オリヅルランの育て方を紹介!もっと大きくする方法や日々のケア方法まで

オリヅルランの育て方を紹介!もっと大きくする方法や日々のケア方法まで
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目次

皆さんはオリヅルランという植物を知っていますか?オリヅルランは世界で200種類以上原産していますが、観葉植物として流通しているオリヅルランの品種は数種類のみです。またオリヅルランには空気中のホルムアルデヒドを吸収する作用があり、空気清浄能力を持った観葉植物として知られています。 そこでこの記事では、
  • オリヅルランとはどんな観葉植物なのか
  • オリヅルランの育て方のポイント
  • オリヅルランが成長したらすべきこと
などについてご紹介していきたいと思います。この記事を読み進めながら、オリヅルランの育て方・トラブル回避の方法について理解を深めてくださいね。

オリヅルラン(折鶴蘭)ってどんな観葉植物なの?

まず、オリヅルラン(折鶴蘭)とはどのような観葉植物なのかというところからご紹介していきたいと思います。それではオリヅルランの世界に行ってみましょう。

オリヅルランの基本情報を知ろう

それでは、オリヅルランの基本情報から見ていきましょう。
科/属 キジカクシ科/オリヅルラン属
学名 Chlorophytum
和名 折鶴蘭
原産地 南アフリカ・インドを中心とする熱帯
花色
オリヅルランにはたくさんの品種があり、草丈は大きくなっても約30㎝ほどにしか生長しません。また耐寒性にやや弱いですが耐暑性に強いのが特徴で、開花時期は決まっていません。

オリヅルランにはランナーと呼ばれる茎を生やす

オリヅルランの大きな特徴として、白い茎のような「ランナー(葡萄茎)」に子株がつき、子株を株分けした場合ここから根を張り、増やし生長させていく増やし方があります。この子株をランナーから切り離し、根が張るまで水挿しをして成長させ、どんどん増やすことが可能です。この楽しみ方はオリヅルランならではの増やし方です。

オリヅルランの花言葉は【集う祝福】【祝賀】【子孫繁栄】

オリヅルランの花言葉には「集う祝福」「祝賀」「子孫繁栄」というものがあり、これは子株をどんどんつけて生長するオリヅルランの特徴に由来するものです。またオリヅルランは大変縁起が良い観葉植物とされています。そのため、様々なお祝い事でのプレゼントにもおすすめの観葉植物です。例えば新築祝い・引っ越し祝い・結婚祝い・還暦祝い・お誕生日などに喜ばれます。オリヅルランの花言葉を添えて贈ると喜んでもらえること間違いなしです。

オリヅルランの風水効果は【仕事運】【美容運】

オリヅルランは、美しく垂れ下がる細長い葉を持っています。これが風水では大変良いとされる特徴で、垂れ下がる葉を持つ植物は人間関係を円滑にする効果があるとされています。そのため「仕事運上昇効果」が抜群にあるといわれているのです。 またオリヅルランは健康運を高める効果もあると期待されているとともに、「水の気」を持つ観葉植物であるため北の方角や水回りに置くと効果がよりアップするとされています。つまりこのことこそが健康運と共に美容運にも効果が高いといわれている理由の一つです。 さらに、オリヅルランには空気中のホルムアルデヒドを除去する能力に優れているため、空気清浄効果が高い観葉植物であるとNASAの研究により分かっています。風水では生活空間を清潔に保つことこそが運気アップの絶対条件のため、空気清浄効果が期待できるオリヅルランはまさにおすすめの開運アイテムですね。

オリヅルランの育て方のポイント①:置き場所

では、オリヅルランはどのような場所に置いて育てると良いのでしょう?各項目別に育て方のポイントを順にご紹介していきましょう。

春・秋の置き場所:室内外の日当たりの良い場所

オリヅルランは「明るい日陰」を好む観葉植物のため、直射日光が長時間当たる場所は避け、室内であればカーテン越しの窓際で育てる育て方を行ってください。オリヅルランは春から秋にかけてが生育期のため、多くの水を吸収し土が乾きやすくなるため、水やりの頻度も増やすようにしてください。この時期は日のあたる場所で育てても特に問題なく育ちます。

夏の置き場所:直射日光を避けた場所で管理

夏の暑い時期にオリヅルランを強い直射日光に当てると、葉焼けを起こし弱ってしまいます。そのため、明るい日陰で育てる育て方を行うことが大切です。また真夏は乾燥のため土がすぐに乾燥しやすいため、土が乾いたらたっぷり水やりをする必要がありますが、土の表面が乾燥していても土の内部は湿度が保たれている場合もあるため、この時は水やりを冷えるようにするのが根腐れを起こしにくくするコツです。

冬の置き場所:室内の5℃以上の環境で管理

冬の寒い時期はオリズルランに直接寒い風が当たらないようにしつつ、日光の良く当たる場所に置くことが大切です。オリヅルランは寒さに弱い観葉植物のため、室内の温度も最低5℃以上をキープすることが必要です。もし気温が5℃以下になる環境で育てた場合、地上部の葉が茶色く変色し枯れてしまいます。とはいえ、根が凍結せずに生きていた場合、また春の生育期に入ると芽がでてくる可能性もありますが、なるべく5℃以下にならない環境で生長を見守るようにしてください。

オリヅルランの育て方のポイント②:水やり

次にオリズルランに水やりをする方法について詳しく解説していきます。項目別にまとめるので、是非読み進めてくださいね。

土の表面が乾いたらたっぷりと

オリヅルランに水やりをする場合の最大のポイントは「土の表面が乾いたらたっぷりと」です。ところが、土の表面が乾いていても土の内部が乾燥していない場合、新たに水を与えると根腐れの原因になります。そのため、土の表面が乾いてから1日後に水やりを行うことをおすすめします。夏場はオリヅルランの生育期であるため、水分をどんどん吸収して生長します。この場合は、土の表面がしっかり乾燥していたら水やりを行っても大丈夫です。

冬の時期は乾燥してから3〜4日空けて水やりを

冬の寒い時期はオリヅルランの休眠期のため、土の表面が乾いてから3~4日空けて控えめに水やりを行うようにしてください。オリヅルランを冬越しさせる水やりのポイントは、なるべく乾燥気味に管理するということです。休眠期のオリヅルランは、水を吸い上げる力自体が低下しています。そのため冬以外の季節に行う水やりと同じタイミングで行うと、根を腐らして弱らしてしまい、最悪の場合は枯れてしまう可能性が高いため注意が必要です。

葉っぱにこまめに葉水をやることで元気に

オリヅルランを室内で育てている場合、風通しの悪さから起こるカビによる根腐れが起こりやすいです。これを防ぐには葉っぱに葉水をこまめに行うことで、水やりの頻度を下げられ予防できます。さらに葉水を行うとオリズルランが驚くほど元気になるため、大変おすすめの方法です。植物の葉の両面に、気功と呼ばれる水を直接取り込む場所があり、直接水を吹きかけることで水やりを控えていても必要な水分をキープできます。

オリヅルランの育て方のポイント③:肥料

次にオリヅルランの育て方のポイントとして肥料をご紹介します。こちらも各項目別にポイントをまとめて解説しますので、参考にしてくださいね。

生育期に2ヶ月おきに置き肥料を与える

オリヅルランに肥料を与える場合、生育期の5月~10月に2ヶ月に1回置き肥を行うことが大切です。植え替えの時期に用土に長期間ゆったりと効果のある緩効性肥料を土に混ぜ込んでいない場合は、必ず上記の方法で置き肥を与えるようにしてください。このほかにも水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やりの代わりに行う方法もありますが、根腐れを起こしやすくなるためあまりおすすめではありません。

休眠期には肥料を与えない

冬の寒い休眠期にオリヅルランに肥料を与えることは良くありません。休眠期は生長を自然に止めている時期で、眠っている時期です。そのため水を吸い上げることもほぼありません。そのような時期に肥料を与えてしまうと、肥料焼けを起こして枯れてしまう可能性が高くなります。冬の休眠期には肥料を与えないようにしてください。

オリヅルランが成長したらすること

ここからは、オリヅルランが成長したらすべきことを順にご紹介していきたいと思います。オリヅルランを大きく生長させるためには、少し手間がかかることもクリアしていく必要があります。

オリヅルランの植え替え

オリヅルランを立派に生長させるためには植え替えを行うことが大切です。植え替えはオリヅルランを順調に生育させるために大切なポイントです。初心者の方にもわかりやすく植え替え時期や手順を説明していくので、初心者の方にも人気の高いオリヅルランを元気に育ててくださいね。

生育期の5〜10月の時期に植え替えをする

オリヅルランの植え替えを行うベストな時期は、生育期である5月~10月です。オリヅルランは生長が早いため、植え替えせずに同じ鉢で育て続けていると、根が鉢全体に広がり根詰まりを起こし生長を阻害してしまいます。水を与えても吸い上げられない状態(根詰まり)になると、生長できずに枯れてしまうことになりかねないため、必ず植え替えを行う必要があります。オリヅルランは生育旺盛な観葉植物のため、1~2年には一度行うことをおすすめします。

オリヅルランの植え替えの方法

それでは具体的にオリヅルランの植え替え方法について見ていきましょう。
  • 一回り大きめの鉢
  • ビニールシート・新聞紙
  • 鉢底ネット
  • 軽石・鉢底石
  • 観葉植物の用土
  • スコップ
  • 割りばし
  • ジョウロ
  • 清潔なハサミ
植え替え方法は以下の手順の通りです。
  1. 植え替え前の準備として、水やりを控え、土をしっかり乾燥させておきます。
  2. 土の内部までしっかり乾燥したことが確認出来たら植え替えを行います。
  3. 作業を行う場所にビニールシートもしくは新聞紙を敷きます。
  4. 一回り大きな鉢を用意し、鉢底穴に鉢底ネットを入れ、次に軽石もしくはネット入りの鉢底石を敷き詰めます。
  5. 新しい観葉植物の土を鉢全体の1/3ほど入れます。
  6. オリヅルランの根を傷つけないようにそっと前の鉢から取り出します。
  7. 根から優しく古い土を取り除きます。この時黒くなっている根の部分があれば、清潔なハサミで切り除きます。
  8. 新しい鉢にオリズルランを置きます。
  9. オリヅルランを支えながら、新しい土を追加していきます。
  10. 割りばしなどを使い、隙間なく土を入れていきます。
  11. 完成したら鉢底から水が流れ出てくるまで水を与えると植え替え完了です。
植え替えた後は、直射日光が当たらない場所で様子を見ながら管理するようにしてください。

5〜10月の時期に剪定をする

オリヅルランを元気に育てるためには剪定も大切な育て方の方法です。剪定を行うベストな時期は植え替えと同様、生育期の5月~10月(地域により9月)です。葉が柔らかく傷みやすいオリヅルランは、下葉が茶色くなりやすい観葉植物です。そのため、傷んだり枯れたりした葉・ランナーを剪定し、風通しを良くすることを心掛けてください。傷んだ葉は根元から取り除く育て方をするよう剪定することがポイントです。

株分けでの増やし方ができる

育てているオリヅルランが大きくなり、株が付いている場合、株分けで増やし育てられます。株分けを行う時期も植え替え・剪定と同じ生育期である5月~10月(地域により9月)に行うようにしてください。株分けのポイントは、一株に2~3芽つくようにハサミなどで切り分け、植えると根が育ってきます。比較的簡単に増やせるため、是非挑戦してみてくださいね。

オリヅルランによくあるトラブルと対処方法

それではオリヅルランを育てていると良く遭遇するトラブルと対処方法について順にみていきましょう。この項目をしっかり理解しておくと、オリヅルランの育て方に困っても慌てず対処できますよ。

根腐れ=腐った根を切り、土を替える

オリヅルランに土が乾燥しきらないうちに水やりをすると起こり得るのがこの「根腐れ」です。オリヅルランが根腐れになった場合、植え替えを行うことが大切な処置方法です。まず元の鉢からオリヅルランを取り出し、腐った根の部分を清潔なハサミで切ってしまいます。その後新しい鉢と新しい土に植え替えを行います。 この時以前使っていた鉢・土は使わないようにしてください。カビや微生物などが付着しているため、そのまま植えてしまっては対処できたことになりません。オリヅルランの根はこぶ状の構造をしているため、このこぶを傷つけた後に水やりをすると確実に根腐れに繋がってしまうため、植え替えを行う時は必ず根を傷つけないように行うことが大切です。

根詰まり=植え替えをする

植え替えを行わずにオリヅルランを育てるという育て方を行っている場合、植木鉢の中で根がパンパンになり根詰まりを起こしてしまいます。オリヅルランは根の成長速度がかなり早いため、余裕がある状態だと思っていてもあっという間に根が育ち、根詰まりを起こすという現象は良くあります。 根詰まりになると水やりの時に水が浸み込みにくい症状が見られます。根詰まりから根が呼吸できず根腐れを起こす場合も多くあるため、このような場合は早急に植え替えをし、根腐れを防ぐことが大切です。オリヅルランを枯れさせないために細心の注意を払うように心がけてくださいね。

葉焼け=葉焼けした箇所をカットし、置き場所を変える

夏の暑い時期に強い直射日光に葉が当たってしまった場合、葉焼けという葉が焼けて茶色く色が変わる症状が発生します。その場合は、葉焼けした箇所を清潔なハサミでカットし、明るい日陰で育てる育て方を心掛けてください。オリヅルランの葉が直射日光で焦げてしまうと、オリヅルラン自体が弱ってしまい、水分を吸い上げる力にも元気がなくなり他の病気にもかかりやすくなるため注意が必要です。

ハダニなどの害虫被害=害虫駆除し、傷んだ箇所を切る

オリヅルランにハダニなどの害虫がつき被害が発生した場合は、害虫駆除の殺虫剤を振りかけて対処してください。カイガラムシがついてしまった場合は、殺虫剤の効果が弱いため、害虫の数が少ない場合は使い古した歯ブラシなどでこそぎ落として手でつぶすのが一番効果的です。ハダニは水に弱いため、葉水をしっかり行うことでかなり効果的に駆除できます。普段からこまめに葉水を行い、害虫を寄せ付けない環境づくりを心掛けた育て方を行ってくださいね。

オリヅルランのできる植え方

それではオリヅルランを育てる上でおすすめの植え方をご紹介していきましょう。いずれの方法も難しくないので是非一番ベストな方法を試してみてください。

ハイドロカルチャー

オリヅルランはハイドロカルチャーで育てられます。ハイドロカルチャーで育てるメリットは、土を使わないため虫が苦手な方でも安心してオリヅルランを育てられる所です。また、透明容器で育てるため水の量も一目瞭然のため、水のやりすぎという育て方で困ることもありません。さらに室内でおしゃれに飾れて汚れる心配が少ない点も人気の高い理由の一つです。

地植え

オリヅルランが大きくなり、鉢ではどうも窮屈そうにしている場合、地植えする方法もあります。この場合は地植えに移行する時期の見極めが大切なポイントになります。庭に植え付ける場合は、生育期の5月~10月がおすすめです。暑い時期に地植えすることでなじむ速度も速いですし、何といっても一番元気に育つ時期なので、新しい環境になじめず弱る心配もありません。とはいえオリヅルランは寒さにそこそこ強いですが、雪が積もる地域では地植えを控える方が無難です。

鉢植え

鉢植えはオリズルランを育てる一番無難な方法ですが、植え替えを行わずそのまま放置する育て方をしていると、根腐れ・根詰まりなどを起こしやすくなるため注意が必要です。用土は腐植質が多く水はけの良い土を用いるようにしてください。観葉植物を鉢植えで育てる場合の育て方は、乾燥気味に育てることで病気にかかることなく丈夫に育ちます。

水栽培

オリヅルランは耐陰性があるため、多少日当たりが悪い環境でも生育可能で、水栽培という育て方もあります。容器に観葉植物を育てる上で必要な養分を溶かした水溶液に浸けて栽培する方法で、土を使用しないため衛生的に室内で育てられます。部屋を汚すことなく手軽にグリーンを楽しみたい方にピッタリな栽培方法です。オリヅルランの株分けした苗を使って水栽培を行い、大きく育てていくこともできるためおすすめです。

オリヅルランの育て方を紹介!もっと大きくする方法や日々のケア方法までのまとめ

この記事ではオリヅルランの育て方のポイントについて、主に解説してきましたがいかがでしたか?
  • オリヅルランは世界に多くの品種が存在するが、観葉植物として親しまれているのは数種類である
  • オリヅルランはランナーと呼ばれる茎を生やし、株を増やす観葉植物である
  • オリヅルランの花言葉は「祝賀」「子孫繁栄」で、風水的には「仕事運」「美容運」に効果があるとされている
  • オリヅルランの育て方のポイントは「置き場所」「水やり」「肥料」である
  • オリヅルランが生長したら「植え替え」「剪定」「株分け」をする育て方をする必要がある
  • オリヅルランのトラブルには「根腐れ」「根詰まり」「葉焼け」「害虫」が挙げられる
  • オリヅルランには「ハイドロカルチャー」「地植え」「鉢植え」「水栽培」という育て方がある
ということがこの記事を読んで理解いただけたと思います。これらのポイントを押さえオリヅルランを育てることで、様々なトラブルが起こっても慌てることなく立派にオリヅルランを育てられることでしょう。是非初心者にも人気の高いオリヅルランを育ててくださいね。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので併せてご覧ください。