カポックがひょろひょろになる原因とは?対処法からお手入れまで解説

カポックがひょろひょろになる原因とは?対処法からお手入れまで解説
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手のひらをパッと広げたような葉を咲かせる可愛らしい観葉植物のカポック(シェフレラ)。育てていてふとよく見てみたら、「なぜだかひょろひょろになっている...」という経験がある方も少なくないのではないでしょうか? 今回の記事では、「カポックのひょろひょろ現象」について、なぜそういった状態になってしまうのか、またその原因と解決方法まで、この1記事でおわかりいただけるように、以下のような流れで解説していきます。
  • そもそもカポックがひょろひょろな状態って大丈夫なのか?
  • カポックがひょろひょろになる原因を解説
  • カポックがひょろひょろになった時にする対処法3つを解説
  • カポックがひょろひょろになるのを防ぐ基本的なお手入れ方法をご紹介
  • カポックの幹を太くする方法は2つ解説!
  • 【番外編】カポックの曲木って?
最後までご覧いただくことで、カポックがひょろひょろになる原因とその対処法がしっかりと理解でき、あなたのカポックの状態を今よりも必ず良化できる情報を知ることができますよ!それでは最後までお付き合いください。

カポックがひょろひょろな状態は大丈夫?

それではまずは、そもそもカポック(シェフレラ)がひょろひょろな状態は大丈夫なのかについて解説していきます。筆者の私もカポックを育てていて、初めてこのひょろひょろな状態になった時はかなり困惑した覚えがありますが、この状態は大丈夫っだのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

カポックがひょろひょろ状態は健康的とは言えない

結論からお伝えすると、カポックがひょろひょろの状態は健康的とは言えません。ひょろひょろになっているということは、つまり何かしら健康上の問題が起きてしまっていることをまずは受け入れましょう。そして発見次第「このひょろひょろを改善していこう」という意識に切り替えるのが、まずは肝心です。

カポックの茎がひょろひょろの場合は枯れてはいないので、復活の可能性あり!

しかしながらここで覚えておいてほしいのは、カポックの茎がひょろひょろだからと言って、枯れてはいないということです。枯れてはいないので、まだまだ復活の余地はあります。だからこそ、「カポックの茎のひょろひょろを復活させるにはどうすればいいか」をここからはしっかりと解説していきます。

カポックがひょろひょろになる原因は?

この記事をご覧の方の多くが知りたいであろう、カポックがひょろひょろになる原因とはなんなのかについて解説していきます。それには二つの理由があると言われていることが多いです。それでは見ていきましょう。

① 日光不足:カポックが日光を求めて上に伸びることで徒長する

一つ目は、日光不足です。日光不足になってしまうと、カポックは生物の本能的に、徒長と言う日光を求めて光のある方へ勝手に伸びてしまう現象を起こしてしまいます。このことでカポックは徒長により伸びてしまい、結果的に茎が細くひょろひょろになってしまうというわけです。

② 根詰まり:下の葉が落ちたり変色することで茎が目立ちひょろひょろに見える

二つ目は、根詰まりです。根詰まりは基本的に水やりの水分が多すぎると起きる現象です。そうして根詰まりが起きると、下の葉が落ちたり変色することで、茎が目立ちひょろひょろに見えてしまいます。

カポックがひょろひょろになった時に対処法①:日当たりの良い場所に移動する

カポックがひょろひょろになる原因2つがおわかりいただけたところで、ここからはカポックがひょろひょろになった時にする対処法について解説していきます。合計で3つの対処法があるので、まずは一つ目の「日当たりの良い場所に移動する」を解説していきます。

直射日光を避けた日当たりの良い場所に置くことでより健康に

カポックがひょろひょろになった時にする対処法の中でも、特に原因に直結する日当たり問題。日光が足りないからといって、お昼に最も直射日光が当たる場所においていいわけではありませんよ。必ず直射日光を避けた日当たりの良い場所に置き、こうすることでカポックのみならず基本的な観葉植物はより健康になります

屋外のおすすめの場所:ベランダなどの半日陰の場所

特に屋外で管理する場合は直射日光を避けた、ベランダなどの半日陰の場所に置くのがおすすめです。屋外は特に日当たりが良すぎる場所も多いので、基本的にはベランダなどの半日陰で栽培するのがベストです。

屋内のおすすめの場所:レースのカーテン越しの柔らかい光が当たる場所

また室内で栽培する場合は、レースのカーテン越しの柔らかい光が当たる場所がオススメです。室内のレースのカーテン越しの柔らかい光が当たる場所は簡単に直射日光を防ぐこともでき、なおかつ半日陰のような環境も作ることができます。

カポックがひょろひょろになった時に対処法②:植え替えをする

続いて、カポックがひょろひょろになった時に対処法は「植え替えをする」です。ここからはどのように植え替えをするといいのかの具体的な方法と、植え替えの時期などについて解説していきます。

カポックは1〜2年に1回、または定期的に鉢底を確認し根がはみ出ているタイミングで植え替えが必要

まずカポックの植え替えの基本情報についてです。カポックは1〜2年に1回、または定期的に鉢底を確認し根がはみ出ているタイミングで植え替えが必要な観葉植物です。こうして元気なカポックに育てていくことができます。

植え替えの適期は5月〜7月

また、カポックの植え替えの適期は5月〜7月です。毎年植え替えたいという方もカポックは1〜2年に1回植え替えをしていいので、毎年5月〜7月の植え替え時期になったら、植え替えをしてOKです。

植え替えに必要なもの

続いて、カポックの植え替えに必要なものについて解説していきます。

一回り大きな鉢

1つ目に一回り大きな鉢を用意しましょう。カポックのみならず、観葉植物を植え替える際は必ず今の鉢よりも一回り大きな鉢に植え替えをします。理由は根っこの大きさは植え替えをする度に大きくなるので、それに合わせて鉢も大きくしていかなくてはならないからです。

鉢底ネット

2つ目に鉢底ネットを用意しましょう。鉢底ネットは水捌けを向上させるために敷くものになります。また、鉢穴が大きめな鉢もあるので、そう言った鉢でも土や鉢底石が流れ出てしまわないようにするためでもあります。

鉢底石

3つ目に鉢底石を用意しましょう。鉢底石は、先ほどの鉢底ネット同様に水はけの良い土壌環境を作るために必要なものになります。鉢底石があることにより、石と石の隙間をぬって水は鉢から排出されやすくなります。

水はけの良い土

4つ目に水はけの良い土を用意しましょう。初心者の方は特に難しいと思うので、水はけの良い土と記載のある市販の土か、ダイソーなどの100均で販売されている観葉植物専用の土を購入するのがオススメです。

割り箸

5つ目に割り箸を用意しましょう。割り箸は植え替えに大活躍するアイテムです。特に土を入れ替える際に固くなり過ぎてしまわないように、割り箸で土をほぐしてあげることで、より柔らかで水はけの良い土を作ることができます。

植え替え手順

それでは植え替えの手順について解説していきます。

①:植え替えを行う前は、取り出しやすいように水やりを控え乾燥気味にさせる

まず、植え替えを行う前は、取り出しやすいように水やりを控え乾燥気味にさせるようにしましょう。乾燥気味にすることで、より作業がしやすくなり、カポックの植え替えが室内でも屋内でもよりやすくなります。

②:鉢に鉢底ネット、鉢底石の順に敷き、土を鉢の1/3までいれる

続いては、鉢に鉢底ネット、鉢底石の順に敷き、土を鉢の1/3までいれましょう。これは特に難しいことは考えず、手順通りに落ち着いてやるのが一番です。

③:カポックを鉢の真ん中に入れ、土をいれる

続いては、カポックを鉢の真ん中に入れ、土をいれましょう。カポックの苗を中央に入れる際、ギュッとし過ぎてしまうと根が詰まってしまうこともあるので、必ず優しく入れていきます。

④:割り箸などを使って土とカポックの間の隙間を埋める

次に、割り箸などを使って土とカポックの間の隙間を埋めましょう。割り箸は土をほぐす役割でも使いますが、隙間を埋めるような細かい作業ができるという点で優れています。

⑤:水が鉢底から流れ出るほどたっぷりと与え、1週間は日陰で休ませる

最後は、水が鉢底から流れ出るほどたっぷりと与え、1週間は日陰で休ませるようにしましょう。日陰においておくことで株が勝手に土に安定してくれるので、日向には出さず、日陰で休ませることがポイントです。

カポックがひょろひょろになった時に対処法③:剪定を行う

最後のカポックがひょろひょろになった時に対処法は、「剪定を行うこと」です。剪定とは何かというと、植物の余分な葉や茎をカットして整理することです。それでは剪定に関することを解説していきます。

ひょろひょろに徒長したカポックは元には戻らない

まず結論から言うと、剪定をしてもしなくても、ひょろひょろに徒長したカポックは元には戻りません。そのため、何が大事なのかというと、以下のようなお話になります。

ひょろひょろの部分を剪定し新芽を促す

ここで何が肝心なのかというと、ひょろひょろの部分を剪定し新芽を促すことになります。あくまで剪定は新芽を生やすことのサポートしかできませんが、少なくとも時間はかかりますが希望はあります。

剪定の適期は5月〜7月

そんなカポックの剪定の適期は5月〜7月です。これは植え替えの時と同様の時期なので、植え替え時に剪定むすませちゃうこともできますよ。

剪定に必要なもの:清潔な剪定用のハサミ

続いては、剪定に必要なものを解説していきます。と言っても、一つしかありませんが、それは清潔な剪定用のハサミです。ホームセンターや観葉植物専門店には清潔な剪定用のハサミが販売されているので、それを購入するのが最も手っ取り早いでしょう。

剪定手順:好きな位置でカットし、新芽が出るのを待つ

次に剪定手順を解説します。カポックの剪定は、好きな位置でカットし、新芽が出るのを待つだけでOKです!こう聞くと、かなりシンプルで簡単に聞こえるのではないでしょうか?

剪定した枝も挿し木にすることでカポックを増やせる

また、剪定した枝も挿し木にすることでカポックを増やすこともできます!ここでの剪定はあくまでひょろひょろになってしまった茎を切り落とし新芽を生やすことでしたが、切り落とした茎や枝も挿し木にすることで増やすこともできるという一石二鳥!捨てずに挿し木するのがオススメです。

カポックがひょろひょろになるのを防ぐには?基本的なお手入れ方法

続いては、カポックがひょろひょろになるのを防ぐにはどうすればいいのか、基本的なお手入れ方法について解説していきます。

置き場所:直射日光を避けた日当たりの良い場所

まず置き場所は先ほどもお話ししたように、直射日光を避けた日当たりの良い場所で管理することがマストです。また、室内の場合、暖房器具やエアコンの風が直接当たると弱ってしまうので、直接風が当たる場所も避けましょう。

水やり

続いてはカポックの水やりについてです。カポックの水やりは以下のように季節ごとに水やりの頻度と量を変えることが肝心です

春〜秋:土の表面が乾いたら、たっぷりと与える

まず春〜秋は土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。たっぷりと水をあげればあげるだけ成長しますが、あげすぎには注意しましょう。

冬:土の表面が乾いてから2〜3日後に与える

また冬の水やりは、土の表面が乾いてから2〜3日後に与えるようにしましょう。冬は春〜秋と同様の水やりではいけません。簡単に水のあげ過ぎによる根腐れや根詰まりを起こしてしまうので、控えめを意識してください。

肥料

続いては肥料になります。肥料も水やりと同様に春〜秋と冬にわけて与える方法や量を適宜変える必要があります。それではまずは春〜秋の肥料について、解説していきます。

春〜秋:液体肥料や置肥を与えることで成長を促すことができる

まず春〜秋は液体肥料や置肥を与えましょう。液体肥料や置肥を与えることで成長を促すことができますよ。どちらも簡単な肥料の与え方なので、初心者の方でも簡単にできるでしょう。

冬:成長が鈍化するので与えないようにする

また冬は、成長が鈍化するので与えないようにすることが肝心です。他の多くの観葉植物もそうですが、冬は休眠期に入り、成長が遅くなるので、肥料を与えても意味がなく、むしろ肥料焼けといって枯れてしまう原因にもつながってしまいます。

剪定:古い葉や弱っている葉などは適期の5月〜7月間に取り除く

また、基本的に古い葉や弱っている葉などは適期の5月〜7月の間に剪定をして取り除くようにしましょう。一年を通してカポックは大きく成長するので、その邪魔にならないようにしてあげる必要があります。

植え替え:適期の5月〜7月の間に、1〜2年に一度か鉢底から根が伸びたタイミングで行う

最後に、植え替えも剪定と同様の5月〜7月の間に1〜2年に一度か鉢底から根が伸びたタイミングで行うようにしましょう。これは、先ほども解説した通りです。

カポックの幹を太くする方法は2つ!

続いては、カポックの幹を太くする方法は2つ解説していきます。カポックの幹は基本的にそこまで太いわけではありませんが、それでもひょろひょろになってしまわないように太くするために心がけることはありますよ。

カポックの生育環境を整える

まずは、カポックの生育環境を整えるのが肝心です。カポックの生育環境は以下のようなポイントを理解して管理・栽培することで元気に太いカポックを育てることができますよ。それでは解説していきます。

植物にとって日光・水・風は成長過程において欠かせない

まず、カポックの生育環境を整える上で忘れてはならないのは、日光・水・風です。この日光・水・風無くして植物は成長できません。そのため、必ず室内屋外問わず、生育環境の中で日光・水・風を完備してあげましょう。

カポックの生育環境を見直して、カポックにとって快適な環境づくりを行うことが大切

つまりカポックの幹を太くするには、カポックの生育環境を見直して、カポックにとって快適な環境づくりを行うことが大切です。まとめると、基本的なことが重要であるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

剪定を行う

それに、カポックの生育環境は日光・水・風のみならず、剪定を行うということも重要です。何度もこの記事で解説していることからもお分かりのとおり、剪定は以下のような点において非常に重要な役割を持っています。

剪定を行うと、カポックの幹に栄養が集中することで強く太くなっていく

剪定を行うことで、カポックの幹に栄養が集中します。そうすることで、幹はどんどんと太く太くなっていきます。多くの枝が生えているカポックよりも、余分な枝を剪定してきれいに整えている方が、太くなりやすい傾向があります。

【上級編】剪定した枝を三本植え、三つ編みのように編むことでしっかりとした幹にできる

ここからは上級編にはなりますが、実は剪定した枝を三本で植え、三つ編みのように編むことでしっかりとした幹にすることもできます。「自分でやるのは難しい...」と言う方もいるとは思いますが、実は観葉植物専門店にも販売もされていることもあり、おしゃれで人気なので少し値が張りますが、購入することはできます。

【番外編】カポックの曲木に挑戦

最後は番外編で、カポックの曲木に挑戦することについて解説していきます。曲木とは、今おしゃれな観葉植物専門店などにはよく販売されているおしゃれな曲がった観葉植物のことを曲木と言います。このように加工をすることで、より人気になり、インテリアにもマッチしやすくなります。

カポックの茎は柔らかいので曲木に挑戦しやすい

特にカポックの茎は柔らかいので曲木に挑戦しやすいです。筆者の私も自宅で栽培しているカポックを曲木に挑戦してみましたが、かなり簡単にできたので、初心者の方も十分挑戦する価値はあるでしょう。

初心者の場合は、挿し木などで増やした若い株で行うのがおすすめ

しかしもっとやりやすくしたいのであれば、挿し木などで増やした若い株で行うのがおすすめです。若い株は成熟した株よりもかなり柔らかくフレキシブルなので、初めての方や初心者の方でも簡単に行えます。

曲木に必要なもの:盆栽用アルミ線とニッパー

曲木に必要なものは2つです。盆栽用アルミ線とニッパーです。これさえあればすぐに曲木に挑戦できますよ。

曲木の手順

次は曲木の手順について解説していきます。

①:盆栽用アルミ線の先端を鉢に深く差し込む

まずは盆栽用アルミ線の先端を鉢に深く差し込みます。こうして固定をすることで、ずれないようにでき、曲木がやりやすくなります。

②:盆栽用アルミ線を茎に巻きつける

次に、盆栽用アルミ線を茎に巻きつけていきます。「どのように曲げていきたいのか」をイメージしながら巻き付けていくとやりやすいでしょう。

③:茎を痛めないように、ゆっくりと曲げていく

最後は、茎を痛めないように、ゆっくりと曲げていくようにしましょう。柔らかい若い株で曲木を行う場合でも、やりすぎると折れたり傷が入ってしまうことがあるので、ゆっくり行うのが肝心です。

カポックがひょろひょろになる原因とは?対処法からお手入れまで解説のまとめ

いかがだったでしょうか?カポックがなぜひょろひょろになってしまうのか、またその解決方法がしっかりとご理解いただけたかと思います。 この記事のポイントは以下になります。
  • カポックがひょろひょろの状態になっているということは、何かしら健康上の問題が起きてしまっていると理解する
  • カポックの茎がひょろひょろだからと言ってまだ枯れてはいないので、まだまだ復活の余地はある
  • カポックがひょろひょろになる原因は日光不足と根詰まりが考えられる
  • カポックがひょろひょろになった時に対処法は、「直射日光を避けた日当たりの良い場所に置くこと・1〜2年に1回植え替えをする・剪定を行うこと」
  • 春〜秋は土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにし、冬の水やりは、土の表面が乾いてから2〜3日後に与える
  • 植物にとって日光・水・風は成長過程において欠かせない
  • 剪定を行うことで、カポックの幹に栄養が集中することで強く太くなっていく
この記事で得た情報を参考に、ぜひ今すぐお手元のカポックを元気にしてあげるように工夫をして、より太く元気のあるカポックにしてみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。