ウンベラータが葉焼けする原因とは?復活方法や適切な管理方法を解説

ウンベラータが葉焼けする原因とは?復活方法や適切な管理方法を解説
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皆様はフィカス・ウンベラータをご存知でしょうか?幹が白くて美しく、何と言っても目を引く大きな緑色のハート型の葉っぱが特徴的な観葉植物です。インテリアのどこに置いてもおしゃれなその見た目から、日本では広く知られている人気のある観葉植物です。 しかしフィカス・ウンベラータを育てている方の頭を悩ませる、葉っぱが葉焼けをしてしまうという大きな悩みがあります。きっとこの記事をご覧の方の多くも、「フィカス・ウンベラータの葉焼けがなぜ起きてしまうのか」を知りたくて見てくださっていることでしょう。今回の記事では、フィカス・ウンベラータの葉焼けがなぜ起きるのかの原因やその対処法、また基本的な育て方について以下の流れで解説していきます。
  • なぜフィカス・ウンベラータが葉焼けをしてしまうのかの原因を解説
  • フィカス・ウンベラータが葉焼けをしてしまったらする対処法をご紹介
  • 葉焼けしたウンベラータの復活させる方法とは?
  • フィカス・ウンベラータの葉焼けをなるべく減らす大事な基本的な育て方について
  • まとめ
最後までご覧いただくことで、なぜフィカス・ウンベラータが葉焼けをしてしまうのかが明確に分かり、またその葉焼けを対処する方法や管理についてもしっかりとご理解いただけますよ!それでは最後までお付き合いください。

フィカス・ウンベラータが葉焼けする原因とは?

それでは早速この記事の本題である、なぜフィカス・ウンベラータが葉焼けをしてしまうのか、その原因について解説していきます。室内で管理しているか、また屋外で栽培しているかで大きく変わるように感じてしまうかもしれませんが、実は共通した一つの原因がありますよ。それではその理由を見ていきましょう。

直射日光を浴びたことが原因である

結論からお伝えすると、直射日光を浴びたことが原因です。フィカス・ウンベラータのみならず、観葉植物の葉焼けの主な原因はこの直射日光に浴びたことによります。このことから、室内や屋外問わず、直射日光に浴びやすい環境かどうかが、葉焼けを引き起こすか否かに関わるということをまずは覚えておきましょう!

直射日光に弱い観葉植物はたくさんある

フィカス・ウンベラータのみならず、観葉植物の葉焼けの主な原因は直射日光であるということは、観葉植物の中にはそもそも直射日光に弱い品種と強い品種があるということでもあります。ここからは、そもそも直射日光に弱い品種の観葉植物を3つご紹介するので、ぜひ参考にして見てください。

ポトス

1つ目は、ポトスです。ポトスは、つる性植物の特徴でよく見られる登坂性を持つ観葉植物です。この特徴は、光合成をするためにより日の当たる方向に茎を伸ばしていくことを言い、上から日が当たれば上向きに茎が成長し、反対にハンギングなどで下に垂れ下げて育てている場合は、巻き付けるものを探すために下向きに成長していきます。しかし、日当たりの良さは好むものの、直射日光には弱いので、育てたい環境に合わせて置き場所を柔軟に変えて生育することがおすすめの人気の観葉植物です。

コーヒーの木

2つ目は、コーヒーの木です。コーヒーの木はその名の通りコーヒー豆の木になります。テーブルに置くサイズの小さなものから、大きなものまで存在する観葉植物です。直射日光に極端に弱いので、室内での生育に向いています。屋外のよく直射日光が当たる場所で育てると一気に葉焼けを起こしてしまうので、置き場所は慎重に選び、時期に合わせて置き場所や環境を積極的に変えることでよく育つのが、コーヒーの木です。

モンステラ

3つ目は、モンステラです。モンステラは言わずと知れたインテリアにぴったりのおしゃれで人気の高い観葉植物です。ハートのような形をしている大きな葉っぱが特徴的ですが、その分、葉の表面に直射日光が当たりやすいというデメリットもあります。直射日光の当たりにく場所において育てると元気に育つので、室内で育てることがおすすめの観葉植物です。

ウンベラータが葉焼けした時の症状

ここまでで、フィカス・ウンベラータが葉焼けをしてしまう大きな原因は直射日光であるというお話しをしてきました。ここからは、フィカス・ウンベラータが葉焼けをしてしまった時の症状について解説していきます。どのような状態が葉焼けをしているのかがしっかりと明確に分かれば、早めに対処することにもつながりますよ。それでは見ていきましょう、

軽度=葉の色素が薄くなっている

フィカス・ウンベラータの葉の色素が薄くなっているとき、それは葉焼けの症状が軽度であると言えます。まだこの段階では、以下で紹介する重度や中度の症状ではないので、適切な対処法をすれば葉焼けを復活することもできます。「なんだか葉の色素が薄くなっている気がする...」と気づいた方は、軽度の葉焼けではないかと疑って今できる対処をするようにしましょう。

中度=緑ではなく黄色や白色になる

葉の色が緑ではなく黄色や白色になっているとき、それは葉焼けの症状が中度であると言えます。この時点ですでに葉焼けが起きているので、判断としては「葉焼けしているから対処をしよう」という考えに至るのがいいでしょう。どれだけ置き場所や環境に注意を払っても、時期や季節によって日のあたりが変わるので直射日光が当たってしまい葉焼けしてしまうこともあります。まだこの時点でも対処できることもあるので、この症状が出てもフィカス・ウンベラータが全てダメになったわけではないので安心しましょう。

重度=茶色や黒色に焦げる

フィカス・ウンベラータの葉の色が、茶色や黒色に焦げたようになってしまっている場合、これはかなり重度の葉焼けであると言えます。この症状まできてしまうと、やるべきことが逆に少なくなるので、ある意味「仕方ない」と心に決めるのがいいでしょう。

葉焼けしたウンベラータの復活方法

それではここからは、葉焼けしてしまったウンベラータの復活方法について解説していきます。フィカス・ウンベラータが葉焼けをしてしまっても、症状が軽度なのか重度なのかによって対処法が少し変わってきます。基本的なことも含めて、これからはフィカス・ウンベラータが葉焼けをした時にできる、最大限の対処法を解説していきます。

一度葉焼けした箇所は元に戻らない

結論からお伝えすると、実は一度葉焼けした箇所は元には戻りません。そのため、葉焼けを起こしてしまうということは、元のきれいな葉っぱには戻らないことと同じだからこそ、よりシビアに注意を払ってフィカス・ウンベラータを育てる必要があると言えます。

軽度の症状では光合成ができる可能性がある

しかしここで肝心なのは、軽度の葉焼けの症状であれば、光合成ができる可能性があるということです。軽度の症状の葉焼けは、葉の色素が薄くなっている程度で、まだ完全に黄色や白色に変色していないということです。そのため、軽度の症状の段階でまずは直射日光が当たらない場所に移動することや、遮光をするなどして時間をかけて光合成をさせれば、復活することができることもあります。

軽・中度で見た目が気になるときは剪定をする

しかし、軽・中度の症状でフィカス・ウンベラータの葉っぱの見た目がどうしても気になるときは剪定をするといいでしょう。剪定は、必要のない箇所をカットすることを言います。変色が進み、見た目が悪く気になる場合はしっかりと剪定をして、軽度の葉焼けの時と同様に直射日光が当たらない場所に移動することや、遮光をするなどして生育するようにしましょう。

重度の症状が出ている場合は切る

最後は、重度の症状が出ている場合です。ここまできてしまっているのであれば、葉焼けしている箇所を切るしかありません。逆に簡単と言えば簡単ですよね。葉焼けしている箇所を切ることを怠ってそのままにしておくと、元気のある他の葉っぱにまで影響してしまうこともあるので、必ずカットして対処しましょう。

ウンベラータの葉焼けの対処法

続いては、フィカス・ウンベラータの葉焼けの対処法について解説していきます。フィカス・ウンベラータがどういった場所や環境であればそもそも葉焼けをしないで元気に育てられるのかを知っていれば、葉焼けを気にする事なく育てられますよね。それでは、フィカス・ウンベラータの葉焼けを起こさないようにするにはどうすればいいのかを見ていきましょう!

直射日光を避けた場所で管理

まず根本的に大事なのは、直射日光を避けた場所で管理する事です。直射日光が当たることにより葉焼けを引き起こしてしまうので、ベランダやお庭で育てるのもいいのですが、なるべく室内で育てることや、置きたい場所があっても日当たりが良過ぎる場所にはなるべく置かないなどする方が、特に初心者の方には簡単で手堅い方法です。

半日陰で育てるのが最適

特におすすめできるのは、半日陰で育てることです。半日陰と言われてもピンとこない方はまずこの環境を参考にして見てください。
  • 日光が当たっている場所の隣の陰の場所
  • 時期や時間によって日光が当たったり当たらなかったりする場所
  • カーテンのレース越しで、やさしく木漏れ日のような日の当たる場所

日光が入っている空間で影の場所

まずおすすめなのは、日光が入っている空間で影のある場所です。お部屋や環境は人それぞれなので一概に「ここがいい」ということは断定できませんが、窓際などの日光が当たる場所ではなく、その日光が当たる場所の隣にある陰の場所が、葉焼けを起こさない場所になります。

カーテンレース越しの日光

また、カーテンのレース越しの日光も葉焼けをしない置き場所としておすすめです。この場所は、かなり簡単に半日陰を作ることができ、特に初心者の方にはおすすめできます。レースカーテンのルクス値の目安は、約1万~1万5千と言われています。

夏の昼間の水やりを避ける

また、真夏の昼間の水やりは避けるようにしましょう。葉焼けの主な原因は直射日光によるものですが、誤った水やりをしてしまうことでも葉焼けを引き起こしてしまいます。特に、一年の中で暑い真夏の昼間に水やりをしてしまうと、水が高温になり土の中の根っこや株を痛めてしまいます。そのため、真夏の昼間に水やりをすることは避けましょう。

遮光ネットを被せる

それに加えて、遮光ネットを被せることも直射日光による葉焼けを守る有効的な対処法です。遮光ネットは、園芸店やホームセンター、またamazonなどの通販で簡単に購入することができます。これにより、屋外でも直射日光を避けた木漏れ日のような環境を作ることができます。

ウンベラータの基本的な育て方

これまでは、フィカス・ウンベラータの葉焼けをどのように対処すればいいのかについて、半日陰の置き場所やその作り方、またレースカーテンや遮光ネットで簡単に葉焼けを起こさないで済む方法を解説してきました。この知識があるかないかで、フィカス・ウンベラータの葉焼けが起きてしまうかどうかが決まるといっても過言ではないでしょう。 最後は、フィカス・ウンベラータの基本的な育て方を解説していきます。特に初心者の方の中には「葉焼けを起こさないようにする対処法はわかったけれど、結局どんな育て方をすればいいかわからない」と思う方もいるでしょう。そういったモヤモヤをなくすために、ここからはフィカス・ウンベラータの基本的な育て方をお話ししていきます。

半日陰の風通しの良い場所で管理

結論からお伝えすると、フィカス・ウンベラータは半日陰の風通しの良い場所で管理しましょう。葉焼けを起こさないために半日陰に置くこともそうですが、日常の基本的な育て方においても、フィカス・ウンベラータは半日陰の風通しの良い場所が最も元気に育ちます。

季節にあった水やりをする

フィカス・ウンベラータは原産が熱帯アフリカであるため、基本的には暑さに強い観葉植物です。しかし反対に冬の寒さには弱いので、季節に合った水やりをすることが求められます。特に初心者の方には難しく感じてしまうこともあるかもしれませんが、以下の水やりの仕方を参考に、季節に合わせた水やりをするようにしてください。

春〜夏:土の表面が乾いたたっぷりと

生育期の春〜夏の水やりは、土の表面が乾燥したタイミングでたっぷりと水を与えるようにしましょう。土が乾燥しているかどうかは、表面だけではなく少し深いところまで手で土を触ってみて湿っていなければOKです。

冬:土の表面が乾いてから数日後に

また、冬の水やりは土の表面が乾いてから数日後と覚えておきましょう。数日の目安としては、2〜3日経ってからでOK。温度が下がる冬の休眠期は成長が止まるので、ここで焦って水やりをしてしまうと根腐れを起こしてしまいます。

生育期のみ肥料を与える

また、フィカス・ウンベラータに肥料を与える場合は、よく生長する生育期にのみ肥料を与えるようにしましょう。冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、必ず肥料を与える場合は生育期のみだと覚えておきましょう! おすすめの肥料の種類は、希釈した液体肥料を10日〜2週間に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えることです。有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエなどの害虫の発生を防げるので、室内管理にはうってつけです。

伸びすぎた葉や茎は剪定する

また、伸びすぎた葉や茎は日常的に剪定するようにしましょう。剪定をきちんとこまめに行うことで、フィカス・ウンベラータ全体に栄養や水分が行き渡ることもそうですが、伸びすぎた見た目はインテリアの雰囲気を下げてしまうことにもつながるので、必ず定期的に剪定するように心がけましょう。 また、剪定をした茎の部分を使って、挿し木という増やし方に挑戦することもできますよ。挿し木は、剪定時に出た茎を土に挿して植える増やし方で、新たな新芽を発芽させ、それによりフィカス・ウンベラータを増やすことができます。新芽が出るまでの期間も、必ず半日陰の場所で栽培してください。

2〜3年に一度植え替えをする

それに、2〜3年に一度植え替えをすることも大事です。2〜3年も経てば、フィカス・ウンベラータもかなり大きく育ちます。大きくなったフィカス・ウンベラータを植え替えしないと、鉢の中の根っこがぎゅうぎゅうになって、生長が悪くなってしまうので、2〜3年に一度は必ず今より一回り大きな鉢に植え替えすることをおすすめします。

毎日、葉水をすることで害虫予防にも

最後は、毎日葉水をして害虫を防ぐことです。葉水は葉っぱの乾燥を防ぐことができるので、特に乾燥した葉っぱを好む害虫の餌にならないようにする効果があります。葉水はそういった害虫から身を守ることもそうですが、フィカス・ウンベラータ全体の潤いを保ち元気に育てる意味でもあります。

【まとめ】ウンベラータが葉焼けする原因とは?復活方法や適切な管理方法を解説

いかがだったでしょうか?ここまでのお話で、フィカス・ウンベラータの葉焼けの原因が直射日光によるものであり、またその直射日光を避けた半日陰て育てることが、上手にフィカス・ウンベラータを生育するコツであると明確にお分かりいただけたのではないでしょうか! 今回の記事のポイントは以下になります。
  • フィカス・ウンベラータや観葉植物の葉焼けの主な原因は直射日光
  • フィカス・ウンベラータが葉焼けしてしまうと、最悪の場合葉焼けした部分をカットするしかない
  • フィカス・ウンベラータは半日陰の風通しの良い置き場所ではよく育つ
  • 半日陰とは、レースカーテン越しの日の当たる場所のことを言う
  • 生育期の春〜秋の水やりは、土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与え、冬の水やりは土が乾いてから数日後にする
  • 毎日葉水をすることで乾燥による害虫を防ぎ、加えて潤いも与えることでより元気に育つ
この記事を参考に、フィカス・ウンベラータが葉焼けをしないようにきちんと半日陰に置くことや、季節に合わせて水やりをすることにこだわった育て方をして、元気に育ててあげてくださいね! 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。