シマトネリコの鉢植え方法!植え替えから置き場所のコツまで紹介

シマトネリコの鉢植え方法!植え替えから置き場所のコツまで紹介
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目次

シマトネリコという常緑樹の植物をご存知ですか?シマトネリコは初夏に花を開花させ、良い香りを放つ金木犀の仲間の植物です。しかし、そもそもまだシマトネリコをご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、実は庭木のシンボルツリーとしても非常に人気のある植物なのです。 今回の記事では、シマトネリコがそもそもどんな植物なのか知りたい方、シマトネリコを育て方、特に鉢植えでの栽培方法を知りたい方に向けて以下の流れで「シマトネリコの育て方」をお話ししていきます。
  • シマトネリコとはそもそもどんな植物?
  • 鉢植えでのシマトネリコの育て方を解説
  • 鉢植えのシマトネリコの剪定の方法とは?
  • 鉢植えのシマトネリコの植え替えについて
  • 鉢植えのシマトネリコの置き場所のポイントとは?
  • 鉢植えのシマトネリコが枯れるって本当なの?
  • まとめ
最後までご覧いただくことで、シマトネリコの基本情報から、シマトネリコが元気に育つ育て方を徹底的に学ぶことができますよ。それでは最後までお付き合いください。

シマトネリコとはどんな植物?

それではまずはシマトネリコとはそもそもどんな植物なのかについて解説していきます。始めは基本情報からしっかりと学んでいきましょう。

モクセイ科トネリコ属の半常緑広葉樹の高木

シマトネリコは、原産地が台湾や中国、日本では沖縄で自生しているモクセイ科トネリコ属の半常緑広葉樹の高木です。かなり育てやすい常緑樹なので初心者の方にもおすすめです。庭で植えると10mほど、鉢で植えれば2mの高さを超える大型の色です。また、シマトネリコは初夏に花を開花させ、良い香りを放つ金木犀の仲間の植物なので、匂いのある植物が好きな方にもお勧めです。

庭木のシンボルツリーとして人気

また、シマトネリコは庭木のシンボルツリーとして人気が高い植物です。実はおうちにお庭を持っている方の中でも、このシマトネリコを植えている方も多いです。インスタグラムにも多くの方が庭木のシンボルツリーとして写真をアップしているほどです。

植えて後悔するという声も

しかし、魅力の多いシマトネリコですが、育てていて後悔するという声もよく聞こえていきます。

成長速度が速く管理が大変

他の観葉植物などと違うのは、かなり成長速度が早いという点です。屋外で育てるとなると、なおさら成長速が上がるので、早め早めの対応が重要になってきます。

根張りが強すぎる

また、シマトネリコは根張りが強すぎるという点もあります。言い換えればよく成長する植物でもあるのですが、いざ「葉っぱがつきすぎて手に負えないから抜根したい」としても、一からシマトネリコを処分するのは非常に難しいということです。

シマトネリコは鉢植えのままでも育てられる

しかし、そういったデメリットを解決してくれるのが、鉢植えのまま育てるという方法です。どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

鉢植えだと地植えより管理が楽

鉢植えのまま育てると、先ほどお話しした成長速度が早いからこその管理や手間のデメリットが、全て無くなります。

最近では鉢植えで観葉植物にする楽しみ方も

特にこういった高さがやすい観葉植物も、今ではむしろ鉢植えで室内で育てることで、インテリアのアクセントになって写真映えもして人気が高まっています。

鉢に他の花を寄せ植えして華やかにするのもおすすめ

また、鉢に他の花を寄せ植えして華やかにするのもおすすめですよ。一本のシマトネリコだけでは少々寂しく感じてしまう方も、寄せ植えをしてしまえば、庭も綺麗に見えますね。

鉢植えでのシマトネリコの育て方

続いては、今回の本題でもある鉢植えでのシマトネリコの育て方について解説していきます。

鉢植えへの植え付け

それではまずは、シマトネリコを鉢植えへ植え付ける方法を解説していきます。まずは用意するものをお話ししていきます。

用意するもの

  • 鉢植えされているシマトネリコ
  • 植え替えたい場合は一回り大きめの鉢も用意
  • 緩効性の肥料
  • 水をやるジョウロ

植え付けの方法

  1. 鉢植えされているシマトネリコを用意します。植え替えたい場合は、一回り大きめの鉢に土を2/3ほど入れます。
  2. そこにシマトネリコを入れ、残りの土を被せていきます。
  3. しっかり固めたら、緩効性の肥料を水に薄めて入れ、ジョウロで水と一緒に与えます。
  4. たっぷり水やりをしたら完成です。

水やり

続いては水やりについてです。シマトネリコの水やりは季節によって変化させてあげることが重要です。

4月~9月は土の表面が乾ききる前に水をやる

シマトネリコの水やりは、4月~9月は土の表面が乾ききる前に水をやるようにしましょう。温暖なこの時期はシマトネリコもよく成長するので、しっかりと水を与えます。

10月~3月は土の表面が乾燥してから水をやる

またシマトネリコの水やりは、10月~3月は土の表面が乾燥してから水をやるようにしましょう。秋から冬にかけての時期は、土の表面が乾燥したのを目安にして水やりをしましょう。

肥料

続いてはシマトネリコの肥料についてです。肥料はどのようにしてあげるのが良いのか、解説していきます。

土に元肥が含まれている場合は必要ない

シマトネリコは元から鉢に植えられたものを購入する場合が多いと思います。そのため元から土に元肥が含まれていることもあるので、その場合は肥料は必要ありません。

肥料分のない土に植え替えた場合は追肥を行う

しかし、肥料分のない土に植え替えた場合は追肥を行うようにしましょう。先ほどご紹介した緩効性の肥料や、即効性のある液体肥料なども場合に合わせてお勧めです。

鉢植えのシマトネリコの剪定

続いては鉢植えのシマトネリコの剪定について解説していきます。どのようなことに意識を向けると良いのかをお話ししていきます。

シマトネリコは剪定に強い

そもそも、シマトネリコは剪定に強いので、そこまで繊細な注意が必要な植物ではありません。そのため、初心者の方でも安心して剪定することができます。

成長速度が速いため定期的な剪定が必要

しかし、先ほどもお話ししたように、シマトネリコは成長速度が速いため定期的な剪定が必要な植物でもあります。

地植えでは大きくて10mほど、鉢植えでは大きくても1~2m

シマトネリコは、地植えでは大きくて10mほど、鉢植えでは大きくても1~2mの大きさになる植物です。以下では大きくしたい場合と大きくしたくない場合に分けて剪定の方法を分けて解説していきます。

大きくしたい場合は2~3年ほど剪定を控え、様子をみる

大きくしたい場合は2~3年ほど剪定を控え、様子をみるようにしましょう。大きくすることで戸建ての方は室内の目隠しにもできるので、長期的な計画を持って育てていく必要があります。

大きくしたくない場合は1年に1~2回剪定を行う

また、大きくしたくない場合は1年に1~2回剪定を行うようにしましょう。どちらかというと玄関や室内において鑑賞したいという方は、このような剪定がいいでしょう。

剪定する時期

次はシマトネリコを剪定する時期について解説していきます。

7月頃

結論から言えばシマトネリコを剪定する時期は7月頃になります。季節でいえば夏にあたりますが、先ほどもお話ししたようにシマトネリコは丈夫な植物なので、いつ剪定してもそいこまで大差はありませんが、以下の時期だけは避けましょう。

真冬を避けた11月頃~3月頃

それは、真冬を避けた11月頃~3月頃になります。この時期さえ避ければ、基本的には温暖な季節に剪定をすれば失敗せずにすることができますよ。

鉢植えのシマトネリコの剪定のしかた

鉢植えでのシマトネリコの剪定のしかたは、切りたいところでカットしてOKです。カットした部分から上はひとまず伸びないので、高さ調節は簡単です。ただ、カットした部分の横から二股に分けて生えてくるので、横に広がることをイメージしながら、剪定していくことは覚えておきましょう。

鉢植えのシマトネリコの植え替えの方法

続いては、鉢植えのシマトネリコの植え替えの方法について解説していきます。どのようなタイミングで植え替えをするのがいいのか、またいつ植え替えをすればいいかのお話もしていきます。

根張りが強いため植え替えが重要

先ほどもお話ししたように、シマトネリコは根張りが強いため植え替えが重要になってきます。成長が早いので、植え替えをしないと根が鉢の中でぎゅうぎゅうになってしまうので、定期的な植え替えが必要です。

植え替えのタイミング

続いては植え替えのタイミングについて解説していきます。

年に1回が目安

多くの観葉植物は2〜3年に一度の植え替えが目安ですが、シマトネリコは成長速度がはやいため、年に1回が目安という短めの期間になります。

鉢底や土の表面から根が出ているとき

またどういう時に植え替えをするといいのかというと、特に鉢底や土の表面から根が出ているときは植え替えをしてもいいサインだと覚えておきましょう。この状態はかなり根っこが伸びている状態になるので、早めに植え替えをしてください。

根が伸びて土の表面が硬くなったとき

また、根が伸びて土の表面が硬くなったときも植え替えのサインです。よく土の表面が硬くなってしまうことがありますが、それは根が伸びているという状態でもありますので、日頃からよく観察するか、上記の年に1回の目安に合わせて植え替えをしましょう。

植え替えの時期:寒い日を避けた11月~4月上旬頃

またシマトネリコの植え替えの時期は、寒い日を避けた11月~4月上旬頃が適期となります。これはぜひ覚えておきたい情報になるので忘れないようにしましょう。

用意するもの

続いては、植え替えに必要な道具をご紹介していきます。以下の道具は基本的にホームセンターなどでも揃いますが、アマゾンなどの無料で使える通販サイトから注文すれば早ければ即日で自宅まで届けてくれて、価格も安いものも多いので、非常に便利です。

一回り大きな鉢か、同じサイズの鉢

まず一回り大きな鉢か、同じサイズの鉢を用意してください。剪定を日頃からして常に鉢のサイズを変えたくない方は同じサイズの鉢で対応して構いません。シマトネリコを大きく育てたい方は一回り大きな鉢を用意してください。

観葉植物用培養土

観葉植物用培養土があれば簡単に植え替えができます。観葉植物用培養土は重さがあるので、アマゾンなどの無料で使える通販サイトから注文することがおすすめです。無料で自宅の玄関まで届けてくれるので、女性の方であれば特に注文することをお勧めします。

鉢底石

また、鉢底石があれば鉢の中の排水性を高めてくれます。安いものであれば数百円の価格で購入することもできます。

鉢底ネット

最後は鉢底ネットです。鉢底ネットは鉢底石同様に排水性を高めてくれる役割と、鉢底の穴から土が流れ出ないようにガードしてくれるものでもあります。鉢底石を合わせて購入するのがお勧めです。

鉢植えのシマトネリコの植え替え方法

鉢植えのシマトネリコの植え替え方法は植え付けと基本的には同じですが、。同じサイズの鉢でまた植えたい方のためにもう一度解説していきます。
  1. 鉢植えされているシマトネリコを用意します。今後も大きくしたい方は一回り大きめの鉢に土を2/3ほど入れます。同じサイズの鉢でまた植えたい方は、鉢から引き抜き、土を落として同じ鉢に土を2/3ほど入れます。
  2. そこにシマトネリコを入れ、残りの土を被せていきます。
  3. しっかり固めたら、緩効性の肥料を水に薄めて入れ、ジョウロで水と一緒に与えます。
  4. たっぷり水やりをしたら完成です。

鉢植えのシマトネリコの置き場所のポイント

続いては、鉢植えのシマトネリコの置き場所のポイントを解説していきます。置き場所に一工夫を施すことで、長期的な成長や健康に大きく差が出てきますよ。

よく日が当たる場所がおすすめ

鉢植えのシマトネリコにお勧めなのは、よく日が当たる場所です。庭や屋外であれば、1日を通してよく日の当たる場所を探しましょう。ベランダなどでも同様によく日の当たる場所を見つけましょう。

続いては庭に置くこともおすすめになります。

目隠しとして置くのもよい

庭に鉢植えのシマトネリコを置くことで、目隠しとして利用することができます。背が高くなりやすく、全体を葉っぱで覆い尽くす植物なので、小さな日陰にもなってくれることもあるでしょう。

屋外では軒下や高い木の下など天候の影響が少ない場所が◎

また屋外では軒下や高い木の下など天候の影響が少ない場所だとより安心です。雨や雪が直接当たると病気になりやすいので注意しましょう。

生長し、根が安定するまでは支柱で支えるとよい

それに、まだ植え替えて間もない時は根が安定するまでは支柱で支えるのがいいでしょう。特にシマトネリコは高さのある植物のため、支柱で支えるシーンが多いので、アマゾンなどで購入するのが早くて便利です。

ベランダ

続いてはベランダになります。ベランダでは以下のようなポイントに意識しながらおくといいでしょう。

直射日光が当たる日当たりの良い場所がよい

ベランダは直射日光が当たる日当たりの良い場所がお勧めです。多くの植物は直射日光を避けた場所におきますが、シマトネリコは大丈夫。丈夫な植物です。

暑い日は日陰に置いたり、遮光を行う

また、暑い日は日陰に置いたり、遮光を行うことで株自体の温度を下げてあげることで、ダメージを減らし枯れることなどから守ることができます。

室外機の風にも注意する

それに、室外機の風にも注意する室外機の風にも注意することも非常に重要な要素です。これも枯れてしまうことにつながるので、後悔のないように注意をしましょう。

冬の寒い時期は鉢植えを室内に入れる

また、冬の寒い時期は鉢植えを室内に入れることで、適切な温度管理をしましょう。寒い地域は特に雪や霜に注意し、温暖な地域の沖縄などであれば屋外でもそのまま栽培してもOKです。

玄関

最後は玄関に置くこともお勧めです。玄関に置けばシンボルツリーとして、お家に代名詞のような植物にもなってくれますよ。

週1~2回日当たりの良い場所に移動させる

玄関に置いて育てる場合は、週1~2回日当たりの良い場所に移動させ、日の当たる量をコントロールしてあげると元気に育ちます

急な日差しで葉焼けしないようすだれや寒冷紗で遮光する

また、玄関に置いている際に急な日差しで葉焼けしないようすだれや寒冷紗で遮光するようにしましょう。葉焼けすると黄色くなりみい映えが悪くなるので注意しましょう。

鉢植えのシマトネリコが枯れる?

続いては、鉢植えのシマトネリコが枯れる理由について言及していきます。鉢植えの場合、地植えと違ってこまめな手間は必要ないものの、以下のような枯れる原因には注意をしないといけません。

枯れる原因とは?

それでは、鉢植えのシマトネリコが枯れる原因を見ていきましょう。

日光が不足している

シマトネリコは十分な日光を必要としますが、日陰の場所で育てると光合成が減り、栄養不足になります。日光が不足していると葉が黄色くなったり、成長が停滞したりすることがあります。

気温が低い

冬や、そもそも寒冷地ではシマトネリコの成長が遅れます。気温が低い環境では根の活動が抑制されてしまい、霜や寒冷により枯れてしまうこともあります。

根詰まり

鉢植えのシマトネリコは、水やりをしすぎてしまうと根詰まりになりやすいです。根が詰まると通気が悪くなり、根が腐る恐れもあります。

病害虫による被害

シマトネリコは病害虫によって葉が食害されたり、害虫による病気にかかることがあります。虫食いや斑点などの被害が見られる場合、早め早めの対策が必要です。

原因への対処法

続いては、上記の枯れる原因に対して、どのような対処法をすると良いのかをお話ししていきます。

置き場所を変える

まず置き場所を移動させましょう。明るい場所に移動させることで、日光の受け取れる量を増やしましょう。しかし直射日光は避けるような場所においてください。

植え替えの適期を待ってから植え替えを行う

次は植え替えの適期を待ってから植え替えを行うようにしましょう。寒冷期を避けて暖かい季節に植え替えを行い、株全体にかかるダメージを減らします。

剪定後に切り口に癒合剤を塗る

また、剪定後に切り口に癒合剤を塗りましょう。剪定を行うと、必然的に切り口に傷がついてしまいます。癒合剤を塗ることで根の保護と治癒を促します。

薬剤を撒いて病害虫を防除する

最後は薬剤を撒いて病害虫を防除しましょう。適切な薬剤を使用して害虫を駆除し、病害虫の発生を予防します。定期的にシマトネリコをよく観察して、虫がいないかの確認をしてあげてください。

【まとめ】シマトネリコの鉢植え方法!植え替えから置き場所のコツまで紹介

いかがだったでしょうか?シマトネリコが鉢植えでも育てることができることや、どのように管理するといいのかもしっかりとご理解いただけたかと思います。 今回の記事のポイントは以下になります。
  • シマトネリコはモクセイ科トネリコ属の半常緑広葉樹の高木で、金木犀の仲間
  • シマトネリコは鉢植えのまま育てることで、地植えより管理が楽
  • シマトネリコの水やりは、4月~9月は土の表面が乾ききる前に水をやり、10月~3月は土の表面が乾燥してから水をやるようにする
  • シマトネリコは成長速度が速いため定期的な剪定が必要
  • 鉢植えのシマトネリコの置き場所のポイントは、よく日が当たる場所におくこと
  • 冬の寒い時期は鉢植えを室内に入れることで霜や雪から守り、適切な温度管理で栽培することが重要
  • 鉢植えのシマトネリコが枯れる原因は、日光が不足している・気温が低い・病害虫による被害などがある
  • 鉢植えのシマトネリコが枯れる原因には、置き場所を変えること、剪定後に切り口に癒合剤を塗ることなどで対処するようにする
ぜひこの記事を参考に、シマトネリコを室内でも屋外でも、あなたが好きなサイズで鉢植えで元気に育ててみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。