花言葉

ツツジの花言葉とは?花言葉の由来から贈られるシーンまで紹介!

皆さんはツツジというお花をご存知でしょうか。漏斗型の形の花を咲かせ、鮮やかなピンク色が特徴的なツツジですが、せっかくお世話になった人に贈るならどのような花言葉をもっているのか、どのようなシーンに送るのが適しているのかを知っておきたいですよね。
この記事では、

  • そもそも花言葉とは?
  • ツツジの花言葉
  • ツツジの色別の花言葉
  • ツツジの花言葉の由来
  • ツツジはどんな花を咲かせるの?
  • ツツジを送るのに適したシーン

について紹介していきます。
この記事を読めば、ツツジのことをあまり知らない人から大切な人にお花を送ろうと考えている人もツツジについて詳しく知ることができます。ぜひ最後までご覧ください。

そもそも花言葉とは?

花言葉は、花に込められた意味やメッセージを言葉で表現したものです。歴史的背景や文化、風土によって、同じ花でも異なる花言葉が存在することもあります。花言葉はヨーロッパの宮廷文化を起源とし、19世紀のヴィクトリア時代にイギリスで流行しました。

花言葉を知ることで、花の持つ深い意味や背景を理解することができ、花を贈る際のメッセージとしても活用されています。また、花言葉を使うことで、贈る相手への気持ちをより具体的に伝えることができるのです。

ツツジの花言葉

ツツジは、その華やかな姿から多くの花言葉が存在します。ツツジの名前自体は、古くから日本に伝わるもので、古典文学にもその名を見ることができます。

【慎み】

ツツジの花は、群生して咲く姿は華やかですが、どこかおしとやかな印象を持っています。このため、「慎み」という花言葉がぴったりと合います。慎み深さは、自分を抑えること、控えめに振る舞うことを意味し、ツツジの花が持つ品の良さを表しています。

【節度】

ツツジの花は、その美しさとは裏腹に、節度を保ちながら咲き誇る姿が印象的です。「節度」とは、行動や言動において適切な範囲や限度を守ることを意味します。

【節制】

ツツジの花は、その美しさを節制しながら、長い期間にわたって咲き続けることから、この花言葉がつけられました。節制とは、欲望や感情を適切にコントロールすることを指します。

【自制心】

ツツジの花は、その美しさを自制しながら、長い期間にわたって咲き続けることから、この花言葉がつけられました。自制心は、自分の欲望や感情を抑える力を意味します。

【努力】

ツツジは、厳しい環境でも美しく咲き誇ることから、「努力」という花言葉がつけられました。ツツジは、さまざまな環境で生き抜くための努力を惜しまないことを示しています。

【訓練】

ツツジの花は、その成長過程で多くの訓練を経て、美しく咲き誇る姿となります。訓練とは、一定の目的を達成するための繰り返しの練習や鍛錬を意味します。

ツツジの色別の花言葉

ツツジの花言葉は、その色によっても異なる意味を持っています。色は、感情や気持ちを直接的に表現する手段として、古くから人々に利用されてきました。

白色の花言葉:「初恋」

白いツツジの花言葉は、「初恋」。純粋無垢や清らかさのイメージが込められています。白は純潔や無垢を象徴する色として、多くの文化で特別視されています。

ピンク色の花言葉:「愛の喜び」

ピンクのツツジの花言葉は、「愛の喜び」。愛する喜びに満ち溢れた気持ちが伝わってきます。ピンクは、愛や優しさを象徴する色として広く知られています。

赤色の花言葉:「燃え上がる想い」「恋の喜び」

赤色のツツジの花言葉は、「燃え上がる想い」「恋の喜び」。情熱的なイメージが込められています。赤は、情熱や活力を象徴する色として、多くの文化で重要視されています。

紫色の花言葉:「美しい人」

紫色のツツジの花言葉は、「美しい人」。紫は気品や上品さを感じさせる色で、この花言葉がつけられました。紫は、神聖や神秘的な意味合いを持つ色として、古くから特別視されてきました。

ツツジの花言葉の由来

ツツジの花言葉の由来は、その美しさや特徴、歴史的背景などから生まれています。例えば、「慎み」や「節度」といった花言葉は、ツツジのおしとやかな印象から来ています。また、ツツジが古くから日本の風土に根付いていることも、花言葉の由来として考えられます。

ツツジはどんな花を咲かせるの?

ツツジは、日本や中国など東アジアを原産とするツツジ科の植物です。花は、冠が5つに裂けた形で、街でよく見られるのは株状ですが、背丈を伸ばし、小高木になるものもあります。ツツジの花は、その鮮やかな色合いや形状から、多くの人々を魅了してきました。

ツツジの開花時期

ツツジは、桜の開花が終わった4〜5月ごろに鮮やかに咲き誇る姿が印象的です。この時期は、多くの公園や庭園でツツジの花が楽しめるため、多くの人々がツツジの花を楽しみにしています。

ツツジの誕生花

ツツジは、多くの場合、4月や5月の誕生花とされています。この時期に生まれた人には、ツツジの花言葉に込められた意味がぴったりと合うかもしれません。ツツジの花言葉は、その人の性格や特徴を表しているとも言われています。

ツツジが贈られるシーン

ツツジの花言葉を考えると、以下のようなシーンで贈られることが考えられます。

初恋を感じるシーン

白いツツジの花言葉「初恋」を考えると、初めての恋を感じるシーンでのプレゼントにぴったりです。初恋のような純粋な気持ちを伝えるのに最適な花です。

愛を感じる瞬間

ピンクのツツジの花言葉「愛の喜び」を考えると、愛を感じる瞬間や記念日などに贈るのが良いでしょう。愛の喜びを共有するための特別な花として、多くの人々に選ばれています

情熱的なシーン

赤色のツツジの花言葉「燃え上がる想い」「恋の喜び」を考えると、情熱的なシーンや告白の際に贈るのが良いでしょう。情熱的な気持ちを伝えるのに最適な花です。

ツツジの基本についても知っておこう

ツツジの基本について、ぜひ知っておきたいポイントをご紹介します。ツツジは美しい花と豊かな色彩で私たちを魅了する存在ですが、その特徴などについても理解しておくことは大切です。以下で詳しく見ていきましょう。

ツツジの基本情報

ツツジの基本について、以下の表で紹介します。

植物名ツツジ
科名・属名ツツジ科・ツツジ属
学名Rhododendron
原産地東アジア
開花時期4、5月

ツツジの特徴

ツツジ(躑躅)は、ツツジ科ツツジ属に属する植物です。鮮やかなピンク色の花が印象的で、桜(ソメイヨシノ)の花が散り始める頃から初夏にかけて美しい花を咲かせます。この特徴的な花を持つツツジは、刈り込みができる性質を持ち、生垣や低木の街路樹の下にもよく植栽されます。

ツツジ(躑躅)は、落葉性の樹木(高木・低木)であり、アジアを中心に広く分布しています。特にネパールでは国花とされています。日本でも古くから栽培され、子供の頃に花片の下から蜜を吸った経験を持つ人も多いことでしょう。ただし、一部のツツジには毒が含まれており、注意が必要です。

「ツツジ」という花名は、花が筒状になっていることから由来しています。他にも、花が次々に連なって咲く姿から「続き」を意味する言葉が語源とされることもあります。花名の背後にはさまざまな意味が込められています。

ツツジの種類

ツツジ(躑躅)の仲間には、ツツジ自体の他にも、花が似ているとされるサツキやシャクナゲ、アザレアなどが含まれています。

ツツジ(躑躅)

「ツツジ」は、ツツジ属に属する主に落葉性または半落葉性の植物たちの総称です。サツキやシャクナゲ、アザレアもツツジの仲間に含まれます。ツツジは、葉や花が比較的大きく、花は通常4月になると咲き始めます。

シャクナゲ(石楠花)

シャクナゲは常緑で、葉には輝きがあり、枝先に多くの花が集まって咲きます。その花はピンク、白、黄色など、派手でかつ大きな特徴を持っています。

アザレア(西洋ツツジ)

アザレアは19世紀に台湾などからベルギーにもたらされ、園芸品種として進化し、その後日本に導入されました。日本原産のツツジと比べると、アザレアはより多彩な色合いや八重咲きなどを持ち、花の姿も華やかさを備えています。

サツキ(皐月)

ツツジ類の中では、多くの種類が柔らかな葉を持つ中、サツキは小さくて硬い葉が特徴です。サツキは日本原産であり、古くから庭木や盆栽として用いられてきました。ツツジの花が散る旧暦の皐月(5月)頃に花を咲かせることからその名前が付けられました。

ツツジの花言葉とは?花言葉の由来から贈られるシーンまで紹介!のまとめ

ツツジは、その美しい姿や花言葉から多くのシーンで贈られる花となっています。花言葉を知ることで、さらに深い意味を持つプレゼントとして活用することができます。

この記事では

  • ツツジの花言葉には「慎み」「節度」「節制」などがあります。
  • 色によっても異なる花言葉が存在し、それぞれの色が持つ意味を楽しむことができます。
  • ツツジは4〜5月に開花し、この時期の誕生花としても知られています。
  • 花言葉を活用して、さまざまなシーンでツツジを贈ることができます。

について紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

記事執筆者長岡 孝樹」

この記事の執筆者長岡 孝樹
NFDフラワーデザイナー

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。