の植物はゴキブリ除けとして効果的です。また、これらはハチやアリなど他の害虫にも効果を発揮します。

レモングラス

レモングラスにはシトラール、シトロネラールという成分が含まれていて柑橘系の香りをもち、人気です。ゴキブリはこの香りを嫌い、レモングラスに寄り付きません。この成分は、他にも蚊やハエなどの害虫にも効果的で市販の虫よけにも含まれています。

【必見】ゴキブリはアロマティカスが苦手

さきほど紹介したもの以外では、ゴキブリはアロマティカスが苦手です。あまり聞きなじみがない植物だと思いますが、詳しく解説していきます。

アロマティカスはどんな観葉植物なのか?

アロマティカスはシソ科で多肉のハーブの一種であり、別名をキューバンオレガノといいます。原産地はインドやアフリカで、寒さや湿気には弱いです。アロマティカスは成長力が高く、葉や茎が大きくなりやすいだけでなく非常に増えやすいです。甘いミント様の香りを持ち、虫除けにも効果があります。
名前 アロマティカス
原産地 インドや南アフリカ
背丈/大きさ 20センチから50センチ
耐暑性 比較的強い
耐寒性 弱い

なぜアロマティカスがゴキブリ対策になるのか?

アロマティカスはミントやハッカと同様の香りを放つため、これらの香りを苦手とするゴキブリには強い忌避作用を発揮します。さらに、アロマティカスは葉を触ることでその香りが増強するので手軽に効果の増大が期待できます。しかしながら、ゴキブリ除けの効果は期待できても駆除作用があるわけではないことに注意が必要です。

ゴキブリに有効的なアロマティカスは水回りに置くといい

ゴキブリは多湿な場所を好むため水回りに多く発生します。そのため、アロマティカスを水回りに置くことでゴキブリにより有効になります。また、水回りは家に人が来た時も目に留まるため植物を置くことでインテリアとしての効果も期待できます。

ゴキブリを寄せ付けないアロマティカスの適切な管理方法

アロマティカスを育てるうえで注意するべきことがいくつかあります。まず、原産地は乾燥した暑い地域であるため、湿気の少ない風通しの良い環境で育て、冬は暖かくすることが重要です。暑さには比較的強いですが葉を傷めないよう強い日差しには注意が必要です。さらに、増殖力が強いためこまめな剪定が勧められます。

【役立ち情報】観葉植物にとって面倒な虫を紹介

この記事では、これまでゴキブリが出る原因や来ないようにする対策について紹介してきましたが他の害虫についても解説していきます。

観葉植物と【キノコバエ】

キノコバエはいわゆるコバエで、気温が25度前後で湿度が70パーセントほどの条件で活発になります。また、非常に多くの卵を産み付けるため繁殖力が強く、栄養を含む土を食い荒らされてしまうおそれがあります。対策としては餌となる有機物を多く含む土を使わないことが挙げられます。

観葉植物と【アリ】

アリは餌を求めて外部から侵入する、購入時から元々いる等の経路で観葉植物周辺に発生します。アリ自体は観葉植物に害を及ぼすことはありません。しかし、アリは植物を枯らしてしまうアブラムシと共生関係を築くので注意が必要です。対策としては、ゴキブリと同じくハッカ油の使用などが挙げられます。

そもそも観葉植物の土は一種の【菌類】のかたまり

菌類と聞くとマイナスなイメージを浮かべてしまうかもしれません。しかし、観葉植物の土として使用される腐葉土などには植物に栄養を与えたり、枯れた植物を分解する働きを持つ菌類が含まれています。

【応用】ハイドロカルチャーで虫を寄せ付けない

虫を寄せ付けない方法の1つであるハイドロカルチャーについて紹介していきます。

ハイドロカルチャーって何ですか?

ハイドロカルチャーは水耕栽培という意味で、土を使用せずに観葉植物を育てることです。 また、水を保持することが可能で粘土を原材料とするハイドロボールを土の代わりに用いる手法もハイドロカルチャーと呼ばれます。

ハイドロカルチャーのメリット

ハイドロカルチャーのメリットについて、いくつか紹介していきます。

土を使わないので独特の臭いがなく清潔的

観葉植物を育てる土からする臭いは土中の菌類をはじめとした微生物によって生み出されるゲオスミンによるものとされています。そのため、土を使用しないハイドロカルチャーではこの臭いが発生しません。

虫が発生する原因になる土を使わない

さきほども紹介したように、多くの虫は土に含まれている有機物を餌としているため観葉植物の周辺に現れます。しかし、ハイドロカルチャーでは土を使用しないため有機物を含まず、虫の出現を予防する効果が期待できます。

観葉植物にゴキブリが出た!対処法と寄せ付けないケア方法を徹底解説のまとめ

これまで観葉植物を育てるうえでのゴキブリ対策について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。 この記事のポイントは
  • ゴキブリには殺虫剤、毒餌、苦手な観葉植物の育成が効果的
  • ゴキブリは高温多湿で薄暗い観葉植物の周辺に発生しやすい
  • 予防には受け皿にたまった水を捨てる、薄暗い陰をつくらないレイアウトが効果的
  • ゴキブリが苦手な植物はミントやハッカ、レモングラス、アロマティカスなど
  • ゴキブリ以外にもキノコバエやアリに注意が必要 です。
ゴキブリは観葉植物のある部屋に出てしまう困った虫ですが、適切な対処によってその発生を未然に防ぐこともできます。本記事が厄介な虫の無いガーデニングライフを送るうえで参考になれば幸いです。 当メディアでは他にも多くの記事がありますので、ぜひご覧ください。