ワイヤープランツの失敗しない剪定方法を紹介!剪定後のケア方法まで

ワイヤープランツの失敗しない剪定方法を紹介!剪定後のケア方法まで
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目次

丸く小さな葉をたくさんつけるワイヤープランツは、グランドカバーとしてもハンギングとしても人気が高い観葉植物です。ワイヤープランツは寒さに強く生育力が旺盛でたくさんのツルや枝を伸ばしていきますので、綺麗な樹形を保つためにも定期的な剪定が欠かせません。しかし間違った方法で剪定を行ってしまうと、その後の生育にも影響が出てしまう可能性もあるのです。 そこでこの記事では、
  • ワイヤープランツの剪定の目的
  • ワイヤープランツを剪定する適切な時期は?
  • ワイヤープランツの剪定に必要なもの
  • 剪定するべきワイヤープランツのツルを選ぶ方法
  • ワイヤープランツの剪定の具体的なやり方
  • ワイヤープランツを剪定した後のケア方法
  • ワイヤープランツの枯らさない育て方
  • ワイヤープランツを増やす方法
  • 増えてしまったワイヤープランツを整える方法
以上のポイントを中心に解説していきます。 ワイヤープランツを上手に育てるためには定期的な剪定が必要です。この記事では、ワイヤープランツの剪定の方法だけではなく、その後のケアの仕方や増やす方法についてもご紹介していますのでぜひ最後まで読んでみてください。

ワイヤープランツを剪定する目的

まずはワイヤープランツを剪定する目的について解説していきます。ワイヤープランツは丈夫で増えやすい植物ですので、回復力も高く初めて剪定を行う方にもおすすめです。ワイヤープランツの剪定の目的を把握した上で、ぜひ定期的に剪定を行ってあげましょう。

地植えで増えすぎたツルをなんとかしたい

地植えのワイヤープランツは、根がしっかりと伸びていくので大きくなりがちで剪定も毎年必要です。増えすぎたツルは剪定でカットしてすっきりとさせてあげるようにしましょう。せっかく伸びたのに、ともったいなく感じるかもしれませんが余分なツルをカットすることで日当たりが改善されたり風通しが良くなったりと株にとっても良い影響があります。

長くなりすぎたツルを剪定して樹形を整えたい

ワイヤープランツはハンギングや植木鉢などにすると長く垂れ下がっていくので、樹形が崩れやすい植物です。長くなり過ぎたツルを積極的にカットすることで、樹形をコンパクトにできるのも剪定の大きなメリットでしょう。

絡まったツルを剪定することで健康状態も見栄えも良くしたい

絡まったツルをそのままにしておくと、日光が当たる範囲が限られてしまい健康状態が悪くなってしまいます。また、見た目もぼさぼさとして見栄えがよくないので絡まってしまったツルは積極的に剪定してすっきりするように手入れしてあげるようにしましょう。

元気のないツルを切り戻しすることによって成長を促進させたい

元気のないツルは、そのままにしていても株に良い影響をあたえません。変色した葉をつけているツルや元気のないツルを切り戻しすることによって、ワイヤープランツの成長が促進されます。生育期に剪定を行うことは、ワイヤープランツの健康をさらに推進してくれるのです。

ワイヤープランツを剪定する最適な時期はいつ?

ワイヤープランツの剪定の目的がわかったところで、剪定を行う最適な時期はいつなのでしょうか。ワイヤープランツは生育力が旺盛な植物ですが、適した時期に剪定を行わないと枯れてしまう危険性もあります。まずは、ワイヤープランツを剪定する最適な時期はいつなのかについてご紹介しましょう。

鉢植えの場合は4月から5月の間にする

鉢植えのワイヤープランツは4月~5月の間に剪定を行いましょう。春の生育期に剪定を行えば、ストレスがかかった株の回復も早いことが期待できます。

地植えの場合は4月から6月の間にする

地植えの場合は、4月~6月の間に行いましょう。地植えのワイヤープランツは鉢植えよりも根がしっかりと張っているので、少しだけ長い期間で剪定を行うことができます。過湿状態によってワイヤープランツにはストレスがかかってしまいますので、なるべく梅雨の時期になるまでに剪定を終わらせましょう。

ワイヤープランツを剪定するのに必要な物とは?

剪定と聞くとしっかりとした道具が必要だと想像してしまいますが、ワイヤープランツは樹木というよりも植物ですので大掛かりな道具は必要としません。剪定も簡単に行うことができますので、ぜひ軽い気持ちでチャレンジしてみてくださいね。

大きく伸びたワイヤープランツ

ツルが大きく伸びたワイヤープランツを用意しましょう。鉢植えの時は、購入してすぐではなく、しばらく育てて環境に適合したワイヤープランツがある程度ツルを伸ばしてから剪定を行うのがおすすめです。

剪定ばさみ

剪定ばさみは枝などをカットするような太い刃をもつものではなく、細めの枝を切ることのできる小さくコンパクトなものを選びましょう。病気の蔓延を防ぐために新品か、除菌スプレーなどで殺菌したハサミを使います。

ワイヤープランツを増やしたい場合は新しい鉢も用意する

剪定とともに株分けを行ったり、挿し木をして新しい株を作りたいと考える方は新しい鉢も用意しましょう。根詰まりを防ぐためにも定期的な植え替えは必須です。新しい鉢には、鉢底ネットと園芸用土も入れておきます。

剪定するべきワイヤープランツのツル

続きまして、ワイヤープランツの剪定はどんなツルを選んで行うべきなのをご紹介します。樹形を整えるのが大前提ですが、剪定する中で選ぶべきツルがあるのです。

伸びすぎたツル

伸びすぎたツルは、他のツルに比べて飛び出しているものや出ているものを選びましょう。伸びすぎたツルをそのままにしておくと、どうしてもアンバランスになってしまって見栄えがよくありません。

木質化したツル

「木質化」とは瑞々しいツルが年月を経て枯れた枝や木のような材質にかわってしまう状態のことです。人間で言えば老化してしまったようなツルなので、積極的にカットして新陳代謝を促してあげましょう。

葉が変色したり落ちてしまっているツル

ワイヤープランツの可愛らしい丸い葉は水不足や日光不足によって変色してしまうことがあります。環境を改善すれば変色が良くなる可能性もありますが、時間がかかりますので剪定でカットしてしまうのがおすすめです。

絡まってほかのツルの成長を妨げているツル

細くたおやかなワイヤープランツのツルは、成長とともに絡まりやすくなってしまいます。他のツルに絡まれて成長が妨げられてしまうこともありますので、こんがらがっているツルを見つけたらなるべくカットするようにしましょう。絡まっているツルは風通しが悪くなり、害虫が発生してしまうこともありますので注意が必要です

なるべく剪定したい!枯れてしまったワイヤープランツの見分け方

どんなツルをカットするべきかご紹介しましたが、他にも実は枯れてしまっているツルは存在します。この項目では枯れてしまったワイヤープランツの見分け方について解説していきましょう。

葉が茶色くチリチリになっている

葉が茶色く変色してチリチリに乾燥しているものは、葉焼けや水不足などによって枯れてしまったツルと考えて良いでしょう。そのままにしても復活する可能性は低いので積極的にカットするようにしましょう。

茎と茎の間隔が広い

茎と茎の間隔が広いツルは徒長してしまっていると思われます。徒長したツルは細く、貧弱でたくさんの葉をつけることがありません。そのため、健康的な色をしていても茎の間隔が広いツルは積極的にカットしていきましょう。

根元がスカスカしている

まんべんなくすべてのツルに葉がつくのが美しいワイヤープランツの理想的な樹形ですが、どうしても根元がスカスカになってしまうことがあります。これはツルの伸びすぎによって枝先に栄養分が集中して、根元に葉が生えずにスカスカになってしまうからだと考えられています。剪定を行うことによって、根元の近くにも栄養がいきわたるようになりますのでスカスカな状態も改善されていくはずです。  

ワイヤープランツの剪定のやり方は?

では肝心のワイヤープランツの剪定のやり方についてご紹介していきましょう。ワイヤープランツのツルは細く切りやすいので、お手軽に始めることができます。また、ツルが伸びやすいので多少は切り過ぎても大丈夫なのも大きなメリットなのではないでしょうか。

ツルの3/1を切り落とす「切り戻し剪定」をする

ワイヤープランツの剪定のやり方として、どのくらいの長さにカットするのかをご紹介します。ワイヤープランツのツルは長く伸びるので、全体の3分の1ほどの長さになるようにカットしていきましょう。これは「切り戻し剪定」と呼ばれる比較的大胆にカットする方法なのです。

鉢底穴から根がはみ出している場合は根も剪定する

鉢植えでワイヤープランツを育てている場合は、剪定とともに鉢底もチェックしておきましょう。ワイヤープランツの根が鉢底穴からはみ出している時はツルとあわせて根も剪定するようにしましょう。そのままにしていると根詰まりを起こして根腐れの原因となり、枯れてしまう可能性もあります。植木鉢から引き抜いて、新しい土に植え替えしてあげるとさらに健康に育ってくれますよ。

ワイヤープランツを剪定した後のケアの仕方

上手に剪定を行えたところで、ワイヤープランツを剪定した後のケアの仕方についてご紹介します。剪定を行った後の株にはストレスが掛かっていますので、しばらくの間は手をかけてケアをしてあげましょう。

日当たりの良い場所に置く

ワイヤープランツは日光を好む植物ですので、剪定をした後は日当たりの良い場所に置きましょう。ただし、気温の高い日や夏場は高温多湿によって弱ってしまいますので半日かげの場所に移動します。また、西日にも弱いので地植えにするときは西側を避けるようにしましょう。

夏や秋に新芽が出たらできるだけ直射日光の当たらない明るい場所に置く

ワイヤープランツは春から秋にかけてが生育期ですので、夏になると新芽を出してくれます。夏や秋に新芽が出たら、保護するためにも直射日光には当てず管理しましょう。植木鉢であればカーテン越しの光が当たるような明るい場所が良いですね。地植えの場合は、必要があればネットなどで遮光してあげるようにしましょう。

水をたっぷり与える

ワイヤープランツは水切れに弱い植物ですので、水をたっぷりと与えて育ててあげましょう。水切れは剪定後のワイヤープランツに負担がかかってしまうので、暑い時期は朝と夕方に土の乾き具合をチェックして水を与えるようにします。

冬に葉が落ちたら水やりをとめる

春から秋にかけてはたっぷりの水やりが目安ですが、冬に葉が落ちたら水やりをとめるのが大きなポイントです。冬まで過剰な水やりを続けてしまうと土中の水分が過剰で根腐れを引き起こしてしまう可能性があります。冬場の水やりは土がしっかりと乾いてから、数日空けて行うようにしましょう。

ワイヤープランツを枯らさないための育て方

この項目では、ワイヤープランツを枯らさないための育て方をご紹介します。ワイヤープランツは高温多湿には弱いものの、耐寒性があり寒さに強い丈夫な植物です。手入れの必要も少なく増えすぎて困ってしまうという方もいるくらいなので、基本的な育て方のポイントもそれほど多くはありません。

水やりは土が乾燥したらたっぷりあげる

ワイヤープランツはたっぷりの水分を好む植物ですので、水やりは土が乾燥したらすぐにあげるようにしましょう。土の表面を触って乾いているようでしたら、鉢底から水が出るくらいたっぷりと与えます。水やりは一か所だけに集中して与えずに、まんべんなくぐるっと株の周りを湿らせるようにしましょう。水が足りないと葉の色が悪くなってしまいますので注意が必要ですが、冬場は水やりの頻度を控えてメリハリのある管理を心がけます。

春と夏は葉水をして葉を乾燥させない

ワイヤープランツの丸く可愛らしい葉っぱは乾燥しやすいので、春と夏は霧吹きで葉水をして葉を乾燥させないようにしましょう。室内で育てている場合はエアコンの風などで乾燥しやすいので直接、風が当たらないように置き場所を選んであげましょうね。また、ワイヤープランツはハダニなどの害虫が発生しやすいと言われていますので葉水で洗い流すことでハダニの対策にもなるはずです。

より大きく育てるなら5~10月の間は肥料を与える

ワイヤープランツをより大きく育てたい時は、春から秋にかけて肥料を与えるのがおすすめです。この期間の中でも、温度が高くなる真夏は肥料の栄養分が強すぎて弱ってしまうことがあるので肥料は控えるようにしましょう。春と秋に与える肥料は緩効性の置き肥か、即効性の液肥を選ぶと良いですよ。冬場は基本的には肥料は与えません。

ワイヤープランツを増やす方法

ワイヤープランツは様々な方法で増やすことができます。植物の中でも比較的に増やしやすい部類ですので、初めての方も以下で紹介する方法で試してみてはいかがでしょうか。

初心者でも簡単な切り分けた枝を庭などに植え替えれる「挿し木」

「挿し木」は最も簡単で初心者でも行うことができる増やし方です。剪定などで余分に切り落とした枝を庭や鉢植えの土に挿して増やす方法が挿し木ですが、ワイヤープランツのツルは細いので10本程度を輪ゴムでまとめて用土に挿しましょう。 挿し木のポイントは、栄養分のない用土を用いることです。挿し木専用土や赤玉土とバーミキュライトを混ぜた用土が適しています。挿し木の切り口に発根促進剤を塗布したり、挿し穂の下葉を落とすと発根率が上がりますよ。挿し木した後は土を乾かさないように注意しながら半日陰の場所で育ててあげましょう。

そのままでも観葉植物としてオシャレで室内でも飾れる「水挿し」

「水挿し」はそのまま室内に飾っていてもおしゃれで、簡単に試してみれるのが大きなメリットです。透明な花瓶などにカットした枝を挿して発根を待ちましょう。切り口に発根促進剤を塗布するとその後の成長が早くなります。水の中に入ってしまう葉は傷みやカビの原因になるので、水挿しをする前にカットしておきましょう。容器の水を欠かさずに換えることが水挿しの成功率を上げるポイントです。

ハンギングやすぐに飾りたい時に最適な「株分け」

「株分け」はしっかりとした苗を分ける方法なので、根付きが良く枯れにくいのが特徴の増やし方です。すぐに飾りたい時や、ハンギングで吊るしたいときは植え替えと同時にできる株分けがおすすめです。株分けを行う時のポイントは清潔なハサミを用いることと、株分けした後は半日かげの場所で管理するとともに肥料は与えないこと、生育期の春に作業を行うことです。1か月ほどで根付きますので、肥料を与え始めましょう。

増えすぎないように注意する

ワイヤープランツは非常に増えやすい植物です。植木鉢で育てている場合は増えすぎてもすぐに対処できるのですが、地植えの場合は広がり過ぎて他の植物を圧倒してしまうことも。理想のお庭をイメージしながら、ワイヤープランツを増やし過ぎない管理が重要になってきます。

ワイヤープランツが増えすぎてしまった時の対処法

ワイヤープランツの増やし方をご紹介したところで、逆に増えすぎてしまったワイヤープランツをどう対処したら良いのかをご紹介します。グランドカバーとしてお庭や花壇に地植えすることも多いワイヤープランツですが、増えすぎて困っているという方も実は多いのではないでしょうか。増えすぎたワイヤープランツは風通しが悪くなり、生育にも影響が出てしまいますので対処が必要なのです。

強い繁殖力で地植えでは増えすぎることがよくある

ワイヤープランツは生育力が旺盛で繁殖力が高いので、根をいっぱいに伸ばせる地植えでは増えすぎることが良くあります。他の植物を駆逐してしまうこともあるので、ワイヤープランツは適度な管理が必要なのです。

地道に引っこ抜いて処分する

増やし過ぎてしまったワイヤープランツの対処方法は、地道に引っこ抜いて処分するのが一番だと言われています。少し可哀想にも思えますが、適切な量に調整しないと逆に日当たりや水分が限られてしまいワイヤープランツの生育自体にも良くないのです。ワイヤープランツの生える範囲を確認しながら理想の面積になるように、引っこ抜いていきましょう。

除草剤を使って枯らす

一部だけではなく、ほとんどのワイヤープランツをどうにかしたいという方は思い切って除草剤を用いて枯らしてしまうこともできます。地上部だけを枯らすことのできる除草剤もありますので、庭や花壇をガラッと変えたいという方は大部分のワイヤープランツを除草剤で枯らして模様替えしてみるのも良いですね。

【まとめ】ワイヤープランツの失敗しない剪定方法を紹介!剪定後のケア方法まで

いかがだったでしょうか。 ワイヤープランツは、ハンギングにしてもグランドカバーとして地植えにしても存在感を発揮してくれる有用な観葉植物です。ツルが伸びやすく丈夫なので仕立て方によって様々な形にアレンジできるのも魅力のひとつなのではないでしょうか。春の時期に剪定を行えばより元気に旺盛に成長してくれますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • ワイヤープランツの剪定の目的は伸びすぎたツルをそろえて樹形を整えることや成長促進
  • ワイヤープランツを剪定する適切な時期は春の生育期
  • ワイヤープランツの剪定に必要なものは清潔なハサミや新しい鉢
  • 剪定するべきワイヤープランツのツルは変色した葉をつけているものや木質化しているものを選ぶ
  • ワイヤープランツを剪定した後のケアは水切れを起こさないことや日当たりの良い場所で管理すること
  • ワイヤープランツの枯らさないためには葉水や適切な時期に肥料を与えることが需要
  • ワイヤープランツを増やす方法は「挿し木」「株分け」「水挿し」がある
  • 増えてしまったワイヤープランツは地道に引っこ抜いて処分したり除草剤を用いる
ワイヤープランツの可愛らしい丸い葉っぱは、寄せ植えハンギングにも最適で様々にアレンジが可能です。剪定の初心者でも取り掛かりやすいのがワイヤープランツの大きな魅力ですので、ぜひお気に入りの形に樹形を整えてみてはいかがでしょうか。 最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。