ドラセナ・コンシンネの育て方を紹介!置き場所や大きくする方法まで

ドラセナ・コンシンネの育て方を紹介!置き場所や大きくする方法まで
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目次

鋭く伸びる葉っぱが特徴的なコンシンネ。園芸店でよく見かける観葉植物です。また、贈り物としても人気があるので、いただく機会もあるかもしれません。ただ、観葉植物を初めて育てる方にとっては、どうやって育てたらいいのかわからないですよね。 そこで今回は
  • コンシンネは、どんな観葉植物?
  • コンシンネの基本的な育て方
  • よくあるトラブル対処法
  • コンシンネをハイドロカルチャーで育てる方法
以上の内容で解説していきます。 最後まで読んでいただけたら、コンシンネの基本的な育て方、管理の仕方が理解できます。ポイントをしっかり押さえれば、初めての方でも育てることができる植物です。是非最後までご覧ください。

コンシンネとはどんな観葉植物なの?

そもそも、コンシンネとは、どんな観葉植物なのでしょうか。コンシンネの特徴、花言葉などを紹介していきます。育てる前に、どういった特徴や品種があるかをチェックしておきましょう。

正式名称は【ドラセナ・コンシンネ】

コンシンネは、正式名称は【ドラセナ・コンシンネ】です。リュウゼツラン科ドラセナ属の植物です。原産地は、アジアやアフリカの熱帯地域です。ドラセナ類は、種類によっては高さが20メートルになるものもあり、とても生育旺盛な観葉植物です。耐陰性もあり、室内で育てるのにおすすめの植物です。

鋭く赤紫色の葉っぱが特徴的

ドラセナ・コンシンネの特徴は、鋭い赤紫色の葉っぱです。緑と赤のコントラストが美しいですよね。また、コンシンネは色のバリエーションも豊富です。ここでは、人気の品種を紹介します。
  • コンシンネ・トリカラー 緑色の葉っぱに、細い黄色と赤のラインが入ります。 緑・黄色・赤の3色(トリコロール)が美しいです。
  • コンシンネ・トリカラー・レインボー 緑色の葉っぱに、細い白と赤のラインが入ります。 緑色の部分が少なく、赤がはっきりと見えます。 レインボーの名前のとおり、色鮮やかです。
  • コンシンネ・ホワイボリー 緑色の葉っぱに、白のラインが入ります。 白と緑のコントラストがとても爽やかで、涼を感じる品種です。
自分のお部屋に合わせて、好きな色のコンシンネを選んでみてください。

ドラセナ・コンシンネの花言葉:【真実】

ドラセナ・コンシンネの花言葉は「真実」です。別名:「真実の木」とも呼ばれています。「真実」は、うそ偽りのないこと。コンシンネの曲がらずに真っすぐに伸びる葉と、「真実」が重なって名付けられのではないでしょうか。曲がったことが嫌いな人に贈るのにぴったりな植物です。

ドラセナ・コンシンネの風水:【邪気払い】

ドラセナ・コンシンネは風水上、鋭い葉に「強さの気」があり、邪気払いの効果があると言われています。玄関に置くと、悪い気が入ってくるのを防げます。また、寝室の角に置くと悪い気がとどまりにくくなります。気の流れを変えたいときに、お部屋のインテリアとして、コンシンネを飾るのは効果的です。

ドラセナ・コンシンネの育て方のポイント①:置き場所

ここからは、ドラセナ・コンシンネを育てる際のポイントを説明していきます。まずは、置き場所です。最適な置き場所を理解して、ご自身が育てたい場所の環境が適しているか確認しましょう。

直射日光の当たらない日当たりの良い場所

ドラセナ・コンシンネは、日当たりの良い場所で育てます。耐陰性はありますが、一日中日陰の場所に置いておくと、株が弱ったり、葉の色つやが悪くなります。ただ、真夏の直射日光は、葉焼けを起こす原因になります。柔らかい光が当たるように、レースのカーテン越しで管理するとよいでしょう。

寒さに弱い観葉植物なので基本的に室内で

ドラセナ・コンシンネは寒さに弱いので、基本的に室内で管理します。窓を閉め切っていて風が通らないと、ハダニなどの害虫が発生する原因になります。室内でも風通しのよい環境で育てます。また、エアコンの風が直接当たると枯れることがあるので、風が当たらない場所に置くようにします。

最低でも10℃以上をキープしておくと良い

ドラセナ・コンシンネは、気温が高い熱帯地域原産の植物です。そのため寒さに弱いので、10℃以上をキープできるようにしましょう。特に冬越しさせるときは、注意が必要です。真冬の寒い時期は、夜間に冷気で窓側が冷え込みます。日光に当てるために日中窓辺に置いていた場合も、夜間は部屋の中央など暖かい場所に移動させます。

ドラセナ・コンシンネの育て方のポイント②:水やり

水やりは、単純なようで難しいです。水やりのしすぎで根腐れを起こして枯れることもあります。季節によって水やりの仕方が変わってくるので、しっかりポイントを押さえていきましょう。

春〜夏の時期:土が乾いてからたっぷり水やりをする

春~夏の時期は、コンシンネの生育期です。土が乾いてからたっぷり水やりを行います。鉢底の穴から水が抜けるまでしっかりと与えます。いつも土が湿った状態だと、根腐れの原因になります。土にしっかり触って、次の水やりは土が乾いてから行います。

秋〜冬の時期:土が乾いてから1週間経過したあとに水やりをする

気温が20℃を下回る秋~冬の時期は、生育が遅くなります。水やりも土が乾いてから1週間経過したあとに行います。空気が乾燥する時期には、霧吹きなどで葉の表面に水を与えます。鉢受け皿を置いている場合、水がたまっている状態だと、根から水分をたえず吸収して、根腐れの原因になります。鉢受け皿の水は捨てるようにしましょう。

ドラセナ・コンシンネの育て方のポイント③:肥料

次は、ドラセナ・コンシンネを育てる際の肥料の与え方についてです。コンシンネを育てるのに肥料が必要なの?と思われている方も多いと思います。どういった肥料をどの頻度で使用するのか説明していきます。

基本的に肥料なしても十分に成長する!

ドラセナ・コンシンネは、生育する力が強いので、基本的に肥料がなくても十分に成長します。ただ、与えるとより成長を促すことができます。肥料は、春から夏の生育期に与えます。冬は根を痛めるので肥料を与えるのはストップします。

肥料の与え方

肥料を与える場合は、ゆっくり効くタイプの置き型の固形肥料か、即効性のある液体肥料を与えます。固形肥料の場合は、2ヶ月に1度のペースで鉢の淵に沿って置きます。液体肥料の場合は2週間に1回くらいのタイミングで水やり代わりに与えます。

【成長したらすること】植え替えについて

ドラセナ・コンシンネを育てていて、葉が茂らなくなってきたり、水やりの水が表面に溜まるようになったら植え替えのサインです。植え替えは、株の元気を取り戻すために必要な作業です。植え替えの手順を知って、長く楽しんでください。

植え替えをする時期:5月〜6月

植え替えの時期は、5月~6月が適期です。夏に作業を行うと、暑さで根にダメージを与えます。また、秋の植え替えは、根の生育が遅くなります。20℃以下になるまでにしっかりと根を育てることが大切です。

植え替えをする方法

次に植え替えの手順について説明していきます。
  1. 必要な道具を準備する 鉢底ネット、鉢底石、観葉植物の土、植え替える鉢、ショベル、割りばし
  2. 鉢に鉢底ネットを敷く
  3. 約2~3センチの高さまで鉢底石を入れる 鉢底石を入れることで、土の中に空気の通り道を作る
  4. 観葉植物用の土を入れる
  5. ドラセナ・コンシンネを植え付ける
  6. 根の間にもしっかりと土を入れる ただ、根を傷つけないように慎重に行う
  7. 土は鉢の淵から2~3センチまで入れて、ウォータースペースを確保する
  8. 鉢底から水が出るまで水やりを行い、明るい日陰に置く

【成長したらすること】剪定について

葉が茂りすぎてきたら剪定を行います。風通りが悪くなることで、ハダニなどの害虫が発生する原因になります。また、剪定を行うことで、幹に栄養がいきわたって幹が太くなります。ドラセナ・コンシンネを元気に育てていくために必要な作業になります。

剪定する時期:生長期の5月〜10月

剪定は、5月~10月の成長期に行います。ドラセナ・コンシンネは、再生しやすい植物です。葉が下に垂れ下がってきたり、ブヨブヨになった幹をみつけたら、思い切って剪定を行います。

茂りすぎたり冬の寒さで傷んだりした枝葉を剪定

葉先が茶色く変色してきたら、その部分をハサミを使ってカットします。横にまっすぐカットするよりも、元の葉の形のように斜めにカットすると、切ったところが目立たなくなります。葉が茂りすぎてきたり、葉が下に垂れてきたときは、思い切って幹を切ります。基本的にどこで切っても問題ありません。切った断面に防腐剤を塗って管理します。1ヶ月くらいで新芽が出てきます。

さらにドラセナ・コンシンネを大きくする方法:【挿し木】

順調にドラセナ・コンシンネが成長してくると、「もっと増やす方法はないかな?」と考える方もいらっしゃると思います。株を増やす方法の一つに挿し木があります。手順を確認して、お気に入りの株を増やしていきましょう。

挿し木とは?

挿し木をすることで、同じ品種を増やすことができます。また、挿し木で増やしておくと、元の株が元気がなくなっても安心です。剪定したときの枝を、挿し木用に使っていきます。適期は、5月~9月です。

挿し木の方法

挿し木の手順は以下のとおりです。
  1. 挿し木に必要な道具を準備する 挿し木をするための鉢、挿し木用の土、枝を切るハサミ
  2. 枝を先端から10~15センチの長さで切る。葉から水分が蒸発するのを防ぐため、上の2,3枚を残して葉を取る。
  3. 挿し木用の土をポットに入れて、あらかじめ水をかけて土を湿らせておく
  4. 土に穴をあけて枝を挿す
  5. 乾かしすぎないように水やりに注意しながら、直射日光の当たらない明るい日陰で管理する

ドラセナ・コンシンネによくあるトラブルと対処方法

ドラセナ・コンシンネを育てていて、よく起こる2つのトラブルとその対処法について紹介していきます。事前に対処法を知っておくと、実際に起こったときに慌てずに対応することができます。

ドラセナ・コンシンネがひょろひょろになった

ドラセラ・コンシンネは、剪定をせずに育てていると、幹がひょろひょろになることが多いです。この場合は、思い切って剪定を行います。剪定を行うことで、幹に栄養が届き太く育てることができます。剪定についての項目を再度確認し、手順に沿って作業を行います。

ドラセナ・コンシンネの葉っぱが垂れてしまっている

ドラセラ・コンシンネの葉っぱが垂れる原因として考えられるのは以下の2つです。
  1. 水不足 葉に十分水が行き届いていないと、葉が垂れる原因になります。春から夏の生育期は、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。また、葉から水分が蒸発するので、乾燥を防ぐために葉の表面に水をかけてあげます。
  2. 日光不足 ドラセラ・コンシンネは耐陰性はありますが、ずっと日陰で育てていると葉が垂れることがあります。その場合は、日の当たる場所に移動して育てます。ただ、直射日光は葉焼けの原因になるので、夏はレースのカーテン越しの柔らかい光を当てるようにします。
上記の原因で思い当たることはないか確認し、改善していきましょう。

ドラセナ・コンシンネはハイドロカルチャーでも育てることができる

ドラセナ・コンシンネは、ハイドロカルチャーでも育てることができます。耳にしたことはあっても、ハイドロカルチャーについて詳しく知らない方も多いと思います。ここでは、ハイドロカルチャーとは何か?また、ハイドロカルチャーで育てるメリットについて説明していきます。

ハイドロカルチャーは水耕栽培の1種

ハイドロカルチャーは、土を使わずにハイドロカルチャー用の土(ハイドロボール)などを使って植物を育てる水耕栽培の1種です。ハイドロボールを使う場合、鉢底に穴が空いていない器が使えるので、お気に入りの器で植えることができます。

ハイドロカルチャーのメリット

次にハイドロカルチャーのメリットとして、3つのポイントを紹介します。ハイドロカルチャーを始めようか悩んでいる方は、是非参考にしてください。

虫が湧かない

土の代わりに使用するハイドロボールなどは、粘土を高温で焼いて発砲させた石です。人工の無機物なので、虫が発生しにくいです。また、ハイドロボールは、洗って消毒ができるので、虫の発生を防ぐことができます。そのため、キッチンなどでも育てることが可能です。

初心者でもお世話がとても簡単

植物を育てる時に失敗しやすいのが、水やりのしすぎによる根腐れです。ハイドロカルチャーは容器を選ばないので、初心者の方には透明なガラスの器がおすすめです。水の減り具合が確認できるので手入れがしやすいです。ハイドロボールは、水を吸い上げる力が強いです。容器の4分の1まで水を入れ、完全に水がなくなったらまた水を注ぎます。

匂いが全くないので清潔

ハイドロボールには、匂いが全くないので清潔です。また土を使っていないので、部屋が汚れることもありません。ただ、直射日光が当たる場所は、容器の中の温度が上がって植物が痛みやすかったり、藻やコケが生える原因になります。明るい窓辺で管理するのがベストです。

ドラセナ・コンシンネの育て方を紹介!置き場所や大きくする方法までのまとめ

いかがでしたでしょうか。今回、この記事では
  • ドラセナ・コンシンネは、日当たりと風通しのよい室内に置く
  • 季節に合わせた水やりでしっかり育てる
  • 株を元気に育てるためには、植え替えや剪定は大切な作業
  • 増やしたいときには、挿し木を行う
  • ハイドロカルチャーで育てることができる
以上の内容を紹介してきました。 管理や手入れのポイントを押さえれば、ドラセナ・コンシンネは、初心者の方でも育てることができます。葉が美しいドラセナ・コンシンネを、是非お部屋のインテリアとして取り入れてみませんか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。