ドラセナ・リフレクサを紹介!日々の育て方からトラブルの対処法まで

ドラセナ・リフレクサを紹介!日々の育て方からトラブルの対処法まで
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目次

皆さんはドラセナ・リフレクサについてご存知でしょうか。ドラセナという観葉植物の名前を聞いたことがある人は少なくないと思いますが、品種まで知っていることは稀だと思います。観葉植物を置こうと考えている人はドラセナの品種について詳しく知りたいですよね。 この記事では、
  • ドラセナ・リフレクサがどんな植物なのか
  • ドラセナ・リフレクサの花言葉
  • ドラセナ・リフレクサの種類
  • ドラセナ・リフレクサの育て方とトラブル
について紹介していきます。 この記事を読めば、これから部屋に観葉植物を置こうと考えている人や新しくドラセナを購入したいと考えている人もその特徴や育て方について詳しくなることができます。ぜひ最後までご覧ください。

ドラセナ・リフレクサとはどんな観葉植物?

ドラセナ・リフレクサがどのような植物なのか紹介していきます。

ドラセナ・リフレクサの基本情報

植物名 ドラセナ・リフレクサ
学名 Dracaena reflexa
科名/属名 リュウゼツラン(キジカクシ)科/ドラセナ属
原産地 インドやマダガスカル
ドラセナ・リフレクサはインドなど熱帯地域を原産とする植物で、人気のある観葉植物であるドラセナの品種の一つです。国内では温度が高い沖縄で主に生産されています。先が尖った葉をもち、長く伸びた葉が垂れている姿が特徴的で高さは1mに満たないものから3mほどのものまでと比較的大きくなります。余談ですがリュウゼツラン科の植物は胡蝶蘭のような蘭とは違い多肉質の葉をつける植物が多いです。

乾燥に強く育てやすい観葉植物

ドラセナ・リフレクサは熱帯や沖縄といった暑くて乾燥した地域で自生しているため乾燥に強く、また虫にも比較的強い植物であるので観葉植物をあまり育てたことのない初心者さんにもオススメの品種です。

曲がり幹も楽しめるインテリアとして人気

ドラセナ・リフレクサは幹が非常に強い植物というわけではないので成長と共に幹が曲がっていきますが、曲がり幹も個性の一つとしてインテリアとしてお部屋をオシャレにしてくれることでしょう。

ドラセナ・リフレクサの花言葉

ドラセナ・リフレクサの花言葉について紹介していきます。

「幸福」

ドラセナ・リフレクサの花言葉には「幸福」があります。ハワイにおいてドラセナを家に置いていると幸せが訪れるという伝承に由来しているとされています。縁起のいい花言葉でお部屋に置くのにぴったりです。

「幸せな恋」

ドラセナ・リフレクサの花言葉には「幸せな恋」があります。ドラセナに共通する幸せに関する花言葉です。先述のようにドラセナはハワイの行事で用いられることも多かったため、恋というワードはは結婚式でみられるドラセナに由来するのかもしれません。

「隠しきれない幸せ」

ドラセナ・リフレクサの花言葉には「隠しきれない幸せ」があります。こちらもドラセナに共通する幸せに関する花言葉になります。葉が大きく伸びる様子は、まさに”隠しきれない”といった感じがしますね。

ドラセナ・リフレクサの風水効果

ドラセナ・リフレクサにまつわる風水についても紹介していきます。

「金運」

花言葉でも紹介したようにドラセナは幸運をもたらすとされているだけでなく風水的に「金運を上げる」といわれており、「ミリオンバンブー」という別名を持った品種も存在します。

「邪気払い」

ドラセナには「邪気を払う」という風水的な効果があるとされています。長くて尖っている葉っぱは邪悪なものを寄せ付けない力があるとされているので玄関など家や部屋の入口に置くのも良いかもしれません。

ドラセナ・リフレクサの種類

ドラセナ・リフレクサの種類について紹介していきます。

リフレクタ

リフレクタはドラセナ・リフレクサの原種で、これを園芸品種に改良していったものが後述するソング・オブ・インディアなどになります。緑の先が細くなっていく形の葉が広がっているのが特徴です。

ソング・オブ・インディア

ソング・オブ・インディアはドラセナ・リフレクサの品種の一つでソング・オブ・ジャマイカと共に園芸用に改良されたものになります。木々によって個性的な形を取る曲がり幹や緑だけでなく薄い黄色の模様が混ざっている葉を特徴としています。

ソング・オブ・ジャマイカ

ソング・オブ・ジャマイカはドラセナ・リフレクサの品種の一つです。ソング・オブ・インディアと同様に園芸品種で、葉っぱの真ん中に黄色い線の入った模様が特徴的な植物になります。

ドラセナ・リフレクサの育て方①:水やり

ドラセナ・リフレクサの育て方を解説していきます。まず、水やりのポイントを紹介していきます。

土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをする

水やりの量・頻度は「土の表面が乾いたらたっぷり」になります。具体的には土の色に白みがかってくるくらい乾燥したら、鉢の底から出るくらいの量の水をあげるようにしましょう。水のあげすぎは根腐れにつながるので注意が必要です。

夏場は昼間を避けて水やりをする

夏場の水やりは昼間を避けるようにしましょう。夏の昼は気温が非常に高くなるため水をあげてもすぐ土が乾いてしまうためです。朝もしくは夕方の比較的涼しい時間帯の水やりはが良いでしょう。

冬場は1ヶ月に数回程度で乾燥気味に

ドラセナは冬場は水を吸収しにくくなるため徐々に水やりの頻度を少なくしていって真冬には1ヶ月に数回程度にしましょう。ドラセナ・リフレクサはもともと乾燥に強い品種であり、多少乾燥ぎみに育成して問題ありません。

定期的に葉水をする

定期的に霧吹きなどで葉に水を吹きかける”葉水”を行いましょう。葉水によって艶のあるきれいな葉っぱをもったドラセナに育てたり、害虫であるハダニによる被害を防ぐことが期待できます。

ドラセナ・リフレクサの育て方②:置き場所

つづいて、ドラセナ・リフレクサの置き場所について解説していきます。

10℃以上の暖かい環境で管理

ドラセナ・リフレクサは熱帯地域を原産とする植物なので、生育しやすい気温10度以上の暖かい環境で育てるようにしましょう。乾燥には強いので湿度よりも寒くならないよう気温に気を配るようにしましょう。

しっかり日光に当てると色鮮やかな葉っぱに

ドラセナは日光に当てることで緑の色鮮やかな葉っぱを保つことができます。しかし、直射日光を当てすぎてしまうと葉焼けによって葉が変色してしまうので屋外に置きっぱなしにするのは避けたほうが良いでしょう。

直射日光は避け、風通しの良い場所で管理

先ほども説明したように直射日光は葉焼けの原因となってしまうので避けたほうがよく、高すぎる湿度は根腐れなどを引き起こしてしまうので、夏場は風通しがよく直射日光の当たらない室内で育てるのがベターです。

耐寒性はあまりないため冬場は室内で管理

ドラセナ・リフレクサは熱帯地域の植物なので寒さには強くありません。そのため、冬は徐々に暖かい室内で管理するようにし、とくに気温の低くなりやすい窓辺は避けるようにしましょう。

ドラセナ・リフレクサの育て方③:肥料

ドラセナ・リフレクサの肥料の与え方について説明していきます。

5〜7月の生育期にのみ肥料を与える

ドラセナ・リフレクサはもともと頑丈な植物であるため肥料は必須ではありません。しかし、5月から7月にかけて活動的になる生育期に肥料を与えることでしっかりとした幹や艶のある葉っぱをつけてくれます。

肥料の種類によって頻度を変える

与える肥料の種類は主に以下の2種類で、頻度も種類によって変わりますので解説していきます。

緩効性肥料は2〜3ヶ月に1回

緩効性肥料とは与えてからしばらくの間効果が持続するタイプの肥料のことです。多くの肥料が必要な植物ではなく、肥料効果も長めなので与える頻度は2から3ヶ月に1回が良いでしょう。

液体肥料は2〜3週間に1回

液体肥料は名前の通り液体の肥料で植物が吸収しやすく速効性が特徴になります。緩効性肥料と同様に高頻度で与える必要はないので2から3週間に1回が良いでしょう。

肥料焼けの原因になるため、休眠期には与えない

肥料を与えすぎてしまうと肥料焼けを起こして、根が損傷して植物全体がしおれ葉っぱも枯れるおそれがあります。ドラセナ・リフレクサは冬は寒さもあり休眠期で生長しにくいので肥料を与えることは控えましょう

ドラセナ・リフレクサが大きくなったらすること

ドラセナ・リフレクサの成長に応じてやるべきことについて解説していきます。

剪定

ドラセナ・リフレクサは生い茂った葉が特徴的です。きれいな葉っぱを維持するためにも剪定を行いましょう。

5〜9月の期間に剪定をする

剪定はドラセナの状態を保つために重要な行為ですが、枝を切るため植物にダメージを与えてしまいます。したがって、回復力が高く最も活動的な5月から9月の生長期に剪定をするのが良いでしょう。

茂りすぎた枝葉を整える程度で良い

剪定の程度は「茂りすぎた枝葉を整える」くらいで大丈夫です。やりすぎてしまうと植物へのストレスやダメージが大きく、枯れてしまうことにもつながるので注意が必要です。

伸びすぎていたら切り戻し剪定する

ドラセナ・リフレクサの枝が伸びすぎている場合、切り戻し剪定を行いましょう。切り戻し剪定は枝の高さを整え、樹形を維持するための作業です。これによって植物の株全体がコンパクトになり自然な仕上がりが期待できますよ。

植え替え

つづいて、植え替えについて解説していきます。

生育期にすることで失敗しにくい

植え替えの時期は5月から9月の生育期が適しています。温度も高く活発な時期に行うことで植え替えの際に根が傷ついてもリカバリーが可能であり、生育期に行うことで新しい鉢でも根が定着しやすいためです。

2〜3年に一度、植え替える

植え替えの頻度は2から3年に一度とされています。このくらい経過すると鉢からドラセナ・リフレクサの根が飛び出してくるのでこれを目安にしましょう。植え替える容器は植物よりも大きく容積に余裕のあるものを選びましょう。

増やし方

最後にドラセナ・リフレクサの増やし方について解説していきます

挿し木

挿し木は株から枝を切り取って新たな容器に植えることで植物を増やす方法です。挿し木の際には発育の良い枝を選び上下を間違えないようにしましょう。挿し木を行う時期はやはり最も活動的な5月から9月が適しています。

水差し

水差しは株から枝を切り取って水を入れた容器に入れて成長させる方法です。ポイントは毎日水を変えることと発育の良い枝を選ぶことです。水差しも5月から9月に行うのが良いでしょう。

ドラセナ・リフレクサのよくあるトラブルと対処法

ドラセナ・リフレクサを育てるうえでよくあるトラブルとその対処方法について説明していきます。

葉先が茶色く変色している

葉先が茶色くなってしまっている場合はどうすればよいのでしょうか。

根腐れの可能性が高い

葉先が茶色く変色しているときは根腐れの可能性が高いです。根腐れは水の与えすぎなどによって根が空気に触れることができずに腐ってしまっている状態です。根が腐ることでうまく栄養を吸収することができなくなって葉っぱの色が変わってしまいます。

新しい土で植え替える

ドラセナ・リフレクサが根腐れを起こしてしまった場合は、鉢から取り出して腐ってしまった根を除去し、新しい土で植え替えましょう。また、水のやりすぎを防ぐために水の量は徐々に増やしていきましょう。

病害虫の被害

病害虫の発生と被害にはどのように対処していけばよいのでしょうか。

湿度が高すぎ、清潔ではないことが原因

病害虫の発生する基本的な原因は湿度が高すぎる、不潔であることです。虫には湿度の高い環境を好むものが多く、清潔でない環境は害虫に対して餌となる物質を提供してしまうことにつながります。

殺虫剤でしっかりと害虫を駆除する

害虫への最初の対応は殺虫剤でしっかり駆除することです。手軽なものだとスプレータイプの物が良いでしょう。殺虫剤の散布の際には屋外で実施し、駆除が完了してから屋内に取り込むようにするのが正しい使い方です。また、ハダニには葉水が有効です。

葉が落ちる

葉が落ちる、そのようなときの原因と対処法について解説します。

日照不足が考えられる

葉が落ちる原因として日照不足が考えられます。植物は葉っぱに太陽の光を浴びることで代謝を行っています。そのため、観葉植物において日光に当たる時間が短くなると葉をつけていても栄養を作ることができないので葉を落としてしまいます。

適度に日光の当たる場所へ移動する

対処方法としては植物を適度に日光の当たる場所へと移すことが挙げられます。”適度に”がポイントで、いきなり多くの日光が当たる場所へと移動すると葉焼け枯れてしまう原因となるおそれがあるので管理には注意が必要です。

葉っぱの一部が茶色く枯れる

葉っぱの一部が茶色く枯れてしまう場合はどうすればよいのでしょうか。

葉焼けしている

葉っぱの表面が変色し枯れるのは葉焼けしてしまっている状態です。原因は直射日光に当たりすぎていることで葉緑素がダメージを受け栄養をうみだすことができなくなってしまっています。葉っぱの厚みが薄いほど起こりやすく、一度なってしまうと戻ることはありません

直射日光に当たらない位置で管理

植物が葉焼けを起こしてしまった場合、治すことはできません。しかし、更に進行するのを防ぐために直射日光が当たらない場所に移動することが必要になります。

【まとめ】ドラセナ・リフレクサを紹介!日々の育て方からトラブルの対処法まで

これまでドラセナ・リフレクサについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 この記事のポイントは、
  • ドラセナ・リフレクサは熱帯原産の植物で乾燥に強く、インテリアとしても人気が高い
  • ドラセナ・リフレクサの花言葉は「幸福」などポジティブなものがほとんどで胡蝶蘭などと同じく贈り物としても縁起がいい。
  • ドラセナ・リフレクサにはソング・オブ・インディアなど園芸品種が存在し曲がり幹が楽しめる
  • ドラセナ・リフレクサを育てる上で水やり、肥料、剪定、植え替えで意識することやトラブルへの対処
について紹介してきました。 この記事を最後まで読めば、これからドラセナ・リフレクサを購入しようと考えている人やドラセナ・リフレクサを育てるうえでトラブルが起こってしまったという人も多くの役立つ情報を知ることができます。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。