大きく成長したモンステラを地植えしよう!適したタイミングまで紹介

大きく成長したモンステラを地植えしよう!適したタイミングまで紹介
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目次

皆様はモンステラをご存知でしょうか?モンステラはどんなインテリアにもマッチしやすいおしゃれな観葉植物として人気です。しかし実際に育てていく上で、「より大きく育てたい」という方もいらっしゃるでしょう。「鉢植え」でももちろん大きく育てることは可能ですが、この記事ではよりモンステラを大きく育てたい方、地植えに挑戦したい方に、「モンステラの地植え」という植え方をご紹介していこうと思います。 今回の記事の流れは以下になります。
  • モンステラは外で地植えすることができる?基本的な情報を解説
  • 地植えのメリットって何?
  • モンステラを地植えで育てる方法を解説
  • モンステラを地植えで育てる場合の注意点は?
  • 地植えで越冬はできる?
  • モンステラの植え替えのタイミングをご紹介
  • まとめ
最後までご覧いただくことで、モンステラを地植えする方法や知識がしっかりとお分かりいただけて、モンステラを地植えで育てることができ流ようになりますよ!ぜひ最後までご覧ください。

モンステラは外で地植えすることができる?

そもそもモンステラは外で地植えできるのでしょうか?疑問がある方も多いでしょう。結論から言えば、地植えすることができます。ただし、地植えするにはいくつかの注意点や対策が必要ですので、これからじっくりと解説していきます。まずは、モンステラの基本的な特徴を解説していきます。

そもそもモンステラはどんな植物?

ではまずは、「そもそもまだモンステラを知りません!」という方のために、モンステラが一体どんな植物であるかをこれからご説明したいと思います。

熱帯アメリカが原産の多年草

モンステラは熱帯アメリカが原産のつる性の多年草植物です。約20~40種類ほど存在すると言われています。葉は生長するにつれ、切れ込みが入ったり穴があいたりと、独特な姿に変化します。この特徴的な葉っぱが暖かな印象を生み出し、インテリアにも最適なおしゃれな観葉植物です。

耐寒性は弱いが高温多湿に強く、耐陰性がある

熱帯が原産であるため、耐寒性と乾燥に弱いですが、高温多湿には強い観葉植物です。日本での住環境にマッチしているモンステラは、実は耐陰性も優れているため、室内の日陰でも十分に生長してくれますよ。

どんな生育環境が適している?

実はモンステラは地植えの方がよく育つ植物でもあります。というのも、元々原産地の熱帯アメリカなどでは、自然界の中でしっかりと地植えをして根をはって生きているわけですから、当然といえば当然でしょう。 しかし、先ほどもお話ししたように、モンステラは元々熱帯アメリカ原産であるために耐暑性と耐陰性はあるものの、耐寒性は弱い植物です。つまり、日本の冬を地植えで越冬するというのは、なかなか難しいということでもあります。できる限り、原産地の環境に似た生育環境を維持できる場所であれば、育てることも可能です。

春から秋にかけて、半日陰の屋外で育てることも可能

また、冬を除いた春から秋にかけての時期であれば、半日陰の屋外で育てることも可能です。特に室内で育てていた鉢植えのモンステラをいきなり日当たりのいい屋外に出すと、直射日光などの強い日光による葉焼けを起こしかねないので、半日陰でまずは元気に育つようになるところから始めるのがおすすめです。

地植えのメリット

それではお次は、モンステラを地植えするメリットについて解説していきます。モンステラを日本で地植えするのは、季節の問題で難しいこともありますが、それでも条件を整えていけば以下のようなメリットを受けることができますよ。それでは3つのメリットをご紹介します。

自然界で育つモンステラ本来の生育環境に近づけられる

1つ目は、自然界で育つモンステラ本来の生育環境に近づけられることです。このことは、地植え最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。日本では当たり前ですが、モンステラにとってそもそも「鉢植え」という生育環境は、「地植え」よりも適してはいません。気候や湿度を原産地に寄せるのは難しいかもしれませんが、地植えにすれば、少なくとも自然界のモンステラには近づけることができます。

自由に根を張り巡らすことができる

2つ目は、自由に根を張り巡らすことができることです。先ほどもお話ししたように、地植えは自然界に近い生育環境です。地に根っこがつながっているということは、限度なく根っこを伸ばすことができるということでもあります。しっかりと根が伸びることで、根腐れや根詰まりから解放され、その分大きく成長できますよ。

鉢植えよりもよく育つ

3つ目は、鉢植えよりもよく育つことです。モンステラは鉢植えでもよく育つ丈夫な観葉植物ですが、地植えの方が上の2つのようなメリットともかけ合わさってよく生長します。日光不足になることも減りますし、植え替えの心配もありません。より大きく育ててみたいという方にはおすすめの栽培方法です。

モンステラを地植えで育てる方法

ここまでは地植えをするメリットや、そもそもモンステラにあった生育環境とはなんなのかについて解説してきました。ここからは、モンステラを地植えで育てる具体的な方法を解説していきます。

置き場所

まずは大事な置き場所についてです。モンステラを地植えしたら、そこから何度も移動することは難しいです。一度ちゃんとした場所を選べば、今後移動させたりする心配なく育てることができるので、ぜひこれから紹介する置き場所を参考にしてみてください。

日当たりが悪い場所にも置ける

まず、日当たりがあまり良くない場所にもおくことができます。元からモンステラは耐陰性と言って日陰でもよく育つ性質を持っています。「日当たり不足の根腐れや根詰まりが心配」という方も安心して地植えして構いません。

日光を当てるとしっかりした株に育つ

また、日光を当てるとよりしっかりとした株に育つことができます。しかし注意する必要があるのは直射日光です。直射日光が当たるとモンステラは一気に葉焼けを起こしてしまいます。葉焼けすると元に戻らないので直射日光がなるべく当たらない場所に置いてあげましょう。

斑入りのものは日照時間が多い方がよい

それに、班入りのモンステラは、日照時間が多い方がいいです。班入りのモンステラの特徴は、日照時間が少ないとい、班が入っている部分が黒くなってしまいます。通常のモンステラであればさほど気にすることもありませんが、班入りや白いモンステラなどであればこのことも注意しましょう。

北風に当たらない場所が望ましい

最後は、北風に当たらない場所に地植えすることです。北風は冬になるとモンステラの葉っぱをボロボロにしてしまいます。風にどうしても当たってしまう場所しかないという方は、ビニールなどでモンステラ覆って、風から守るようにしてあげると、枯れる原因を防ぐことができます。

それではお次は土について解説していきます。モンステラを地植えしたい置き場所がある程度決まったら、次は土について対策を練っていきましょう。これからはそんな土のポイントを解説していきます。

柔らかく水はけのよい土を作る

まず大前提に、土が良ければ花や植物は自然とちゃんと育つというのが、地植えの基本です。そのためにはいくつかの条件があり、それは、スコップがサクッと土のなかに入る柔らかい土で、多少雨などで水分が多くても水はけが良く、土自体にある程度の湿度が保たれている土を作ることです。

パーライト、くん炭、堆肥、苦土石灰、油粕、骨粉を土に混ぜる

上記のような土にするには、土壌改良をしてあげることです。まず、土を柔らかくし、土の湿度も保ちつつ水はけもよくするのがパーライト・くん炭です。パーライトは1平方メートルの花壇に約30L、くん炭は10~20Lすき込むのが目安です。大粒のものは鉢底に適していますが地植えには適していないのでNGです。 また、土の中の土壌菌を活発にするために、堆肥や腐葉土の腐植質です。土に混ぜ込めば土の中の菌が元気になり、その結果モンステラも元気に育つことができます。 しかしこれだけでは肥料が足りていませんので、最後は、苦土石灰、油粕、骨粉などの元肥(もとごえ)という、環境に優しい有機質系の肥料を混ぜてあげましょう。これで土が最大に活性化され、植物は元気に根っこを土の中に張ってくれるというわけです。

モンステラを地植えで育てる場合の注意点

ここまでは、モンステラを地植えで育てる具体的な方法を見てきました。これだけでも十分地植えする前の知識を知ることができましたが、ここからは地植えする際に必要な注意点を見ていきましょう。

直射日光による葉焼けに注意する

まずは先ほども何度かお話ししたように直射日光が原因による葉焼けに注意しましょう。葉焼けすると黄色く変色してしまいますが、悲しいことに葉焼けしてしまうと変色したまま復活することはありません。そうならないために次のことにも注意しましょう。

いきなり地植えにせず半日陰から少しずつ慣らす

それは、いきなり地植えにせずに半日陰から少しずつ慣らすことです。現在、鉢植えの状態であればまずは縁側などの半日陰の場所に置いて、屋外に慣らすように少しずつ置き場所を屋外に移動させていきましょう。これを守れば、かなり葉焼けする可能性をグッと下げることができます。

害虫による食害に気を付ける

また、害虫の食害に注意しましょう。害虫が発生してしまうと病気になることや葉っぱがボロボロになること、枯れてしまう原因にもなってしまいます。次のトラブルと、その対処法についても見ていきましょう。

蛾に新芽を食べられてしまうトラブルが多い

モンステラは室内ですと虫食いによる被害はありませんが、屋外で育てるとなると、蛾などに新芽の柔らかい部分を食べられてしまう可能性が高くなります。辺りが湿り気のある場所だと、蛾やその幼虫が寄ってきやすいので注意が必要です。

対処法:オルトラン錠剤、木酢液、竹酢液で対処する

対処法は、オルトラン錠剤、木酢液、竹酢液を散布することです。オルトラン錠剤はよく浸透するので、隅々まで効果が行き渡ります。木酢液や竹酢液は、散布すると虫や蛾を寄せ付けないようにしてくれますのでぜひ参考にしてみてください。

地植えで越冬はできる?

ここからは、多くの方が気になっている「地植えで日本の冬の越冬はできるの?」ということについて、これから解説していきます。どのような条件下であれば越冬できるのか、また越冬できた事例についてもご紹介していきます。

ある程度耐寒性があるため温暖な地域では冬越しできる

モンステラは耐寒性が弱いと言いましたが、寒くても室内であれば冬場も問題なく育つことができるため、ある程度の耐寒性は持っています。そのため、全く耐寒性がないということではないと覚えておこましょう。そのため、関東より北部でや日本海側の寒い地域では、確かに地植えは難しいですが、九州や大阪、日本の南部の温暖な地域では、これからご紹介するように地植えできるという情報もありますよ。

雪が降ったり気温が5℃以下になると枯れてしまう危険性がある

特に注意が必要な気温や環境の目安で言うと、屋外の温度が5℃以下、または雪が降る地域では枯れてしまうことがありますので注意が必要です。あなたが住んでいる地域が温暖な地域、温度が高い地域であれば、越冬は可能であるでしょう。

ネットでは九州や大阪、関東で地植えできるという情報も

実際にネットで検索してみたところ、九州や大阪、関東でも地植えに成功している方も中にはいらっしゃいます。ぜひ一度挑戦をしてみて、今住んでいる地域の冬で地植えができるのかどうかを、試してみることもいいかもしれませんね。

地植えでの越冬は寒さ対策が重要

ここで共通して肝心なことは、地植えを日本で行うには寒さの対策が必要であると言うことです。ここからは、なんとかして地植えで冬場を乗り越えたい方向けに、具体的な対策を3つご紹介していきたいと思います。

あまり雨の当たらない場所で育てる

1つ目は、あまり雨の当たらない場所に地植えすることです。雨が当たると確かに乾燥しませんし、水分が行き渡って病気や枯れたりしないだろうと思う方もいるかと思いますが、冬の雨はかなりモンステラの脅威になってしまいます。人もそうですが、冬の日に冷たい雨が当たり続けたら、普通に寒いですよね。枯れる原因になってしまい、一度枯れると復活しませんので雨の当たらない場所に置いてください。

北風に当てないよう場所を工夫するか、風よけをする

2つ目は、北風を防ぐか、風よけをしてあげることです。北風が直接モンステラに当たってしまうと、かなり寒くなり、葉っぱがボロボロになって枯れてしまいやすくなります。風よけがあれば寒さも格段に抑えることができますので、小型のダイムハウスなどがおすすめ。

簡易的なビニールハウスや寒冷紗を使う

3つ目は簡易的なビニールハウスや寒冷紗を使うことです。先ほど同様に、風よけの目的で、ビニールハウスの中にモンステラがあれば、少なくとも枯れる心配も減るでしょう。温度も保てるのでおすすめです。

美しく育てるためには秋~冬は屋内で栽培するのがおすすめ

ここまでのお話を聞いても、やはりどうしても「美しく育てたい」と言う方は、秋冬は屋内で栽培するのがおすすめです。やはりモンステラの良さは、何と言ってもその見た目の美しさです。その見た目が悪くなったりするのが嫌な人ももちろんいらっしゃると思いますので、そんな方はぜひ屋内で栽培しましょう。

モンステラの植え替えのタイミング

では最後にモンステラの植え替えタイミングについてです。今現在、鉢植えでモンステラを育てている人は、屋外で地植えしたくともいつ植え替えすればいいのかわからない人もいるでしょう。ここからは、植え替えのタイミングについて、ご説明していきます。

春~秋の生育期に植え替えを行う

春から秋にかけてのモンステラの生育期に植え替えをするようにしましょう。モンステラは、春から秋にかけての温暖な時期に生育期といってよく生長する時期がきます。この時期に植え替えをすることで、株や根っこに負担があっても元気があるのでリカバリーしてくれますので安心です。

雨の日や35℃を超える猛暑日、寒い時期の植え替えは避ける

一方で雨の日や35℃を超える猛暑日、寒い時期の植え替えは避けるようにしましょう。この時期の植え替えは、通常の植え替えの何倍もの負担が株や根っこにかかってしまい、そのまま復活できずに枯れてしまうこともありますので、必ず避けるようにしましょう。

大きく成長したモンステラを地植えしよう!適したタイミングまで紹介のまとめ

いかがだったでしょうか?モンステラの地植えでの育て方について一から詳しく知ることができたのではないでしょうか!環境や気温によって地植えできるかできないかなどが決まることもお分かりいただけたかと思います。 今回の記事のポイントは、
  • モンステラは春から秋までは問題なく地植えできる
  • モンステラが越冬するには、ビニールハウスや寒冷紗などの風よけを用意する必要がある
  • 地植えのメリットは、鉢植えよりも格段に大きく生長すること
  • モンステラは耐陰性があるので日光はそこまで必要としない。特に直射日光は葉焼けを促進するので注意する
  • 蛾などの害虫には、オルトラン錠剤、木酢液、竹酢液を散布する
  • モンステラは春から秋にかけての生育期に植え替えをする
以上になります。モンステラの地植えは、初心者の方には少し難しく聞こえたかもしれませんが、この記事を参考に、工夫して地植えすれば元気にモンステラを地植えで栽培することができますよ! 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。