トゲなしサボテンの種類7選!なぜトゲがあるのかまで徹底紹介

トゲなしサボテンの種類7選!なぜトゲがあるのかまで徹底紹介
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植物初心者の人で、何か植物を育ててみたい!と思って、真っ先にサボテンの名前を上げる方も多いのではないでしょうか。 愛らしいルックスでキャラクターのモチーフなどにもなっている人気のサボテンですが、実はトゲなしの品種が存在するのをご存知でしょうか?近年トゲなしサボテンが注目を浴びており、インテリアとして存在を放つだけでなく女性向けのギフトとしても喜ばれているのです。 そこでこの記事では
  • そもそもサボテンってどんな植物?
  • なぜトゲがあるの?
  • トゲなしサボテンの品種
  • トゲなしサボテンの育て方のポイント

などをご紹介します。トゲなしサボテンに興味を持った方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

関連記事:サボテンの育て方|初心者でも失敗しない方法や日常のケアを徹底解説

サボテンってどんな植物?

サボテンは多肉植物の一種です。学名はCactus(カクタス)といい、サボテン科に属する植物の総称となっています。少ない水やりで済むため初心者でも育てやすく、インテリアとしても人気の観葉植物です。

南米の砂漠やメキシコが原産の多肉植物

アメリカ、メキシコ、中南米などアメリカ大陸を中心に自生している、砂漠などの乾燥地帯が原産地です。砂漠以外にも熱帯の森林地帯で樹木や岩石上に着生して育つサボテンや、標高の高い山、北米の湿潤な温帯や冷帯に育つ種類などもあります。サボテンの多くは、過酷な環境で育つ生命力を備えているため、ほかの観葉植物に比べて育てやすいのが魅力です。

2500以上の種類があると言われている

サボテンは2500以上の種類があるといわれています。種類が多い分、自分好みのものに出逢える可能性も高くなるので、インテリアなどにこだわりたい方への需要も高く、近年は特に人気があります。形状・サイズ・タイプはさまざまで、手のひらサイズのモノや細長いもの、トゲがないモノ、花を咲かせるモノなどバラエティに富んでいます。

筒状から楕円形、花を咲かせるものなど多種多様

筒状から楕円形、花を咲かせるもの、小型から人の背丈を超えるほど大きくなる大型のものなど、サイズからトゲや花の形状など実に多種多様なサボテンが存在します。

日本に野生のサボテンは自生していない

日本が原産地のサボテンは存在しません。サボテン科の植物はすべて南北アメリカ大陸が原産地です。300年ほど前に日本に由来したと言われており、愛好家たちの手により栽培されるようになりました。ですが、日本が原産ではないため自生しているというわけではないのです。

なぜトゲのある品種が多いの?

サボテンの姿を思い浮かべると、ほとんどの人がトゲがある姿を想像するのではないでしょうか。でも、そもそもなぜサボテンにはトゲがあるの?その秘密を紹介します。

トゲは茎から出る枝が変形したもの

サボテンには刺座(しざ)と呼ばれるサボテン特有の器官があり、ゲは茎から出る枝や葉が変形したものです。他にトゲを持つ植物というとバラが有名ですが、バラのトゲは茎の表皮組織が変化したものであり、組織の由来は全く異なります。

自分の身を守るために進化した

サボテンにトゲが生えている1番の理由は外敵から身を守るためだといわれています。サボテンは砂漠に自生していますが、日本では想像もできないような過酷な環境で、とりわけ植物にとっては生命の源である水分が少なくて植物も育ちにくいのです。そんな環境を乗り越えるためにサボテンは独自の進化をとげ、内部に水や栄養分を貯めておける作りへと適応していったのです 。ですが、サボテンが貯めている水分や栄養は、ほかの生き物にとっても恰好のエサです。自身の内部にある水分や栄養がほかの生き物に食べられるのを防ぐ方法として、トゲが進化したのです。

サボテンにはトゲなしの種類も存在する!

サボテンのトゲの由来について紹介しましたが、実はトゲを持っていないサボテンも存在ます。ここからはトゲなしサボテンについて解説して行きます。

ウチワサボテン系やエキノプシス系のサボテンにはトゲがない品種も

ウチワサボテン系エキノプシス系のサボテンにもトゲなしの品種が存在します。

トゲなしの品種はお子さんがいる家庭でも安心

トゲなしサボテンは、ついうっかり触ってしまってケガをする心配もないので、お子さんがいる方でも安心して育てられることができます

トゲなしサボテンはインテリアとしても人気

独特なフォルムが特徴サボテンですが、トゲがなんとなく苦手という方でも手に取りやすく、最近は特に人気があります。棘もなく、サイズもさまざまで場所を選ばないのでどんなインテリアにもマッチします。

最近は100均やインテリアショップなどでも購入でき、人気のサボテン

近年はインテリアショップや100均は観葉植物コーナーを注力しており、気軽にサボテンが購入できます。とくに100均で販売されているミニ観葉植物は気軽に置けるサイズで人気が高く、種類も沢山あります。100均のサボテンと聞くと「ちゃんと元気に育つのかな?」と疑問を持つ方もいますが、きちんとお手入れすれば元気に育ち、大きく成長させることができます。

トゲなしサボテンの代表的な品種

ここからは具体的に、トゲなしサボテンの代表的な品種をご紹介します。

うちわのように平べったい葉が特徴のウチワサボテン系

ウチワサボテンうちわのような平べったい楕円形の葉が特徴のサボテンです。形が団扇に似ていることに由来して、ウチワサボテンという呼び名になりました。フォルムも愛らしく大型に育つ品種もあるので、インテリアとして人気があります。そんなウチワサボテンのトゲなし品種をご紹介します。

代表的な品種①:スミエボシ(墨烏帽子)

一つ目の代表的な品種は墨烏帽子(すみえぼし)です。厚みが薄いのが特徴で、まるで万歳をしているようなシルエットがユニークなサボテンです。トゲが少なくとてもかわいいのでお祝いごとなどのプレゼントにもおすすめです。

代表的な品種②:センニンサボテン(仙人サボテン)

二つ目の代表的な品種はセンニンサボテンです。繁殖力が極めて高いウチワサボテンとして有名で、その繁殖力は海を渡って世界各地にも分布するほどです。枯れても外に捨てないように注意しましょう。

代表的な品種③:ヒメウチワ(姫ウチワ)

三つ目の代表的な品種はヒメウチワサボテンです。「姫」という名前で小さくかわいらしいイメージを持つかもしれませんが、とても成長が早く大きく育つので、環境が良いと1年で1m以上になることもあります。100均などでもよく取り扱われており、販売されているものは葉っぱが小さくてトゲも少ないので、小型の室内インテリア用の観葉植物として人気があります。

丸い、大きいサボテンといえばエキノプシス系

エキノプシス系は丸いルックスが特徴で、成長も早く大型に育ちます。短毛丸など綺麗な花を咲かせるものが多いので、女性に特に人気です。そんなエキノプシス系にトゲなしの品種が存在するのでご紹介します。

代表的な品種①:タンゲマル(短毛丸)

一つ目の代表的な品種はタンゲマル(短毛丸)です。南米原産のサボテンですが、高温多湿の日本の気候にもよく適応しているため、栽培が簡単で生長も早く、大きな花を咲かせることから多くに人に愛されている人気のサボテンです。

代表的な品種②:ダイゴウマル(大豪丸)

一つ目の代表的な品種はダイゴウマル(大豪丸)です。 球状の丸いフォルムで棘が少なく、大きな大輪の白い花を咲かせます。日本でも大正時代から育てられている歴史のあるサボテンです。

初心者にも花を咲かせやすいアストロフィツム系

最後にアストロフィツム系のサボテンをご紹介します。球体に星をちりばめたような白い点があることから「有星類(ゆうせいるい)」とも呼ばれており、春から夏まで球体の頂上部から花を咲かせます。棘がなく模様や色が色々あることから人気のサボテンです。

代表的な品種①:ランポウギョク(鸞鳳玉)

一つ目の代表的な品種はランポウギョク(鸞鳳玉)です。通称「ランポー」とも呼ばれており、トゲを持たないサボテンの代表的な存在でもあります。育てやすいサボテンの一つで、100均でも販売されているなど馴染みやすい人気の植物です。

代表的な品種②:ルリカブト(瑠璃兜)

二つ目の代表的な品種はルリカブト(瑠璃兜)です。人気品種であるカブトマル(兜丸)の白点を持たないタイプで、有星類とも呼ばれています。かぼちゃのような愛らしいルックスが人気で、3月~10月頃に花が咲きます。

トゲなしサボテンはどこで購入できるの?

代表的なとげナシサボテンをご紹介してきましたが、これらのサボテンはどこで購入できるのでしょうか。人気の品種なら手軽に身近な店で手に入れることができます。

トゲなしサボテンを購入できる場所

ホームセンターや植物専門店はもちろんのこと、最近では100均やネット通販でも気軽に購入できるようになりました。植物が生活により身近になるのは嬉しいことですよね。自分に合った方法で購入してみてください。

ホームセンター

植物を手に入れようと思って、一番最初に思いつくのはホームセンターではないでしょうか。価格もお手頃で取り扱う種類も豊富。植物に詳しいスタッフも在中しており、誰でも利用しやすい場所です。

100均

最近の100均では多彩な品種やサイズのサボテンが並んでおり、トゲなしサボテンも購入することができます。100均のサボテンが大きく育つとまた別の喜びも味わえるかも。状態などはなるべくチェックしながら選ぶようにしましょう。

多肉植物専門店

ホームセンターより専門的で、取り扱いの種類が多いのが多肉植物専門店です。もちろんトゲなしサボテンも取り扱っており、プロフェッショナルなスタッフの元で育て方などについて詳しく相談できたりと初心者の方でも安心して購入することができますよ。

インターネット

お店に直接行くのが難しい場合はインターネットを利用してみては。最近ではサボテンを専門に取り扱う専門店なども増えてきており、稀少なサボテンもお手軽な価格で気軽に購入することができます。実物を見ることができないため、品種や特徴などをしっかり確認してから購入するようにしましょう。遠距離だと注文から発送まで時間がかかる場合があるので注意しましょう。

購入する際の注意点

野菜などと一緒で、店先に並んでいるサボテンでも、状態の良し悪しがあります。せっかく買うので状態の良いものをきっちり品定めして購入したいですよね。サボテンを購入する際の注意点を確認しましょう。

置きたい場所の大きさに合ったものを購入する

基本的には、サボテンの大きさは置きたい場所に合わせるようにしましょう。サボテンは思ったりより早く大きく育つケースが多いので、サイズ感の把握は特に注意が必要です。

購入する季節は休眠期を避ける

購入時期の季節は、なるべく休眠期明けの春か秋がオススメです。どちらも植え替え時期なので、冬場などの寒い時期よりも育てやすくなっています。

サボテンの状態を確認してから購入する

サボテンの状態を確認してから購入するようにしましょう。色が薄かったり、変色していたら、弱っているサイン。100均のサボテンなどは特に要注意です。キレイな深い緑色で、先細りしていない、芯のしっかりしたサボテンを選部のがコツです。

植えてある鉢に注意

サボテンの鉢選びでは水やりを意識することが大切です。日本の気候だと、湿気が多いため蒸れて枯れてしまうことがよくあるので、底面に穴の空いた鉢を選んであげたり、現状よりも一回り大きいサイズの鉢を用意して余裕を持たせたりと、サボテンに適した環境を用意してあげましょうね。

トゲなしサボテンの育て方のポイント

トゲなしサボテンの育て方について解説します。基本的にはトゲありサボテンと同じ育て方で問題ありません。サボテンにとって優しい環境を整えてあげるように意識してみてくださいね。

ポイント①:水やり

トゲなし水やりは、土が乾いたら鉢底の穴から流れるくらいたっぷり水を与えましょう。ただし水の与えすぎは根腐れなどの原因にもなるので、土がしっかり乾燥しているのを確認してから与えるように注意です。春と秋は午前中に、夏は夕方、冬は気温の高い昼間が水やりのベストな時間帯です。

休眠期は月に一回、成長期は土が乾いたらたっぷり与えよう

トゲなしサボテンがよく育つ成長期の春〜秋の季節は、土が乾いてたらたっぷり水をあげるようにしましょう。トゲなしサボテンにとって休眠期である冬場は、月に一回程度の水やりで大丈夫です。

土が乾き切らないうちの水やりは根腐れの原因

サボテンが根腐れを起こす主な原因は水のやりのトラブルです。特に土が乾き切らないうちの水やりは要注意ですので、しっかり土のコンディションを確認してから行うようにしましょう。また、受け皿に水を溜を貯っぱなしも多湿や根腐れの原因になるので、小まめに捨てるようにしましょう。

ポイント②:植え替え

植え替えは、春か秋に行うようにしましょう。 土が乾いている時に行い、植え替え後は1週間から10日は水を与えないでください。 梅雨時期や、夏場、冬場の植え替えは、根を傷めてしまう可能性がありますので出来るだけ避けましょう。

根腐れをしたらすぐに植え替える

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えるようにしましょう。傷んでしまった根は取り除きましょう。枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させましょう。

植え替え時は新しい鉢と土を用意しよう

植え替え時はなるべく一回り大きい鉢を用意し、赤玉土・ゼオライトなどを混ぜ土を用意するなど、健康な状態が取り戻せるような環境を整えてあげましょう。水はけと根腐れを防止することができます。

ポイント③:置き場所

サボテンはイメージからも想像できる通り乾燥した場所で強い日差しを浴び続けています。ですのでサボテンの置き場所は日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。窓辺やベランダなど、直射日光が十分に当たる場所が適しています。

冬場は窓に近づけすぎると冷気にやられてしまうので注意

冬のサボテン管理で重要なのが、霜と凍結させないことです。窓に近づけすぎると冷気にやられてしまうので注意しましょう。

冬場、屋外で栽培したい場合は簡易的な温室がおすすめ

冬場に屋外でサボテンを栽培したい場合は簡易的な温室がおすすめです。保湿させることで室内の気温をが上がるので、サボテンをよく成長させることができます。

トゲなしサボテンにも風水効果って期待できるの?

置き方次第で風水的な良い効果をもたらしてくれると言われているサボテンですが、トゲなしサボテンはどうでしょうか?

サボテンはトゲが悪い気を払ってくれると言われている植物

サボテンが風水アイテムとして人気なのは、サボテンの代名詞ともいうべき「トゲ」が理由です。風水では、細く尖ったトゲは悪い気を寄せ付けず弾き飛ばしてくれると考えられています。ですが玄関やキッチンなどの置き場所によっては良い気まで跳ね返すので、風水的には扱いが難しいと言われています。

トゲなしサボテンには悪い気を吸収してくれる効果がある

風水ではトゲがあることから敬遠されがちですが、風水にこだわるなら実はトゲなしサボテンが良いと言われています。

トゲなしサボテンには悪い気を払い除ける効果はない

トゲなしサボテンは邪気払いとなるトゲがないため、良い気や悪い気を払いのけるパワーがありません

キッチンや玄関、リビングに置くと悪い気を吸収してくれる

ですが、トゲがないために悪い気を吸収する効果があると言われています。どうしても玄関やキッチンなどにサボテンを飾りたいという場合は、トゲなしのサボテンを置いてみると良いでしょう。

トゲなしサボテンの種類7選!なぜトゲがあるのかまで徹底紹介のまとめ

トゲなしサボテンのイロハについて解説してきました。 本記事の内容を簡単にまとめると以下のようになります。
  • サボテンにはトゲが必要だが、ウチワサボテン系やエキノプシス系のサボテンにはトゲがない品種も存在する
  • トゲなしはインテリアなどで需要が高まっていて人気があり、100均やインテリアショップなどでも気軽に購入できる
  • 育て方トゲありのサボテンと同様
  • 風水的にはトゲありより良いとされている
トゲなしサボテンと聞くと、気になるけどなんだかよくわからない敬遠されてた方も多いのではないでしょうか。ですが通常のサボテン同様の方法でお世話することができ、なおかつ個性も出せるオススメの観葉植物です。この機会にトゲなしサボテンを育ててみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。