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スズランの育て方を紹介!種まきや日々のケア方法、体験談まで

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春の終わりにベル型の花をつけ、私たちの目を楽しませてくれるスズラン。清楚な印象もあることからウェディングフラワーとしても人気が集まっています。そんなスズランはどのような育て方をすればイキイキと元気に育つのでしょう。間違った育て方をすると、丈夫なスズランでも花が咲かなくなってしまうことも。

今回は

  • スズランの基本情報
  • スズランの花言葉と風水効果
  • スズランの種まきや苗植えについて
  • スズランの上手な育て方①置き場所
  • スズランの上手な育て方②水やり
  • スズランの上手な育て方③肥料
  • 成長したらすること【植え替え】
  • スズランを実際に育てている人の体験談

をご紹介します。

スズランの育て方には「鉢(プランター)植え」と「地植え」の2種類があります。それぞれのメリットについても解説します。この記事を読めば、スズランの上手な育て方について具体的に理解できるようになりますよ。スズランを育てようか迷っている方にも、体験談が参考になるのではないかと思います。

スズランはどんな植物なの?

可憐でかわいらしいイメージをもつスズラン。そんなスズランの基本情報について知っていきましょう。植物の上手な育て方は、その植物の生育サイクルに沿った育て方をすることが大切です。基本情報には原産地などのデータも含まれていますので、スズランの好む環境なども知ることができますよ。

5月〜6月にかけて花がさく

スズランはキジカクシ科で原産地はヨーロッパ・北アジア・東アジアとなっています。5月~6月の時期に1㎝ほどの小さな花を開花させますよ。花の色は白色が一般的ですが、ピンク色の品種もあり、花の茎に10個程度の花が連なって開花する様子は、清楚で純粋な雰囲気があります。園芸用に主に流通しているのはヨーロッパ原産のドイツスズラン。日本原産のスズラン(鈴蘭)もありますが、ドイツスズランの方が大きく、花の香りも強くて丈夫なのが特徴的です。日本原産のスズラン(鈴蘭)は葉の陰に隠れるように小さな花を咲かせます。奥ゆかしいその姿から「君影草」などとも呼ばれていますよ。昔の大和なでしこを連想させる清らかな日本スズラン(鈴蘭)ですね。ドイツスズランも日本のスズラン(鈴蘭)もどちらも美しい花です。

見た目は可愛いですが、毒を持つ植物

冷涼な地に咲くスズランは、一服の清涼剤のようなさわやかな美しさをもっています。小さな花は釣鐘のような形をしており、とても可愛らしい見た目から人気が高い植物ですね。しかし意外にもスズランには株全体に毒が含まれており、摂取してしまうと頭痛・嘔吐・不整脈などが現れます。スズランには30種類以上の有毒成分が含まれていると言われていますが、中でも危険なのが、微量を摂取しても死に至る可能性があるコンバラトキシン。その強い毒性で害虫がわきにくく、病気にも強いメリットはありますが、くれぐれも取り扱いには注意が必要ですよ。

スズランの花言葉:「純粋」「純潔」「謙虚」

スズランの花言葉は「純粋」「純潔」「謙虚」とされています。見た目の可憐さや、葉の陰に隠れるようにして咲く姿から由来していますよ。ヨーロッパでは花嫁さんが持つウェディングブーケとして古くから利用されており、花嫁さんのピュアな美しさを引き立てています。

英語での花言葉は「return of happiness(再び幸せが訪れる)」です。フランス語での花言葉は「bonheur rettouvé(幸せな再会)・joie(喜び)」などとされています。各国共通で、幸福や愛の喜びにあふれた素敵な花言葉がつけられていますね。

スズランの風水:浄化作用が宿るという効果がある

風水とは古代中国の環境哲学のこと。気の流れをスムーズにして、さまざまな運気をアップさせようという考え方です。風水では昔から白い花には浄化作用が宿ると言われてきました。そのため白いスズランにも空間や感情を浄化する作用があると言われています。「感情を浄化=気持ちをリセットする」の効果も期待でき、気分を切り替えて頑張りたい方へおすすめの花です。浄化効果をより効果的に取り入れたいときは、陰の気が溜まりやすい「北・北東」に飾るといいでしょう。

スズランの種まきや苗植えについて

スズランの基本情報や花言葉、風水的効果について解説してきました。つづいてスズランの種まきや苗植えについてご紹介していきます。スズランは種をまいて育てる方法と、苗を購入して育てる方法の2つがあります。スズランは水はけのよい土壌を好むため、どちらの場合でも腐葉土やたい肥などを混ぜ込んで、ふかふかの土を作っておくと元気に育ってくれますよ。種まきの場合と、苗植えについてそれぞれ詳しくご説明します。

種まきについて

種まきは以前からスズランを育てていた方に手軽な方法です。スズランは5月以降に花が終わると赤っぽい実をつけます。この実の中に種が入っているため、皮をむいて種を取り出しましょう。果肉がついてくることもあるので、果肉は水で洗い流します。しっかりと果肉を取り除いたら、乾燥する前に種まき用土にまきます。その後は直射日光が当たらない日陰で、水切れを起こさないように管理。成功すれば翌春には芽が出ますので、ある程度大きくなったら庭や鉢に植え替えてあげましょう。

作業をする際は必ずゴム手袋をつけます。スズランには毒が含まれていますので、素手で触れると皮膚がかぶれる恐れがありますよ。種を取り出すときも、植え替え時もゴム手袋は必須ですよ。

苗植えについて

すずらんの苗を購入したら、地植えか鉢植えのどちらかが選べます。すずらんの植え付けは10月~12月上旬、もしくは4月~5月がベストタイミング。鉢植えの場合は、排水性のよい土と苗よりも1回り大きな鉢を用意します。地植えの場合は、明るい日陰を選び、植え付け前に土を掘り起こして柔らかくしておきましょう。その際に腐葉土やたい肥を入れておくとふかふかの土が準備できますよ。

鉢植え・地植えともに植え付け方法は同じです。

  1. 苗を優しくポットから取り出し、土をかるく払う。
  2. 根の中に他の根より長いものがあれば清潔なハサミでカット。
  3. 芽が土から少し頭を出すくらいの深さで土に植えこみ、たっぷりと水をやる。

苗植えの作業も必ずゴム手袋をつけましょう。作業の後は手洗いも忘れないようにしてくださいね。

スズランの植え方は2つある

スズランの栽培方法には「鉢(プランター)植え」と「地植え」の2種類があります。どちらもメリットデメリットをもっていますよ。また植え方によって気をつけるポイントも異なるため、どちらも詳しくご紹介していきます。

「鉢(プランター)植え」でも地植えでも大切なのは水はけのいい用土で育てることです。植え付けをする前に、水はけのいい環境になるよう準備してあげるのがいいですね。

鉢植え(プランター)

鉢植え(プランター)は、庭がない方でも気軽にスズランを育てられます。また日光量の調整のため場所を移動させるのも簡単。鉢や鉢カバーとのコーディネートが楽しめるのも嬉しいポイントですね。鉢植えの用土は、観葉植物用や草花用の用土を使うと手軽です。

基本的に日当たりと風通しのよい場所で育てます。しかし暑さに弱いため真夏は半日陰の涼しい場所で管理します。冬場の寒さには強いため、とくに置き場所を変える必要はありませんよ。

地植え

地植えは、スズランが増えた場合素敵な花畑を楽しむことができます。スズランは比較的強い植物のため、環境さえ適していれば、植えたまま見守る程度のお世話でOK。庭があって簡単なお世話を望む方には、地植えの育て方がぴったりです。

地植えの場合も日当たりと風通しのよい場所がいいでしょう。真夏の暑さには弱いため、半日陰を作ってくれるような樹木の足元に植えるのがおすすめ。冬は日光量を確保したいので、落葉樹にするとよりいいでしょう。午前中のみ日が差す東側の庭もぴったりです。もしそのような環境が用意できない場合は、夏前に掘り起こして鉢に植え替え、涼しい場所に移して夏越えしてもOKです。

スズランの育て方のポイント①:置き場所

スズランの育て方のポイント1つ目として「適した置き場所に置くこと」があります。スズランは冷涼な環境を好む植物。夏の暑さは苦手なため、季節に合わせて置き場所に気をつけてあげましょう。

屋外と室内両方で育てることが可能

スズランは屋外と室内両方で育てることが可能です。室内であれば日当たりの良い場所を選びましょう。ヒヤシンスと同じように水耕栽培もできるため、成長を観察し楽しむことも可能です。またスズランは冬の寒さに強い性質をもっています。成長の過程で冬の寒さにあたることも大切なので、冬は屋外で管理しても大丈夫ですよ。

日光がとても大好きな植物なので明るい場所が最適

スズランは日光がとても大好きな植物です。したがって明るい場所に置くのが最適ですよ。日陰に置いてばかりで日光量が足りなくなると、花が咲かなくなってしまうことも。花芽をつけるために日当たりはとても大切なポイントです。室内で管理する場合は、冬は日当たり確保のため日向に。夏は強い日差しにあたらない場所で管理しましょう。

ただし、直射日光が当たる場所は避けた方が良い

スズランは基本的に太陽が大好きな植物ですが、直射日光が当たる場所は避けた方がベター。特に真夏の暑さと午後の強い日差しは苦手なため、日差しをさえぎってくれるような環境に置くことがいいでしょう。鉢(プランター)植えの場合は遮光ネットをかけたり、日陰に移動します。地植えの場合は、季節ごとに変わる日差しを考慮して、最初から場所を考慮して植えるのがおすすめです。

スズランの育て方のポイント②:水やり

スズランの育て方のポイント2つ目として「水やり」の方法があります。鉢植えなのか地植えなのか、また季節によっても水やりのタイミングが変わりますよ。あなたのスズランに合った水やり方法をマスターしてくださいね。

鉢植えの場合:土の表面が乾いたらたっぷり水やりをする

鉢植えのスズランの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。葉や茎がだらんと下を向いているのは、水切れのサイン。日常的にスズランの姿を観察し、いつもと違うサインを見逃さないことが上手に育てるポイントです。真夏は直射日光が当たらない場所に置いて朝晩2回、休眠期である冬も乾燥は苦手なため毎日欠かさずに控えめに水やりを続けましょう。

地植えの場合:真夏に乾く時以外は特に必要がない

地植えのスズランの場合は、下から自然と水が上がってきます。真夏に晴天が続き、土が乾き切っている時以外は、特に水やりをする必要はありません。真夏の暑い時間に水を与えるとお湯のようになってしまい、株が弱ります。真夏の水やりは朝早い時間や夕方以降に与えるのがおすすめです。

スズランの育て方のポイント③:肥料

スズランの育て方のポイント3つ目は「肥料」の与え方です。スズランは1度植えると毎年花を咲かせてくれる多年草です。株の活力をキープするため、適切なタイミングで肥料を与えると元気なスズランが育ちますよ。

鉢植えも地植えでも、共通点としては「新芽が動き出す前の3月〜4月上旬と、花が咲き終わった6月頃」がベストタイミングです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

鉢植えの場合

地植えと違って鉢植えは肥料が流れやすい傾向にあるため、肥料は必ず与えるようにします。植え替えの際に元肥として緩効性肥料を与えます。さらに花が咲いた後にも「お礼肥え」として緩効性肥料を与えましょう。花を咲かせた株は消耗しています。花の終わった後にもきちんと肥料を施すことで、来年も元気な株を育てることができますよ。

地植えの場合

地植えのスズランの場合も、新芽が動き出す前の3月~4月と、花が終わる6月頃に1度肥料を与えます。6月の施肥は「今年も花を咲かせてくれてありがとう」という気持ちを込めて「お礼肥え」と呼ばれていますよ。地下茎の消耗が肥料によって癒され、翌シーズンの株が元気に育つと言われています。この際匂いが発生しにくい緩効性肥料を使うのがおすすめです。このとき緩効性肥料の量は規定量よりやや少なめに与えましょう。しかし自然の循環ができている栄養たっぷりの土であれば、肥料を与えなくても花を咲かせることもありますよ。

【成長したらすること】植え替えについて

スズランが順調に成長したら植え替えを行います。スズランを植え替えするとメリットがたくさんありますよ。

  • 適切なタイミングに植え替えを行うことで花つきが良くなる
  • 根が成長するスペースを増やすことで株自体が大きく成長できる
  • 株自体が大きくなることで株分けができるようになり、スズランの数を増やせる

「スズランをたくさん育ててみたい!」「元気なスズランに育て上げたい!」そんな方は、植え替えについての知識を深めてくださいね。

休眠期にあたる4~5月か10~12月に行うこと

スズランの植え替え適期は、休眠期にあたる4月~5月か10月~12月です。この時期に植え替えることで、根や茎へのダメージを最小に抑えられるからですね。株分けをしないでそのまま育てるときは現在の鉢より1回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。株分けをする場合は、植え替えと同時に行うと効率的ですよ。4~5個ずつ花芽がつくように指先かナイフで切り分けていきます。それぞれを植え替えれば植え替え、株分けも同時に済ませることが可能ですよ。

鉢植えの場合:1年〜2年に1回

鉢植えのスズランの場合は、1年~2年に1回は植え替えを行います。鉢底から根がはみ出していたり、水のしみ込みが遅くなっていたりする場合、根詰まりが考えられます。スズランは地下茎と呼ばれる茎を土中で伸ばし増えていく性質をもっています。鉢植えの場合は数年で根がパンパンになってしまうこともあるので、植え替えは必須ですよ。鉢から株を出して根を軽くほぐし、現在の鉢よりも1回り大きな鉢に植え替えましょう。小さな株で楽しみたい場合は、株元からそっと株分けをし、それぞれ別の鉢に植え替えてあげるといいですよ。

地植えの場合:3年〜5年に1回

地植えのスズランの場合は、3年~5年に1回の頻度で植え替えします。鉢植えと違ってそこまで神経質に気を使わなくてもよさそうです。しかし株が大きく育つと土中で地下茎が入り組んでしまい、生育が阻害されることも。また基本的に丈夫なスズランなので、増えすぎてしまうことも考えられます。そのときは株分けをし、それぞれを違う場所に植え替えてあげるか、鉢植えにすると増えすぎを防止できますよ。

【注意】必ず、手袋をして植え替えをすること

スズランは株全体に毒を含んでいます。素手で触ることは避け、必ずゴム手袋をして植え替えを行うようにしましょう。直接触れると肌がかぶれてしまう恐れもあるからです。また触れた手を口に持っていったりなめたりしなければ危険な状況にはなりませんが、作業後は必ず流水で手洗いをしましょう。

スズランを育っている方の体験談

スズランの育て方のポイントについて解説してきました。ここからは実際にスズランを育てている方の体験談についてご紹介しますよ。プチトラブルや悩み事に対する声を集めてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

スズランの花が咲かないです。

最初にスズランの花が咲かない経験をした方のエピソードです。

室内で鉢植えのスズランを育てていました。しかし花が咲く季節になっても花が咲かず悩んでいました。どうやら秋~春にかけての日光量が不足していたのが原因で生育が悪くなってしまったようです。次の季節に向けて日当たりの過不足に注意し、自分なりに大切に育ててきました。半日程度しっかり日光が当たるよう意識したら、翌年の春にかわいらしい花をきちんと咲かせてくれましたよ。

スズランは強い直射日光は苦手ですが、基本的に明るい環境を好みます。日光不足は花が咲かない原因となりますので、真夏の直射日光以外はしっかりめに日に当てるのがいいですね。

庭に植えたスズランが少しずつ増え、とてもうれしく思っていました。今年のスズランの花も楽しみにしていたのに、花が咲いていない株もあるなど全体的に花の量が減ってしまい心配に…。気になったため原因を調べてみると、地下茎が込み合って生育が悪くなったことが原因のようです。休眠期に株分けをして整理したところ、たくさん花を咲かせてくれるようになりました。スズランの花畑が再び見られるようになり、とてもうれしいです。

地植えのスズランは水やりの手間もあまりなく、ある程度放置しても上部に育ってくれるのが最大の魅力です。しかし地下茎が長く伸びる性質があります。あまりに長期間手入れをしないと、地下茎が込み合って生育に悪影響が出るのですね。3年~5年に1回の頻度で株分け・植え替えするのがおすすめですよ。

スズランを育てるのは難しいですか?

つづいて「スズランを育てるのは難しいのでは?」と悩みつつ、実際にチャレンジした方の体験談です。

ピュアで清らかなイメージがあるスズラン。結婚式に使用してからすっかりとりこになってしまいました。しかし有毒だとも聞いており、育てるのは難しいのかと思っていました。ですが花屋さんで小さな鉢植えを見つけ、ご縁を感じたので思い切ってチャレンジしてみることに。室内で管理していますが、夏はレースカーテン越しの明るい窓辺に置いています。休眠期も様子を見ながら控えめに水やりを行い冬越ししました。翌春に素晴らしい花を咲かせてくれ、毎日眺める時間がとても幸せです。意外と難しくありませんでしたよ。

鉢植えで育てるのは大変手軽な方法です。鉢植えで育てた株が大きく成長し、株分けができるようになれば、たくさんのスズランを楽しめますね。また友人や家族におすそ分けもできますのでお得ですよ。

地植えのスズランに憧れて挑戦しようと決心。育てやすい東側の庭だったのでちょうどいいのではと考え、始めてみました。午前中は日が当たりますが、午後からはちょうど家の陰になるため日当たりの問題はなさそうでした。苗を植える前に土を掘り返し、腐葉土やたい肥を混ぜ込み、植え付けの準備だけはしっかりと行いましたよ。ちょうど仕事が忙しくなってしまったこともあり、こまめにお世話はできませんでしたが、翌春にはきちんと花を咲かせてくれました。毒性のおかげかひどい害虫や病気の問題などにも悩まされず、涼しげな花の姿を見ながら香りを楽しむのが癒しになっています。

スズランを地植えする前に、しっかりと土を掘り返して栄養となる腐葉土などを混ぜ込んでおきましょう。やや湿度の高いジメジメした場所に地植えすると、水やりの頻度も減らせますし、厳しい夏の暑さにも対応できますよ。

スズランの育て方を紹介!種まきや日々のケア方法、体験談までのまとめ

今回はスズランの育て方や基本的な情報、スズランがイキイキ育つ3つのポイントについてご紹介してきました。

本記事のポイントは

  • スズランはヨーロッパなどが原産のキジカクシ科の植物。
  • 5月~6月にかけて1㎝ほどの小さな白またはピンク色の花を咲かせる。
  • 日本原産のスズランもあるが、一般的に園芸用に流通しているのはドイツスズランである。
  • スズランには30種類以上の有毒成分が含まれ、直接手で触れたり口に入れたりするのは危険。作業をする際は必ずゴム手袋をすること。
  • スズランの植え方には「鉢(プランター)植え」と「地植え」の2種類がある。
  • スズランは明るく風通しの良い場所が最適だが、夏の強い日差しには当てないように注意する。
  • 鉢植えのスズランは土の表面が乾いたら、地植えの場合は土中の水分が上がってくるためあまり神経質に水やりをする必要はない。
  • 株の活力をキープするため新芽が動き出す3月~4月下旬と、花が咲いた後の6月ごろに緩効性肥料を与えると良い。

ということでした。

スズランは基本的にはとても丈夫な植物と言えます。スズランの生育に適した環境を整えてあげれば、初心者の方でも比較的簡単に育てることが可能ですよ。小さなお子さんやペットが触れないよう注意しながら、スズランの美しさと香りを楽しんでくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。