ミルクブッシュの育て方を紹介!もっと大きくする方法や日々のケア方法まで

ミルクブッシュの育て方を紹介!もっと大きくする方法や日々のケア方法まで
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目次

ミルクブッシュという植物をご存知でしょうか?緑の茎が自由に伸びる様はまるで珊瑚のように美しく、大人のインテリアとして個性を発揮できる植物です。変わった形の植物ですが、育てるのに特別なコツは必要なく、初心者の方にもおすすめできる観葉植物ですよ。そこで今回は、
  • ミルクブッシュの特徴
  • ミルクブッシュの育て方のコツ
  • ミルクブッシュの植え替え・増やし方
  • ミルクブッシュの種類
について詳しく解説させていただこうと思います。お部屋のインテリアに変化を加えることのできるミルクブッシュ。この記事を参考に、あなたのボタニカルライフに取り入れてみてはいかがでしょうか?ぜひ最後までお読みください!

ミルクブッシュってどんな観葉植物なの?

ミルクブッシュは2000種以上あるユーフォルビア属の一種です。ユーフォルビア属の植物は、総じてユニークな形や特性を持っていることが多いですが、ミルクブッシュもご多分に漏れず変わった形をしていますよね。詳しくその植生を見ていきましょう!

見た目がサンゴに似ていいる

ミルクブッシュの樹形は、成長とともに小さな葉が落ちてしまうので、季節の大半を通して緑色の茎だけが生えている状態になります。ミルクブッシュの緑の茎がゆらゆらと伸びる様は、まるで南の島のサンゴのようです。

日本では【アオサンゴ】と言われている

ミルクブッシュの棒状の茎が絡まり合うような見た目は、海の中のサンゴによく似ています。その形状から日本では、アオサンゴミドリサンゴとも呼ばれています。また海外においては、その細い茎の容姿を指して、フィンガーツリーやペンシルツリーとも呼ばれていますね。

多肉植物と言われている

ミルクブッシュは、アフリカやインドなどの乾燥地帯に自生しています。多肉質な茎に水分や養分を溜め込む性質があるため、大きな括りでは多肉植物の仲間に分類されていますね。幼苗の時は弾力のある多肉質な茎ですが、大きくなるに従い木質化し、樹木のような木肌に変わっていきます。

ミルクブッシュの花言葉:【穏やかな性格】

植物の特徴や性格を表す花言葉。黄色い小さな花を咲かすミルクブッシュは、穏やかな性格という花言葉をもちます(日本ではなかなか開花が見れません)。目立たず、物静かに咲くミルクブッシュの花。「穏やかな性格」とはそのようなミルクブッシュの特徴をぴたりと言い当てた花言葉ですね。

ミルクブッシュの風水:【金運】

ミルクブッシュの風水効果は、主に金運を上昇させる効果が期待できると言われています。貯金を増やしたい方、収入を増やしたい方、出費を抑えたい方におすすめの植物です。また、ミルクブッシュの個性的な樹形は、東の方角との相性が抜群で、金運を高めるだけではなく、良い知らせを運んでくる効果もあると言われています!

ミルクブッシュの育て方のポイント①:置き場所の温度

アフリカやインドが原産のミルクブッシュは、やはり暖かい気候でよく育つようです。ただし1年を通じて同じ場所で管理するのではなく、季節や温度によって適宜環境を変えてあげる必要があります。詳しく見ていきましょう。

明るい日当たりのいい場所が良い

基本的には1年を通じて、日当たりと風通しのいい場所でミルクブッシュを育てるようにします。明るい場所で育てることで、ミルクブッシュの茎の発色をよくすることも出来ます!

室内で育てる場合:の差し込むリビングや窓辺が置き場所としておすすめ

室内でミルクブッシュを育てる場合は、レースカーテン越しの窓辺や、複数の明かり取りがあるリビングなどがお勧めです。

屋外で育てる場合:冬の時期は室内に移動させること

ミルクブッシュを屋外で育ててらっしゃる方は、直射日光による葉焼けに気をつける必要があります。柔らかい日差しの日は問題ありませんが、真夏の強い日差しの差す日は、ミルクブッシュを軒下などの日陰に移動させるようにして下さい。また、ミルクブッシュは耐寒性が弱く、屋外で冬越しさせることができません。霜に当たると枯れてしまうので寒くなってきたら早めに室内に移動させましょう!

最低でも10℃をキープすること

ミルクブッシュの耐寒温度は5℃となっていますが、10℃を下回ったら室内に取り込んだほうが無難です。お部屋は常に暖かくキープし、寝る時などは冷気の溜まりやすい窓辺からミルクブッシュを離して管理してあげると、寒さに当たらないですみますよ。

ミルクブッシュの育て方のポイント②:水やり

ミルクブッシュは乾燥地帯で自生する多肉植物です。そのため、過度な水やりは逆効果となってしまいます。以下の水やりの方法を心がけて、根腐れしないように育てましょう!

春〜秋の成長期:土の表面が乾燥したらたっぷり水を与える

ミルクブッシュが成長期を迎える春〜秋の期間は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が滴るくらいたっぷりの水やりをしましょう。ミルクブッシュの場合、多肉植物としての特徴があるので、茎の繊維にシワがよったり弾力がなくなったら水切れを起こしているサインだと考えて良いと思います。

冬の休眠期:土の表面が乾燥してから2〜3日後に水やりをする

ミルクブッシュの水やりのタイミングが難しいのは、夏場より冬の休眠期です。この時期は、土の表土が乾いてから更に2〜3日おいてから水やりをするようにしてください。水やりを渋ることで根腐れを回避するとともに、樹液を濃くし、より耐寒性の強い株に育てることができます!

【ポイント】1日に1回葉水をすると効果絶大!

葉水は、茎の表面の乾燥を防ぐと同時に、病気・害虫予防にもつながります。比較的ミルクブッシュは病気・害虫の被害に遭いにくいですが、それでもハダニカイガラムシなどには注意が必要です。特にカイガラムシは一度取り憑いたら完全に駆除するのが難しい害虫です。発生してからの駆除よりも、こまめな葉水によって病害虫の発生自体を予防することに努めましょう。

ミルクブッシュの育て方のポイント③:肥料

観葉植物を育てていて気になるのが肥料の与え方です。植物によっては肥料を好むタイプのものもありますし、逆にあまり肥料を必要としないタイプの植物もありませす。ミルクブッシュの場合はどうなのでしょう?

基本的に肥料なしで十分に成長する

ミルクブッシュは繁殖力の旺盛な植物のため、基本的には肥料なしでも十分に育ちます。ただし、綺麗な緑色の発色を出すためには、適当な量の肥料を与えるのも大事です。

肥料をあたえる場合:気温が落ち着き寒さが弱まった春に緩効性肥料を

肥料を与える時期としては、初夏の4月下旬から5月にかけて、ゆっくりと効く緩効性肥料を土の表面に置き肥するだけで大丈夫です。植物がストレスを受けやすい真夏の炎天下や、植物の成長が穏やかになる冬場は、全く肥料が必要ありません。

【成長したらすること】植え替えについて

ミルクブッシュの更なる成長を促すためにも定期的な植え替えは必須です。ミルクブッシュの植え替えで気をつけなければいけないのは、植え替え前の1〜2週間前は水やりをしないことです。というのも根が乾いた状態で植え付けないと、根から雑菌が入ってしまうからです。以下に植え替えのポイントをまとめましたので参考にしてください!

植え替えをするタイミング:1年〜2年に1回

ミルクブッシュの植え替えの目安は1年〜2年に1回です。また、土から根が出ている場合は根詰まりを起こしている状態なのですぐにでも植え替えを行ったほうがいいでしょう(冬の休眠を除く)。

植え替えをする時期:5月〜6月頃

ミルクブッシュの植え替えの適期は、株に負担がかからない5月〜6月ごろがおすすめです。最低気温が20℃以上をキープしていることが目安となります。

植え替えの方法

まず鉢からミルクブッシュの株を優しく抜き、株を軽く振るようにして土を落とします。白い細い根は、成長に欠かせない水分や養分を吸収する働きがあるので、根を傷つけないよう手早く植え替えるようにするのがコツですね。植え終えたら鉢底から水が滴るくらい水やりをして作業完了です。 植え替え後は、根が環境の変化によりストレスを感じている状態です。すぐに日当たりのいい場所におくと株が疲れてしまうので、数日は日当たりのいい日陰で管理し、徐々に日当たりのいい場所に移すようするといいでしょう。

【成長したらすること】剪定について

葉がない状態の多いミルクブッシュは、他の植物ほどまめに剪定をする必要はありません。枝の混み具合を解消する感じで、樹形を整える程度に剪定を行ってください。細かい注意点は以下の通りです。

【注意】樹液が飛び散る可能性がある

ミルクブッシュの語源ともなっている、茎の切り口から飛び出る白い樹液。この白い樹液に含まれる毒性によって、ミルクブッシュは草食動物から身を守っています。当然ながらこの白い樹液は人体にも有害です。剪定作業をする時には、この白い樹液が目に入ったり、手で触れてしまわないように十分注意してくださいね。

手袋をして剪定すること

ミルクブッシュを剪定する際には、白い樹液が手につかないよう、必ず手袋をつけて作業しましょう。切り取った枝もゴミ箱に捨てる前に、ペーパーで拭き取るとより安全です。

下にブルーシートを敷いてもOK!

ミルクブッシュを室内で剪定をする場合は、樹液が飛び散らないように下にビニールシートを敷いて作業すると安心ですね。

弱っていたり、しわしわになっている枝を剪定すると良い

ミルクブッシュの剪定場所は、緑の枝の毛穴のような節の上にしましょう。なぜならこの部分がミルクブッシュの成長点となるからです。この節の上で切ってあげることで、その下の節から新芽がつきます。切り取る基準は幹が弱っていたり、しわしわになっている部分に狙いをつけると良いですよ。

ミルクブッシュの増やし方

ミルクブッシュが成長し、植木鉢の中で一杯になったら、以下の方法で株を増やして育ててみましょう。株を増やす作業を行う時期は、株にストレスのかかりにくい5月〜6月です。増やし方にはいくつか方法がありますが、どの方法においても手袋は必須ですね。増やした株はお友達へのプレゼントにも最適ですよ!

株分け

株分けとは根本から子株を切り離して育てる増やし方です。ミルクブッシュは、複数本の茎が独立して植わった状態で繁殖します。それぞれの茎が成長し、鉢が混み入ってくるようになったら、株分けをして株を増やしてあげるといいでしょう。作業の要領は植え替えと同じです。 まずは、優しく苗を鉢から抜いて土を落とし株を分けます。ミルクブッシュはあまり根が張らない植物なので、株を分けるときは根を千切らないように注意が必要ですね。その後は株をいくつかの鉢に分けて植え付けていきます。植え付け後は根の張りが悪いので、水やりはしばらく控えても問題ないですよ。

挿し木

植物の一部を切り取って発根させ、別の株として育てる増やし方を挿し木と言います。ミルクブッシュは茎のどこからでも根は出ますが、その後の生育を考えると節の上を残すようにしてカットしてあげると新芽がつきやすくなります。切り口からは白い樹液が出ますので必ず手袋をつけて作業するようにして下さい。以下に挿し木の手順をまとめます。
  1. 伸びすぎた茎を10㎝くらいに切る
  2. 切り口の断面を斜めにカットする
  3. 切り口の白い樹液を綺麗に洗い流す
  4. カットした茎を2日間くらいよく乾かす
  5. 切り口が乾いたら挿し床にする赤玉土に挿し木を挿す
  6. 倒れないよう割り箸で支柱を作ってあげる
  7. ひと月〜6週間ほど発根を待つ
  8. 発根したら鉢植え(挿し床とは別の培養土)に植え付ける

ミルクブッシュの種類は色づきによって名前が変わる

ミルクブッシュには紅葉すると色付きの変わる種類があります。基本的な育て方は普通のミルクブッシュと同じですが、秋口の気温が下がった頃に寒さに当ててやることで、紅葉を促してあげることができます。色違いのミルクブッシュをいくつか飾って、グラデーションを楽しむのも良いですよ!

橙~黄色に色づく:【イエローマジック】

イエローマジックは、秋から冬にかけて枝先が橙〜黄色に色づく種類です。生育期によく日に当て、乾燥気味に育ててやることで発色が良くなります。新芽が育ったあとは緑色に戻ります。

赤に色づく:【ファイヤースティック】

ファイヤースティックは、枝先から紅葉し、燃えるようなビビットな赤色に変化するのが特徴です。新芽が育った後は緑色に戻ります。

ピンクに色づく:【ピンクカメレオン】

ファイヤースティックに似ていますが、よりピンク色に紅葉するのがピンクカメレオンです。お部屋を明るく彩りたい方におすすめですね。新芽が育った後は緑色に戻ります。

ミルクブッシュの育て方を紹介!もっと大きくする方法や日々のケア方法までのまとめ

ミルクブッシュの育て方やそのユニークな特徴について見てきました。この記事をまとめると、
  • ミルクブッシュはサンゴに似た多肉植物
  • 直射日光の当たらない日当たりのいい場所でよく育つ
  • 耐寒性が弱いので、冬は室内の暖かい場所で育てると良い
  • 乾燥気味に育てることで発色のいい丈夫な株に育つ
  • 葉水によって、乾燥と病害虫からミルクブッシュを守ることができる
  • 剪定・植え替え・株を増やす時は、切り口から出る毒素に気をつける
  • ミルクブッシュにはカラフルに紅葉する品種がある
でしたね。ミルクブッシュは水切れを起こす心配が少ないので、忙しい社会人の方にもおすすめの多肉植物です。シンプルな白い陶器や壁との相性もよく、さりげなくおしゃれを演出できるので本当におすすめですよ。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。