ポインセチアは猫にとって有害?食べた時の対処方法から対策まで解説

ポインセチアは猫にとって有害?食べた時の対処方法から対策まで解説
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目次

クリスマスを代表する観葉植物といえばポインセチアです。クリスマスシーズンには、ホームセンターでもよく見かけます。クリスマスシーズンを味わうために、ポインセチアを購入する方も多いでしょう。 ですが、家族の1員として猫と過ごされている方は、観葉植物の設置は注意すべきです。 そこで、今回は、ポインセチアと猫の関係性について解説します。 この記事を読めば、以下のことが分かりますよ
  • ポインセチアは猫にとって有毒?
  • 猫がポインセチアを食べたらどうすればいいの?
  • 亡くなるようなことはあるの?
  • どのように管理すればいいの?
上記のことが分かりますよ。猫と暮らしていて、ポインセチアの導入を考えているならぜひ、参考にしてください。

クリスマスに人気の観葉植物のポインセチアは猫にとって有毒?

さっそく、ポインセチアが猫にとって有毒なのか見ていきましょう。猫は家族の1員なので、何かあったら大変です。本当に有毒なのか確認してくださいね。

結論:ポインセチアは猫にとって有毒な成分を含んでいて危険!

結論からいうと、ポインセチアは猫にとって有毒成分を含んでいて危険です。なので、猫を飼育している場合は、ポインセチアを誤食しないように注意する必要があります。猫の為にも必ず、対策をおこないましょう。

葉や茎から出る白い樹液に「ホルボールエステル」という毒性の成分を含んでいる

ポインセチアの白い樹液には「ホルボールエステル」という毒成分が含まれています。皮膚が敏感な方は皮膚炎。食べてしまえば、口の中が灼熱感、嘔吐や下痢などの症状が出ます。人間が摂取しても上記の症状が出るので、猫にとって有毒で間違いありません。

ポインセチアが多く流通するクリスマスシーズンは特に注意が必要

ポインセチアの流通量は、クリスマスシーズンが最も多いので注意してください。クリスマスの雰囲気を味わうためにポインセチアを購入する方もいるでしょう。ポインセチアはキレイですが、猫が触れない場所に置きたいですね。

飼っている猫がポインセチアを食べてしまった時の対処法

先ほどの解説で、ポインセチアは猫にとって有毒でしたね。そのため、猫がポインセチアを食べないようにする必要があります。ですが、食べないように工夫をしていても事故は起こりえます。 そこで、ここでは、猫がポインセチアを誤食してしまった場合の対処方法を解説します。猫とポインセチアが、家にいる場合はぜひ、読んでみてください。

食べてしまった量や時間、食べた部位の写真などをメモに残しておく

猫がポインセチアを食べてしまったら、時間や量、食べた部位を写真などをメモして残しておきましょう。食べた量や時間帯などを動物病院に伝えるためです。可能な限り詳しくメモしてください。 焦る気持ちは分かりますが、まずは、状況把握が先決です。

食べてしまった可能性がある場合は"すぐに"動物病院を受診する

猫がポインセチアを食べてしまったら、すぐに動物病院を受診しましょう。「少量なら大丈夫かな?」と思う方もいるでしょう。そのような勝って判断はやめるべきです。 詳しく見ていきましょう。

食べてしまった量がごく少量でも受診する

ポインセチアの誤食量がごく少量でも、必ず動物病院を受診してください。自分勝手な判断は、猫の命を危険にさらします。 葉っぱ1枚未満でも、必ず動物病院を受診してください。

食べた葉などを持参すると診察しやすくなる

猫がポインセチアを誤食してしまったら、食べた葉などを持参すると診察しやすくなります。どれだけ毒成分を取り込んだか、分かりやすくなるからです。 例えば、葉っぱの一部を誤食した場合は、食べた葉っぱと元々の大きさが分かるように葉っぱ1枚持っていくのがおすすめです。 動物病院を受診するなら、食べた大きさが分かる分かるものを持っていきましょう。

食べてから1時間以内であればすぐ助かる可能性が高い

ポインセチア誤食から、1時間以内なら助かる多可能性は高いです。なので、誤食したらすぐに動物病院に連れていきましょう。 逆に時間が経過すればするほど、助からない可能性が高くなります。誤食を確認したらすぐに、動物病院に連れていきましょう。

ポインセチアを食べてしまった猫に起こりうる症状

ここでは、ポインセチアを食べてしまった猫に起こりうる症状を紹介します。これから紹介する症状は、どれも異常なので、すぐに分かるでしょう。 では、どのような症状が出てくるか見ていきましょう。

1.嘔吐してしまう

ポインセチアを誤食すると、猫が嘔吐することがあります。体が毒素を排出しようとして嘔吐が起こるんですね。 嘔吐はすぐに分かる症状なので、嘔吐が判明したらすぐに、動物病院に連れていきましょう。

2.下痢を起こす

下痢もポインセチアを誤食で起きる症状のひとつです。嘔吐と同じく、ポインセチアの誤食で起きる中毒症状でもあります。下痢もウンチを見ればすぐに分かるので、下痢と判明次第動物病院で診察を受けるのが良いでしょう。

3.発赤、痒み、腫れなどの皮膚の炎症

発赤や痒み、腫れなどの皮膚の炎症も起こりえます。これらの症状は、樹液に触れるのが原因です。剪定後のポインセチアを猫の届く場所に置いていませんか? 皮膚症状は、見つけにくいこともあるので、毎日のコミュニケーションが重要ですよ。

4.よだれが普段より多く出る

ポインセチアを猫が食べると、よだれの量が増えます。よだれが増えるのは、口腔内に原因がある場合が多いです。 ポインセチアを食べてしまい、口の中が炎症したと考えられます。 気がつきにくい症状ですが、よく観察して症状が出ていないか確認してください。

食べた量や体格、体質で症状の現れ方は異なる

現れる症状は、食べた量や猫の体格、体質で変わってきます。嘔吐しやすい子は嘔吐が現れ、下痢しやす子は下痢しをすることが多いでしょう。 また、食べた量によって症状の強さも異なります。多く食べた猫は、激しい症状がでることも。 もちろん仔猫と成猫では症状の強さを違ってくるので、注意してください。

致死量に達すると最悪の場合死に至ることもあるので注意

食べた量が致死量に達すると、死に至ることもあります。致死量は体の大きさによって変わってきます。 少なくとも、大量に食べてしまったら高い確率で死に至ると考えてください。

飼い猫がポインセチアを食べないようにするための予防方法

ここまで、ポインセチアの有毒性について解説しました。下痢や嘔吐などの症状現れ、最悪死に至ることが分かりましたね。 猫の為にも、ポインセチアを食べさせないように、工夫する必要があります。「でも、どうすればいいの?」という方も多いでしょう。 そこで、ここでは、猫にポインセチアを食べないようにするための予防方法を解説します。どのように対処すればいいか、迷っている方はぜひ、参考にしてください。

1.一番有効なのは猫が届かない場所で管理すること

1番有効なのは、猫が届かない場所で管理することです。届かなければ、誤食することもないですね。ですが、難しくもあります。猫は身軽なため、高い場所に置ても平気で登れます。 ポインセチアを購入する前に、必ず置き場所のチェックをおこないましょう。

2.猫が触れることができないようにケージを置く

猫が触れないようにケージを置くのも、ひとつの方法です。触れることができなければ、食べることもないので安心ですね。とはいえ、ケージの中にポインセチアを置くのは、やや外観的に悪くもあります。外観を損なわないようなケージを用意したいですね。

3.猫が出入りしない部屋で管理する

猫が出入りしない部屋で、ポインセチアを管理するのも有効です。猫が立ち入らなければ、誤食の心配もありません。非常に有効な予防方法ですが、扉の閉め忘れなには、注意してくださいね。せっかく安全な管理ができているのに、猫が侵入してしまっては意味がありませんよ。

4.猫が嫌いな匂いをポインセチアにつけておく

猫が嫌いな匂いを、ポインセチアに付けておくのも良いでしょう。嫌いな匂いがするものを、わざわざ食べる猫はいません。 猫が嫌がる匂いは、以下の匂いが挙げられます。
  • 柑橘系
  • ハーブやアロマ
  • メンソール
  • コーヒ
  • 香辛料
などが挙げられます。上記の匂いをポインセチアに付ければ、誤食を防げるでしょう。とはいえ、匂いは時間が経過すれば薄れていきます。定期的に匂を付けるのは手間もあります。また、猫にも趣向があるため、平気な匂いである可能性も捨てきれません。 有効な手段のひとつではありますが、手間と猫の趣向に左右されるリスクがあることを覚えておきましょう。

5.ポインセチアの代わりとなる猫草を与える

ポインセチアの代わりとなる猫草を与えるのも有効です。猫草は、猫が好んで食べる草の総称です。大麦などの背丈が低いイネ科の新芽が、猫草として販売されています。 猫が好む草を与えることで、ポインセチアを食べることを予防します。 ですが、好奇心旺盛な猫が誤って、ポインセチアを食べることもあるでしょう。猫草+αの予防が有効といえるでしょう。

家庭でよく育てられている猫に有毒なポインセチアの品種5選

ここでは、ポインセチアで家庭で良く育てられている有毒品種を5つ紹介します。毒を持っている植物は多いですが、今回は家庭でよく育て育てられている品種のみを紹介します。該当の品種を育てていたら、注意してください。

ウィンターローズ

ウィンターローズは、ポインセチアの1種です。苞が薔薇に見え、クリスマスの代表花でもあることから『ウィンターローズ』の名前が付きました。 ポインセチアの仲間なので、猫にとって有毒成分を含んでいます。猫にとっても軽度の毒性があるといわれています。 ポインセチア同様、誤食には注意してください。

アイスパンチ

アイスパンチは、ポインセチアのなかでも人気の高い品種です。鮮やかな赤色の苞にピンク色の斑が入ります。班の入り方は個体差があるので、自分好みのアイスパンチを探すのも楽しいですね。 もちろん、猫にとって有毒な成分を含んでいます。猫がいる場合は、何かしらの対策をおこないましょう。

レモンスノー

レモンスノーは、黄白色のポインセチアです。普通のポインセチアは赤色です。なので、普通のポインセチアと比べると、爽やかな印象を受けます。 色は違っても、毒性は変わらないので、猫を飼育している場合は注意してください。

ビジョン・オブ・グランデール

ビジョン・オブ・グランデールは、淡いピンク色のポインセチアです。真っ赤なポインセチアもキレイですが、淡いピンク色のポインセチアも違った美しさがあります。優しい色が好きな方におすすめなポインセチアです。 愛らしい見た目ですが、猫にとっても有毒なので、誤食しないように対策してください。

プリメーロ・ジングルベル

プリメーロ・ジングルベルは、班入りのポインセチアです。鮮やかな赤色にレモンスノーのような色の班が入ります。そのため、とてもエレガントなポインセチアといえるでしょう。 エレガントなプリメーロ・シングルベルですが、もちろん毒性もあります。猫にとっては、良くない植物なので、必ず注意してください。

【豆知識】そもそも猫がポインセチアなどの観葉植物を食べるのはどうして?

ここまで、ポインセチアの毒性と猫の関係性について解説しました。猫がポインセチアを食べてしまえば、最悪無くなってしまうこともありましたね。ですが、そもそもなぜ、猫はポインセチアなどの観葉植物を食べるのでしょうか?そこで、ここでは、猫が植物を食べる理由について解説します。

結論:猫は毛玉を吐き出すために観葉植物を食べる

猫が観葉植物を食べるのは、毛玉を吐き出すためといわれています。猫はグルーミングをする際に飲み込んだ毛を、毛玉で吐き出す習性があるからです。植物の葉っぱが胃を刺激して毛玉の排出を助けると、考えられています。そのため、観葉植物を食べることがあるんですね。

胃に刺激を与えることで便秘の解消をすることもできる

植物を食べることで、便秘の解消にもなります。猫は肉食動物なため、便秘になりやすいです。食物繊維を取らないからですね。そこで、植物から食物繊維を摂取することで、便秘の解消にも繋がります。

観葉植物をかじることが猫のストレス発散にもつながっている

植物をかじることで、猫のストレス発散にもなります。猫に聞いてみないと分かりませんが、どうやら植物の食感が好きなようです。好きな食感を楽しむことで、ストレスの発散をしているんですね。

【疑問】ポインセチアは猫以外のペットや人間にも有害なの?

本記事では、ポインセチアと猫について解説してきました。ポインセチアは猫にとって有害でしたね。ですが「猫以外は大丈夫なの?」「人間は平気なの?」といった疑問が出てるでしょう。そこで、ここでは、猫以外にもポインセチアは有害なのか解説します。

ポインセチアの毒成分は猫以外にも犬や肌が弱い人、赤ちゃんなどにも有害

ポインセチアの毒成分は、猫以外にも犬や肌の弱い人、赤ちゃんなどにも有害です。そのため、ペットを飼育している人以外も注意が必要といえるでしょう。特に、なんでも口に入れる赤ちゃんや幼い子がいる家庭は注意が必要です。

間違って口に含んでしまった時は、違和感を感じたらすぐ病院に行く

誤って口に含んでしまった時は、違和感を感じたらすぐに病院に行きましょう。口腔内に炎症が起きている可能性があるからです。特に、小さなお子さんが「口の中が熱い」と言い出したら、灼熱症状が出ています。必ず病院に連れていきましょう。

肌が弱い人は皮膚炎になる可能性がある

皮膚が弱い方は、皮膚炎になる可能性があります。皮膚が荒れやすい方は、むやみやたらにポインセチアを触らないほうが良いでしょう。小さなお子さんも注意が必要です。「なぜか皮膚が荒れる」場合は、ポインセチアが原因の可能性も考えられます。皮膚が弱い方は、ポインセチアの扱いに注意してください。

ポインセチアの剪定をするときも要注意!

ポインセチアの剪定をするときは、樹液が付かないように注意してください。ポインセチアの樹液は毒成分が含まれています。何かしらの対策が必要でしょう。

ふとした瞬間に樹液に触れてしまう可能性がある

いくら注意していても、ふとした瞬間に樹液に触れてしまう可能性があります。常に意識していても、完全に回避するのは難しいでしょう。樹液に触れると、痒みや皮膚荒れが起きるので注意してください。

剪定する時はゴム手袋などをつけて対策する

剪定するときはゴム手袋などをつけて対策をおこないましょう。ゴム手袋以外にもビニール手袋も有効ですよ。軍手は樹液が染みてくるので、おすすめできません。樹液の付着を防いで安全に剪定をおこないましょう。

ポインセチア以外に猫に有毒な成分を持つ観葉植物5選

ここでは、ポインセチア以外の猫に有毒な成分を持つ観葉植物を初回します。観葉植物は、想像以上に有毒な植物が多いです。過剰に心配する必要はありませんが、愛猫のためにも毒があるのか確認すると良いでしょう。

ポトス

ポトスはソロモン諸島を原産とするつる性の観葉植物です。丈夫で育てやすく、観葉植物初心者の方でも簡単に育てられます。 ポトス全体が有毒で主な成分は、樹液に含まれる『不溶性のシュウ酸カルシウム』です。毒というよりは、溶けないガラス片のようなイメージです。そのため、口の中に入れると、口内が腫れ、最悪の場合呼吸困難で死に至ります。口に入れるのもちろん、樹液の付着にも注意してください。

アイビー

アイビーは、つる性の観葉植物です。葉っぱの形がカエデに似ており、生命力が強いのもポイントです。繁殖力が強いので増やすにも簡単です。 アイビーは『サポニン』という毒を葉と茎に含んでいます。毒性は中程度で決して低くはありません。小さなお子さんが口にした場合は、最悪亡くなることもあるで、要注意です。

ドラセナ

ドラゼナは、熱帯アジア・アフリカに生息する樹木です。品種も多く、さまざまな種類が観葉植物として、育てられています。寒さに弱いため室内での管理が必要になります。 ドラセナの毒成分は『サポニン』です。サポニンは嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。室内での管理が必要なドラセナですが、猫を含めペットがいる部屋に置くのは、危険なのでやめましょう。

ゴムの木

ゴムの木は、名前の通りゴムの原材料になる樹木です。具体的には、ゴムの木の樹液がゴムになります。暑さ・寒さ共に強く、日本でも育てやすい観葉植物です。 ゴムの木の樹液には『ラテックス』という毒性が含まれています。皮膚につくと、かぶれや荒れなどの症状が起きます。剪定後の樹液に注意して、管理してください。

モンステラ

モンステラは、つる性の観葉植物です。葉っぱに切れ込みが入っており、エキゾチックな雰囲気を出しています。耐寒性が低いので、室内での管理が必要です。 モンステラは、茎や葉に『不溶性のシュウ酸カルシウム』が含まれています。手や口につくとかぶれなどの症状が出ます。大量の摂取は重篤な症状もあり得るので、注意して管理しましょう。

観葉植物と猫が上手く付き合えるように対策して小さな家族を守ろう

観葉植物と猫が上手に付き合えるように対策をして家族の1員を守りましょう。不意の事故で猫が亡くなってしまっては、後悔しても後悔しきれません。観葉植物と猫が調和できるような環境を整えましょう。

【まとめ】ポインセチアは猫にとって有害?食べた時の対処方法から対策まで徹底解説

本記事では、ポインセチアが猫に有害なのか解説しました。ポインセチアを誤食すると、最悪亡くなる場合もありましたね。 本記事のポイントは
  • ポインセチアは猫にとって有毒
  • ポインセチアを食べてしまったら、動物病院で診察を受けるのが重要
  • 大量の摂取は死亡につながる
  • 猫が届かない場所にポインセチアを置くのが有効
です。 ポインセチアはクリスマスにピッタリな素敵な観葉植物です。ですが、猫などのペットが食べてしまえば、命に関わることもあります。猫などがポインセチアに触れないように上手に工夫して、安全に観葉植物を楽しんでくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。