ポトスをハイドロカルチャーで育てよう!育て方のコツや注意点を解説

ポトスをハイドロカルチャーで育てよう!育て方のコツや注意点を解説
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観葉植物の中でも人気の高い『ポトス』観賞植物が好きな方なら、1度は育てたことがある人も多いでしょう。熱帯地方に生息しているため、暑さには強いですが、寒さに弱いという特徴があります。 寒さに弱いなら「室内で育成しよう!」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、屋外での育成と違い室内では衛生的にも気になりますよね。衛生的に気なるなら「ハイドロカルチャーで育成しよう!」と考えても「ポトスってハイドロカルチャーで育てられるの?」と疑問に思うことでしょう。 そこで今回は、ポトスのハイドロカルチャーについて解説します。この記事を読めば
  • ハイドロカルチャーについて
  • ハイドロカルチャーでポトスは育てられるのか
  • ハイドロカルチャーへの植え替え時期
  • ハイドロカルチャーのための水挿しの作り方
上記のことがわかりますよ。 ポトスでハイドロカルチャーを作りたいならぜひ、最後まで読んでくださいね。

そもそもハイドロカルチャーとは

まずは、ハイドロカルチャーについて知ることから始めましょう。ハイドロカルチャーについては、観葉植物を既に育てている方は知ってるでしょう。しかし、これから観葉植物を始める方や、育成歴が浅い方は知らない方も多いはず。初心者の方でも分かりやすく解説するのでぜひ、参考にしてくださいね。

水耕栽培の一種である

ハイドロカルチャーは水耕栽培の一種です。植物は基本的に土と水で育てます。しかし、水耕栽培では基本的に水と液体肥料だけで植物を育てる方法になります。 ハイドロカルチャーでは土の代わりに、人工の土(ハイドロボール)と水を使って育成します。

ハイドロカルチャーのメリットはたくさん!

ハイドロカルチャーにはたくさんのメリットがあります。「普通の土で良くない?」と思う方も多いでしょうが、ハイドロカルチャー独自のメリットは、魅力的ですよ。ハイドロカルチャーのメリットを把握して、チャレンジするか決めるのもおすすめですよ。

土を使わないため清潔で虫がわかない

ハイドロカルチャーでは普通の土を使わないため、清潔で虫がわきません。ハイドロカルチャーで使う土はハイドロボールというもので、人工的な土で無菌だからです。そのため、栄養豊富な土と比べて虫がわかず、清潔に観葉植物を育成できますよ。 清潔に育成できるのは、ハイドロカルチャーのメリットといえます。

カラフルなハイドロボールでおしゃれ

ハイドロカルチャーで使用するハイドロボールは、カラフルでおしゃれなものが多いです。ハイドロボールは人工的作られた土なので、カラフルに着色できるからです。色が豊富で赤や黄色、青色や紫までさまざまな色合いのハイドロボールが販売されています。 自分好みの色のハイドロボールを見つけて、おしゃれにハイドロカルチャーを作成してみてください。

水の量がわかりやすい

ハイドロカルチャーでは、水の量が分かりやすという特徴があります。ハイドロカルチャーで使用する容器は、底に穴が開いていなければ、なんでも利用できます。透明な容器を鉢として利用すれば、水の量を目視で確認できます。 クリアボトルのような透明な容器が、ハイドロカルチャー初心者の方にはおすすめですよ。 容器を変えることで、水の量が分かりやすいのはハイドロカルチャーの特徴のひとつです。

100均で購入できるもので簡単に始められる

ハイドロカルチャーで利用するものは、100均で購入できるものばかりです。容器やハイドロボールも100均で購入できます。ハイドロボールは園芸コーナーで購入できますよ。100均で必要なものが揃うので、簡単に始められますよ。

デメリットは大きく育てるには適していないこと

ハイドロカルチャーのデメリットは、植物を大きく育てるのに適していません。ハイドロカルチャーは、室内に置くのが基本なので、植物が成長するために必要な日光や風通しが確保しにくいからです。 「屋外に置けばいいのでは?」と思う方もいると思います。ですが、ハイドロカルチャーを屋外に置くと日光により水温が上がり、根腐れを起こしやすくなります。 ハイドロカルチャーで育てる観葉植物は、大きくしないものを選ぶのがおすすめですよ。

ポトスはハイドロカルチャーで育てられるの?

ここでは、ポトスをハイドロカルチャーで育てられるのかを解説します。屋外では育てやすいポトスですが、ハイドロカルチャーでも同じように育てられるか気になりますよね。ポストを「ハイドロカルチャーで育てたい!」という方はぜひ、ご覧ください。

ポイントを押さえれば育てられる

結論から言うと、ポイントを押さえることでハイドロカルチャーでポトスを育てられます。逆に言えば、ポイントを押さえていないと失敗する確率が増えるので、後述するコツを押さえて、ハイドロカルチャーにチャレンジしてくださいね。

生長期である5〜7月の時期に植え替えると成功率アップ

ポトスをハイドロカルチャーに植え替える時期は、生長期である5~7月が成功しやすくおすすめです。生長期は、植物がもっとも元気な時期で体力があります。植え替えのような、植物にダメージを与える行為でも、回復しやすいからです。 ハイドロカルチャーに植え替えは5~7月におこなって、少しでも成功率を上げましょう。

ポトスのハイドロカルチャーに必要なもの

ハイドロカルチャーについて理解を深められたら、実際にハイドロカルチャーにチャレンジしてみましょう。 まずは、必要な物を準備しましょう。必要な物は1少ないので、簡単に準備できますよ。

水栽培で育てたポトス

ハイドロカルチャーに植え替えるなら、水栽培で育てたポトスが必要です。土栽培からいきなり水栽培に切り替えると、ポトスが対応できなくハイドロカルチャーに植え替えた後に枯れてしまうからです。 人間でもいきなり気温や環境が変わると、体調を崩してしまいますよね。ポトスでも同じことがいえます。ハイドロカルチャーの準備として、水栽培したポトスを用意してください。

土の代わりとなるもの

ハイドロカルチャーでは、土の代わりに人工的に作られた土を使用します。いくつか種類がありますが、代表的な2種類を紹介します。

ハイドロボール

ハイドロボールは、ハイドロカルチャー使うポピュラーな土です。粘土を高温で焼いて作られる人工的な土です。ダイソーなどの100均でも購入できるので、手軽に入手できるのが特徴です。

ハイドロカルチャー用の炭

ハイドロボールの代わりに、ハイドロカルチャー用の炭を利用してポトスを育成できます。ハイドロボールと比べて、消臭効果や浄化作用に優れており、より清潔にハイカルチャーを楽しめます。 炭を利用してハイドロカルチャーを作成する場合は、必ずハイドロカルチャー用の炭を利用してください。普通の炭を使ってしまうと、水質がアルカリ性に強く偏り、根にダメージを与えてしまいます。最悪枯れてしまうこともあるので、使用しないでください。 ハイドロカルチャー用の炭は、園芸店はもちろん、ホームセンターや大手ECサイトでなどで購入できますよ

底穴の空いていない容器

ハイドロカルチャーで使う容器は、底に穴が開いていないようになら、なんでも使うことできます。空き缶や半分に切ったペットボトルなんかもハイドロカルチャーの鉢として使えますよ。 おすすめは、透明な容器です。透明な容器は、水量を目視で確認できるので、初心者の方に特におすすめです。自分好みの容器を使うのも楽しいですよ。

根腐れ防止剤

ハイドロカルチャーでは、根腐れ防止剤が重要になります。根が水に浸っている時間が長いため、根腐れを起こしやすいからです。根腐れ防止剤は、ダイソーなどの100均で購入できるので、購入手段には困らないでしょう。

水位計

水位計は必ず必要な物ではありません。しかし、ハイドロカルチャー初心者の方はぜひ、揃えてほしい道具です。なぜなら、ハイドロカルチャーでの育成は、水分の調整が難しいからです。特に非透明な容器を使っている場合は、目視で水位の確認ができません。このような場合に水位計が役に立ちますよ。 水位計は大手ECサイトなのでも購入できるので、導入を検討してください。

ポトスのハイドロカルチャーへの植え方

ハイドロカルチャーに必要な物が用意できたら、実際に植え替えてみましょう。ハイドロカルチャー初心者の方でも分かりやすく植え方を解説するのでぜひ、チャレンジしてみてください。

1. ハイドロボールを水洗いし乾燥させる

まずは、ハイドロボールを水洗いしましょう。そのまま使うと粉っぽさが残ってしまい、外観的に美しくありません。洗浄後は、余計な水分を入れないために乾燥させてくださいね。

2. 容器の底に根腐れ防止剤を敷く

容器の底に根腐れ防止剤を敷きましょう。敷く量は、容器の底が見えなくなる程度で大丈夫です。極端に多く入れる必要はありませんよ。

3. ハイドロボールを容器の1/3まで入れる

根腐れ防止剤を敷き終わったら、容器の1/3程度までハイドロボールを入れましょう。入れすぎるとポトスの位置調整が難しくなるので、1/3程度がベストです。

4. ポトスを容器に入れ高さを確認する

ポトスを容器に入れて高さを確認しましょう。「もう少し高さが欲しいな」と思ったら、ハイドロボールを追加しましょう。逆に「ちょっと高すぎるかな」と思えば、ハイドロボールの数を減らして調整してくださいね。

5. ハイドロボールでポトスを固定させる

高さの調整が終わったら、ハイドロボールでポトスを植え込み固定させます。植え込みが甘いとぐらつくので、しっかりと固定させましょう。

6. 容器の1/5程度まで水を注いで完了!

最後に水を容器の1/5程度まで入れて、ハイドロカルチャーの完成です。水の入れすぎは、根腐れの原因になるので、控えてください。 植え替え後は、明るい日陰で管理しましょう。

鉢植えのポトスをハイドロカルチャーへ植え替える注意点

先ほどは、ハイドロカルチャーへの植え替えを解説しました。ハイドロカルチャーへの植え替えには、水栽培したポストを使用していましたね。「やり方は分かったけど、水栽培したポストじゃないと無理なの?」と思った方も、多いでしょう。 もちろん鉢植えのポストもハイドロカルチャーへ植え替えことは可能です。しかし、水栽培と違い注意点があります。ここでは、注意点について見ていきましょう。

無理やり植木鉢から取り出さない

鉢植えからポストを取り出すときは、無理やり取り出さないようにしましょう。無理やり取り出すと、根っこをちぎってしまう可能性があります。根へのダメージは、枯れる原因です。取り出しにくい場合は、植木鉢を傾けて『トントン』と、衝撃を与えると取り出しやすくなりますよ。

根っこについた土をしっかりと落とす

根っこについた土をしっかり落とすのも、ポイントのひとつです。ハイドロカルチャーで使うハイドロボールは無菌です。そのため、雑菌などに弱いという特性があります。植木鉢で育った土には雑菌は潜んでいるので、土をしっかり落とさなければ、ハイドロボールが雑菌まみれになり、枯れる原因になります。しっかりと水洗いして、根っこに付いている土を落とすのが重要ですよ。

根が水耕栽培に慣れていないので失敗する可能性もある

根が水耕栽培に慣れていないと、ハイドロカルチャーに植え替えても失敗する可能性があります。根っこが突然の環境変化についてこれないからです。 人間でも突然環境が変われば、体調を崩すことがありますよね。同じことが、ポストでもいえます。失敗する確率を減らすには、水耕栽培のポストを使うか、生長期である5~7月に植え替えるのがおすすめですよ

ポトスのハイドロカルチャーでの育て方

ハイドロカルチャーでポトスを育てるには、鉢植えとは違う育て方で管理する必要があります。育て方を間違えてしまうと、ハイドロカルチャーの劣化が早まってしまいます。 ここでは、初心者の方でも分かりやすく育て方を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

直射日光を避け、水温が上がる場所に置かない

直射日光があたらず、水温が上がる場所に置かないようにしてください。水温上昇や直射日光はハイドロカルチャーの劣化だけでなく、ポトスにダメージを与えます。 日光に当てたい気持ちは分かりますが、ハイドロカルチャーの場合いいことは一つもありません。直射日光と水温に配慮した場所に置きましょう。

水やりは土が完全に無くなってから

水やりは、ハイドロカルチャーの内の水が完全になくなってからにしてください。追加での水やりは、根腐れの原因になるからです。 透明な容器を使用しているなら、目視で水量を確認できますよ。非透明容器なら、水位計を参考にしてくださいね。

成長を活発にさせたい時は肥料を与える

大きく成長させにくいハイドロカルチャーですが、肥料を与えることで、成長を活発にできますよ。大きく成長させたいなら、肥料を与えるのを検討してみてください。 肥料の種類も紹介しているのでぜひ、参考にしてくださいね。

観葉植物用の液肥

ハイドロカルチャーでも観葉植物用の液肥を使えます。ですが、観葉植物初心者の方には、おすすめできません。ハイドロカルチャーで、普通の液肥を使いには希釈する必要があります。希釈は初心者にはハードルが高いため、ベテランの方向けの方法になります。

ハイドロカルチャー用のイオン交換樹脂栄養剤

弊社が販売している、ハイドロカルチャー専用の交換樹脂栄養剤です。使い方は簡単で、水やり前に鉢の表面に置いた後、普段通り水を与えれるだけです。水を与えると交換樹脂栄養剤が溶けだす仕組みになっています。 肥料としてだけでなく、水質改善効果や根腐れ防止の効果もあります。イオン交換樹脂栄養剤だけで、3つの効果が得られる優れものになっています。 ぜひ、手に取っていただき、効果を実感してください。
商品名 東京寿園 イオンの力で元気に育つ栄養剤 イオン交換樹脂栄養剤
価格 675円
特徴 イオンの力で水質改善する。ハイドロカルチャー専用

ポトスがハイドロカルチャーで枯れるのを防ぐコツ

ここでは、ポトスのハイドロカルチャーが枯れるのを防ぐコツを紹介します。せっかく作成したハイドロカルチャーが枯れてしまっては悲しいですよね。枯れさせないためにも、ここで消化するコツを実践して、元気に育ててくださいね。

苔の発生を防ぐためにこまめに水を変える

苔の発生を防ぐために、こまめに水を変えましょう。苔自体はポトスへの影響は少ないですが、外観的に美しくありません。また、水の鮮度を保つことで、カビの予防にも繋がりますよ。積極的に変えても大丈夫ですよ。

カビが発生したらハイドロボールを消毒する

カビが発生したら、すぐにハイドロボールを消毒してください。カビは根っこにとっても悪影響です。ハイドロカルチャー全体に広がっているなら、解体してハイドロボールを消毒する必要があります。カビの原因は、水分量が多いのが原因なので、水分量の見直しも必要でしょう。

根詰まりしているときは根を短くカットする

ポトスが根詰まりを起こしていたら、1度取り出して根を短くカットしましょう。根詰まりは枯れる原因の1つなので、気がついたら根を短くしてあげましょう。

今あるポトスを増やしてハイドロカルチャーで育てよう

ここまで読んだ読者の方は「水栽培したポトスなんてない」「ハイドロカルチャーに挑戦したいけど鉢植えポトスしかない」という方も多いでしょう。実は今あるポトスを増やすことで、ハイドロカルチャーに簡単にチャレンジできるんですよ。 分かりやすく解説するのでぜひ、読んでみてください。

土を使わない挿し木である水挿しの増やし方がある

水挿し』という増やし方を知っていますか?挿し木の1種で、選定なので出た枝を水に挿すことで、発根をうながす方法です。インテリアとしても使えるので、邪魔になることはありませんよ。挿し木のなかでも簡単な増やし方なのでぜひ、チャレンジしてみてください。

水挿しで増やすことで水で育てやすい

水挿しで増やしたポストは、ハイドロカルチャーで育てやすい傾向にあります。それは、最初から根っこが水栽培に慣れているからです。逆に土栽培には慣れていないため、土に植え替えるなら注意が必要です。 植物も動物と同じで慣れた場所で育つのが1番負担が少なく、大きくなります。水挿しで水に慣らすことで、ハイドロカルチャーへのチャレンジも失敗が少なく済みますよ。

水挿しのやり方

水挿しのやり方は簡単です。
  1. ポトスから元気で新しい茎を選んでカット
  2. 容器に水を入れカットした茎を植える
  3. 毎日水替えし明るい日陰で発根を待つ
3つの作業だけで、簡単に水挿しをおこなえますよ。水挿しに適した時期は生長期の少し前なので、4月下旬あたりがおすすめですよ。

【まとめ】ポトスをハイドロカルチャーで育てよう!育て方のコツや注意点を解説

本記事では、ポトスのハイドロカルチャーについて解説しました。ポトスでハイドロカルチャーを作るには、水栽培したポトスが最適でしたね。 本記事のポイントは
  • ハイドロカルチャーは水栽培の1種
  • ポイントを押さえれば、ハイドロカルチャーで育てられる
  • 植え替え時期は5~7月で、水栽培されたポトスがおすすめ
  • 水挿しから簡単に水栽培されたポトスを作れる
です。ハイドロカルチャーはおしゃれでインテリアとしても飾りたい人も多いでしょう。植え方も簡単で初心者の方でも簡単におこなえます。自分好みの容器でぜひ、ハイドロカルチャーを楽しんでくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。