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皆様はドラセナ・サンデリアーナをご存知でしょうか？サンデリアーナという名前は初めて聞くかもしれませんが、ドラセナという観葉植物は縁起が良く、おしゃれなインテリアにも合う人気の観葉植物であるとご存知の方も多いかと思います。ドラセナは元から種類が多い植物ですが、サンデリアーナも実はドラセナの中では人気の高い品種ですよ。
この記事では、「ドラセナ・サンデリアーナの育て方」を軸に、ドラセナ・サンデリアーナに関連する以下のようなお話をしていこうと思います。
- そもそもドラセナ・サンデリアーナとは何？適した環境も解説
- ドラセナ・サンデリアーナの育て方【水やり】について
- ドラセナ・サンデリアーナの育て方【用土・肥料】について
- ドラセナ・サンデリアーナの剪定・植え替えをどのようにやるといいのか
- ドラセナ・サンデリアーナの増やし方・違った楽しみ方もご紹介
- ドラセナ・サンデリアーナによくある疑問と対処法
- まとめ
ドラセナ・サンデリアーナとは？
それでは、まずはドラセナ・サンデリアーナがどんな観葉植物なのかについて解説していきます。ドラセナ・サンデリアーナにはどんな別名や花言葉、風水効果が期待できるのかについてもお話ししていきます。リュウゼツラン科リュウケツジュ属の観葉植物である
ドラセナ・サンデリアーナは、リュウゼツラン科リュウケツジュ属の観葉植物です。リュウゼツラン科でいうと、有名なところで言うとリュウゼツランやユッカなどがあります。熱帯などの暖かで乾燥した地域に自生していることが特徴です。別名「ミリオンバンブー」や「マンネンチク」とも呼ばれる
ドラセナ・サンデリアーナは、別名「ミリオンバンブー」や「マンネンチク」とも呼ばれています。ミリオンバンブーという別名を持つドラセナ・サンデリアーナは、中国文化圏では古代から竹は幸福を招く縁起物の植物として扱われてきたことが由来して、マンネンチクなどとも呼ばれています。ドラセナ・サンデリアーナの花言葉
ドラセナ・サンデリアーナの花言葉は「長寿」「開運」です。曲がることなく竹のようにまっすぐに伸びる見た目からこのような花言葉が付けられたとされています。「長寿」「開運」ともに縁起の良い花言葉なので、贈り物にも最適です。ドラセナ・サンデリアーナの風水
ドラセナ・サンデリアーナのように鋭く尖った葉を持つ観葉植物は、仕事運や幸運、開運などの運気をアップさせる風水効果が強いです。また、竹に似たドラセナ・サンデリアーナは神棚の装飾に使われることもあり、「福（金運）」が舞い込むように願掛けされることもあり、金運の風水効果が期待できるでしょう。ドラセナ・サンデリアーナを育てるのに適した環境
続いては、ドラセナ・サンデリアーナを育てる時に適した環境について解説していきます。ドラセナ・サンデリアーナにはどんな環境であるとよく育つのか、今あなたが育てている場所が適切なのかどうかの確認もぜひ行って見てください。適度に日当たりの良い場所に置く
まず大前提に、ドラセナ・サンデリアーナは、適度に日当たりの良い場所に置くとよく育つと覚えておきましょう。元々ドラセナは、耐陰性があるのでそこまで多くの日当たりがなくても育ちます。そのため、適度な日当たりでOKですので、初心者の方も深く考えすぎなくていいという点は大きなメリットでしょう。直射日光に当たると葉焼けの原因に
それに、ドラセナ・サンデリアーナは直射日光に弱い観葉植物です。そのため、直射日光に当たると葉焼けの原因になってしまうので、必ず直射日光に当たりやすい窓辺などは避け、直射日光が当たらない場所において育てましょう。耐寒性がないため10度以上の暖かい室内で管理
熱帯などの暖かな場所が原産のドラセナ・サンデリアーナは、耐暑性といって暑さに耐える力は持っていますが、その分冬の寒さには弱い観葉植物です。このことを耐寒性が低いといい、気温の目安は10度以上に室内を温めることで管理しましょう。ドラセナ・サンデリアーナの育て方【水やり】
続いては、ドラセナ・サンデリアーナの育て方において最も肝心な、水やりについて解説していきます。ドラセナ・サンデリアーナの水やりのポイントを簡単に説明すると、季節に合わせて水やりをすることです。それでは水やりをどのように行えばよいかについてお話ししていきます。季節に合わせた水やりを
結論から言えば、ドラセナ・サンデリアーナの水やりに肝心なことは、ドラセナ・サンデリアーナは季節ごとに水やり方法を変えることです。それでは、生育期と冬場に分けて2つのポイントを解説していきます。生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと
生育期の春〜秋の水やりは、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えるようにしましょう。土が乾燥しているかどうかは、表面だけではなく少し深いところまで手で土を触ってみて湿っていなければOKです。冬場は土の表面が乾いて数日経ってから
また、冬の水やりは土の表面が乾いてから数日後と覚えておきましょう。数日の目安としては、2〜3日経ってからでOK。温度が下がる冬の休眠期は成長が止まるので、ここで焦って水やりをしてしまうと根腐れを起こしてしまいます。葉水を忘れずにやることがコツ
また、葉水をして害虫を防ぐこともポイントです。葉水は葉っぱの乾燥を防ぐことができる上に、ドラセナ・サンデリアーナの乾燥した葉っぱを好むハダニなどの害虫の発生も防ぐことができます。ハダニが発生すると一気に弱くなるので、葉水は特に毎日忘れずにやることがコツです。ドラセナ・サンデリアーナの育て方【用土・肥料】
お次は、ドラセナ・サンデリアーナの育て方において水やりの次に肝心な「用土・肥料」について解説していきます。どんな土を使うのがいいのか、また肥料はどれくらいの頻度で与えるといいのかについてお話ししていきます。水はけの良い用土で育てる
ドラセナ・サンデリアーナに適した用土は、結論から言うと水はけの良い土です。ドラセナは水捌けの良い土を好みます。水はけが優れていると、与えた水がちょうどよく排水され、余分な水を土の中でとどめることがないので、根腐れや根詰まりを防止できます。生育期にのみ、2ヶ月に1回緩効性肥料を与える
肥料は生育期の春〜秋に、2ヶ月に1回緩効性肥料を与えるようにしましょう。2ヶ月に1回緩効性肥料を使用すればいいので、毎月や毎週の心配は一切なくなります。緩やかに効いてくる肥料を使えば、生育期により元気で成長速度も安定したドラセナ・サンデリアーナに仕上がります。2週間に1度の液体肥料でも良い
また、ドラセナ・サンデリアーナは状況や生長に合わせて、2ヶ月に1回の緩効性肥料を与えずに、2週間に1度の液体肥料でもOKです。しっかり希釈することを忘れずにし、水やりと同じ感覚で液体肥料を与えると、成長速度も上がり、すくすくと元気なドラセナに育ってくれますよ。ドラセナ・サンデリアーナの剪定
続いては、ドラセナ・サンデリアーナの剪定について解説していきます。剪定を簡単にご説明すると、必要のない箇所をカットすることを言います。いつ剪定するといいのか、どのように剪定するといいのかについて解説していきます。剪定をする時期は5〜9月の成育期
ドラセナの剪定時期は、5月〜9月の成育期がおすすめです。なぜ5月〜9月のこの時期に剪定するといいのかというと、生育期はドラセナ・サンデリアーナが一年の中で最も大きくなるタイミングです。大きくなるパワーがある時期に剪定をすることで、株や茎に与えるダメージを軽減することができます。枝が伸びすぎたら、切り戻し剪定を
また、枝が伸びすぎたら切り戻し剪定をするのもいいでしょう。枝が伸びすぎると、次新しく生える新芽の邪魔になることや、求めている樹高よりも大きくなりすぎるとインテリアや室内の環境に合わないこともあるので、切り戻し剪定をするのがいいでしょう。剪定した後は切り口に保護剤を塗る
また、剪定した後は切り口に保護剤を塗るようにしましょう。保護剤を塗ることで、切り口が菌などによって悪くならないように守ることができます。切り口が悪化して他に影響しないようにするために、必ず保護剤を塗るようにしましょう。ドラセナ・サンデリアーナの植え替え
続いては、ドラセナ・サンデリアーナの植え替えについて解説していきます。ドラセナ・サンデリアーナはどれくらいの頻度で植え替えをするといいのか、またいつ植え替えをすべきなのかについて解説していきます。2〜3年に一度、植え替えをする
ドラセナ・サンデリアーナは、2〜3年に一度の頻度で植え替えをしましょう。植え替えをするには、それなりにドラセナ・サンデリアーナが成長していることが重要です。そのため、2〜3年に一度の頻度でOKです。冬場を避け、生育期に植え替えをする
ドラセナ・サンデリアーナを植え替えする際、肝心なのはいつ植え替えをするかです。植え替えに適した時期は、生育期のよく生長する時期です。この時期に植え替えをすることで、剪定と同様に、株や本体に与える影響を最小限にすることができます。植え替えに用意するもの
植え替えに用意するものはこちらです。- ドラセナ・サンデリアーナの株
- 今より一回り大きな鉢
- 新しい土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
植え替え手順
植え替えの手順は以下の通りです。- 株を今の鉢から優しくまっすぐ引き抜きましょう
- 根っこについた古い土を払い落とし、根っこをきれいにします
- 新しい一回り大きな鉢を用意し、鉢底ネットを先に敷き鉢底石もそこに敷いてください
- きれいな土を2/3ほど鉢に中に入れ、中央に株を入れられるように穴を開けましょう
- 穴に株を入れ、残りの土を優しく被せて完成です
- 数日間株が安定するまで日陰において栽培しましょう
ドラセナ・サンデリアーナの増やし方
続いてはドラセナ・サンデリアーナの増やし方について解説していきます。どのような増やし方があるのか、また増やす方法別の手順なども解説していきます。それではまずは、どんな増やし方があるのか解説していきます。水挿し・挿し木・取り木で増やせる
ドラセナ・サンデリアーナは、水挿し・挿し木・取り木で増やすことができます。これからは、水挿し・挿し木・取り木それぞれの手順を一つずつお話ししていきます。それではまずは、ドラセナ・サンデリアーナの水挿しの手順についてです。ドラセナ・サンデリアーナの水挿しの手順
水挿しは茎を水に挿して発根させる簡単な増やし方です。注意する部分は少なく、細い茎を選択しないようにすれば大丈夫です。手順をしっかり確認しながらやって見てください。- まずはドラセナ・サンデリアーナの中でも、健康的で太めの長い茎を剪定します
- カットする際は斜めにカットすることをイメージして切りましょう
- 次に葉の先端部分を半分ほどカットします。葉の面積を小さくすることで、水分が蒸発しすぎず、吸収量と蒸発量のバランスを保つことができます
- 水の入った瓶やコップに挿して完成です
ドラセナ・サンデリアーナの挿し木の手順
挿し木は剪定をした際に出た茎でもいいですが、以下のように挿し木用に選択した茎を剪定してあげてもOK。難しくないので初心者の方にもおすすめです。- ドラセナ・サンデリアーナの茎だけの部分を6～7cm切り取ります
- 茎の上下を間違えないように注意し、切断面は水挿し同様に斜めにカットします
- 数時間水に浸けて水を吸収させたら、茎の3～4cm程度を用土に挿しましょう
- 最後にたっぷりと水を与え、乾燥が気になる場合には時々霧吹きで水をかけると一か月程度で発根します
ドラセナ・サンデリアーナの取り木の手順
取り木は、比較的短期間で大きな株を作ることができる増やし方です。また親株が枯れるリスクが少ないので、初めて増やす方にもそうですが、安定的に増やしている上級者の方にもおすすめの増やし方です。- まず発根させたい箇所の枝の上皮を3～4cm幅でぐるりと一周カッターなどで切り込みを入れ、剥ぎ取ります。このとき、白く固い木質部が見えているかどうかのチェックをしましょう
- 上皮を剥ぎ取った木質部に、湿った水苔を被せて、その上からビニールで覆い被せます
- ビニールの下側はギュッと紐などで縛り、上側は水やりが後々できるように優しめにゆるく結びましょう
- 数ヶ月後に発根が悪人できれば、水苔をきれいに取り除き、お好みの鉢に入れた用土に植え替えたら終了です
ドラセナ・サンデリアーナの楽しみ方
続いては、ドラセナ・サンデリアーナを今までのような方法だけではなく、他のやり方で楽しむことをご紹介していきます。実はこれからご紹介させていただく楽しみ方は、自分が楽しむこともそうですが、誰かにプレゼントや贈り物にして贈る事で楽しむものもありますよ。水耕栽培（ハイドロカルチャー）でおしゃれに飾る
1つ目の楽しみ方は、水耕栽培（ハイドロカルチャー）でおしゃれに飾ることです。水耕栽培（ハイドロカルチャー）とは、ハイドロボールなどを使うことで、土を使わずに、水だけで育てる栽培方法です。水耕栽培（ハイドロカルチャー）では、ガラスの透明な容器を使って育てることができるので、内部を見ながら育てられるおしゃれなので、どこに置いてもおしゃれに飾って楽しむことができます。切り花として飾る
2つ目の楽しみ方は、切り花として飾ることです。「ドラセナ・サンデリアーナを切り花にして飾れるの？」と思われる方もいるかと思いますが、先ほどご紹介した水挿しの状態は、ある意味切り花のような状態とも言えます。水挿しの時と同じ大きさではなくとも、小さくカットして瓶や容器に入れて切り花として飾ることや、贈り物にしても喜ばれるでしょう。茎の編み方にチャレンジする
3つ目の楽しみ方は、茎の編み方にチャレンジすることです。ご存知の方もいるかもしれませんが、パキラなどの観葉植物は、数本の茎が編み込まれて自立しています。おしゃれな見た目から育てながら編み込んでいる方もいるほど、奥深い楽しみ方です。ドラセナ・サンデリアーナの編み方
ドラセナ・サンデリアーナの編み方について解説していきます。一般的な編み方は三つ編みなので、今回は三つ編みの方法を解説します。- まず3つのドラセナ・サンデリアーナの苗を用意してください
- 3つの苗を一つの鉢に横並びに植え替えましょう
- そうしたら、1本の木に隣の木を絡ませるように下から丁寧に巻いていきます
- 次に、残りの1本を、今巻いているもののくぼみに沿わせるように入れて最後まで巻いたら完成です
- 3本分の葉と茎が生えるので、きれいな見た目にしたいのなら剪定をこまめにやることで維持してください
ドラセナ・サンデリアーナのよくある疑問と対処法
それでは最後に、ドラセナ・サンデリアーナのよくある疑問と対処法についてお話ししていきます。「ドラセナ・サンデリアーナを育てていてもなぜこの問題が起きるのかわからない...」という悩みを早めに解決するために、ここではよくある疑問と対処法を解説します。葉先が枯れる
まずドラセナ・サンデリアーナの葉先が枯れることについてです。なぜ葉先が枯れるのか、またどのような対処をするといいのかを以下原因と対処法の2つのポイントに分けてお話ししていきます。水の過不足が原因
葉先が枯れる大きな原因は、水の過不足が原因であると考えられます。水を与えすぎてしまったり、また少なくしすぎている場合は、以下のようなことを意識して水やりをするといいでしょう。季節に合わせて水やりの頻度を変える
対処法は、季節に合わせて水やりの頻度を変えることです。非常に簡単であるからこそ、ルールや基本をしっかり理解する必要があります。上記でお話しした水やりの仕方の参考に水やりをすると失敗せずに育てることができますよ。茎が細い
お次は茎が細いことについてです。「急に茎が細くなっていた！」ということはなく、日頃の何かが問題であると考えましょう。それでは何が問題なのか、またその対処法も見ていきましょう。日照不足が原因
茎が細くなる原因は、日照不足が原因であると考えられます。もともとドラセナ・サンデリアーナは日光がそこまで多くなくても育つ丈夫な種類の観葉植物ですが、その分手間を全くかけないで適当な場所に置いておくと、このように茎が次第に細くなるというわけです。直射日光の当たらない場所に置く
茎が細くならないようにするためには、直射日光の当たらない場所に置くことです。「日照不足だから日光に当てないと！」と思って直射日光に当てようとすると、次は葉焼けなどといった病気になってしまいます。必ず適度な日当たりを確保して育てるようにしましょう。成長速度がゆっくりである
最後は成長速度がゆっくりになってしまった時、どうすればいいのかを解説していきます。そもそドラセナ・サンデリアーナがどんな品種の観葉植物なのかを基本的なところから知ることで、この問題は解決できそうです。ドラセナ・サンデリアーナの特徴である
そもそも、ドラセナ・サンデリアーナは成長速度がゆっくりな観葉植物です。そのため、「一夏で数十cmも伸びた！」ということはなかなか起きないと考え、それが特徴なんだと受け入れるのがいいでしょう。大きくなるため、長い間成長を楽しもう
そのため、大きくなるまでの時間を、楽しむということが一つの対処法になるとも言えるでしょう。むしろ、他の観葉植物も同時に育てるなどして、どれが一番成長するかなどを考えながら、気長に育てるのがおすすめですよ。【まとめ】ドラセナ・サンデリアーナの育て方！特徴から基本的なケア方法まで解説
いかがだったでしょうか？ここまでのお話で、ドラセナ・サンデリアーナがどのような観葉植物であるかや、育て方や増やし方、楽しみ方まで明確にお分かりいただけたのではないでしょうか！ 今回の記事のポイントは以下になります。- ドラセナ・サンデリアーナはリュウゼツラン科リュウケツジュ属の観葉植物で、別名「ミリオンバンブー」や「マンネンチク」とも呼ばれている
- ドラセナ・サンデリアーナは、適度に日当たりの良い場所に置くとよく育つ
- ドラセナ・サンデリアーナは季節ごとに水やり方法を変えること
- ドラセナ・サンデリアーナに適した用土は水はけの良い土
- 剪定時期は、5月〜9月の成育期がいい
- ドラセナ・サンデリアーナは、2〜3年に一度の頻度で植え替えをするといい
- ドラセナ・サンデリアーナは、水挿し・挿し木・取り木で増やすことができる
- 水耕栽培（ハイドロカルチャー）や切り花、編み込みなどに挑戦することで楽しむ事もできる
- ドラセナ・サンデリアーナは成長速度がゆっくりな観葉植物なので、気長に育てるのがいい