サボテンは地植えできるの?適した品種からケア方法まで徹底紹介!

サボテンは地植えできるの?適した品種からケア方法まで徹底紹介!
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目次

みなさんは観葉植物をお部屋に飾っていますか?観葉植物はお部屋をおしゃれにしたり、癒し効果を与えてくれるためインテリアとして飾る人も多くなってきました。 中でも多肉植物の1種であるサボテンは神秘的で独特な雰囲気を持っています。そんな人気を誇るサボテンを地植えで育ててみたいと思ったことはありませんか? しかし、日本でサボテンを地植えするとなるといくつか注意点があり、場合によっては枯れてしまうこともあります。本記事では「サボテンの地植えを成功させたい」という方に向けて以下の内容をまとめました。
  • サボテンの基本情報
  • 地植えに適したサボテンについて
  • サボテンの地植えに適した環境
  • 地植えしたサボテンの植え替え時期と手順
  • 地植えしたサボテンの冬越し方法
  • 地植えしたサボテンの育て方

サボテンは種類が多く、日本で地植えして育てる場合、種類は限られてきます。弱い品種のサボテンを地植えしてしまうと、元気に育つことがなく、枯れてしまうこともありますのでサボテンの地植えをしたい方はぜひ最後まで本記事をご覧になってくださいね。

関連記事:サボテンの育て方|初心者でも失敗しない方法や日常のケアを徹底解説

サボテンの基本情報について知っておこう

サボテンの地植えについて解説する前に基本情報について説明していこうと思います。基本情報を知って置くことで、サボテンがまた違って見えて楽しく育てることができますよ。

サボテンはアメリカやメキシコ、中米が原産地

サボテンはメキシコや北、中、南アメリカ大陸が原産となっています。これらの地域に共通して言えることは乾燥していて、日差しが非常に強い、そして昼夜の温度差が大きいといったとても過酷な地域であることです。その過酷な環境で育ったからこそ、このような神秘的な進化を遂げたのかもしれませんね。

サボテンの種類は2500種類とも言われている

サボテンの種類はとても多く2500以上もの種類があると言われています。豊富な種類についてここでは解説していこうと思います。

形状や大きさなど、多種多様な多肉植物

サボテンの種類はとても多く、人間の背丈を越えるようなとても大きいものから、小さな鉢植えに入る小ぶりなサボテンも存在しています。形に関しても球体や棒状、平たく薄っぺらいもの、トゲを持たないものなど多種多様です。そのため自分のお気に入りのサボテンが見つかりやすいのもサボテンの魅力の1つといえるでしょう。

中には綺麗な花を咲かせる品種も

サボテンは緑色のとげとげしたイメージを持つ方も多いかもしれませんが、中にはきれいな花を咲かせる種類もあります。お花を咲かせる楽しみも欲しい方は花が咲くサボテンを探してみるのもいいかもしれませんね。

特徴はトゲの部分に綿毛のような【刺座(しざ)】があること

サボテンは全体的に綿毛のようなものが点々と付いています。これは棘座(しざ)と呼ばれるものでこの綿の付いた部分からサボテンの棘が生えてきます。基本的に棘座があればサボテンに分類され、もしなければそれ以外の多肉植物という扱いになります。ちなみに棘座はトゲの無いサボテンにもついていますよ。

日本の環境で、地植えに適しているサボテンの種類は限られている

サボテンを地植えで育てる上で心配になるのが日本の環境に耐えられるかどうかという点です。ここの知識が乏しいとサボテンを地植えしても成功確率が大きく下がってしまいますのでぜひ見ていってくださいね。

日本の気候でも耐えられる品種を選ぼう

まず第一に注意しなければならないのが日本の気候についてです。先にも説明した通り、サボテンの原産は暑く乾燥した地域であるため、寒さにはさほど強くありません。地植えに選ぶサボテンは雪や霜の降る日本で耐えられるものを選ぶようにしましょう。

選ぶ際に、冬越しできるかは重要なポイントになる

露地植えのサボテンを選ぶときに重要となるポイントは冬越しできるかどうかです。サボテンはもともと生命力が強い植物なので、ある程度の環境に耐えることができますが、日本での冬越しは地域によっては難しいこともあります。その点も含めて解説していきますね。

越冬できる強い品種を選ぼう

サボテンは植物の中でも寒さには強い品種ですが、基本的に日本でのサボテンの冬越しは厳しいと言われています。一般的なサボテンの耐寒性は0~5℃までとされており、1部氷点下まで下がってしまう地域ではサボテンの冬越しは厳しいと言えるでしょう。

東北の寒い地域など、地域によっては越冬できない可能性も

先ほども述べた通り、サボテンの耐寒温度は0~5℃程度までと言われており、冬の温度が氷点下まで下がってしまう東北の地域は冬越しが難しいかと思われます。サボテンの露地植えを考慮するのであれば冬越しできる地域であるか確認しておきましょう。

地植えで育てるのがオススメのサボテン5選!

先ほどサボテンの冬越しの厳しさを伝えましたが、中でも日本の地植えにおすすめのサボテンをご紹介していきます。サボテンの地植えを検討している方はぜひご覧になってくださいね。

ウチワサボテン系

まず1つ目に紹介するのはウチワサボテン系。名前の通り、ウチワのように平たい見た目が特徴のサボテンです。ウチワサボテン系は耐暑性がとても高く、日光を好みます。害虫被害に遭わないように風通しのいい所で日当たりのいい明るい日陰に地植えしてあげましょう。ただし、耐寒性はそこまで強いわけではありませんので、冬に5℃を下回る時は寒冷紗などで防寒対策をとってあげましょう。

金鯱

次に紹介するサボテンは金鯱。原産地はメキシコで、金鯱はサボテンの王様とも呼ばれており、まん丸な見た目が、かわいいとも評判のサボテンです。金鯱を冬越しさせるのであればこちらも寒冷紗やビニールを被せるなどして防寒対策が必須となります。

弁慶柱

続いて紹介するサボテンは弁慶柱(ベンケイチュウ)。よく西部劇で見かける柱タイプのサボテンはこの弁慶柱です。弁慶柱は1本の太い幹から分岐していくサボテンで、生息地では最大で10mを超えるものもあるそうです。冬越しは可能ですが、気温が5℃以下にならないように寒冷紗で防寒対策を取る必要があります。

大雲閣

続いて紹介するサボテンは大雲閣(ダイウンカク)です。大雲閣も柱タイプのサボテンのような見た目をしていますが、厳密に言えばサボテンではなくユーフォビアタイプの多肉植物です。サボテンが必ず持つと言われる棘座(しざ)がなく、茎から直接トゲが出ています。大雲閣も冬越しするのであれば5℃以下にならないように寒冷紗やビニールなどで覆うことが大切です。

リトラリス

最後にご紹介するサボテンはリトラリス。柱タイプのサボテンで成長速度は遅いですが、時間をかければ30~60cm程度とそこそこ大きく育つサボテンです。しかし、こちらも同様に耐寒温度は0~5℃までなので氷点下には耐えることができないため、冬越しの際は防寒対策をしっかりとらなければ枯れてしまう恐れがあります。

サボテンを地植えする時はどんな環境で育てたらいいの?

ここからはサボテンを地植えして育てるときに必要となる環境について紹介していきます。環境を用意することができるか確認にもなるので、気になる方はぜひ参考にご覧になってくださいね。

南向きで日当たりが良く、風通しがいい場所で育てる

サボテンは日が当たり、乾燥した場所を好みます。南向きの場所で風通しの良い場所に置くようにしてください。南向きの場所に置くことで日光を長時間浴びることができ、風通しが良ければ害虫などの被害も少なくなります。しかし、場所が微妙だからと何度も植え替えをしてしまうとサボテンにとってストレスになってしまいます。1回の地植えで確実にサボテンが好む場所に植えてあげましょう。

雨ざらしにならないように軒下で育てるのがおすすめ

サボテンは春と秋が成長期で、夏と冬が休眠期です。休眠期には水を必要としないため、雨ざらしになるような場所は意図せず水のやりすぎになってしまうこともあるため、軒下などで育てることができればベストです。

サボテンは湿度に弱い植物

最初の見出しでも述べた通り、サボテンの原産地はとても乾燥した地域です。湿気には弱く風通しの悪い場所に置いた場合、徒長を起こして細くなってしまったりすることもあります。湿気が溜まりにくい、風通しの良い場所に置くよう心掛けましょう。

特に梅雨の時期は注意が必要

特に休眠期である夏の時期は注意が必要です。水をそこまで必要としていない中、ほぼ毎日雨が降っていては意図せず水のやりすぎ」状態になってしまえば根腐れの原因となってしまい、最悪枯れてしまいます。雨ざらしになるような場所に置いたり、植えるのは避けるようにしてください。

鉢植えのサボテンから地植えへの植え替えの時期

鉢植えのサボテンが成長してきたら、一回り大きな鉢に植え替えてもいいですが、地植えへ植え替えても問題ありません。ここでは鉢植えから地植えへの植え替え時期について解説していきます。

鉢植えで大きくなったサボテンを地植えに植え替えてみよう

サボテンが大きくなってきたら地植えに植え替えることもできます。サボテンは霜や雪が降る地域、気温が氷点下に下がる極寒地域では枯れてしまう恐れがあります。自身が住んでいる地域で冬越しが可能であるか確認しながらサボテンの地植えを検討しましょう。

植え替えに適した時期

ここではサボテンの植え替え時期についてご紹介していきます。この植え替え時期を意識せず適当に植え替えてしまうとそのまま枯れてしまう危険性もありますので、注意してください。

生育期を迎える3〜4月

サボテンの植え替えのタイミングは目安で1~2年に1回。植え替え時期は生育期の3~6月の始めとされる3~4月がベストです。植え替えはサボテンにストレスを与えてしまいますが、生育期に回復できるため、生育期の始まりに植え替えることで回復を促します。植え替えのタイミングが悪く、植え替え後すぐに休眠期に入ってしまうと、回復力が足りずにそのまま枯れてしまう恐れもあるため、植え替え時期は注意しましょう。

根詰まりを起こしているようなら、9~10月に植え替えてもOK

3~4月を過ぎてタイミングが悪い時期に根詰まりを起こしている場合は無理をせずに9~10月に植え替えても問題ありません。夏の7~8月は1度休眠期に入ってしまいますが、9~11月もサボテンの生育期です。9~10月に植え替えてあげても回復が見込めますよ。

適期以外の植え替えは枯れやすくなるので注意

先ほども申し上げた通り、夏や冬の休眠期に植え替えを行ってしまうと回復力が足りずにそのまま枯れてしまう恐れがあります。成長期である春か秋の季節に植え替えることをおすすめしますよ。

サボテンの地植えへの植え替え手順

植え替え時期が把握できたら、植え替えのやり方も知っておきましょう。植え替えてもあとからトラブルにならないように確実に植え替えてあげることが大切です。作業忘れなどで何度も植え替えをしてしまうとサボテンにダメージが入ってしまうためです。

失敗しない植え替えのやり方

植え替えで失敗しないように方法を手順に分けて細かく説明していきます。サボテンの植え替えのやり方に不安がある方はぜひ参考にしてくださいね。

手順①:サボテンへの水やりを止め、7~10日かけて土を乾燥させる

植え替えの日の7~10日前から水やりを止めて土を乾燥させておくことで、土が軽くなります。土を軽くしておくことで、植え替え時にサボテンを鉢から取り出しやすくなり、根っこも千切れにくくできます。

手順②:土が乾いたら、鉢の周りを軽く叩いてからサボテンを抜き出す

土が乾いたらサボテンを取り出します。土が固まっていて引き抜きにくいと感じたら鉢の周りを軽く叩いて振動を与えながらゆっくりと抜き出してください。

手順③:古い根はもみほぐして取り除き、傷んでいる根は切り落とす

サボテンを引き抜くことができたら、伸びすぎてしまっている根っこ、黒く傷んでいる根っこは切り落としましょう。この作業は植え替えの時にしかできません。腐った根っこを残すことのないようにきれいに切り落としてください。

手順④:根が乾き切っていないときは、さらに4~5日乾かす

取り出したサボテンの根っこが乾ききっていなかったら、乾かす必要があります。これは植え替えた後に水をあげた時に根腐れを起こしてしまうことがあるためです。

手順⑤:乾いたら、地植えしたい場所に根を広げながらサボテンを置く

根っこが乾いたら地植えをしますが、風通しが良く日当たり時間が長い南向きの場所がベストです。サボテンの地植え場所を決めたら、穴を掘ってサボテンを傾かないようにまっすぐ置いてあげてください。

手順⑥:サボテンの周りに土を足し、株を安定させる

サボテンを置くことができたら、サボテンの周りに土を足していきます。株が安定するまで土を盛ってください。

手順⑦:土を割り箸でつつき、根と土を馴染ませる

最後には土が根っこの隙間にも馴染むように、細い棒(割りばしでも可)などでつついてください。根っこは土から栄養を吸収するため、根っこの隙間にも土がある状態がベストです。

サボテンの地植え直後に注意したいこと

サボテンの地植えが完了しても安心はできません。植え替え直後はサボテンに負荷がかかっているため、管理を怠ったり、誤ったりすると枯れる恐れがあります。ここではその注意点について解説していきますね。

植え替え後1〜2週間は水やりをしない

植え替え後の1~2週間は水やりは止めておきましょう。植え替え直後に水やりをしてしまうと整えた根っこが水を吸収しきれずに、根腐れを起こしてしまう恐れがあります。しばらくはそっとしておきましょう。

植え替え直後は直射日光に当てない

植え替え直後は、直射日光に当てないようにしてください。明るい日陰である半日蔭の場所がベストです。地植えなどで移動できない場合は遮光ネットやビニールシートなどで日光を調整してあげてください。

野外の庭などに地植えしたサボテンの冬越し方法

ここでは野外に地植えしたサボテンの冬越しについて解説していきます。サボテンが1番枯れる恐れある季節は冬です。冬越しは十分な知識と準備をしておく必要がありますのでここで紹介していきますね。

サボテンは元々耐寒性が低い植物

サボテンの耐寒温度は品種にもよりますが、一般的には0~5℃程度です。5℃を下回らないように管理してあげることで冬越しができるようになりますが、気温が氷点下まで下がる東北の地域ではサボテンの冬越しは厳しいです。霜や雪が降る地域となると更に難しいでしょう。

雪が降る寒い地域では簡易的な温室を作って寒さに対応しよう

雪が降るようなとても寒い地域では簡易的な温室を作らなければ野外のサボテンの冬越しは難しいでしょう。雪や霜を防ぐことができても5℃を下回ってしまえばサボテンに厳しい環境には間違いありません。温室を作ることができればサボテンの冬越しも楽になりますよ。

簡易的な温室作りに必要なもの

まずは簡易温室に必要な物を以下にまとめておきます。基本的には100均の物で揃えることができますよ。
  • 分厚めのビニール
  • 園芸棒(直線型)6~8本程度
  • 園芸棒(アーチ型)3本程度
  • 結束バンド(大・中)

簡易的な温室の作り方

簡易的な温室の作り方の手順は以下の通り。形は農家のビニールハウスを小さくしたものをイメージしてください。
  1. 園芸棒を自身の作りたい大きさに合わせてカットする
  2. 園芸棒の端同士を結束バンドで長方形の床の骨組を作る
  3. 床の骨組みにアーチ型の棒を屋根になるように結び付けていく
  4. アーチ型園芸棒が自立できるように、園芸棒で左右の側面とアーチの頂上を補強していく
  5. 骨組みができあがり
  6. その上から分厚めのビニールを被せて出来上がり。
今回は農家のビニールハウスのような形を紹介しましたが。形は自身で考えて四角錐や三角錐の形にすることも可能です。もちろんサイズも自由自在なので自分の庭やサボテンの大きさに合わせて作ってみるのもいいですよ。

比較的暖地の関東や関西でも突発的な寒波には注意

霜や雪などが降る東北でのサボテンの地植えは厳しいと言われていますが、関東や関西も油断はできません。記録的な大寒波があった時には防寒対策を行う必要があります。

異常気象の影響で暖地にも突然寒波が訪れる可能性がある

関東や関西でも年に1度あるかないかの頻度で記録的な大雪が降ることもあります。雪や霜はサボテンにとって良くないため、気温が5℃以下の予報であったり、雪や霜などが降る予報がされた場合はサボテンの防寒対策を行いましょう。

100均などでも売られている園芸用の不織布シートなどで防寒対策しよう

短時間や1日の防寒対策であれば温室などを作るのも手間かと思います。そんなときは100均などで売られている園芸用の不織布シートなどで覆うだけでも防寒対策になります。サボテンを寒さから守ってくれるだけでなく、雪や霜の対策にもなるためおすすめです。

地植えしたサボテンの育て方のコツ

ここからは地植えしたサボテンの栽培方法について解説していきます。地植えした後のケアが完了しても、育て方を誤ってしまえば思わぬトラブルに見舞われることもあります。不安な方は確認しておきましょう。

水捌けの良い土で育てよう

サボテンを元気に栽培していくのであれば水はけの良い土がおすすめです。ここではその理由も含めて、サボテンの土を選ぶ上でのポイントやおすすめのものを紹介していきますね。

元々乾燥した地域で生育するサボテンには水捌けのいい土を

サボテンはもともと乾燥した地域で生息している植物であるため、湿気に弱い植物です。そのためサボテンの土は、鉢内に湿気が溜まらないように水はけのいいものを選ぶようにしてください。水はけが悪いと根腐れを起こし、最悪枯れてしまうため注意が必要です。

サボテン販売の専門店では専用の土が売っている

サボテンは砂漠のような場所に生息しているため、通気性・排水性がいいサラサラした土を好みます。そういった理由から観葉植物用の土とは別でサボテン用の土が売られています。特に理由がなければサボテン用の土を使うようにしてください。

自分で配合してみる

植物の育成になれている方は植物に合わせて土を配合する方もいます。 サボテンの土の配合にはたくさんの種類がありますが、1つだけ例を挙げさせていただくと、赤玉土5:鹿沼土2:腐葉土2:川砂1+緩効性粒上肥料の配合がおすすめです。こちらの配合であれば通気性・水はけの良く湿気が溜まりにくいためサボテンに合った土だと言えるでしょう。 初心者の方にはおすすめできませんが、ある程度経験がある方は自身で土を作ってみるのもいいですよ。

水やりは土が乾いたらたっぷりと

水やりは季節によって異なります。サボテンの水やりは春秋の成長期であれば月に1~2回、土が乾いたタイミングで行ってください。夏は少量で問題ありませんので水のやり過ぎに気を付けてください。冬は完全に休眠期に入るため水は一切いりません。

午前中に与えるのがオススメ

基本的に水をあげる時間帯は午前中がおすすめです。午前中は涼しく、サボテンにとっては過ごしやすい時間帯です。日中に水やりは避けたほうがいいでしょう。鉢内が蒸し風呂状態になって、サボテンには好ましくない環境となってしまいます。

夏は土中の温度が下がる夕方〜夜に水やりする

暑い夏の時期に水やりを行うのであれば温度が下がってくる夕方~夜の間がおすすめです。暑い日中に水をあげてしまうと、鉢内が蒸れて根腐れの原因になってしまうため注意してください。ちなみに早朝の涼しい時間帯でも問題ありません。

肥料はサボテンの元気がない時にのみで十分

サボテンは生命力が強く肥料をほとんど必要としないため、サボテンの肥料をあげるタイミングとしては、何かしらの理由でサボテンの元気がなくなってしまった時で十分です。肥料をあげるのであれば生育期のみにしましょう。ここではサボテンの肥料を与える時のポイントについて解説していきます。

与えるとしたら緩効性肥料

サボテンに肥料を与えるのであれば、緩効性肥料がおすすめです。本来、記載されている使用分量の半分を使うようにしてください。使用期間は使っている緩効性肥料を参照して使うようにしてください。

肥料の与えすぎは肥料焼けの原因

肥料は与えれば与えるほどいい考える方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。肥料を与えすぎてしまうと土の栄養素が高くなってしまい、浸透圧で根っこから水分が抜けていってしまいます。結果肥料焼けとなって枯れる恐れがあるため、サボテンに肥料を与える時は決められた分量の半分程度にして使うことをおすすめします。

害虫は発見次第、駆除しよう

サボテンにもハダニやカイガラムシといった定番の害虫が付着します。いずれも基本的には葉や茎を食べる食害をもたらしてしまうので定期的に観察するようにしてください。もし害虫が見つかった場合は、直ちに観葉植物用の害虫スプレーや風通しを良くするなどの対策を施しましょう。

サボテンは地植えできるの?適した品種からケア方法まで徹底紹介!のまとめ

ここまでサボテンの地植えについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?サボテンの地植えはの1番のポイントは冬越しできるかどうかにあります。地域の環境と見合わせてサボテンを地植えするか考えましょう。 ここまでの内容をまとめると以下の通りです。
  • サボテンの地植えには強い品種を選ぶ
  • サボテンの耐寒温度は0~5℃
  • 東北などの寒い地域ではサボテンの地植えは難しい
  • 寒い地域でも簡易的な温室を作れば冬越しができる
  • サボテンの地植えは明るい日陰の風通しのいい所がベスト
  • 季節によってサボテンの水・肥料の分量が変わるので注意
サボテンを庭に地植えすることができれば、庭の雰囲気も大きく変わって園芸が楽しくなりそうですよね。見た目もかわいいものやかっこいいものなど様々で人気のある植物なので、ぜひ本記事を参考にしてお気に入りのサボテンを地植えしてみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。