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キンモクセイの花言葉とは?色別や由来、贈り物の体験談を紹介

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秋が深まってくると、どこからともなくふんわりと甘い香りが漂ってくることがありますよね。近くをきょろきょろと見渡してみると、橙色の小さな花が沢山樹皮について咲いている光景を見ることがあると思います。

芳香剤の香りとしてもなじみ深いキンモクセイは、秋を感じさせるお花ですよね。そのような甘い香りを放つキンモクセイをプレゼントとして贈りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。それと同時に、プレゼントとしてお花を贈る時には花言葉を調べておきたいですよね。キンモクセイの花言葉は、いったいどのようなものなのでしょうか。

今回は、

  • 意外と知られていないキンモクセイについて
  • キンモクセイの花言葉とその由来
  • キンモクセイをプレゼントに贈るおすすめのシーン

について解説していきます。

この記事を最後まで読むことでキンモクセイについての知識や花言葉、おすすめのキンモクセイの贈り方について知ることができますよ。キンモクセイについて知りたい方や、なにか お花をプレゼントしたいと考えている方はぜひ最後までご覧くださいね。

目次
  1. そもそも花言葉とは?
    1. 花言葉とはその植物の特徴を言葉にしたもの
    2. 贈り物の際に参考にする人が多い
  2. キンモクセイ(金木犀)ってどんな植物なの?
    1. 中国が原産地であるモクセイ科の植物
    2. 9〜10月の秋の季節にオレンジ色の花を咲かす
    3. 強い香りから三大香木の一つに
    4. 中国では幸福や吉兆の象徴とされている
  3. キンモクセイにはどんな種類の花言葉があるの?
    1. キンモクセイには落ち着いた言葉や恋愛に関する言葉が多い
    2. 受け取る人によって怖いと思う花言葉もある
    3. キンモクセイは色別の花言葉はない
  4. キンモクセイの花言葉の由来を知ろう
    1. 秋になると漂う特徴的な香りに由来
    2. 花びらの姿や、花びらを落とす姿に由来
    3. 10月7日・10月15日・11月2日などの誕生花
  5. キンモクセイの花言葉にあった贈り物の相手
    1. いつも謙遜し落ち着いている上司に
    2. 恋人や好きな人に贈るのにも向いている
    3. 切り花よりも鉢で贈る方が向いている
    4. 強い香りが苦手な人には贈らない方が良い
  6. 花言葉の意味を込めたキンモクセイの贈り物の体験談
    1. 落ち着き大人の余裕がある人のお祝い事の贈り物に
    2. 恋人との記念日のプレゼントに
    3. 誕生花がキンモクセイである友人の誕生日プレゼントに
  7. 【まとめ】キンモクセイの花言葉とは?色別や由来、贈り物の体験談を紹介

そもそも花言葉とは?

キンモクセイの花言葉について解説する前に、そもそも花言葉とはどのようなものなのかについて解説いたします。

花言葉とはその植物の特徴を言葉にしたもの

花言葉とは、植物が咲かせる花や葉っぱ、姿などの特徴をもとに言葉をつけたものです。花に意味を込めてプレゼントを渡すというトルコの文化が起源とされたと言われています。その後、日本にはイギリスなどの西洋から明治時代に花言葉が流入しました。

贈り物の際に参考にする人が多い

意外と歴史のある花言葉は現代では花をプレゼントするときに意識する人が多いです。一般的にネガティブな花言葉や怖い花言葉を持つお花は贈り物として避けられています。

有名な例では、母の日に贈るカーネーションの色でしょう。母の日には黄色いカーネーションを贈ってはいけないと言われています。その理由は黄色いカーネーションには「」という花言葉があるためです。

このように、花言葉を意識しないでお花をプレゼントしてしまうと思わぬ人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうことがあるため注意しましょう。

キンモクセイ(金木犀)ってどんな植物なの?

今回ご紹介するキンモクセイとはどのような植物なのでしょうか。キンモクセイの基本的な情報について解説いたします。

中国が原産地であるモクセイ科の植物

キンモクセイは中国が原産地のモクセイ科の植物です。漢字では金木犀と書き、この名前は花の色が橙色であることに由来しています。また、木犀花という別名を持ち、この別名は樹皮がサイ(犀)の皮膚に似ているためつけられたと言われています。近い仲間に銀木犀という名前の植物が存在し、こちらは白い色の花を咲かせます。銀木犀の香りは金木犀と比べると控えめであると言われています。あまり強い香りが得意でない方におすすめです。

9〜10月の秋の季節にオレンジ色の花を咲かす

9~10月が開花時期となっており、秋の季節になるとオレンジ色の小さな花を咲かせます。花は樹皮にくっつくように咲くというあまり見かけない珍しい特徴を持ちます。花は小さいものの集まって咲く様子が美しい上に香水のような香りがすることから庭木としても非常に人気が高い植物です。季節の移ろいを感じさせてくれる花としても愛されています。

強い香りから三大香木の一つに

キンモクセイの花は非常に強い香りを放つことからチンチョウゲやクチナシと並んで三大香木の1つとして数えられています。これら3つの植物は香りがとても魅力的で、古くから日本でも愛されてきた植物です。

中国では幸福や吉兆の象徴とされている

原産地の中国では幸福や吉兆の象徴とされており、位の高い女性が香料として愛用していたと言われています。詳しくは後ほど解説いたしますが、この逸話によって「気高い人」という花言葉がつけられていますよ。

キンモクセイにはどんな種類の花言葉があるの?

キンモクセイにはどのような花言葉があるのでしょうか。キンモクセイが持つ花言葉について解説いたします。

キンモクセイには落ち着いた言葉や恋愛に関する言葉が多い

キンモクセイが持つ花言葉は落ち着いた雰囲気のある言葉や恋愛に関する言葉が多いです。

【謙遜】

キンモクセイの1つ目の花言葉は「謙遜」です。おしとやかで日本人らしいイメージの花言葉のように感じられますね。

【謙虚】

キンモクセイの2つ目の花言葉は「謙虚」です。こちらも日本人の精神に似ているような、なじみの深い花言葉となっています。

【気高い人】

キンモクセイの3つ目の花言葉は「気高い人」です。気品を感じられる上品な花言葉となっていますね。中国で位の高い女性がキンモクセイの香りを香料として使用していたことが由来となっているようです。幸福の象徴としても有名です。

【真実の愛】

キンモクセイの4つ目の花言葉は「真実の愛」です。まっすぐな愛を伝えることができそうな、素敵な花言葉ですね。

【初恋】

キンモクセイの5つ目の花言葉は「初恋」です。こちらもまた「真実の愛」という花言葉に並んで恋愛に関係したイメージを持つ素敵な花言葉ですね。

【陶酔】

キンモクセイの6つ目の花言葉は「陶酔」です。ちなみに「陶酔」というのは、うっとりとしてしまうほど心を奪われることなどを指す言葉とされています。

【高潔】

キンモクセイの7つ目の花言葉は「高潔」です。「気高い人」という花言葉と同じく上品な雰囲気がある花言葉となっています。

受け取る人によって怖いと思う花言葉もある

キンモクセイには受け取る人によっては怖いと思ってしまう可能性がある花言葉もあります。花言葉に詳しい方へプレゼントするときには注意してください。

【隠世】

キンモクセイの8つ目の花言葉は「隠世」です。「隠世」というのはあの世を表す言葉となっており、それがキンモクセイの花言葉が怖いと思われる原因となっているようです。

【幽世】

キンモクセイの9つ目の花言葉は「幽世」です。こちらもあの世という意味を持つため怖い花言葉であると思われてしまうことがあるようです。

キンモクセイは色別の花言葉はない

お花によっては色別に花言葉ついていることがあります。しかし、キンモクセイは基本的にオレンジ色の花を咲かせるため花色別の花言葉はありません

キンモクセイの花言葉の由来を知ろう

キンモクセイの花言葉の由来について解説いたします。キンモクセイが持つ花言葉が付けられた理由を確認してみましょう。

秋になると漂う特徴的な香りに由来

秋になると香るキンモクセイの香りは非常に魅力的で、誰もがうっとりとその香りを楽しんでしまいます。そのことから「陶酔」という花言葉が付けられたといわれていますよ。また、キンモクセイは強い香りを放つことから邪気避けとして神社などで良く植えられていました。そのことが由来して「隠世」や「幽世」といったあの世を意味する言葉が花言葉としてつけられたとも言われています。

花びらの姿や、花びらを落とす姿に由来

キンモクセイは強い香りに反して花びらが控えめで小さいですよね。その特徴が「謙遜」「謙虚」という花言葉の由来となったと言われています。また、花が終わるとポトリと花びらが落ちていく様子がどこか品を感じさせ「高潔」という花言葉の由来になったとも言われています。

10月7日・10月15日・11月2日などの誕生花

一日ごとに植物が割り当てられ、誕生日にちなんだお花や植物を誕生花といいます。現代では誕生花の植物はよく誕生日のプレゼントとしてお花を贈る時に参考にされています。キンモクセイは10月7日、10月15日、11月2日の誕生花です。ちょうど開花期と重なっているため誕生日の贈り物としても非常におすすめですよ。

キンモクセイの花言葉にあった贈り物の相手

キンモクセイが持つ花言葉やそのイメージにぴったりな贈り物の相手、プレゼントの方法について解説いたします。

いつも謙遜し落ち着いている上司に

いつも謙遜し落ち着いている上司へ「謙遜」「謙虚」という花言葉を意識してキンモクセイのお花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。控えめなイメージのあるキンモクセイのお花はきっと素敵な贈り物になりますよ

恋人や好きな人に贈るのにも向いている

また「真実の愛」や「初恋」という花言葉を持つためキンモクセイの花を恋人や好きな人に贈るのも非常におすすめです。その時には花言葉も一緒に伝えることでより効果的なプレゼントになりますよ。

切り花よりも鉢で贈る方が向いている

キンモクセイは切り花としてよりも鉢で贈る方が向いています。そもそもあまり切り花として出回らない上、切り花の場合香りを長く楽しむことができません。しかし、鉢で贈ることで香りを長く楽しむことができる上、上手に育てることで毎年香りを楽しむことができますよ。

強い香りが苦手な人には贈らない方が良い

キンモクセイの香りは非常に強く、いい香りがします。しかし、強い香りが苦手な人には逆効果となってしまうかもしれません。そのため、強い香りが苦手な人にはあまり香りがしないお花を贈ってあげると喜ばれるでしょう。

花言葉の意味を込めたキンモクセイの贈り物の体験談

花言葉の意味を込めたキンモクセイの贈り物の体験談やエピソードをご紹介いたします。

落ち着き大人の余裕がある人のお祝い事の贈り物に

落ち着きがあり、大人の余裕がある人と言えばお世話になった上司の方が当てはまるのではないでしょうか。キンモクセイを上司の方へプレゼントした方のエピソードをご紹介いたします。

私の上司が新築を建てたということでお祝いにキンモクセイの鉢を贈りました。彼は植物を育てることが趣味で、よく観葉植物や花の写真を見せていたためきっとキンモクセイも好きだろうと思ったのが選んだ理由です。その時はちょうどキンモクセイの開花期となっており、素敵な香りを楽しむことができたと後から聞いて、キンモクセイを贈り物に選んでよかったと思っておりました。今でも秋になるとキンモクセイの香りがどこからともなくふんわりと香るとプレゼントのことを思い出します。

キンモクセイは上手に育てることで毎年香りを楽しむことができます。新しいお家にピッタリな素敵な贈り物になりましたね

また、こちらの方は結婚祝いとしてキンモクセイの苗をプレゼントしたようです。

私の先輩が結婚されたということでキンモクセイの苗をプレゼントしました。庭のある家で暮らすということを言っていたためシンボルツリーとしても植えることができるキンモクセイをプレゼントしたところ、非常に喜ばれたのを覚えています。

良い香りを放つ花を咲かせるキンモクセイは庭木としても人気が高く、非常におすすめです。シンボルツリーとして毎年素敵な香りを楽しませてくれるはずですよ。

恋人との記念日のプレゼントに

こちらの方はキンモクセイが持つ花言葉を意識して妻との記念日のプレゼントとしてキンモクセイを選んだようです。

キンモクセイには「真実の愛」という花言葉があることを知りました。そこで、つい先日結婚記念日のプレゼントとしてキンモクセイをプレゼントしました。妻はガーデニングが好きで、特に香りがする花を良く育てていたためキンモクセイのプレゼントにも喜んでくれました。これからもこのキンモクセイが大きくなるほど長く一緒に暮らしていきたいと思いました。

「真実の愛」という花言葉を持つことから結婚記念日のプレゼントとしてもキンモクセイはおすすめです。普段は恥ずかしくて伝えることができなくてもキンモクセイの力を借りることで伝えることができるかもしれませんよ

こちらの方も恋人へキンモクセイをプレゼントされたようですね。誕生日のプレゼントとしてキンモクセイを選んだ方のエピソードをご紹介いたします。

私の恋人が誕生日ということでキンモクセイの鉢をプレゼントしました。かなり昔にキンモクセイの香りが好きということを聞いていたためキンモクセイを贈ってみたところ「よく覚えてくれていたね」と驚かれました。香りは記憶と強く結びついていると聞くので、それが彼女がキンも癖の香りを好きだということを覚えていた理由なのかなぁと思っています。

こちらの方が言う通り記憶と香りは強い関係があるようで、香りによって当時の記憶をふと思い出すことが多いとされています。キンモクセイの香りによって忘れたくない素敵な思い出を思い出すことができるかもしれませんね

誕生花がキンモクセイである友人の誕生日プレゼントに

キンモクセイが誕生花である友人の誕生日プレゼントとしてキンモクセイをプレゼントした方のエピソードをご紹介します。

私の友人は10月の15日が誕生日です。最近ガーデニングを始めたと聞いたのでキンモクセイの鉢をプレゼントしました。すると、キンモクセイが彼の誕生花というものだったようでとても喜んでもらった記憶があります。自分の誕生花は何か興味を持つきっかけにもなりました。

誕生花は花言葉に比べるとあまり知られていないようです。誕生花を意識してプレゼントを贈る時には誕生花についての話もしてあげるとより喜ばれるかもしれませんね。

また、こちらの方もキンモクセイを誕生日プレゼントとして選んだようですね。

私の友人のプレゼントとしてキンモクセイの苗を贈りました。11月2日が誕生日の友人で、ガーデニングが好きな友人なので誕生花について調べてみたところどうやらキンモクセイが誕生花であるというのがキンモクセイを選んだ理由です。誕生花であることを併せて伝えてみるととても喜んでくれたためこんど花をプレゼントするときには誕生花も意識してみたいと思いました。

キンモクセイと誕生花を関連付けてプレゼント贈ると喜ばれやすいかもしれませんね。この記事を読んでいる皆さんもぜひ誕生花を調べてプレゼントしてみてくださいね。

【まとめ】キンモクセイの花言葉とは?色別や由来、贈り物の体験談を紹介

香水にも使われることがある良い香りを放つキンモクセイはプレゼントにもおすすめです。キンモクセイの苗を贈って毎年キンモクセイの香りを楽しんでもらうのはいかがでしょうか。

この記事のポイントは、

  • キンモクセイの花言葉は「謙遜」「気高い人」「真実の愛」「陶酔」など様々ある
  • キンモクセイには「隠世」「幽世」といった少し怖い花言葉がある
  • キンモクセイは香りが強いため相手が苦手な香りではないか注意する

です。

開花時期には素敵な香りを放つという魅力を持つキンモクセイをプレゼントにしてみてはいかがでしょうか。庭に植えることで毎年良い香りを楽しむことができますし、鉢植えであれば小さい花も間近に楽しむことができますよ。

最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園では植物に関する記事を多く掲載しています。植物のことでなにか困ったことがあった時にはほかの記事も読んでみてくださいね。あなたの力になれる記事が見つかるかもしれません。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。