アンスリウムの失敗しない水耕栽培!土植えからの注意点まで徹底解説

アンスリウムの失敗しない水耕栽培!土植えからの注意点まで徹底解説
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目次

トロピカルな雰囲気と、独特の質感が魅力のアンスリウム。アンスリウムは鉢植えでの販売が一般的ですが、水耕栽培でも楽しむことができますよ。水耕栽培は土の栽培に比べて手間がかからず清潔にアンスリウムを育てられます。好きな容器を使えばあなた好みのおしゃれな水耕栽培が叶いますよ。 本記事では
  • アンスリウムの基本的な情報
  • 水耕栽培①ハイドロカルチャーとメリット
  • 水耕栽培②手軽な水挿しもおすすめ
  • 水耕栽培の準備品と手順、注意点について
  • アンスリウムは挿し木でも増やせる
をご紹介します。 水耕栽培は準備するアイテムが少なく、手軽に挑戦できる栽培法です。しかし手順を守らず失敗して株を弱らせてしまうことも。 本記事を読めば水耕栽培に必要なアイテムや実際の手順、その際の注意したいポイントについて知ることができますよ。剪定の際にカットした枝や茎を使えば、お得にアンスリウムを増やしていくことも可能です。アンスリウムを水耕栽培したい方はぜひ参考にしてくださいね。

まずアンスリウムについて知ろう!

美しい赤色が魅力的なアンスリウム。まずはアンスリウムの基本情報について知っていきましょう。原産地や耐暑性、耐寒性を知ると、アンスリウムの好む環境が分かり、育て方のコツをつかむことができますよ。

アンスリウムの基本情報

学名 Anthurium andreanum
科名・属名 サトイモ科アンスリウム属
原産地 熱帯アメリカ~西インド諸島
耐暑性 強い
耐寒性 弱い
アンスリウムの学名は「Anthurium andreanum(アンスリウム・アンドレアナム)」とされています。熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物で、プラスチックのような独特の質感を持つ仏炎苞を持っています。原産地が熱帯地域のため、耐暑性は強いですが耐寒性は弱め。冬でも10℃以上の環境に置くことが元気に育てるポイントですよ。

5〜10月の時期に花や仏炎苞を咲かす

アンスリウムは5~10月の時期に花や仏炎苞を咲かせます。アンスリウムの花は扇状に広がった部分の中央にある、バナナのような形をした部分。これは「肉穂花序(にくすいかじょ)」と呼ばれており、種類によって色に違いがあります。扇状に広がった周囲の部分と合わせて「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれ、赤・ピンク・緑・白などさまざまな色がありますよ。上手に育てると1つの花で2ヶ月以上咲き続けることもあり、花もちのいい植物と言えるでしょう。

空気清浄効果も期待できるエコプラントである

観葉植物は二酸化炭素を吸って酸素を吸着する働きを持っています。観葉植物のなかでも、とくに空気清浄効果がある植物をエコプラントと呼びます。アンスリウムにもその能力があり、とくにアンモニアを吸着するのに長けていますよ。 他にも建築資材から放出されるホルムアルデヒドトルエンも吸着し除去してくれると言われています。見た目の美しさで癒されるだけでなく、お部屋の空気をきれいにしてくれるなんて、とてもうれしい効果ですね。

そもそも水耕栽培とは?

アンスリウムには美しい見た目はもちろん、空気清浄効果もあるということが分かりましたね。つづいては水耕栽培について解説していきます。アンスリウムのような熱帯の植物でも水耕栽培で育てることは可能なのでしょうか。まずは水耕栽培とは何なのか詳しくご紹介します。

土を使わずに、水で育てる方法

水耕栽培とは土を使わずに水で植物を育てる方法です。一般的にはハイドロボールなどの植え込み材と水を使用するケースと、水だけで植物を育てる水挿しがあります。土を使わないという共通点をもつ2つを、それぞれ詳しくご説明します。

水耕栽培の種類①:ハイドロカルチャー

ハイドロカルチャー栽培は、人工的に作られた粒状の植え込み材「ハイドロボール」を使用して植物を植える方法です。ハイドロボールは粘土を高温で焼いて発泡させたもの。高温で焼いているため基本的に無菌で、室内で植物を育てるときにぴったりの育て方です。キッチンや寝室など、特に清潔をキープしたい場所でも安心しておしゃれに育てられるとあって、きれい好きの方はもちろんおしゃれ好きな方にも人気のある栽培方法ですよ。

ハイドロカルチャーのメリット

植物をハイドロカルチャーで栽培するメリットは大きく3つあります。
  • 虫がわきにくい
  • 水分の管理がしやすい
  • おしゃれに栽培できる
どれも室内でアンスリウムを育てるときに魅力的なポイントばかりですね。1つずつ詳しく見ていきましょう。

虫がわきにくい

ハイドロカルチャー栽培のメリット1つ目は「虫がわきにくい」ことです。購入時に虫がついていないか気をつけていても、土の中は目で見えません。一見すると虫がいないように見えても、土中に卵などが潜んでいる場合もあります。その点ハイドロボールは基本的に清潔でにおいも発生しにくく、コバエなどの虫がわきにくいとされていますよ。

水分の管理がしやすい

ハイドロカルチャー栽培のメリット2つ目は「水分の管理がしやすい」ことです。ハイドロカルチャーは穴の開いていない透明の容器を使うことで、水分の管理がしやすくなります。土栽培だと水やりの頻度で悩む方も、ハイドロカルチャーなら一目で水の残量が分かるのが便利ですね。水やりのしすぎは根腐れや枯れなどにもつながることも。水分の管理がしやすいハイドロカルチャーは、グリーン初心者の方にもおすすめです。

おしゃれに栽培できる

ハイドロカルチャー栽培のメリット3つ目は「おしゃれに栽培できる」ことです。ハイドロカルチャーは穴の開いていない容器であれば、どんなものを使ってもOK。お好みの容器が選べるので、お部屋の雰囲気にあわせたおしゃれな観葉植物を栽培できますよ。空きびんや不要なグラスなどでも栽培できるため、気軽に楽しめるのもうれしいですね。

水耕栽培の種類②:水挿し

水耕栽培には水挿しという栽培方法もあります。水挿しとは容器に水を入れて栽培する方法のこと。限られたスペースでもみずみずしいグリーンを楽しめるとして、昔から人気のある栽培方法です。観葉植物の増やし方として挿し木が一般的ですが、まず水挿しにして発根させてから土に植えると安定して増やすことができますよ。もちろん水挿しのままその透明感を楽しむことも可能です。根が生長する過程を観察できるのも楽しさの1つです。

アンスリウムは水耕栽培で育てることができるの?

水耕栽培とは何なのかをご紹介してきましたが、結局アンスリウムは水耕栽培で育てることができるのでしょうか。

【結論】アンスリウムの水耕栽培は可能である!

結論から申し上げますと、アンスリウムの水耕栽培は可能です。本来であれば水はけのよい土を好むため、赤玉土やピートモスなどをブレンドした排水性の高い環境で栽培するのが良いかもしれません。しかし水耕栽培でも水の管理に気を付ければ、十分楽しむことが可能だと言えるでしょう。

植え替えの時に、株分けしたもので水耕栽培できる

植替えのときに株分けしたもので水耕栽培を始めるのがおすすめです。アンスリウムの植え替えは2~3年に1度くらいの頻度で行うことが推奨されています。タイミングを合わせて水耕栽培にチャレンジするのもいいでしょう。もしくはアンスリウムが成長しすぎて葉が混み入ってきたとき、剪定した枝葉を利用して水耕栽培を始めるのもいいですね。

アンスリウムをハイドロカルチャーで育てる方法

それではアンスリウムをハイドロカルチャーで育てる方法についてご説明していきます。最初に準備するもの、植えこむ手順、置き場所などの注意点もありますよ。実際にハイドロカルチャーで育てる前にぜひチェックしてみてくださいね。

ハイドロカルチャーで事前に準備するもの

ハイドロカルチャー栽培で事前に準備するものは、穴の開いていない容器とハイドロボールの2点のみです。土栽培に比べて準備するものが少なく、とても手軽に挑戦できますね。

穴の空いていない容器

穴の開いていない容器でしたらどのような容器でも使えます。ぴったりの花びんを見つけてもいいですし、自宅にあるものを利用しても大丈夫です。透明の容器でしたら根が生える様子や水分の管理もラクになるのでおすすめですよ。

ハイドロボール

ハイドロボールの粒にはさまざまな大きさがあります。植物を支える役割があるため、大きい植物には大きめの粒のハイドロボールを選ぶといいですね。アンスリウムの大きさに合わせて選んでください。ハイドロボールは100均でも販売しているので、気軽に始められるのがうれしいですね。

アンスリウムのハイドロカルチャーの手順

アンスリウムをハイドロカルチャー栽培するときの手順についてご紹介します。事前に準備するものをしっかりと揃えておけば、手順はとても簡単なので意外と手軽にできますよ。

1. ハイドロボールを一度水洗いし乾燥させる

ハイドロボールは容器に入れる前に一度水洗いし乾燥させます。前もって洗っておくことで、水が濁るのを防げるからですね。ハイドロカルチャー栽培はその透明感も魅力の1つです。しっかり洗って準備するのをおすすめしますよ。

2. ハイドロボールを容器の1/4まで入れる

ハイドロボールを容器の1/4まで入れます。ハイドロボールを入れすぎると植え付けが浅くなり、アンスリウムが不安定になることも。ハイドロボールは容器の1/4くらいの量にしておくのがおすすめです。

3. 容器にアンスリウムを置きハイドロボールで敷き詰める

容器にアンスリウムを入れます。バランスを見ながら真っすぐに置くのがポイント。アンスリウムが曲がったままハイドロボールを追加していくと、そのままの形で育てることになってしまうため注意が必要ですよ。ピンセットや竹串で優しくつつきながらハイドロボールを追加すると、根のすき間にハイドロボールが入り込みアンスリウムがしっかりと自立できます。

4. 水を容器の1/4〜1/5まで入れて完成!

水を容器の1/4〜1/5まで入れます。水を入れすぎると根が呼吸できなくなり根腐れを起こす可能性もあるため、入れすぎないよう気をつけてくださいね。

苔や藻を防ぐために水温が上がる場所は避ける

アンスリウムをハイドロカルチャーで栽培する場合は、直射日光が当たる場所や水温があがる場所は避けましょう。直射日光は苔や藻が生える原因になってしまうからですね。アンスリウムは日光が好きな植物なので、直射日光の当たらない明るい場所に置くのがおすすめです。

アンスリウムを水挿しで育てる方法

つづいてアンスリウムを水挿しで育てる方法についてご紹介していきます。アンスリウムを水挿しで育てる適期も、発根を願うのであればやはり生育期がいいでしょう。事前に準備するものの詳しい解説や、手順についての解説です。水挿しを試したいと思っている方はこちらをご参考くださいね。

水挿しで事前に準備するもの

水挿しをする際に事前に準備するものです。こちらも土栽培に比べて少ないアイテムで試せるため手軽ですよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。
  • 挿し穂
  • 穴の空いていない容器
  • 発根剤
  • ハサミ

挿し穂

挿し穂とは、元の株からカットした枝葉のことです。なるべく元気の良さそうな枝葉を選ぶといいでしょう。下葉などがあれば水に浸からない部分まで取り除いておきます。

穴の空いていない容器

ハイドロカルチャー栽培と同じく、穴の空いていない容器を準備しましょう。穴が空いていなければどのような容器でも大丈夫。欠けたけれどお気に入りのグラスなども生まれ変わって再利用できますよ。透明の容器を利用すれば、水分の管理や根の様子も分かりやすくおすすめです。

発根剤

水挿しをする場合は、発根剤も利用するといいでしょう。水だけの栄養よりより発根する確率が高まります。発根剤は商品の用法用量を守って使いましょう。

ハサミ

挿し穂をカットするときにハサミを使用します。事前にアルコールで消毒たり熱湯消毒したりしておくと、カットしたところから雑菌が入ることを予防できます。また工作用のハサミなどではなく切れ味の良い園芸ハサミを使うと、断面の細胞を潰さずにカットできますよ。今後も剪定のたびに使用できるため、1つ持っていてもいい園芸アイテムですね。 他にも根腐れ防止剤を入れると根腐れが起きにくいため、より簡単に管理ができますよ。

水挿しのハイドロカルチャーの手順

つづいてアンスリウムを水挿しをするときの手順についてご紹介します。水挿しにしたアンスリウムは、直射日光が当たらない場所で管理します。容器内の水が高温になって挿し穂が弱ってしまったりすることも考えるからです。また苔や藻が発生してしまうこともあるので、直射日光を避けた場所に置くようにしましょう。

1.挿し穂の切り口を斜めに切る

まず挿し穂の切り口を斜めに切ります。これは面積を最大にし、可能な限り水分や栄養素を取り入れてもらうため。ちょっとしたポイントですが忘れないでおきたいですね。

2. 切り口に発根剤を塗る

アンスリウムの切り口に発根剤を塗ります。発根剤を塗ることで発根が促され成功率が上がりますよ。

3. 容器に水を入れ、切り口を浸したら完成!

お好みの容器に水を入れ、切り口を浸すくらいの水位にします。水は毎日取りかえて清潔を保つようにしましょう。あとは根が出てくるのを根気強く待つだけです。 以上で水挿しの手順説明は終了です。今まで育てていたアンスリウムを剪定したときなどに出た余分な枝葉と、自宅にある容器で気軽に挑戦できますよ。発根が確認出来たら土に植え替えるとより安定して育てていくことが可能です。ぜひ試してみてくださいね。

鉢植えから水耕栽培にするときの注意点

鉢植えになっているアンスリウムを水耕栽培にチェンジするときの注意点について解説していきます。鉢植えから水耕栽培に植え替えるときはなるべく生育期である春~秋にかけて行います。根へのダメージを最小にし、さらに回復が見込めるからですね。

土から水耕栽培は少し難易度が高い

土栽培のアンスリウムを水耕栽培へ変更するのは少し難易度の高い作業です。タイミングとしては植え替えを行うときに同時に作業するのがいいでしょう。土栽培から水耕栽培へ植え替えするのは、苗が枯れやすいリスクがありますよ。それは土植えの根と水耕栽培では根の仕様が異なるから。根を水耕栽培向けに生え変わらせる必要があるため、環境に順応している間に株が弱る可能性も考えられます。できるだけ生育期に行い、弱る可能性を低く抑えましょう。

しっかり根を洗うことがポイント

最初に鉢から取り出したアンスリウムの根で、腐っていたり変色している根があれば清潔なハサミでカットします。その後バケツの中でしっかり洗うか、シャワーで優しく洗うことがポイントです。土がついたままだと水が濁り腐る原因にもなってしまいます。根を触ると傷付くこともあるので、注意してくださいね。その際は根を乾燥させないよう手早く行うのがコツです。

水のやりすぎには特に注意

土栽培から水耕栽培へ植え替えたときは、しばらくは水のやり過ぎに注意します。植え替えたことで根にも多少のダメージがかかっており、普段より水分を吸収する力が落ちています。水がなくなったことを確認し、2~3日経ってから水を足すようにしましょう。

アンスリウムの水耕栽培には肥料が必要?

ここまでアンスリウムを水耕栽培する際の手順や注意点についてご紹介してきました。アンスリウムを水耕栽培する際は、肥料はあったほうがよいのでしょうか?肥料について詳しくご紹介します。

生育期には肥料を与えた方が良い

水耕栽培しているアンスリウムでも、生育期である春~秋には肥料を与えるのがいいでしょう。肥料にはさまざまな種類があり、購入時にどれを買えばいいのか迷ってしまう方もいるかもしれませんね。アンスリウムの水耕栽培で与える肥料は、水耕栽培用の肥料が販売されているのでそれを使用しましょう。使用するときは商品の用法用量をしっかり守ります。アンスリウムが吸収できないほど肥料を与えてしまうと、苔が大量発生することもありますよ。株の成長に影響が出るため、使い方には注意してくださいね。

水に溶けやすい肥料がおすすめ

水耕栽培には水に溶けやすい肥料がおすすめです。液肥の中には2種類の液を混合して使用する商品や、1種類の液肥を希釈して使用する商品などがあります。また粉状で販売されている商品も見受けられますので、水に溶けやすいと書かれている商品を選びましょう。また水耕栽培用の肥料は、植物の成長に欠かせない根を丈夫にするカリが多く含まれているため、専用の肥料を選ぶと安心ですね。

有機肥料よりも化成肥料を使おう

水耕栽培用の液体肥料には「有機肥料」と「化成肥料」の2つのタイプがあります。水耕栽培に適した肥料は「化成肥料」がおすすめ。理由は有機肥料は自然の素材を利用した肥料のため、水が濁りやすく腐りやすいからです。化成肥料は人工的に栄養分を集めて作った肥料なので水が腐りにくくなっています。 水は植物にとって必要不可欠ですが、栄養はほぼ入っていません。水耕栽培用の肥料を入手しておけば今後も使えるので、1本手元にあってもいいかもしれませんね。

アンスリウムは挿し木でも増やすことができる

アンスリウムは挿し木でも増やすことができる植物です。挿し木とは株から切り取った枝や茎を土に挿して植える方法のこと。挿し木に使うために取った枝や茎は「挿し穂」と呼ばれ、挿し穂を挿す土を「挿し床」と呼びます。だいたい1ヶ月で発根し、小さな苗ができますよ。挿し木で増やせる植物は大変多く、手軽な増やし方の1つと言えるでしょう。

茎から切ったもので増やせる

挿し木は茎や枝から切り取ったもので増やしていけるため、新たに株を追加で購入する手間が省けます。剪定などでカットした枝や茎を使うと、お得に株を増やしていけますし、ただ処分してしまうよりエコですね。増やした株は新たに育ててもいいですし、お友達にプレゼントすることもできます。アンスリウムの花言葉は「情熱」など、よいイメージの言葉です。また空気清浄効果もあるため喜ばれる観葉植物だと言えるでしょう。

まずは水挿しにして発根させる

アンスリウムを挿し木する場合は、まず水挿しにして発根させます。カットした挿し穂をそのまま挿し床に植えることもできますが、水挿しにして発根してからの方がより成功率が上がりますよ。

発根後に土に植えるだけで完了

水挿しにして発根が確認できたら、土に植えるだけで完了です。植え替えはアンスリウムの挿し穂にあった大きさの鉢を準備します。鉢のサイズが大きすぎると土の量が増えて常に濡れた状態が続き、根腐れしやすくなってしまうので注意してくださいね。 土は排水性と通気性のよいものにします。観葉植物用の土を使用するときは、パーライトや赤玉土をブレンドして排水性を高めましょう。ブレンドが難しいときは「アンスリウム用の土」を利用するとカンタンです。

温かい時期に行うと発根しやすい

アンスリウムの挿し木は暖かい時期に行うと発根しやすいですよ。植え替えなどと同様に生育期間の前半である5~7月が適期です。成長が活発になる時期のため、株の葉が増えすぎて込み合っていたり、ヒョロヒョロと徒長していたりすることもあるかもしれません。そんな場合は思い切って剪定し、挿し木に挑戦してみるのをおすすめします。 アンスリウムを増やすことはそれほど難しくありません。初心者の方でもできますのでぜひ挑戦してみてくださいね。

【まとめ】アンスリウムの失敗しない水耕栽培!土植えからの注意点まで徹底解説

今回はアンスリウムの水耕栽培について、ハイドロカルチャー栽培水挿しに分けてご紹介してきました。そしてアンスリウムの増やし方である挿し木についても追加で解説してきました。 本記事のポイントは
  • アンスリウムは熱帯アメリカが原産のサトイモ科の植物で、空気清浄効果もある。
  • 赤だけでなくピンク・白・緑などの仏炎苞を咲かせ、上手に育てると2ヶ月以上も咲き続ける。
  • 水耕栽培とは土を使わず水で育てる方法で、ハイドロカルチャーと水挿しがある。
  • アンスリウムは植え替えのときに株分けしたり、剪定した枝や茎を使って水耕栽培で育てることができる。
  • 水耕栽培したアンスリウムは苔や藻を予防するため、直射日光が当たらない場所で管理する。
  • 鉢植えから水耕栽培に変えるときはやや難易度が上がるが、根を洗って土を落とし、水のやりすぎに注意して行う。
  • アンスリウムは生育期に化成肥料の水耕栽培用の肥料を与えると、丈夫な根が育つ。
  • アンスリウムは挿し木で増やすこともできる。まず水挿しで発根させると成功率が上がるのでおすすめ。
ということでした。 アンスリウムは水耕栽培でも楽しめるということが分かりました。花の色のよって受ける印象ががらりと変わるため、いろいろなアンスリウムを入手して水耕栽培を楽しむのもいいかもしれませんね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。