アサガオの育て方を解説!種まきの手順からおしゃれな飾り方まで

アサガオの育て方を解説!種まきの手順からおしゃれな飾り方まで
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目次

皆さんは花や観葉植物をお部屋に飾っていますか?今では病院や公民館、お祝い事など様々な場所で見かけますよね。本記事でご紹介するアサガオも小学校の課題を通して育て方を知った人は多くいるのではないでしょうか?アサガオはたくさんお花を咲かせてくれるのでとってもきれいですよね。 そんなアサガオでも育て方を誤ってしまえば当然枯れてしまいます。自身が育てるアサガオがそのような結果になってしまうのは嫌かと思い本記事ではそういった方々に向けて以下の内容をまとめました。
  • アサガオの基本情報や花言葉
  • アサガオを育てるのに必要な準備
  • アサガオの置き場所、水やり、土、肥料のそれぞれの育て方ポイント
  • アサガオの支柱の巻き方
  • アサガオに付きやすい害虫や病気について
アサガオは成長速度が速く、品種が異なっても育て方はほとんど同じであるため初心者にも育てやすいお花です。花の色も種類がたくさんあるので、好きな色も育てる事ができるのもいいですよね。 本記事ではアサガオの育て方やコツを初心者にも分かりやすく解説していますので興味のある方はぜひ最後までご覧になってくださいね。

アサガオ(朝顔)はどんなお花なの?

アサガオ(朝顔)は見たことあるかたは多くいるかと思いますが、アサガオについてよく知らない方は多くいるのではないでしょうか?アサガオの育て方について知る前にアサガオの基本情報と花言葉について知っておきましょう。

夏の代名詞で有名なアサガオで、小学生の夏休みの課題にもなる

アサガオの開花時期は6月から~10月であるため、夏の時期の公園やガーデニングをしている家にはよくアサガオを見かけることが多く、人気の植物です。さらにアサガオと言えば小学生のころに夏休みの課題に育てた経験がある方は多くいるのではないでしょうか?もし育てた経験があれば、これから紹介する育て方にピンとくる方はいるかもしれませんね。アサガオは成長速度が速いため、育てるのがとても楽しい植物ですよ。

アサガオの基本情報

科・属名 ヒルガオ科/サツマイモ属
原産地 中国
開花時期 6月~10月
花の色 赤・青・白・紫・ピンク
別名 モーニンググローリー
アサガオ(朝顔)は原産である中国から薬草の一種として日本に伝わり、品種改良を重ねて今の観賞用のアサガオになりました。アサガオの名前の由来としては朝に花を咲かせ、昼に萎んでしまう様子から「朝の美人の顔」と例え、そういった背景から「朝の容花(かおばな)」といった意味を含みアサガオとなったそうです。 ちなみに、アサガオはその名前から朝に花が咲くと思われがちですが、夜明け前から花が咲き始めていることを知らない方も多くいるのではないでしょうか?実はアサガオは日没後の10時間後に花を咲かせているんですよ。

アサガオの花言葉

ここではアサガオの花言葉についてご紹介していこうと思います。アサガオの花言葉はどれも良いものばかりでプレゼントにもピッタリです。アサガオを育てたいと考えている方もギフトに考えている方も見ていってくださいね。

愛情

1つ目に紹介する花言葉は『愛情』。これはアサガオが早朝に花を咲かせることに由来しています。家族や恋人への贈り物としてもピッタリですので一緒に育ててみたり、プレゼントにも良さそうですね。

結束

続いて紹介するのは『結束』。これはアサガオが蔓を伸ばして絡ませて育っていく様子からこのような花言葉が付けられました。結束はポジティブな用語であるため家族や友人、恋人にアサガオをこの花言葉と共にプレゼントすると喜んでくれそうですね。

あなたに絡みつく

次に紹介する花言葉は『あなたに絡みつく』。こちらの花言葉もアサガオの蔓を絡み合わせて成長していく様子からこのような花言葉が付けられました。こちらの花言葉はとてもストレートに相手への愛情を表現しているため、この花言葉と一緒にプレゼントするのは少し恥ずかしいかもしれません。ですが、悪い意味ではないため受け取った側はきっと喜んでくれますよ。

明日もさわやかに

最後に紹介する花言葉は『明日もさわやかに』。こちらはアサガオが毎朝きれいな花を咲かせることが由来となっています。アサガオは毎朝お花を咲かせてくれるため毎日癒しを与えてくれます。そんなアサガオと一緒にさわやかな朝を迎えることができるのもアサガオを育てる醍醐味とも言えますよ。

アサガオを育てる上での準備

育て方を解説する前にアサガオを育てる上での準備についてご紹介してこうと思います。アサガオは育ったものを購入してもいいですが、種から育てることで本来の何倍も楽しくなりますのでぜひご覧になってくださいね。

アサガオの種まきの方法

まずはアサガオの種まきの方法を手順に分けて簡単にご紹介します。撒く時期は5月中旬から下旬の間がいいでしょう。是非参考にしてくださいね。
  1. 指先で土に穴をあける(子供の指で第一関節程度の深さ)
  2. 種の『へそ』と呼ばれる発芽部分を下にして種を置く
  3. 土を被せて上から軽くならす
  4. 肥料を撒く
  5. 水やりをして完了

アサガオの苗の植え方

アサガオが発芽して苗まで育ってきたら植え替えを行う必要がでてきます。アサガオの苗の植え替えはアサガオの苗が育って本葉が3~4枚くらい展開した頃がいいタイミングです。ここではアサガオの苗の植え方について手順を分けて軽くご紹介しますね。
  1. まず、植え替えのために用意した鉢に鉢底ネットを敷き底が見えなくなる程度まで鉢底石を入れていきます。
  2. 次に鉢の3/4程度まで土を入れていきます。これで鉢の受け入れ態勢は完了です。
  3. ポットからアサガオの苗の根鉢(根と土が固まったもの)を崩さないようにそのまま苗を抜き取る
  4. 植え替え用に用意した鉢植えにアサガオの苗の根鉢の大きさと同じくらいの穴を掘ります。
  5. アサガオの苗の根鉢をその穴に入れて根鉢と土に隙間ができないように土を寄せていく
  6. アサガオの支柱を隅に3~4本一定の間隔をあけて立てる
  7. 鉢底から水がでるくらいたっぷり水を与えたら完了

アサガオの育て方のポイント①:栽培場所

ここからはアサガオの育て方についてご紹介していきます。まず始めに解説するのは栽培場所について。育て方において一番最初のポイントとなる栽培場所を誤ってしまえばアサガオを元気に育てることが難しくなってきますので注意してくださいね。

日当たりがよく、水はけが良い環境を好む

アサガオは日光を好むため日当たりが良い場所でかつ水はけが良い環境で育てることが大切です。このような理由を背景を踏まえて、アサガオのベストな置き場所を挙げるとするのであれば、午前中は日が当たって、午後が日陰になる風通しの良い場所が最適でしょう。 とはいえ真夏の強烈な直射日光に当たってしまっては『葉焼け』を起こしてしまう恐れがあるため、日当たりのいい場所に置いた時に弱った様子が見られたら風通しの良い明るい日陰などに移動させてあげましょう。土に関しても水はけのいい観葉植物用の土を準備することをおすすめしますよ。

鉢植えの場合

鉢植えであれば置き場所を自由に変えることができるので、先ほど紹介した午前中日光に当たり、午後は日陰になるような場所に調整することが簡単です。元気がなくなってくれば涼しい日陰に移動させることも簡単なので安心して置き場所を考えることができますよ。 西日や夜間照明が当たってしまうような場所で育ててしまうとアサガオの花が咲かなかったり、咲く花が少なくなったりする恐れがありますので、置き場所には注意してくださいね。

地植えの場合

続いて地植えでアサガオを育てたい場合。アサガオを地植えで育てる場合は一度植えてしまえば、移動させることが難しいので日当たりがよく風通しの良い場所を必ず選んでください。もちろん午前中に日が当たり午後には日陰になるところに植えることが出来ればベストです。もし強い日光が当たってしまい元気がなくなってしまった時は遮光ネットを使うなどして日光をうまくカットして調整してあげてくださいね。

アサガオの育て方のポイント②:水やり

続いてご紹介する育て方のポイントは水やりです。水やり作業自体は簡単ではありますが、あげる量を誤ってしまうと、思わぬトラブルに遭ってしまいますので不安な方はぜひ参考にみていってくださいね。

夏の時期の水やり

暑い夏の時期であればアサガオは毎日涼しい朝と夕方のタイミングで水やりをして育てていきます。ここで育て方を誤り、一番温度が高くなる日中に水をあげてしまうと蒸し風呂状態になってしまいアサガオによくありませんので注意です。 しかし、天候によって土が乾燥しておらずまだ湿っている時があり、その場合は水やりをする必要はありませんが、軽く小雨を上から被った程度であれば土の中には水分が残っていない可能性も考えられるため鉢内が完全に湿りきっているか確認してください。 もしその判断に不安がある方は、鉢内の水分を測ることができる『水分計』と呼ばれるものが存在しますのでそちらを用意するのもいいですよ。

冬の時期の水やり

宿根アサガオと呼ばれるも品種のアサガオであれば寒い時期でも根っこは生きており、寒すぎる関東以外では冬越しさせることが可能です。ただし夏とは育て方が異なり、水は毎日やらず、土が完全に乾いた時だけ水やりをするようにしてください。春先に枯れた蔓を取り除いておくことで6~7月の暖かい時期に再び花を咲かせてくれますよ。

アサガオの育て方のポイント③ 土

続いて解説させていただく育て方ポイントはアサガオを育てる為の用土についてです。植物は土から栄養を吸い上げており、環境づくりにおいて土は非常に大切な要素となりますので気になる方はぜひご覧になってください。

市販の土を使う場合:必ず市販の「草花用培養土」を

市販の土を考えているのであれば園芸店などに販売されている草花用培養土を使うようにしてください。通常の土と違い、観葉植物用のものである草花用培養土は保水性・通気性・排水性に優れており、植物の成長がバツグンに良い土です。アサガオを元気よく育てたいのであれば園芸ショップに売っているので購入してみてくださいね。
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自作する場合:「赤玉土小粒6:腐葉土3:バーミキュライト1+緩効性肥料適量」を

これは観葉植物や花の育成に慣れてきた人向けですが、市販の物を使わずに育てる植物に合わせて土を自作する方もいます。アサガオに合わせて土を自作したいと考えているのであれば、赤玉土小粒6:腐葉土3:バーミキュライト1+緩効性肥料適量の組み合わせで作ることでアサガオにとっていい環境にすることができます。ちなみに土によって育て方が変わると言うことはありませんので安心してくださいね。 ちなみにこの配合の特徴を解説は以下の通りです。
  • 赤玉土は清潔で虫の繁殖を防ぐことができ、植物が好むph5~6の弱酸性の土です。
  • 腐葉土は通気性・保肥性・保水性があり、有機物を分解する微生物が含まれているため葉をを分解した時の生成物で土壌を良くしてくれます。
  • バーミキュライトは入れることで保水性・排水性・保肥性・断熱性・保温性が向上させることができます。
  • 緩効性肥料は種類にもよりますが2~6か月間の間、土に栄養を与え続けてくれます。

アサガオの育て方のポイント④:肥料

最後に解説する育て方ポイントは肥料についてです。肥料を使うことでアサガオを元気でみずみずしく育てることができますが、分量などを誤ってしまうと肥料焼けを起こしてしまい枯れてしまう危険性もあります。ぜひ参考に見ていってくださいね。

肥料を与える時期

アサガオは種を植え付けた時に与える元肥、植え付けた後約3週間後を目安に追肥していきます。追肥するときの肥料は液体のものであれば10日に一回固形のものであれば1か月に1回が目安です。

アサガオにおすすめの肥料

アサガオにおすすめしたい肥料は即効性のある液体肥料がおすすめです。中でも特におすすめなのが『ハイポネックス原液』。こちらの250倍程度に薄めたものを10日に一度のペースで与えます。ハイポネックス原液は様々な植物や土にも使え、使い勝手がよく便利なのでおすすめですよ。
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肥料の与え方

肥料を使った育て方についてですが、植え付け時には持続期間が長い固形肥料を与え、植え付け後の3週間後のタイミングから液体肥料なら10日に一回、固形肥料であれば1か月に1回程度与えてください。

アサガオを支柱につるの巻き方

ここまで育て方を解説しましたが、ある程度育ってくるとアサガオのつるが支柱に巻き付いてきます。ここではその支柱にどのように巻き付けていくといいのかご紹介しますので気になる方はぜひ見ていってくださいね。

アサガオはつる性の植物なので支柱は必要

アサガオはつる性の植物で成長と同時につるが伸びてきます。しかし、その時に巻き付く支柱がなければ無差別につるが広がってしまうため見た目が残念な感じになってしまいます。アサガオを元気に育てる事も大切ですが、見ごたえのあるアサガオにするためにも支柱を立ててあげて縦に成長させてあげましょう。

アサガオのつるの巻き方

アサガオのつるは上から見て時計回りに巻き付いていきます。これには特に意味はないとされ遺伝と言われており気にする必要はありませんが、伸びすぎたつるや見た目が不揃いのつるは切りながら巻かせていくようにしてください。余分なつるをきっておくことでそこに費やすはずだった栄養を他に行き渡らせることができ、花の数が増えたりします。 見た目も綺麗に整い、花の数も増えてくれてメリットしかないのでアサガオを丁寧に剪定しながら巻かせてみてくださいね。

プランターを使っておしゃれで簡単に飾ろう

1つしか植えられない鉢ではなく横に長いプランターを使えば複数の株のアサガオを育てることができますし、支柱の代わりに壁に掛けた網などを使うことでおしゃれなアサガオを作ることができます。横長のプランターを使えれば自分だけのアサガオの色の組み合わせを作ることができますのでもし興味があればおしゃれなプランターで複数のアサガオを育ててみる事をおすすめしますよ。

アサガオにつきやすい虫やかかりやすい病

ここではアサガオに付きやすい虫やかかりやすい病についてまとめています。アサガオも植物ですので害虫や病気は存在します。もしそういった被害に遭ってしまった時の為の対処法も一緒にご紹介していますので興味のある方は見ていってくださいね。

つきやすい虫について

アサガオに付きやすい害虫についてですが、主にアブラムシやハダニ、ヨトウムシ、エビガラスズメの幼虫などが挙げられます害虫は5月あたりから発生しどの虫も葉や葉の裏、蔓や茎などに発生します。付着した害虫はアサガオを食べてしまいますので、ただちに害虫対策と考える必要があります。 害虫対策として簡単なのは観葉植物用の害虫スプレーと使うことです。観葉植物用のものであればアサガオには無害ですし簡単に追い払うことができます。他に挙げられる害虫対策としては香りの強いハーブや木酢液(もくさくえき)をアサガオに与えることで害虫が寄ってこなくなります。

かかりやすい病気について

ここではアサガオがかかりやすい病気を大きく3つご紹介します。どれも放置すれば枯れる恐れのある病気ですので気になる方は確認しておいてくださいね。

斑点病

1つ目に説明するのは斑点病。湿気やカビなどが原因で発症する恐れがあります。 円形や、不正形などの色々な形の病班ができ、茶色や黄色に変色し、それが広がると落葉してしまいます。 対処法としては置き場所を変えて、有効な薬剤を与えてあげましょう。

うどんこ病

2つ目に挙げるのはうどんこ病です。うどんこ病は風で飛んできた胞子やカビによって発症してしまいます。 発症したては白点のように見えていたものが、だんだんと広がり、やがて茎や葉がうどん粉をまぶしたように白色になってしまう症状です。こうなってしまうと白色の部分は光合成ができなくなってしまうため、枯れる恐れがでてきます。 対処法としては毎日葉水を行い防止するか、かかってしまった場合は有効な薬剤を与えてあげましょう。

モザイク病

最後に解説するのはモザイク病。これは空気や水による感染はありませんが、アブラムシなどの虫を介して感染する恐れのある病気です。 モザイク病にかかってしまうと葉や花にモザイクのような模様ができ、葉が縮んだり、株が小さくなったりしてしまいます。 モザイク病は現時点では感染してしまえば治療する方法がありません。対策としては病気になった株を排除するしかなく、そのまま他の株も置いておくと、同じ虫に感染させられる恐れもあるので置き場所も変えるようにしてください。

アサガオの育て方を解説!種まきの手順からおしゃれな飾り方までのまとめ

以上でアサガオの育て方についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?アサガオは明るい色が多く、たくさんきれいなお花を咲かせてくれるので人気の高いお花です。 今回の内容をまとめると以下の通り。
  • アサガオの種まきの時期は5月中旬から下旬
  • アサガオは午前中だけ日が当たる場所がベストポジション
  • アサガオの水やりは土が完全に乾燥した朝と夕にする
  • アサガオの土は水はけがいいものを選ぶ
  • アサガオの肥料は即効性の液体肥料おすすめ
アサガオは成長速度が速く、種を植えてから30~60日で花を咲かせてくれるため、観察も楽しみつつ育てることができる、人気の高いお花です。 アサガオをこれから育てようと考えている方はぜひ今回ご紹介したアサガオの育て方やコツを役立ててくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。