ガジュマル PR

【徹底解説】ガジュマルの葉が落ちる原因と復活方法を解説

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

観葉植物として育てやすいガジュマルという植物を知っていますか?ガジュマルは大変丈夫で育てやすく、植物を育てたことがない人にもおすすめの観葉植物です。しかし、そんなガジュマルも時々パラパラと葉が落ちることがあります。

今回は、

  • ガジュマルの落葉の種類。
  • ガジュマルの葉が落ちる原因。
  • ガジュマルの復活方法。

について解説します。

ガジュマルの葉が落ちることにお悩みの方はこの記事が大変役に立つことでしょう。是非最後までご覧くださいね。

目次
  1. ガジュマルは生命力がとても強い!
    1. ガジュマルの寿命は【約100年】
    2. 沖縄では樹齢150年のガジュマルも発見されている
    3. 葉が落ちても寿命ではない。原因と対策を考えることが重要
  2. ガジュマルの葉が落ちる原因は、落葉の状態を見ればわかる
    1. 葉がシナシナになっている
    2. 葉がパリッとしている
    3. 葉に白い斑点がある
    4. 葉に黒い斑点がある
    5. 葉が黒・茶色になっている
    6. 葉が黄色くなっている
  3. 葉っぱの状態を見て、考えられる原因
    1. ガジュマルから落ちた葉がシナシナの時
    2. ガジュマルから落ちた葉がパリッしている時
    3. ガジュマルから落ちた葉に白い斑点がある時
    4. ガジュマルから落ちた葉に黒い斑点がある時
    5. ガジュマルから落ちた葉が黄色い時
    6. ※ガジュマルから落ちた葉に特に異変がない時
  4. ガジュマルの復活方法を紹介
    1. ガジュマルから落ちた葉がシナシナの時の復活方法
    2. ガジュマルから落ちた葉がパリッしている時の復活方法
    3. ガジュマルから落ちた葉に白い斑点がある時の復活方法
    4. ガジュマルから落ちた葉に黒い斑点がある時の復活方法
    5. ガジュマルから落ちた葉が黄色い時の復活方法
  5. ガジュマルが枯れることを防ぐ予防策
    1. 季節ごとに水やりの量を変える
    2. 冬は寒いので、室内に移動させる
  6. Q&A
    1. Q,ガジュマルの葉が落ちる時期はいつですか?
    2. Q,ガジュマルの葉がポロポロ落ちます。新芽でも落ちてしまいます。原因はなんですか?
    3. Q,ガジュマルの木の部分にコケのようで、若干白くなっています。これは何か病気ですか?
  7. 【徹底解説】ガジュマルの葉が落ちる?原因と復活方法を解説のまとめ

ガジュマルは生命力がとても強い!

まず、ガジュマルとはどのような植物なのでしょうか?ライフスタイルや寿命を見て行きましょう。

ガジュマルの寿命は【約100年】

ガジュマルの寿命は約100年といわれており、大変長生きする植物です。また、常緑の植物であるため冬になっても基本的に葉が落ちることがない植物です。ガジュマルの頻繁な落葉は生理的なものではないと言えるでしょう。

沖縄では樹齢150年のガジュマルも発見されている

沖縄県では樹齢が150年のガジュマルも確認されています。現地ではかなり高い背丈になり、幹もどっしりとしたガジュマルが生息しています。大変生命力の高い植物で、縁起がいい植物ともされています。

葉が落ちても寿命ではない。原因と対策を考えることが重要

このことから葉が落ちるのは自然な現象ではなく、ガジュマルが出している危険信号であると言えるでしょう。植物の葉が落ちる原因はいくつか考えられますが、今回はガジュマルによくみられる原因と、その対策について解説していきます。

ガジュマルの葉が落ちる原因は、落葉の状態を見ればわかる

ガジュマルの葉が落ちたときはじめに確認するのは落ちた葉です。その落ちた葉がどのような状態であるのかを見ることで原因を知ることができます。

葉がシナシナになっている

葉物野菜を長く放置したような葉が落ちる場合があります。水分を含んだような、湿り気があり、落ちた葉以外にも落ちていない葉も垂れ下がっていることがあります。

葉がパリッとしている

カラカラと音を立てるような、固い葉が落ちていることもあります。落ち葉をイメージすると分かりやすいでしょう。パラパラとした葉は乾燥が原因である可能性が高いです。

葉に白い斑点がある

斑入りでないガジュマルである場合でも葉に白い斑点がついている場合があります。これは害虫によるものである可能性が高いです。また、葉がべたべたとすることもあります。

葉に黒い斑点がある

葉に黒い斑点がある場合は病気にかかっている可能性があります。カビが原因となる黒星病は風通しの悪い場所で発生しがちです。

葉が黒・茶色になっている

葉が黒や茶色になっていることもあります。この場合は斑点とは限らずシミのような形になることがあります。全体的に黒や茶色いシミが広がります。

葉が黄色くなっている

葉に黄色いシミや斑点ができることもあります。落ちた葉以外にもついている葉が全体的に黄色っぽくなってしまうこともあります。

葉っぱの状態を見て、考えられる原因

葉の様子を確認することで、なぜ葉が落ちるのかを予想することができます。先ほど紹介した葉の変化別に原因を紹介していきます。

ガジュマルから落ちた葉がシナシナの時

しなびた野菜のような葉が落ちるときには二つの理由が考えられます。行っていた管理方法と照らし合わせて原因を探ってみましょう。

根腐れしている可能性

葉がシナシナになっている場合、根腐れが考えられます。ガジュマルは日光を好む植物です。そのため暗い場所では元気に育てることができません。レースカーテン越しの日差しが入るような環境が適しています。日当たりを意識して飾ることが大切です。

日照不足になっている可能性

また、ガジュマルの土が何日も湿っている場合は根腐れしている場合があります。根腐れは土がずっと湿っていると起きるため風通しの良い場所に飾る他、土が乾燥してから水を与えることを徹底しましょう。

ガジュマルから落ちた葉がパリッしている時

水分を含まないような葉が落ちるときには水が不足している、あるいは水が吸収できていない可能性があります。

水枯れを起こしている可能性

葉がパリッとしている場合は水切れが原因である可能性が高いです。土に触れてみて乾燥しているようでしたら水を鉢底から流れ出すまで与えましょう。また、エアコンなどの乾燥した風が直接当たる場所に飾っていても同じような症状が現れるため、必ずエアコンなどの風に当たらない場所に飾りましょう。

根詰まりをしている可能性

水を正しく与えているにも関わらず葉が落ちる場合には根詰まりが考えられます。根がぎゅうぎゅうになることで水を吸収できなくなり結果として水切れを起こしている可能性があります。購入してから長い間植え替えをしていないと特に起こりやすいため適期であれば植え替えを行いましょう。

ガジュマルから落ちた葉に白い斑点がある時

白い斑点が付いた葉が落ちるのは主に害虫の発生による樹液の吸収跡か害虫そのものである可能性があります。

ハダニが発生している可能性

葉に白い斑点がある場合はハダニやカイガラムシが発生している可能性が高いです。ハダニである場合葉に細かい斑点が現れます。これはハダニが葉の樹液を吸った跡で、樹液を吸われてしまうためガジュマルの成長を阻害します。

カイガラムシが発生している可能性

また、カイガラムシは肉眼で確認することができる害虫です。大きめの斑点が葉についている場合はそれがカイガラムシです。成虫の場合は歯ブラシなどで剥ぎ取りましょう。

ガジュマルから落ちた葉に黒い斑点がある時

黒い斑点やシミのような模様がある場合は病気や葉焼けの可能性があります。どちらも置き場所が原因で起こりやすいため飾っている場所を確認してみましょう。

葉焼けしている可能性

葉が黒や茶色になっている場合は葉焼けである可能性があります。ガジュマルは日光を好む生き物で、日当たりの良いところに飾ることが求められます。しかし、夏の直射日光はガジュマルにとって強すぎるため日焼けのような症状を引き起こすことがあります。また、日陰に飾っていたガジュマルをいきなり明るいところに飾ると適応できずに葉焼けすることがあります。

黒星病にかかっている可能性

葉に黒い斑点がある場合、黒星病に罹っている可能性があります。窓際に置いていない場合は黒星病という病気になっている可能性があります。黒星病はカビの一種で、風通しの悪いところで発生しやすい病気です。病気の症状が現れている葉を取り除くように剪定しましょう。

ガジュマルから落ちた葉が黄色い時

黄色い色をしたガジュマルの葉が落ちるときには二つの原因が考えられます。置き場所や気温に関係するものと管理が関係するものがあります。

気温が寒すぎる

ガジュマルは熱帯~亜熱帯を原産とする植物であるため寒さに弱いです。特に冬はガジュマルにとって厳しい環境であることから葉の色が黄色くなって葉を落とすことがあります。その際には温かい場所に飾ると良いでしょう。

肥料のやりすぎ

反対に冬以外の春や夏の成長期に葉が黄色くなる場合は肥料の与えすぎが原因として挙げられます。肥料は与えすぎると根を傷めてしまう他、害虫の発生を促進することもあるため適量を適期に与えることが重要です。

※ガジュマルから落ちた葉に特に異変がない時

落葉しているにもかかわらず特に上記のような変化がない場合、ガジュマルが自主的に葉を落としていることがあります。特に植え替え後などにはこのような現象が起こりやすく、水分の吸収量と蒸散量を調節しています。

ガジュマルの復活方法を紹介

葉が落ちるガジュマルを復活させることはできるのでしょうか?ご安心ください。ガジュマルは大変生命力の強い植物であるため上手に管理することで復活する場合があります。

ガジュマルから落ちた葉がシナシナの時の復活方法

シナシナとした葉が落ちる場合には二つの原因が考えられます。原因によってとるべき対策が変わるため自身のガジュマルの状態にあった管理を行いましょう。

根腐れしている時

根腐れしている時は、まずは水を与えるのを控えてください。そして、時期が植え替えの適期である場合で、かつ早期に発見できた場合には植え替えを行いましょう。黒くなって腐っている根を取り除き、植え替えを行ってください。

また、冬など植え替えに適さない時期であったり幹にまで腐敗が進行している時には植え替えをしても回復が見込めないため挿し木を行いましょう。元気で芯のある枝を切り取り、枝を瓶などに生け温かい部屋に置いておきましょう。発根が確認出来たら植え替えの適期に土に植えましょう。

日照不足になっている時

日照不足の場合、日当たりの良い場所に飾ることが大切です。しかし、いきなり明るいところに飾ってしまうと今度は葉焼けを起こしてしまうことがあるためゆっくりと慣らしていく必要があります。はじめは少し明るい室内、二週間程度たってからレース越しの柔らかい光が当たる場所に飾るようにしましょう。

ガジュマルから落ちた葉がパリッしている時の復活方法

パリッとした葉が落ちている時の復活方法を紹介します。どちらも水分が足りていないことが原因となります。

水切れを起こしている時

水切れを起こしている場合、まずは水を与えましょう。この時鉢底から水があふれるまでたっぷりと与えることが重要です。また、かなり乾燥がひどい場合にはバケツに水を張って底面吸水を行いましょう。また、葉に霧吹きなどで水をかける葉水も効果的です。

根詰まりをしている時

鉢底から根が見える場合や、水が土になかなか吸収されないは根詰まりを起こしています。植え替えの適期である場合は早急に植え替えを行ってください

ガジュマルから落ちた葉に白い斑点がある時の復活方法

落ちた葉に白い斑点がある場合には害虫の被害であることが多いです。

ハダニが発生している時

まずは乾燥を防ぎましょう。葉に霧吹きで水をかける葉水や湿らせた布で葉を優しく吹いてあげましょう。またハダニに効果がある農薬のほか、牛乳を水で1:1で薄めたものを振りかけると良いでしょう。

大量発生するのは高温乾燥環境になりやすい夏です。日ごろから葉水を行うことがハダニ対策には効果的です。エアコンなどの風も乾燥をもたらすため風が直接当たるところに飾らないようにしましょう。

カイガラムシが発生している時

カイガラムシが発生している場合、カイガラムシが卵、成虫なのか幼虫なのかで対策が変化します。

早期に発見し、幼虫状態である場合にはカイガラムシに効果のある農薬を撒きましょう

一方卵や成虫には農薬の効果が望めません。したがってカイガラムシがついている部分を切り取ったり、歯ブラシなどで剥ぎ取る必要があります。この時、乱暴に剥ぎ取ってしまうとガジュマルの葉を傷める原因になるため優しく落としてあげてくださいね。

ガジュマルから落ちた葉に黒い斑点がある時の復活方法

黒い斑点がある時には二種類の原因が考えられ、それぞれ対処方法も異なります。ガジュマルの葉をよく見て適切に対処しましょう。

葉焼けしている時

窓辺や屋外など、直射日光が直接当たる場所に飾っている場合や夏によく起こります。確認したらすぐに置き場所を変えて柔らかいレースカーテン越しの光が入る場所に飾りましょう。葉焼けした部分は元に戻らないため取り除き体力を使わせないようにしましょう。

黒星病にかかっている時

一方黒星病は風通しの悪いじめじめした場所で発生しやすい病気です。カビが原因であるため土が汚染されている可能性が高いです。植え替えの適期である場合には植え替えを行いましょう。また、落ちた葉は放置せず処分してください。風通しの良い場所に飾ることで予防できます。

ガジュマルから落ちた葉が黄色い時の復活方法

黄色い葉が落ちる原因も二種類あります。それぞれ起こりやすい季節が異なるため下人の特定は容易でしょう。

気温が寒すぎる時

冬の場合は置き場所の気温が寒すぎるといった理由であることがほとんどです。廊下や玄関は暖房器具がなくガジュマルにとっては厳しい環境です。そのほか窓際は夜間になると冷え込むため寝る前に窓から離したところに置くようにしましょう。

肥料のやりすぎの時

一方肥料が原因の場合は成長期の春から夏に起こりやすいです。成長期の時期に肥料を与えることは元気にガジュマルを育てる時に大切です。しかし、あまりに高濃度の液肥や、頻繁に肥料を与えているとガジュマルは肥料焼けを起こし弱ってしまいます。基本的にガジュマルは肥料がなくて枯れることは少ないため、肥料を与えている場合は控えてみましょう。

ガジュマルが枯れることを防ぐ予防策

ガジュマルが枯れることを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。枯れないように、上手にガジュマルを育てる方法を解説します。

季節ごとに水やりの量を変える

水やりは植物を育てるために覚えなければいけない管理です。コツをつかむことで上手に水やりを行えるようになります。

春・秋

春と秋はガジュマルにとって快適な季節です。そのため土に触れて乾燥したのを確認してから水を鉢底から流れるまで与えましょう。1回に与える水の量はたっぷりと与えるのがポイントです。その際受け皿に水が溜まっていると根腐れの原因となるため必ず捨てるようにしてください。

水やりの方法は春と変わりませんが、乾燥が早くなります。そのため水切れを起こさないようにこまめに土が乾燥していないかを確認しましょう。また、ハダニが発生しやすい季節です。葉水を行うことで予防ができるので水やりのついでに行うと良いでしょう。

冬はガジュマルの成長期ではないため水の吸収量が少なくなります。また、水が多いと寒さに弱くなるため水やりは控えめにしましょう。土が乾いてから2日~3日経過した後に与える程度で十分です。1回に与える水の量は鉢底から流れるまで与えてください。

冬は寒いので、室内に移動させる

屋外でガジュマルを育てている場合、冬になったら室内に取り込むのを忘れないようにしてください。特に霜は0℃にならなくても降りできます。天気予報の霜注意報なども確認すると良いでしょう。

Q&A

ガジュマルの葉が落ちる原因や、よくある質問に答えていきます。疑問点がある場合にはぜひ参考にしてみてくださいね。

Q,ガジュマルの葉が落ちる時期はいつですか?

ガジュマルは常緑広葉樹であるため葉が落ちる時期はありません。

クヌギなど秋から冬にかけて葉を落とすというライフサイクルを持たないガジュマルに葉が落ちる時期はありません。しかし、葉が古くなっていたり環境が変わった時には葉を自主的に落とす場合があります。この時の葉は異変が見られないため安心してガジュマルが環境に適応するのを待ってくださいね。

 

Q,ガジュマルの葉がポロポロ落ちます。新芽でも落ちてしまいます。原因はなんですか?

様々な原因が考えられるため落ちた葉を確認してください。

ガジュマルが葉を落とす原因として一番多いのは根腐れか水切れです。特に初心者の方は水やりの感覚がつかめずに水を与えすぎてしまうことがあるため根腐れの可能性があります。先ほど解説したように適期であれば植え替えを、幹が軟らかくなるほど進行している場合は挿し木を行ってください。

新芽も落ちる場合は重傷となっている場合があるため速やかな対策が必要となります。

Q,ガジュマルの木の部分にコケのようで、若干白くなっています。これは何か病気ですか?

幹に発生している場合は病気ではありません。

もともとガジュマルの幹は白っぽいほか、土や肥料の成分がそのまま残って白い跡がつくことがあります。害虫である場合は葉に症状が現れることが多いです。ただし根本付近にふわふわとしたものが付着している場合にはカビであるため水やりの頻度や置き場所を見直してください

【徹底解説】ガジュマルの葉が落ちる?原因と復活方法を解説のまとめ

今回はガジュマルが葉を落とす原因について解説しました。

この記事のポイントは

  • ガジュマルの葉が落ちる原因はいくつか考えられる。
  • その原因を特定するには葉の様子を観察する。
  • 予防や対処も原因によって変化する。

です。

葉が落ちるのは一目でわかる異変です。そのために慌てて肥料などを与えてしまう人がいますが、まずは冷静になって管理方法や置き場所、そして葉に触れて観察することが大切です。特に冬はトラブルが起こりやすいため気を付けて管理してくださいね。

ガジュマルは生命力が強い植物です。丸坊主になっても新芽を伸ばして復活することも多いため諦めずに管理しましょう。

最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園にはガジュマル以外にも様々な観葉植物に関する記事が掲載されています。お困りのことがありましたら是非ほかの記事も読んでみてくださいね。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。