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ニリンソウの花言葉とは?由来や贈り物のシーン、体験談を徹底紹介!

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山や雑木林に生えた可憐な姿のニリンソウ。1つ1つの花は素朴でピュアな印象の花ですが、まとまって1ヶ所に咲いた大群を見ると心癒される美しさをもつ山野草です。そんなニリンソウの花言葉やその由来を、あなたは詳しくご存知でしょうか?

今回は

  • ニリンソウってどんな植物?基本情報
  • ニリンソウの花言葉とその由来
  • 花言葉に合わせた贈り物のシーンのご提案
  • 実際にニリンソウを贈った方の体験談

をご紹介します。

ニリンソウの花言葉には人を想う温かな気持ちが込められていました。この記事を読めばニリンソウの正しい花言葉と、それにあった贈り物のシーンを知ることができます。ニリンソウの花言葉が気になるあなた、贈り物にしようか迷っているあなたはぜひ参考にしてくださいね。

ニリンソウ(二輪草)ってどんな植物なの?

春山を代表する野草であるニリンソウ(二輪草)。雪解け後によく見られ、可憐な花がかわいらしい植物です。東京都板橋区の区の花ともされており、山を身近に感じる人はもちろん都会でも親しまれていますよ。山や山野草になじみのない方でも、ニリンソウ(二輪草)の名前は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。まずはそんなニリンソウ(二輪草)の原産地や別名など詳しい基本情報をご紹介します。

東アジアが原産地であるキンポウゲ科イチリンソウ属の植物

ニリンソウは東アジアが原産地で、キンポウゲ科イチリンソウ属の植物です。似た名前で「イチリンソウ」や「サンリンソウ」なんて種類の植物もありますよ。主に春の野山や湿気を帯びた雑木林の中に自生し、山好き・山菜好きの方に広く知られています。草丈は約20㎝で、ある程度の量が1ヶ所にまとまって咲きます。葉にはギザギザとした切れ込みと、表面に白い斑点があるのが特徴的ですよ。

猛毒トリカブトと似た花であり若干の毒性がある

可憐な姿のニリンソウですが、猛毒を含む植物として有名な「トリカブト」と大変似た姿をもっています。花がつけば判別しやすくなるのですが、両方とも葉の形がそっくりで、葉だけで素人が判別するのは難しいとされているほど。ニリンソウも若干の毒性をもちますが、お湯でゆがくことで毒性は薄れます。酢みそあえやお味噌汁の具として食卓に並ぶこともありますが、1度に大量に食べることはせず、春の訪れを感じる1品として楽しむくらいがよいでしょう。

4〜5月の時期に白い花を咲かす

ニリンソウは4月~5月の時期に白い花を咲かせます。伸びた1本の茎にまず1輪咲き、それを追いかけるようにもう1輪小さめの花を咲かせるという変わった咲き方をしていますよ。2輪仲良く並んで咲いている姿は何ともかわいらしく、可憐な雰囲気がありますね。地下の根茎で増えていくため、大群落をつくることもあります。土手などが真っ白になるほどの規模で咲くこともあり、可憐ながら見ごたえのある美しい花ですよ。

別名は「ガショウソウ」「フクベナ」など複数ある

ニリンソウの別名は「ガショウソウ」「フクベナ」など複数あることがわかっています。なぜこのようにたくさんの別名があるのか、理由は分かっていません。他にもこのような別名がありますよ。

  • コモチバナ
  • コモチグサ
  • ソバナ
  • フクベラ
  • ヤマソバ

アイヌの人々もニリンソウを「プクサキナ」「オハウキナ」と呼び、食用として利用していたそうです。日本では北海道から九州まで広く分布しているので、その地域ごとに親しまれている名前があるのかもしれませんね。

ニリンソウの花言葉とは?花言葉の詳細も解説!

それではニリンソウの花言葉について詳しく解説していきます。最初に花言葉とは何なのか、どのようなときに利用されているのかもご紹介しますよ。花色別の花言葉が存在しているかどうかもあわせて解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそも、花言葉とは?

そもそも花言葉とは何でしょうか。あまりなじみのない方もいらっしゃるかと思います。花言葉とはその花の性質や歴史的背景などをふまえ、象徴的な意味をもつ言葉をつけることです。植物の種類や色によって異なることもあり、明るいイメージの花言葉や少し怖いイメージの花言葉も存在していますよ。花言葉に自分の伝えたい想いを込めて贈れるため、フラワーギフトでは多く利用されています。

ニリンソウには人思いな花言葉がある

花言葉の始まりは17世紀ごろのトルコから。「文字や言葉に頼らず、花に想いを託して贈る」という風習から始まったようです。日本では明治時代の初め頃伝わりましたが、今ではすっかり定着し花言葉を楽しんでいる方も多くいらっしゃいますね。そして本記事の主役であるニリンソウは、人思いな花言葉をもっていますよ。詳しく見ていきましょう。

【協力】

ニリンソウの1つ目の花言葉は「協力」です。1本の茎から2輪の花が咲く様子から名づけられたと考えられます。確かに風に揺れるニリンソウは、お互いを支え合いながら協力しているようにも見えますね。

【友情】

ニリンソウの2つ目の花言葉は「友情」です。こちらもニリンソウの珍しい咲き方に由来していると考えられますよ。1本の茎に2輪並んで咲いている様子は、仲が良い友達同士のようにも見えます。

【ずっと離れない】

ニリンソウの3つ目の花言葉は「ずっと離れない」です。こちらもニリンソウが並んで2輪の花を咲かせる性質から由来しているのでしょう。「友情」という花言葉では友達同士の関係性がイメージできましたが、恋人や家族に対する想いという意味で「ずっと離れない」という花言葉も生まれていますよ。寄り添って生きる家族や恋人同士の姿にも重なりますね。

花色別の花言葉はない

なかには花の色別に違った花言葉をもつ植物もあります。たとえばピンク色のチューリップは「ねぎらい」であるのに対し、赤色のチューリップの花言葉は「家族への感謝」となっていますよ。しかしニリンソウに花色別の花言葉はありません。まれに緑がかった花色のニリンソウもあるようですが、ほとんどが白色1色であることが理由かもしれませんね。

怖い意味はあるの?ニリンソウの花言葉の由来を知ろう

花言葉には怖い意味をもつ植物も存在していますよ。たとえば明るい花色で人気のマリーゴールドの「絶望」、黄色いカーネーションの「軽蔑」などです。花言葉を知らずに贈り物をして、後で悪い意味の花言葉があることに気付いたら大変ですね。自宅で育てる場合でも、あまりいい気持ちにはなれないかもしれません。どちらのケースでも、花言葉を事前に知っておく方がベターですよ。

ニリンソウに怖い意味合いはない

花言葉の中には、少し怖い意味をもつものも存在しているということが分かりました。しかしニリンソウには怖い意味合いの花言葉はありませんよ。自宅で栽培する場合も、大切な方に贈る場合も、どちらも安心して利用できます。いい意味の花言葉しかないので、気持ちよく利用できますね。

花が咲くと追いかけるように次の花が咲く様に由来

ニリンソウの花言葉「協力・友情・ずっと離れない」は、花が咲くと追いかけるようにして次の花が咲く様子に由来しています。グリーンの葉に白い花がよく映え、清らかな雰囲気をもっていることも、よい意味の花言葉がついた理由かもしれません。花は一般的に2輪ですが、3輪咲く珍しいこともあるのだとか。珍しい株を見つけたら嬉しくなりそうですね。

3月7日の誕生花

ニリンソウは3月7日の誕生花でもあります。誕生花とは1年365日それぞれの日に特定の花を割り当てた考え方のこと。たとえば誰かにお花を贈るとき、何の花を贈ろうか迷ったときに誕生花が利用されることもあります。自分の生まれた日を象徴する誕生花を受け取ったら、どなたでも嬉しく感じるのではないでしょうか。星座占いや誕生日占いなどがお好きな方はもちろん、そういったものに関心のない方でも、深い意味が込められた誕生花のギフトはきっと喜ばれるでしょう。

ニリンソウの花言葉にあった贈り物のシーン

ニリンソウには「協力・友情・ずっと離れない」など、いいイメージの花言葉があるとご紹介してきました。ここからはニリンソウがもつ花言葉にあった贈り物のシーンを紹介をします。自分の気持ちを花言葉に添えてさりげなく伝えることができますので、直接言うのは気が引けてしまう方にもぴったりですよ。

【協力】してくれた相手に感謝して贈り物を

「協力」という花言葉にちなんで、協力してくれた相手にニリンソウで感謝の気持ちを伝えるのはいかがでしょうか。感謝の想いを言葉にして表すことはとても大切なことです。しかし親しすぎて言葉にするのは恥ずかしい、照れてしまうなんてこともあるかもしれませんね。他にも言葉で感謝を伝えたけれど、さらにニリンソウを贈ることで「あなたの協力にお礼したい」という気持ちを表せたら、とても印象的な贈り物になるはずですよ。

友人の誕生日プレゼントに

友情」という花言葉にちなんで、友人の誕生花プレゼントに贈るのもおすすめです。誕生日に花を贈ることは珍しいことではありません。しかしそこに花言葉を添えて贈れば、その花はたちまち特別な意味合いをもつ贈り物に変身することでしょう。長い付き合いともなれば改めて「友情」なんて言葉を振りかざすのも野暮なこと。花言葉に想いを込めて贈れば、スマートに気持ちを表せますよ。

恋人や配偶者への贈り物にもいい

「ずっと離れない」という花言葉にちなんで、恋人や配偶者への贈り物に利用するのもおすすめです。花はいつもらっても嬉しいものですが、そこに花言葉の意味が加わればさらに相手を喜ばせることができるでしょう。花言葉で気持ちを表す繊細さに、恋人や配偶者も新鮮な喜びを感じられると思いますよ。

友人の集まりに飾るお花としてもいい

「協力・友情・ずっと離れない」の花言葉すべてをこめて、友人の集まりに飾るお花として持参しても素敵ですね。ニリンソウの可憐な花はアクがなく清らかな花姿のため、改まった会にも気取らない会にも、どちらでもしっくりとはまる贈り物になりそうです。ブーケやアレンジメントの添え花にしても素敵ですし、ニリンソウだけのブーケでもナチュラルな雰囲気で素敵ですよ。

花言葉の意味を込めたニリンソウの贈り物の体験談

人を想う素敵な花言葉の意味を込めたニリンソウの贈り物の体験談をご紹介します。実際にニリンソウを大切な方へ贈ったり、花言葉に気持ちを込めて利用した方の体験談ですよ。ニリンソウを大切なシーンで贈ろうか迷っている方の参考になるかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。

協力してくれた取引先へ感謝の品と一緒に

最初は協力してくれた取引先へ感謝の品と一緒に贈った方の体験談です。

大きな案件が終わり、取引先に感謝の気持ちを伝えようとお礼品を用意することになりました。一般的なお茶菓子で済ませることもできたのですが、取引先に尽力いただいたことに感謝の気持ちを伝えたくて。たまたま通りかかった花屋でニリンソウの花言葉を知り、思い切ってお礼品と一緒に渡しました。渡すときに花言葉も一緒に伝えたところ、とても喜んで気に入ってくれましたよ。普段あまり花は買わないけれど、こんな贈り物もアリだなと感じました。

普段お花を買わない方でも、ニリンソウの素朴な花姿でしたら、恥ずかしくなく贈れるかもしれませんね。少し意外で印象的な贈り物になったことでしょう。

取引先の社長さんは山歩きが趣味と事前にリサーチしていました。だから契約が締結した際に協力してくださった感謝の気持ちを伝えたくて、社長さんに感謝の品と一緒にニリンソウをお渡ししました。山野草にも詳しい社長さんはすぐに花言葉にも気付いてくださり、とても感激してもらえましたよ。ニリンソウに華やかさはないですが素朴で清潔な印象があるし、山好きな方も結構多いのでビジネスシーンでも意外と使える贈り物かもしれません。

山好き・山菜に詳しい方へ感謝の贈り物としてニリンソウをプレゼント。ビジネスの場でも記憶に残る贈り物ができましたね。

親友の誕生日プレゼントの添え花に

つづいて親友の誕生日プレゼントの添え花にニリンソウを贈った方の体験談です。

親友への誕生日プレゼントとして、ニリンソウを添えたブーケを贈りました。最初彼女はよく分かっていないようでしたが、帰宅してから調べてくれたみたいで、とても喜ばれました。改めて「友情」と言葉にするのはなんだか恥ずかしいので、花言葉にあわせてニリンソウを選んでよかったなと感じました。

改めて言うとなると照れくさい気持ちは、誰にでも身に覚えがありますよね。そんな気持ちも花言葉でスマートに伝えることができます。

長年の親友に誕生日プレゼントとしてブーケをもらいました。あまり見慣れない花があり、聞けばニリンソウとのこと。花言葉も教えてもらい、学生時代に一緒に勉強に励んだ日々のことを思い出しました。卒業以来ひんぱんには会えなくなってしまったけれど、ニリンソウを選んで渡してくれた彼女の気持ちがうれしく、温かい気持ちになれました。

花言葉を添えた贈り物は、一般的なフラワーギフトよりも深い意味を込めることができます。受け取った方の気持ちを温めたニリンソウの素敵なエピソードでした。

同窓会で飾る花としての贈り物

最後に同窓会で飾る花としての贈り物をした方の体験談です。

25年ぶりの同窓会に出席したときのことです。ニリンソウを入れたブーケを持参し、会場に飾ってもらいました。野山で育った私たちはニリンソウを懐かしく思う人が多く、ニリンソウをきっかけに子ども時代の話しも盛り上がりましたよ。花言葉を会場で伝えたら「とてもいい花言葉だね。」と皆さんジンとした様子で喜んでくれました。

ニリンソウには素朴な子ども時代の思い出が隠れていたのですね。特別な思い出を共有できる時間をニリンソウが作り出してくれた、心が穏やかになるエピソードでした。

同窓会は毎年行っていましたが、今年で30年目。みんないい年になり、話しは健康と家族のことばかり。そんな中ニリンソウが入ったブーケを持ってきてくれた人がいて、花言葉も教えてもらいました。久しぶりに子どもの頃の話が盛り上がり、やはり仲間は良いものだとみなでうなずき合いましたよ。これからさらに年を重ねても、この友情は大切にしたいものです。

ニリンソウの花言葉で仲間の絆を再認識できたという素晴らしいエピソードでした。なんの気兼ねもなく話せる仲間がいるということは、人生の宝物でもありますね。

ニリンソウの贈り物には、さまざまなシーンで人とのつながりや感謝の気持ちを伝えらえるパワーがあると感じましたね。心温まる贈り物を、あなたもしてみてはいかがでしょうか。

【まとめ】ニリンソウの花言葉とは?由来や贈り物のシーン、体験談を徹底紹介!

今回はニリンソウの花言葉をはじめに、基本的な情報もあわせてご紹介しました。ニリンソウの素敵な花言葉にぴったりの贈り物のシーンも提案しましたので「私も大切なあの人へニリンソウを贈ってみようかな?」なんて思われた方も少なくないでしょう。

本記事のポイントは

  • ニリンソウは東アジアが原産地であるキンポウゲ科イチリンソウ属の植物。
  • お湯でゆがいて山菜として食べられることもあり、4月~5月に白い花を咲かせる。
  • ニリンソウの花言葉は「協力・友情・ずっと離れない」の人を想う温かな花言葉。
  • ニリンソウの花言葉に怖い意味合いの言葉はなく、安心して贈ったり飾ったりできる。
  • ニリンソウの素敵な花言葉にあわせて取引先や友達へ渡したり、同窓会に持参して飾ってもらうのもいい。

ということでした。

ニリンソウは素朴ながら清らかな雰囲気をもち、人とのつながりを感じさせる温かな意味の花言葉をもっていることが分かりましたね。だれかに感謝したいとき、相手を大切に想っている気持ちを伝えたいときなどに贈ってみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。