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暑い夏に涼し気で美しい花を咲かせるスイレン。観光地の池などで咲いていることの多い人気の花ですが、スイレンの花言葉を知っている方は少ないのではないでしょうか。スイレンはお花屋さんでも販売される植物なので、プレゼントするときに花言葉が気になるかもしれません。 スイレンには怖い花言葉があるのか知りたいと思いませんか。スイレンがどんな花で、どんな花言葉を持っているかについて知ると、より楽しくスイレンを育てたりプレゼントしたりするなどできるでしょう。 そこでこちらの記事では
- スイレンの花言葉
- スイレンの色別の花言葉
- スイレンの怖い花言葉
睡蓮（スイレン）ってどんな植物なの？
温帯地域が原産地であるスイレン科の植物
スイレンの原産地は東アジアのナイル川沿岸とされています。古代エジプトの壁画にもスイレンが登場するほど、はるか昔からある花です。スイレンには熱帯性のものと温帯性のものがあり、日本では温帯地域が原産地であるスイレン(ヒツジグサ)をよく見ることがあります。スイレンが海外原産の植物であることに驚く方もいるのではないでしょうか。日本にもスイレン自生している種類はありますが、原産地は温帯～熱帯地域の海外です。日本は温帯に属するため、主に温帯スイレンが出回りますが、近年の地球温暖化を受けて、日本でも暑さに強い熱帯スイレンが出回ることも多いです。水面に浮かぶ花が特徴的
スイレンは水面に浮かぶ花が特徴的です。スイレンとには植物に蓮(ハス)があります。植物に詳しくない方は、スイレンとハスを見分けることが難しいかもしれません。スイレンは水面に花が浮かぶように花を咲かせるのに対して、ハスは茎が伸びて水面よりも上空に花を咲かせます。この特徴に注意するとスイレンとハスの違いが分かりやすいでしょう。「スイレンなのかな？」と疑問に思ったら、水面に花が浮かぶように咲くかどうか確認してみてください。白やピンク、赤、オレンジなどの花を咲かす
スイレンの花は初夏から秋の10月終わりまで白やピンク、赤、オレンジなどのさまざまな色を咲かせる特徴があります。それぞれ品種があるので、一株から複数の花が咲くわけではありませんが、花色に違いがある珍しい水生植物です。透明感のある華やかな色は、水面に反射して美しい風景を作り出してくれます。色違いの花をスイレン鉢で育てて楽しんでみてはいかがでしょうか。晩秋の10月終わりまで涼し気な花を楽しめますよ。別名「ヒツジグサ（未草）」は未の刻に花が開くことに由来
日本ではヒツジグサと呼ばれるスイレン科の植物が古くから自生しています。このヒツジグサは別名でスイレンと呼ばれています。実際にヒツジグサは温帯性スイレンの種類なので間違いではありませんが、別名とされていることで熱帯スイレンなどと品種改良されたスイレンと勘違いされるなど間違われることも。日本原産のスイレンがヒツジグサと呼ばれるのは、未の刻(午後2時)に花開くためです。しかし、実際は開花時間は一定でなく、その日の天候や温度に左右されます。日本のスイレンであるヒツジグサが、午後2時に咲くか確認してみても面白いかもしれませんね。蓮とは葉に水をかけることで見分けられる
蓮(ハス)とスイレンの見分け方は、花の咲き方以外に葉の特徴からも見分けることが可能です。ハスの花は撥水性があるため、葉の上に大きな水玉ができます。対して、スイレンには撥水性がないため、葉全体的に濡れて湿った印象です。ハスの葉の中心に美しい水玉を写真や風景としてみたことがある方も多いのではないでしょうか。そのため、育てている水生植物が蓮なのかスイレンなのか、わからない場合は葉に水をかけて撥水性を確認してみましょう。どちらも人気の花なので、間違えないように気を付けておきたいですね。睡蓮（スイレン）にはどんな種類の花言葉があるの？
そもそも花言葉とは？
花言葉とはその植物の生育過程や、花のイメージから付けられた言葉です。元々は17世紀ごろのトルコで「言葉や文字に頼らずに気持ちを伝えたい」という想いから始まった習慣のこと。贈る花に自分の気持ちを託したのですね。言葉に出して伝えるには照れくさいときや、本当の気持ちを伝えるには少し勇気が必要なときでも、花言葉を添えたフラワーギフトならスマートに気持ちを伝えることができますね。スイレンには真っ直ぐなイメージの花言葉がある
水面に浮かぶスイレンの花は涼し気で美しいため、気持ちのよい真っ直ぐなイメージの花花言葉を思い浮かべるのではないでしょうか。スイレン全体の花言葉は以下の5つです。- 清純な心
- 信仰
- 清浄
- 信頼
- 愛情
【清純な心】
花言葉「清純な心」は、蕾が花開く様子が大事なものを包んでいる姿に似ているためです。大切な蕾がゆっくりと花開く姿に花言葉「清純な心」を感じ取ったのでしょう。また、純白の白色のスイレンが「清純な心」のイメージそのものとされて名付けられているともされています。【信仰】
花言葉「信仰」は、古代エジプトでスイレンが信仰の象徴とされていたためです。スイレンは太陽が昇るときに花開き、太陽が沈むときに花を閉じる性質があるため、太陽と関係の深い花とされていました。太陽が生活に及ぼす影響から、関連深いスイレンが信仰と結びついたようです。【清浄】
スイレンは球根の水生植物であるため、球根は池などの泥の中に埋まっています。暖かくなると粘土質の泥の中から、新芽を出して、透明感のある美しい花を咲かせます。花言葉「清浄」は、泥の中から美しい花を咲かせる姿が由来です。【信頼】
花言葉「信頼」は、「清純な心」同様に蕾から花開く姿が丁寧で美しいことから名付けられています。何事においても丁寧な所作は信頼につながる大事なポイント。スイレンのように美しく丁寧に一枚一枚の花弁が開いたり閉じたりする様子は、信頼を与えてくれるものとして花言葉が名付けられたのかもしれませんね。【愛情】
花言葉「愛情」は、「清純な心」「信頼」同様に花がゆっくりと開きゆっくりと閉じる姿から名付けられています。太陽と共に開花する特徴は、愛情持って花を咲かせていると言えるでしょう。優しいスイレンの花色は花言葉「愛情」にもぴったりです。ぜひ素敵なスイレンの花をお祝いとしてプレゼントしてきてください。英語圏の海外での花言葉は【purity of heart（清らかな心）】
スイレンの英語圏の花言葉は「purity of heart(清らかな心)」です。日本の花言葉「清純な心」と同様の意味があります。スイレンの透明感のある美しい花色が由来となって、「purity of heart(清らかな心)」が名付けられました。海外の英語圏に住んでいる方に、スイレンを素敵な意味で贈る場合はこの言葉をメッセージにしてプレゼントしてみてください。中国での花言葉も【清純的心（清らかな心）】
中国にも日本や英語のように花言葉があります。そして、スイレンの中国語の花言葉も「清純的心(清らかな心)」と、日本や英語と同様の意味合いです。スイレンの美しさは世界共通なのでしょう。スイレンの優しい花は、多くの方の心を清らかにしてくれます。ぜひご家庭で育ててみたりプレゼントしてみたりしてみませんか。睡蓮（スイレン）には色別の花言葉がある
白い睡蓮（スイレン）
白いスイレンは非常に美しい純白色が特徴です。白い花は、色のイメージがそのまま花言葉になることが多いですが、スイレンはどのような花言葉になるのか紹介します。白いスイレンの花言葉は以下の2つです。- 純粋
- 潔白
【純粋】
白いスイレンの花言葉「純粋」は、真っ白な色のイメージから名付けられています。純粋無垢と言葉にあるように、無垢なイメージがある白色にぴったりの花言葉と言えるでしょう。日本睡蓮であるヒツジグサは白色品種なので、純粋の花言葉が似合いますね。【潔白】
白色は穢れなき色としても有名です。「潔白」とは、けがれていないこと。また、心や行いが正しく、後ろ暗い所がないことをさします。真っ白のスイレンは、心の美しさを表現しているように見える花として、花言葉「潔白」が生まれたのでしょう。黄色の睡蓮（スイレン）
明るい黄色が特徴的な黄色いスイレン。日本睡蓮であるヒツジグサは白色品種なので、黄色いスイレンは熱帯性の品種などに見られる花色であり、黄色のスイレンの花言葉は以下の2つです。- 優しさ
- 甘美
【優しさ】
黄色のスイレンの花言葉「優しさ」。スイレンは太陽とかかわりが深い花であり、黄色の明るい色は太陽を表すと言われています。すべてを包み込む優しさを持つ太陽から、黄色のスイレンの花言葉が名付けられています。スイレンの優しい黄色と可愛らしい花姿に、ぴったりの花言葉ですね。【甘美】
黄色いスイレンには、甘い香りがあります。特に、黄色の熱帯スイレンはほかの花色よりも甘い香りがするため、香りを楽しむ花としても人気です。その甘い香りから花言葉「甘美」が名付けられました。優しい色に甘い香りを持つ黄色いスイレンを育てて、甘美なひと時過ごしてみてはいかがでしょうか。ピンクの睡蓮（スイレン）は【信頼】
ピンクのスイレンの花言葉は「信頼」です。スイレンそのものに「信頼」の花言葉はありますが、ピンクの優しい色合いは暖かく幸せな印象を与えます。深い信頼を表す花として、友人やパートナーに贈ってみてはいかがでしょうか。青や紫の睡蓮（スイレン）も【信頼】
睡蓮には、白や黄色、ピンク以外にも赤やオレンジ、青、紫の花色もあります。しかし、白や黄色、ピンク以外の青や紫などには花色別の特別な花言葉は名付けられていません。そのため、スイレン全体的な花言葉と同様に「清純な心・信仰・清浄・信頼・愛情」の意味です。その中でも青や紫のスイレンは「信頼」の意味が用いられています。睡蓮（スイレン）の花言葉の由来を知ろう
太陽のように放射状に広がる花姿に由来
スイレンは太陽が出ているときだけ、花が開く植物です。しかし、花姿そのものが太陽のように放射状に広がるため、古代エジプトでは太陽のシンボルとされてきました。これらの太陽との関係性から、神聖な言葉や暖かい言葉が花言葉として名付けられています。花言葉の由来を知ると、スイレンに愛着がわいて、さらに可愛い花として楽しめるでしょう。野生のほとんどが白い花のため全体の花言葉と似ている
日本に自生している温帯スイレンや熱帯地域原産の熱帯スイレンの野生種は、ほとんどが白い花です。そのため、スイレンの全般的な意味は白いスイレンと共通する点があります。どちらも白色をイメージして名付けられているためです。しかし、白いスイレンの方が、より白色のイメージが強い言葉である点が特徴的で面白い点でもあります。5月8日・7月7日・8月5日など多くの誕生花
誕生花をご存じでしょうか。ある一日に代表する花を当てた日を誕生花として、その日はお花から不思議なパワーやメッセージを受け取れるとされているものです。占いなどではラッキーフラワーのように紹介されます。スイレンの誕生花は以下の3日が有名です。- 5月8日(黄色)
- 7月7日
- 8月5日
実は睡蓮（スイレン）には怖い花言葉がある！
【滅亡】【終わった恋】といった終わりや死をイメージさせるものが
スイレンには「滅亡」「終わった恋」といった終わりや死をイメージさせる花言葉があります。そのため、スイレンをプレゼントする場合は、ネガティブな花言葉に注意してください。せっかくの贈り物が悪い意味で受け取られると残念ですよね。そのようなことがないように、ポジティブな花言葉をメッセージカードにして添えてプレゼントするとよいでしょう。睡蓮の登場するギリシャ神話が由来
スイレンに怖い花言葉の意味がある理由は、スイレンが登場するギリシャ神話が関係しています。ギリシャ神話には多くの植物が登場しており、さまざまな妖精や神様が植物へ姿を変えたとした神話も記載されています。そのギリシャ神話で登場するスイレンは、悲しい物語となっているためネガティブな花言葉があるのでしょう。ニンフとヘラクレスの悲しい神話
ギリシャ神話では美しい水の妖精(ニンフ)が、英雄のヘラクレスに恋をします。その後、ニンフはヘラクレスと恋人同士になりますが、身分の違いを理由にヘラクレスはニンフをひどく捨ててしまいます。悲しんだニンフはナイル川に身投げをして死んでしまいました。その後に、スイレンの花が咲いたことで、ニンフがスイレンの姿に変わったとされるお話です。このニンフとヘラクレスの悲しい神話から、「滅亡」「終わった恋」の花言葉などが生まれたとされています。睡蓮（スイレン）の花言葉にあった贈り物のシーン
開花時期よりも前のお祝いのタイミングで
スイレンは花一輪の寿命が非常に短い植物です。温帯スイレンは、一日で花がしぼんでしまうこともあります。熱帯スイレンでも4～5日ほど持てばよいほどです。そのため、お祝いのタイミングでお花が満開だと、次の日にはしぼんでしまうかもしれません。せっかくいただいたスイレンの花が次の日にはしぼんでしまうと悲しいですよね。スイレンをプレゼントする場合は、開花時期よりも前のお祝いのタイミングで贈ってあげてください。誕生日と誕生花が一緒の友人にプレゼント
スイレンの誕生花は、「5月8日」「7月7日」「8月5日」などです。誕生日と誕生花が一致している場合は、その花をプレゼントしたり、その花に関係したものを贈ったりすると喜ばれるでしょう。誕生日と誕生花が一致している場合は、スイレンから特別なパワーをもらえるかもしれません。特に7月や8月は蕾や花がたくさんある時期なので、素敵なプレゼントになるでしょう。【滅亡】があるため相手の体調が悪い時は控える
スイレンには素敵な花言葉以外にも怖い花言葉があるので、贈り物には注意が必要です。贈り相手の状況によっては、スイレンのプレゼントは避けたほうがよいかもしれません。特に、相手の体調が悪い時には「滅亡」の花言葉があるスイレンは贈らないようにしましょう。悪い意味で受け取ってほしくない場合は、花言葉を書いたメッセージカードを添えてプレゼントするとよいですよ。水に浸からせて育てるため場所を選ぶので注意
スイレンは球根の水生植物です。そのため、基本的には一年を通して、水中で育てます。スイレン鉢や大きめの容器に水を張って、その中にスイレンを植えた鉢を浸からせて育ててください。通常の植木鉢よりも広いスペースや道具が必要なため、育てる場所を選ぶ必要があります。また、日当たりのよい場所でないと花が開かない点にも注意して育ててください。花言葉の意味を込めた睡蓮（スイレン）の贈り物の体験談
母の日の贈り物に
最初に母の日にスイレンが描かれた食器をお母さんに贈った方のエピソードです。母の日にはスイレンはまだ出回ってないから、スイレン好きな母に信頼や愛情の花言葉の意味を込めてスイレンの絵が描かれたペア食器をプレゼントしたら、とても喜んでくれた。
スイレンの花が咲き始めるのは、本格的に気温の上がる7月ごろ。5月には、まだ花が咲かないため、花屋さんには流通しません。そのため、スイレン好きなお母さんにはスイレンの花が描かれた食器や絵画などの関連商品が喜ばれるでしょう。 次に母の日にスイレンの花を贈った方のエピソードです。5月に手に入りにくいスイレンをどのように購入したのか気になりますね。
母の日にスイレンをどうしても渡したかったから、昨年の夏に買ったスイレンを育てて5月の新芽が出てきたタイミングで母の日にプレゼントしました。とても喜んでくれていたので渡してよかったです！
こちらの方は、スイレンの花を昨年の夏に購入して育てたものをプレゼントしたようです。スイレンは球根植物なので、冬に凍結がないようにすることで、冬越しができます。スイレン好きなお母さんのために、昨年の夏から翌年の5月まで育て続けるのはすごいですね。お母さんも大事に育ててくれたスイレンを喜ぶでしょう。
庭がある友人への贈り物に
庭がある友人への贈り物にスイレンを贈った方のエピソードを紹介します。友人は広い庭を持っているから、庭を掘って幅広いたらいを埋めて水を溜めてビオトープを作ってていました。だから、その中に入れるようにスイレンをプレゼントしたら喜んでくれました。
拾いお庭では、池を作ることもできます。本格的な池から簡易的な池まで。穴を掘るだけでは水は土に染み出して、溜まらないので、たらいや専用の容器、ビニールなどを引くのもおすすめです。スイレン本来の美しい花姿を楽しんでもらえるでしょう。 次にスイレン鉢にスイレンを入れてプレゼントした方のエピソードを紹介します。
庭にスイレン鉢を置いて、その中にスイレンが植わった鉢を入れるだけでおしゃれに！だから、おしゃれなスイレン鉢とのセットでプレゼントしたら、綺麗な花が咲いた写真を送ってくれました。
スイレンは水に浸って、葉が水面に浮かんでいないと上手く育ちません。しかし、池を作るには広い庭が必要です。そこで、水を溜めることのできるスイレン鉢を用意します。その中にスイレンを入れて、水を溜めておくだけで美しいスイレンが楽しめるでしょう。スイレン鉢にはおしゃれなデザインやシンプルなデザインとさまざまなタイプがあるので、ぜひ好みに合わせてセットで贈ると喜ばれるかもしれませんね。
【まとめ】睡蓮（スイレン）の花言葉とは？色別の花言葉や由来、贈り物の体験談を紹介！
ここまでスイレンの花言葉について解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは- スイレンの花言葉は「清純な心」「信仰」「清浄」「信頼」「愛情」
- スイレンの色別花言葉は「白：純粋・潔白」「黄色：優しさ・甘美」「ピンク：信頼」
- スイレンの怖い花言葉は「滅亡」「終わった恋」