カラテアの育て方を紹介!日々のケア方法やトラブルの対処法まで

カラテアの育て方を紹介!日々のケア方法やトラブルの対処法まで
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目次

皆さんはカラテアという植物を知っていますか?カラテアは別名を「ゴシキヤバネバショウ」といい、世界で約300種類存在するといわれています。日本でも希少品種を含めると数十種類が流通しています。大変インテリア性が高く、カラテアを育てたいと思う方も多い反面、育て方は難しく初心者に向かない観葉植物といわれています。 そこで、この記事では
  • カラテアとはどんな観葉植物なのか
  • カラテアの育て方が難しいといわれる理由
  • カラテアの育て方のポイント
などについてご紹介していきたいと思います。この記事を読み進めながら、カラテアのベストな育て方について理解を深めてくださいね。

カラテアってどんな観葉植物なの?

カラテアとは一体どのような観葉植物なのでしょう?基本情報から項目別にご紹介していくので、読み進めていってくださいね。

カラテアの基本情報を知ろう

科名/属名 ウズウコン科/カラテア属
学名 Calathea
和名 ゴシキバネショウ
原産地 熱帯アメリカ
特徴 縞模様の大きな葉・白い小さな花を咲かせる
カラテアは多年生植物で、個性的な縞模様の葉を持ちインテリアとしても人気の高い観葉植物です。カラテアの楕円形の葉は、昼間は葉を開き夜になると葉を閉じて眠っているように見え、表面は艶があり濃い緑をしています。また葉の裏は赤紫色をしており、葉の表と裏で色が異なることから「ピーコックプラント」と呼ばれています。耐陰性には強いですが耐寒性に弱いため、寒い時期の成長には注意を払う必要があります。 カラテアは熱帯アメリカやニシンインド諸島の熱帯雨林で岩の隙間・木の根元などで自生している観葉植物です。自生している場所の気温は涼しい季節でも24度あり、雨季と乾季が分かれている気候帯です。これらの特徴を踏まえて、カラテアの育て方について順にみていきましょう。

カラテアは矢羽根柄の葉っぱが特徴的

カラテアは何といっても矢羽根柄の葉が魅力的なため、コレクターも大変多く人気の高い観葉植物です。それぞれの種類で葉の模様が違うため比較的見分けやすいとく特徴をもちます。また夜になると葉の裏を見せるようにして葉を立てることから「祈りの植物」とも呼ばれます。このように夜になるを葉を動かすことを「休眠運動」と呼び、カラテアの一部の種類で見られる現象です。

カラテアの花言葉

それでは、カラテアの花言葉について順に見ていきましょう。カラテアの花言葉には「飛躍」「強い思い」「あたたかい心」というものがあります。いずれもポジティブなイメージを連想させる花言葉ばかりのため、贈り物としてもおすすめです。

【飛躍】

カラテアの枝が上向きに伸び、葉が力強く成長する様子からこの花言葉がつけられたとされています。起業・昇進などのお祝い、進学・卒業といった節目のプレゼント、オフィス・店舗でのインテリアとしてもおしゃれな空間づくりに一役買ってくれますよ。

【強い思い】

カラテアはとても生命力にあふれた観葉植物のため、この花言葉がつけられたといわれています。勉強部屋・仕事部屋に置くことで目標に向かって努力するエネルギーをもらえますし、職場のインテリアとしておくことでプロジェクト達成を叶える一助になってくれる可能性もあります。

【あたたかい心】

カルテアの「あたたかい心」というのは、風水の効果からつけられたといわれています。風水で丸い葉を持つ観葉植物は気持ちを落ち着かせる「気」を発生させるとされており、インテリアとしてリビングや寝室に置くことが良いとされています。

カラテアの風水効果

上記でも少し紹介しましたが、カラテアの風水効果にはどのようなものがあるのでしょう?特に風水では「八方位」ごとで運気が分かれており、吉とされている方角に置くと運気アップが期待できるといわれています。それでは項目別にみていきましょう。

【仕事運】

カラテアはポジティブなエネルギーを持つ観葉植物で、仕事運上昇に効果があるとされています。また東は仕事運を高める方角とされており、カラテアを飾るとさらに運気アップが期待できます。仕事・勉強を頑張っていきたい人にとって、非常に相性が良い観葉植物です。

【邪気を払う】

カラテアは邪気払いの効果も高い観葉植物で、玄関・オフィスなどの出入り口に置くことで邪気を払ってくれるとされています。風水では玄関などの入り口は「気」が入ってくる場所とされており、良い気のみならず悪い気も入ってきます。そのため、カラテアを置くことで悪い気が侵入するのを防ぐ効果があります。

カラテアの育て方が難しいと言われる理由

カラテアは育て方が難しい観葉植物として知られています。ではなぜカラテアの育て方は難しいといわれているのでしょう?その理由を順にみていきたいと思います。

「寒さ」と「直射日光」にとても弱いため

カラテアは熱帯アメリカが原産の観葉植物のため、寒さにメッキリ弱く、余裕をもって15度は確保して管理するように心がけてください。またカラテアは直射日光に当たると葉焼けを起こすことが多く、直射日光が当たらない環境で育てることが大切です。とはいえ、日がほとんど差し込まない日陰はカラテアが成長しないため、置き場としては不向きです。

ポイントを押さえれば元気に育てられる

カラテアを育てるのは難しいといわれがちですが、実はポイントを押さえて育てれば元気に成長してくれます。でもどんなポイントを押さえれば良いのかわからないと思っておられる方も多いと思います。そこで育て方のポイントを「置き場所」「水やり」「肥料」に分けて解説していきます。

カラテアの育て方のポイント①:置き場所

ここからはカラテアの育て方のポイントとしてまず「置き場所」についてご紹介していきたいと思います。どのような場所に置けば良いのか理解を深めてくださいね。

 春・秋の置き場所:室内と室外の激しい移動をしない

室内と室外という置き場所を移動させて変化を与えない育て方をすることが大切です。カラテアは温度や湿度に大変敏感な観葉植物のため、環境の変化により弱ってしまうことがあります。そのため、室内なら直射日光を避けたカーテン越しの明るい場所がおすすめですし、室外なら直射日光の当たらない日陰がおすすめです。常に温度や湿度に気を配った育て方を心掛けてください。

夏の置き場所:室内であっても直射日光を避ける

夏の暑い時期のカラテアの育て方は、栽培している鉢が暑さで蒸れる可能性が高いため、風通しの良い場所に置いて管理することが大切です。先述したように、カラテアは直射日光に当たると葉焼けを起こしやすいため、強い光が当たらない明るい日陰で管理する育て方をしてください。明るい日陰とは、日光を50%ほど遮光した状態での育て方のことを指します。

冬の置き場所:寒さに弱いため窓際から離れた場所で管理

カラテアは冬の寒さに大変弱い観葉植物で、気温が10度を下回ると成長が止まります。そのため、室内で育てる場合でも安全を考慮して15度以下にならない環境で育てることが大切です。つまり、寒さに弱いカラテアは、冬は必ず窓際から離れた場所で管理するようにしてください。

カラテアの育て方のポイント②:水やり

次のポイントは「水やり」です。それでは年間を通してどのようなポイントを踏まえて水やりを行えば良いか、各項目別に解説していくので、順に読み進めてくださいね。

土の表面が乾燥したらたっぷりと

5月~10月の成長期には、カラテアを植えている土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをしましょう。ただし水を与えすぎると土が常に湿っている状態や受け皿に水が溜まっている状態になり、年間を通して根腐れを起こしやすくなります。そうなるとせっかく育てているカラテアが枯れてしまうなんていう恐れもあるため注意が必要です。

冬の時期は、土が乾燥して数日後に水やりする

冬の時期はカラテアの休眠期で、水をあまり必要としていません。そのため、カラテアを受けている土の表面が乾燥してから数日経過した後に水やりをするようにしてください。目安としては一週間に1~2回ほどの水やりで大丈夫です。

こまめに葉水をすることで生き生き育つ

定期的に葉水をカラテアの葉に行うことで、ハダニなどの発生を防ぎ、害虫を寄せ付けず生き生き育てることができます。葉水は必ず葉の表と裏にしっかり水を吹きかけることが大切です。こまめな葉水を行う育て方は、ハダニなどの害虫を防ぐのみならず、根腐れを起こす心配もないため、初心者の方にも大変便利な水やりの方法です。

カラテアの育て方のポイント③:肥料

次にカラテアに「肥料」を与える方法について見ていきましょう。ポイントを押さえ肥料を与えるとすくすく元気に育ってくれますよ。

植え替えのタイミングで土に緩効性肥料を混ぜ込む

カラテアに肥料を与える一番ベストなタイミングは、植え替えのタイミングに土に緩効性肥料を混ぜ込む方法です。植え替えは5月~10月の成長期に行うため、肥料を与えるにはちょうど良いタイミングです。もし冬の休眠期に肥料を与えてしまうと、肥料焼けを起こしカラテアが弱って枯れてしまう恐れがあるため、避けるようにしてください。

5〜10月の成育期に肥料を与えるとさらに生育が進む

肥料を5~10月の成長期にカラテアに与えることで、肥料の吸収率がアップし、より生育が順調にすすみます。成長スピードがアップするため、根詰まりを起こさないように一回り大きめの鉢に移してから肥料を与え、栽培することをおすすめします。

休眠期には肥料を与えないように

休眠期はカラテア自身の成長が緩慢になっている時期のため、肥料を与えてしまうと肥料焼け・根傷みの原因になり、最悪の場合枯れてしまいます。そのため、休眠期には肥料を与えないように心がけてください。カラテアを元気に育てる育て方の基本なので、しっかり気をつけてくださいね。

カラテアが成長したらすること

ここからはカラテアが成長したらすべきことについて解説していきます。どの項目も大切な作業なので、順に読み進めて理解を深めてくださいね。

カラテアの植え替え

カラテアの植え替えを行うベストな時期は5~10月の成長期です。もし7月以降に植え替えを行う場合は、猛暑日を避けて行うことが大切です。植え替えは、ポイントを押さえるととても簡単な作業なので、肩ひじ張らずに取り組んでください。

植え替えのタイミング

カラテアの植え替えのタイミングは、成長速度が速い観葉植物のため、2年に1回を心掛けてください。小さいカラテアは一回り大きめの鉢に植え替えれば良いですが、これ以上大きくしたくないと思っているカラテアは、株分けを行い鉢を増やし対応するようにしてください。水苔で植えている場合は、鉢から抜いて変色した場所を取り除いてから、新しい水苔で植え付けることが大切です。

植え替えの方法

まず、植え替えするときに必要な道具は以下の通りです。
  • 一回り大きめの鉢
  • 清潔なハサミ
  • 緩効性肥料
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 割りばしなどの棒
  • ジョウロ
  • 新聞・レジャーシート
それでは、具体的にカラテアの植え替えを行う方法を順にみていきましょう。
  1. 植え替えの数日前から水絶ちをし、カルテアを乾燥状態にする
  2. カルテアが乾燥したら、新聞やレジャーシートを敷く
  3. 新しい鉢を敷いたシートの上に置く
  4. 鉢の底に鉢底ネット、鉢底石を敷き詰める
  5. 土を鉢の1/3ほどまで入れる
  6. 肥料を土に混ぜ込む
  7. 古い鉢植えからカラテアを優しく取り出し、古い土を丁寧に落とす
  8. 黒ずんで腐っている根があれば、清潔なハサミを使って切っておく
  9. 新しい鉢にカラテアを乗せ、鉢植えの一番上から4㎝ほどのところまで土を入れる
  10. 土を割りばしでつつき、根の間に土がしっかり入るようにする
  11. 土をしっかり入れられたら、鉢底から水があふれるほどたっぷり水を与える

カラテアの傷んだ葉は5〜10月に剪定する

カラテアの傷んだ葉は5~10月の成長期に剪定することが大切です。剪定を行うと風通しが良くなり害虫・病気などの被害に遭いにくくなります。不要な葉を剪定することで、元気な葉に明るい日があたりやすくなり、さらに元気にすくすく病気知らずのカラテアが育ってくれますよ。

カラテアによくあるトラブルと対処方法

それでは、カラテアによくあるトラブルと対処方法について順にご紹介していきましょう。カラテアを育てる上でトラブルはつきものです。もしトラブルに遭遇しても、対象方法を知っておくと慌てずに済みますよ。

根腐れ=腐った根を切り、土を替える

カラテアが根腐れを起こした場合、以下の症状が現れます。
  • 水を与えても元気にならない
  • 土が乾かない
  • 葉が良く落ちる
  • 葉が変色している
  • 幹や根元が柔らかい
  • 土から腐敗臭がする
  • 土の表面に綿のようなカビが生えている
  • 根が黒く変色している
根腐れは、土の中が常に湿っている状態で、土の中の酸素濃度が低下し、土の中の細菌環境が変化し有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪化することで発症します。土が常に湿っている状態ではカラテアの根が呼吸できず、細胞が死んでいきます。これが原因で根から水を十分吸い上げられず、水を供給できなくなることでカラテアが死んでしまうという状態のことでもあります。 カラテアが根腐れを起こしていると気付いた場合は、鉢・土ともに新しいものを揃え、植え替えを行うことが大切です。この時傷んでいる根は取り除き、健康な状態を取り戻せるような環境を整えることが大切です。根元から腐っている場合は、腐っていない部分で切り取り、挿し木にして発根させ回復させるようにしてください。 根腐れを起こすと、カラテア自身が新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。ところが重度の根腐れに進行してしまっている場合は、新芽や枝の先から枯れてしまうこともあるため、常にカラテアの様子を観察し、異常がないかチェックするように心がけてください。

根詰まり=植え替えをする

根詰まりはカラテアを植えている鉢の中で、カラテアの根が成長してパンパンになる状態のことをいいます。根詰まりを起こしていることは以下の症状から気づけます。
  • 水の吸い込みが悪くなる
  • 鉢底から根が出てくる
  • 葉が黄色くなる
  • 鉢にひびが入る
5~10月のカラテアの成長期に植え替えを行っていない場合、あっという間にこれらの症状が起きてしまう可能性があります。対処方法は、植え替えを行う以外ありません。根を傷めないうちに、大きめの鉢に植え替え、ゆとりのある環境でカラテアを育てるようにしてください。植え替えを行う時は、根が固まってからまっていることが多いため、優しくほぐしてバラバラにしてから植え付けるようにしてくださいね。

葉焼け=葉焼けした箇所をカットし、置き場所を変える

カラテアは直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまいます。葉焼けの症状としては以下のものがあります。
  • 葉が白くなる
  • 葉が茶色くなる
  • 葉が縮れたようになる
カラテアが葉焼けしていると気付いたら、早急に置き場所を変更する必要があります。室内でも直射日光が当たっている場合は、カーテンなどで遮光できる場所に移すことが大切です。また、一度葉焼けを起こした葉は二度と元に戻らないため、葉焼けした部分は清潔なハサミでカットするようにしてください。そうすることで新しい葉も生えてきやすくなります。

カラテアの育て方を紹介!日々のケア方法やトラブルの対処法までのまとめ

この記事では、カラテアの基本情報・育て方のポイントを中心に解説してきましたがいかがでしたか?
  • カラテアは矢羽根柄が特徴的な観葉植物である
  • カラテアは「寒さ」と「直射日光」に弱いため、育て方が難しいとされている
  • カラテアは育て方のポイントを押さえれば、元気に育てられる
  • カラテアの育て方のポイントは「置き場所」「水やり」「肥料」である
  • カラテアが成長したら植え替え・剪定を行う必要がある
ということが、この記事を読んで理解いただけたと思います。これらのポイントを押さえてカラテアを育てることで、カラテアを枯らすことなく元気に育てられることでしょう。カラテアの育て方のポイントもバッチリ理解できましたね。是非カラテアライフを楽しんでください。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので併せてご覧ください。