ピンクに色づくポインセチア「プリンセチア」の育て方を紹介!

ピンクに色づくポインセチア「プリンセチア」の育て方を紹介!
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目次

ポインセチアという植物をご存じですか?クリスマス前になると園芸店でよく見かけるようになる植物です。シクラメンと並んで冬を代表するお花としても知られていますね。ポインセチアといえば赤と緑のクリスマスカラーが特徴ですよね。 しかし、ピンク色のポインセチアを見かけたことはありませんか。かわいらしいピンク色のポインセチアを育ててみたいと思う方も多いですよね。ピンク色のポインセチアと赤色のポインセチアでは育て方などに違いがあるのでしょうか。せっかく育てるのであれば長く楽しみたいですよね。 今回は、
  • ピンク色のポインセチア「プリンセチア」と普通のポインセチアの違い
  • プリンセチアの育て方や入手方法
  • プリンセチアの品種やカラーバリエーション
について解説いたします。 赤色以外のポインセチアを育ててみたいという方や、ポインセチアを贈り物としてギフトにしたい方におすすめの記事です。この記事を最後まで読むことでさらにポインセチアの魅力を知ることができるでしょう。是非最後まで読んでみてくださいね。

ポインセチアについておさらいしよう

まずは、ポインセチアについておさらいしておきましょう。ポインセチアとは、以下のような植物でしたね。

ポインセチアの基本情報

植物名 ポインセチア
科名/属名 トウダイグサ科トウダイグサ属
学名 Euphorbia pulcherrima
和名 ショウジョウボク
原産地 メキシコ、中央アメリカ
ポインセチアはトウダイグサ科トウダイグサ属の植物です。しかし、トウダイグサ科ユーフォルビア属と分類されることもあります。原産地はメキシコや中央アメリカで、比較的温暖な気候を好みます。和名のショウジョウボクは、伝説の生き物である猩々に見た目が似ていることからつけられたと言われています。

赤い苞が綺麗なクリスマスを代表する観葉植物

赤い花のように見える期間は苞と呼ばれており、実際の花は苞に包まれるようにして小さく咲いています。赤と緑のコントラストがクリスマスにピッタリな色合いで、クリスマスフラワーと呼ばれることもあります

実は寒さには強くない

しかし、クリスマスの時期に流通するお花ではあるものの寒さには強くなく、10℃以上を保たないと葉が黄変し最悪の場合枯れてしまいます。ポインセチアを飾る場合、必ず室内で楽しむようにしましょう。

ピンクや白い色の品種も人気

最近では赤色以外のポインセチアも増えてきており、ピンクや白、斑入りのものなど様々な品種が登場しています。そのためポインセチアだけで寄せ植えを作ることもできますよ。

ポインセチアの花言葉

ポインセチアの花言葉には以下のものがあります。意味と併せてご紹介いたします。

祝福

ポインセチアの1つ目の花言葉は「祝福です。ポインセチアはクリスマスのお花として扱われてきました。また、燃えるように赤い苞はイエスキリストの血液とも見立てられることがあります。そのため祝福という花言葉が付けられたのではないでしょうか。

聖夜

ポインセチアの2つ目の花言葉は「聖夜」です。こちらもクリスマスに深く関係する花言葉ですね。クリスマス・イヴは聖なる夜として扱われます。よって、ポインセチアにも聖夜という花言葉が付けられたのでしょう。

幸運を祈る

ポインセチアの3つ目の花言葉は「幸運を祈る」です。聖なる夜であるクリスマス・イヴには祈りを捧げます。そのことから幸運を祈るという花言葉が付けられたと考えられます。

ポインセチアの風水効果

ポインセチアには以下のような風水効果があるとされています。

エネルギー活性化

ポインセチアは赤い苞が非常に特徴的な植物です。この赤という情熱的な色がエネルギーを活性化してくれると考えられています。

家族の気を整えてくれる

また、ポインセチアは丸みのある葉を持ちます。丸みのある葉をもつ植物は人間関係の気を整えてくれるとされており、特にポインセチアは室内で育てることが多いため家族の気を整えてくれる効果が強いとされています。

ポインセチアにはピンク色になる【プリンセチア】という品種がある

ポインセチアにはピンク色になるプリンセチアという品種があるのをご存じですか?以下ではプリンセチアについて解説いたします。

プリンセスのような華やかな印象という意味とポインセチアの名前を組み合わせたのが由来

プリンセチアという名前は日本語で「姫」という意味の「プリンセス」とポインセチアを組み合わせてつけられました。この名前の通り、プリンセチアはプリンセスのような華やかな印象をもつポインセチアとされています。サントリーによって2009年に登録された品種です。

ポインセチアよりも丈夫で育てやすい品種として人気

プリンセチアは普通のポインセチアよりも丈夫でより育てやすい品種として人気です。普通のポインセチアと比べると生育が旺盛で初心者でも育てやすいとされています。

プリンセチアの中にもいくつか種類がある

プリンセチアにはいくつかの種類があります。それぞれの種類で苞の色や模様、つき方が大きく異なるため好みのものを選択してみてはいかがでしょうか。サントリーのホームページでは種類ごとに画像を見ることができますよ。

ピンクホワイト

ピンクホワイトは、淡いピンク色の苞をつけることが特徴のプリンセチアです。葉にもうっすらとピンク色の模様が入るため柔らかく繊細な雰囲気をもつプリンセチアとなっています。

ピンクマーブル

ピンクマーブルは苞の縁から緑、白、ピンクとグラデーション・マーブル模様のように色づくプリンセチアです。独特な見た目でほかのポインセチアやプリンセチアにはない特別な雰囲気を放つプリンセチアとなっています。

ルージュ

ルージュはピンクホワイトよりもより色鮮やかで濃い色の苞をもつプリンセチアです。葉と苞のコントラストが強くメリハリのある見た目をしています。

ローザ

ローザは名前の通り薔薇の花のように八重咲きのプリンセチアです。苞がロゼット状に広がるため特に華やかな見た目をしています。色はルージュとピンクホワイトの中間あたりです。

クリスマス用の贈り物に長持ちする造花も人気

また、長持ちするポインセチアの造花も贈り物として人気です。植物を育てる自信がないという方や、植物を育てるのが苦手な方には造花のプレゼントもおすすめですよ。

ピンクのポインセチア【プリンセチア】はどこで手に入るの?

プリンセチアはどこで手に入れることができるのでしょうか。ピンクのポインセチア、プリンセチアの入手方法について解説いたします。

ホームセンターや園芸店、観葉植物専門店で購入できる

プリンセチアは普通のポインセチアと変わらずホームセンターや園芸店、観葉植物専門店で販売されています。会員登録や配送の必要がなく、実際に植物をみて選ぶことができるため安心して購入することができますよ。値段も送料がかからない分お安く手に入れることができる場合が多いです。 また、お店によっては注文することで好きなプリンセチアを購入できることもあります。

最近では通販のネットショップなどでも販売している

また、プリンセチアにはたくさんの種類があります。しかし、園芸店では欲しい種類が見つからないことも多いでしょう。そのようなときにはネットショップや通販で購入してみてはいかがでしょうか。ネットショップでは様々な種類のプリンセチアが販売されており、好きなプリンセチアを選択できるでしょう。 ただし、通販では配送・発送時やお届け時に枯れてしまう、発送・お届け時に鉢からプリンセチアが抜ける、注文しても届かないなどのトラブルが起きてしまうことがあるなどのデメリットもあるためレビューなどを確認しておきましょう。

値段は一般的な赤いポインセチアの価格とさほど変わらない

プリンセチアの値段は一般的な赤いポインセチアとさほど変わらないか、少し高い程度の違いとなっていることが多いです。上手に育てることで価格以上にプリンセチアは楽しむことができますよ。。

ピンクのポインセチア【プリンセチア】の育て方:置き場所

プリンセチアの育て方についてかいせついたします。まずはプリンセチアに適した置き場所について知っておきましょう。

基本的に日当たりの良い室内で管理する

基本的にプリンセチアは日当たりの良い室内で管理しましょう。ただし直射日光に当たると葉焼けを起こすことがあるため、レースカーテン越しの明るい日陰に飾ると良いでしょう

部屋の温度の適温は10℃〜25℃

プリンセチアはポインセチアと同様寒さにはあまり強くありません。そのため部屋は10℃~25℃を保ち、最低でも5℃以下にはならないようにしましょう。また、冬の窓辺は冷気が伝わります。その冷気に当たらないように就寝前にはプリンセチアの鉢を部屋の中心に移動させるようにしましょう。

冷暖房の風が直接当たらないように注意

また、冷暖房の風が直接当たってしまうと乾燥によって葉が傷んでしまいます。葉の乾燥による痛みを防ぐためにも冷暖房の風が直接当たらないように注意しましょう。

葉が擦れて傷まないように人や物がぶつかりやすい場所は避ける

葉が擦れてしまうのも傷や傷みの原因になります。また鉢の転倒事故を防ぐためにも人や物がぶつかりやすい場所は避けるようにしましょう。

ピンクのポインセチア【プリンセチア】の育て方:水やり

続いて、プリンセチアの水やりのポイントについて解説していきます。

水やりの方法は季節によって異なる

プリンセチアの水やりの方法は季節によって変わります。それぞれの時期に応じて水やりの仕方を変えるようにしましょう。

春・夏の水やり:土が乾いたらたっぷり

春や夏はプリンセチアの生育期となる時期です。そのためプリンセチアは多くの水を必要とするためこまめに水を与える必要があります。目安としては土が乾いたら鉢底から水が流れ出すまでたっぷりと与えるようにしましょう

秋の水やり:休眠期に備えて控えめに与える

一方秋になるとプリンセチアは休眠期に入ります。休眠期に入るとプリンセチアは水をあまり吸収しなくなるため水やりを徐々に控えめにしていきましょう。土が乾燥してから1~2日経った後に水を鉢底から水が流れ出すまで与えるようにします

冬の水やり:土が湿る程度に与える

冬はプリンセチアの生育が緩やかになり、多くの水を必要としません。そのため水やりは土が乾燥してから2~3日経ってから土全体が軽く湿る程度、鉢底から水が少し出るまで水を与えます

病害虫被害を予防できる【葉水】も定期的に行う

また、プリンセチアにはしばしばハダニという害虫が発生します。このハダニは樹液を吸収してプリンセチアを弱らせる原因になる他、プリンセチアのピンク色がくすむプリンセチアの病気を媒介する原因にもなります。 ハダニは高温で乾燥した場所を好む害虫です。特に夏場に発生しやすいものの冬場でも暖房器具による乾燥した風によってハダニが発生することも多いため、定期的に霧吹きなどで葉に水をかける葉水を行いましょう

ピンクのポインセチア【プリンセチア】の育て方:土・肥料

プリンセチアが好む土や、肥料の与え方について知ることでより元気にプリンセチアを育てることができます。

用土には有機質の培養土を使用する

プリンセチアは腐葉土などの有機質が豊富に含まれる土を好みます。自分で腐葉土や赤玉土を配合するほか、一般的な花の土を使用しても良いでしょう。

肥料は生育期の成長が盛んな時期に液肥を与える

プリンセチアは生育期である春~夏に肥料を上げるとより成長が促進されます。一方、生育期でない真冬や真夏の時期に肥料を与えると根を傷める原因になるため時期を見極める必要があります。

ピンクのポインセチア【プリンセチア】が成長したらすること

プリンセチアが成長したら必要になる管理について解説いたします。

プリンセチアを切り戻し剪定する

プリンセチアは放っておくと樹形が乱れてしまうことがあります。コンパクトサイズにまとめたい時などには切り戻し剪定を行いましょう。

剪定の時期は5〜6月

プリンセチアの剪定は5月~6月に行います。適期以外の時期に剪定を行うとダメージが大きくなるため避けましょう。

剪定に必要なもの

剪定に必要なものはハサミ、手袋、ビニール袋です。また、刃先を消毒するライターなどを用意しておくと病気の媒介を防ぐことができます。

剪定の手順

剪定の手順は以下の通りです。
  1. 手袋を身に着けます。肌が弱い方は腕まで覆うことができるものを使用すると安心です。
  2. 枯れている枝、中央に向かって伸びている枝、混んでいる枝は根元からカットします。
  3. プリンセチアの根元から2~3節の部分を残し、上部をカットします。
  4. ビニール袋に枝を入れ、まとめておきましょう。
  5. その後は通常の管理を行います。

切り口から出る白い液には注意

切り口から出る白い液は人体に有毒です。肌に触れるとかぶれてしまうことがあるほか、口にすると死んでしまうことがあります。小さなお子様やペットの誤飲を防ぐためにビニール袋などに剪定枝を入れて管理しておきましょう。

プリンセチアを植え替える

また、植え替えも大切な管理の一つです。

1〜2年に一度切り戻し剪定後に植え替える

1~2年に一度、切り戻し剪定を終えた後に植え替えを行いましょう。剪定後に行うことでサイズがコンパクトになり植え替えがしやすいですよ。

植え替えに必要なもの

植え替えに必要なものは、鉢、土、鉢底石やネット、ハサミです。

植え替えの手順

植え替えの手順は以下の通りです。
  1. 新しい鉢に鉢底ネット、または鉢底石を敷き詰めます。
  2. 半分程度の高さまで土を入れます。
  3. プリンセチアを鉢から抜き、1/3程度土を落とします。
  4. 傷んだ根があればハサミで取り除きます。
  5. 鉢にプリンセチアを入れ、土を流し込みます。
  6. 水を鉢底から流れるまでたっぷり与えます。

プリンセチアの葉を綺麗に色づかせるために短日処理に挑戦してみよう

プリンセチアは上手に管理すると毎年楽しむことができます。しかし、クリスマスの時期に合わせてピンク色に色づかせるためには一つのポイントがあります。

短日処理とは、日照時間を人為的に調整すること

プリンセチアはポインセチアと同様短日植物という性質を持ち、日長が短くならないと花芽が尽きません。また、花芽がつかないとプリンセチアはピンク色に色づきません。 そのため、日照時間を人為的に調整する短日処理を行うことでプリンセチアがピンク色に色づく時期を変えることができます

短日処理を行うことで冬のクリスマスシーズンに向けて苞を綺麗にピンクにすることができる

短日処理を行うことでクリスマスの時期に苞をピンク色にすることができます。クリスマスの飾りとしてプリンセチアを飾りたい場合は短日処理に挑戦してみましょう。

短日処理の方法

短日処理にはいくつかのコツがあります。一つ一つ確認しておきましょう。

短日処理に適した時期・タイミング

短日処理は9月~10月の初旬に行いましょう。始める時期が遅れるとクリスマスに間に合わなくなってしまいます。

短日処理に必要なもの

短日処理に必要なものは光を遮る段ボールや発泡スチロール、または押し入れです。光を通さない材質のものを使用します。

短日処理の手順

夕方の17時~朝の8時にかけて段ボールなどを用いてプリンセチアを覆い、光を遮ります。または、押し入れなどにプリンセチアを入れても良いでしょう。この時に光が隙間から漏れないように注意してください。段ボールを二重に覆うなどによって対策が可能です。 この処理を90日程度、プリンセチアがピンク色に色付くまで行います。

必ず毎日忘れずに遮光するのがポイント

一度でも遮光を忘れてしまうとまた最初から短日処理を行う必要があります。11月以降に遮光を忘れてしまうとクリスマスに間に合わなくなりやすいため注意しましょう。

ピンクのポインセチア【プリンセチア】のクリスマスシーズンのおすすめの飾り方

プリンセチアのおすすめの飾り方をご紹介します。プリンセチアを様々な形で楽しんでみてくださいね。画像を検索することでプリンセチアの飾り方を調べることもおすすめです。

鉢と一緒にクリスマスオーナメントをそばに飾る

プリンセチアはクリスマスのオーナメントと非常に相性がいいです。並べて飾るだけでも日本に居ながら一気にクリスマスの雰囲気が出ますよ。

ピンクだけでなく、色々な色のポインセチアを並べて飾る

プリンセチアには様々な種類があります。それ以外にもポインセチアとの相性も良く様々な色のポインセチア、プリンセチアを並べてみると統一感が出ますよ。

ミニティアラやビーズを一緒に飾る

また、プリンセスにかけてミニティアラやビーズなどの手芸素材を一緒に飾っても良いでしょう。キラキラと光り輝くティアラやビーズなどの素材、プリンセチアが並ぶと非常にかわいらしいですよ。

玄関に飾ってクリスマス用のウェルカムフラワーにも

また暖かい地域であれば玄関に飾ることでクリスマス用のウェルカムフラワーにもなります。寒い地域では枯れてしまうため室内の暖かい部屋で楽しみましょう。

【まとめ】ピンクに色づくポインセチア「プリンセチア」の育て方を紹介!

今回はピンク色のポインセチアであるプリンセチアについて解説いたしました。プリンセチアについて知ることができましたか? この記事のポイントは、
  • プリンセチアはポインセチアの品種の一つで、ポインセチアよりも丈夫
  • プリンセチアにはさまざまな種類があり、色や柄が豊富
  • プリンセチアをクリスマスに楽しむには短日処理が必要
です。 プリンセチアやポインセチアは非常に育てやすい植物ということが分かりましたか?価格も比較的お財布に優しくクリスマスの時期にピッタリなポインセチア、プリンセチアを飾ってより華やかにお家を彩ってみてくださいね。また、育てやすいためギフトにもおすすめですよ。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園では植物に関する記事を多く掲載しています。ほかの記事も参考に、よりよいガーデニングライフをお楽しみください。