多肉植物が枯れる原因とは?原因別の対処法や復活方法を徹底紹介!

多肉植物が枯れる原因とは?原因別の対処法や復活方法を徹底紹介!
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目次

おしゃれなインテリアショップでディスプレイとして飾られている多肉植物の寄せ植え。草姿が独特で、華やかさのあるインテリアグリーンです。これなら忙しいあなたでも、簡単に育てられると思いませんでしたか?多肉植物の栽培は、日本の季節に合わせた細かな配慮が必要です。 この記事では、
  • 多肉植物が枯れる原因について
  • 多肉植物が枯れた時の対処法について
  • 多肉植物のタイプ別の栽培方法について
  • 枯らさないための水やりのポイントについて
  • 長く楽しむための植え替えについて
  • 枯れると思った多肉植物を復活させる方法について
  • 初心者に育てやすいおすすめの多肉植物について

お伝えします。 初心者は枯らしてしまうことが多い多肉植物。種類に合わせた栽培方法を知り、あなたの空間のいやしアイテムを手に入れましょう。

関連記事:多肉植物の育て方|初心者向けのケアからトラブルの対処法まで

多肉植物が枯れてしまったときの症状とは?

多肉植物が枯れるのは、置き場所が合っていないことが原因です。栽培に適した置き場所は、「屋外」「日当たりの良い場所」「風通しの良い場所」の3点がポイントです。栽培に適していない場所に置いておくとどうなるのか、見てみましょう。

ひょろひょろと細長くなる

日光が不足すると、多肉植物は茎が長くなる徒長を起こします。日当たりの良い乾燥した地域が原産地なので、成長には日差しが必要です。

葉と葉の間隔が広がってくる

日差しが不足して徒長を起こすと、葉と葉の間が広がり草姿が乱れます。せっかくのインテリアグリーンが台無しになってしまいます。

葉が落ちる

葉が落ちるのは、5月から10月にかけて多い症状です。株から剥がれ落ちるように、葉が一枚一枚ごとにポロポロと落ちていきます。

茎が黒い

茎が黒い時には、水のやりすぎを疑いましょう。根腐れを起こしている可能性があります。見た目で土の表面に問題がなくとも、温度や湿度によって土の中で菌が繁殖しています。

茶色に変色する

茶色に変色する時は、葉焼けを疑います。多肉植物は、乾燥と日差しを好みますが、直射日光に当てると葉焼けを起こします。

葉が半透明になる

風通しが悪いと、葉が半透明になり株から剥がれ落ちます。多肉植物の栽培では、夏には扇風機を使って湿気を防ぐこともあります。

つぼみがついたり花が咲くと弱る事もある

多肉植物も「植物」なので、つぼみがつき花が咲きます。ほとんどの場合は、問題なく育ちますが、品種によっては花が咲いた後に株自体が枯れるものもあります。花を咲かすとエネルギーを使ってしまうからです。避けるために、つぼみを摘むことが必要になることもあります。

多肉植物はなぜ枯れる?その理由を紹介

多肉植物は、乾燥した水はけの良い、太陽がよく当たる地域が原産地です。そのため、枯れる原因はほとんどの場合、日照不足風通し水やりの失敗の3点です。ここでは、なぜ枯れてしまうのかその理由を見ていきます。

日照不足

多肉植物を健康に育てるためには、日当たりが重要です。日の当たらない室内でも育つイメージですが、日本の緯度より太陽に近い地域で育った多肉植物にとっては、室内の環境では日差しが足りません。

明るく見える場所も窓から離れていると日当たりが足りない

十分明るいと思われる窓の側でも、多肉植物の栽培では日差しが足りません。置き場所の基本は、屋外です。窓から離れた場所を定位置としている場合は、日照不足により枯れてしまいます。

「日当たりのよいところ」とは、直射日光があたるところ

多肉植物は、株に直接日光が当たる場所で育てます。ベランダで栽培する時には、太陽の向きに合わせて鉢を置く場所を決めてください。

直射日光の当てすぎによる葉焼けに注意

直射日光を当てることが原則ですが、真夏の日差しには注意が必要です。多肉植物は葉や茎に多くの水分をたくわえています。35℃を超える夏の日差しでは、弱って葉焼けを起こし葉が茶色に変色してしまいます。

風通しが悪い

風通しの悪い場所も、多肉植物が枯れる原因です。風通しが悪い場所では、根元の湿度が高くなり病気を引き起こします。

水分量が適切でない

多肉植物には、育成期休眠期半休眠期の時期があります。時期により、必要な水分量が変わります。自分がどのタイプの生育型を育てているのかを知り、季節に応じた適切な水分量を与える必要があります。

水が多すぎることによる根腐れ

休眠期や半休眠期に、水分を与えすぎると根腐れを起こして枯れてしまいます。生育期でも、土が乾く前に水分を与えると、同じように細菌が繁殖して根腐れを起こします

土が乾きづらい

風通しの悪さや、季節による湿度の高い状態が続くと、土が乾かず多肉植物が吸収できる水分の量を超えてしまいます。ますます土が乾きにくくなるため、風通しの良い場所に移動させたり、扇風機やサーキュレーターを使用したりして土を乾かしてください。

【原因別】多肉植物が枯れてしまった時の対処法

ここからは、多肉植物が枯れてしまったらどのような対策をすれば良いのかを見ていきます。適切な方法で対処すれば、枯れてしまった多肉植物も再び元気な姿を取り戻すでしょう。

日照不足の場合

日光が不足して枯れてしまった場合は、まずは日差しが当たる場所へ移動させてください。環境の変化は植物にストレスを与えるので、少しずつ移動させます。

少しずつ明るい場所に慣らしながら移動させる

日が当たらない場所から、いきなり日光が当たる場所に移すと葉焼けを起こします。1週間くらい時間をかけながら、徐々に日光に当たる時間を長くして慣らしながら移動させてください。

日向に置けない場合は明るい場所3:暗い場所1の割合で置く

多肉植物は、インテリアグリーンです。「ここに置きたい」という場所が、多肉植物の栽培には不向きな場所のこともあります。そんな時は、1週間のトータルで日に当てる時間を作ってみましょう。明るい場所と暗い場所の比率が、3対1になるようにローテーションを組んでみてください。

風通しが悪い場合

葉や茎が、半透明になり溶けるように枯れる場合は、風通しの悪さが原因です。置き場所を移動させて、環境を整えましょう。

腐った部分を取り除き、風通しのよいところに移動させる

まずは溶けて腐った部分を株から取り除きます。その後、風通しの良い場所に移動させてください。

窓辺などに置くのがおすすめ

室内で栽培をしているなら、窓辺の風通しの良い場所においてみてください。ラックの上において高さを出したり、扇風機やサーキュレーターの風で湿気を飛ばしたりするのも良いでしょう。

水分量が適切でない場合

栽培の初心者が見分けるのが一番難しいポイントです。葉や茎の様子を日頃から観察して、自分の中で水やりの基準を見つけましょう。多肉植物は乾燥に強いので、悩んだら水を与えず様子を見るのも方法です。

生育期にはたっぷり水をあげる

どの生育型でも、生育期には鉢底から水が出るほどたっぷりと水を与えてください。水やりには、水分だけでなく土の中の古い空気を押し出す効果もあります。

多肉植物にシワができてから水をやる

水を与える目安になるのが、葉の様子から判断する方法です。多肉植物は葉に水をためる機能があるので、土が乾いていてもまだまだ根や葉は十分な水分量を保持している可能性があります。葉のシワは、水やりのサインです。

多肉植物用の土を使用する

多肉植物を育てる土には、排水性と保水性の相反する作用が必要です。市販の多肉植物用の土には、栽培に適したバランスで配合された土が入っています。土の配合に悩んだら市販の多肉植物用の土を使用しましょう。

園芸用土を使っている場合は赤玉や軽石を混ぜる

園芸用の土を使って自分で配合するときは、赤玉土3:軽石3:鹿沼土3:バーミキュライト0.5:ゼオライト0.5の配合で混ぜてください。多肉植物の栽培に慣れたら、栽培環境や品種によって土の配合を変え、いろいろなチャレンジをするのも楽しいでしょう。

多肉植物を枯らさないための水やりのポイント

ここからは、栽培で一番難しい水やりのポイントを見てみます。水やりの3大原則は朝一番、土が乾いてからたっぷり、葉の表情を見ることです。多肉植物は、品種や生育型によって水を与えるタイミングが変わります。

多肉植物は生育型によって育て方が異なる

多肉植物は生育型によって3つのタイプに分かれます。 春夏型の生育適温は、10℃〜25℃。春と秋に生育期を迎え、夏は半休眠期、冬になると生育を停止して、休眠期に入ります。夏の半休眠期は、断水を行い強制的に休眠状態にした方が株の痛みは少なくすみます。 夏型の生育適温は、20℃〜30℃。夏に生育期を迎え、春と秋は半休眠期、冬になると生育を停止して休眠します。強い光を好みますが、熱帯の乾燥地域に自生する品種が多いので、日本の多湿の夏には不向きです。そのため、湿度のコントロールを行う必要があります。 冬型の生育適温は、5℃〜20℃。冬に生育期を迎え、春と秋は半休眠期、夏に生育を停止して休眠します。最低気温が一定以下になると生育を開始しますが、寒さに強いわけではありません。最低気温が1℃を下回る日や雪が降る日は、室内に入れてください。また室内の温度が上がってしまうと、冬でも生育が停止してしまいます。

水やりのタイミング

水やりは、品種による生育タイプを確認して、季節に応じて水分量を調整してください。ここでは、おおよその目安をご説明します。

生育期には2~3日に1回が目安

生育期の水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から水があふれるほどたっぷりと与えます。2日〜3日に1回が目安ですが、乾燥気味で育てる方が安心です。葉や茎の様子を観察しながら、与えましょう。

休眠期は月に1回程度でよい

休眠期の水やりは、月に1回程度の水やりで大丈夫です。与えすぎると、根腐れを起こします。やはり葉の様子を見ながら、休眠期になったら水やりは控えめにしてください。

夏の水やりは気温の低い時間帯に行う

は、気温の高い時間帯には水やりをしないでください。鉢の中で、太陽に温められた水がお湯になり、根を痛めます。夏は夕方から、株を冷やすつもりで与えるのも良いでしょう。

冬の水やりは気温の高い日中に行う

は、夕方以降に水やりをすると根を痛めます。夜の間に蒸発しなかった水分が、低温で凍る可能性があるからです。冬は気温が暖かい日中に水を与えてください。

多肉植物を枯らさないための植え替えのコツ

栽培している多肉植物から、子株が出て来たら植え替えのサインです。多肉植物の栽培には、成長に合わせた管理が長持ちさせるためのコツです。

長持ちさせるには植え替えがポイント

多肉植物を長く楽しむために、植え替えをしてみましょう。植え替えをすることで、枯らさず成長を続けられます。

同じ鉢で長く育てると根詰まりを起こす

成長した株の植え替えをせずそのまま育てていると、鉢の中で根が張り、やがて根詰まりを起こします。根が鉢から出る前に植え替えをしましょう。

植え替えのタイミング:1~2年に1回が目安

植え替えのタイミングは、1年〜2年に1回が目安です。そのままの形で植え替えるなら、一回り大きな鉢を用意します。多肉植物は子株を分けて育てることもできるので、鉢を分けて個数を増やすのも良いでしょう。

植え替えの時期:真夏や梅雨時期、冬を避ける

植え替えをする時期は、成長期の前に行ってください。植え替えの時に、根を傷つけるので成長期の植え替えは株を弱らせてしまうからです。同じ理由で、植物のエネルギーが低下している真夏や梅雨時期、冬も避けましょう。

植え替えのしかた

植え替える数日前からは、水やりを控えて根を乾かしておきましょう。鉢の側面をトントンとたたき、できた隙間から株を引き出します。傷んだ根や絡み合った根を整え、土を落としてください。その後、土を入れた植木鉢に位置を考えながら植え付けます。植え替えた直後には、水を与えないでください。4日〜5日後に、少量の水を与えて様子を見ます。場所も徐々に半日陰から日向にもどしてください。

下の方の葉だけが枯れるのはなぜ?

多肉植物が枯れる時、下の方の葉だけが枯れることがあります。なぜ枯れてしまうのか、原因と対策を確認してみましょう。

下の葉が枯れる原因

多肉植物が休眠期に入る前にも、下の方の葉が枯れる症状が出ます。栽培している品種の生育タイプの休眠期が近いか確認してください。葉が落ちる時期ではない時の、枯れる原因は水やりのタイミングが合っていないことと、風通しの悪さが原因です。

水のやりすぎ・水不足

もともと初心者は水やりのタイミングをつかむのが難しいのです。水を必要とするもの、乾燥を好むものと品種によってばらつきあります。育てている多肉植物の特性をまず理解しましょう。水のやりすぎは、根腐れを起こします。反対に、水不足になると葉が枯れてしまいます。多肉植物は、乾燥した環境の方が元気なので、どちらかというと水やりは控えめにしましょう。

風通しが悪い

風通しが悪いと、株の周辺の湿度が高くなり下葉が枯れてしまいます。周辺の環境を確認してみてください。

下の葉が枯れた時の対処法

ここからは、下の葉が枯れた時に行う対処法をみてみましょう。

傷んでいる下葉をすぐに取り除く

傷んだ下の葉の状態をよく観察しながら、すぐに取り除いてください。その後、風通しの良い場所へ植木鉢を移動します。

傷みが広がらないよう殺菌剤を散布してもよい

葉の状態がブヨブヨになっていたり、雑菌やカビが繁殖していたりしたら、市販の殺菌剤を散布してください。

しわしわになった多肉植物は復活できる?

多肉植物は丈夫で育てやすい植物です。根が痛んでいなければ、見た目はしわしわでも元気な姿に再生できます。

しわしわになるのは水分不足が主な原因

しわしわになるのは、水分が不足しているからですが、多肉植物はシワが出ても水を与えれば復活します。実は、シワが出るくらいまで乾燥気味に育てる方が元気に育ちます。

根が腐っていなければ再生できる

根が腐っていなければ、挿し木や葉挿しで再生できます。水の与えすぎで根腐れを起こさないように注意しましょう。

葉がしわしわになったときの対処法

水不足なので、水をたっぷりと与えます。乾燥に強いので、シワが出ていても大丈夫です。

水をたっぷりあげる

植木鉢の底から水が出てくるくらい、たっぷりと水を与えてください。

様子を見ながら置き場所を工夫する

栽培に適した場所に、多肉植物をおいているか確認してみましょう。夏なら、直射日光の当たらない場所や遮光ネットを活用します。ラックに乗せて、風通しをキープするのも良いでしょう。

回復しない場合は植物栄養剤につける

植物栄養剤は、植物が生きていくために必要な微量な成分を補うものです。どうしても回復しない場合は、植物栄養剤につけてみてください。

多肉植物の寄せ植えが枯れる原因と対処法

多肉植物の寄せ植えは、生育型をそろえていないと管理がとても難しくなります。初心者は、まずは同じ生育型で作りましょう。

原因

インテリアショップで購入した寄せ植えなどは、土に苗をさしただけの状態で作られていることがあります。またポット苗を購入して自作した寄せ植えも、最初は根が張っていません。乾燥していても育つ多肉植物だからこそ、見た目では判断できないので注意が必要です。

しっかり根が張っていない

根が張っていない状態の時は、水やりをしても株は水を吸い込めません。寄せ植えの鉢の底に水がたまり、雑菌が繁殖してしまいます。

急激な環境変化

もともと寄せ植えが置かれていた場所と、今の場所との環境の違いから枯れてしまうことがあります。特に室内に置かれていたものは、日光が差さない環境で育てられていたかもしれません。室内の明るい場所で、少しずつ日差しに慣らしながら屋外に移動させましょう。

根腐れしている

穴が空いていない容器に入れられている寄せ植えは、水が流れる出口がないので、底に水がたまります。雑菌が繁殖して、そのまま根腐れを起こすのです。

対処法

枯れてしまった寄せ植えを再生するにはどうしたらよいのか、ここからは対処法を見ていきます。

しばらく水をやらずに様子を見る

多肉植物は過湿より乾燥を好むので、しばらく水をやらなくても枯れません。根腐れをしていなければ復活できるので、しばらく水やりを控えて様子を見てください。

植え替え、カットを行う

植え替えの季節なら、思い切って植え替えるのも良い方法です。植え替える時には、根の状態をチェックできますし、痛んだ根や葉をカットもできます。

枯れてしまったら葉挿しで新しい株を育ててみよう

多肉植物の増やし方の一つに、「葉挿し」という方法があります。これは、葉から新しい株を増やす方法で、ベンケイソウ科の品種に向いたやり方です。

残った葉や枝から新しい株を育てることができる

葉が枯れてしまった株でも、残った葉を使って新しい株を育てることができます。

葉を切り取って新たに根を出させる方法

春か秋の湿度の高い、お天気の続く時を選んで行ってください。株から取った葉を、培養土に置いて発芽、発根させて増やす方法です。

葉挿しのやり方

葉の付け根をゆするようにして、優しく株から葉を引き抜きます。取った葉を培養土の上に、適当な間隔で並べてください。芽が出るまでは、半日陰に置き水やりはしません。芽が1cmくらいになったら、スプレーで水を与えます。新芽が2〜3cmになったら、新しい鉢に植え替えましょう。発根した部分が土に隠れるように植えてください。

多肉植物のおすすめの種類と品種

ここからは、初心者にも育てやすい多肉植物のおすすめの種類と「七福神」「星の王子」「子猫の爪」の3品種を見ていきましょう。すべての植物は、分類法によって体系化されています。「科」は、同じ性質を持つ植物の分類で親族のイメージです。「属」はさらに同じ特徴を持つ家族です。おすすめの種類は、「属」をお伝えします。同じ「属」の多肉植物を選べば、育てやすいでしょう。

アロエ属:代表的な品種で育てやすい

ツルボラン科アロエ属は、南アフリカ、マダガスカル、アラビア半島を原産地とする夏型の多肉植物です。食用や薬用として用いられる、アロエベラやキダチアロエなどなじみのある品種です。多肉植物といえば、アロエのイメージの時期もありました。園芸種も多く、小型種から大型のものまで700種ほどあります。

セダム属:耐暑性・耐寒性が強く丈夫

ベンケイソウ科セダム属は、世界中に自生地が分布した春秋型と夏型の多肉植物です。草姿も、たくさんの小さな葉がつくタイプ、ロゼットタイプ、つる性タイプとさまざまです。紅葉が美しく、寄せ植えのアクセントとして人気の種類です。セダム属耐暑性耐寒性が強いため丈夫で育てやすい品種です。

エケベリア属:品種が多く、室内でも気軽に育てられる

ベンケイソウ科エケベリア属は、メキシコ、中南米を原産地とする春秋型の多肉植物です。多肉植物を代表する品種で、バラの花のようなロゼット形の葉の形をしています。葉の形や色合いも多様で、晩秋から春にかけて紅葉する品種も多く、あなたの持つ多肉植物のイメージに一番近いかもしれません。エケベリア属は初心者でも育てやすいので、多肉植物の栽培のスタートにおすすめです。

七福神:丸く大きな葉が特徴

ベンケイソウ科エケベリア属の「七福神」は、中米を原産地とする春秋型の多肉植物です。明治時代には輸入されていたと言われ、日本名の「七福神」からも長年に渡り愛されていたことがわかります。エケベリア属のため、丸い大きな葉がロゼットの形をしていて、緑の葉と爪が紅葉します。

星の王子:厚みのある小さな葉がかわいらしい

ベンケイソウ科クラッスラ属の「星の王子」は、アフリカを原産地とする春秋型の多肉植物です。肉厚の葉が90度に交互に重なってつき、上へとゆっくり伸びます。夏になり紅葉をすると、葉の緑と葉の縁の赤みのコントラストが鮮やかに目を引きます。

子猫の爪:ぷっくりした葉っぱの先端がギザギザしている

ベンケイソウ科コチレドン属の「子猫の爪」は、南アフリカを原産地とする春秋型の多肉植物です。熊童子の変種ですが、「子猫の爪」の方が小型で爪の数が少ないので見た目がスッキリして人気です。飛び出した爪に、やわらかな毛がついた草姿をしています。

多肉植物が枯れる原因とは?原因別の対処法や復活方法を徹底紹介!のまとめ

かわいらしい葉と個性的なフォルムで人気の、多肉植物の栽培が意外に難しいことがお分かりいただけたのではないでしょうか?まずは育てやすい品種を選び、生育型を確認して育て方のポイントをみてください。 この記事では、
  • 多肉植物は、日照不足で葉が枯れること
  • 水分量が多すぎても少なすぎても葉が枯れること
  • 生育型によって、育て方と水やりのタイミングが違うこと
  • 多肉植物を長く楽しむための植え替えのポイントについて
  • 下の葉が枯れた時の対処方法について
  • 多肉植物の寄せ植えが枯れた時に考えられる理由について
  • 新しい株を作る「葉挿し」のやり方について
  • 初心者でも育てやすい品種とその特徴について
お伝えしました。 あなたの選んだ多肉植物を、日本の気候に合わせて栽培すればきっとすてきなインテリアグリーンに育ってくれるでしょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。