ポトス・ステータスの育て方を紹介!ケア方法からトラブルの対処法まで

ポトス・ステータスの育て方を紹介!ケア方法からトラブルの対処法まで
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目次

明るい黄緑色と上品な白い模様が入り混じる【ステータス】というポトスの品種をご存知でしょうか。ポトス・ステータスは、美しくゴージャスな雰囲気をもつことからポトスの王様とも呼ばれている品種です。そんなポトス・ステータスですが、育て方のポイントを覚えておかないと枯れてしまう危険性もあります。 そこでこの記事では、
  • ポトス・ステータスの特徴
  • ポトス・ステータスは手に入りにくい?
  • ポトス・ステータスの育て方①置き場所
  • ポトス・ステータスの育て方②水やり
  • ポトス・ステータスの育て方③土と肥料
  • ポトス・ステータスが育ってきたら行うこと
  • ポトス・ステータスに起こりやすいトラブルと対処方法
以上のポイントを中心に解説していきます。 ポトス・ステータスの波打ったエレガントな葉は、一鉢飾るだけでお部屋の印象を違ったものに変えてくれます。洋風なお部屋にも和風のお部屋にもおすすめのポトス・ステータスは人気な品種でありながら、希少性もあるので見かけたらラッキーだと思って購入してみることをおすすめします。枯らさないための育て方のポイントもご紹介していますので、ぜひ最後まで記事をご覧ください。

ポトス・ステータスとはどんな観葉植物?

まずはポトス・ステータスがどんな観葉植物なのか、特徴についてご紹介していきます。ポトスは観葉植物の中では比較的、育てやすい種類なのでステータスもその特徴をもっていて初心者にもおすすめです。

ポトス・ステータスの基本情報

植物名 ポトス・ステータス
学名 Epipremnum aureum 'Status'
英名 Pothos Status
科名/属名 サトイモ科 スキンダプサス属
原産地 東南アジア
以上がポトス・ステータスの基本的な情報です。ポトスには耐陰性と耐暑性はありますが、耐寒性が低いものが多いので注意しましょう。また、ポトス・ステータスは一般的なポトスと違ってサイズがコンパクトな特徴もあります。

エンジョイやマーブルなどの品種のような斑入りの葉っぱが特徴

ポトス・ステータスの最大の特徴である大きく広がった葉には、おしゃれな白い斑が入っています。エンジョイやマーブルなどの他の品種にも斑入りの葉っぱは見られますが、ポトス・ステータスは特に見た目が美しいと人気の品種なのです。エンジョイやマーブルと比べると印象的な葉のサイズが大きく、樹形がコンパクトにまとまるのがステータスの特徴です。

ポトス・ステータスの花言葉

一流の美しさがあることから「ステータス」とつけられたポトス・ステータスには、【永遠の富】【華やかな明るさ】【長い幸】という花言葉がついています。 特にポトス・ステータスは、白い斑が明るさを感じさせてくれることから【華やかな明るさ】という花言葉が似合いますね。花が珍しくなかなか咲かない特徴から【長い幸】という花言葉が、丸い葉が小判を連想させることから【永遠の富】という花言葉が選ばれています。

ポトス・ステータスの風水

ポトス・ステータスには素敵な効果をもたらす風水が期待できます。大きく広がった葉がハートを象徴させることから、恋愛運の向上が期待できるのです。また、ポトス・ステータスは丸みのある葉が特徴ですので、金運アップの風水効果もあります。葉が垂れ下がることから陰の気をもつポトスは、陽の気がたまりやすいリビングなどに飾ると良い効果を与えてくれますよ。

もう売ってない!?ポトス・ステータスの実態に迫る

ポトス・ステータスは希少性が高く、もう売ってないという噂も広まっています。実際にポトス・ステータスを注文したり配送してもらうことは可能なのでしょうか。ポトス・ステータスが売ってないと言われる実態に迫ってみましょう。

すでに販売していることが少なく希少品種とされている

噂の通り、ポトス・ステータスは園芸店やホームセンターなどで販売していることが少なく希少品種とされています。ポトス・ステータスを手に入れたいという方は、ネット注文で配送してもらったり市場に出入りする園芸店の方に相談してみるのが良いのではないでしょうか。

量産が難しく生産終了との噂が

ポトス・ステータスはエンジョイを品種改良させた個体ですが、量産が難しいというデメリットがあります。そのため、生産農家さんが数件しかなく生産終了とのうわさが付いて回っているのです。ネットで販売されることもありますが、稀ですので見つけたら品切れや生産終了になる前にぜひ購入することをおすすめします。

ホームセンターでたまに販売されていることがある

ホームセンターではたまに、市場に流通していたポトス・ステータスが販売されていたりすることがあります。とはいえ、基本的にはホームセンターで販売されているポトスはゴールデン・ポトスという品種が主流なので見かけたら幸運だと思って良いでしょう。

ポトス・エンジョイに先祖返りをすることがあるので注意

ポトス・ステータスは、「最も美しいポトス」と呼ばれたポトス・エンジョイをさらに改良した品種です。そのため、長く育てているとポトス・エンジョイに先祖返りをしてしまうことがあります。ステータスとエンジョイの違いは、葉の大きさや丸みに現れます。ステータスの方が大きく丸い葉をもち、コンパクトでありながらも豪華な印象を与えてくれるのです。 先祖返りは個性の特性や運によるところもありますので、防ぐことはできませんがそのままにしておくと全体に広がってしまいますので、ステータスという品種を維持するためにも見つけ次第、葉や枝をカットするようにしましょう。

ポトス・ステータスの育て方【置き場所】

ポトス・ステータスは、他の品種に比べて生長がゆっくりな特徴があります。置き場所は、ポトス・ステータスを健康に育てるためにとても重要なので、まずはどこで管理すべきかについて解説していきます。

日当たりが良く風通しの良い環境に置く

ポトスには耐陰性がありますが、斑入りの品種は美しい斑を保つために明るい場所で育ててあげるのがおすすめです。ただし、直射日光に当たってしまうと葉焼けを起こしてしまう危険性があるので、カーテン越しの光が当たる場所で管理するようにしましょう。明るく、風通しの良い場所が適しています。夏場でしたら、屋外の日陰で育てることもできますよ。

室内では冷暖房の風が直接当たらない位置に

基本的には温度管理ができる室内で育てるのがおすすめのポトス・ステータスですが、冷暖房の風が直接当たってしまうと葉が乾燥しすぎて傷んでしまうので、風が当たらないように調節してあげる必要があります。窓辺などの場所で管理するとともに、冬場の夜間は暖かい部屋の中心に移動してあげるようにしましょう。

冬は10度以上の環境に移動させる

ポトス・ステータスを元気に育てるために最も重要なのが、冬場の温度管理でしょう。寒冷地では育てることが難しいと言われるポトス・ステータスですが、冬の温度が10度以上になるような環境で育ててあげることが必要になってくるからです。常に暖かい温度が保たれるようなお部屋で、冬場は管理してあげるようにしましょう。

ポトス・ステータスの育て方【水やり】

ポトス・ステータスの育て方の二番目のポイントとして、水やりの方法を解説していきます。ポトスは観葉植物の中でも比較的、丈夫で育てやすいのが大きな特徴ですがどのような水やりを好むのでしょうか。

乾燥に強い観葉植物である

ポトスは東南アジアが原産の植物ですので、暑さや乾燥に強い観葉植物です。水やりもこの特性を理解した上で、根腐れを防ぐために控えめな水やりをすることが必要になります。水やりは控えめにしつつ、霧吹きなどでの葉水は忘れないようにしてくださいね。

土の表面が乾いて2日程度経ってから水やりをする

ポトス・ステータスの水やりの頻度は、土の表面がパラパラと乾いてから2日ほど経ってから行うのがポイントです。夏場は乾きやすいので、定期的に土の表面を確認して水やりの時期を見極めると良いでしょう。

冬場は4日程度経ってから水やりを

冬場は土の表面がしっかりと乾いてから、4日ほど間隔を空けて水やりを行います。冬場は休眠期にもあたりますので、水やりの頻度が高いと根が十分に水を吸水できずに根腐れを起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。

受け皿の水を捨てることを忘れないように

ポトス・ステータスの土の表面がしっかりと乾いてから数日経って水やりを行いますが、その際にはたっぷりと鉢の底から水が出るくらいまで与えましょう。水やりの後で、鉢皿にしっかりと水が排水されたら忘れずに、たまった水を捨てます。受け皿の水をそのままにしておくと、夏は蒸れや傷みの原因になりますし冬は凍結の要因になりますので注意が必要です。

ポトス・ステータスの育て方【土・肥料】

ポトス・ステータスの育て方の三番目のポイントとして、土や肥料について解説していきます。特別、こだわった土や肥料は必要としませんので、初心者の方も安心してくださいね。

市販の観葉植物用の土で育てられる

ポトス・ステータスは市販の園芸用土や観葉植物の土で栽培することができます。特に、観葉植物の土は排水性や保水性のバランスが優れていますので、ポトス・ステータスにおすすめです。鉢の底には、排水性を高めるために鉢底ネットや鉢底石を入れておきましょう。

肥料は控えめにすると良い

ポトス・ステータスは生育力が旺盛で丈夫な観葉植物なので、たくさんの肥料を必要としません。肥料を与える時は、控えめにするように心がけておきましょう。選ぶ肥料は液肥やゆっくりと効果が表れる緩効性の化成肥料がおすすめです。

2週間に1回程度、液肥を与える

ご紹介したように、与える肥料は液肥や緩効性の化成肥料がおすすめです。特に液肥は、薄めて使うものが多く速効性も期待できるのでポトスに向いた肥料と言えるでしょう。液肥を与える時は、2週間に1回程度の頻度を心がけます。

与えすぎによる肥料焼けや根腐れには注意!

ポトスは丈夫な観葉植物なので、たくさんの肥料を必要としません。そのため、たくさんの肥料を与えてしまうと肥料やけや十分に栄養分を吸収できないことによる根腐れを起こしてしまいますので注意しましょう。

ポトス・ステータスが育ってきたらすること

ポトス・ステータスの基本的な育て方が分かったところで、大きく育ってきたら行うべきことをご紹介していきます。ポトス・ステータスは比較的、生長がゆっくりな観葉植物ですが生育期に健康に成長するためにはちょっとしたコツが必要なのです。

成長し樹形が崩れてきたら剪定しよう

ポトス・ステータスはコンパクトにぎゅっとまとまった樹形が魅力の観葉植物ですので、生長して枝やつるが伸びてきた時は剪定の必要があります。理想とする樹形をイメージした上で、はみ出た枝やつるをカットすると良いでしょう。また、先祖返りによってポトス・ステータスの美しい斑が消えてしまった葉が出てきた時は優先的にカットするようにしましょう。

鉢植えしている場合は植え替えも必要

ポトス・ステータスは鉢植えにすることが多い観葉植物なので、数年に一度の植え替えが欠かせません。植え替えを行わないままでいると、根が伸びすぎて鉢の中でいっぱいになって根詰まりを起こしてしまいますので注意しましょう。植え替えを行う時は、ひとまわり大きめの鉢に植え替えるか、株分けを行って半分に分けてしまう方法も選ぶことができます。

剪定のタイミングでできる増やし方

ポトス・ステータスの樹形が崩れてきた時は、生育期の春から秋にかけて剪定を行います。そのタイミングで、ポトス・ステータスを増やすための作業を一緒に行ってみてはいかがでしょうか。おすすめの増やし方を簡単に解説していきます。

水差し

水挿しはポトス・ステータスのカットした枝やつるを利用して増やす方法です。透明な容器に水を張って発根を待つだけなので、初心者にも簡単に行うことができます。水挿しを行う時は、つるの節を残して挿すと発根が期待できるでしょう。容器の水は定期的に変えることで、差し穂が傷むことを避けることができます。

土差し

土差しは、挿し木とも呼ばれる増やし方です。ご紹介した水挿しと同じように、ポトス・ステータスの節を残した挿し穂を用意したら、挿し木専用土や赤玉土にそっと挿して発根を待ちます。土が乾燥しないように気を付けながら、半日陰で管理しましょう。挿し穂についた葉が多いときは、葉からの蒸発を防ぐために2,3枚を残してカットしてしまいましょう。

茎伏せ

茎伏せは、育てているポトス・ステータスの個体から枝を切り離さずに発根させる増やし方です。伸びたポトスのつるをを土の表面に近い場所まで斜めに下ろしたら、そっと土をかけましょう。つるが戻ってしまわないように、U字に曲げた針金などを使って土に押さえると良いですね。土に近い節の部分には気根が出る場所がありますので、そこから発根したら親株から切り離して鉢植えに植え替えます。 この方法以外にも、茎伏せには節を残して5㎝~10㎝にカットした茎を使う方法もあります。こちらはミズゴケや観葉植物の土などを霧吹きで湿らせた上に乗せて発根を待つ方法です。たくさんの茎を使うことができるので、成功率が上がるのが大きなメリットでしょう。直射日光が当たらない明るい場所で管理するようにしましょう。

ポトス・ステータスによくあるトラブルと対処法

最後に、ポトス・ステータスによく起こるトラブルとその対処方法についてご紹介していきます。ポトス・ステータスは上品で繊細な葉が魅力の観葉植物ですが、トラブルの多くはその葉に起こることを覚えておきましょう。トラブルが発生しても速めに対応すれば枯れることはありませんので、安心してくださいね。

生えてきた葉が小さい

ポトス・ステータスは大きく広がった丸みのある葉が魅力の観葉植物ですが、新しいつるに生えてきた葉が小さいトラブルがよく見られます。生えてきた葉が小さいと全体のバランスも悪くなってしまいますし、光合成の量も減ってしまうので見つけたら対処しましょう。

日照不足や栄養不足が原因だと考えられる

出てくる葉が小さい時は、日照不足や栄養不足が原因だと考えられています。単純に葉が大きくなるだけの光や栄養が足りないということなので、そちらの点を対処すれば葉の大きさも改善されるはずです。釣り鉢などにして高さを上げてあげるのも良いですね。

日照不足=日当たりの良い場所へ移動

日照不足が原因の場合は、日当たりの良い場所へ移動するのが対処方法です。とはいえ、直射日光にたっぷり当たってしまうと繊細な葉が傷んでしまいますので部屋のより明るい場所に移動したり、暖かい日には半日ほど外で日光浴させてあげたり工夫しましょう。

栄養不足=生育期に肥料を与える

栄養不足の場合は、小さい葉が生えてくる他には葉の色が悪かったり黄色っぽくなるサインがあらわれます。そのような症状がみられた時は、生育期に肥料を与えるのが対処方法です。ポトスは少ない肥料で育つことができるので、あげすぎは禁物ですが肥料の量や頻度を見直してみるのも良いでしょう。

葉が茶色くなっている

薄い緑色の葉に白い模様が入ったポトス・ステータスの葉が茶色っぽく変色してしまうことがあります。全体的に茶色っぽくなる他にも、葉の一部が茶色くシミのようになったりすることもあるので注意しましょう。

葉焼けの可能性がある

葉が茶色くなってしまう原因は、葉焼けの可能性が挙げられます。明るい場所を好むポトス・ステータスですが、直射日光に当たってしまうと葉の細胞が傷ついて葉焼けが起こってしまうのです。

直射日光を避けた場所で管理する

葉焼けの対処方法は、シンプルに直射日光を避けることです。遮光ネットで光をさえぎってあげたり、カーテン越しの光が当たる場所に移動してあげることで対応しましょう。屋外であれば半日かげの場所に移動するのがおすすめです。

【まとめ】ポトス・ステータスの育て方を紹介!ケア方法からトラブルの対処法まで

いかがだったでしょうか。大きく広がった葉が美しく、上品なポトス・ステータスの特徴や育て方についてご紹介しました。ポトス・ステータスは成長がゆっくりな分、樹形が崩れにくく、すっきりした姿が魅力の観葉植物です。美しく広がった葉は高さのある場所に飾っても、存在感を発揮してくれますよ。ポトス・ステータスは育て方もシンプルなので、基本を守っていれば枯れることは少ないのではないでしょうか。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • ポトス・ステータスは東南アジアが原産の美しい葉が魅力な観葉植物
  • ポトス・ステータスは市場に出回ることが少なく、希少性が高い
  • ポトス・ステータスの置き場所は、直射日光が当たらない明るい場所
  • ポトス・ステータスの水やりは土の表面が乾いてから数日経って与える
  • ポトス・ステータスの土は排水性が高いもの、肥料は液肥がおすすめ
  • ポトス・ステータスが育ってきたら剪定や、カットした枝を利用した水挿しなどを行う
  • ポトス・ステータスに起こりやすいトラブルは葉焼けや日照不足、肥料不足
ポトス・ステータスを育てる上で最も重要なのは、置き場所が合っているかどうかです。直射日光に当たり過ぎてしまうのもよくありませんが、日光不足になってもトラブルが発生してしまいます。 また、冬場は暖かい場所で管理してあげることで枯れるのを防ぐことができますよ。希少性があり、プレミアム感があるポトス・ステータスをぜひお家で楽しんでみてくださいね。 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。