サボテンがぶよぶよになる原因とは?復活方法や未然に防ぐ対処法を解説

サボテンがぶよぶよになる原因とは?復活方法や未然に防ぐ対処法を解説
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目次

サボテンは多肉植物のなかでも簡単に育てられる品種が多く、身近な観葉植物として人気がありますが、育てる環境や水やりの方法を間違えてしまうと病気になりやすい植物です。育てているサボテンに毎日水やりをしていたら全体がぶよぶよになって枯れてしまった、という経験がある人もいるのではないでしょうか。可愛がっているサボテンがぶよぶよになってしまった場合、どうしたら良いのか知っておきたいですよね。 そこでこの記事では、
  • サボテンがぶよぶよになるのは枯れる前兆
  • サボテンがぶよぶよになる原因
  • サボテンがぶよぶよになる原因の見分け方
  • ぶよぶよになってしまったサボテンを復活させる方法
  • 根腐れを起こした可能性がある場合の対処法
  • 胴切りして植え替える正しい方法
  • サボテンをぶよぶよにさせない育て方のポイント
  • サボテンをぶよぶよにさせない水耕栽培のコツ
  • ぶよぶよ以外のサボテンのよくあるトラブルと対処法

について、詳しく解説していきます。 大切に育ててきたサボテンの様子がなんだかおかしいなと感じている人は、ぜひこの記事を最後まで読み進めて同じような症状が出ていないかをチェックしてみてください。 サボテンはぶよぶよしていたり変色していても対処が早ければ元気に復活する可能性があるので、諦めずにご紹介する対処法を試してみてくださいね。

関連記事:サボテンの育て方|初心者でも失敗しない方法や日常のケアを徹底解説

サボテンがぶよぶよになるのは枯れる前兆

サボテンを触ったときにぶよぶよとした感触があるのは、枯れる前兆です。棘がある品種が多いので触る機会はあまりないかもしれませんが、時々様子を見るためにサボテンの根元や全体を指で触ってみてください。

ぶよぶよなのはサボテンの元気がないサイン

サボテンがぶよぶよしているのは、元気がないサインです。何かしらの病気に罹っているか水不足などが原因で元気がなくなっているので、すぐに原因を調べて症状に合った対処法を施すことが重要です。

そのまま放置しておくと枯れてしまう

ぶよぶよなってしまったサボテンをそのまま放置しておいても、自然に治って復活することはありません。何かしらの対処をしなければ枯れてしまうので、ぶよぶよになっているなと感じたら諦めずに対処法を探しましょう。

サボテンがぶよぶよしてきた!何が原因なの?

表面の皮が張って固かったサボテンがぶよぶよしてくるのには、必ず原因があります。大きく分けて根腐れと病害が原因になっているので、それぞれどのような症状が出るのかを解説いたします。

根腐れ

サボテンがぶよぶよする一番の原因は、根腐れです。多肉植物のサボテンは、葉の部分に水分を蓄えているのでこまめに水やりをする必要がありません。肥料の与えすぎも根腐れの原因になるので、注意が必要です。

病気・害虫

サボテンはデリケートな植物なので、生育に適した環境で育てないと病気や害虫の被害を受けて弱ってしまいます。病気や害虫に侵されている場合は目視でも分かる症状が出るので、サボテンに変色などの異変がないか様子を見るようにしてください。

赤くされ病

赤くされ病は、病原菌が原因で感染する病気です。害虫の食害などでできる傷口から菌が侵入し、根元が赤く変色して柔らかくなります。感染してしまった場合は残念ながら対処法がないので、害虫がつかないように注意が必要です。

黒くされ病

赤くされ病と同じ病気ですが、黒くされ病は根元の色がどす黒く変色します。赤くされ病や黒くされ病に感染したサボテンをそのままにしておくと、他のサボテンに伝染してしまう可能性があるので早めに処分しましょう。

黒斑病

サボテンに黒い斑点が現れたら黒斑病の可能性が高いので要注意です。水はけの悪い環境や高温多湿の状態が続くと発症しやすいため、サボテンを植える土の選び方や暑い時期の水やりに気をつけなければいけません。

すす病

サボテンの棘の根元も注意深く観察する必要があります。棘の根元にすすのようなカビが生えていたら、すす病に侵されている可能性が高いです。すす病のカビはアブラムシなどの害虫から出た排泄物を栄養源にして繁殖するので、害虫を寄せ付けないように注意します。

ダニ

サボテンに付く害虫で一番多いのがダニです。ダニがついてしまうと、艶があったサボテンはくすんでしまい、全体的に元気がなくなり生育も悪くなります。高温で乾燥している状態だと発生しやすいので、水分量に注意しながら霧吹きをかけて防虫するのがポイントです。

ぶよぶよなサボテンの原因の見分け方

サボテンがぶよぶよになる原因は根腐れや病害虫でしたが、原因の見分け方も重要です。根腐れなのか病気や害虫によるものなのかで対処法が変わってくるので、見分け方も覚えておきましょう。

ぶよぶよの一番よくある原因は根腐れ

サボテンがぶよぶよになる一番の原因は根腐れです。乾燥地帯で育つサボテンは土が湿っている環境が苦手なので、ずっと湿った状態にしておくと根っこが酸素を取り込めずに窒息してしまい、その結果根腐れを起こしてしまいます。

症状が一つでも当てはまればサボテンが根腐れしているかも

根腐れを起こしているサボテンにはいくつかの症状が見られます。一つでも当てはまる症状があれば根腐れしている可能性が高いので、育てているサボテンに同じような症状がないか一緒にチェックしてみましょう。

根が黒色や茶色に変色している

サボテンの根元の色が黒色や茶色に変色していたら、根腐れを起こしている可能性が高いです。ただし、茶色く変色する原因は根腐れ以外にもあるので、目視だけで判断せずに根元を触ってぶよぶよしていないか確かめます。茶色くてぶよぶよしていれば根腐れです。

カビが生えてきてしまっている

サボテンにカビが生えてきてしまっている場合も、根腐れを起こしている可能性が高いです。カビは湿気が多い環境で発生するため、サボテンの表面だけでなく土の中も水分が多く根っこが腐っていることが考えられます。

根本を触ったときにぐらぐらする

サボテンは根腐れを起こすと、根っこから上に向かってだんだんと腐食が進みます。ある程度腐食が進んでいると根本を触ったときにぐらぐらした感触がするので、根腐れしていないかチェックするときはまず根元を触ってみましょう。

サボテン全体で茎や葉が萎んできている

サボテンが全体的に元気がなく、茎や葉が萎んできたら根腐れを起こしているかもしれません。特に葉は異常があると変化が出やすくわかりやすいので、こまめに様子を見るようにします。一日一回はサボテンの様子を見てあげてください。

サボテンの表面に被害がある場合は病気やダニかも

サボテンの表面に何らかの異常がある場合、原因は根腐れではなく気やダニなどの害虫による被害の可能性が高いです。表面に異常が見られたら、早急に対処して被害が広がるのを防ぎましょう。

表面に黒い斑点があったり、ざらざらしている→黒くされ病などの日病気

表面に黒い斑点があったり、ざらざらした感触がある場合は黒斑病や黒くされ病などの日病気に罹っている恐れがあります。黒くされ病だった場合は効果的な対処法がないので、症状の見極めが重要です。

艶が失われている→ダニが原因

サボテンの艶が失われている場合は、ダニに侵されている恐れがあります。霧吹きで軽く水をかけるなどして早い段階で駆除すれば被害も大きくならずに済むので、棘の根本をよく観察して適切に対処してください。

どのくらいまでのぶよぶよまでならセーフ?見極め方のポイント

サボテンがぶよぶよしていても、状態によっては復活させられる可能性があります。ぶよぶよしているからとすぐに諦めて処分してしまっては可哀想なので、どのくらいまでのぶよぶよならセーフなのか見極め方を知っておきましょう。

根本が硬めのグミくらいの手触りであればギリギリセーフ

根本を触ったときに、硬めのグミくらいの手触りであればギリギリセーフです。しかし、根腐れしていないというわけではなく初期段階の可能性が高いので、早めに対処して腐食の進行を止める必要があります。

サボテンを触ってみて熟し過ぎたトマトの手触りだとアウト

根本を触ったときに、熟しすぎたトマトのような出ざわりであれば残念ながらアウトです。強く押したら水分が出てきてしまいそうなほどにぶよぶよしている場合は根腐れがサボテン全体に広がっているため、対処できません。

ぶよぶよなサボテンはどうしたら復活できるの?

ここからは、ぶよぶよになってしまったサボテンを復活させる方法を解説します。サボテンが変色を起こしてぶよぶよしているけど、どうしたらいいのかわからないとお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

根腐れの可能性がある時は水やりを控える

根腐れを起こしている可能性があるサボテンは、水のやりすぎが原因なので水やりの頻度を減らします。根腐れの度合いによっては思い切って断水する必要もあるので、どの程度進行しているか見極めることも必要です。

胴切りからの植え替えで復活

ぶよぶよになってしまっていても、緑色の元気な部分が残っていたら復活できる可能性があります。根腐れを起こしていることに気がついたら、早めに胴切りをして腐食部をきれいに切り落とし、新しい土に植え替えてあげてください。

重症の場合は水やりを控えても復活できない

上の方までぶよぶよで緑色の固い部分が残っていないほど重症の場合は、水やりを控えても復活できません。サボテン全体に菌が回りきっていたら手遅れなので、残念ですが早めに処理をしましょう。

対処法①:根腐れの可能性がある場合

根腐れの可能性がある場合の対処法には、水やりを控える方法と根本を胴切りして植え替える方法があります。症状の度合いによって対処法が違うので、どの程度の根腐れを起こしているのか確かめてから行ってください。

水やりを控える

根腐れの度合いが軽度の初期段階であれば、水やりを控えることで改善される可能性があります。少し根本が柔らかいなと感じたら、まずは水やりを控えて頻度を見直しましょう。

生育期の春・秋は今までより水やりの頻度を減らそう

生育期の春と秋であれば、今までより水やりの頻度を減らします。夏と冬に比べて気温や湿度が安定しているので、サボテンの様子を見ながら水やりの頻度を調整すれば問題ありません。

休眠期の夏・冬は夏は土が乾いて3日後、冬は霧吹きで葉水する程度

休眠期の夏と冬も水やりを控えますが、春と秋のように頻度を減らせば良いというわけではありません。夏でも鉢の内部は湿っている場合が多いので、土が乾いてから3日後に水やりをします。冬は霧吹きで葉水をする程度で十分です。

浅い鉢に植え替える

サボテンを植えている鉢が株の大きさに見合わない深さだと、鉢の中で水分が溜まったままの状態が生まれてしまいます。水はけの悪さは根腐れを起こす原因になるので、浅い鉢に植え替えて様子を見ましょう。

対処法②:根本を胴切りして植え替える

ぶよぶよして変色しているのは腐食が進んでしまっているサインです。腐食しぶよぶよした部分には大量の菌が潜んでいるので、放置していても元に戻ることはありません。早急に根本を胴切りして植え替えを行います。

ぶよぶよの部分を切り落としてサボテンを復活できる

緑色の元気な部分が残っているとはいえ、サボテンを切ってしまうなんて可哀想と思うかもしれませんが、腐食部が残っているとそこから再度菌が回ってしまいます。ぶよぶよの部分を切り落とせば復活できるので、思い切ってすべて切り落としてください。

胴切りに必要なもの

胴切りは、ただぶよぶよの部分を切り落とせば良いというものではありません。サボテンを元気に復活させるためには、胴切りに必要な道具を用意して正しい方法を知っておく必要があります。

よく切れるカッター

胴切りにはカッターを使用しますが、切れ味の悪いカッターを使用すると断面がズタズタになってしまいます。切り口のダメージが大きいと回復に時間がかかって菌に感染する可能性があるので、よく切れるカッターで綺麗に切ってダメージを最小限に抑えましょう。

新聞紙

新聞紙は、胴切りした断面を乾燥させるために使用します。他の紙に比べて水分をよく吸収し、ティッシュのようにちぎれて断面に張り付いてしまうという心配もありません。サボテンの大きさにもよりますが、少し多めに用意しておくことをおすすめします。

消毒のためのアルコール

サボテンは菌に弱いとてもデリケートな植物です。切った断面に菌が触れるとそこから感染して全体に回ってしまうので、胴切りをする意味がありません。ビニール手袋をして刃物をアルコール消毒するのはもちろん、切ったら断面をすぐに消毒してください。

胴切りの手順

最初に使用するカッターの刃をしっかり消毒し、腐食していない部分を地面に対して平行に切断します。断面に消毒をしたら、切り口を上にして表面が乾くまでしばらく放置してください。乾いたら新聞紙で優しく包んで、風通しが良く直射日光が当たらない場所で約10日乾燥させます。

回復には、断面の消毒と乾燥を欠かさない

胴切りしたサボテンの回復には、断面の消毒と乾燥を欠かさないことが重要です。こまめに断面を除菌して、再び菌が繁殖することがないように30分程度風通しの良い場所で乾燥させます。

植え替えるときは新しい土、新しい鉢を用意しよう

根腐れしてしまったサボテンの根っこには、当然ですが大量の菌が繁殖しています。その根っこが埋まっていた土と鉢にも菌は潜んでいるので、植え替えるときは新しい土と新しい鉢を用意しましょう。

正しい植え替えの手順

新しい鉢に多肉植物用の新しい土を入れ、サボテンの断面を下にして植えます。不安定でグラついていると新しい根っこが生えてこないので、グラグラしていたら支柱などを添えてあげてください。

サボテンをぶよぶよにさせない育て方のポイント

サボテンをぶよぶよにさせないためには、水やりの量と適した環境で育ててあげる必要があります。育て方のポイントを抑えて、元気に育ててあげましょう。

生育期に合わせて水やりの量を調整する

サボテンは葉や茎に水分を蓄えている植物なので、他の植物のように頻繁に水やりをすると根腐れを起こしてしまいます。かといって全く水を与えなくても良いというわけではないので、生育期に合わせて水やりの量を調整してください。

成長期の春・秋:水不足にならないように土が乾いたらたっぷり

成長期の春と秋は、水不足にならないように土が乾いたらたっぷりと水やりをします。土が湿っている状態で水やりをすると根腐れするので、注意してください。また、肥料を与えるのであれば春か秋です。少量ずつ与えて様子を見てください。

休眠期の夏・冬:夏場は土が乾いてから2〜3日後、冬場は一ヶ月に一回、断水気味でもOK

休眠期の夏と冬は、水やりをする時間にも注意しなければいけません。夏は気温が高い日中を避け、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをします。冬は断水しても良いぐらいですが、水やりをするのであれば午前中の暖かい時間帯にしてください。

日当たり・風通しが良い場所に置いてあげる

サボテンは日当たりが良く乾燥した環境を好む植物です。生育に適した場所に置いてあげれれば、根腐れなどの病気に罹るリスクも減ります。鉢植えのサボテンは移動できるので、様子を見て場所を変えてあげましょう。

サボテンはジメジメしている場所が苦手

サボテンは乾燥した環境が好きなので、ジメジメしている場所は苦手です。湿度が高くジメジメしている場所に置いておくと根腐れを起こしてしまうので、明るく風通しの良い場所に置いてください。

直射日光の当てすぎには注意

日差しの強い場所で育つサボテンですが、直射日光を当てすぎると日焼けを起こして赤や茶色に変色してしまいます。夏は特に日差しが強いので、レースのカーテンなどで直射日光が当たらないように工夫しましょう。

土は水はけがいいものを使う

根腐れを起こさないようにするためには、鉢の中に水分を溜め込まないのが一番です。水はけが良い土を使えば根腐れしにくい環境を作れるので、サボテンを植え替えるときは土の選び方にも気を付けます。

サボテンをぶよぶよにさせない水耕栽培のコツ

サボテンを育てる方法は、鉢植えだけではありません。土を使わない水耕栽培は根っこを水に浸けて育てる方法なので水やりの必要はないですが、鉢植えと同様に気をつけないと根腐れを起こしぶよぶよになってしまいます。

水の交換を忘れて根腐れを起こしてしまうことがある

水耕栽培は水やりの必要がありませんが、根っこを浸している水の交換はとても重要です。水の交換を怠ると、カビが生えて菌が繁殖する原因となってしまいます。根っこを浸している水に菌が繁殖していると、そのまま根腐れを起こすので要注意です。

サボテンを水耕栽培で根腐れさせないために

サボテンを水耕栽培で根腐れさせないためには、水の交換を怠らないことが何よりも大切です。水やりがない分育てるのは楽ですが、根腐れのリスクがあるのは同じなので、水耕栽培の注意点を抑えておきましょう。

3日〜1週間に一回は水を取り替える

水耕栽培で使用している水をこまめに交換しないと、カビが生える以外にサボテンが酸素を取り込めなくなってしまいます。3日~1週間に一回は新鮮な水に取り換えて、酸素を取り込ませてあげてください。

根本だけを水に漬けよう

水耕栽培で水に浸けるのは根っこの部分だけです。株まで水に浸けるとその部分は腐って菌が繁殖してしまうので、根っこ以外の部分は水に浸からないように注意してください。根本が水に浸かっていれば、十分に水分を吸収できます。

夏場は容器の中の水の温度に注意!

夏場は容器の中の水温にも注意が必要です。気温が高くなると容器の中の水温は高くなるので、お湯の中に根っこを浸けているような状態になってしまいます。水温の上昇は根腐れを起こすので、涼しい場所を選んでください。

ぶよぶよ以外のサボテンによくあるトラブルと対処法

サボテンには、ぶよぶよ以外にもよくあるトラブルがいくつかあります。それぞれの対処法を覚えて、サボテンをトラブルから守ってあげましょう。適切に対処すれば、早めに立て直すことが可能です。

ふにゃふにゃになっている

サボテンを触ってみたときに、ぶよぶよまでいかなくてもふにゃふにゃした感触があれば何かしらの異常が起こっているサインです。一日一回は根元に触ってみて、柔らかいと感じたら適切に対処しましょう。

根腐れや水不足の可能性がある

サボテンがふにゃふにゃしていたら、根腐れや水不足を起こしている可能性があります。そこまでぶよぶよしていないし大丈夫だろうと思い込んで放置するのはNGです。取り返しがつかなくなる前に早めに処置してください。

【根腐れ】胴切りからの植え替えで対処

根本が柔らかくなっているなと感じたら、早いうちに根腐れが進む前に胴切りして植え替えましょう。初期段階で対処すれば、ダメージが少なく回復も早いです。根腐れが進むと切り落とす部分も増えるので、躊躇せず胴切りをしましょう。

【水不足】症状がひどくない場合は適量の水を与え、ひどい場合は胴切りする

葉の色が薄い茶色に変色していたら、水不足のサインです。症状がひどくない場合は適量の水を与えて様子を見ますが、乾燥がひどい場合は胴切りしてあげます。水不足の場合、ふにゃふにゃした感触以外に葉や茎が乾燥してかさついているという点が特徴です。

茶色く変色している

赤や黒と違い、茶色く変色している場合は根腐れしているか水不足になっているかのどちらかです。茶色く変色していたらどちらの症状によるものなのか、変色の度合いやサボテンの感触で症状を見極めます。

根腐れが進行しているサイン

サボテンが濃い茶色や赤茶色に変色してぶよぶよしていたら、根腐れが進行しているサインです。そのまま放置していても回復することはないので、早めに胴切りをして処置をしてください。

変色し始めの場合は育て方を見直す

薄茶色に変色し始めた場合は水不足の可能性も考えられるので、まずは育て方を見直します。水やりの頻度を増やしても改善が見られないのであれば、根腐れしている可能性が高いです。

ひょろひょろと徒長している

サボテンがひょろひょろと徒長していたら、育てている環境が合っていないなどの理由が考えられます。置き場所を変えずにそのまま育てていると病気になってしまう可能性があるので、見直しが必要です。

日光が足りてなかった可能性がある

サボテンは直射日光に当たり続けると葉焼けを起こしますが、日光が不足すると徒長してしまいます。日光不足が続くと病気にも罹りやすくなるので、適度に日に当てることがとても大切です。

徒長した部分を切り取り、日当たり・風通しの良い場所に置いてあげる

サボテンがひょろひょろと徒長してしまったら、伸びた部分を切り取ります。同じ場所に戻しても改善はされないので、日当たりと風通しの良い場所へと移動してあげましょう。環境が変わるだけで元気に育ちますよ。

サボテンがぶよぶよになる原因とは?復活方法や未然に防ぐ対処法を解説のまとめ

いかがでしたか?この記事では、サボテンがぶよぶよしてしまう原因や対処法を中心に、ぶよぶよにさせない育て方を解説いたしました。 この記事のポイントは、
  • サボテンがぶよぶよになるのは枯れる前兆なので、放置せずに正しく対処する
  • サボテンがぶよぶよするのは、根腐れと病気や害虫が原因
  • ぶよぶよなサボテンは、変色など見た目や触ったときの感触で原因を見分ける
  • ぶよぶよなサボテンは、水やりの頻度を調整するか胴切りで復活できる
  • サボテンをぶよぶよにさせない育て方のポイントは、生育期に合った水やりの量を調整する・日当たりと風通しの良い場所に置いてあげる・水はけの良い土を使う
  • サボテンをぶよぶよにさせない水耕栽培のコツは、こまめに水を交換して根腐れを防ぐ
  • サボテンによくあるトラブルは、ふにゃふにゃになる・茶色く変色する・ひょろひょろと徒長する
でした。 サボテンがぶよぶよになってしまっても、どうしたら良いのかわからないまま放置していた人は多いのではないでしょうか。見た目と違い、サボテンはとってもデリケートな植物だということがおわかりいただけたかと思います。 正しい育て方を覚えてしまえば、日々のお世話はとても簡単です。適切な環境で、可愛いサボテンを長持ちさせてあげてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。